JPH06275218A - 電子線描画装置 - Google Patents

電子線描画装置

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JPH06275218A
JPH06275218A JP5064189A JP6418993A JPH06275218A JP H06275218 A JPH06275218 A JP H06275218A JP 5064189 A JP5064189 A JP 5064189A JP 6418993 A JP6418993 A JP 6418993A JP H06275218 A JPH06275218 A JP H06275218A
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JP
Japan
Prior art keywords
electron gun
cathode
vacuum chamber
electron beam
outside
Prior art date
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Pending
Application number
JP5064189A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Hamada
聡 濱田
Kenichi Morimoto
森本健一
Hiroyuki Nakamura
中村洋之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP5064189A priority Critical patent/JPH06275218A/ja
Publication of JPH06275218A publication Critical patent/JPH06275218A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子銃カソード交換後の位置調整を、電子銃
真空室外から真空を保持したまま行うことにより、電子
銃を最良の状態で効率的に使用して高精度の描画ができ
る電子線描画装置。 【構成】 電子銃のカソード3先端とウェネルトキャッ
プ4の中心との相対位置決めを、カソード3又はウェネ
ルトキャップ4に取り付けたX−Y移動機構12と電子
銃装着真空室1を貫通し真空室1の外部から移動機構1
2に駆動力を伝達する駆動力伝達機構とにより、真空室
1外から設定できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子線描画装置に関
し、特に、LSI、超LSI等の高密度集積回路等の微
細パターンの製造の際に電子銃の調整を容易にした電子
線描画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路等の高性能化、高
集積度化への要求は一層増大している。そのため、従来
の紫外線を用いたフォトリソグラフィーに代わって、電
子線、軟X線、イオンビーム等を用いて、より超微細な
パターン加工技術を確立する努力が払われている。特
に、フォトマスクの製造においては、すでに電子線リソ
グラフィーが工業的に実用化されており、ウェーハ基板
への電子線の直接描画も試みられている。
【0003】一方、このような超微細リソグラフィー技
術を可能とするために、使用されるレジスト材料もそれ
に応える特性を有するものでなければならないし、レジ
ストプロセスも重要となり、描画装置に要求される描画
精度も非常に厳しくなっている。
【0004】電子線描画装置は、例えば図3に模式的に
示すような構成になっている。この例の場合、電子銃2
はカソード3、ウェネルト4及びアノード5から構成さ
れており、電子銃2から放出された電子ビームは、アラ
イメントコイル6によりビーム中心が光軸に調節され、
第1アパーチャ7で周辺のボケ部分がカットされ、縮小
レンズ系8を経てビーム径が縮小され、対物レンズ10
により描画面11上に集束されて描画する。なお、図示
しない偏向電極が、第2アパーチャ9と描画面11の間
に設けられている。電子銃2のカソード3として、最
近、例えばLaB6 (ランタンヘキサボライド)単結晶
が使用されている。
【0005】ところで、描画装置の高精度化のために
は、電子銃2の高性能化が最も重要な項目の一つであ
る。そこで、描画装置の精度を維持するためには、電子
銃を常に最適な条件下で使用する必要がある。
【0006】従来、電子銃のカソード3交換は、図4に
示すように、ウェネルトキャップ4のクリーニング後、
実体顕微鏡等を使用して新しいカソード3を組み込み、
ウェネルトキャップ4の穴の中心とカソード3先端の位
置合わせして、電子銃2に実際に装着後、真空室1に電
子銃2を装填して描画装置を立ち上げ、実際に電子ビー
ムを放出してその状態を見ると言う手順を踏んでいた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように電子銃を
常に安定して使用するための最も重要な条件の一つに電
子銃のカソードの位置決めがあるが、その成否は、上記
のような手順の後に描画装置を立ち上げ、電子ビームを
実際に放出することで初めて確認できるので、時間がか
かるという問題があった。
【0008】本発明はこのような従来技術の問題点を解
決するためになされたものであり、その目的は、電子銃
カソード交換後の位置調整を、電子銃真空室外から真空
を保持したまま行うことにより、電子銃を最良の状態で
効率的に使用して高精度の描画ができる電子線描画装置
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決すべ
く種々研究の結果、電子銃から発生した電子ビームを基
板上に収束し、所望のパターンを高精度に描画する装置
において、電子銃真空室にカソード位置決め装置を具備
することにより、ビーム電流をモニターしながら、最適
なカソード位置を設定することにより、上記問題点が解
決できることを見出して、本発明を完成したものであ
る。
【0010】すなわち、本発明の電子線描画装置は、電
子銃から発生した電子線を基板上に収束して所望のパタ
ーンを高精度に描画する電子線描画装置において、電子
銃のカソード先端とウェネルトキャップの中心との相対
位置決めを、カソード又はウェネルトキャップに取り付
けた移動機構と電子銃装着真空室の外部から前記移動機
構に駆動力を伝達する駆動力伝達機構とにより、電子銃
装着真空室外から設定できることを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】本発明においては、電子銃のカソード先端とウ
ェネルトキャップの中心との相対位置決めを、カソード
又はウェネルトキャップに取り付けた移動機構と電子銃
装着真空室の外部からこの移動機構に駆動力を伝達する
駆動力伝達機構とにより、電子銃装着真空室外から設定
できるようにしたので、この真空室の真空を保持したま
ま位置決めが自由にできるようになり、カソードから放
出されるビーム電流値をモニターしながら、最適なカソ
ード位置を設定することができる。したがって、電子銃
を最良の状態で効率的に使用することができ、高精度、
高能率の描画ができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照にして本発明の電子線描画
装置の電子銃部の実施例について説明する。図1はこの
実施例の移動機構を説明する水平断面図、図2は図1の
直線II−IIに沿う垂直断面図である。この実施例に
おいては、電子銃装着用の真空室1にウェネルトキャッ
プ4とアノード5が固定され、カソード3を交換可能に
取り付けるカソード取付部13がウェネルトキャップ4
の穴のに対して光軸に直交するX−Y両方向に移動可能
にX−Y移動機構12に取り付けられている点に特徴が
ある。すなわち、カソード3が交換可能に取り付けられ
るカソード取付部13には相互に直交する孔16、22
が設けられており、一方、X移動枠14には、枠中心で
Y軸方向に伸びるバー15が取り付けられており、この
バー15がカソード取付部13の一方の孔16に滑動可
能に貫通しており、また、別のY移動枠20の枠中心に
は、X軸方向に伸びるバー21が取り付けられており、
このバー21がカソード取付部13の他方の孔22に滑
動可能に貫通している。そして、X移動枠14は、X方
向に回転可能に伸びるスクリュー17に螺合しており、
スクリュー17は真空室1を貫通して室外から外部X駆
動機構18によって回転されるようになっており、同様
に、Y移動枠20は、Y方向に回転可能に伸びるスクリ
ュー23に螺合しており、スクリュー23は真空室1を
貫通して室外から外部Y駆動機構24によって回転され
るようになっている。そして、各移動枠14、20は、
それぞれスクリュー17、23と平行に伸びるガイド1
9、25によってそれぞれX方向、Y方向に移動可能に
なっている。
【0013】したがって、外部X駆動機構18によって
スクリュー17を所定量回転すると、X移動枠14はガ
イド19に沿いX方向にその回転に応じた距離移動し、
X移動枠14中心のバー15が貫通しているカソード取
付部13もその移動に引っ張られてその距離移動調節さ
れる。この際、Y移動枠20が静止していても、その中
心のバー21はカソード取付部13のX方向に伸びる孔
22中を滑動するので、このY移動枠20の状態は、カ
ソード取付部13のX方向移動には、何らの影響も与え
ない。同様に、外部Y駆動機構24によってスクリュー
23を所定量回転すると、Y移動枠20はガイド25に
沿いY方向にその回転に応じた距離移動し、Y移動枠2
0中心のバー21が貫通しているカソード取付部13も
その移動に引っ張られてその距離移動調節される。この
際、X移動枠14が静止していても、その中心のバー1
5はカソード取付部13のY方向に伸びる孔16中を滑
動するので、このX移動枠14の状態は、カソード取付
部13のY方向移動には、何らの影響も与えない。
【0014】そのため、カソード取付部13に新たに取
り付けられたカソード3のウェネルトキャップ4の穴の
に対する光軸直交方向の位置合わせが真空室1外から真
空を保持したまま自由にできるようになり、カソード3
から放出されるビーム電流値をモニターしながら、最適
なカソード位置を設定することができる。したがって、
電子銃を最良の状態で効率的に使用することができ、高
精度の描画ができる。
【0015】以上、本発明の電子線描画装置を実施例に
基づいて説明してきたが、本発明はこの実施例に限定さ
れず種々の変形が可能である。例えば、カソードを交換
可能に取り付けるカソード取付部を固定し、その代わり
にウェネルトキャップを光軸に垂直な2方向に位置調節
可能にしてもよいし、また、X−Y移動機構として、上
記以外の種々のものを用いることができる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電子線描画装置によると、電子銃のカソード先端とウ
ェネルトキャップの中心との相対位置決めを、カソード
又はウェネルトキャップに取り付けた移動機構と電子銃
装着真空室の外部からこの移動機構に駆動力を伝達する
駆動力伝達機構とにより、電子銃装着真空室外から設定
できるようにしたので、この真空室の真空を保持したま
ま位置決めが自由にできるようになり、カソードから放
出されるビーム電流値をモニターしながら、最適なカソ
ード位置を設定することができる。したがって、電子銃
を最良の状態で効率的に使用することができ、高精度、
高能率の描画ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子線描画装置の1実施例の電子銃部
の水平断面図である。
【図2】図1の直線II−IIに沿う垂直断面図であ
る。
【図3】電子線描画装置の構成を模式的に示す図であ
る。
【図4】従来の電子線描画装置の電子銃部の概略の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1…真空室 2…電子銃 3…カソード 4…ウェネルトキャップ 5…アノード 6…アライメントコイル 7…第1アパーチャ 8…縮小レンズ系 9…第2アパーチャ 10…対物レンズ 11…描画面 12…X−Y移動機構 13…カソード取付部 14…X移動枠 15、21…バー 16、22…孔 17、23…スクリュー 18…外部X駆動機構 19、25…ガイド 20…Y移動枠 24…外部Y駆動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01J 37/305 9172−5E H01L 21/027

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子銃から発生した電子線を基板上に収
    束して所望のパターンを高精度に描画する電子線描画装
    置において、電子銃のカソード先端とウェネルトキャッ
    プの中心との相対位置決めを、カソード又はウェネルト
    キャップに取り付けた移動機構と電子銃装着真空室の外
    部から前記移動機構に駆動力を伝達する駆動力伝達機構
    とにより、電子銃装着真空室外から設定できることを特
    徴とする電子線描画装置。
JP5064189A 1993-03-23 1993-03-23 電子線描画装置 Pending JPH06275218A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5064189A JPH06275218A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 電子線描画装置

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JP5064189A JPH06275218A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 電子線描画装置

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JPH06275218A true JPH06275218A (ja) 1994-09-30

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ID=13250870

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JP5064189A Pending JPH06275218A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 電子線描画装置

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JP (1) JPH06275218A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006059513A (ja) * 2004-07-22 2006-03-02 Kuresutetsuku:Kk 電子ビーム照射装置および描画装置
JP2007019045A (ja) * 2003-09-10 2007-01-25 Hitachi High-Technologies Corp 小型電子銃
US8232712B2 (en) 2003-09-10 2012-07-31 Hitachi I High-Technologies Corporation Small electron gun

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