JPH0626891U - 吸入器のカウンター表示装置 - Google Patents

吸入器のカウンター表示装置

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JPH0626891U
JPH0626891U JP7347192U JP7347192U JPH0626891U JP H0626891 U JPH0626891 U JP H0626891U JP 7347192 U JP7347192 U JP 7347192U JP 7347192 U JP7347192 U JP 7347192U JP H0626891 U JPH0626891 U JP H0626891U
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display
ratchet
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digital
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Application number
JP7347192U
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Inventor
正嘉 小林
Original Assignee
株式会社ラジカルスタッフ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、主として喘息等の呼吸器系疾患の
治療用吸入器において、薬剤使用度数をカウントして薬
剤の残量を適確に確認し、使用者に安心感を与えること
のできる装置を得ることを目的としたものである。 【構成】表示窓を有する表示ケース体に取付体の作動杆
を摺動自在に嵌合すると共に、取付体と表示ケース体と
を弾撥離間する方向に付勢し、上記表示ケース体にデジ
タル表示面をもったラチェット表示機構を配設して、デ
ジタル表示面を表示窓よりデジタル表示し、上記取付体
を薬剤カートリッジに簡単に着脱自在に装着すると共
に、作動杆をラチェット表示機構に係合し、表示ケース
体の押圧操作で薬剤カートリッジより薬剤を噴出すると
同時に、取付体の作動杆でラチェット表示機構を間歇作
動してデジタル表示面を歩進し、薬剤使用度数をデジタ
ル表示するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主として喘息等の呼吸器系疾患の治療用吸入器において、薬剤使 用度数をカウントして表示する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の吸入器は薬剤を充填したカートリッジを吸入器本体の上部より 嵌合し、使用する時、患者は吸入器本体の吸入口を口に喰え、カートリッジを強 く押圧すと、該カートリッジの弁は開いて定量の薬剤が噴出するので、患者は噴 出した噴霧状薬剤を吸入して治療するものである。 しかし、従来の吸入器はカートリッジ内の薬剤が無くなると、新しいカートリ ッジと交換する必要があった。ところが使用者は使用する度毎に使用回数をカウ ントするようなことは煩しく、又使用頻度の少ない軽度の疾患者や、或いは不定 期な使用の場合にはカウントを失念することもあって、すでに薬剤がないカート リッジを取付けた状態に置かれている場合がある。この様な時に発作を起し、交 換すべき新たなカートリッジがないと、患者の苦しみは筆舌に現わすことができ ないものである。特にに発作を起こし易い夜間、或いは外出に際しては予備のカ ートリッジを常に用意して置く必要があった。 このことから、本出願人は先に実願平2−93232号(実願平4−5005 9号)で、カートリッジ内の薬剤の使用回数をカウント表示し、上記の問題点を 解決し得るカウンター装置を提案した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この提案した上記考案のカウンター装置は、薬剤を使用する度 毎に使用回数がカウント表示され使用者にとって極めて安心感を与える効果は達 成できたが、このカウンター装置は表示面が吸入口に面するように吸入器本体内 に装着されるので、吸入器本体内の限定された狭いスペースにカウンター装置を 取付けなければならず、その取付け作業が煩瑣であり、吸入器本体と一体に廃棄 されることもある上、吸入口より覗き込まないと表示面のカウントを確認できな いものにである。 そこで、この考案は、上記の問題点に鑑み、これを解決したものであって、カ ウンター装置がカートリッジ上端に簡単に付け替えできて再使用が可能である上 、表示面が見易く薬剤の残量を適確に確認し、使用者に安心感を与えることので きる装置を得ることを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
これを達成する手段として、この考案は、表示窓を有する表示ケース体に取付 体の作動杆を摺動自在に嵌合すると共に、取付体と表示ケース体とを弾撥離間す る方向に付勢し、上記表示ケース体にデジタル表示面をもったラチェット表示機 構を配設して、デジタル表示面を表示窓よりデジタル表示し、上記取付体を薬剤 カートリッジに着脱自在に装着すると共に、作動杆をラチェット表示機構に係合 し、表示ケース体の押圧操作で薬剤カートリッジより薬剤を噴出すると同時に、 取付体の作動杆でラチェット表示機構を間歇作動してデジタル表示面を歩進し、 薬剤使用度数をデジタル表示するものである。
【0005】
【実施例】
この考案の構成を図面に示す実施例について以下詳細に説明する。 なお、この実施例に使用される薬剤カートリッジは120回使用し得るものと する。 この考案のカウンター表示装置1は薬剤使用度数をデジタル表示する表示ケー ス体2と、これを作動する取付体6を有する。 表示ケース体2は上下に2分割され組立てられる天板31を有する上ケース3 と、底板41を有する下ケース4とより構成されている。 上ケース3は正面壁32に表示窓21の上半分が凹設されており、また天板3 1の下面にカイド筒33が突設され、このカイド筒33には正面側に切割溝34 を有し、後面側にガイド溝35が形成されている。またその両側に表示ケース体 組立て用ネジ止め筒36が、さらにラチェット表示機構の軸受け部38を凹設し た突出壁37が夫々設けられている。 下ケース4は正面壁42に表示窓21の下半分が凹設されており、また底板4 1には後記する作動杆62を挿嵌する切欠孔43を穿設し、その両側に上記のネ ジ止め筒36と嵌合してネジ8によって螺着連結されるネジ止め筒44と、上記 突出壁37とでラチェット表示機構の軸を挟持する軸受用突出壁45と、ラチェ ット表示機構のラチェットの逆回転を防止する逆止爪46が突設されている。 ラチェット表示機構5は、1位デジタル表示体50と、10位デジタル表示体 55とより構成されている。 1位デジタル表示体50は中心部に軸51を設けた円板状に形成されその表示 面52には0から9までの正の整数(以下、数字という)のデジタル数字が刻設 され、表示面52の0の数字と9の数字との間の部分の後面側に桁送り用突出歯 53を突設すると共に、ラチェット54が設けられている。 10位デジタル表示体55は中心部に軸56を設けた円板状に形成されその表 示面57には0から9までのデジタル数字と10、11のデジタル数字が刻設さ れ、表示面57の後面側には表示面57の各デジタル数字の間に上記桁送り用突 出歯53と噛合する歯が突出するような歯車58と、ラチェット59が設けられ ている。 取付体6は下面に薬剤カートリッジ91を着脱自在に嵌合する嵌合部61を有 し、上面中央に作動杆62を立設し、その両側にネジ貫通孔66が穿設されてい る。作動杆62には筒状の凹溝部63が穿設され、該凹溝部63と上記カイド筒 33との間にコイルスプリング7が挿入され、後面側にはガイド突出部64が突 設され、正面側には釣針状のラチェット送り歯65が形成されている。 なお、90は薬剤カートリッジ91を装着する吸入器本体を示す。
【0006】 このように構成されているので、これを組立てるには、上ケース3の両突出壁 37の軸受け部38に夫々ラチェット表示機構5の1位デジタル表示体50の軸 51および10位デジタル表示体55の軸56を嵌入した状態とし、一方取付体 6の作動杆62を下ケース4の切欠孔43に挿嵌し、作動杆62の凹溝部63に コイルスプリング7を挿入し、この下ケース4を上ケース3に嵌合する。その際 、作動杆62に挿入したコイルスプリング7を上ケース3のカイド筒33に挿入 して圧縮するようにして、作動杆62のガイド突出部64をガイド溝35に、ラ チェット送り歯65を切割溝34に嵌挿し、上ケース3のネジ止め筒36を下ケ ース4ネジ止め筒44に嵌合する。さらに上ケース3の突出壁37と下ケース4 の軸受用突出壁45とでラチェット表示機構5の1位デジタル表示体50の軸5 1および10位デジタル表示体55の軸56を挟持する。そこで、ネジ8をネジ 貫通孔66よりネジ止め筒36とネジ止め筒44とに螺入して両者を螺着連結し 、上ケース3と下ケース4とを固定して表示ケース体2を組立てると、取付体6 はコイルスプリング7の弾撥力によって作動杆62のラチェット送り歯65が下 ケース4の底板41に当接し、表示ケース体2と離間する状態は保持される。こ れによって、表示ケース体2の表示窓21には、ラチェット表示機構5の1位デ ジタル表示体50の表示面52の0の数字と10位デジタル表示体55の表示面 57の0の数字が並列に表示されると共に、1位デジタル表示体50の桁送り用 突出歯53と10位デジタル表示体55の歯車58とは係合しうる状態に配置さ れる。また1位デジタル表示体50のラチェット54および10位デジタル表示 体55のラチェット59に夫々逆止爪46が係合して両ラチェットの逆回転を防 止すると共に、作動杆62のラチェット送り歯65が1位デジタル表示体50の ラチェット54と係合しうる状態に配置される。
【0007】 つぎに、このカウンター表示装置1を使用するには、吸入器本体90に装着し た薬剤カートリッジ91の上端に取付体6下面の嵌合部61を嵌合しておく。そ して発作を起こした際には、表示ケース体2の上ケース3上端と吸入器本体90 の下端とを把持して上ケース3を強く押圧する。これによってコイルスプリング 7は弾撥力に抗して圧縮し、薬剤カートリッジ91の弁が開いて吸入器本体90 の吸入口から薬剤が噴霧状態で噴出すると共に、取付体6は表示ケース体2に向 かって接近するので、その作動杆62のラチェット送り歯65はラチェット表示 機構5の1位デジタル表示体50のラチェット54に噛合してこれを1歯回転す るので、表示ケース体2の表示窓21に表示されている1位デジタル表示体50 の表示面52は、0から1のデジタル数字に変化して薬剤カートリッジ91を1 回使用したことを表示する。この時、1位デジタル表示体50の桁送り用突出歯 53は10位デジタル表示体55の歯車58と噛合していないので、10位デジ タル表示体55のラチェット59は逆止爪46で逆転防止されて回転せず、10 位デジタル表示体55の表示面57は0のデジタル数字を表示窓21に表示する 。 この様にカウンター表示装置1を押圧操作する毎に1位デジタル表示体50の 表示面52のデジタル数字は歩進し、表示面52のデジタル数字が9から0に変 化すると、これと同時に1位デジタル表示体50の桁送り用突出歯53は10位 デジタル表示体55の歯車58と係合して1歯回転する。これによって、10位 デジタル表示体55の表示面57のデジタル数字は0から1の数字に変化して、 表示窓21には1位デジタル表示体50と10位デジタル表示体55の両表示面 52、57によって10のデジタル数字を表示し、薬剤カートリッジ91を10 回使用したことを知らせる。さらに使用が進み、薬剤カートリッジ91が120 回使用すると、表示窓21には119のデジタル数字から00デジタル数字に変 化するので、薬剤カートリッジ91に薬剤が無いことを知ることができ、これに より新しい薬剤カートリッジ91を交換し、再び使用することができる。
【0008】 なお、上記実施例において1位デジタル表示体および10位デジタル表示体の 両表示面のデジタル数字は、薬剤カートリッジの使用回数を表示したが、これに 代わり薬剤カートリッジの薬剤残量を表示するようにしても良い。 また、上記実施例において薬剤カートリッジは120回使用し得るものである が、これに限定されるものでなく種々の量の薬剤カートリッジに使用することが できるが、その際は使用する薬剤カートリッジの量に応じて1位デジタル表示体 および10位デジタル表示体の両表示面のデジタル数字を設定するものである。
【0009】
【考案の効果】
以上、実施例について詳述したように、この考案のカウンター表示装置は、表 示ケース体にラチェット表示機構が内蔵されており、該表示ケース体の押圧操作 で薬剤カートリッジより薬剤を噴出すると同時に、取付体の作動杆でラチェット 表示機構を間歇作動してデジタル表示面を歩進し、薬剤使用度数を表示ケース体 の表示窓よりデジタル表示するものであるから、薬剤の残量表示が見易く、デジ タル表示されるので容易に適確に確認し、使用者に安心感を与えることができる 。また薬剤カートリッジの薬剤が無くなった際には、カウンター表示装置を使い 捨てることなく、新しい薬剤カートリッジと簡単に交換し、再び使用することが できて資源を有効に使用することができる等、使い勝手に優れた堅牢で安価な製 品を提供することができる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の全体の斜視図
【図2】同じくこの考案の一部切欠せる分解斜視図
【図3】同じくこの考案の縦断側面図
【符号の説明】
1 カウンター表示装置 2 表示ケース体 21 表示窓 3 上ケース 33 カイド筒 37 突出壁 38 軸受け部 4 下ケース 43 切欠孔 45 軸受用突出壁 46 逆止爪 5 ラチェット表示機構 50 1位デジタル表示体 51 軸 52 表示面 53 桁送り用突出歯 54 ラチェット 55 10位デジタル表示体 56 軸 57 表示面 58 歯車 59 ラチェット 6 取付体 61 嵌合部 62 作動杆 65 ラチェット送り歯 7 コイルスプリング 90 吸入器本体 91 薬剤カートリッジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示窓を有する表示ケース体に取付体の
    作動杆を摺動自在に嵌合すると共に、取付体と表示ケー
    ス体とを弾撥離間する方向に付勢し、上記表示ケース体
    にデジタル表示面をもったラチェット表示機構を配設し
    て、デジタル表示面を表示窓よりデジタル表示し、上記
    取付体を薬剤カートリッジに着脱自在に装着すると共
    に、作動杆をラチェット表示機構に係合し、表示ケース
    体の押圧操作で薬剤カートリッジより薬剤を噴出すると
    同時に、取付体の作動杆でラチェット表示機構を間歇作
    動してデジタル表示面を歩進し、薬剤使用度数をデジタ
    ル表示することを特徴とする吸入器のカウンター表示装
    置。
JP7347192U 1992-09-09 1992-09-09 吸入器のカウンター表示装置 Pending JPH0626891U (ja)

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JP7347192U JPH0626891U (ja) 1992-09-09 1992-09-09 吸入器のカウンター表示装置

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