JPH0627493Y2

JPH0627493Y2 - ショッピングカート用傘立て

Info

Publication number: JPH0627493Y2
Application number: JP1990007890U
Authority: JP
Inventors: 栄太郎西田
Original assignee: 大和産業株式会社
Priority date: 1990-01-26
Filing date: 1990-01-26
Publication date: 1994-07-27
Anticipated expiration: 2004-07-27
Also published as: JPH0398177U

Description

【考案の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この考案は、スーパーマーケット等の商品販売店内で買
い物客等が使用するショッピングカートに用いられる傘
立てに関するものである。

〔従来の技術〕

従来、この種のショッピングカート用傘立てとしては、
例えば第４図に示したような、有底の筒体(20)の底部
に、密閉蓋(21)を有する排水口（図示せず）を設けたも
のが存在する。そしてこの傘立ては、第５図に示したよ
うに、前記筒体(20)の側部と取付板(12)の間にショッピ
ングカート（１）のフレーム（４）を挟み込み、取付板
(12)を筒体(20)の側部にネジ(13)で固着することによ
り、ショッピングカート（１）のフレーム（４）に取り
付けるものであった。そして、この密閉蓋(21)をときど
き外すことにより、排水口から傘立てに溜まった雨水を
排水するようにしている。

〔考案が解決しようとする課題〕

ところで、上記従来のショッピングカート用傘立ては、
買い物客等が筒体(20)の中に傘を立てるだけではなく、
筒体(20)をゴミ入れ代わりに使用することがある。しか
しながら、筒体(20)はショッピングカート（１）のフレ
ーム（４）に固着されており、また筒体(20)は細長いの
で、筒体(20)の中に入れられたゴミは、非常に取り出し
難く、排水口に詰まって雨水を排水できなくなるという
課題を有していた。

そこで、この考案は、上記従来のショッピングカート用
傘立てが有する課題を解決することを目的としてなされ
たものである。

〔課題を解決するための手段〕

そのため、この考案では、ショッピングカート（１）の
フレーム（４）に取り付けられる傘立て（６）であっ
て、外筒（６ａ）及び内筒（６ｂ）よりなり、外筒（６
ａ）が前記フレーム（４）の複数本の直線部（５）に無
理嵌め可能とした複数本の溝部（７）を側部に一体的に
形成した復元力を有する合成樹脂材からなる筒体であ
り、内筒（６ｂ）が前記外筒（６ａ）に抜き差し自在に
挿入されている有底の筒体であるショッピングカート用
傘立てとした。

〔作用〕

この考案のショッピングカート用傘立てでは、上記手段
を施したため、ショッピングカート（１）のフレーム
（４）の複数本の直線部（５）に、外筒（６ａ）の複数
本の溝部（７）を無理嵌めして固着することができる。
また、内筒（６ｂ）を必要に応じ外筒（６ａ）から引き
抜くことにより、内筒（６ｂ）のみをショッピングカー
ト（１）のフレーム（４）から取り外すことができる。

〔実施例〕

以下、この考案のショッピングカート用傘立てを実施例
として示した第１図〜第３図の図面に基づいて説明す
る。

第１図及び第２図は、この考案のショッピングカート用
傘立てを取り付けたショッピングカートを示している。
このショッピングカート（１）は、台車（２）と容器
（３）の両側部にフレーム（４）を接合させて、これら
のフレーム（４）によって台車（２）と容器（３）とを
二段配置に保持している。

前記台車（２）は、後部が高くなるように傾斜して形成
されており、載置する買い物籠（図示せず）に商品を入
れ易くしている。前記容器（３）は、図示したような籠
状のものや、図示していないが箱状のもの等、適宜のも
のとすることができる。そして、台車（２）に載置する
買い物籠には、比較的大きな商品を入れることができ、
容器（３）には、比較的小さな商品を入れることにな
る。

前記フレーム（４）は、複数本の直線部（５）を有して
おり、この実施例で示したものでは、二本の平行に配し
た金属棒を直線部（５）としている。直線部（５）は、
この実施例の他に、フレーム（４）を板状体で構成し、
そしてこの板状体に縦長口を設け、この縦長口の口端両
側部を直線部（５）としたり、板状体で構成したフレー
ム（４）に、複数本の縦長突起を設け、この縦長突起を
直線部（５）としたりすることもできる。

そして、前記フレーム（４）の複数本の直線部（５）間
に、外筒（６ａ）及び有底の内筒（６ｂ）よりなる傘立
て（６）の外筒（６ａ）側部に設けた複数本の溝部
（７）を無理嵌めしている。

前記傘立て（６）の外筒（６ａ）側部に設けた複数本の
溝部（７）は、この実施例で示したものでは、第３図に
示したように、平行に並べて互いに対向させた二本の溝
部（７）としている。また、前記傘立て（１）の外筒
（６ａ）は、復元力を有する合成樹脂材等で形成された
筒体とすれば、前記フレーム（４）の複数本の直線部
（５）間に、この傘立て（６）の外筒（６ａ）側部に設
けた複数本の溝部（７）を無理嵌めさせ易くなる。さら
に、前記傘立て（６）の内筒（６ｂ）は、外筒（６ａ）
より一回り小さく形成された有底の筒体であり、外筒
（６ａ）に抜き差し自在に挿入されている。尚、外筒
（６ａ）は、実施例で示したものでは、有底としている
が、底が抜けていても差し支えない。

〔考案の効果〕

この考案のショッピングカート用傘立ては、以上に述べ
たように構成されており、買い物客等が傘を立てるだけ
ではなく、ゴミ入れ代わりに使用されたとしても、内筒
（６ｂ）は必要に応じ外筒（６ａ）から引き抜くことが
できるので、内筒（６ｂ）のみをショッピングカート
（１）のフレーム（４）から取り外し、叩け付けたり、
水洗いしたりすることにより、内筒（６ｂ）の中から入
れられたゴミを完全に取り出すことができ、また本来の
傘立てとして使用する場合の雨水の排水も同時に行うこ
とができる。

さらに、この考案のショッピングカート用傘立ては、シ
ョッピングカート（１）のフレーム（４）の直線部
（５）に外筒（６ａ）の溝部（７）を無理嵌めして固着
するようにしているので、外筒（６ａ）をショッピング
カートのフレーム（４）に取り付けるための商品を製造
する必要も、また前記商品を外筒（６ａ）に取り付ける
ための作業工程も必要ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案のショッピングカート用傘立てを取
り付けたショッピングカートを示す斜視図。第２図は、
同ショッピングカートからこの考案のショッピングカー
ト用傘立てを外した状態を示す斜視図。第３図は、この
考案のショッピングカート用傘立ての分解斜視図。第４
図は、従来のショッピングカート用傘立ての分解斜視
図。第５図は、従来のショッピングカート用傘立てを取
り付けたショッピングカートを示す斜視図。（１）…ショッピングカート（４）…フレーム、（６）…傘立て（６ａ）…外筒、（６ｂ）…内筒（７）…溝部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ショッピングカート（１）のフレーム
（４）に取り付けられる傘立て（６）であって、外筒
（６ａ）及び内筒（６ｂ）よりなり、外筒（６ａ）が前
記フレーム（４）の複数本の直線部（５）に無理嵌め可
能とした複数本の溝部（７）を側部に一体的に形成した
復元力を有する合成樹脂材からなる筒体であり、内筒
（６ｂ）が前記外筒（６ａ）に抜き差し自在に挿入され
ている有底の筒体であることを特徴とするショッピング
カート用傘立て。