JPH06277305A - ペースメーカ - Google Patents
ペースメーカInfo
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- JPH06277305A JPH06277305A JP5228685A JP22868593A JPH06277305A JP H06277305 A JPH06277305 A JP H06277305A JP 5228685 A JP5228685 A JP 5228685A JP 22868593 A JP22868593 A JP 22868593A JP H06277305 A JPH06277305 A JP H06277305A
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- stimulation pulse
- ventricular
- pacemaker
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Links
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
- A61N1/00—Electrotherapy; Circuits therefor
- A61N1/18—Applying electric currents by contact electrodes
- A61N1/32—Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
- A61N1/36—Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
- A61N1/362—Heart stimulators
- A61N1/365—Heart stimulators controlled by a physiological parameter, e.g. heart potential
- A61N1/368—Heart stimulators controlled by a physiological parameter, e.g. heart potential comprising more than one electrode co-operating with different heart regions
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Electrotherapy Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 AVインターバル終了前に自発的心室反応が
検出されれば心室刺激パルスの送出を阻止する形式の、
心房と心室の両方を刺激するためのペースメーカにおい
て、逆行する心房反応により心房が心房刺激パルスに無
反応になることにより順次連続する心室刺激パルスが送
出される状況にペースメーカがロックされないようにす
る。 【構成】 心室刺激パルス送出後にAVインターバルを
短縮し、所定時間後、または所定数のパルス後、あるい
は短縮されたAVインターバル内で自発的心室反応が検
出されると、長い方のAVインターバルに再び戻され
る。
検出されれば心室刺激パルスの送出を阻止する形式の、
心房と心室の両方を刺激するためのペースメーカにおい
て、逆行する心房反応により心房が心房刺激パルスに無
反応になることにより順次連続する心室刺激パルスが送
出される状況にペースメーカがロックされないようにす
る。 【構成】 心室刺激パルス送出後にAVインターバルを
短縮し、所定時間後、または所定数のパルス後、あるい
は短縮されたAVインターバル内で自発的心室反応が検
出されると、長い方のAVインターバルに再び戻され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心房反応を刺激するた
めに心臓の一方の心房に配置された第1の電極リード線
と、心室反応を刺激し検知するために心臓の一方の心室
に配置された第2の電極リード線と、刺激パルスを発生
しそれぞれ前記第1および第2の電極リード線を介して
心房および心室へへ該刺激パルスを送出する刺激パルス
発生器と、刺激パルスの送出を制御し反応を検知する制
御装置とを有しており、該制御装置は、各心房刺激パル
スの送出後、第1の持続時間を有するAVインターバル
を開始させ、当該AVインターバル中に心室反応が検知
されなければ該インターバル終了後、心室刺激パルスが
送出される形式のペースメーカに関する。
めに心臓の一方の心房に配置された第1の電極リード線
と、心室反応を刺激し検知するために心臓の一方の心室
に配置された第2の電極リード線と、刺激パルスを発生
しそれぞれ前記第1および第2の電極リード線を介して
心房および心室へへ該刺激パルスを送出する刺激パルス
発生器と、刺激パルスの送出を制御し反応を検知する制
御装置とを有しており、該制御装置は、各心房刺激パル
スの送出後、第1の持続時間を有するAVインターバル
を開始させ、当該AVインターバル中に心室反応が検知
されなければ該インターバル終了後、心室刺激パルスが
送出される形式のペースメーカに関する。
【0002】
【従来の技術】この形式のペースメーカは、アメリカ合
衆国特許第4,312,355号明細書に開示されてお
り、このペースメーカは、刺激パルスを発生する刺激パ
ルス発生器、心臓の一方の心房に配置される第1の電
極、心臓の一方の心室に配置される第2の電極、ならび
に機器の種々の機能を制御する制御装置を有している。
心房反応を刺激するために、第1の電極を介して心房へ
刺激パルスを供給して、自発的な心房の反応を検出する
ことができる。同様に、第2の電極を介して心室反応を
刺激して検知することができる。このアメリカ合衆国の
明細書によるペースメーカは阻止機能を有している。つ
まり、(自発的または刺激による)心房反応後にAVイ
ンターバル内で心室反応が検出されたならば、心室刺激
パルスを送出しないようにする。同じことは心室反応に
対する心房反応についてもあてはまる。つまりAVイン
ターバル内で心房反応が検出されたならば、心房刺激パ
ルスを送出しないようにする。
衆国特許第4,312,355号明細書に開示されてお
り、このペースメーカは、刺激パルスを発生する刺激パ
ルス発生器、心臓の一方の心房に配置される第1の電
極、心臓の一方の心室に配置される第2の電極、ならび
に機器の種々の機能を制御する制御装置を有している。
心房反応を刺激するために、第1の電極を介して心房へ
刺激パルスを供給して、自発的な心房の反応を検出する
ことができる。同様に、第2の電極を介して心室反応を
刺激して検知することができる。このアメリカ合衆国の
明細書によるペースメーカは阻止機能を有している。つ
まり、(自発的または刺激による)心房反応後にAVイ
ンターバル内で心室反応が検出されたならば、心室刺激
パルスを送出しないようにする。同じことは心室反応に
対する心房反応についてもあてはまる。つまりAVイン
ターバル内で心房反応が検出されたならば、心房刺激パ
ルスを送出しないようにする。
【0003】基本的に、健康な心臓は以下のように動作
する。心房にはSA結節つまり洞結節が含まれている。
洞結節はそれ自身で、物理的な動きおよび健康状態のよ
うな要因に依存して変化し得る規則的なリズムで脱分極
可能である。洞結節の脱分極の結果、心房の脱分極が生
じて、心房が収縮し血液が心室内へ送り込まれる。脱分
極の脈動は複数の伝導系を介して、心房と心室の間の領
域に位置するAV結節つまり房室結節へ引き続き伝えら
れる。さらにこの脱分極のインパルスはAV結節を介し
て心室内の伝導系へ伝えられ、心室は収縮して血液を冠
状動脈系および大動脈系へそれぞれ送り出す。その後、
心房および心室は再分極して、SA結節からの次の脱分
極のインパルスを受け入れられるようになる。
する。心房にはSA結節つまり洞結節が含まれている。
洞結節はそれ自身で、物理的な動きおよび健康状態のよ
うな要因に依存して変化し得る規則的なリズムで脱分極
可能である。洞結節の脱分極の結果、心房の脱分極が生
じて、心房が収縮し血液が心室内へ送り込まれる。脱分
極の脈動は複数の伝導系を介して、心房と心室の間の領
域に位置するAV結節つまり房室結節へ引き続き伝えら
れる。さらにこの脱分極のインパルスはAV結節を介し
て心室内の伝導系へ伝えられ、心室は収縮して血液を冠
状動脈系および大動脈系へそれぞれ送り出す。その後、
心房および心室は再分極して、SA結節からの次の脱分
極のインパルスを受け入れられるようになる。
【0004】したがって、洞結節の全くまたはほとんど
動作しない患者の場合、いわゆる病的洞結節症候群の患
者の場合、ペースメーカによって心房を規則的に刺激し
なければならない。たとえAV結節が正常に機能して
も、ときには予防措置として2重心室ペースメーカが埋
め込まれることもある。この場合、心室の電極は、血管
迷走神経の反応によるAV遅延のような一時的な不調や
問題がAV結節において生じたときにだけ、刺激のため
に用いられる。
動作しない患者の場合、いわゆる病的洞結節症候群の患
者の場合、ペースメーカによって心房を規則的に刺激し
なければならない。たとえAV結節が正常に機能して
も、ときには予防措置として2重心室ペースメーカが埋
め込まれることもある。この場合、心室の電極は、血管
迷走神経の反応によるAV遅延のような一時的な不調や
問題がAV結節において生じたときにだけ、刺激のため
に用いられる。
【0005】生理学上、AV結節における伝導時間は1
20〜220msの範囲内にある。したがって、不必要
に心室を刺激しないようにする目的で、長いAVインタ
ーバルを用いて心室刺激に対する阻止機能をもたせるよ
うにペースメーカをプログラミングする必要がある。2
50msよりも大きいAVインターバルは例外的であ
る。
20〜220msの範囲内にある。したがって、不必要
に心室を刺激しないようにする目的で、長いAVインタ
ーバルを用いて心室刺激に対する阻止機能をもたせるよ
うにペースメーカをプログラミングする必要がある。2
50msよりも大きいAVインターバルは例外的であ
る。
【0006】長いAVインターバルであると、心室刺激
パルスが実際に送出されたときにはすでに心房が脱分極
されている可能性がある。したがって心室の刺激に続い
て、心房の後続の脱分極により逆行伝導が生じるおそれ
がある。次の心房刺激パルスが送出されとき、心房はお
そらく生物学的再分極時相にあり、したがって通常の刺
激パルスを受け入れることができない。このことから、
脱分極は生じないし、ないしは心室に対する伝導も行わ
れない。このためAVインターバルが終了した後、心室
は新たに刺激される。それゆえペースメーカは、各AV
インターバルの後に心室が連続的に刺激されるというル
ープ中に−このような刺激は患者にとって通常は不要で
あるにもかからわず−ロックされてしまうおそれがあ
る。患者にとっての不快感は別として、ペースメーカに
おけるバッテリの電力消費が高まり、ペースメーカの所
期の機能つまり心房だけを刺激する機能であれば維持で
きる場合よりも、バッテリは急速に放電する。
パルスが実際に送出されたときにはすでに心房が脱分極
されている可能性がある。したがって心室の刺激に続い
て、心房の後続の脱分極により逆行伝導が生じるおそれ
がある。次の心房刺激パルスが送出されとき、心房はお
そらく生物学的再分極時相にあり、したがって通常の刺
激パルスを受け入れることができない。このことから、
脱分極は生じないし、ないしは心室に対する伝導も行わ
れない。このためAVインターバルが終了した後、心室
は新たに刺激される。それゆえペースメーカは、各AV
インターバルの後に心室が連続的に刺激されるというル
ープ中に−このような刺激は患者にとって通常は不要で
あるにもかからわず−ロックされてしまうおそれがあ
る。患者にとっての不快感は別として、ペースメーカに
おけるバッテリの電力消費が高まり、ペースメーカの所
期の機能つまり心房だけを刺激する機能であれば維持で
きる場合よりも、バッテリは急速に放電する。
【0007】患者の動きのレベルに依存して周波数の変
化するペースメーカを有する患者の場合、逆行伝導時間
がたいして長く経過しないうちにこれらの問題が発生す
る。
化するペースメーカを有する患者の場合、逆行伝導時間
がたいして長く経過しないうちにこれらの問題が発生す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、請求項1の上位概念に記載のペースメーカにおい
て、通常のAV伝導における一時的な遅延により各AV
インターバルの終了後に心室が連続的に刺激される事態
が生じないようにすることにある。
題は、請求項1の上位概念に記載のペースメーカにおい
て、通常のAV伝導における一時的な遅延により各AV
インターバルの終了後に心室が連続的に刺激される事態
が生じないようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は、制御装置は、心室刺激パルスが送出されると、前記
AVインターバルの第1の持続時間を、該第1の持続時
間よりも短い第2の持続時間に置き換えることにより解
決される。
は、制御装置は、心室刺激パルスが送出されると、前記
AVインターバルの第1の持続時間を、該第1の持続時
間よりも短い第2の持続時間に置き換えることにより解
決される。
【0010】
【発明の利点】正常なAV伝導において遅延が発生し、
たとえば250msのAVインターバル終了後に心室が
刺激されると、次のパルスに対してAVインターバルが
たとえば150msに短縮される。心室の刺激およびそ
れに続く心房の脱分極に起因する逆行伝導によって、心
房がすでに再分極されていなければ、後続の心房刺激パ
ルスに対して心房の脱分極が生じないようになる。AV
インターバルが短縮された結果、250ms後ではなく
150ms後に次の心室刺激が生じる。ここにおいてや
はり逆行伝導が生じたとしても、次の心房刺激パルスが
送出される前に心房は再分極をいっそう行いやすくな
る。
たとえば250msのAVインターバル終了後に心室が
刺激されると、次のパルスに対してAVインターバルが
たとえば150msに短縮される。心室の刺激およびそ
れに続く心房の脱分極に起因する逆行伝導によって、心
房がすでに再分極されていなければ、後続の心房刺激パ
ルスに対して心房の脱分極が生じないようになる。AV
インターバルが短縮された結果、250ms後ではなく
150ms後に次の心室刺激が生じる。ここにおいてや
はり逆行伝導が生じたとしても、次の心房刺激パルスが
送出される前に心房は再分極をいっそう行いやすくな
る。
【0011】長い方のAVインターバルによる通常の阻
止機能に戻すために、本発明の別の有利な形態によるペ
ースメーカは次のように構成されている。すなわち、A
Vインターバルを第2の持続時間に切り換えた後、AV
インターバルのこの第2の持続時間中、心房刺激パルス
送出後に心室反応が検出されれば、制御装置は第2の持
続時間を第1の持続時間に置き換える。
止機能に戻すために、本発明の別の有利な形態によるペ
ースメーカは次のように構成されている。すなわち、A
Vインターバルを第2の持続時間に切り換えた後、AV
インターバルのこの第2の持続時間中、心房刺激パルス
送出後に心室反応が検出されれば、制御装置は第2の持
続時間を第1の持続時間に置き換える。
【0012】選択的に、このように戻す手順を制御装置
により行わせることができ、この場合、所定数のパルス
の後、制御装置はAVインターバルの第2の持続時間を
第1の持続時間に置き換える。
により行わせることができ、この場合、所定数のパルス
の後、制御装置はAVインターバルの第2の持続時間を
第1の持続時間に置き換える。
【0013】この制御装置によりさらに別の可能性も得
られ、この場合、制御装置は所定時間経過後、AVイン
ターバルを第1の持続時間にリセットする。
られ、この場合、制御装置は所定時間経過後、AVイン
ターバルを第1の持続時間にリセットする。
【0014】有利には、AVインターバルの第1の持続
時間は240〜260msであり、AVインターバルの
第2の持続時間は140〜190msである。
時間は240〜260msであり、AVインターバルの
第2の持続時間は140〜190msである。
【0015】次に、図面を参照して本発明によるペース
メーカの実施形態を詳細に説明する。
メーカの実施形態を詳細に説明する。
【0016】
【実施例の説明】図1に示された本発明によるペースメ
ーカ1は、刺激パルスを発生する刺激パルス発生器2を
有する。この刺激パルス発生器2は、第1の電極リード
線3および第1の電極チップ4を介して心臓5の一方の
心房へ刺激パルスを供給し、あるいは第2の電極リード
線6および第2の電極チップ7を介して心臓5の一方の
心室へ刺激パルスを供給する。制御装置8は刺激パルス
発生器2による刺激パルスの送出を制御する。さらにこ
の制御装置8は刺激パルスのエネルギー量と持続時間も
制御する。心室反応を検知する検出器9は、第2の電極
リード線6と接続されている。検知された反応に関する
情報は制御装置8へ伝送され、制御装置は各心房刺激パ
ルスの送出後にスタートするAVインターバルの終了
後、刺激パルスの送出を阻止する。制御装置8は、心室
における自発的な反応を検知するために検出器を作動さ
せる時間も決定する。テレメータユニット10を介し
て、医師により外部のプログラミングユニットから制御
装置8をプログラミングまたは再プログラミングするこ
とができる。
ーカ1は、刺激パルスを発生する刺激パルス発生器2を
有する。この刺激パルス発生器2は、第1の電極リード
線3および第1の電極チップ4を介して心臓5の一方の
心房へ刺激パルスを供給し、あるいは第2の電極リード
線6および第2の電極チップ7を介して心臓5の一方の
心室へ刺激パルスを供給する。制御装置8は刺激パルス
発生器2による刺激パルスの送出を制御する。さらにこ
の制御装置8は刺激パルスのエネルギー量と持続時間も
制御する。心室反応を検知する検出器9は、第2の電極
リード線6と接続されている。検知された反応に関する
情報は制御装置8へ伝送され、制御装置は各心房刺激パ
ルスの送出後にスタートするAVインターバルの終了
後、刺激パルスの送出を阻止する。制御装置8は、心室
における自発的な反応を検知するために検出器を作動さ
せる時間も決定する。テレメータユニット10を介し
て、医師により外部のプログラミングユニットから制御
装置8をプログラミングまたは再プログラミングするこ
とができる。
【0017】洞結節の機能しない患者の場合、心房を規
則的に刺激しなければならない。AV結節が正常に機能
しているのであれば、第2の電極リード線6および第2
の電極チップ7は、何らかの理由でAV結節の機能が一
時的に損なわれた場合の予備として用いられる。AV結
節が機能しているかぎり、制御装置8は心房刺激パルス
の送出を阻止する。このことは、心房刺激パルスの送出
後に検出器9が心室を検知するようにして行われる。こ
の場合、AVインターバル内で自発的な心室反応が検知
されれば、心室刺激パルスは阻止される。他方、AVイ
ンターバル内で自発的な反応が検知されなければ、制御
装置8は心室への刺激パルス送出を命令する。
則的に刺激しなければならない。AV結節が正常に機能
しているのであれば、第2の電極リード線6および第2
の電極チップ7は、何らかの理由でAV結節の機能が一
時的に損なわれた場合の予備として用いられる。AV結
節が機能しているかぎり、制御装置8は心房刺激パルス
の送出を阻止する。このことは、心房刺激パルスの送出
後に検出器9が心室を検知するようにして行われる。こ
の場合、AVインターバル内で自発的な心室反応が検知
されれば、心室刺激パルスは阻止される。他方、AVイ
ンターバル内で自発的な反応が検知されなければ、制御
装置8は心室への刺激パルス送出を命令する。
【0018】正常なAV伝導は通常、120〜220m
sで行われる。したがって不必要に心室を刺激しないよ
うにする目的で、検出器9による検知は最大インターバ
ル時間に対し所定のゆとりをもたせて行われ、たとえば
250msのAVインターバルを用いて行われる。
sで行われる。したがって不必要に心室を刺激しないよ
うにする目的で、検出器9による検知は最大インターバ
ル時間に対し所定のゆとりをもたせて行われ、たとえば
250msのAVインターバルを用いて行われる。
【0019】図3は、正常なAV伝導が何らかの理由で
遅延した場合、あるいはこのような伝導が全く行われな
い場合に、従来のペースメーカと接続された心臓におい
て何が起こるかを表わすダイアグラムである。
遅延した場合、あるいはこのような伝導が全く行われな
い場合に、従来のペースメーカと接続された心臓におい
て何が起こるかを表わすダイアグラムである。
【0020】心房刺激パルス12aは、心房における事
象を表わす上段の時間軸の開始点において送出される。
この心房刺激パルス12aにより心房の脱分極が引き起
こされ、このことはこのダイアグラム中、刺激されたP
波13aとして示されている。心房は生物学的回復時間
いわゆる不応期を有しており、この時間中に心房は再分
極する。心房刺激パルス12aが送出されると同時に、
長さAV1を有するAVインターバルの計数が開始され
る。心室における事象を表わす下段の時間軸に示されて
いるのは、AVインターバルが終了する前にQRS波1
4の形で自発的な心室の脱分極が発生し、したがって心
房刺激パルスは送出されないことである。2つの順次連
続する心房刺激の間の時間間隔を表わし心房刺激パルス
12aとともにスタートするAAインターバルの終了
後、後続の心拍サイクルは心房刺激パルス12bととも
に始まり、これによりP波13bが引き起こされる。た
とえば心臓における血管迷走神経の反応のために、正常
なAV伝導は遅延し、自発的なQRS波が検知されるこ
となくAVインターバルが終了する。このため心房刺激
パルス15aが送出され、これにより刺激された心室の
脱分極16aが引き起こされる。
象を表わす上段の時間軸の開始点において送出される。
この心房刺激パルス12aにより心房の脱分極が引き起
こされ、このことはこのダイアグラム中、刺激されたP
波13aとして示されている。心房は生物学的回復時間
いわゆる不応期を有しており、この時間中に心房は再分
極する。心房刺激パルス12aが送出されると同時に、
長さAV1を有するAVインターバルの計数が開始され
る。心室における事象を表わす下段の時間軸に示されて
いるのは、AVインターバルが終了する前にQRS波1
4の形で自発的な心室の脱分極が発生し、したがって心
房刺激パルスは送出されないことである。2つの順次連
続する心房刺激の間の時間間隔を表わし心房刺激パルス
12aとともにスタートするAAインターバルの終了
後、後続の心拍サイクルは心房刺激パルス12bととも
に始まり、これによりP波13bが引き起こされる。た
とえば心臓における血管迷走神経の反応のために、正常
なAV伝導は遅延し、自発的なQRS波が検知されるこ
となくAVインターバルが終了する。このため心房刺激
パルス15aが送出され、これにより刺激された心室の
脱分極16aが引き起こされる。
【0021】心室の脱分極16aの結果、心房への逆行
伝導が生じる可能性もある。AVインターバルの長さは
長めであったので、この場合には心房はすでに脱分極し
ていることになり、このことから逆行伝導により逆行P
波17aとして示されている新たな心房脱分極が引き起
こされる。心房が再分極する前に次の心房刺激パルス1
2cが送出されても、脱分極は刺激されない。それとい
うのは心房は不応期Rの間、刺激を受け入れることがで
きないからであり、その結果、自発的なAV伝導は行わ
れないことになる。このことはAVインターバルの終了
を意味し、心室刺激パルス15bが送出され、その結
果、刺激された心室脱分極が生じる。しかしこの場合、
心房は再分極しており、新たな逆行P波17bの生じる
可能性がある。次の心房刺激パルス12dも効果がなく
なり、AVインターバルの終了後、新たな心室刺激パル
ス15cが送出され、その結果、刺激された心室の脱分
極16cが生じる。逆行P波17cに続いて無効な心房
刺激パルス12eが生じるということは、ペースメーカ
がループ中にロックされたことを表わす。
伝導が生じる可能性もある。AVインターバルの長さは
長めであったので、この場合には心房はすでに脱分極し
ていることになり、このことから逆行伝導により逆行P
波17aとして示されている新たな心房脱分極が引き起
こされる。心房が再分極する前に次の心房刺激パルス1
2cが送出されても、脱分極は刺激されない。それとい
うのは心房は不応期Rの間、刺激を受け入れることがで
きないからであり、その結果、自発的なAV伝導は行わ
れないことになる。このことはAVインターバルの終了
を意味し、心室刺激パルス15bが送出され、その結
果、刺激された心室脱分極が生じる。しかしこの場合、
心房は再分極しており、新たな逆行P波17bの生じる
可能性がある。次の心房刺激パルス12dも効果がなく
なり、AVインターバルの終了後、新たな心室刺激パル
ス15cが送出され、その結果、刺激された心室の脱分
極16cが生じる。逆行P波17cに続いて無効な心房
刺激パルス12eが生じるということは、ペースメーカ
がループ中にロックされたことを表わす。
【0022】図4には、ペースメーカ1がこの問題を自
動的に解決する様子が示されている。開始点は図3の場
合と同じである。心房刺激パルス18aに続いて、刺激
されたP波19aが生じる。持続時間AV1のAVイン
ターバルが終了する前に自発的なQRS波20aが現わ
れる。
動的に解決する様子が示されている。開始点は図3の場
合と同じである。心房刺激パルス18aに続いて、刺激
されたP波19aが生じる。持続時間AV1のAVイン
ターバルが終了する前に自発的なQRS波20aが現わ
れる。
【0023】次の心房刺激パルス18bおよび刺激され
たP波19bの後、AVインターバルの前に自発的なQ
RS波が検知され、心室刺激パルス21aが送出され
る。このパルスにより、刺激された心室の脱分極22a
が生じる。心室刺激パルス21aの送出後、ペースメー
カ1の制御装置8は持続時間AV1を、たとえば150
msである、それよりも短い持続時間AV2のAVイン
ターバルに置き換える。
たP波19bの後、AVインターバルの前に自発的なQ
RS波が検知され、心室刺激パルス21aが送出され
る。このパルスにより、刺激された心室の脱分極22a
が生じる。心室刺激パルス21aの送出後、ペースメー
カ1の制御装置8は持続時間AV1を、たとえば150
msである、それよりも短い持続時間AV2のAVイン
ターバルに置き換える。
【0024】そして図3の場合のように逆行P波23a
が発生し、これにより次の心房刺激パルス18cが無効
になる。なぜならばこれは不応期R中に送出されるから
である。新たな持続時間AV2のAVインターバルの終
了後、心室刺激パルス21bが送出される。この場合、
このパルスは図3の場合よりも100msはやく発生す
る。この場合にも逆行P波23bが発生する。それとい
うのは先行の逆行P波23a以降、心房はすでに再分極
しているからである。このとき、逆行P波23bから次
の心房刺激パルス18dまでのインターバルは、早めに
到来した心室刺激パルス21bのためにいっそう長くな
り、この時点において心房は、次の心房刺激パルス18
dが送出される前に再分極する時間を有する。そして刺
激されたP波19cが発生し、正常なAV伝導ができる
ように回復する。
が発生し、これにより次の心房刺激パルス18cが無効
になる。なぜならばこれは不応期R中に送出されるから
である。新たな持続時間AV2のAVインターバルの終
了後、心室刺激パルス21bが送出される。この場合、
このパルスは図3の場合よりも100msはやく発生す
る。この場合にも逆行P波23bが発生する。それとい
うのは先行の逆行P波23a以降、心房はすでに再分極
しているからである。このとき、逆行P波23bから次
の心房刺激パルス18dまでのインターバルは、早めに
到来した心室刺激パルス21bのためにいっそう長くな
り、この時点において心房は、次の心房刺激パルス18
dが送出される前に再分極する時間を有する。そして刺
激されたP波19cが発生し、正常なAV伝導ができる
ように回復する。
【0025】しかしAVインターバルは比較的短いの
で、AVインターバルが終了する前に自発的なQRS波
が確実に発生するとはいえない。したがって心室刺激パ
ルス21cを送出して、刺激された心室の脱分極22c
を生じさせる。
で、AVインターバルが終了する前に自発的なQRS波
が確実に発生するとはいえない。したがって心室刺激パ
ルス21cを送出して、刺激された心室の脱分極22c
を生じさせる。
【0026】図4から明らかなように、長さAV2の4
つの順次連続するAVインターバルの後、AV伝導の一
時的な障害がなくなったか否かについて検査する目的
で、ペースメーカは長さAV1のAVインターバルに戻
る。刺激P波を伴う心房刺激パルス18fの次に自発的
なQRS波20bが続いてからAVインターバルが終了
し、ペースメーカは保持された長いAVインターバルで
動作し続けることができる。
つの順次連続するAVインターバルの後、AV伝導の一
時的な障害がなくなったか否かについて検査する目的
で、ペースメーカは長さAV1のAVインターバルに戻
る。刺激P波を伴う心房刺激パルス18fの次に自発的
なQRS波20bが続いてからAVインターバルが終了
し、ペースメーカは保持された長いAVインターバルで
動作し続けることができる。
【0027】順次連続する短い方の持続時間のAVイン
ターバルの数は、個々の患者ごとに医師によって決定す
ることができ、それぞれAV1およびAV2の持続時間
の長さと同様に、プログラミングユニット11を介して
制御装置8へ伝送される。有利には、15個よりも少な
い持続時間AV2の順次連続するAVインターバルが用
いられる。
ターバルの数は、個々の患者ごとに医師によって決定す
ることができ、それぞれAV1およびAV2の持続時間
の長さと同様に、プログラミングユニット11を介して
制御装置8へ伝送される。有利には、15個よりも少な
い持続時間AV2の順次連続するAVインターバルが用
いられる。
【0028】図2のフローチャートによりペースメーカ
1の動作が示されている。STARTブロックは、ペー
スメーカが作動されたことを表わしており、本発明によ
る機能とは直接的には関連しないいくつかの機能ステッ
プを含んでいる。しかし次のステップでは、AVインタ
ーバル(AV=AV1)の値が割り当てられ、ENDO
F AA INT? のブロックにおいてAAインターバ
ルが検査される。AAインターバルが終了すると心房が
刺激され、これはA STIM で示されている。心房刺
激パルスA STIMが送出された後、新たなAAイン
ターバルの計数が開始され(START AA INT
)、AVインターバルのためのタイムカウンタが初期
化される(TAV=0)。これらは両方とも制御装置8に
与えられた機能である。制御装置8はブロックDET?
において、心室反応が生じたか否かについて検知する。
心室反応が生じないかぎり(出力N)、タイムカウンタ
がインクリメントされ(TAV=TAV+1)、AVインタ
ーバルが終了したか否かが検査される(TAV=AV
?)。
1の動作が示されている。STARTブロックは、ペー
スメーカが作動されたことを表わしており、本発明によ
る機能とは直接的には関連しないいくつかの機能ステッ
プを含んでいる。しかし次のステップでは、AVインタ
ーバル(AV=AV1)の値が割り当てられ、ENDO
F AA INT? のブロックにおいてAAインターバ
ルが検査される。AAインターバルが終了すると心房が
刺激され、これはA STIM で示されている。心房刺
激パルスA STIMが送出された後、新たなAAイン
ターバルの計数が開始され(START AA INT
)、AVインターバルのためのタイムカウンタが初期
化される(TAV=0)。これらは両方とも制御装置8に
与えられた機能である。制御装置8はブロックDET?
において、心室反応が生じたか否かについて検知する。
心室反応が生じないかぎり(出力N)、タイムカウンタ
がインクリメントされ(TAV=TAV+1)、AVインタ
ーバルが終了したか否かが検査される(TAV=AV
?)。
【0029】AVインターバル終了前に心室反応が検知
されると(出力Y)、送出された心室刺激パルス数のた
めのカウンタがゼロにリセットされ(SV =0)、AV
インターバルはAV1に、つまり長い方のインターバル
にセットされる。
されると(出力Y)、送出された心室刺激パルス数のた
めのカウンタがゼロにリセットされ(SV =0)、AV
インターバルはAV1に、つまり長い方のインターバル
にセットされる。
【0030】AVインターバル終了前に心室反応が検知
されなければ(ブロックTAV=AV?における出力
Y)、心室刺激パルス(V STIM )が送出され、A
VインターバルがAV2にセットされる。送出された心
室刺激パルス数のためのカウンタがインクリメントされ
る(SV =SV +1)。順次連続する心室刺激パルス数
が所定数になると(SV =SM ?)、送出された心室刺
激パルス数がゼロにリセットされ(SV =0)、AVイ
ンターバルがAV1にセットされる。順次連続する心室
刺激パルス数が所定数を下回っていれば(出力N)、A
Vインターバルは変更されない。
されなければ(ブロックTAV=AV?における出力
Y)、心室刺激パルス(V STIM )が送出され、A
VインターバルがAV2にセットされる。送出された心
室刺激パルス数のためのカウンタがインクリメントされ
る(SV =SV +1)。順次連続する心室刺激パルス数
が所定数になると(SV =SM ?)、送出された心室刺
激パルス数がゼロにリセットされ(SV =0)、AVイ
ンターバルがAV1にセットされる。順次連続する心室
刺激パルス数が所定数を下回っていれば(出力N)、A
Vインターバルは変更されない。
【0031】心室刺激パルスが送出されようと、あるい
は自発的な心室反応が発生しようと、次の心房刺激パル
スが送出される前にAVインターバルが終了するのを待
ち、すべての機能ブロックが再び開始される。したがっ
てこのフローチャートによれば、順次連続する所定数の
心室刺激パルスSN の後に、あるいは持続時間AV2を
有するAVインターバル内で自発的な心室反応が生じる
と、長い方のAVインターバルAV1に復帰されること
になり、AVインターバルのAV2の持続時間は、心室
刺激パルスが送出されるとただちにAV1の持続時間に
置き換えられる。長い方のAVインターバルAV1中に
自発的な心室反応が検知されれば、この長い方のAVイ
ンターバルが維持されるだけである。
は自発的な心室反応が発生しようと、次の心房刺激パル
スが送出される前にAVインターバルが終了するのを待
ち、すべての機能ブロックが再び開始される。したがっ
てこのフローチャートによれば、順次連続する所定数の
心室刺激パルスSN の後に、あるいは持続時間AV2を
有するAVインターバル内で自発的な心室反応が生じる
と、長い方のAVインターバルAV1に復帰されること
になり、AVインターバルのAV2の持続時間は、心室
刺激パルスが送出されるとただちにAV1の持続時間に
置き換えられる。長い方のAVインターバルAV1中に
自発的な心室反応が検知されれば、この長い方のAVイ
ンターバルが維持されるだけである。
【0032】上述の実施形態ではAA制御が用いられ
た。しかし本発明によるペースメーカでは、VA制御の
ような別の制御方式も考えられる。
た。しかし本発明によるペースメーカでは、VA制御の
ような別の制御方式も考えられる。
【0033】
【発明の効果】本発明によるペースメーカによれば、通
常のAV伝導における一時的な遅延により各AVインタ
ーバルの終了後に心室が連続的に刺激される事態が生じ
ないようになる。
常のAV伝導における一時的な遅延により各AVインタ
ーバルの終了後に心室が連続的に刺激される事態が生じ
ないようになる。
【図1】ペースメーカのブロック回路図である。
【図2】最も基本的な機能ステップを含むペースメーカ
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図3】心臓における刺激パルスおよび分極の様子を示
すダイアグラムである。
すダイアグラムである。
【図4】心臓における刺激パルスおよび分極の様子を示
すダイアグラムである。
すダイアグラムである。
1 ペースメーカ 2 刺激パルス発生器 3 第1の電極リード線 4 第1の電極チップ 5 心臓 6 第2の電極リード線 7 第2の電極チップ 8 制御装置 9 検出器 10 テレメータユニット 11 プログラミングユニット
Claims (5)
- 【請求項1】 心房反応を刺激するために心臓(5)の
一方の心房に配置された第1の電極リード線(3)と、 心室反応を刺激し検知するために心臓(5)の一方の心
室に配置された第2の電極リード線(6)と、 刺激パルスを発生しそれぞれ前記第1および第2の電極
リード線(3,6)を介して心房および心室へへ該刺激
パルスを送出する刺激パルス発生器(2)と、 刺激パルスの送出を制御し反応を検知する制御装置
(8)とを有しており、 該制御装置(8)は、各心房刺激パルスの送出後、第1
の持続時間(AV1)を有するAVインターバルを開始
させ、当該AVインターバル中に心室反応が検知されな
ければ該インターバル終了後、心室刺激パルスが送出さ
れる形式のペースメーカ(1)において、 前記制御装置(8)は、心室刺激パルスが送出される
と、前記AVインターバルの第1の持続時間(AV1)
を、該第1の持続時間(AV1)よりも短い第2の持続
時間(AV2)に置き換えることを特徴とするペースメ
ーカ。 - 【請求項2】 AVインターバルを前記第2の持続時間
(AV2)へ切り換えた後、AVインターバルの該第2
の持続時間(AV2)中、心房刺激パルスの送出後に心
室反応が検知されれば、前記制御装置(8)は前記第2
の持続時間(AV2)を前記第1の持続時間(AV1)
に置き換える、請求項1記載のペースメーカ。 - 【請求項3】 前記制御装置(8)は、所定数のパルス
の後、AVインターバルの前記第2の持続時間(AV
2)を前記第1の持続時間(AV1)に置き換える、請
求項1または2記載のペースメーカ。 - 【請求項4】 前記制御装置(8)は、AVインターバ
ルを前記第2の持続時間(AV2)に切り換えた後、所
定時間後にAVインターバルを前記第1の持続時間(A
V1)にリセットする、請求項1または2記載のペース
メーカ。 - 【請求項5】 AVインターバルの第1の持続時間(A
V1)は240〜260msであり、AVインターバル
の第2の持続時間(AV2)は140〜190msであ
る、請求項1〜4のいずれか1項記載のペースメーカ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
SE9202630A SE9202630D0 (sv) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | Pacemaker |
SE9202630-1 | 1992-09-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06277305A true JPH06277305A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=20387156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5228685A Pending JPH06277305A (ja) | 1992-09-14 | 1993-09-14 | ペースメーカ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5441522A (ja) |
EP (1) | EP0589860B1 (ja) |
JP (1) | JPH06277305A (ja) |
DE (1) | DE69328001T2 (ja) |
SE (1) | SE9202630D0 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006280589A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Terumo Corp | 心臓治療装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6343232B1 (en) | 1966-08-19 | 2002-01-29 | Mower Chf Treatment Irrevocable Trust | Augmentation of muscle contractility by biphasic stimulation |
US5814077A (en) * | 1992-11-13 | 1998-09-29 | Pacesetter, Inc. | Pacemaker and method of operating same that provides functional atrial cardiac pacing with ventricular support |
SE9404375D0 (sv) * | 1994-12-15 | 1994-12-15 | Pacesetter Ab | Hjärtstimulator som kan detektera förmakstakykardi |
DE69628906T2 (de) * | 1995-09-29 | 2004-05-19 | Medtronic, Inc., Minneapolis | Anpassungsfähige suche der av verzögerung |
US6337995B1 (en) | 1996-08-19 | 2002-01-08 | Mower Chf Treatment Irrevocable Trust | Atrial sensing and multiple site stimulation as intervention for atrial fibrillation |
US7908003B1 (en) | 1996-08-19 | 2011-03-15 | Mr3 Medical Llc | System and method for treating ischemia by improving cardiac efficiency |
US7203537B2 (en) | 1996-08-19 | 2007-04-10 | Mr3 Medical, Llc | System and method for breaking reentry circuits by cooling cardiac tissue |
US7440800B2 (en) | 1996-08-19 | 2008-10-21 | Mr3 Medical, Llc | System and method for managing detrimental cardiac remodeling |
US7840264B1 (en) | 1996-08-19 | 2010-11-23 | Mr3 Medical, Llc | System and method for breaking reentry circuits by cooling cardiac tissue |
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US6411847B1 (en) | 1996-08-19 | 2002-06-25 | Morton M. Mower | Apparatus for applying cyclic pacing at an average rate just above the intrinsic heart rate |
US8447399B2 (en) | 1996-08-19 | 2013-05-21 | Mr3 Medical, Llc | System and method for managing detrimental cardiac remodeling |
US6141586A (en) * | 1996-08-19 | 2000-10-31 | Mower Family Chf Treatment Irrevocable Trust | Method and apparatus to allow cyclic pacing at an average rate just above the intrinsic heart rate so as to maximize inotropic pacing effects at minimal heart rates |
US6341235B1 (en) * | 1996-08-19 | 2002-01-22 | Mower Chf Treatment Irrevocable Trust | Augmentation of electrical conduction and contractility by biphasic cardiac pacing administered via the cardiac blood pool |
US6411845B1 (en) | 1999-03-04 | 2002-06-25 | Mower Chf Treatment Irrevocable Trust | System for multiple site biphasic stimulation to revert ventricular arrhythmias |
SE0001534D0 (sv) * | 2000-04-27 | 2000-04-27 | St Jude Medical | Pacemaker |
US7835792B2 (en) * | 2007-04-30 | 2010-11-16 | Biotronik Crm Patent Ag | Implantable cardiac device |
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DE3207006A1 (de) * | 1982-02-26 | 1983-09-08 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Av-sequenzieller herzschrittmacher |
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-
1992
- 1992-09-14 SE SE9202630A patent/SE9202630D0/xx unknown
-
1993
- 1993-09-13 DE DE69328001T patent/DE69328001T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-09-13 US US08/120,561 patent/US5441522A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-09-13 EP EP93850176A patent/EP0589860B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-09-14 JP JP5228685A patent/JPH06277305A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006280589A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Terumo Corp | 心臓治療装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0589860A3 (en) | 1996-04-03 |
US5441522A (en) | 1995-08-15 |
DE69328001T2 (de) | 2000-11-16 |
SE9202630D0 (sv) | 1992-09-14 |
DE69328001D1 (de) | 2000-04-13 |
EP0589860A2 (en) | 1994-03-30 |
EP0589860B1 (en) | 2000-03-08 |
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