JPH06274014A - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

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JPH06274014A
JPH06274014A JP8822593A JP8822593A JPH06274014A JP H06274014 A JPH06274014 A JP H06274014A JP 8822593 A JP8822593 A JP 8822593A JP 8822593 A JP8822593 A JP 8822593A JP H06274014 A JPH06274014 A JP H06274014A
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JP
Japan
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photosensitive surface
charging device
potential
discharge
photosensitive
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JP8822593A
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Takeshi Ozasa
剛 小笹
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】放電ワイヤの傾きを自動的に調整して、感光体
の感光面の電位分布のばらつきをなくす。 【構成】箱状のシールド部材21の開口部21aを感光
体の感光面に対向させる。シールド部材21の内側に、
感光面にほぼ平行に放電ワイヤ22を配置する。放電ワ
イヤ22の右端部の連結部Mに、プーリ32に巻き付け
たワイヤ33の先端を連結する。さらに、連結部Mに押
えばね35を係合させて上方に付勢する。電位センサ6
L、6Rによって感光面1aの左端部と右端部の電位を
検知し、その差に応じて制御装置50を介してモータ3
1を回転し、連結部Mの位置を上下させる。これによっ
て、感光面1aに対する放電ワイヤ22の傾きを調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光体の感光面に対し
てほぼ平行に放電部材を配設し、これによって、感光面
を一様に帯電させる帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式による複写機、レー
ザビームプリンタ等の画像形成装置において、感光体表
面の感光面を所定の電位に帯電するコロナ方式の帯電装
置が知られている。
【0003】この帯電装置は、放電ワイヤ(放電部材)
とその周囲を囲繞するシールド部材とを備えている。感
光体が例えば円筒状に形成され、表面に感光面を有する
場合には、放電ワイヤは、感光面の母線に沿って左右方
向に長く配設されている。すなわち、放電ワイヤは、感
光面の母線にほぼ平行に配設され、感光面からの距離が
ほぼ一定の所定距離に維持されている。また、シールド
部材は、例えば断面コ字型に形成され、開口部分を感光
面に対向するように配置され、内側に放電ワイヤを収納
している。これら放電ワイヤ及びシールド部材には、バ
イアス電圧が印加される。このバイアス電圧の印加と、
感光体の回転とによって、感光面を2次元的に一様に帯
電、あるいは除電している。
【0004】なお、上述の帯電装置としては、感光面を
一様に帯電する一次帯電器、感光面上に形成されたトナ
ー像を紙等の転写材に転写する転写帯電装置、トナー像
転写後の転写材を感光面から分離する分離帯電装置等が
あり、いずれも基本的な構成としては、上述のような構
成となっている。
【0005】これら帯電装置の調整は、メインテナンス
時にサービスマンによって行われる。帯電装置による感
光面の帯電、除電等は、感光面と放電ワイヤとの位置関
係によって微妙に変化する。また、長期使用による感光
面の劣化やトナーの付着による放電ワイヤの汚れ等に大
きく影響される。そこで、メインテナンス時にサービス
マンによって、放電ワイヤの清掃や感光面に対する放電
ワイヤの傾きを調整する、あるいは帯電装置全体をユニ
ットとして交換する等の作業が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の技術によると、帯電装置の調整は、メインテナン
ス時にサービスマンによって手動で行われるため、その
良否はサービスマンの技術に大きく依存し、また多くの
時間を費やすものであった。さらに、ユーザーは、サー
ビスマンによる適正な調整が行われるまでの間、不調な
状態での画像形成装置の使用を余儀なくされるというも
問題もあった。
【0007】そこで、本発明は、調整機構等によって、
感光面に対する放電部材の傾きをを自動的に調整するこ
とにより、メインテナンスフリーとし、しかも常時良好
な状態で帯電、除電が行えるようにした帯電装置を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、移動可能な感光体の感光面
にほぼ平行に直線状の放電部材を配設し、該放電部材の
平行状態を維持しながら前記感光面を前記放電部材とほ
ぼ直角な方向に移動させるとともに、該放電部材に電圧
を印加することによって前記感光面を帯電させてなる帯
電装置において、前記感光面からの、前記放電部材の少
なくとも一方の端部の高さを変化させる調整機構と、前
記放電部材に沿った方向の、前記感光面上の少なくとも
2点の電位を検知する複数の電位検知部材と、これら電
位検知部材が検知する電位差を算出するとともに、予め
記憶している電位差と前記調整機構の駆動量との関係に
基づいて、前記調整機構を所定の駆動量だけ駆動する制
御装置とを備えることを特徴とする。
【0009】前記調整機構は、前記放電部材の一方の端
部を前記感光面に近接させるまたは該感光面から離反さ
せる方向に付勢する付勢部材と、前記一方の端部に連結
した索状体と、前記付勢部材の付勢力に抗して、前記索
状体を伸縮する駆動部材とを備えることを特徴とする。
【0010】また、前記帯電装置を、前記感光面を一様
に帯電する一次帯電器、または前記感光面に形成したト
ナー像を転写材に転写する転写帯電器、または前記感光
面から転写材を分離する分離帯電器とすることができ
る。
【0011】さらに、前記放電部材を、放電ワイヤとし
たり、グリッドとしたりすることができる。
【0012】
【作用】以上構成に基づき、感光面上の、放電部材に沿
った方向の少なくとも2点の電位を電位検知部材によっ
て検知する。これらの電位の差を制御装置によって算出
し、この算出結果を、予め記憶している電位差と調整機
構の駆動量との関係とに当てはめ、所定の駆動量だけ調
整機構を駆動する。これにより、放電部材の一方の端部
の、感光面からの高さを変化させ、感光面に対する放電
部材全体の傾きを微調整する。この微調整は、上述の制
御装置によって、電位差を補償する、すなわち感光面の
電位分布のばらつき、帯電ムラをなくして、感光面を一
様に帯電するようになされる。
【0013】なお、上述のように放電部材の一方の端部
の、感光面からの高さを調整するだけでは、感光面の、
放電部材に沿った方向の電位分布は一様にすることがで
きるものの、電位の絶対値を調整することはできない。
したがって、電位の絶対値も合わせて変更したい場合に
は、調整機構等によって、放電部材の他端部の感光面に
対する高さをも変更するようにすれば、所望の絶対値を
得ることができる。また、放電部材の高さの変更は、そ
の一端の端部にとどめ、これによって電位分布を一様に
し、電位の絶対値の変更は、例えば放電部材に印加する
バイアス電圧を変化させることのよって行うようにして
もよい。
【0014】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉図1に、本発明に係る帯電装置を適用した
画像形成装置の感光体周辺の概略を図示する。
【0015】画像形成装置は、装置本体(不図示)によ
って回転自在に支持された感光体1を備えている。感光
体1は、円筒状に形成され、表面に感光面1aが形成さ
れている。感光体1は、回転軸1bが左右方向(図1に
おいては紙面に直角な方向)に向けて配置され、この回
転軸1bを中心に矢印R1方向に回転駆動されるように
なっている。
【0016】感光体1の周囲には、表面の感光面1aに
対向するように多数のプロセス機器が配設されている。
これらは、感光体1の回転方向上流側から順に、一次帯
電装置2、ブランク露光装置3、露光装置5、電位セン
サ6、現像装置7、転写帯電装置9、分離帯電装置1
0、分離爪11、クリーニング装置12、そして前露光
装置13である。さらに、感光体1の下方には、感光体
1と転写帯電装置9との間に紙等の転写材を供給する搬
送装置15が配設されている。
【0017】感光体1を矢印R1方向に回転駆動し、一
次帯電装置2にバイアス電圧を印加して感光面1aを所
定の電位に帯電する。ブランク露光装置3によって不要
な電荷が除去された後、露光装置5によって、例えば原
稿の画像に対応した露光が行われ、感光面1aに静電潜
像が形成される。この静電潜像は、現像装置7の現像ス
リーブ7aによってトナーが付着されてトナー像とな
る。感光面1a上のトナー像は、転写帯電装置9によっ
て転写材上に転写される。この転写材は、給紙カセット
(不図示)に収納されていたものが、搬送ローラ15a
等を備えた搬送装置15によって、感光体1と転写帯電
装置9との間に給紙されたものである。トナー像転写後
の転写材は、分離帯電装置10、分離爪11等によって
感光体1から分離され、不図示の定着装置によって、ト
ナー像が固着され、その後画像形成装置本体外部に排出
される。
【0018】一方、トナー像転写後の感光体1は、クリ
ーニング装置12のクリーニングブレード12aによっ
て残留トナーが除去され、つづいて前露光装置13によ
って除電された後、一次帯電装置2から始まる次の一連
の画像形成プロセスに供される。
【0019】本発明の特徴は、感光体1の感光面1aを
所定の電位に帯電するため、トナー像を転写材に転写す
るため、あるいは感光面1aを除電するために、上述の
一次帯電装置2、転写帯電装置9、分離帯電装置10等
の帯電装置を自動的に調整するようにしたことにある。
これら3個の帯電装置2、9、10は、基本的な構成、
作用についてはほぼ同様であるので、図2、図3を参照
して一次帯電装置2を詳説し、その他のものの説明は省
略するものとする。
【0020】図2、図3に示す一次帯電装置2は、スコ
ロトロンタイプの帯電器20、調整機構30、制御装置
50、電位センサ(電位検知部材)6L、6Rを主要部
材として構成されている。
【0021】帯電器20は、箱状のシールド部材21
と、シールと部材21の内側に配設された放電ワイヤ
(放電部材)22と、シールド部材21の開口部21a
に配置されたグリッド23とを備えている。シールド部
材21は、コ字形の断面を有するとともに左右方向(図
2の矢印K1、K2方向)に長く形成され、その開口部
21aを感光体1(図2では不図示)の感光面1aに対
向させた状態で配設されている。シールド部材21全体
は、感光体1の軸方向に沿って配置され、したがって、
開口部21aは、感光体1の感光面1aの母線に沿って
ほぼ平行に配置されている。開口部21aには、グリッ
ド23が配置されている。グリッド23は、多数のワイ
ヤやメッシュをグリッド押え23aによって固定するこ
とにより構成され、上述のシールド部材21とは絶縁し
た状態で開口部21aを閉鎖している。グリッド23に
は、所定のバイアス電圧を印加する電源25が接続され
ている。放電ワイヤ22は、シールド部材21の内側
の、開口部21aから少し内側の位置に張設されてい
る。また、放電ワイヤ22は、その左右両端がシールド
部材21の左右両端部に取り付けられている。このよう
にして、放電ワイヤ22は、感光体1の感光面1aの母
線に対し、所定間隔を介してほぼ平行に配置されてい
る。放電ワイヤ22には、これに所定のバイアス電圧を
印加するための電源26が接続されている。
【0022】調整機構30は、駆動源としてのモータ3
1、プーリ32、ワイヤ(索状体)33、押えばね(付
勢部材)35を備えている。モータ31は、例えば正逆
回転可能なステッピングモータであって、このモータ3
1には、その作動のタイミング、回転方向、回転角度等
を制御する制御装置50が連結されている。制御装置5
0には、さらに前述の電位センサ(後に詳述)6L、6
Rが連結されている。モータ31の出力軸31aには、
プーリ32が固定されており、プーリ32には、ワイヤ
33が巻き掛けられている。ワイヤ33は、その基端側
がプーリ32に固定される一方、先端側は前述のシール
ド部材21の開口部21aを介して放電ワイヤ22の右
端部(図2の矢印K2側)の連結部Mに連結されてい
る。この連結部Mには、さらに押えばね(付勢部材)3
5が連結されている。押えばね35の基端側は、シール
ド部材21の底部21bに固定されており、また基端側
は、放電ワイヤ22とワイヤ33との連結部Mに係合さ
れている。放電ワイヤ33の右端部は、押えばね35に
よって、その縮減する方向、つまり感光面1aとほぼ直
角で、感光面1aから離反する方向(図2、図3におい
ては上方)に向けて付勢される一方、ワイヤ33を介し
てモータ31によって感光面1aに近接する方向(同じ
く図2、図3の下方)に向けて付勢されている。したが
って、放電ワイヤ22の連結部Mは、モータ31によっ
てプーリ32を矢印R2方向に回転させると下降して感
光面1aに近接し、反対に矢印R3方向に回転させると
上昇して感光面1aから離反するようになっている。つ
まり、ワイヤ33のうちプーリ32に巻き掛けられてい
ない先端側の長さは、プーリ32の矢印R2、R3方向
の回転によってそれぞれ短縮され、また伸長され、これ
に対応して連結部Mは、下降し、また上昇するようにな
っている。放電ワイヤ22は、上述のようにその左端部
が固定されていることに基づき、この右端部の連結部M
の上昇、下降によって、感光面1aの母線に対する全体
の傾きが微調整される。つまり、母線と左端部との間隔
が一定に保持されるのに対し、母線に対する右端部の高
さが調整可能となっている。この高さを調整することに
より、放電ワイヤ22にバイアス電圧を印加して感光体
1の感光面1aを帯電する際に、感光面1a上における
母線に沿った方向の電位を調整することができるように
なっている。例えば、感光面1aに対する放電ワイヤ2
2の左端部と右端部との高さをそれぞれDL 、DR
し、また感光面1aの母線に沿った方向の電位の分布
は、DL =DR のとき一様となると仮定すると、DL
R のときには、感光面1aから遠い左端部の電位が低
く、感光面1aに近い右端部の電位が高く、左端部と右
端部との間の中間部の電位は、左端側から右端側に向け
て漸増するようになる。もちろん、DL <DRのときに
はこの逆で左端部の電位は高く、右端部では低くなる。
【0023】上述の、感光面1aに対する放電ワイヤ2
2の傾きの調整は、感光体1の左右両端部に配設した電
位センサ6L、6Rの検知結果に基づいて行われる。図
4に示すように、左右の電位センサ6L、6Rは、感光
面1aの母線Nの左右両端部において、微小間隔を介し
て感光面1aに対向するように配置されている。これに
より、放電ワイヤ22、グリッド23等による有効帯電
領域W内の左端側と右端側の電位を検知するようになっ
ている。この左右の電位センサ6L、6Rの電位の差
と、放電ワイヤ22の右端部の連結部Mの上下方向の位
置との関係、すなわち電位差とモータ31の回転角度と
の対応関係は、予め制御装置50に記憶させてあり、そ
のとき測定した電位差に基づいて制御装置50がモータ
30を適宜な角度だけ回転させるようになっている。
【0024】次に、上述の帯電装置2の動作を説明す
る。
【0025】いま、例えば、左右の電位センサ6L、6
Rによって、それぞれ検知した電圧DL 、DR がDL
R となった場合について説明する。これらの電位セン
サ6L、6Rからの信号は制御装置50に送られ、制御
装置50では、(DL −DR)の大きさを算出し、この
算出結果に基づいて、これに対応する回転角度だけモー
タ31を回転させる。この例の場合は、プーリ32を矢
印R3方向に回転させて、ワイヤ33を巻きほどいてワ
イヤ33の先端側を長くする。これにより、放電ワイヤ
22の右端部の連結部Mは上昇し、連結部Mと感光面1
aとの間隔は上述の電位差(DL −DR )を補正する分
だけ広げられる。このようにして、感光面1aに対する
放電ワイヤ22の角度を微調整した後、放電ワイヤ2
2、グリッド23に所定のバイアス電圧を印加すること
によって、感光面1aの母線に沿った方向の電位の分布
を一様にすることができる。なお、DL >DR の場合
は、モータ31を介してプーリ32を矢印R2方向に回
転させ、放電ワイヤ22の連結部Mを下降させて、感光
面1aと連結部Mとの間隔を縮小するようにすればよ
い。
【0026】これらの動作は、すべて、制御装置50を
介して自動に行われる。また、調整のタイミングについ
ては、画像形成装置の電源スイッチの投入時や、一定枚
数の画像形成後、例えば1000枚ごと等、使用状況や
設置環境に応じて任意に設定することが可能である。
【0027】上述の構成による放電ワイヤ22の調整に
おいては、感光面1aの電位分布は一様にすることがで
きるものの、電位の絶対値は変更することができない。
これに対する1つの方策としては、上述の調整機構30
を、放電ワイヤ22の右端部だけでなく、左端部にも追
加装着することことがあげられる。まず、どちらか一方
の調整機構30を駆動して、感光面1aに対する放電ワ
イヤ22の傾きを調整して、帯電後の感光面1aの帯電
電位が一様になるようにする。その上で、左右の調整機
構30を双方とも駆動して、放電ワイヤ22を平行移動
するようにすれば、感光面1aの帯電電位の絶対値をも
調整することが可能である。
【0028】ただし、帯電電位の絶対値の変更は、放電
ワイヤ22やグリッド23に印加するバイアス電圧を変
更することによって、電気的に容易に行うことが可能で
ある。したがって、調整機構30の配置は一方のみと
し、電気的方法だけでは対処しきれない帯電電位の一様
化をこの調整機構30によって機械的に行い、帯電電位
の絶対値については、上述の電気的方法によることが好
ましい。
【0029】以上の説明において、放電部材として、放
電ワイヤ22に代えて、ピン型の放電電極部材を用いて
もよい。 〈実施例2〉実施例2は、実施例1で説明した帯電装置
を、転写帯電装置9(図1参照)に適用した。
【0030】この場合には、転写時までに、感光体1の
感光面1aの電位を一定にし、転写部で放電させその後
に感光面1aの電位を測定し、自動で放電ワイヤの高さ
を調整するものである。なお、この場合には、例えば電
位センサの位置を分離爪11付近に設け、転写部の後に
電位を測定することが必要となる。
【0031】この方法で、転写時の放電ムラを防ぎ均一
な転写電流または転写電圧を得ることが可能となる。 〈実施例3〉図5に、実施例3を示す。図3にて示す実
施例1と同様の部材等については、同じ符号を付してそ
の説明を省略する。
【0032】本実施例では、上述の実施例1及び実施例
2が放電部材としての放電ワイヤ22の一方の端部の位
置を調整していたのとは異なり、同じく放電部材として
のグリッド23の一方の端部の位置を調整するものであ
る。
【0033】グリッド23を有する帯電装置は、その放
電時の電流の大半がグリッド23に流れるために、グリ
ッド23と感光面1aとの間隔によって、感光面1aの
帯電電位が大きく変化することが知られている。このた
め、実施例1または実施例2と同様の手段で感光面1a
の電位を検知し、この検知結果に基づいてグリッド23
を調整するようにする。すなわち、シールド部材21に
対し、グリッド23の左端部(不図示)を固定する一
方、グリッド23の右端部を留めているグリッド押え2
3aを上下方向移動可能な状態で支持する。さらに、こ
のグリッド押え23aを、押えばね35によって上方に
付勢する一方、モータ31に取り付けたプーリ32に巻
着させたワイヤ33によって下方に引っ張るようにした
ものである。これにより、グリッド23の右端部を上下
方向に移動させ、この部分と感光面1aとの間隔を調整
する。なお、この調整動作及び調整による効果について
は、実施例1とほぼ同様であるので、その説明は省略す
る。 〈実施例4〉実施例4では、実施例1または実施例3と
同様の構成の帯電装置を分離帯電器10に適用する。こ
れにより、放電時の分離部における、放電部材の感光面
1aとの間隔の自動調整を行なうことも可能となる。
【0034】ただし、この場合、電位センサは、実施例
2と同様、分離部の下流側に配置する必要がある。
【0035】なお、分離の場合には放電部材として除電
針を用いている場合があるが、本実施例は、この場合に
も放電部材を調整するのとほぼ同様にして、除電針を調
整することが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
電位検知部材によって感光体の感光面の電位を検知し、
この検知結果に基づいて制御装置を介して調整機構を駆
動することにより、帯電装置の放電部材の少なくとも一
方の端部と感光面との間隔を感光面の電位に応じて自動
的に調整することができるので、常時、感光面上におけ
る放電部材に沿った方向の電位分布を一様に維持するこ
とができる。これにより、サービスマンによるメインテ
ナンスを不要とするとともに、例えば帯電装置が一次帯
電装置の場合は、帯電ムラによる画像の低下を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る帯電装置を適用した画像形成装置
の概略を示す断面図。
【図2】実施例1の帯電装置の構成を示す斜視図。
【図3】実施例1の帯電装置の長手方向に沿った断面
図。
【図4】実施例1の電位センサの取付け状態を示す斜視
図。
【図5】実施例3の帯電装置の長手方向に沿った断面
図。
【符号の説明】
1 感光体 1a 感光面 2 帯電装置(一次帯電装置) 6L、6R 電位検知部材(電位センサ) 9 帯電装置(転写帯電装置) 10 帯電装置(分離帯電装置) 22 放電部材(放電ワイヤ) 23 放電部材(グリッド) 30 調整機構 31 駆動部材(モータ) 32 駆動部材(プーリ) 33 索状体(ワイヤ) 35 付勢部材(押えばね)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な感光体の感光面にほぼ平行に
    直線状の放電部材を配設し、該放電部材の平行状態を維
    持しながら前記感光面を前記放電部材とほぼ直角な方向
    に移動させるとともに、該放電部材に電圧を印加するこ
    とによって前記感光面を帯電させてなる帯電装置におい
    て、 前記感光面からの、前記放電部材の少なくとも一方の端
    部の高さを変化させる調整機構と、 前記放電部材に沿った方向の、前記感光面上の少なくと
    も2点の電位を検知する複数の電位検知部材と、 これら電位検知部材が検知する電位差を算出するととも
    に、予め記憶している電位差と前記調整機構の駆動量と
    の関係に基づいて、前記調整機構を所定の駆動量だけ駆
    動する制御装置とを備える、 ことを特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】 前記調整機構は、前記放電部材の一方の
    端部を前記感光面に近接させるまたは該感光面から離反
    させる方向に付勢する付勢部材と、 前記一方の端部に連結した索状体と、 前記付勢部材の付勢力に抗して、前記索状体を伸縮する
    駆動部材とを備える、ことを特徴とする請求項1記載の
    帯電装置。
  3. 【請求項3】 前記帯電装置が、前記感光面を一様に帯
    電する一次帯電器、または前記感光面に形成したトナー
    像を転写材に転写する転写帯電器、または前記感光面か
    ら転写材を分離する分離帯電器である、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の帯電装
    置。
  4. 【請求項4】 前記放電部材が、放電ワイヤである、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記放電部材が、グリッドである、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載の現像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008298876A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Kyocera Mita Corp 画像形成装置のスコロトロン帯電器
JP2018025683A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 キヤノン株式会社 画像形成装置

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