JPH06269513A - 消火方法 - Google Patents

消火方法

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JPH06269513A
JPH06269513A JP5055707A JP5570793A JPH06269513A JP H06269513 A JPH06269513 A JP H06269513A JP 5055707 A JP5055707 A JP 5055707A JP 5570793 A JP5570793 A JP 5570793A JP H06269513 A JPH06269513 A JP H06269513A
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JP
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aerosol
fire
combustion
flame
oxygen
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JP5055707A
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Nikolaev Baratov Anatoly
ニコラエヴィッチ バラトフ アナトリイ
Vladimirovich Berokon Buyacheslav
ヴラディミロヴィッチ ベロコン ヴヤチェスラフ
Ivanov Derzhinsky Vyacheslav
イヴァノヴィッチ デルズヒンスキイ ヴヤチェスラフ
Vasiliev Zaberin Leonid
ヴァシリエヴィッチ ザベリン レオニド
Rudvigov Chazarian Eduard
リュドヴィゴヴィッチ カザリアン エドゥアルド
Vasilev Malchenko Anatoly
ヴァシリエヴィッチ マルチェンコ アナトリイ
Aleksandrov Miltin Yury
アレキサンドロヴィッチ ミリツィン ユーリイ
Ivanovici Mironov Boris
イヴァノヴィッチ ミロノフ ボリス
Petrov Paek Jinovij
ペトロヴィッチ パク ジノヴィイ
Petrovic Perepechenko Boris
ペトロヴィッチ ペレペチェンコ ボリス
Grigoriev Tamuruka Vitaly
グリゴリエヴィッチ タムルカ ヴィタリイ
Grigoriev Tkachov Eduard
グリゴリエヴィッチ トカチェフ エドゥアルド
Vasiljevich Sharshkov Vladimir
ヴァシリエヴィッチ シャルシュコフ ヴラディミール
Grigorievna Szafrai Garina
グリゴリエフナ シャフライ ガリーナ
Pavlov Kolovenina Tatiana
パフロフナ コロヴェニナ タチアナ
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LYUBERESTK N PROIZV OB SOYUZ
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LYUBERESTK N PROIZV OB SOYUZ
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    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62DCHEMICAL MEANS FOR EXTINGUISHING FIRES OR FOR COMBATING OR PROTECTING AGAINST HARMFUL CHEMICAL AGENTS; CHEMICAL MATERIALS FOR USE IN BREATHING APPARATUS
    • A62D1/00Fire-extinguishing compositions; Use of chemical substances in extinguishing fires
    • A62D1/06Fire-extinguishing compositions; Use of chemical substances in extinguishing fires containing gas-producing, chemically-reactive components
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C5/00Making of fire-extinguishing materials immediately before use
    • A62C5/006Extinguishants produced by combustion
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油及びガスの貯蔵装置及び構内において、ま
た燃料及びガスのタンク及び他の貯蔵において、火災消
火及び燃焼力ラインの火災拡散を抑制し、低い酸素含有
量の固体燃焼物、例えば、セルロイドの貯蔵における火
災防止にも役立つ消火方法を提供することを目的とす
る。 【構成】火炎で取り囲まれた燃焼領域中に、酸素含有の
合成固体燃料(9)を燃焼させることにより形成される
非常に分散されたエアロゾル媒体を供給することによ
り、火炎を局所化し及び抑制する消火方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災予防装置に関し、
特に、消火方法に関する。最も効率よくには、本発明
は、包囲された空間で燃える火災を消すに、例えば、工
業的構内、土木構内、輸送手段等に適用できるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、火災の頻度は、工業力の急速な発
達に比例して増加している。特に、悪影響のものは、容
易に引火し、或いは燃焼性の流体及びガスが、事故で奔
出及び漏れることにより、爆発の恐れがある化学的及び
ガス+油の処理過程である。心配すべきものは、木材及
び石炭工業での火災の恐れである。幾世紀にもわたり、
海上火災は、最も悲惨な結果となった。全ての海での事
故の約30%が、破壊的火災である。効果的な消火方法
は、航海上の安全のための緊急の問題である。
【0003】消火の従来の方法は、毒性でオゾン破壊薬
剤の群に属しているものの、その消火及び操作特性によ
り、ガス状のガロイド化合物(ハロン:Halon)を燃焼領域
中に供給或いは分配することに依存している。2000
年までに、その使用は、地球の成層圏オゾン層の保護の
ための画期的モントリオール プロトコールに従って、
全面的に禁止或いは排除されなければならないものであ
る。
【0004】従って、オゾンを無くすものでないエコロ
ジカルに純粋な消火方法を提供する必要があり、生体に
毒性効果のあるものを避ける方法を提供する必要があ
る。一部、この問題は、燃焼領域での化学反応に不活性
なガス状物質或いは薬剤を燃焼領域に供給し或いは分配
し、空気中の酸素量を低減し、そして、所定量の熱を消
費して、燃焼が続かない臨界レベル以下に火炎温度をす
ることによるエコロジカルに純粋な既知の消火方法(A.
N.Baratov,E.N.Ivanov,”Pozharotushenie na predpria
tiyakh khimicheskoi i neftepererabatyvayuschei pro
myshlennosti”,1979,Khimiya,[Moscow],p.347)により
解決される。これらの薬剤は、二酸化炭 素CO2、水蒸
気H2O、窒素N2及び熱バラストとして説明される貴ガ
スである 。これらの消火作用のメカニズムは、実際上
同じで、一方、消火に必要な量は、熱容量及び伝導性の
差に基づいた熱的及び物理的な観点に依存している。
【0005】例えば、窒素は、ハロン及び水と反応し、
爆発する物質の燃焼を抑制するのに使用される。二酸化
炭素及び水蒸気は、ハロンが経済的に不利なときに用い
られる。燃焼領域中の化学反応に対して、これら薬剤の
不活性な関係を考えると、その適切な消火重量濃度は、
ハロンのときよりも相当に高いものであり、これは、そ
のような消火化合物類の適用に限界がある理由である。
【0006】2、3年後、既知の技術の間で広く用いら
れる方法は、消火粉末に基づいた、火災の容量的な消火
方法(A.N.Baratov,L.P.Bogmanの”Ognetushaschie por
oshkovye sostavy”,1982,Stroizdat[Moscow].pp.60〜6
2)である。容量的消火方法が意味するものは、例えば、
室、舟倉、店等のような限定的な容量(以下、”保護さ
れる容量”と称する)で、火炎を供しない媒体で形成さ
れる。これは、ガス状薬剤或いはエアロゾルを、保護さ
れる容量中に供給することにより達成され、そこでの量
の均一な分散で、燃焼及び爆発の両方が不可能である濃
度のレベルにされる。燃焼領域とは、可視の火炎により
占領される空間部分或いは区域を意味し、そこで、酸素
との化学反応、即ち、ガス状薬剤が、そこにある酸素と
干渉し、或いは取り込んで、即ち、1次物質の火災によ
り生じた分解生成物が酸素を取り込んでしまうものであ
る。
【0007】周知の方法は、加圧下のガスにより運ばれ
る粉末の形で、媒体の燃焼領域中に供給することにより
為される。加圧された粉末は、噴出され、エアロゾルに
なり、火炎を包み或いは取り囲み、そして究極的には抑
制する。それは、粉末部分の助けにより火事の化学反応
を阻止することにより達成される。現代の観点に従っ
て、エアロゾルで成される消火処理のメカニズムは、エ
アロゾルの固体部分の表面上で、大火位置での燃焼生成
の役目をする”活性中心”を全滅させることを意図して
いる。これらの”活性中心”は、遊離原子価を有する原
子粒子或いは分子粒子(ラジカル)であり、その場合、
燃焼反応の典型である分岐連鎖反応が開始する所であ
る。然し乍ら、この消火方法は、粉末の比較的に低い分
散性のために、限定的な用途となる。この理由により、
保護される容量内での粉末エアロゾル部分が、均一に分
散し、拡がりが続くことは困難である。
【0008】消火粉末は、前もって、製造され、長期
間、加圧ガス圧力下で保持されているので、燃焼領域へ
供給されるべき非常に分散されたエアロゾルの形成の途
中で、塊状化及び凝固化し易いものである。粗い粒子で
分散されたものでは、”ハロン(Halon)”に比べて、不
十分な火災消火能力が明らかにされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、不
均質なエアロゾル粒子により、火炎”活性中心”を、再
配置或いは再結合することにより、燃焼化学反応を抑制
することに基づいて、火災の消火方法を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の技術的
な課題の解決のために、酸素を含有する合成固体燃料を
燃焼させることにより形成されるエアロゾルの形の媒体
を、燃焼領域中に供給することにより、火炎と干渉せし
め或いは取り囲むことにより、火炎を局所化し、そし
て、抑制するという方法を提供する。
【0011】
【作用】提案された消火方法を行なうと、燃焼領域で化
学的な反応を抑制するものである。燃料の燃焼により形
成されたエアロゾルの消火特性は、2μm以下の粒径で
高く分散されたことであり、それは、”活性中心”に固
着する広い表面を確保するものである。周知のよう
に、”活性中心”は、遊離原子価を有する原子粒子或い
はラジカルにより表示され、典型的には、均質な燃焼の
ために、分岐連鎖反応を展開することができるようにな
っている。”活性中心”がその粒子を攻撃したとき、そ
の表面上で該粒子により吸収される。その粒子物が、”
活性中心”に捕らえられる過程において、後者が再配置
し、不活性になる。”活性中心”がこのように再配置或
いは再結合される間に、開放されたエネルギーは、”活
性中心”の再結合の結果として形成された分子の解離を
阻止する粒子により、同化吸収される。そして、このこ
とにより、燃焼過程を抑制することとなる。
【0012】燃料の燃焼により形成されるエアロゾル
は、非常に分散されている。従って、媒体の立方当りの
粒子数が、増加し、”活性中心”に当てる粒子の頻度を
増加するものである。酸素含有量の合成燃料重量を決め
るために、次の式は、有用である。即ち、M=K×V、
但し、Vは、立方mでの燃焼領域の容量であり、Kは、
燃焼領域のエアロゾル濃度であり、K=0.010〜
0.2kg/m3 である。この関係は、実験の結果に基
づいて得られた。K値は、火災にかかる物質の質に依存
しており、また、保護される容量、例えば、オフィス、
店、作業場、航空機、乗り物等の構造及びハーメチック
シールに依存している。K<0.01kg/m3 での消
火は、エアロゾル粒子の合計表面積が、”活性中心”を
除去するに不適であるので、許可されない。K=0.0
1〜0.2kg/m3 では、これらの”活性中心”は、
エアロゾルにより火炎から除かれる。K>0.2kg/
3 では、固体燃料消費は、本質的に効率的でない。
【0013】エアロゾルが、金属の酸化物或いは炭酸塩
或いは燐酸塩或いはその混合物を含有することが必要で
ある。その化合物類は、”活性中心”に著しく”似た”
もので実験により確立され、それは、前記化合物類に関
して、”活性中心”の再配置の頻度が、高いことを意味
する。換言すれば、燃焼の連鎖反応が、より頻繁に妨害
される。従って、燃焼過程を抑制するために、少量のエ
アロゾルが必要である。 その化合物類は、毒性が少な
く、天然に豊富に存在し、比較的に安価で、前記のよう
に、”活性中心”と非常に”似て”いるので、周期律表
のI族から選択された金属が好適である。
【0014】非常に分散されたエアロゾルは、燃焼領域
に供される前に冷却されることが必要である。低い温度
のエアロゾルは、火災抑制に時間が掛からない。即ち、
この場合、保護される容量のレベルに関するエアロゾル
濃度の不均一性に、バランスをとり、均等にすることが
促されるからである。そして、その不均一性は、エアロ
ゾル及び環境温度差により存在する上昇力により生じる
ものである。エアロゾルは、爆発性ガス混合物を大火事
にすること或いは爆破することができる臨界温度以下に
冷却される。少なくとも400度/秒の速度で冷却を行
なうことが推奨される。
【0015】エアロゾルの冷却は、400度/秒以上の
速度で成されるとき、塊状化になることを抑制するべ
き、数十分間の高い分散性を得るので、火災抑制の効率
が高くなる。エアロゾル中に導入されるものは、燃焼過
程で不活性のガス媒体にするのが好適である。特に、C
2、N2、H2O、He、Ar或いはその混合物から選
択され、重量で、少なくとも、1:30の割合で導入さ
れることが好適である。その結果、燃焼領域での酸素含
有量は、不活性媒体が燃焼領域に供給されるにつれて、
低下する事実により、火災抑制のために用いられる酸素
含有の合成燃料重量は、減少するものである。
【0016】次に、本発明を具体的に実施例により説明
するが、本発明はそれらによって限定されるものではな
い。
【0017】
【実施例1】本発明による消火方法は、60m3 の容量
を有し、火災保護を意図する通常の装置である特別な室
1(図1)内で行なわれた。その室1内には、1m2
燃焼面積を有し、支持物3上に置かれた、ディーゼル油
を充たしたドリップカップ或いはパン2を備える。白熱
フィラメント4は、ディーゼル油を着火させるのに用い
る。室1内でスリップ(ステイプル)5上に保持され
た、オリフィス8を有する円筒状体7によるエアロゾル
発生器があり、酸素含有の固体燃料を含有し、例えば、
円筒形である。白熱フィラメント10は、固体燃料9を
着火する。室1の壁11は、補強コンクリートで作られ
ている。ハーメチックシールの欠陥に沿って、金属ゲー
ト12があり、ベンチレイション クリアランス13の
入口面積の変化を確保するため、縦方向に移動できる。
ディーゼル油燃焼領域14の温度レベルは、熱電対(図
示せず)の助けにより制御され、その熱電対は、また、
エアロゾル温度(図示せず)を制御するために使用され
る。
【0018】燃焼位置で消火を確実にするための所定容
量中の必要なエアロゾル濃度を決めるために、固体燃料
重量が、変えられた。白熱フィラメントに電圧をかける
と、ドリップパン2に置かれたディーゼル油の大火災及
び燃焼が起こる。燃焼が安定したときに、即ち、20秒
間内に、電圧を白熱フィラメント10にかけて、物理量
で1.230kgの質量の固体燃料9を着火させる。燃
料9の燃焼により生成したエアロゾルは、空気と混合さ
れ、室1の全容量を充たす。発生器6の操作周期を終結
させた後、ディーゼル油燃焼の域14中の火炎を抑制す
ることは、(図2)曲線”a”と”b”に示されるよう
に、2つの点で、横座標軸(t)と交差する曲線で明ら
かになるように、達成出来なかった。点a1、a2は、
ディーゼル油燃焼の開始と終結に相当しており、一方、
点b1、b2は、酸素含有の固体燃料の燃焼の開始と終
結に相当している。ディーゼル油燃焼が終了するまでの
時間(点a2)は、本質的に、完全に燃え尽きる時間に
相当する固体燃料燃焼時間(b2)を超えるものであ
る。この場合、エアロゾル濃度は、0.020kg/m
3 に等しく、これは、粒子全表面積が、”活性中心”を
除去することができないので、不適切である。従って、
固体燃料重量は増加される。固体燃料2.370kgで
は、ディーゼル油燃焼の領域14中の火炎は、局所化さ
れ、抑制された。横座標軸の点a2とb2(図3参照)
は、ディーゼル油と固体燃料の燃焼の終了に当る。この
場合、エアロゾル燃焼は、0.040kg/m3 に達す
る。
【0019】上記の実験に従って、エアロゾルのこの濃
度は、消火に適切である。室1(図1参照)中を充填し
たエアロゾルは、次の組成を有する:即ち、気体酸素(O
2)、窒素(N2)、二酸素炭素(CO2)、水蒸気(H2O)及び塩化
ナトリウム(NaCl)及び炭酸ナトリウム(Na2CO3)であり、
その粒子径は2mmを超えない。”活性中心”即ち原子
とラジカルO,H,OH,COは、燃焼過程を進展させるについ
て役立つが、その凝結した粒子の表面上を襲い、そし
て、それらと干渉し或いは取り込む。その場合、”活性
中心”の燃焼作用の能力を有さない分子粒子を生成す
る。
【0020】更に、室1中のエアロゾル濃度は、燃焼領
域中の火炎をより早く抑制できる。図4の曲線”a”及
び”b”に示されるように、点a2は、ディーゼル油燃
焼の終了時間を示し、固体燃料の燃焼の終了時間に相当
するb2より、参照点に近い横座標軸上に置かれてい
る。これは、エアロゾル濃度>0.040kg/m3
り高い濃度では、酸素量を有する固体燃料の消費が過剰
になることを示している。
【0021】
【実施例2】本発明の方法は、例えば、油大火事による
船舶の機械室中での火事を鑑みて、適用される。その密
閉された容量内で、合成固定燃料は、その機械室を満た
すエアロゾルを生成するように、燃焼される。固体燃料
は、機械室中に置かれたポット形の中にあり、その重量
は、次の式に基づいて計算される。 M=K×V 但し、Vは、燃焼領域の容量で、例えば、1300m3
であり、Kは、エアロゾル濃度であり、例えば、0.0
40kg/m3である。該燃料は、ポットでの各個中に
置かれた着火装置或いは火事源自体により着火される。
【0022】機械室を満たすエアロゾルは、次の組成で
ある:即ち、気体酸素(O2)、窒素(N2)、二酸化炭素(C
O2)、水蒸気(H2O)及び塩化カリウム(KCl),塩化ナトリウ
ム(NaCl),炭酸ナトリウム(Na2CO3),硫酸カリウム(K2S
O4)の凝結粒子である。”活性中心”は、即ち、原子及
びラジカルO,H,OH,COは、燃焼を進展させるのに役立つ
が、前記の凝結粒子の表面上に降り吸収され、それらと
干渉し、或いは捕らえられる。その場合、”活性中心”
の作用の能力がない分子粒子が形成される。その”活性
中心”が再配置或いは再結合される間に開放されるエネ
ルギーは、その粒子が、形成分子の解離を阻止すること
により、同化吸収される。上記の過程により、機械室内
の火事が抑制される。この場合、エアロゾルで充満され
た酸素量は、特に、消失しなく、そのため、呼吸に対し
て衝撃を与えない。
【0023】
【実施例3】本発明の他の1つの具体例は、室1に供給
する前に、エアロゾルを冷却することにより得られた。
即ち、着火/経過より周知の熱交換器を運転させて、9
00Kに冷却する。室1の容量、その中に含有するディ
ーゼル油を有するドリップパン2の寸法、酸素量の固体
燃料9の量(2.370kg)及びディーゼル油を着火
するに続く処理法は、実施例1と同様である。
【0024】消火特性は、ガス操作(相)の大きな密度
を有する冷却されたエアロゾルを、前記室1中に供給す
る間に、前記室の高さに応じて、エアロゾル濃度のバラ
ンス或いは均等化が、促進される事実に依存している。
結果として、燃焼領域14中の火炎は、実施例1(図
3)よりも9秒早く抑制される。
【0025】
【実施例4】消火方法を本発明に従って、室1(図1)
で行なう、それは、ガス状媒体燃焼過程、例えば、窒素
の燃焼、に関して活性である供給システムを備える。エ
アロゾル分配処理方法は、実施例1と同じである。消火
特性は、32kg未満の重量のイソプロピルアルコール
により火災となるとされる媒体により得られる。完全に
燃焼するに要する時間は、20分間である。窒素N2
みにより消火するためには、20kgの窒素が、室1に
供給される必要がある。エアロゾルのみにより、室1中
でイソプロピルアルコールの燃焼を消火するためには、
そのエアロゾルは、酸素量、2.5kgの重量を有する
固体燃料の室中での燃焼により形成されるべきである。
アルコール着火の5分間内で、火炎が安定したときに、
先ず、酸素含有での固体燃料を燃焼させることにより形
成される非常に分散されたエアロゾルを供給し、次い
で、10秒間に、ガス状窒素N2、1.5秒に対して1
1kgを供給する。分配される窒素N2 に依存して、室
1内の酸素O2 の濃度は、下がる。結果として、燃焼
が、エアロゾルのみで消火を行なったときより、早く、
22秒間で終了した。固体燃料の必要な量は、1.26
kgに減少した。従って、消火は、2倍効率的に成され
た。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の消火方法
を行なうにより、油及びガスの貯蔵装置及び構内におい
て、また燃料及びガスのタンク及び他の貯蔵において、
火災消火及び燃焼力ラインの火災拡散を抑制する。これ
は、低い酸素含有での固体燃焼物、例えば、セルロイド
の貯蔵における火災防止にも役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による消火方法によりディーゼル油燃焼
及び火災の消化方法を行なう際に消化室の長さ方向の断
面図である。
【図2】ディーゼル油の燃焼時間で測定した温度曲線”
a”と、1.230kg重量での、酸素量を含む固体燃
料の燃焼時間で測定した同様の温度曲線”b”を模式的
に示すグラフである。
【図3】ディーゼル油の燃焼時間で測定した温度曲線”
a”と、2.370kg重量での、酸素含有の固体燃料
の燃焼時間で測定した同様の温度曲線”b”を模式的に
示すグラフである。
【図4】ディーゼル油の燃焼時間で測定した温度曲線”
a”と、2.370kg重量以上での、酸素含有での固
体燃料の燃焼時間で測定した同様の温度曲線”b”を模
式的に示すグラフである。
【符号の説明】
1 室 2 ドリップカップ或いはパン 4、10 白熱フィラメント 7 円筒体 8 オリフィス 9 固体燃料 11 壁 14 ディーゼル油燃焼領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アナトリイ ニコラエヴィッチ バラトフ ロシア連邦 モスコフスカヤ オブラスト バラシハ 6 ヴニイポ 2 カーヴェ ー 24 (72)発明者 ヴヤチェスラフ ヴラディミロヴィッチ ベロコン ロシア連邦 モスクワ ウーリツァ ノヴ ィンキ 15カーヴェー 10 (72)発明者 ヴヤチェスラフ イヴァノヴィッチ デル ズヒンスキイ ロシア連邦 モスコフスカヤ オブラスト ドゥゼルズヒンスキー ウーリツァ ス ポルティフナヤ 19 カーヴェー 3 (72)発明者 レオニド ヴァシリエヴィッチ ザベリン ロシア連邦 モスクワ クラスノプロレタ ルスカヤ ウーリツァ 9 カーヴェー 301 (72)発明者 エドゥアルド リュドヴィゴヴィッチ カ ザリアン ロシア連邦 モスクワ ウーリツァ ブチ ルスカヤ 6カーヴェー 92 (72)発明者 アナトリイ ヴァシリエヴィッチ マルチ ェンコ ロシア連邦 モスコフスカヤ オブラスト ドゥゼルズヒンスキイ ウーリツァ ト ミリンスカヤ 7 カーヴェー 6 (72)発明者 ユーリイ アレキサンドロヴィッチ ミリ ツィン ロシア連邦 モスコフスカヤ オブラスト ドゥゼルズヒンスキー ウーリツァ レ ルモントヴァ 23 カーヴェー 48 (72)発明者 ボリス イヴァノヴィッチ ミロノフ ロシア連邦 モスクワ プロスチャド イ リーチャ 1/2 カーヴェー 183 (72)発明者 ジノヴィイ ペトロヴィッチ パク ロシア連邦 モスコフスカヤ オブラスト ドゥゼルズヒンスキー ウーリツァ ス ポルティフナヤ 10 カーヴェー 87 (72)発明者 ボリス ペトロヴィッチ ペレペチェンコ ロシア連邦 モスコフスカヤ オブラスト ドゥゼルズヒンスキー ウーリツァ レ ルモントヴァ 12−アー カーヴェー 10 (72)発明者 ヴィタリイ グリゴリエヴィッチ タムル カ ロシア連邦 モスクワ ウーリツァ ノヴ ォロッシイスカヤ 12 カーヴェー 16 (72)発明者 エドゥアルド グリゴリエヴィッチ トカ チェフ ロシア連邦 モスコフスカヤ オブラスト リュベルツィー ウーリツァ ポポヴァ 7 カーヴェー 47 (72)発明者 ヴラディミール ヴァシリエヴィッチ シ ャルシュコフ ロシア連邦 モスクワ ウーリツァ ナガ チンスカヤ 27 コルプス 3 カーヴェ ー 47 (72)発明者 ガリーナ グリゴリエフナ シャフライ ロシア連邦 モスコフスカヤ オブラスト ドゥゼルズヒンスキー ウーリツァ レ ルモントヴァ 24 カーヴェー 83 (72)発明者 タチアナ パフロフナ コロヴェニナ ロシア連邦 モスクワ ヴォルゴグラドス キイ プロスペクト 84 コルプス 1 カーヴェー 46

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火炎で取り囲まれた燃焼領域中に、媒体
    を供給し、火炎を局所化し及び抑制する消火方法におい
    て、 前記媒体は、酸素含有の合成固体燃料(9)を燃焼させ
    ることにより形成される非常に分散されたエアロゾルで
    あることを特徴とする前記消火方法。
  2. 【請求項2】酸素含有での合成燃料の物理的スケール上
    での質量Mは、次の式で決められる即ち、M=K×V
    (但し、式中、Vは、前記の燃焼領域の容量(m3)であ
    り、Kは、前記の燃焼領域(14)の前記エアロゾルの
    濃度であり、K=0.010〜0.2Kg/m3)であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の消火方法。
  3. 【請求項3】前記のエアロゾルは、金属の酸化物、炭酸
    塩、塩化物、硫酸塩或いは燐酸塩或いはその混合物であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の消火方法。
  4. 【請求項4】前記の金属は、周期律表のI族から選択さ
    れることを特徴とする請求項3に記載の消火方法。
  5. 【請求項5】前記のエアロゾルは、燃焼領域(14)に
    供給される前に冷却されることを特徴とする請求項1、
    3或いは4に記載の消火方法。
  6. 【請求項6】前記のエアロゾルは、爆発性ガス混合物の
    火炎或いは爆破の臨界温度以下に冷却されることを特徴
    とする請求項5に記載の消火方法。
  7. 【請求項7】前記のエアロゾルは、少なくとも400度
    /秒の速度で冷却されることを特徴とする請求項5に記
    載の消火方法。
  8. 【請求項8】前記の燃焼過程で不活性なガス媒体を前記
    エアロゾル中に導入し、そのガス媒体は、CO2、N2
    2O、He、Ar或いはその混合物から選択され、質
    量で、少なくとも、1:30の割合で導入されることを
    特徴とする請求項1に記載の消火方法。
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