JPH062700A - ターボ機械の翼面上付着物除去装置 - Google Patents
ターボ機械の翼面上付着物除去装置Info
- Publication number
- JPH062700A JPH062700A JP15778092A JP15778092A JPH062700A JP H062700 A JPH062700 A JP H062700A JP 15778092 A JP15778092 A JP 15778092A JP 15778092 A JP15778092 A JP 15778092A JP H062700 A JPH062700 A JP H062700A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- air
- parts
- blade surface
- hollow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】ターボ機械の静翼及び動翼の翼前縁部近傍に空
気取入部6a,6bが設けられ、空気取入部は翼中空部
7a,7bと連結している。また、翼中空部7a,7b
は空気噴出部8a,8bとも連結している。 【効果】翼表面が空気層で被覆されるため、空気中の塵
埃が固形物として翼表面上に付着することを未然にかつ
確実に防ぐことができる。
気取入部6a,6bが設けられ、空気取入部は翼中空部
7a,7bと連結している。また、翼中空部7a,7b
は空気噴出部8a,8bとも連結している。 【効果】翼表面が空気層で被覆されるため、空気中の塵
埃が固形物として翼表面上に付着することを未然にかつ
確実に防ぐことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はターボ機械における性能
及び信頼性改善に係り、特に翼面の付着物の除去装置に
関する。
及び信頼性改善に係り、特に翼面の付着物の除去装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】大気吸込みの圧縮機,送風機,ガスター
ビンなどのターボ機械では、空気中の塵埃などの固形物
が翼表面上に付着しやすい。空気中の固形物が翼表面に
付着すると、翼の面粗さを増やすことになり、このよう
な状態で使用していると、ターボ機械の大幅な性能の低
下を招くことになる。また、作動点が設計点からずれる
ことにより、翼の失速現象を生じ、翼の共振による疲労
破損などの不具合が発生することもある。したがって、
連続運転中のターボ機械の性能低下,信頼性低下を未然
に防ぐには、翼面上の付着物を除去する必要がある。
ビンなどのターボ機械では、空気中の塵埃などの固形物
が翼表面上に付着しやすい。空気中の固形物が翼表面に
付着すると、翼の面粗さを増やすことになり、このよう
な状態で使用していると、ターボ機械の大幅な性能の低
下を招くことになる。また、作動点が設計点からずれる
ことにより、翼の失速現象を生じ、翼の共振による疲労
破損などの不具合が発生することもある。したがって、
連続運転中のターボ機械の性能低下,信頼性低下を未然
に防ぐには、翼面上の付着物を除去する必要がある。
【0003】従来の付着物除去装置は特開昭53−17812
号公報に記載されている。付着物除去装置は静翼の周囲
を付着物除去部材で間隙をもって囲み、静翼を運動機構
で動かすことにより付着物を除去している。
号公報に記載されている。付着物除去装置は静翼の周囲
を付着物除去部材で間隙をもって囲み、静翼を運動機構
で動かすことにより付着物を除去している。
【0004】また、従来の付着物除去装置には特開昭55
−114899号公報に記載された例もある。この付着物除去
装置は翼の表面に多数の小孔を設け、回転軸内を通して
空気又は水を小孔より噴出させることにより、翼表面に
固形物が付着することを防いでいる。
−114899号公報に記載された例もある。この付着物除去
装置は翼の表面に多数の小孔を設け、回転軸内を通して
空気又は水を小孔より噴出させることにより、翼表面に
固形物が付着することを防いでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例では動翼
に対する付着物除去の点について考慮がなされておら
ず、また第2の従来例では静翼に対する付着物除去の点
について考慮がなされていないという問題があった。
に対する付着物除去の点について考慮がなされておら
ず、また第2の従来例では静翼に対する付着物除去の点
について考慮がなされていないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、静翼と動翼共に翼面上の
付着物を簡便にかつ確実に除去できる装置を提供するこ
とにある。
付着物を簡便にかつ確実に除去できる装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、静翼及び動翼を、翼前縁部の近傍に空
気取入部を設けた中空構造とし、前記中空構造と連結し
た空気噴出部を翼表面上に設ける。
に、本発明では、静翼及び動翼を、翼前縁部の近傍に空
気取入部を設けた中空構造とし、前記中空構造と連結し
た空気噴出部を翼表面上に設ける。
【0008】
【作用】このように形成すると、空気取入部から導入し
た空気が、翼中空部を介して、翼表面上の空気噴出部よ
り噴出され、翼表面を空気層で被覆するため空気中の塵
埃が翼表面上に固形物として付着することを、未然に、
かつ、確実に防ぐことができる。また、静翼,動翼のい
かんにかかわらず翼面上の付着物を除去することができ
る。
た空気が、翼中空部を介して、翼表面上の空気噴出部よ
り噴出され、翼表面を空気層で被覆するため空気中の塵
埃が翼表面上に固形物として付着することを、未然に、
かつ、確実に防ぐことができる。また、静翼,動翼のい
かんにかかわらず翼面上の付着物を除去することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1と図2を用い
て説明する。図1は本発明を実施した多段軸流圧縮機横
断面図を示すもので、図2は図1のA矢視図を示す。多
段軸流圧縮機は図1に示すようにケーシング1により構
成される環状流路2内のケーシング内面に取付けられた
静翼3と動翼4を配置して回転するロータ5を有して構
成され、ロータ5は別置のモータやタービンなどにより
駆動される。静翼3及び動翼4の前縁部の近傍にはスリ
ット状からなる空気取入部6a,6bが設けられ、空気
取入部は翼中空部7a,7bと連結している。また、翼
中空部7a,7bはスリット状からなる空気噴出部8
a,8bとも連結している。
て説明する。図1は本発明を実施した多段軸流圧縮機横
断面図を示すもので、図2は図1のA矢視図を示す。多
段軸流圧縮機は図1に示すようにケーシング1により構
成される環状流路2内のケーシング内面に取付けられた
静翼3と動翼4を配置して回転するロータ5を有して構
成され、ロータ5は別置のモータやタービンなどにより
駆動される。静翼3及び動翼4の前縁部の近傍にはスリ
ット状からなる空気取入部6a,6bが設けられ、空気
取入部は翼中空部7a,7bと連結している。また、翼
中空部7a,7bはスリット状からなる空気噴出部8
a,8bとも連結している。
【0010】次にこのように形成された翼面上付着物除
去装置の作用を説明する。図1,図2に示したように、
空気取入部6a,6bから導入した空気は翼中空部7
a,7bを介して、翼表面上の複数個の空気噴出部8
a,8bより噴出し、翼表面を空気層で被覆する。
去装置の作用を説明する。図1,図2に示したように、
空気取入部6a,6bから導入した空気は翼中空部7
a,7bを介して、翼表面上の複数個の空気噴出部8
a,8bより噴出し、翼表面を空気層で被覆する。
【0011】したがって、本実施例により空気中の塵埃
が翼表面上に円形物として付着することを未然にかつ確
実に防ぐことができる。
が翼表面上に円形物として付着することを未然にかつ確
実に防ぐことができる。
【0012】また、本発明によれば静翼,動翼のいかん
にかかわらず翼面上の付着物を除去することが出来るた
め、ターボ機械の性能向上を図ることができる。
にかかわらず翼面上の付着物を除去することが出来るた
め、ターボ機械の性能向上を図ることができる。
【0013】なお、図1に示した実施例では多段軸流圧
縮機の上流側の静翼と動翼に関して本発明を適用した場
合について説明したが、下流側の全ての静翼及び動翼に
ついて実施すれば性能改善はより効果的に発揮される。
縮機の上流側の静翼と動翼に関して本発明を適用した場
合について説明したが、下流側の全ての静翼及び動翼に
ついて実施すれば性能改善はより効果的に発揮される。
【0014】また、先の実施例では空気噴出部をスリッ
ト形状につき説明したが、多数の小孔を設けても同等の
効果を奏する。
ト形状につき説明したが、多数の小孔を設けても同等の
効果を奏する。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、動翼及び静翼の翼前縁
部近傍に空気取入部より取り入れた空気を、翼中空部を
介して翼表面上に設けた空気噴出部に導き、翼表面上を
空気層で被覆できるように形成したので、空気中塵埃が
固形物として翼表面上に付着することを動翼及び静翼共
に未然にかつ確実に防止できる。このようにして翼面上
の付着物の除去がなされると、長時間連続運転中のター
ボ機械でも、性能を常に最高状態に維持でき、また失速
による翼の疲労破損等の事故も確実に回避できる。
部近傍に空気取入部より取り入れた空気を、翼中空部を
介して翼表面上に設けた空気噴出部に導き、翼表面上を
空気層で被覆できるように形成したので、空気中塵埃が
固形物として翼表面上に付着することを動翼及び静翼共
に未然にかつ確実に防止できる。このようにして翼面上
の付着物の除去がなされると、長時間連続運転中のター
ボ機械でも、性能を常に最高状態に維持でき、また失速
による翼の疲労破損等の事故も確実に回避できる。
【図1】本発明を適用した1例の軸流圧縮機の横断面
図。
図。
【図2】図1のA矢視図。
3…静翼、4…動翼、6a,6b…空気取入部、7a,
7b…翼中空部、8a,8b…空気噴出部。
7b…翼中空部、8a,8b…空気噴出部。
Claims (1)
- 【請求項1】環状流路を構成するケーシング内面に取り
付けられた静翼と、動翼を配置して回転するロータを有
するターボ機械において、前記静翼と前記動翼を、翼前
縁部の近傍に空気取入部を設けた中空構造とし、前記中
空構造と連結した空気噴出部を翼表面上に設けたことを
特徴とするターボ機械の翼表面上付着物除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15778092A JPH062700A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | ターボ機械の翼面上付着物除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15778092A JPH062700A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | ターボ機械の翼面上付着物除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062700A true JPH062700A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15657139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15778092A Pending JPH062700A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | ターボ機械の翼面上付着物除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062700A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5577889A (en) * | 1994-04-14 | 1996-11-26 | Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha | Gas turbine cooling blade |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP15778092A patent/JPH062700A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5577889A (en) * | 1994-04-14 | 1996-11-26 | Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha | Gas turbine cooling blade |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4058000B2 (ja) | 脆化された先端部を有するファンブレード | |
JP4588306B2 (ja) | 非交互嵌合二重反転式低圧タービンを備えた航空機用ガスタービンエンジン | |
EP1793086B1 (en) | Aerofoil for a gas turbine comprising a particle deflector | |
US5743493A (en) | Boundary layer control in aerodynamic low drag structures | |
CA2528049C (en) | Airfoil platform impingement cooling | |
US7364404B2 (en) | Turbomachine with fluid removal | |
JPS5810600B2 (ja) | 軸流圧縮機のケ−シング | |
WO2006061929A1 (ja) | 異物除去通路を備えたガスタービンエンジン | |
JP2001207862A (ja) | タービンホイール空洞をパージする方法と装置 | |
JP4867596B2 (ja) | 電動送風機およびこれを用いた電気掃除機 | |
CA2458550C (en) | Double flow compressor | |
WO2016103799A1 (ja) | 軸流機械およびジェットエンジン | |
GB2046849A (en) | Turbomachine strut | |
JPH062700A (ja) | ターボ機械の翼面上付着物除去装置 | |
JPH07247996A (ja) | 圧縮機の通路形状 | |
JP4179216B2 (ja) | ターボファンエンジン | |
JP2002201944A (ja) | 軸流ファン | |
JPH03206400A (ja) | ターボ機械の翼面上付着物除去装置 | |
JP2004353608A (ja) | 遠心圧縮機 | |
JPH0738641Y2 (ja) | 多段軸流タービン | |
JP3510320B2 (ja) | ガスタービンロータの冷却空気供給装置 | |
JPH08159097A (ja) | ファン及び圧縮機のケーシング | |
JP3658527B2 (ja) | 軸流送風機及びそれに用いるエアセパレータ | |
JPH04194301A (ja) | ターボ機械の翼面上付着物除去装置 | |
EP4321759A1 (en) | Radial compressor with leading edge air injection |