JPH06274430A - フロー管理方法、及び分散コンピューティングシステム - Google Patents

フロー管理方法、及び分散コンピューティングシステム

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JPH06274430A
JPH06274430A JP5082738A JP8273893A JPH06274430A JP H06274430 A JPH06274430 A JP H06274430A JP 5082738 A JP5082738 A JP 5082738A JP 8273893 A JP8273893 A JP 8273893A JP H06274430 A JPH06274430 A JP H06274430A
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JP
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processing unit
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server
processing
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JP5082738A
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Yoshio Oshima
良夫 大島
Tsuyoshi Takahashi
強 高橋
Hachihiro Shiotsuki
八宏 塩月
Toshiyuki Majima
敏幸 真島
Hiroki Kono
浩樹 河野
Shinya Kishimoto
真也 岸本
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/16Combinations of two or more digital computers each having at least an arithmetic unit, a program unit and a register, e.g. for a simultaneous processing of several programs
    • G06F15/163Interprocessor communication

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定のフローに従った処理を並列的に進める
ような処理形態を支援できるフロー管理方法を提供す
る。 【構成】 設計フローの進捗状況などを示す設計フロー
データ15をサーバ13及びクライアント1で共有す
る。複数のクライアントによる並列設計処理に対応する
ために、設計フローデータ15の更新はサーバが一括管
理する。クライアントが設計処理を進行した結果、設計
フローの状態が変更されると、クライアントは変更した
設計処理内容をサーバに通知し、サーバがその変更内容
を設計フローデータ15に反映してこれを更新する。更
新された設計フローデータ15はサーバがクライアント
に伝える。各クライアントは、サーバによって管理され
たその設計フローデータ15に基づいて設計フローの進
捗状況を把握する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数人での並列作業を
進めるような処理形態を支援できるフロー管理方法、及
びこのフロー管理方法を適用した分散コンピューティン
グシステムに関し、例えば、ワークステーションやパー
ソナルコンピュータ等で半導体集積回路の設計手順を支
援するシステムに適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体集積回路の設計は、システ
ム仕様に対する機能設計、これに基づく論理設計、論理
設計された論理に対する故障診断やタイミング検証、そ
してレイアウト設計等の手順にしたがって進められる。
これらの工程には人手も介在されるが、CAD(コンピ
ュータ・エイデッド・デザイン)のようなコンピュータ
による支援のための各種ツールやシステムが実用に供さ
れている。しかしながらそのようなDAツールを単発的
に用いた設計効率化は限界に達しようとしている。これ
に関し、設計作業を効率化するためのフレームワークに
ついて記載された文献として、株式会社日経BP社発行
(1992年9月14日発行)の日経エレクトロニクス
1992年9月14日号(No.563)の第101〜
132頁がある。この文献には設計データや設計フロー
をDAシステムで管理して、設計の効率化を図ることに
ついて記載されている。特にその文献の第129〜13
2頁には設計フローと設計データの管理を自動化できる
システムについてのレポートが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記文献
は、各種DAツールの単発的な利用に関する問題点に着
目して、各種DAツールをフレームワークによって統合
すると共に設計フロー管理を行うシステムに関して記載
されているものの、複数人で並列化して設計を進める場
合のフロー管理システムについては言及されていない。
即ち、オペレーションを行う一人の設計者を支援するに
過ぎない。今日の半導体集積回路等のように、設計規模
が非常に大きなものに対しては、設計チームを編成して
複数人による分散的若しくは並列的な設計手法が開発期
間を短縮する上で必須である。本発明者は、サーバ・ク
ライアント・モデルを設計フロー管理に適用して、複数
人での並列設計作業を進めるような設計形態を支援でき
るシステムの必要性を見出した。
【0004】本発明の目的は、一定のフローに従った処
理(業務)を並列的に進めるような処理形態(業務形
態)を支援できるフロー管理方法、さらには、これを適
用した分散コンピューティングシステムを提供すること
にある。本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴
は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろ
う。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。下記の説明においては、組織的に進めら
れる半導体集積回路等の設計フロー管理を一例とする。 〔1〕複数の処理単位(半導体集積回路の階層毎さらに
はブロック毎の機能設計や論理設計等といった設計単
位)によって構成される一連の処理(一連の設計)をサ
ーバ(パーソナルコンピュータ又はエンジニアリングワ
ークステーションによって構成されるサーバデータ処理
手段)の管理の下に、複数のクライアント(パーソナル
コンピュータ又はエンジニアリングワークステーション
によって構成されるクライアントデータ処理手段)が分
散的に進行可能な分散コンピューティングシステムにお
いて、前記複数のクライアントによる前記一連の処理の
進行状況を管理するためのフロー管理方法は、フロー進
行管理、表示管理、及び競合回避管理を含む。フロー進
行管理は、各処理単位の作業進行状況を示すフロー進行
情報を前記サーバ及びクライアントが共有することを前
提とし、クライアントが処理を進行することによって処
理単位の作業進行状況(作業中、作業終了などといった
状況)が変更される事態をクライアントがサーバに通知
するステップと、サーバがその通知内容をフロー進行情
報に反映して更新するステップと、更新されたフロー進
行情報をクライアントに伝達するステップとを含む。表
示管理は、前記フロー進行管理によってサーバから伝達
されるフロー進行情報に基づいてクライアントがその表
示手段にフロー進行状況を表示するステップと、そのフ
ロー進行状況の表示に応じてクライアントの入力手段か
ら指定された処理しようとする処理単位が作業可能であ
るかをクライアントからサーバに問い合わせるステップ
とを含む。競合回避管理は、上記問い合わせに対応する
処理単位がサーバの保有するフロー進行情報に照らして
現在作業中でなく、且つ作業可能であるときに、その問
い合わせ元のクライアントに作業許可を通知するステッ
プと、当該作業許可通知に対応する単位処理をサーバの
保有するフロー進行情報上において作業中に更新するス
テップとを含む。 〔2〕そのようなフロー管理方法を適用した分散コンピ
ューティングシステムは、サーバ、複数のクライアン
ト、及び記憶装置を備える。前記記憶装置は、前記一連
の処理の各処理単位を表象する内容を表示させるための
表示情報と、夫々の処理単位を実行するための支援プロ
グラムの所在情報と、個々の処理単位の作業実行状況を
示すフロー進行情報と、実行可能な処理単位を示すリス
ト情報とを記憶する。クライアントは前記一連の処理を
分散的に進行し、サーバがそれを管理する。サーバはそ
の管理のために、記憶装置から前記フロー進行情報及び
リスト情報を取込む。クライアントは、サーバを介して
前記表示情報、所在情報、及びフロー進行情報が転送さ
れ、転送された表示情報及びフロー進行情報に基づき、
前記一連の処理の各処理単位を表象する内容とその処理
内容に対する実行状態とを表示手段に表示させると共
に、実行しようとする処理単位が実行可能であるかをサ
ーバへ問い合わ、その問い合わせの結果に基づいて実行
許可された処理単位を、対応する所在情報の支援プログ
ラムにしたがって実行し、その実行結果をサーバへ通知
するものである。サーバは、前記実行可能であるかの問
い合わせに対して、自らが保有するフロー進行情報を参
照して当該処理単位が実行中でないことを判定し、且つ
自らが保有するリスト情報を参照して当該処理単位が実
行可能な処理であることを判定した場合に、その問い合
わせ元のクライアントに当該処理単位の実行を許容し、
これに応じて自らが保有するフロー進行情報における当
該処理単位の実行状態を実行中という状態に変更し、ま
た、クライアントからの前記実行結果の通知に対して
は、通知された内容を自らが保有するフロー進行情報に
反映し、且つ、その実行結果の通知が正常処理である場
合には当該単位処理の次に続く処理単位をリスト情報に
含める処理を行い、さらに、更新したフロー進行情報に
対しては、これをクライアントに転送するものである。 〔3〕上記更新されたフロー進行情報のサーバからクラ
イアントへの転送制御にはリビジョン番号を利用する。
リビジョン番号はフロー進行情報の更新回数を示す情報
である。前記サーバはさらに、リビジョン番号の記憶領
域を有し、前記更新したフロー進行情報を前記クライア
ントに転送するとき当該リビジョン番号もそのクライア
ントに転送し、また、前記クライアントからのリビジョ
ン番号問い合わせに対してその記憶領域のリビジョン番
号を問い合わせ元のクライアントに通知するものであ
る。これに応じて前記クライアントはさらに、サーバか
らフロー進行情報と共に転送されたリビジョン番号を保
持する記憶領域を有し、これに記憶されたリビジョン番
号と前記リビジョン番号の問い合わせによって返送され
たリビジョン番号との不一致を条件に、フロー進行情報
の転送をサーバに要求するものである。 〔4〕既に処理が終了された処理単位に戻って当該処理
を再試行する自由度を保証する。このために、前記サー
バはさらに、実行終了された処理単位に対しては、その
識別情報を前記リスト情報から非削除とし、前記クライ
アントからの実行可能性の問い合わせに対して、当該処
理単位が未実行であるかをフロー進行情報から判定し、
この判定結果が未実行でない場合には当該処理単位の実
行結果が反映される実行済み処理単位を未実行状態とす
るようにフロー進行情報を更新し、当該実行状態が変更
された処理単位に対しては、その識別情報を前記リスト
情報から削除するものである。
【0006】
【作用】上記した手段によれば、前記フロー進行管理
は、サーバが更新した最新のフロー進行情報を各クライ
アントが共有できるように作用する。換言すれば、クラ
イアント・サーバモデルのシステムにおいて単一の設計
フローを組織的に管理できる。上記組織的に管理された
フロー進行情報に基づいて設計フローの進捗状況を表示
手段に表示する表示管理は、複数人で並列設計作業を進
めるとき、各設計者に対して、個々に設計フローの進捗
状況を確認可能にする。設計フローの進捗状況に応じて
クライアントが実行しようとする処理に対する競合回避
管理は、複数のクライアントが同時に同一の処理を実行
する事態を阻止し、データ保護を保証する。これらの作
用により、クライアント・サーバモデルのシステムにお
いて複数人での並列設計作業を進めるような設計形態の
支援が実現される。
【0007】
【実施例】図2には本発明の一実施例に係る分散コンピ
ューティングシステムのブロック図が示される。同図に
示されるシステムは、ネットワーク10で接続されたサ
ーバ13とクライアント1を備え、特に制限されない
が、外部記憶装置12がサーバ13に接続され、モニタ
7、キーボード8、及びポインティングデバイスとして
のマウス9が夫々のクライアント1に接続されている。
同図においてクライアント1とサーバ13は夫々別々の
コンピュータ(パーソナルコンピュータ又はワークステ
ーションなど)で構成されているように図示されている
が、サーバ13は、コンピュータ上で単独に、又はクラ
イアントと同一のコンピュータ上で稼動する構成であっ
てもよい。サーバ13は、特に制限されないが、CPU
(中央処理装置)のような演算部5を中心に、データの
一時記憶領域又は演算部の作業領域などとされる記憶部
4、ネットワーク10に結合されてプロトコル制御等を
行うネットワーク制御部6、及び外部記憶装置12との
インタフェース制御を行う外部記憶制御部11によって
構成される。夫々のクライアント1は、特に制限されな
いが、CPU(中央処理装置)のような演算部50を中
心に、データの一時記憶領域又は演算部の作業領域など
とされる記憶部40、ネットワーク10に結合されてプ
ロトコル制御等を行うネットワーク制御部6、モニタ7
の表示制御を行う表示制御部2、及びキーボード8やマ
ウス9とのインタフェース制御を行う入力制御部3によ
って構成される。
【0008】本実施例のシステムは、特に制限されない
が、半導体集積回路の組織的な設計を支援するための分
散コンピューティングシステムである。このシステムが
支援する設計フローは、特に制限されないが、図3に示
されるように、機能設計、論理設計、自動診断、タイミ
ング検証、レイアウト、チェック各設計工程を含む。同
図において論理設計に関しては半導体集積回路をブロッ
ク1〜ブロックnにブロック分割して論理設計を行うよ
うに示されている。その他の設計工程については、単一
の工程のように図示されているが、論理設計と同様にブ
ロック分割で設計が進められるものと理解されたい。同
様にレイアウトやそのチェックに関しても、マスクの階
層又はブロックに分けて行われるものと理解されたい。
【0009】図3は実際には、後述する設計フロー管理
の結果としてモニタ7に表示された設計フローの表示ウ
インドウ70である。全体的な処理の流れの方向は例え
ば矢印によって示唆される。クライアント1におけるユ
ーザインタフェースは、特に制限されないが、ポインテ
ィングデバイスを利用したGUI(グラフィック・ユー
ザ・インタフェース)であり、図3に示される矩形又は
菱形の図形をマウス9でクリックすると、その領域に表
示された処理を支援するためのアプリケーションプログ
ラム若しくはDAツールを起動できるようになってい
る。例えば図4に示されるように機能設計の領域をクリ
ックすると、機能設計のためのアプリケーションプログ
ラムが起動され、そのための処理メニュー等が階層的に
モニタ7に表示され、クライアント1はそのようなDA
ツールの制御に移される。また、図4に示されるように
判定の領域をクリックすると、その直前の設計工程の結
果に対する人手を介した評価のためのルーチンが起動さ
れ、仕様との不一致がないか、機能規模は実現可能か等
の問い合わせ画面が現れ、これに応答することによって
直前の設計工程の良否に関し、設計者の判断が加味され
る。尚、判定の直前の各設計工程においては、DAツー
ル自体によって所定の検証が行われ、正常や異常などの
数段階に分けた終了コードが返される。
【0010】次に、前記GUIに最適なものとして、設
計フロー管理のためのデータ構造を説明する。先ず前記
図3に示されるウィンドウ70の内部は図5のように矩
形のセルCEL(x,y)をマトリクス配置して領域が
定義される。本実施例に従えば、ウィンドウ70上で機
能を表示したい位置のセルに当該機能を割当ててある。
図5に示されるセルへの機能割当て(機能設計、判定等
の機能割当て)は、図3の機能表示の順番に対応されて
いる。そして、各セルに固有の情報をセル配置に対応さ
せて展開した図6のセル情報テーブル400が利用され
る。セル情報テーブル400もセルのマトリクス配置に
対応されたセル情報領域IE(x,y)を有する。矩形
で示されたセル情報領域IE(x,y)は、図5のセル
CEL(x,y)に一対一対応される領域である。図6
においては、個々のセル情報領域IE(x,y)もセル
配置と物理的に同一のように示されているが、実際に
は、セルCEL(x,y)とセル情報領域IE(x,
y)がアドレ情報等によって一対一対応されていればよ
い。図6に示されるセル情報の配置状態も図6のセル機
能割当てに対応されている。セル情報テーブル400は
前記記憶部4,40の記憶領域(例えばランダム・アク
セス・メモリの所定記憶領域)に展開されることにな
る。図5のウィンドウ70において一つのセルがマウス
9でクリックされると、クリックされたウィンドウ70
上の座標からそのセルに対応するセル情報の記憶領域が
アクセスされる。クライアント1においてこの制御は、
表示制御部2及び入力制御部3を介して演算部50が行
う。
【0011】各セル情報領域IE(x,y)は、次に示
すデータの格納領域を有する(図6参照)。図3に示さ
れる設計フローの設計単位を表象する内容(機能設計、
自動診断等の名称とそれを囲む矩形及び矢印)、即ち絵
柄を表示させるための表示用データDdispと、夫々
の設計単位を実行するための支援プログラムとしてのア
プリケーションプログラムの所在データAapl及びア
プリケーションプログラム名Naplと、個々の設計単
位の作業実行状況を示すフロー進行情報を構成するため
の状態データSflwとである。
【0012】特に制限されないが、本実施例において前
記状態データSflwは、図6に示されるように、設計
単位の未実行、実行中、正常終了、異常終了の中から何
れかを選択的に示す情報を有する。そして各状態には夫
々異なる表示色を指定する情報が含まれる。この状態デ
ータSflwは、表示用データDdispと共に機能表
示にも利用され、対応する機能表示部分を実行状態に応
じた色でモニタ7に表示させる。
【0013】各セルにおける前記表示用データDdis
p、アプリケーションプログラムの所在データAap
l、アプリケーションプログラム名Napl、及びフロ
ー進行情報としての状態データSflwの原始データ
は、データベース化されて前記外部記憶装置12が保有
する。本実施例のシステムにおいて、設計フロー管理に
必要なその他の情報としてリスト情報Drstがある。
このリスト情報Drstは、実行可能な設計単位を示す
ものであり、例えば、図7に示される配列情報とされ、
実行可能な設計単位に対応されるセルの識別情報を順次
ポインタで繋げて構成される。斯るリスト情報Drst
の原始データも同様に外部記憶装置12が保有する。本
明細書において、セル情報テーブル400を構成する各
セルの上記表示用データDdisp、アプリケーション
プログラムの所在データAapl、アプリケーションプ
ログラム名Napl、及びフロー進行情報としての状態
データSflwと、前記リスト情報Drstとを総称し
て設計フローデータ15と称する。
【0014】前記設計フローデータ15の管理はサーバ
13が行う。クライアント1は設計フローに従った設計
処理を分散的に進行することになるが、サーバ13がそ
れを管理する。サーバ13はその管理のために、外部記
憶装置12から前記設計フローデータ15を取込んで記
憶部4に内部形式で展開する。内部形式とは図6及び図
7に示されるデータ形式であり、クライアント1と共有
可能な形式である。クライアント1はサーバ13から転
送される設計フローデータ15を共有する。但しクライ
アント1はリスト情報Drstを共有しない。若しくは
クライアント1が共有してもそれを参照して自らの処理
に反映しなければそれと実質的に同じである。
【0015】図1にはサーバ13とクライアント1との
間におけるデータの共有状態が示される。本実施例にお
いてそれらが共有するデータは、リスト情報Drstを
除いた設計フローデータ15とリビジョン番号Revで
ある。この共有データは図において2点鎖線で囲まれた
Dcomとして図示される。リビジョン番号Revは、
サーバ13の設計フロー管理において状態データSfl
wの更新回数を示すデータである。また、サーバ13は
設計処理を要求してきたクライアント数を示す情報(ク
ライアント数)Citを保有する。リビジョン番号Re
v及びクライアント数Citはサーバが起動される度に
記憶部4の作業領域に生成されるテンポラリなデータで
ある。尚、便宜上サーバ13が保有する内部形式の設計
フローデータは15aとして、さらにリスト情報Drs
tを除いてクライアント1が保有する設計フローデータ
は15bとして図示される。
【0016】次に設計フロー管理の手順の一例を説明す
る。図8及び図9にはクライアント1の処理が示され、
図10〜図13にはサーバ13の処理が示される。
【0017】クライアント1が起動されると、先ずサー
バ13が既に起動されているかが判定される(ステップ
C1)。サーバ13が起動されてなければサーバ13に
対してサーバ起動コマンドが発行される。サーバ13が
起動済みのときはサーバ13にクライアント数追加コマ
ンドが発行される。
【0018】サーバ13は、前記サーバ起動コマンドを
受けると起動され(ステップS1)る。起動直後にサー
バは、外部記憶装置12から設計フローデータ15を記
憶部4にロードして(ステップS2)、これを内部形式
に展開する(ステップS3)。これによって、記憶部4
は、各セルの表示用データDdisp、アプリケーショ
ンプログラムの所在データAapl、アプリケーション
プログラム名Napl、及びフロー進行情報としての状
態データSflwによって構成されるセル情報テーブル
400と、リスト情報Drstとを保有する。次いでリ
ビジョン番号Rivとクライアント数Citが初期化さ
れる(ステップS4,S5)。初期値は夫々Riv=
0、Cit=1である。その後サーバ13はクライアン
ト1からのコマンド入力を待ち、入力コマンドを解読し
て(ステップS6)、その解読結果に対応する処理を行
う。その処理は、例えばエンドコマンド応答処理、クラ
イアント数追加コマンド応答処理、共有データコピー要
求コマンド応答処理、セル実行可問い合わせコマンド応
答処理、及び実行状態変更コマンド応答処理の各処理と
される。
【0019】前記クライアントのステップC2における
クライアント数追加要求コマンドに対するサーバ13の
応答処理は、図13のステップS40に示されるように
クライアント数Citに1を加算する処理とされる。サ
ーバはそのクライアント数Citによって現在稼動中の
クライアント数を把握する。
【0020】図8に戻って、前記ステップC2又はC3
の次にクライアント1は、共有データコピー要求コマン
ドをサーバ13に発行する(ステップC4)。これに対
するサーバ13の処理は、図13のステップS50に示
されるように、共有データDcomのコピーを要求元ク
ライアント1に転送する処理とされる。共有データDc
omを受け取ったクライアント1は、当該共有データD
comに含まれる各セルの状態データSflw及び表示
用データDdispによって、図3に示されるような設
計フローをモニタ7に表示し(ステップC6)、機能設
計のような各設計単位はその実行状態に応じて色分けさ
れる。この設計フローにおいて初めて設計を開始すると
きは、全ての設計単位は未実行状態であるので灰色に表
示されている。またこのとき、リスト情報にはスタート
セルCEL(1,0)に続く機能設計セルCEL(1,
1)の識別情報が繋がれているだけである。
【0021】クライアント1を操作する設計者はその表
示画面を見ながらマウス9で機能選択を行うことにな
る。クライアント1はステップC7においてマウス入力
かインターバルタイムかの判定を行っており、マウス入
力があると、選択されたセルをマウスクリック座標から
判定し(ステップC8)、判定されたセルが実行可能か
の問い合わせコマンドをサーバ13に発行する(ステッ
プC9)。
【0022】これを受けてサーバ13が実行するセル実
行可問い合わせコマンド応答処理は、問い合わせされた
セルの設計単位が未実行かをセル情報テーブル400を
参照して判定するステップS21と、当該問い合わせさ
れたセルが実行可能かをリスト情報Drstを参照して
判定するステップS22を含む。実行可能かの判定ステ
ップS22は、ステップS21での判定結果が未実行の
場合に実行される。この判定ステップにS22では、図
7に示されるようなリスト情報Drstに繋がれている
セル識別情報の中に問合わせ元で指定されたセルに対応
するものが含まれているかを判定し、含まれていれば実
行可能と判定される。実行可能と判定されたとき、セル
情報テーブル400において当該実行可能と判定された
セルの状態データSflwが未実行から実行中に変更さ
れる。実行状態が変更されると、リビジョン番号Rev
が1だけ増加される(ステップS26)。そして、その
問合わせ元のクライアント1に実行可能であることが通
知される(ステップS27)。一方、ステップS22の
判定において実行不可能である場合にはその旨が問合わ
せ元クライアント1に通知される(ステップS28)。
【0023】ところで、前記ステップS21から分岐さ
れるステップS23及びS24は、一旦実行された設計
単位を再度処理可能にするためのステップである。すな
わち、ステップS21における未実行かの判定で否と判
定されると、セル情報テーブル400において当該コマ
ンド要求元のセルよりも下位(図5のセル配置における
下方位置)のセルの状態データSflwが未実行に変更
される(ステップS23)。そして、リスト情報Drs
tをその変更に整合させるため、当該コマンド要求元の
セルよりも下位のセルがリスト情報Drstから削除さ
れる(ステップS24)。その後ステップS25が実行
されることになる。ここで、前記ステップS23及びS
24は、一旦実行された設計単位を再度処理可能にする
が、データ保護の観点から、ステップS23の前にデー
タ保護のための図示しないステップを配置しておくこと
ができる。例えば、全てのクライアントに承認を求めた
り、実行状態を変更しようとする設計単を処理したクラ
イアントに承認を求め、承認された場合にのみステップ
S23及びS24を実行できるようにする。
【0024】上記図12のコマンド応答処理の結果は図
8のクライアント1による判定ステップC10で判断さ
れる。クライアントが処理しようとした設計単位が実行
不可能であると判断されたときは、実行不可能メッセー
ジがモニタ7に表示されて(ステップC11)、ステッ
プC7に制御が戻される。クライアント1が実行可能で
あると判断すると、マウスで選択されたセルに対応する
セル情報IE(x,y)を検索し、これに含まれるアプ
リケーションプログラムの所在情報Aaplで指定され
るアプリケーションプログラムを実行する(ステップC
16)。これにより、クライアント1ではマウスで選択
した設計業務を当該アプリケーションプログラムに従っ
て進めることができる。アプリケーションプログラムの
実行を終了すると(ステップS17)、そのアプリケー
ションプログラムから返される終了コードによって終了
状態が判定される(ステップS18)。判定されるべき
終了状態は、正常終了、異常終了、未完終了(処理途中
で終了して後で継続)とされる。そして正常終了と異常
終了の場合には、その終了コードと共に実行状態変更コ
マンドがサーバ13に与えられる。未完終了の場合に
は、後で処理が継続されるため、リスト情報Drst及
びセル情報テーブル400を変更する必要がないので、
実行状態変更コマンドは発行されない。
【0025】サーバ13は実行状態変更コマンドを受け
取ると(図11参照)、終了コードから正常終了かを判
定し(ステップS10)、正常終了の場合にはセル情報
テーブル400における対応セルの状態データSflw
を正常終了に変更し(ステップS11)、異常終了の場
合にはセル情報テーブル400における対応セルの状態
データSflwを異常終了に変更する(ステップS1
4)。正常終了の場合には、当該セル直後のセルの識別
情報をリスト情報Drstに追加して当該直後のセルで
示される次の設計単位を実行可能にする(ステップS1
2)。上記のようにして正常終了及び異常終了の何れの
場合もセル情報テーブル400が更新されるため、リビ
ジョン番号Revが一つ加算され、セル情報テーブル4
00が変更されたことを、そのリビジョン番号Revか
らクライアントが把握できるようにする。
【0026】サーバ13によるそのようなセル情報テー
ブル400の変更は、図8のステップC7を介してクラ
イアント1が認識する。即ち、ステップC7においてイ
ンターバルタイムであることが判定されると、クライア
ント1はサーバ13にリビジョン番号を問い合わせる
(ステップS12)。問い合わせ元クライアント1は、
自らが保有するリビジョン番号Revが、その問い合わ
せによってサーバ13から転送されるリビジョン番号R
evと一致しないかを判定する(ステップS13)。一
致していればクライアント1とサーバが夫々保有するセ
ル情報テーブル400の内容は一致するので、前記ステ
ップC7に制御が戻される。一致していない場合には、
クライアント1はサーバに共有データDcomのコピー
要求コマンドを発行する(ステップc14)。
【0027】サーバ13は、その共有データDcomの
コピー要求コマンドを受けると、図13に示されるよう
に、共有データDcomのコピーを要求元クライアント
1に転送する(ステップS50)。
【0028】これによってそのクライアントは、最新の
リビジョン番号Revとセル情報テーブル400とを入
手することができ、そのセル情報テーブル400のセル
情報に基づいてセルの絵柄及び色をモニタ7に再描画し
て、設計者が最新の設計フローの状態を把握できるよう
にする。尚、前記インターバルタイムは、図示しないタ
イマー手段で計数され、周期的にそのインターバルタイ
ムの到達が通知される。
【0029】図8においてステップC21ではクライア
ント1による処理の終了を判定し、終了でなければステ
ップC8に制御が戻される。終了と判定された場合に
は、エンドコマンドがサーバ13に発行され(ステップ
C22)、そのあとでクライアント1の制御が全て終了
される(ステップC23)。エンドコマンドを受けたサ
ーバ13は、クライアント数Citを一つ減算し(ステ
ップS30)、その結果、動作しているサーバの数を確
認し(ステップS31)、他に動作されているクライア
ント1がある場合にはサーバの動作は終了されない。他
に動作されているクライアント1が無いときは、サーバ
1は設計フローデータを記憶部4から外部記憶装置12
にセーブして、制御を終了する。
【0030】上記実施例によれば以下の作用効果があ
る。 (1)クライアント1が処理を進行することによって設
計フローの作業進行状況(作業中、作業終了などといっ
た状況)が変更される事態をクライアント1がサーバ1
3に通知し(図9のステップC19)、これを受けたサ
ーバ13がその通知内容をフロー進行情報Dflwに反
映して更新し(図11の実行状態変更コマンド応答処
理)、更新されたフロー進行情報Dflwをクライアン
トに伝達する処理(図13の共有データコピー要求コマ
ンド応答処理)を含むフロー進行管理により、サーバ1
3が更新した最新のフロー進行情報を各クライアント1
が共有できる。したがって、クライアント・サーバモデ
ルのシステムにおいて単一の設計フローを組織的に管理
できる。 (2)前記フロー進行管理によってサーバ13から伝達
されるフロー進行情報Dflwに基づいてクライアント
1がそのモニタ7にフロー進行状況を表示するステップ
(図8のステップC15)と、そのフロー進行状況の表
示に応じてクライアント1のマウス9で指定された処理
しようとする処理単位が作業可能であるかをクライアン
ト1からサーバ13に問い合わせステップ(図8のステ
ップC9)とを含む表示管理により、フロー進行情報D
flwに基づいて設計フローの進捗状況がモニタ7に表
示される。これにより、複数人で並列設計作業を進める
とき、各設計者に対して、個々に設計フローの進捗状況
を確認可能にできる。したがって、設計者各人が進捗状
況を個別的にメモしておく必要もなく、しかも設計をし
ながら設計グループの他人による進行状況も容易に把握
できる。 (3)図8のステップC9に示される実行可能かの問い
合わせに対応する処理単位がサーバ13のフロー進行情
報Dflwに照らして現在作業中でなく、且つサーバ1
3のリスト情報Drstに照らして作業可能であるとき
に、その問い合わせ元のクライアント1に作業許可を通
知し(図12のステップS27)、当該作業許可通知に
対応する単位処理をサーバ13のフロー進行情報Dfl
w上において実行中に更新する(図12のステップS2
5)処理を含む競合回避管理は、複数のクライアント1
が同時に同一の処理を実行する事態を阻止し、データ保
護を保証する。 (4)上記(1)〜(3)により、クライアント・サー
バモデルのシステムにおいて複数人での並列設計作業を
進めるような設計形態を支援することができる。即ち、
設計の進行状況を設計グループ全体で容易に把握でき、
これによって、設計作業の重複防止、設計作業間での連
絡受け渡しを容易に行うことができ、以って、複数人で
設計を効率的に行うことができると共に、設計期間も短
縮することができる。 (5)フロー進行情報の更新回数を示すリビジョン番号
Revをサーバ13及びクライアント1が共有し、これ
をフロー進行情報Dflwをサーバ13からクライアン
ト1へ転送する制御に利用する。即ち、サーバ13は、
フロー進行情報Dflwをクライアント1に転送すると
き当該リビジョン番号Revもそのクライアントに転送
し(共有データDcomとして図13のステップs50
で転送)、また、クライアント1からのリビジョン番号
問い合わせ(図8のステップC12)に対して、サーバ
13が保有するリビジョン番号Revを問い合わせ元の
クライアント1に通知する。これに応じて前記クライア
ント1は、サーバ13からフロー進行情報Dflwと共
に転送されたリビジョン番号Revとクライアント1が
保有するリビジョン番号Revとの不一致を条件に(図
8のステップC13)、フロー進行情報の転送をサーバ
に要求する(図8のステップC14)。これにより、実
行状態の更新に連動してクライアント1は、最新のセル
情報テーブル400をサーバ13から確実に得ることが
できる。 (6)実行終了された処理単位に対しては、その識別情
報をリスト情報Drstから非削除とし、クライアント
1からの実行可能性の問い合わせに対する判定結果が未
実行でない場合には当該処理単の実行結果が反映される
実行済み処理単位を未実行状態とするようにフロー進行
情報を更新し(図12のステップS23)、当該実行状
態が変更された処理単位に対しては、その識別情報を前
記リスト情報Drstから削除する(図12のステップ
S24)。これにより、既に処理が終了された設計単位
に戻って当該設計処理をやり直しできる自由度を保証す
ることができる。
【0031】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。例えば半
導体集積回路の設計フローは図3に示される工程に限定
されず適宜変更可能出ある。クライアントの数は2個に
限定されない。また、リスト情報は図7で説明した配列
構造に限定されず、先入れ先出し形式のキューイングテ
ーブルに変えてもよい。この場合には、単位処理の正常
終了によって次の単位処理の識別情報をプッシュすると
共に、実行終了した単位処理の識別情報をポップするこ
とができる。
【0032】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である半導体
集積回路の設計フロー管理に適用した場合について説明
したが、本発明はそれに限定されず、マルチチップで構
成されるような回路システムはもとより機械的なシステ
ムまたは機械装置の設計フロー管理、さらにはその他の
業務のフロー管理等に広く適用することができる。本発
明は、少なくとも一定のフローに従った処理を複数人で
並列的に進めるような処理形態を支援する条件のものに
適用できる。
【0033】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0034】(1)サーバが更新した最新のフロー進行
情報を各クライアントが共有できるようにするフロー進
行管理により、クライアント・サーバモデルのシステム
において単一の業務処理フローを組織的に管理できる。 (2)上記組織的に管理されたフロー進行情報に基づい
て業務フローの進捗状況を表示手段に表示する表示管理
により、複数人で並列処理作業を進めるとき、各作業者
が個々に業務処理フローの進捗状況を確認できる。した
がって、作業者各人が進捗状況を個別的にメモしておく
必要もなく、しかも業務をしながら業務グループの他人
による業務の進行状況も容易に把握できる。 (3)業務フローの進捗状況に応じてクライアントが実
行しようとする処理に対する競合回避管理により、複数
のクライアントが同時に同一の処理を実行する事態を阻
止し、データの保護を保証することができる。 (4)上記(1)〜(3)により、クライアント・サー
バモデルのシステムにおいて複数人での並列作業を進め
るような業務形態を支援することができる。即ち、業務
の進行状況を業務グループ全体で容易に把握でき、これ
によって、業務作業の重複防止、業務作業間での連絡受
け渡しを容易に行うことができ、以って、複数人で一連
の業務を効率的に行うことができると共に、一連の業務
完了期間も短縮することができる。 (5)フロー進行情報をサーバからクライアントへ転送
する制御にリビジョン番号を利用することにより、処理
単位(業務単位)の実行状態の更新に連動してクライア
ントは、最新のフロー進行情報をサーバから確実に得る
ことができる。 (6)実行終了された処理単位に対しては、その識別情
報をリスト情報から非削除とし、クライアントからの実
行可能性の問い合わせに対する判定結果が未実行でない
場合には当該処理単の実行結果が反映される実行済み処
理単位を未実行状態とするようにフロー進行情報を更新
し、当該実行状態が変更された処理単位に対しては、そ
の識別情報を前記リスト情報から削除する、という処理
手順によって、既に処理が終了された処理単位に戻って
当該処理単位をやり直しできる自由度を保証することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る分散コンピューティン
グシステムのサーバとクライアントによる設計フロー管
理のためのデータ共有状態を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係る分散コンピューティン
グシステムのブロック図である。
【図3】半導体集積回路の組織的な設計を支援するため
の分散コンピューティングシステムにおいて設計フロー
管理の結果としてモニタに表示された設計フローの一例
を示す説明図である。
【図4】図3に示される矩形又は菱形の図形をマウスで
クリックしたときの表示状態の一例を示す説明図であ
る。
【図5】図3に示されるウィンドウ内部に定義されたセ
ルCEL(x,y)のマトリクス配置状態を示す説明図
である。
【図6】セルのマトリクス配置に対応されるセル情報テ
ーブルの一例説明図である。
【図7】配列によって構成されたリスト情報の一例説明
図である。
【図8】設計フロー管理のためのクライアントによる一
例処理手順を示すフローチャートである。
【図9】図8に示される処理の続きを示すフローチャー
トである。
【図10】設計フロー管理のためのサーバによる一例処
理手順を示すフローチャートである。
【図11】図10に示される実行状態変更コマンド応答
処理の一例フローチャートである。
【図12】図10に示されるセル実行可問い合わせコマ
ンド応答処理の一例フローチャートである。
【図13】図10に示されるエンドコマンド応答処理、
クライアント追加コマンド応答処理、及び共有データコ
ピー要求コマンド応答処理の夫々の一例フローチャート
である。
【符号の説明】
1 クライアント 4,40 記憶部 5,50 演算部 7 モニタ 9 マウス 12 外部記憶装置 13 サーバ 70 表示ウィンドウ CEL(x,y) セル IE(x,y) セル情報領域 400 セル情報テーブル Ddisp 表示用データ Aapl 所在データ Sflw 状態データ Drst リスト情報 Rev リビジョン番号 15 設計フローデータ Dcom 共有データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩月 八宏 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 真島 敏幸 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 河野 浩樹 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 岸本 真也 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の処理単位によって構成される一連
    の処理をサーバの管理の下に複数のクライアントが分散
    的に進行可能な分散コンピューティングシステムにおい
    て、前記複数のクライアントによる前記一連の処理の進
    行状況を管理するためのフロー管理方法であって、 各処理単位の作業進行状況を示すフロー進行情報を前記
    サーバ及びクライアントが共有し、クライアントが処理
    を進行することによって処理単位の作業進行状況が変更
    される事態をクライアントがサーバに通知するステップ
    と、サーバがその通知内容をフロー進行情報に反映して
    更新するステップと、更新されたフロー進行情報をクラ
    イアントに伝達するステップとを含むフロー進行管理
    と、 前記フロー進行管理によってサーバから伝達されるフロ
    ー進行情報に基づいてクライアントがその表示手段にフ
    ロー進行状況を表示するステップと、そのフロー進行状
    況の表示に応じてクライアントの入力手段から指定され
    た処理をしようとする処理単位が作業可能であるかをク
    ライアントからサーバに問い合わせるステップとを含む
    表示管理と、 上記問い合わせに対応する処理単位がサーバの保有する
    フロー進行情報に照らして現在作業中でなく、且つ作業
    可能であるときに、その問い合わせ元のクライアントに
    作業許可を通知するステップと、当該作業許可通知に対
    応する単位処理をサーバの保有するフロー進行情報上に
    おいて作業中に更新するステップとを含む競合回避管理
    と、を含むことを特徴とするフロー管理方法。
  2. 【請求項2】 複数の処理単位によって構成される一連
    の処理を分散的に進行可能な複数のデータ処理手段と、 前記一連の処理の各処理単位を表象する内容を表示させ
    るための表示情報と、夫々の処理単位を実行するための
    支援プログラムの所在情報と、個々の処理単位の作業実
    行状況を示すフロー進行情報と、実行可能な処理単位を
    示すリスト情報とを記憶するための記憶手段と、 前記記憶手段から前記フロー進行情報及びリスト情報を
    取込んで、前記データ処理手段による一連の処理の進行
    状況を管理するための管理手段とを備え、 前記データ処理手段は、管理手段を介して前記表示情
    報、所在情報、及びフロー進行情報が転送され、転送さ
    れた表示情報及びフロー進行情報に基づき、前記一連の
    処理の各処理単位を表象する内容とその処理内容に対す
    る実行状態とを表示手段に表示させると共に、実行しよ
    うとする処理単位が実行可能であるかを管理手段へ問い
    合わ、その問い合わせの結果に基づいて実行許可された
    処理単位を対応する所在情報の支援プログラムにしたが
    って実行し、その実行結果を管理手段へ通知するもので
    あり、 前記管理手段は、前記実行可能であるかの問い合わせに
    対して、自らが保有するフロー進行情報を参照して当該
    処理単位が実行中でないことを判定し、且つ自らが保有
    するリスト情報を参照して当該処理単位が実行可能な処
    理であることを判定した場合に、その問い合わせ元のデ
    ータ処理手段に当該処理単位の実行を許容し、これに応
    じて自らが保有するフロー進行情報における当該処理単
    位の実行状態を実行中という状態に変更し、また、デー
    タ処理手段からの前記実行結果の通知に対しては、通知
    された内容を自らが保有するフロー進行情報に反映し、
    且つ、その実行結果の通知が正常処理である場合には当
    該単位処理の次に続く処理単位をリスト情報に含める処
    理を行い、さらに、更新したフロー進行情報に対して
    は、これを前記データ処理手段に転送するものであるこ
    とを特徴とする分散コンピューティングシステム。
  3. 【請求項3】 前記表示情報、所在情報、及びフロー進
    行情報は、前記表示手段の表示領域の中を複数個のセル
    に分割した個々のセルに固有のセル情報とされるもので
    あり、データ処理手段はポインティングデバイスで指示
    されたセルに対応するセル情報から前記実行しようとす
    る処理単位を判定するものであることを特徴とする請求
    項2記載の分散コンピューティングシステム。
  4. 【請求項4】 前記データ処理手段は、実行状態を色彩
    又はパターンの相違で弁別可能に表示手段に表示するも
    のであることを特徴とする請求項2又は3記載の分散コ
    ンピューティングシステム。
  5. 【請求項5】 前記フロー進行情報は、個々の処理単位
    に対して、その未実行、実行中、正常終了、及び異常終
    了を選択的に示す情報であることを特徴とする請求項4
    記載の分散コンピューティングシステム。
  6. 【請求項6】 前記管理手段はさらに、フロー進行情報
    の更新回数を示すリビジョン番号の記憶領域を有し、前
    記更新したフロー進行情報を前記データ処理手段に転送
    するとき当該リビジョン番号もそのデータ処理手段に転
    送し、また、前記データ処理手段からのリビジョン番号
    問い合わせに対してその記憶領域のリビジョン番号を問
    い合わせ元のデータ処理手段に通知し、 前記データ処理手段はさらに、管理手段からフロー進行
    情報と共に転送されたリビジョン番号を保持する記憶領
    域を有し、これに記憶されたリビジョン番号と前記リビ
    ジョン番号の問い合わせによって返送されたリビジョン
    番号との不一致を条件に、フロー進行情報の転送を管理
    手段に要求するものであることを特徴とする請求項2乃
    至5の何れか1項記載の分散コンピューティングシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記管理手段はさらに、実行終了された
    処理単位に対しては、その識別情報を前記リスト情報か
    ら非削除とし、前記データ処理手段からの実行可能性の
    問い合わせに対して、当該処理単位が未実行であるかを
    フロー進行情報から判定し、この判定結果が未実行でな
    い場合には当該処理単の実行結果が反映される実行済み
    処理単位を未実行状態とするようにフロー進行情報を更
    新し、当該実行状態が変更された処理単位に対しては、
    その識別情報を前記リスト情報から削除するものである
    ことを特徴とする請求項2乃至6の何れか1項記載の分
    散コンピューティングシステム。
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JPH11110311A (ja) * 1997-09-30 1999-04-23 Canon Inc 情報処理システム及び装置及び方法及び記憶媒体

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