JPH0626869Y2 - 装飾体時計の回転テーブル機構 - Google Patents
装飾体時計の回転テーブル機構Info
- Publication number
- JPH0626869Y2 JPH0626869Y2 JP3018390U JP3018390U JPH0626869Y2 JP H0626869 Y2 JPH0626869 Y2 JP H0626869Y2 JP 3018390 U JP3018390 U JP 3018390U JP 3018390 U JP3018390 U JP 3018390U JP H0626869 Y2 JPH0626869 Y2 JP H0626869Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive
- rotary plate
- locking claw
- drive rotary
- rotary table
- Prior art date
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- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は正時等の時報に合せて音楽を鳴らすと共に人形
等の装飾体を出現させる装飾体時計に関し、尚詳しくは
装飾体を出現させる回転テーブルの機構に関するもので
ある。
等の装飾体を出現させる装飾体時計に関し、尚詳しくは
装飾体を出現させる回転テーブルの機構に関するもので
ある。
[従来の技術] 今日、1時間毎又は30分毎の時報信号等に基いて、音楽
を鳴らすと共に時計本体から人形等の装飾体を出現さ
せ、且つ、装飾体に人目を引く動きをさせる様にした装
飾体時計が多く使用される様になって来た。
を鳴らすと共に時計本体から人形等の装飾体を出現さ
せ、且つ、装飾体に人目を引く動きをさせる様にした装
飾体時計が多く使用される様になって来た。
この装飾体時計において、時報信号等に基いて装飾体で
ある人形等に動きを与えるに際しては、回転円板を水平
状として時計本体に組み込み、該回転円板の周縁近くに
磁石を取り付けておき、該回転円板の直近上方に固定し
たステージ板の上に磁石を内蔵する人形を載置し、時報
信号等に基いてモータを起動することにより前記回転円
板を回転させ、回転円板に取り付けた磁石によりステー
ジ板の上に載置した人形を吸引して移動させることによ
り時計本体の前面に人形を出現させることとし、前記回
転円板に突起部を設けておき、該突起部をもって弾性体
で閉じられている扉を押し開く様にして人形の移動に合
せて扉を開き、磁石の吸引によって人形を移動させるこ
とにより人形に不特定の動きを与えつつ人形を出現させ
るもの(例えば実開平1-131.191号)が有り、又、回転
円板の上にカム体を設け、回転円板が回転したとき、カ
ム体により突き上げられるプッシュロッドにより人形の
腕等を支持しておき、プッシュロッドの上下動により人
形を動かせるようにしておき、時報信号等によりモータ
を起動させて前記回転円板を回転させるもの(例えば実
開昭63-84.597号)等が有る。
ある人形等に動きを与えるに際しては、回転円板を水平
状として時計本体に組み込み、該回転円板の周縁近くに
磁石を取り付けておき、該回転円板の直近上方に固定し
たステージ板の上に磁石を内蔵する人形を載置し、時報
信号等に基いてモータを起動することにより前記回転円
板を回転させ、回転円板に取り付けた磁石によりステー
ジ板の上に載置した人形を吸引して移動させることによ
り時計本体の前面に人形を出現させることとし、前記回
転円板に突起部を設けておき、該突起部をもって弾性体
で閉じられている扉を押し開く様にして人形の移動に合
せて扉を開き、磁石の吸引によって人形を移動させるこ
とにより人形に不特定の動きを与えつつ人形を出現させ
るもの(例えば実開平1-131.191号)が有り、又、回転
円板の上にカム体を設け、回転円板が回転したとき、カ
ム体により突き上げられるプッシュロッドにより人形の
腕等を支持しておき、プッシュロッドの上下動により人
形を動かせるようにしておき、時報信号等によりモータ
を起動させて前記回転円板を回転させるもの(例えば実
開昭63-84.597号)等が有る。
[考案が解決しようとする課題] 装飾体時計として観者の注意を引き付ける為には、人形
に動きを与えると共に人形を移動させる様にして動きと
移動とを組み合せた複雑な動作をさせることが理想的で
あるも、人形を移動させる駆動機構においては、人形の
動きを細かく制御する機構を組み込むことが困難であ
り、他方、人形の動きを細かく制御する場合は、この様
な動く人形を移動させ為の機構が複雑となり、小型の装
飾体時計に動きを正確に制御し得る人形を移動する様に
設けることは困難であった。
に動きを与えると共に人形を移動させる様にして動きと
移動とを組み合せた複雑な動作をさせることが理想的で
あるも、人形を移動させる駆動機構においては、人形の
動きを細かく制御する機構を組み込むことが困難であ
り、他方、人形の動きを細かく制御する場合は、この様
な動く人形を移動させ為の機構が複雑となり、小型の装
飾体時計に動きを正確に制御し得る人形を移動する様に
設けることは困難であった。
本考案は、この様な問題を解決し、人形を移動させると
共に人形に動きを与え得る装飾体時計に適した回転テー
ブルの機構に関するものである。
共に人形に動きを与え得る装飾体時計に適した回転テー
ブルの機構に関するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る装飾体時計の回転テーブル機構は、モータ
により回転させられる円板状の駆動回転板を水平に設
け、該駆動回転板の回転軸と同軸とするテーブル支持軸
を中心に有する回転テーブルを駆動回転板の上に載置
し、前記駆動回転板の周縁所要箇所には外方に突出する
制御カム体を設け、又、駆動回転板の上面所要箇所には
上方に突出する駆動カム体を設けるものとし、前記回転
テーブルの下面には係止用突起体を設けると共に、該回
転テーブルの上に人形を固定し、該回転テーブルを貫通
して人形を動かす為のプッシュロッドを回転テーブルへ
上下方向に摺動可能として設け、該プッシュロッドの下
端は前記駆動回転板の上面に設けた駆動カム体に当接し
得る様にし、更に、第1係止爪及び第2係止爪を有する
ロックレバーを垂直方向を軸として回動可能に時計本体
の固定板へ設け、ロックレバーにおける第1係止爪の先
端を弾性部により駆動回転板の周縁に接触させるものと
し、第1係止爪の先端が制御カム体に接触して後退した
ときには該ロックレバーが回動し、以て第2係止爪の先
端を前進させて回転テーブルの係止用突起体と係合させ
得る構造とする。
により回転させられる円板状の駆動回転板を水平に設
け、該駆動回転板の回転軸と同軸とするテーブル支持軸
を中心に有する回転テーブルを駆動回転板の上に載置
し、前記駆動回転板の周縁所要箇所には外方に突出する
制御カム体を設け、又、駆動回転板の上面所要箇所には
上方に突出する駆動カム体を設けるものとし、前記回転
テーブルの下面には係止用突起体を設けると共に、該回
転テーブルの上に人形を固定し、該回転テーブルを貫通
して人形を動かす為のプッシュロッドを回転テーブルへ
上下方向に摺動可能として設け、該プッシュロッドの下
端は前記駆動回転板の上面に設けた駆動カム体に当接し
得る様にし、更に、第1係止爪及び第2係止爪を有する
ロックレバーを垂直方向を軸として回動可能に時計本体
の固定板へ設け、ロックレバーにおける第1係止爪の先
端を弾性部により駆動回転板の周縁に接触させるものと
し、第1係止爪の先端が制御カム体に接触して後退した
ときには該ロックレバーが回動し、以て第2係止爪の先
端を前進させて回転テーブルの係止用突起体と係合させ
得る構造とする。
[作用] 本考案に係る回転テーブル機構は水平に設ける駆動回転
板と同軸として回転テーブルを該駆動回転板の上に載置
している故、駆動回転板をモータにより回転させると、
回転テーブルは回転テーブルを載せている台である駆動
回転板との接触摩擦力により駆動回転板と共に回転し、
この回転テーブルの上に装飾体としての人形を固定する
ことにより装飾体を回転テーブルの回転に伴って移動さ
せることができる。
板と同軸として回転テーブルを該駆動回転板の上に載置
している故、駆動回転板をモータにより回転させると、
回転テーブルは回転テーブルを載せている台である駆動
回転板との接触摩擦力により駆動回転板と共に回転し、
この回転テーブルの上に装飾体としての人形を固定する
ことにより装飾体を回転テーブルの回転に伴って移動さ
せることができる。
又、本考案はロックレバーを時計本体の固定板に設け、
駆動回転板の周縁に設けた制御カム体とロックレバーの
第1係止爪とによりロックレバーを回動させ、この回動
によりロックレバーの第2係止爪が回転テーブルの係止
用突起体に当接し得る様にしている故、前述の様に駆動
回転板と共に回転テーブルが回転している状態において
第1係止爪が制御カム体に当接するとロックレバーの第
2係止爪により回転テーブルの回転を阻害する力を回転
テーブルに加え、テーブル支持軸により回転テーブルの
中心は移動しない様にしている故、回転テーブルの回転
を停止させて駆動回転板のみを回転させることができ
る。
駆動回転板の周縁に設けた制御カム体とロックレバーの
第1係止爪とによりロックレバーを回動させ、この回動
によりロックレバーの第2係止爪が回転テーブルの係止
用突起体に当接し得る様にしている故、前述の様に駆動
回転板と共に回転テーブルが回転している状態において
第1係止爪が制御カム体に当接するとロックレバーの第
2係止爪により回転テーブルの回転を阻害する力を回転
テーブルに加え、テーブル支持軸により回転テーブルの
中心は移動しない様にしている故、回転テーブルの回転
を停止させて駆動回転板のみを回転させることができ
る。
更に、本考案は回転テーブルを貫通するプッシュロッド
を設け、該プッシュロッドの下端を駆動回転板の上面に
設けた駆動カム体に接し得る様にしている故、回転テー
ブルを停止させて駆動回転板のみを回転させることによ
り駆動カム体にプッシュロッドの下を通過させ、プッシ
ュロッドを駆動カム体の形状に合せて上下移動させるこ
とができる。
を設け、該プッシュロッドの下端を駆動回転板の上面に
設けた駆動カム体に接し得る様にしている故、回転テー
ブルを停止させて駆動回転板のみを回転させることによ
り駆動カム体にプッシュロッドの下を通過させ、プッシ
ュロッドを駆動カム体の形状に合せて上下移動させるこ
とができる。
[実施例] 本考案に係る装飾体時計の回転テーブル機構は、第1図
に示す様に、時計本体の固定板10へ回転板軸17をもって
駆動回転板11を水平に設け、該駆動回転板11の上に装飾
体を固定する回転テーブル20を載せるものである。
に示す様に、時計本体の固定板10へ回転板軸17をもって
駆動回転板11を水平に設け、該駆動回転板11の上に装飾
体を固定する回転テーブル20を載せるものである。
この駆動回転板11は回転板軸17をもって回転自在に支持
し、該駆動回転板11の下面に駆動回転板11と一体として
駆動歯車18を設け、該駆動歯車18をモータユニット19の
歯車と噛合させることによりモータにより回転させ得る
様にしている。
し、該駆動回転板11の下面に駆動回転板11と一体として
駆動歯車18を設け、該駆動歯車18をモータユニット19の
歯車と噛合させることによりモータにより回転させ得る
様にしている。
そして、前記駆動回転板11の周縁は上下方向に所要幅を
設けると共に所要箇所には外方に突出する制御カム体13
を設け、更に、該駆動回転板11の上面には、駆動回転板
11の周縁近くにおいて上方へ突出する駆動カム体15を設
けておく。
設けると共に所要箇所には外方に突出する制御カム体13
を設け、更に、該駆動回転板11の上面には、駆動回転板
11の周縁近くにおいて上方へ突出する駆動カム体15を設
けておく。
又、前記駆動回転板11の周縁近くにロックレバー40を設
け、このロックレバー40は、棒状のレバー本体41を時計
本体の固定板10へ垂直状に設けるものであり、該棒状の
レバー本体41から水平方向へアーム状の第1係止爪45を
有し、該第1係止爪45よりも上方にアーム状の第2係止
爪47を水平方向に有すると共に、下端近傍から水平方向
に延設される弾性部43を有する構造とし、固定板10への
取り付けに際しては、レバー支持ピン42によりレバー本
体41を垂直方向を軸として回転可能に固定板10へ取り付
けると共に、第2図に示す様に前記レバー本体41と一体
の弾性部43の先端を前記固定板10の所要位置に固定する
ことにより、前記第1係止爪45の先端を駆動回転板11の
周縁に圧接させておくものである。
け、このロックレバー40は、棒状のレバー本体41を時計
本体の固定板10へ垂直状に設けるものであり、該棒状の
レバー本体41から水平方向へアーム状の第1係止爪45を
有し、該第1係止爪45よりも上方にアーム状の第2係止
爪47を水平方向に有すると共に、下端近傍から水平方向
に延設される弾性部43を有する構造とし、固定板10への
取り付けに際しては、レバー支持ピン42によりレバー本
体41を垂直方向を軸として回転可能に固定板10へ取り付
けると共に、第2図に示す様に前記レバー本体41と一体
の弾性部43の先端を前記固定板10の所要位置に固定する
ことにより、前記第1係止爪45の先端を駆動回転板11の
周縁に圧接させておくものである。
そして、前記駆動回転板11の上に載置する回転テーブル
20は、円板状としたテーブル本体21の下面に環状形状を
した脚部25を設けて前記駆動回転板11の上に載せ、該テ
ーブル本体21の中央にテーブル支持軸27を設けることに
より前記駆動回転板11の回転軸とテーブル本体21の中心
軸とを同軸とし、且つ、テーブル本体21が駆動回転板11
に対して回転し得る様に載置するものである。
20は、円板状としたテーブル本体21の下面に環状形状を
した脚部25を設けて前記駆動回転板11の上に載せ、該テ
ーブル本体21の中央にテーブル支持軸27を設けることに
より前記駆動回転板11の回転軸とテーブル本体21の中心
軸とを同軸とし、且つ、テーブル本体21が駆動回転板11
に対して回転し得る様に載置するものである。
又、テーブル本体21には第3図等に示す様に透孔22を設
け、該透孔22にプッシュロッド29を貫通させることによ
りプッシュロッド29を上下に摺動自在として回転テーブ
ル20に設け、該透孔22の位置は前記駆動回転板11の中央
から駆動カム体15迄の距離と等しい距離をテーブル本体
21の中央から離して設けるものである。
け、該透孔22にプッシュロッド29を貫通させることによ
りプッシュロッド29を上下に摺動自在として回転テーブ
ル20に設け、該透孔22の位置は前記駆動回転板11の中央
から駆動カム体15迄の距離と等しい距離をテーブル本体
21の中央から離して設けるものである。
更にテーブル本体21の下面には係止用突起体31を設ける
ものとし、該係止用突起体31は外側中央に垂直方向を軸
とする凹溝部33を有し、該凹溝部33よりもテーブル本体
21の回転方向前方を前方突出部35とし、後方を後方突出
部37とし、駆動回転板11の上に載せられている回転テー
ブル20が駆動回転板11と共に回転することにより、この
係止用突起体31が前記ロックレバー40の直近を通る際、
第3図に示す様に、ロックレバー40の第1係止爪45の先
端が駆動回転板11の周縁に接しているときは、係止用突
起体31の前方突出部35はロックレバー40の第2係止爪47
の先端に接触することがなく、第4図に示す様に、第1
係止爪45が駆動回転板11の周縁に設けた制御カム体13に
より外方へ移動され、第2係止爪47の先端が前進してい
るときは、係止用突起体31の前方突出部35がロックレバ
ー40の第2係止爪47に接触し得る程度に前方突出部35の
先端36を回転テーブル20の中心から離すものであり、後
方突出部37の先端は38前方突出部35の先端36よりも僅か
に大きく回転テーブル20の中心からの距離を設けること
としている。
ものとし、該係止用突起体31は外側中央に垂直方向を軸
とする凹溝部33を有し、該凹溝部33よりもテーブル本体
21の回転方向前方を前方突出部35とし、後方を後方突出
部37とし、駆動回転板11の上に載せられている回転テー
ブル20が駆動回転板11と共に回転することにより、この
係止用突起体31が前記ロックレバー40の直近を通る際、
第3図に示す様に、ロックレバー40の第1係止爪45の先
端が駆動回転板11の周縁に接しているときは、係止用突
起体31の前方突出部35はロックレバー40の第2係止爪47
の先端に接触することがなく、第4図に示す様に、第1
係止爪45が駆動回転板11の周縁に設けた制御カム体13に
より外方へ移動され、第2係止爪47の先端が前進してい
るときは、係止用突起体31の前方突出部35がロックレバ
ー40の第2係止爪47に接触し得る程度に前方突出部35の
先端36を回転テーブル20の中心から離すものであり、後
方突出部37の先端は38前方突出部35の先端36よりも僅か
に大きく回転テーブル20の中心からの距離を設けること
としている。
従って本実施例では、時報信号等によりモータユニット
19のモータを回転させ、該回転を駆動歯車18に伝達して
駆動歯車18と一体の駆動回転板11を回転させると、該駆
動回転板11の上に載置された回転テーブル20も駆動回転
板11と共に回転を開始し、テーブル本体21の下面に設け
た係止用突起体31がロックレバー40の近くを通過しよう
とするとき、係止用突起体31の後方突出部37が第2係止
爪47の先端に接触して回転テーブル20の回転はロックレ
バー40により停止させられることとなり、駆動回転板11
のみがモータにより回転させられる。
19のモータを回転させ、該回転を駆動歯車18に伝達して
駆動歯車18と一体の駆動回転板11を回転させると、該駆
動回転板11の上に載置された回転テーブル20も駆動回転
板11と共に回転を開始し、テーブル本体21の下面に設け
た係止用突起体31がロックレバー40の近くを通過しよう
とするとき、係止用突起体31の後方突出部37が第2係止
爪47の先端に接触して回転テーブル20の回転はロックレ
バー40により停止させられることとなり、駆動回転板11
のみがモータにより回転させられる。
そして、回転テーブル20の回転により駆動回転板11の周
縁に設けた制御カム体13がロックレバー40の第1係止爪
45を後退させる様にしてロックレバー40を回動させ、ロ
ックレバー40における第2係止爪47が前進すると第2係
止爪47の先端が係止用突起体31の凹溝部33に挿入され、
第2係止爪47と係止用突起体31とが係合して回転テーブ
ル20の停止を確実に行なうことができ、制御カム体13の
水平方向長さを適宜長くしておけば、第2係止爪47の先
端を係止用突起体31の凹溝部33へ挿入して回転テーブル
20の回転を停止させた状態で駆動回転板11の回転を持続
させることができる。
縁に設けた制御カム体13がロックレバー40の第1係止爪
45を後退させる様にしてロックレバー40を回動させ、ロ
ックレバー40における第2係止爪47が前進すると第2係
止爪47の先端が係止用突起体31の凹溝部33に挿入され、
第2係止爪47と係止用突起体31とが係合して回転テーブ
ル20の停止を確実に行なうことができ、制御カム体13の
水平方向長さを適宜長くしておけば、第2係止爪47の先
端を係止用突起体31の凹溝部33へ挿入して回転テーブル
20の回転を停止させた状態で駆動回転板11の回転を持続
させることができる。
この様にして回転テーブル20の回転を停止させた状態で
駆動回転板11の回転を継続させると、駆動回転板11の上
面に設けた駆動カム体15がテーブル本体21を貫通させた
プッシュロッジ29の下を通過することとなり、該プッシ
ュロッド29は、駆動カム体15の形状に応じて上下移動を
することになる。
駆動回転板11の回転を継続させると、駆動回転板11の上
面に設けた駆動カム体15がテーブル本体21を貫通させた
プッシュロッジ29の下を通過することとなり、該プッシ
ュロッド29は、駆動カム体15の形状に応じて上下移動を
することになる。
そしてこのプッシュロッド29は、第6図に示す様に、テ
ーブル本体21の上に固定される装飾体である人形50にお
ける背中下方近傍に先端を取り付け、該装飾体である人
形50の腹を屈曲点53として上半身を動かし得る様にして
おけば、駆動カム体15がプッシュロッド29の下を通過す
る際に該装飾体は礼をする様に頭を下げる動きをするこ
とになる。
ーブル本体21の上に固定される装飾体である人形50にお
ける背中下方近傍に先端を取り付け、該装飾体である人
形50の腹を屈曲点53として上半身を動かし得る様にして
おけば、駆動カム体15がプッシュロッド29の下を通過す
る際に該装飾体は礼をする様に頭を下げる動きをするこ
とになる。
そして駆動カム体15がプッシュロッド29の位置を通過し
た後モータを逆回転させれば、第1係止爪45の先端が制
御カム体13により後退させられて第2係止爪47の先端が
係止用突起体31の凹溝部33に挿入されている故、第5図
に示す様に、回転テーブル20は係止用突起体31の前方突
出部35が第2係止爪47の先端に接触することにより回転
を止められ、駆動回転板11のみが逆方向に回転を開始す
る。
た後モータを逆回転させれば、第1係止爪45の先端が制
御カム体13により後退させられて第2係止爪47の先端が
係止用突起体31の凹溝部33に挿入されている故、第5図
に示す様に、回転テーブル20は係止用突起体31の前方突
出部35が第2係止爪47の先端に接触することにより回転
を止められ、駆動回転板11のみが逆方向に回転を開始す
る。
従って駆動回転板11の上面に設けた駆動カム体15が再度
プッシュロッド29の下を通過してプッシュロッド29を上
下移動させ、第3図に示した様に、制御カム体13の先端
が第1係止爪45の先端を通過するとロックレバー40は弾
性部43の弾性力により第1係止爪45の先端を駆動回転板
11の周縁へ圧接する様に前進させると共に第2係止爪47
の先端を後退させて第2係止爪47の先端と係止用突起体
31の前方突出部35との係合を外すことになる。
プッシュロッド29の下を通過してプッシュロッド29を上
下移動させ、第3図に示した様に、制御カム体13の先端
が第1係止爪45の先端を通過するとロックレバー40は弾
性部43の弾性力により第1係止爪45の先端を駆動回転板
11の周縁へ圧接する様に前進させると共に第2係止爪47
の先端を後退させて第2係止爪47の先端と係止用突起体
31の前方突出部35との係合を外すことになる。
この状態でモータの回転による駆動回転板11の逆転を更
に継続させると、駆動回転板11の上に載置された回転テ
ーブル20は駆動回転板11の回転と共に回転し、回転テー
ブル20の上に固定された装飾体を移動させることができ
る。
に継続させると、駆動回転板11の上に載置された回転テ
ーブル20は駆動回転板11の回転と共に回転し、回転テー
ブル20の上に固定された装飾体を移動させることができ
る。
尚、上記実施例は回転テーブル20を駆動回転板11の上に
載置するに際し、テーブル本体21の下面に環状形状の脚
部25を形成してテーブル本体21を安定的に載置している
も、棒状をした三本の脚部を等間隔に配置することもで
き、更に駆動回転板11の上面に適宜厚さを有する円板状
の載置台を設けて回転テーブル20の脚部25を省略し、以
てテーブル本体21を直接駆動回転板11の上に載せること
もできる。
載置するに際し、テーブル本体21の下面に環状形状の脚
部25を形成してテーブル本体21を安定的に載置している
も、棒状をした三本の脚部を等間隔に配置することもで
き、更に駆動回転板11の上面に適宜厚さを有する円板状
の載置台を設けて回転テーブル20の脚部25を省略し、以
てテーブル本体21を直接駆動回転板11の上に載せること
もできる。
又、プッシュロッド29は一本に限るものでなく、複数本
を設けて装飾体の手や頭又は足を各プッシュロッド29の
上下動により動かせる様にすることもできるものであ
り、装飾体は人形50の内部又は外部に適宜のリンク機構
を形成し、以てプッシュロッド29により各部を可動し得
るものであれば足りる。
を設けて装飾体の手や頭又は足を各プッシュロッド29の
上下動により動かせる様にすることもできるものであ
り、装飾体は人形50の内部又は外部に適宜のリンク機構
を形成し、以てプッシュロッド29により各部を可動し得
るものであれば足りる。
更に前記実施例は係止用突起体31における後方突出部37
の先端38を前方突出部35の先端36よりも外方に突出した
位置としているも、後方突出部37の先端38を前方突出部
35の先端36よりも突出させる場合に限ることなく、後方
突出部37の先端38からテーブル本体21の中心迄の距離と
前方突出部35の先端36からテーブル本体21の中心迄の距
離を略同一とすることもできる。この場合も、駆動回転
板11の逆転により第2係止爪47の先端が係止用突起体31
の凹溝部33から外れるときは第1係止爪45の先端が制御
カム体13から外れるときである故、次回の駆動回転板11
の前進回転により第1係止爪45が制御カム体13により後
退させられるときは第2係止爪47の先端が凹溝部33に係
合することとなる。
の先端38を前方突出部35の先端36よりも外方に突出した
位置としているも、後方突出部37の先端38を前方突出部
35の先端36よりも突出させる場合に限ることなく、後方
突出部37の先端38からテーブル本体21の中心迄の距離と
前方突出部35の先端36からテーブル本体21の中心迄の距
離を略同一とすることもできる。この場合も、駆動回転
板11の逆転により第2係止爪47の先端が係止用突起体31
の凹溝部33から外れるときは第1係止爪45の先端が制御
カム体13から外れるときである故、次回の駆動回転板11
の前進回転により第1係止爪45が制御カム体13により後
退させられるときは第2係止爪47の先端が凹溝部33に係
合することとなる。
本実施例に係る装飾体時計の回転テーブル機構は、上述
の様にモータにより回転させられる駆動回転板11の上に
装飾体を固定する回転テーブル20を載置して駆動回転板
11の回転に伴って回転テーブル20を回転させる様にし、
回転テーブル20の下面に係止用突起体31を設けると共に
駆動回転板11の周縁には制御カム体13を設け、更に第1
係止爪45と第2係止爪47とを有するロックレバー40を設
けることとし、第1係止爪45が制御カム体13に当接して
後退すると第2係止爪47が係止用突起体31と係合して回
転テーブル20の回転を停止させる様にし、又、駆動回転
板11の上面に駆動カム体15を設けると共に、該駆動カム
体15により上下移動させられるプッシュロッド29を回転
テーブル20の透孔22を貫通させて設けている故、単一の
モータの回転により回転テーブル20を駆動回転板11と共
に回転させて回転テーブル20に固定する装飾体を移動さ
せ、且つ、駆動回転板11のみを回転させて駆動カム体15
をプッシュロッド29の下方を通過させることにより回転
テーブル20のテーブル本体21を貫通するプッシュロッド
29を上下に動かして装飾体に動きを与えることができる
ものである。
の様にモータにより回転させられる駆動回転板11の上に
装飾体を固定する回転テーブル20を載置して駆動回転板
11の回転に伴って回転テーブル20を回転させる様にし、
回転テーブル20の下面に係止用突起体31を設けると共に
駆動回転板11の周縁には制御カム体13を設け、更に第1
係止爪45と第2係止爪47とを有するロックレバー40を設
けることとし、第1係止爪45が制御カム体13に当接して
後退すると第2係止爪47が係止用突起体31と係合して回
転テーブル20の回転を停止させる様にし、又、駆動回転
板11の上面に駆動カム体15を設けると共に、該駆動カム
体15により上下移動させられるプッシュロッド29を回転
テーブル20の透孔22を貫通させて設けている故、単一の
モータの回転により回転テーブル20を駆動回転板11と共
に回転させて回転テーブル20に固定する装飾体を移動さ
せ、且つ、駆動回転板11のみを回転させて駆動カム体15
をプッシュロッド29の下方を通過させることにより回転
テーブル20のテーブル本体21を貫通するプッシュロッド
29を上下に動かして装飾体に動きを与えることができる
ものである。
[考案の効果] 本考案に係る装飾体時計の回転テーブル機構は、モータ
により回転させられる駆動回転板の上に装飾体を固定す
る回転テーブルを設け、回転テーブルの下面に係止用突
起体を、駆動回転板の周縁には制御カム体を設け、更に
第1係止爪が制御カム体に当接すると第2係止爪が係止
用突起体と係合するロックレバーを設けている故、単一
のモータの回転により回転テーブルを駆動回転板と共に
回転させて回転テーブルに固定する装飾体を移動させ、
且つ、駆動回転板のみを回転させて駆動カム体により回
転テーブルのテーブル本体を貫通するプッシュロッドを
上下に動かして装飾体に動きを与えることができるもの
である。
により回転させられる駆動回転板の上に装飾体を固定す
る回転テーブルを設け、回転テーブルの下面に係止用突
起体を、駆動回転板の周縁には制御カム体を設け、更に
第1係止爪が制御カム体に当接すると第2係止爪が係止
用突起体と係合するロックレバーを設けている故、単一
のモータの回転により回転テーブルを駆動回転板と共に
回転させて回転テーブルに固定する装飾体を移動させ、
且つ、駆動回転板のみを回転させて駆動カム体により回
転テーブルのテーブル本体を貫通するプッシュロッドを
上下に動かして装飾体に動きを与えることができるもの
である。
第1図は本考案に係る装飾体時計の回転テーブル機構の
一例を示す部分断面側面図にして、 第2図は駆動回転板とロックレバーとの関係を示す部分
断面平面図、 第3図乃至第5図は各々回転テーブルと駆動回転板との
位置関係を示す部分断面平面図であり、 第6図は装飾体の一例を示す図である。 11……駆動回転板、13……制御カム体、15……駆動カ
ム体、17……回転板軸、19……モータユニット、20……
回転テーブル、21……テーブル本体、25……環状脚部、
29……プッシュロッド、31……係止用突起体、33……凹
溝部、40……ロックレバー、41……レバー本体、43……
弾性部、45……第1係止爪、47……第2係止爪。
一例を示す部分断面側面図にして、 第2図は駆動回転板とロックレバーとの関係を示す部分
断面平面図、 第3図乃至第5図は各々回転テーブルと駆動回転板との
位置関係を示す部分断面平面図であり、 第6図は装飾体の一例を示す図である。 11……駆動回転板、13……制御カム体、15……駆動カ
ム体、17……回転板軸、19……モータユニット、20……
回転テーブル、21……テーブル本体、25……環状脚部、
29……プッシュロッド、31……係止用突起体、33……凹
溝部、40……ロックレバー、41……レバー本体、43……
弾性部、45……第1係止爪、47……第2係止爪。
Claims (1)
- 【請求項1】モータにより回転させられる駆動回転板を
時計本体の固定部に設け、該駆動回転板の回転軸と同軸
とするテーブル支持軸を中心に有する回転テーブルを前
記駆動回転板の上に載置し、前記駆動回転板は円板状に
して、その周縁には外方へ突出する制御カム体を、又、
その上面には上方に突出する駆動カム体を有し、他方、
前記回転テーブルはその下面に凹溝部を有する係止用突
起体を有し且つ該回転テーブルを貫通するプッシュロッ
ドを摺動可能に有し、更に第1係止爪及び第2係止爪を
有するロックレバーを時計本体の固定部に設け、該ロッ
クレバーは弾性部により第1係止爪を前記駆動回転板の
周縁に圧接し、該第1係止爪が前記制御カム体により後
退させられると第2係止爪を前進させて前記係止用突起
体の凹溝部へ第2係止爪を係合させるものとし、更に、
回転テーブルに対して前記駆動回転板が相対移動をする
とき、駆動回転板の上面に設けた駆動カム体が前記プッ
シュロッドの下端下方を通過し得る位置に設けられてい
ることを特徴とする装飾体時計の回転テーブル機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3018390U JPH0626869Y2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 装飾体時計の回転テーブル機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3018390U JPH0626869Y2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 装飾体時計の回転テーブル機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03122389U JPH03122389U (ja) | 1991-12-13 |
JPH0626869Y2 true JPH0626869Y2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=31532912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3018390U Expired - Lifetime JPH0626869Y2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 装飾体時計の回転テーブル機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626869Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-23 JP JP3018390U patent/JPH0626869Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03122389U (ja) | 1991-12-13 |
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