JPH06276616A - 電気自動車の回生方式 - Google Patents

電気自動車の回生方式

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JPH06276616A
JPH06276616A JP5055561A JP5556193A JPH06276616A JP H06276616 A JPH06276616 A JP H06276616A JP 5055561 A JP5055561 A JP 5055561A JP 5556193 A JP5556193 A JP 5556193A JP H06276616 A JPH06276616 A JP H06276616A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機の回生動作によって得られた電圧をコ
ンデンサに効果的に蓄積するとともに、コンデンサに蓄
積されている電気エネルギーを効果的に取り出して使用
し、これによって電気自動車の航続距離を大幅に延ば
す。 【構成】 回生運転時に、充電回路6によって電動機9
を回生運転して得られた電圧を断続またはスルー状態で
大容量のコンデンサに供給してこれを充電し、回生動作
以外のとき、昇圧回路4によって予め設定されている条
件が満たされるまで、前記コンデンサを放電させるとも
とに、この放電動作によって得られた電圧を昇圧してバ
ッテリィ10の充電または電動機9の駆動を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気自動車に設けられた
電動機の回転エネルギーを回生する電気自動車の回生方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車に設けられた電動機の回転エ
ネルギーを回生する電気自動車の回生方式として、従
来、バッテリィに対して充電密度の大きな電気2重層コ
ンデンサを並列に接続し、力行時に前記バッテリィおよ
び電気2重層コンデンサによって得られた電圧によって
電動機を駆動し、回生時に前記電動機の回転エネルギー
を電圧に変換してこれを前記バッテリィおよび電気2重
層コンデンサに戻す方式が知られている。
【0003】この場合、前記電気2重層コンデンサは電
気を蓄える有機系電解液や高容量の活性炭電極、セパレ
ータなどによって構成されており、100〜470ファ
ラッド程度の容量を持ち、100アンペア以上の急速充
放電ができるものが使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電気自動車の回生方式においては、バッテリィに対して
電気2重層コンデンサを並列に接続するようにしている
ので、電動機を駆動するとき、電気2重層コンデンサの
電圧がバッテリィの電圧以下にならないため、電気2重
層コンデンサに蓄積されている電気エネルギーを充分に
活用することができず、電気自動車の航続距離を延長す
る効果が少ないという問題があった。
【0005】本発明は上記の事情に鑑み、電動機の回生
動作によって得られた電圧をコンデンサに効果的に蓄積
することができるとともに、コンデンサに蓄積されてい
る電気エネルギーを効果的に取り出して使用することが
でき、これによって電気自動車の航続距離を大幅に延ば
すことができる電気自動車の回生方式を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、充電自在なバッテリィを持ち、力行時に
は、前記バッテリィに蓄えられた電気エネルギーによっ
て電動機を駆動し、回生時には、前記電動機の機械エネ
ルギーを電気エネルギーにして回収する電気自動車の回
生方式において、回生動作によって得られた電圧の蓄積
用として使用される大容量のコンデンサと、前記電動機
を回生運転して得られた電圧を断続またはスルー状態で
前記コンデンサに供給してこれを充電する充電回路と、
回生動作以外のとき、予め設定されている条件が満たさ
れるまで、前記コンデンサを放電させるとともに、この
放電動作によって得られた電圧を昇圧して前記バッテリ
ィの充電または前記電動機の駆動を行なう昇圧回路とを
備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記の構成において、回生運転時に、充電回路
によって電動機を回生運転して得られた電圧が断続また
はスルー状態で大容量のコンデンサに供給されてこれが
充電され、回生動作以外のとき、昇圧回路によって予め
設定されている条件が満たされるまで、前記コンデンサ
が放電させられるとともに、この放電動作によって得ら
れた電圧が昇圧させられて前記バッテリィの充電または
前記電動機の駆動が行なわれる。
【0008】
【実施例】図1は本発明による電気自動車の回生方式の
一実施例を適用した電動機駆動システムを示すブロック
図である。
【0009】この図に示す電動機駆動システムは、電源
回路2と、制御回路3と、昇圧回路4と、電力回路5
と、充電回路6と、電気2重層コンデンサ7とを備えて
おり、アクセルペダル8の開度に応じて力行運転時か、
非力行運転時かを判定し、力行運転時には、電源回路2
によって得られた電圧や電気2重層コンデンサ7の電圧
によって得られた電圧を電力回路5によって交流電圧に
変換して電動機9を駆動し、また回生運転時には、電動
機9の回転エネルギーを回収して電圧を生成し、これを
充電回路6によって電気2重層コンデンサ7に蓄積す
る。
【0010】電源回路2は直列に接続される大容量のバ
ッテリィ10を備えており、予め設定されている値の電
圧を生成してこれを昇圧回路4を介して電力回路5に供
給する。
【0011】また、制御回路3は可変抵抗を有し、アク
セルペダル8の踏み込み量を電気信号(開度検出信号)
に変換するアクセル開度センサ11と、このアクセル開
度センサ11から出力される開度検出信号に基づいて回
生動作指示信号(“1”信号)や非回生動作指示信号
(“0”信号)を生成する回生作動検知比較回路12と
を備えており、アクセルペダル8の踏み込み量が予め設
定された量以上のとき(大きく踏み込まれたとき)、こ
れを検知して非回生動作指示信号を生成し、これを昇圧
回路4に供給し、またアクセルペダル8の踏み込み量が
予め設定された量以下のとき(アクセルペダル8が戻さ
れたとき)、これを検知して回生動作指示信号を生成
し、これを充電回路6に供給する。
【0012】昇圧回路4は、図2に示す如くバッテリィ
10の電圧を取り込んで電圧検出信号を生成する電圧検
出回路13と、この電圧検出回路13から出力される電
圧検出信号が予め設定されている値(設定値)より低い
とき、放電許可信号(“1”信号)を生成し、それ以外
のとき、放電禁止信号(“0”信号)を生成する比較回
路14と、制御回路3から出力される非回生動作指示信
号(“0”信号)を反転して放電指示信号(“1”信
号)を生成するインバータ回路15と、このインバータ
回路15から放電指示信号が出力されるとともに、比較
回路14から放電許可信号が出力されているとき、駆動
指示信号(“1”信号)を生成するアンドゲート回路1
6とを備えている。
【0013】さらに、昇圧回路4は、アンドゲート回路
16から駆動指示信号が出力されているとき、方形波信
号を生成する方形波発生回路17と、この方形波発生回
路17から方形波信号が出力されているとき、オン/オ
フ用の駆動信号を生成する駆動回路18と、この駆動回
路18から駆動信号が出力されているとき、オン/オフ
する半導体スイッチ19と、この半導体スイッチ19が
オンしているとき、電気2重層コンデンサ7を放電させ
るとともに、磁気エネルギーを蓄え、半導体スイッチ1
9がオフしたとき、蓄えた磁気エネルギーによって逆起
電圧を生成するコイル20と、バッテリィ10の電圧が
電気2重層コンデンサ7に流れるのを防止しながら、コ
イル20によって逆起電圧が生成されたとき、これを通
過させるダイオード21とを備えている。
【0014】そして、この昇圧回路4はバッテリィ10
の電圧値が予め設定されている電圧値(設定電圧値)よ
り高かどうかを常時、チェックし、バッテリィ10の電
圧値が前記設定電圧値より低い状態で、制御回路3から
非回生動作指示信号が出力されているとき、電気2重層
コンデンサ7を放電させるとともに、この放電動作によ
って得られる電圧を昇圧させて電力回路5やバッテリィ
10に電圧を供給し、このバッテリィ10の電圧値が設
定電圧値以上となったとき、電力回路5やバッテリィ1
0に対する電圧供給動作を停止する。
【0015】また、電力回路5は、電源回路2のバッテ
リィ10や昇圧回路4から出力される電圧を受けてこれ
を安定化させる電圧安定化用のコンデンサ22と、この
コンデンサ22によって安定化させられた電圧を複数相
の交流電流に変換して電動機9を力行運転したり、回生
運転するスイッチング回路23とを備えており、駆動制
御回路(図示は省略する)から駆動信号が出力されてい
るとき、コンデンサ22によって安定化された電圧を取
り込んで複数相の交流電流を生成し、電動機9を回転さ
せ、また前記駆動制御回路から回生信号が出力されてい
るとき、電動機9の回転エネルギーを電気エネルギーに
変換してこれを電源回路2のバッテリィ10と充電回路
6とに供給する。
【0016】充電回路6は、図3に示す如く、電気2重
層コンデンサ7の電圧値とバッテリィ10の電圧値とを
比較し、バッテリィ10の電圧値と電気2重層コンデン
サ7の電圧値との差が予め設定されている値(設定電圧
差)より大きいとき、断続充電指示信号(“1”信号)
を生成し、それ以外のときには、連続充電指示信号
(“0”信号)を生成する比較回路24と、この比較回
路24から連続充電指示信号(“0”信号)が出力され
ているとき、連続充電波形信号(連続した“1”信号)
を生成するインバータ回路25と、予め設定されている
周期の方形波信号を生成する方形波発生回路26と、比
較回路24から断続充電指示信号が出力されていると
き、方形波発生回路26から出力される方形波信号を通
過させるアンドゲート回路27とを備えている。
【0017】さらに、充電回路6は、インバータ回路2
5から連続充電波形信号が出力されているときには、こ
の連続充電波形信号を通過させ、またこの連続充電波形
信号が出力されていないときには、アンドゲート回路2
7から出力される方形波信号を通過させるオアゲート回
路28と、制御回路3から回生動作指示信号が出力され
ているとき、オアゲート回路28から連続充電波形信号
が出力されていれば、ゲートオン信号を連続的に生成
し、またオアゲート回路28から方形波信号が出力され
ていれば、ゲートオン信号を断続的に生成する駆動回路
29と、この駆動回路29からゲートオン信号が出力さ
れているとき、オンして電力回路5から出力される電圧
を通過させる半導体スイッチ30と、電気2重層コンデ
ンサ7の電圧が電力回路5に戻らないようにしながら、
半導体スイッチ30から出力される電圧を通過させるダ
イオード31とを備えている。
【0018】そして、充電回路6は制御回路3から回生
動作指示信号が出力されたとき、バッテリィ10の電圧
値と電気2重層コンデンサ7の電圧値との差が前記設定
電圧差より大きければ、電力回路5の回生動作によって
得られた電圧を取り込むとともに、この電圧を断続させ
ながら、電気2重層コンデンサ7に供給してこれを充電
し、またバッテリィ10の電圧値と電気2重層コンデン
サ7の電圧値との差が前記設定電圧差より小さければ、
電力回路5の回生動作によって得られた電圧を取り込む
とともに、この電圧を電気2重層コンデンサ7に連続的
に供給してこれを充電する。
【0019】電気2重層コンデンサ7は電気を蓄える有
機系電解液や高容量の活性炭電極、セパレータなどによ
って構成され、これによって100〜470ファラッド
程度の容量を持ち、100アンペア以上の急速充放電が
できるようなっている。
【0020】そして、充電回路6から出力される電圧に
よって充電され、昇圧回路4によって放電される。
【0021】次に、図4および図5に示す波形図を参照
しながら、この実施例の回生動作と、非回生動作とを順
次、説明する。
【0022】《回生動作》まず、充電回路6の方形波発
生回路26によって図4(d)に示す如く方形波信号が
連続的に生成される。
【0023】また、この動作と並行して、充電回路6の
比較回路24によって電気2重層コンデンサ7の電圧値
と、バッテリィ10の電圧値とが常時比較され、図4
(a)に示す如くバッテリィ10の電圧値と電気2重層
コンデンサ7の電圧値との差が予め設定されている値
(設定電圧差)より大きいとき、図4(c)に示す如く
断続充電指示信号が生成されて、図4(e)に示す如く
アンドゲート回路27から方形波信号が出力され、図4
(f)に示す如くこの方形波信号がオアゲート回路28
を通過して駆動回路29に供給される。
【0024】この状態で、踏み込まれていたアクセルペ
ダル8が戻され、アクセル開度センサ11の出力電圧が
上昇し、これが予め設定されている値以上になると、回
生作動検知比較回路12によってこれが検出されて図4
(h)に示す如く回生動作指示信号が生成され、これが
充電回路6の駆動回路29に供給される。
【0025】これにより、駆動回路29によって図4
(g)に示す如く断続的なゲートオン信号が生成されて
半導体スイッチ30が断続的にオン/オフして電力回路
5の回生動作によって回収された電圧がスイッチングさ
れ、図4(b)に示す如くこれがダイオード31を通過
して前記電圧が電気2重層コンデンサ7に供給され、こ
の電気2重層コンデンサ7が充電される。
【0026】この場合、充電回路6から出力される電圧
が断続していることから、充電回路6から出力される電
流の値が予め設定された値以下に制限され、電気2重層
コンデンサ7の急激な充電に起因する電気2重層コンデ
ンサ7の破壊が防止される。
【0027】また、このとき、電力回路5から出力され
る電圧によって電源回路2のバッテリィ10が僅かなが
ら充電される。
【0028】この後、電気2重層コンデンサ7の充電が
進行してこの電気2重層コンデンサ7の電圧値とバッテ
リィ10の電圧値との差が予め設定されている以下にな
り、充電回路6の比較回路24によってこれが検出され
て断続充電指示信号の生成が停止させられ、連続充電指
示信号の生成が開始されると、インバータ回路25によ
って連続充電波形信号が生成されて、これがオアゲート
を通過して駆動回路29に供給される。
【0029】これにより、駆動回路29によって連続的
なゲートオン信号が生成されて、半導体スイッチ30が
連続的にオン状態にされる。この結果、電力回路5の回
生動作によって回収された電圧が連続通過状態(スルー
状態)にされ、これがダイオード31を介して電気2重
層コンデンサ7に供給され、この電気2重層コンデンサ
7が連続的に充電される。
【0030】この場合、電気2重層コンデンサ7の電圧
がある程度上昇していることから、充電回路6から出力
される電圧が断続していても、電気2重層コンデンサ7
の破壊されることはない。
【0031】この後、電力回路5の回生動作によって得
られた電圧の値より、電気2重層コンデンサ7の電圧値
が高くなれば、ダイオード31が逆バイアスされて、電
気2重層コンデンサ7の充電が停止するとともに、この
電気2重層コンデンサ7から電力回路5に電流が逆流し
ないようにされる。
【0032】《非回生動作》また、昇圧回路4の電圧検
出回路13によって電源回路2のバッテリィ10の電圧
が取り込まれて、図5(i)に示す如くこの電圧の値を
示す電圧検出信号が生成されるとともに、比較回路14
によって前記電圧検出信号の値が予め設定されている値
(設定電圧値)以上であるかどうかが判定され、図5
(a)に示す如くバッテリィ10の電圧が高く、前記電
圧検出信号が前記設定電圧値以上であるとき、図5
(d)に示す如く放電許可信号が生成され、これがアン
ドゲート回路16に供給される。
【0033】この状態で、アクセルペダル8が踏み込ま
れて電動機9が力行運転状態になり、これに対応してア
クセル開度センサ11から出力される開度検出信号の値
が上昇してこれが予め設定されている値以上になると
(例えば、時刻t1)、回生作動検知比較回路12によ
ってこれが検知されて図5(j)に示す如く非回生動作
指示信号が生成されて、これが昇圧回路4のインバータ
回路15に供給されるとともに、図5(e)に示す如く
このインバータ回路15によってこれが反転され、放電
指示信号としてアンドゲート回路16に供給される。
【0034】これにより、図5(f)に示す如くアンド
ゲート回路16によって駆動指示信号が生成され、図5
(g)に示す如く方形波発生回路17から方形波信号が
出力されるとともに、図5(h)に示す如く駆動回路1
8から駆動信号が出力されて半導体スイッチ19がオン
/オフされる。
【0035】これによって、半導体スイッチ19がオン
状態になったとき、ダイオード21によってバッテリィ
10から半導体スイッチ19に電流が流れるのを防止し
つつ、図5(b)に示す如くコイル20を介して電気2
重層コンデンサ7の電荷が放電されるとともに、この放
電によってコイル20に磁気エネルギーが蓄えられる。
【0036】そして、半導体スイッチ19がオフ状態に
なったとき、コイル20に蓄えられていた磁気エネルギ
ーによって逆起電圧が発生し、これがダイオード21を
介してバッテリィ10に供給され、図5(c)に示す如
くこのバッテリィ10の放電電流が小さくされるととも
に、前記電圧が電力回路5に供給されて力行運転の電源
として使用される。
【0037】以下、上述した半導体スイッチ19のスイ
ッチング動作が繰り返されてコイル20およびダイオー
ド21によって電気2重層コンデンサ7の電圧が昇圧さ
れてバッテリィ10の放電電流が小さくされるととも
に、電力回路5によって複数相の交流電流に変換させて
電動機9が駆動される。
【0038】この場合、時刻t1から時刻t2までが電
動機9の力行運転期間であるとすれば、昇圧回路4によ
って生成された電圧が電力回路5によって消費されるた
め、バッテリィ10の電圧が上昇しないで、放電方向に
電流が流れる。
【0039】この後、電動機9が惰行運転状態になると
(例えば、時刻t2)、昇圧回路4によって生成された
電圧が電力回路5によって消費されなくなって、バッテ
リィ10の充電が開始され、このバッテリィ10の電圧
が徐々に上昇する。
【0040】そして、このバッテリィ10の電圧が予め
設定されている値まで上昇すると、電圧検出回路13か
ら出力される電圧検出信号を監視している比較回路14
によってこれが検出されて図5(d)に示す如く放電禁
止信号が出力される。
【0041】これによって、アンドゲート回路16から
駆動指示信号が出力されなくなって、半導体スイッチ1
9の駆動が停止され、バッテリィ10の充電動作が停止
させられる。
【0042】なお、このとき、電気2重層コンデンサ7
の電圧が低くなって充電回路6に入力される電圧の値よ
りも低くなるが、充電回路6の半導体スイッチ19がオ
フ状態になっているため、充電回路6から電気2重層コ
ンデンサ7側に電流が流れ込まない。
【0043】このようにこの実施例においては、アクセ
ルペダル8の開度に応じて力行運転時か、非力行運転時
かを判定し、力行運転時には、電源回路2によって得ら
れた電圧や電気2重層コンデンサ7の電圧によって得ら
れた電圧を電力回路5によって交流電圧に変換して電動
機9を駆動し、また回生運転時には、電動機9の回転エ
ネルギーを回収して電圧を生成し、これを充電回路6に
よって電気2重層コンデンサ7に蓄積するようにしたの
で、電動機9の回生動作によって得られた電圧を電気2
重層コンデンサ7に効果的に蓄積することができるとと
もに、電気2重層コンデンサ7に蓄積されている電気エ
ネルギーを効果的に取り出して使用することができ、こ
れによって電気自動車の航続距離を大幅に延ばすことが
できる。
【0044】また、上述した実施例においては、回生運
転によって得られた電気エネルギーを蓄積するコンデン
サとして電気2重層コンデンサ7を使用するようにして
いるが、大きな容量を持ち、短時間での充放電が可能な
コンデンサであれば、どのような種類のコンデンサを使
用しても良い。
【0045】また、上述した実施例においては、コイル
20および半導体スイッチ19、ダイオード21を使用
したインダクタンス型の昇圧回路4を使用して電気2重
層コンデンサ7の電圧を昇圧させるようにしているが、
他の形式の昇圧回路、例えばコンデンサおよび半導体ス
イッチ、ダイオードなどによって構成されるダイオード
ポンプ型の昇圧回路を使用して電気2重層コンデンサ7
の電圧を昇圧させるようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
動機の回生動作によって得られた電圧をコンデンサに効
果的に蓄積することができるとともに、コンデンサに蓄
積されている電気エネルギーを効果的に取り出して使用
することができ、これによって電気自動車の航続距離を
大幅に延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気自動車の回生方式の一実施例
を適用した電動機駆動システムの一例を示すブロック図
である。
【図2】図1に示す昇圧回路の詳細な回路構成例を示す
ブロック図である。
【図3】図1に示す充電回路の詳細な回路構成例を示す
ブロック図である。
【図4】図1に示す電動機駆動システムの回生動作例を
示す波形図である。
【図5】図1に示す電動機駆動システムの非回生動作例
を示す波形図である。
【符号の説明】
2 電源回路 3 制御回路 4 昇圧回路 5 電力回路 6 充電回路 7 電気2重層コンデンサ 8 アクセルペダル 9 電動機 10 バッテリィ 11 アクセル開度センサ 12 回生作動検知比較回路 19 半導体スイッチ 20 コイル 21 ダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電自在なバッテリィを持ち、力行時に
    は、前記バッテリィに蓄えられた電気エネルギーによっ
    て電動機を駆動し、回生時には、前記電動機の機械エネ
    ルギーを電気エネルギーにして回収する電気自動車の回
    生方式において、 回生動作によって得られた電圧の蓄積用として使用され
    る大容量のコンデンサと、 前記電動機を回生運転して得られた電圧を断続またはス
    ルー状態で前記コンデンサに供給してこれを充電する充
    電回路と、 回生動作以外のとき、予め設定されている条件が満たさ
    れるまで、前記コンデンサを放電させるとともに、この
    放電動作によって得られた電圧を昇圧して前記バッテリ
    ィの充電または前記電動機の駆動を行なう昇圧回路と、 を備えたことを特徴とする電気自動車の回生方式。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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