JPH0627587Y2 - 路面標示材の包装 - Google Patents
路面標示材の包装Info
- Publication number
- JPH0627587Y2 JPH0627587Y2 JP1985089472U JP8947285U JPH0627587Y2 JP H0627587 Y2 JPH0627587 Y2 JP H0627587Y2 JP 1985089472 U JP1985089472 U JP 1985089472U JP 8947285 U JP8947285 U JP 8947285U JP H0627587 Y2 JPH0627587 Y2 JP H0627587Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner bag
- packaging
- road marking
- compound
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は道路の路面標示、交通区画線、例えばセンター
ライン、サイドライン、ゼブララインその他の路面標示
を施工する際に使用する加熱溶融型路面標示材の包装に
関する。
ライン、サイドライン、ゼブララインその他の路面標示
を施工する際に使用する加熱溶融型路面標示材の包装に
関する。
従来の技術 JISK5665-1981の３種として定義されている溶融施工用
路面標示材は、 を主な原材料とするプレミツクスコンパウンドである。
路面標示材は、 を主な原材料とするプレミツクスコンパウンドである。
熱可塑性樹脂は石油樹脂ロジン等、可塑剤はアルキツド
樹脂、植物油、植物油変性アルキツド樹脂液等、充填材
は寒水石、重質炭カル、珪砂等、顔料は白色品はチタン
白（TiO2）、亜鉛華、リトポン等、黄色品は黄鉛（PbCr
2O4）チタンイエロー等、ガラスビーズはJISR3301-1975
の１号品で0.84φm/m以下の球形品を使用する。
樹脂、植物油、植物油変性アルキツド樹脂液等、充填材
は寒水石、重質炭カル、珪砂等、顔料は白色品はチタン
白（TiO2）、亜鉛華、リトポン等、黄色品は黄鉛（PbCr
2O4）チタンイエロー等、ガラスビーズはJISR3301-1975
の１号品で0.84φm/m以下の球形品を使用する。
製造工程は 原料調合→混合→袋詰→製品 で比較的簡単な工程である。
施工する場合は作業車に搭載した溶解釜に袋から出して
投入しプロパンガスバーナー等で加熱溶解する。
投入しプロパンガスバーナー等で加熱溶解する。
その際に局部過熱による塗料の変色を避けるため、附属
している撹拌翼を回転させて行う。撹拌翼の構造にもよ
るが回転数は毎分５０〜５００回転位である。
している撹拌翼を回転させて行う。撹拌翼の構造にもよ
るが回転数は毎分５０〜５００回転位である。
考案が解決しようとする問題点 ところが袋内に収納されているプレミツクスコンパウン
ドは可塑剤を含有しているとはいえ極く僅かで実質的に
粉末であることに加え通常不快な臭いがあり、特に可塑
剤が植物油変性アルキツド樹脂の場合強い不快臭を持つ
ているので、コンパウンドを袋から溶解釜に投入する
時、どうしても粉塵や不快臭が生じ、作業環境があまり
よくなかつた。勿論、これらの問題を解決する提案は種
々あり、製造工程で加熱溶融して薄片やペレツトにして
おく等は極めて有効であるが、元来路面標示材は、コス
トが特に問題となる材料であつて、工程設備が複雑化す
ると大巾なコストアツプを招き、有効な方法であつても
コスト面からとうてい採用し難い欠点があつた。
ドは可塑剤を含有しているとはいえ極く僅かで実質的に
粉末であることに加え通常不快な臭いがあり、特に可塑
剤が植物油変性アルキツド樹脂の場合強い不快臭を持つ
ているので、コンパウンドを袋から溶解釜に投入する
時、どうしても粉塵や不快臭が生じ、作業環境があまり
よくなかつた。勿論、これらの問題を解決する提案は種
々あり、製造工程で加熱溶融して薄片やペレツトにして
おく等は極めて有効であるが、元来路面標示材は、コス
トが特に問題となる材料であつて、工程設備が複雑化す
ると大巾なコストアツプを招き、有効な方法であつても
コスト面からとうてい採用し難い欠点があつた。
本考案はこのような従来の問題点を一掃することを目的
としてなされたものである。
としてなされたものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、樹脂および可塑剤を含有する溶解施工用路面
標示材コンパウンドを収容する内袋と、この内袋を独立
して収容する外袋とを備え、内袋は、上記コンパウンド
が含有する樹脂および可塑剤と溶解温度で相溶しない熱
可塑性高分子樹脂からなる薄い膜厚の包装材から構成さ
れていることを特徴とする路面標示材の包装に係る。
標示材コンパウンドを収容する内袋と、この内袋を独立
して収容する外袋とを備え、内袋は、上記コンパウンド
が含有する樹脂および可塑剤と溶解温度で相溶しない熱
可塑性高分子樹脂からなる薄い膜厚の包装材から構成さ
れていることを特徴とする路面標示材の包装に係る。
実施例 以下に本考案の一実施例を添附図面にもとづき説明する
と次の通りである。
と次の通りである。
本考案に於ては、第１図及び第２図に示すように包装
を、外袋(1)と内袋(2)の２種類に分けてそれぞれを独立
させ、保存、輸送中の強度は外袋(1)に分担させ、標示
材コンパウンド(3)は内袋(2)に収め封をする。要すれば
内袋(2)は第２図に示すように複数個を使用する。溶解
時には外袋(1)を開き、内袋(2)は開封することなくその
まま溶解釜に投入し、加熱溶解後破れて浮上する内袋
(2)の残骸は取除く。
を、外袋(1)と内袋(2)の２種類に分けてそれぞれを独立
させ、保存、輸送中の強度は外袋(1)に分担させ、標示
材コンパウンド(3)は内袋(2)に収め封をする。要すれば
内袋(2)は第２図に示すように複数個を使用する。溶解
時には外袋(1)を開き、内袋(2)は開封することなくその
まま溶解釜に投入し、加熱溶解後破れて浮上する内袋
(2)の残骸は取除く。
外袋(1)の材料は、内容物の重量、保管輸送中に受ける
外力、衝撃、湿気、水に耐えるだけの強度があれば特別
な制限は不要で、クラフト紙、ポリエチレン、塩化ビニ
ール等で充分である。
外力、衝撃、湿気、水に耐えるだけの強度があれば特別
な制限は不要で、クラフト紙、ポリエチレン、塩化ビニ
ール等で充分である。
一方内袋(2)の材料は、種々の条件を同時に満たす必要
があり、例えば標示材溶融（２００℃±２０℃）中に溶
け出したり、標示材中の可塑剤、熱可塑性樹脂と相溶性
があつたり、一部相溶したりするものであつてはならな
い。塗料の作業性、耐久性、色調表面に散布するガラス
ビーズの沈下喰込みの状態に悪影響を与え、ひいてはラ
インの夜間視認性に特に悪影響を与えるので全く溶け出
さない材質とする必要がある。また溶解釜の撹拌翼によ
り容易に破れる必要がある。
があり、例えば標示材溶融（２００℃±２０℃）中に溶
け出したり、標示材中の可塑剤、熱可塑性樹脂と相溶性
があつたり、一部相溶したりするものであつてはならな
い。塗料の作業性、耐久性、色調表面に散布するガラス
ビーズの沈下喰込みの状態に悪影響を与え、ひいてはラ
インの夜間視認性に特に悪影響を与えるので全く溶け出
さない材質とする必要がある。また溶解釜の撹拌翼によ
り容易に破れる必要がある。
内袋(2)の材質としては前述の条件を満たすものとして
熱可塑性高分子樹脂の0.02m/m以下の膜厚のチユーブが
適当で、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリア
ミド樹脂が適当であるがその中でも分子量が20,000以上
のポリエチレンが使いやすいが、これに限定するもので
はない。
熱可塑性高分子樹脂の0.02m/m以下の膜厚のチユーブが
適当で、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリア
ミド樹脂が適当であるがその中でも分子量が20,000以上
のポリエチレンが使いやすいが、これに限定するもので
はない。
内袋(2)は例えば上記チユーブをホツトシーラでシール
し切断することにより得られる。
し切断することにより得られる。
外袋(1)に収められた内袋(2)の口を開き、定量の標示材
コンパウンド(3)を充填した後、内袋(2)次いで外袋(1)
の口を封じることにより、本考案包装が得られる。
コンパウンド(3)を充填した後、内袋(2)次いで外袋(1)
の口を封じることにより、本考案包装が得られる。
施工に際しては、外袋(1)を開き、内袋(2)は口を開くこ
となくそのまま、溶解釜に投入する。而して投入時にコ
ンパウンドの悪臭や粉塵が発生することがなくなる。投
入された内袋(2)は溶解釜内で撹拌翼により破られ、コ
ンパウンドは釜内で常法通り溶解される。内袋(2)の残
骸は溶融コンパウンドより浮上するので、これを取り捨
てることにより、常法通り路面施工を実施できる。
となくそのまま、溶解釜に投入する。而して投入時にコ
ンパウンドの悪臭や粉塵が発生することがなくなる。投
入された内袋(2)は溶解釜内で撹拌翼により破られ、コ
ンパウンドは釜内で常法通り溶解される。内袋(2)の残
骸は溶融コンパウンドより浮上するので、これを取り捨
てることにより、常法通り路面施工を実施できる。
効果 本考案包装によれば標示材コンパウンドは、内袋(2)に
包装された状態のままで溶解釜内に投入されるので、投
入作業時に粉塵や不快臭が殆んど発生することがなくな
り、作業環境を改善できる。
包装された状態のままで溶解釜内に投入されるので、投
入作業時に粉塵や不快臭が殆んど発生することがなくな
り、作業環境を改善できる。
また臭気の作業環境への悪影響がなくなるので、可塑剤
およびバインダ樹脂をより広い範囲から選択使用できる
利点もある。
およびバインダ樹脂をより広い範囲から選択使用できる
利点もある。
第１図及び第２図は、相異なる本考案の実施例をそれぞ
れ示す一部切欠き斜面図である。 図に於て、(1)は外袋、(2)は内袋、(3)は標示材コンパ
ウンドである。
れ示す一部切欠き斜面図である。 図に於て、(1)は外袋、(2)は内袋、(3)は標示材コンパ
ウンドである。
Claims (1)
- 【請求項１】樹脂および可塑剤を含有する溶解施工用路
面標示材コンパウドを収容する内袋と、この内袋を独立
して収容する外袋とを備え、内袋は、上記コンパウドが
含有する樹脂および可塑剤と溶解温度で相溶しない熱可
塑性高分子樹脂からなる薄い膜厚の包装材から構成され
ていることを特徴とする路面標示材の包装。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985089472U JPH0627587Y2 (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 | 路面標示材の包装 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985089472U JPH0627587Y2 (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 | 路面標示材の包装 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61205982U JPS61205982U (ja) | 1986-12-26 |
| JPH0627587Y2 true JPH0627587Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=30643584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985089472U Expired - Lifetime JPH0627587Y2 (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 | 路面標示材の包装 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0627587Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5926615U (ja) * | 1982-08-14 | 1984-02-18 | 大日本除虫菊株式会社 | 温熱袋 |
-
1985
- 1985-06-13 JP JP1985089472U patent/JPH0627587Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61205982U (ja) | 1986-12-26 |
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