JPH06268595A - 光検出装置 - Google Patents

光検出装置

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JPH06268595A
JPH06268595A JP5052310A JP5231093A JPH06268595A JP H06268595 A JPH06268595 A JP H06268595A JP 5052310 A JP5052310 A JP 5052310A JP 5231093 A JP5231093 A JP 5231093A JP H06268595 A JPH06268595 A JP H06268595A
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optical transmission
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優 布施
Satoshi Shinozaki
聡 篠▲ざき▼
Hiroaki Nakada
裕章 中田
Hiroaki Yamamoto
浩明 山本
Katsuyuki Fujito
克行 藤戸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭スペクトルの光源を用いる光機器につい
て、不要な反射光との可干渉性による検出精度の低下の
ない光検出装置を提供することを目的とする。 【構成】 光電気変換部102には、第1のコネクタ1
03の外れを判定するのに必要な第2の主光伝送路10
6からの反射光だけでなく、第1の副光伝送路107か
らの反射光も入力される。第2の主光伝送路106の長
さと第1の副光伝送路107の長さとの差をコヒーレン
ト長以上にすることにより、反射光相互の相関性を十分
少なくすることができ、光相互の可干渉性が低下し、大
きなビートが生じないので、電気信号の大小によって比
較判定部109が第2の主光伝送路106の第1の光コ
ネクタ103の接続が外れているか否かを正確に判別す
ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光回路において光信号
レベルを検出するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光検出装置の例として、コネクタ
外れ判定回路を、図4に基づいて説明する。本図におい
て、400は分布帰還型半導体レーザ(DFB−LD)
を光源とする光機器、401は光カプラ、402は第1
の主光伝送路、403は第2の主光伝送路、404は第
1のコネクタ、405は第2のコネクタ、406は第1
の副光伝送路、407は第2の副光伝送路、408は光
電気変換部、409は比較判定部である。以上のように
構成されたコネクタ外れ判定回路について、以下その動
作を説明する。
【0003】光機器400から出力された光信号は、第
1の主光伝送路402に入力する。この光信号は光カプ
ラ401を通過し、第2の主光伝送路403を伝播し
て、第1のコネクタ404によって接続された他の光機
器に入力される。また、この光信号は光カプラ401に
よって分岐され、一部電力の信号が第1の副光伝送路4
06に出力される。この分岐された光信号のレベルを、
第2のコネクタ405を介して接続した光機器により監
視することによって、第1および第2の主光伝送路を伝
播する光信号の大小を知ることができる。
【0004】一方、第1のコネクタ404が開放され、
または第1のコネクタ404を介して接続された他の光
機器内の光コネクタが外れて、反射戻り光が増大した場
合、この反射戻り光は第1のコネクタ404および第2
の主光伝送路403を介して光カプラ401に入射す
る。この反射戻り光は、光カプラ401によって一部電
力が第2の副光伝送路407に分岐され、光電気変換部
408によって電気信号に変換される。即ち、この電気
信号レベルは、第1のコネクタ404を介して伝搬する
反射戻り光量によって変動する。
【0005】従って、比較判定部409は、この電気信
号レベルが所定の閾値を越えたことを判定することによ
って、第1のコネクタ404を介した反射戻り光量の増
大、即ち、光コネクタの接続外れを検出することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなコネクタ外れ検出回路では、当該光コネクタから
の反射戻り光だけではなく、当該光コネクタ以外の、例
えば、第2のコネクタからの反射戻り光も光カプラを通
じて光電気変換部に入射する。DFB−LDを光源とす
る場合、その光波長スペクトルは非常に狭く可干渉性が
大きい。従って、複数の光信号が光電気変換部において
合成されると、相互干渉によってビートが生じることに
なる。よって光電気変換部が出力する電気信号において
も、複数の反射戻り光によるビートが生じる。そのため
に、コネクタ外れの判定精度が低くなる。同様に、上記
の様な構成の全ての光検出装置では、光カプラで分岐さ
れた光が、異なる複数箇所で反射し、光カプラで再び合
波される事により、誤検出が生じる。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、DFB−LDのような光波長のスペクトルが狭い光
源を用いる光機器について、検出対象外の反射戻り光を
効果的に防止し、或いはそのような反射戻り光が存在す
る場合においても、検出精度の低下を防止することので
きる有用な光検出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、第1の入
出口より入力された光電力を第2の入出口と第3の入出
口より出力し、第2の入出口より入力された光電力を第
4の入出口より出力する光カプラと、光信号を電気信号
に変換する光電気変換部と、前記光カプラの第1の入出
口に一端を接続する第1の主光伝送路と、前記光カプラ
の第2の入出口と他の光部品を接続する第2の主光伝送
路と、前記光カプラの第3の入出口と他の光部品を接続
し、前記第2の主光伝送路との長さの差がコヒーレント
長以上である第1の副光伝送路と、前記光カプラの第4
の入出口と前記光電気変換部を接続する第2の副光伝送
路と、前記光電気変換部から出力される前記電気信号レ
ベルと所定の閾値との大小比較を行う比較判定部とを備
える光検出装置である。
【0009】第2の発明は、第1の入出口より入力され
た光電力を第2の入出口と第3の入出口より出力し、第
2の入出口より入力された光電力を第4の入出口より出
力する光カプラと、光信号を電気信号に変換する光電気
変換部と、前記光カプラの第1の入出口に一端を接続す
る第1の主光伝送路と、前記光カプラの第2の入出口に
一端を接続する第2の主光伝送路と、前記光カプラの第
3の入出口に一端を接続し、傾斜端面を有する光コネク
タに他端を接続する第1の副光伝送路と、前記光カプラ
の第4の入出口と前記光電気変換部を接続する第2の副
光伝送路と、前記光電気変換部から出力される前記電気
信号レベルと所定の閾値との大小比較を行う比較判定部
とを備える光検出装置である。
【0010】第3の発明は、第1の入出口より入力され
た光電力を第2の入出口と第3の入出口より出力し、第
2の入出口より入力された光電力を第4の入出口より出
力する光カプラと、光信号を電気信号に変換する光電気
変換部と、前記光カプラの第1の入出口に一端を接続す
る第1の主光伝送路と、前記光カプラの第2の入出口に
一端を接続する第2の主光伝送路と、前記光カプラの第
3の入出口に一端を接続する第1の副光伝送路と、前記
光カプラの第4の入出口と前記光電気変換部を接続する
第2の副光伝送路と、前記光電気変換部から出力される
前記電気信号レベルと所定の閾値との大小比較を行う比
較判定部と、前記比較判定部に接続し、前記電気信号レ
ベルが前記所定の閾値より大きいと判定された時間が所
定の期間内に占める割合を算出する統計処理部とを備え
る光検出装置である。
【0011】第4の発明は、第1の入出口より入力され
た光電力を第2の入出口と第3の入出口より出力し、第
2の入出口より入力された光電力を第4の入出口より出
力する光カプラと、光信号を電気信号に変換する光電気
変換部と、前記光カプラの第1の入出口に一端を接続す
る第1の主光伝送路と、前記光カプラの第2の入出口に
一端を接続する第2の主光伝送路と、前記光カプラの第
3の入出口に一端を接続する第1の副光伝送路と、前記
光カプラの第4の入出口と前記光電気変換部を接続する
第2の副光伝送路と、前記光電気変換部に接続し、所定
の第1の閾値と前記第1の閾値より小さい所定の第2の
閾値とを有し、前記電気信号レベルと前記第1の閾値お
よび第2の閾値との大小比較を行う比較判定部と、前記
比較判定部に接続し、前記電気信号レベルが前記第1の
閾値より大きいと判定された時間が所定の期間内に占め
る割合と、前記電気信号レベルが前記第2の閾値より小
さいと判定された時間が所定の期間内に占める割合を大
小比較する統計処理部とを備える光検出装置である。
【0012】
【作用】第1の発明においては、第2の主光伝送路の終
端の光部品で生じた反射戻り光と、第1の副光伝送路の
終端の光部品で生じた反射戻り光の光路長の差がコヒー
レント長以上とされている。今、第2の主光伝送路の反
射戻り光の電界強度をE1 、第1の副光伝送路の反射戻
り光の電界強度をE2 、第2の光伝送路と第1の副光伝
送路の光路長差をLとすると、光電気変換部に入力され
る光の電界強度E(最大値及び最小値)は、次式で表さ
れる。
【0013】
【数1】
【0014】上式の第3項が2つの反射光が干渉するた
めに生じるゆらぎ成分である。このゆらぎ成分は、光路
長差Lを大きくする程指数関数的に小さくなる。一般
に、光路長差Lは、光のコヒーレント長以上であれば実
用上問題ないとされる。従って、第1の発明では、第1
の副光伝送路における反射戻り光の影響が防止できる。
【0015】第2の発明においては、検出対象外の反射
戻り光が伝播する第1の副光伝送路に接続する光コネク
タとして、傾斜端面を有する光コネクタを用いている。
光コネクタが傾斜端面を有していると、第1の副光伝送
路を伝送してきた光の反射方向が傾斜端面の傾斜角の2
倍の角度だけ振る。この角度が第1の副光伝送路におけ
る臨界角を越えると、第1の副光伝送路を伝送して光カ
プラまで戻ることなく、第1の副光伝送路の外周へ放射
してしまう。
【0016】一例として、光コネクタの傾斜端面の傾斜
角が8degとなるよう研磨された場合を説明すると、
その光コネクタの反射率は、垂直研磨された光コネクタ
に比べて光強度で1/4000である。従って、光電気
変換部に入力される電界強度(最大値及び最小値)は、
次式で示す値となる。
【0017】
【数2】
【0018】この場合、ゆらぎ成分は垂直研磨コネクタ
を用いる場合に比べて、1/200と実用上問題のない
レベルまで軽減することができる。第3の発明において
は、複数の反射戻り光相互の干渉によるビートと所定の
閾値との大小比較を行い、所定期間内においてビートの
レベルが前記閾値より大きいと判定された時間の総計
と、ビートのレベルが前記閾値より小さいと判定された
時間の総計との比較により、反射戻り光量が増大したこ
とを判定する統計処理部を付加する事により、複数の反
射戻り光が存在する場合においても、当該反射戻り光の
大小比較判定の精度を向上させている。
【0019】第4の発明においては、複数の反射戻り光
相互の干渉によるビートと所定の第1の閾値および前記
第1の閾値より小さい所定の第2の閾値との大小比較を
行い、所定期間内においてビートのレベルが前記第1の
閾値より大きいと判定された時間の総計と、ビートのレ
ベルが前記第2の閾値より小さいと判定された時間の総
計とを比較することにより、当該反射戻り光量が増大し
たことを判定する統計処理部を付加する事により、複数
の反射戻り光が存在する場合においても、当該反射戻り
光量の大小比較判定の精度を向上させている。
【0020】尚、閾値を2つ設けると、1つである場合
に比較して検出精度は向上する。従って、第4の発明は
第3の発明よりより誤検出を防止できる精度が高いとい
える。
【0021】
【実施例】(第1の実施例)図1は本発明の請求項1に
関する実施例の光検出装置の構成を示すブロック図であ
る。101は4つの入出口を有する12dB光カプラで
あり、第1の入出口より入力された光電力を第2の入出
口と第3の入出口より出力し、第2の入出口より入力さ
れた光電力を第4の入出口より出力する。102は光カ
プラ101の第4の入出口より出力された光信号を電気
信号に変換する光電気変換部である。103は第1のコ
ネクタ、104は第2のコネクタ、105は光カプラ1
01の第1の入出口に一端を接続する第1の主光伝送路
である。106は光カプラ101の第2の入出口と第1
のコネクタ103を接続する第2の主光伝送路、107
は光カプラ101の第3の入出口と第2のコネクタ10
4を接続する第1の副光伝送路である。108は光カプ
ラ101の第4の入出口と光電気変換部102を接続す
る第2の副光伝送路、109は光電気変換部102から
出力される電気信号のレベルと、所定の閾値との大小比
較を行う比較判定部である。また、第2の主光伝送路1
06の長さと、第1の副光伝送路108の長さとの差
は、コヒーレント長以上の長さを有している。この長さ
はどちらが長くてもよい。110は分布帰還型半導体レ
ーザ(DFB−LD)を光源とする光機器であり、第1
の主光伝送路105の他端に接続されている。
【0022】以上のように構成された本実施例の光検出
装置について、以下その動作を説明する。DFB−LD
を光源とする光機器110から第1の主光伝送路105
に入射された光信号は12dBカプラ101を透過して
第2の主光伝送路106へ出力される。また、この光信
号電力から12dB減衰した電力の光が第1の副光伝送
路107を介して第2のコネクタ104から出力され
る。第2のコネクタ104に適当なモニタ用の光機器を
接続する事により主光伝送路を伝播する光の電力等をモ
ニタすることができる。第2の主光伝送路106を伝播
した光信号は、第1のコネクタ103を介して主体とな
る他の光機器に接続される。この第1のコネクタ103
の接続が外れると、第1のコネクタ103において光信
号の反射が発生する。この反射光は第2の主光伝送路1
06を伝播して12dBカプラ101に入力され、12
dB減衰した電力の反射光が第2の副光伝送路108を
伝播し、光電気変換部102に入力され、光電気変換部
102によって光信号は電気信号に変換され、比較判定
部109によって電気信号のレベルと所定の閾値との大
小を判定する。この様に第1のコネクタ103からの反
射光を検出し、そのレベルを判定する事により、第1の
コネクタ103の外れを判定する。
【0023】ここで、12dB光カプラ101によって
分岐され第1の副光伝送路107を伝播した光信号は、
第2のコネクタ104が外れた場合、あるいは第2のコ
ネクタ104によって接続された光機器内部の光コネク
タ等が外れた場合においても一部の光が反射され、この
反射光は第1の副光伝送路107を伝播して12dBカ
プラ101に入力され、12dBカプラ101を透過し
て第2の副光伝送路108を伝播し、光電気変換部10
2に入力される。つまり光電気変換部102には、第1
のコネクタ103の外れを判定するのに必要な、第2の
主光伝送路106からの反射光だけでなく、第1の副光
伝送路107からの反射光も入力される。本実施例の場
合、第2の主光伝送路106の長さと、第1の副光伝送
路107の長さとの差を、コヒーレント長以上にしてい
るので、反射光相互の相関性を十分少なくすることがで
き、光相互の可干渉性が低下し、大きなビートが生じな
い。
【0024】以上の構成によって、この反射光電力は安
定しており、光電気変換部102において検出される電
気信号の大小によって、比較判定部109が第2の主光
伝送路106の第1のコネクタ103の接続が外れてい
るか否かを正確に判別することが可能となる。なお、第
2の主光伝送路106と、第1の副光伝送路107の長
さの差は、コヒーレント長よりさらに長くても差し支え
ない。
【0025】(第2の実施例)図2は本発明の請求項2
に関する実施例の光検出装置の構成を示すブロック図で
ある。本実施例は、図1に示した実施例における第2の
主光伝送路106と第1の副光伝送路107の長さの差
をコヒーレント長以上にする代わりに、傾斜端面を有す
る第2のコネクタ104aを用いるものである。その他
の構成は図1に示した実施例と同じである。ここで、第
2のコネクタ104aの傾斜端面は研磨によって垂直面
よりも8deg傾斜させている。
【0026】この結果、第2のコネクタ104aは、−
40dBの反射減衰量を持つこととなり、この第2のコ
ネクタ104aの接続または開放状態によらず反射戻り
光は殆ど発生しない。従って光電気変換部102には、
第1のコネクタ103の外れを判定するのに必要な第2
の主光伝送路106からの反射光のみ入射され、第1の
副光伝送路107からの反射光は入射されない。
【0027】以上の構成によって、第2のコネクタ10
4aの接続・開放によらず、光電気変換部102におい
て検出される電気信号レベルは安定しており、この電気
信号の大小によって比較判定部109が第2の主光伝送
路106の第1のコネクタ103の接続が外れているか
否かを正確に判定することが可能である。なお本実施例
において、図1に示した実施例のように第2の主光伝送
路106と第1の副光伝送路107の長さの差をコヒー
レント長以上にしてもよい。
【0028】(第3の実施例)図3は本発明の請求項3
に関する実施例の光検出装置の構成を示すブロック図で
ある。本実施例は、図1に示した実施例における第2の
主光伝送路106と第1の副光伝送路107の長さの差
をコヒーレント長以上にする代わりに、統計処理部11
1を用いるものである。その他の構成は図1に示した実
施例と同じである。
【0029】本実施例の場合、光電気変換部102にお
いて光信号が電気信号に変換され、比較判定部109に
て所定の閾値との大小比較を行い、統計処理部111に
て、所定の時間内に閾値よりも大きいと判定した時間の
占める割合を計算する。その結果、光電気変換部102
の電気信号出力が所定の閾値より大きいと判定した時間
の占める割合が所定の確率より大きければ、第1のコネ
クタ103が外れている確率が大きいと判断する。
【0030】以上の構成によって、複数の反射光が干渉
して光電気変換部102において、大きなビートを生じ
ていても、第1のコネクタ103の接続・開放状態を判
断する事が出来るようになる。なお、比較判定部109
及び統計処理部111において所定時間内に光電気変換
部102の出力が閾値よりも小さい時間の占める割合を
計算してもよい。また本実施例において、図1に示した
実施例のように第2の主光伝送路106と第1の副光伝
送路107の長さの差をコヒーレント長以上にしてもよ
いし、図2に示した実施例のように、傾斜端面を有する
第2のコネクタ104aを用いてもよい。
【0031】(第4の実施例)本発明の請求項4に関す
る実施例の光検出装置の構成は、比較判定部109にお
ける比較方法および統計処理部111における処理方法
を除いて第3の実施例と同じである。本実施例の場合、
比較判定部109にて所定の第1の閾値と光電気変換部
102からの出力信号との大小比較を行い、かつ第1の
閾値よりも小さい所定の第2の閾値と光電気変換部10
2からの出力信号との大小比較を行い、統計処理部11
1にて、所定の時間内に第1の閾値より大きいと判定し
た時間の占める割合と、第2の閾値より小さいと判定し
た時間の占める割合を計算する。その結果、光電気変換
部102の出力が第1の閾値より大きい期間の割合が、
第2の閾値より小さい時間の割合より大きければ、確率
的に第1のコネクタ103が外れていると判断する。
【0032】尚、2つの閾値の最適値は、光電気変換部
が検出した電気信号のゆらぎ幅によって左右されるが、
一例としては、以下の式の様に設定することができる。
式中、Vth1 が第1の閾値、Vth2 が第2の閾値であ
る。
【0033】
【数3】
【0034】以上の構成によって、複数の反射光が干渉
して光電気変換部102において大きなビート生じてい
ても、第1のコネクタ103の接続・開放状態を判断す
ることができる。なお本実施例において、図1に示した
実施例のように第2の主光伝送路106と第1の副光伝
送路107の長さの差をコヒーレント長以上にしてもよ
いし、図2に示した実施例のように、傾斜端面を有する
第2のコネクタ104aを用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明は、DFB−LD
のような光波長スペクトルが狭い光源を用いる光機器に
ついて、検出対象外の反射戻り光が存在する場合におい
ても、検出精度の低下のない光検出装置を提供すること
を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の光検出装置の構成図
【図2】本発明の第2の実施例の光検出装置の構成図
【図3】本発明の第3の実施例の光検出装置の構成図
【図4】従来の光検出装置の構成図
【符号の説明】
101 12dB光カプラ 102 光電気変換部 103 第1のコネクタ 104,104a 第2のコネクタ 105 第1の主光伝送路 106 第2の主光伝送路 107 第1の副光伝送路 108 第2の副光伝送路 109 比較判定部 110 DFB−LDを光源とする光機器 111 統計処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 浩明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤戸 克行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の入出口より入力された光電力を第
    2の入出口と第3の入出口より出力し、第2の入出口よ
    り入力された光電力を第4の入出口より出力する光カプ
    ラと、 光信号を電気信号に変換する光電気変換部と、 前記光カプラの第1の入出口に一端を接続する第1の主
    光伝送路と、 前記光カプラの第2の入出口と他の光部品を接続する第
    2の主光伝送路と、 前記光カプラの第3の入出口と他の光部品を接続し、前
    記第2の主光伝送路との長さの差がコヒーレント長以上
    である第1の副光伝送路と、 前記光カプラの第4の入出口と前記光電気変換部を接続
    する第2の副光伝送路と、 前記光電気変換部から出力される前記電気信号レベル
    と、所定の閾値との大小比較を行う比較判定部とを備え
    ることを特徴とする光検出装置。
  2. 【請求項2】 第1の入出口より入力された光電力を第
    2の入出口と第3の入出口より出力し、第2の入出口よ
    り入力された光電力を第4の入出口より出力する光カプ
    ラと、 光信号を電気信号に変換する光電気変換部と、 前記光カプラの第1の入出口に一端を接続する第1の主
    光伝送路と、 前記光カプラの第2の入出口に一端を接続する第2の主
    光伝送路と、 前記光カプラの第3の入出口に一端を接続し、傾斜端面
    を有する光コネクタに他端を接続する第1の副光伝送路
    と、 前記光カプラの第4の入出口と前記光電気変換部を接続
    する第2の副光伝送路と、 前記光電気変換部から出力される前記電気信号レベル
    と、所定の閾値との大小比較を行う比較判定部とを備え
    ることを特徴とする光検出装置。
  3. 【請求項3】 第1の入出口より入力された光電力を第
    2の入出口と第3の入出口より出力し、第2の入出口よ
    り入力された光電力を第4の入出口より出力する光カプ
    ラと、 光信号を電気信号に変換する光電気変換部と、 前記光カプラの第1の入出口に一端を接続する第1の主
    光伝送路と、 前記光カプラの第2の入出口に一端を接続する第2の主
    光伝送路と、 前記光カプラの第3の入出口に一端を接続する第1の副
    光伝送路と、 前記光カプラの第4の入出口と前記光電気変換部を接続
    する第2の副光伝送路と、 前記光電気変換部から出力される前記電気信号レベル
    と、所定の閾値との大小比較を行う比較判定部と、 前記比較判定部に接続し、前記電気信号レベルが前記所
    定の閾値より大きいと判定された時間が所定の期間内に
    占める割合を算出する統計処理部とを備えることを特徴
    とする光検出装置。
  4. 【請求項4】 第1の入出口より入力された光電力を第
    2の入出口と第3の入出口より出力し、第2の入出口よ
    り入力された光電力を第4の入出口より出力する光カプ
    ラと、 光信号を電気信号に変換する光電気変換部と、 前記光カプラの第1の入出口に一端を接続する第1の主
    光伝送路と、 前記光カプラの第2の入出口に一端を接続する第2の主
    光伝送路と、 前記光カプラの第3の入出口に一端を接続する第1の副
    光伝送路と、 前記光カプラの第4の入出口と前記光電気変換部を接続
    する第2の副光伝送路と、 前記光電気変換部に接続し、所定の第1の閾値と、前記
    第1の閾値より小さい所定の第2の閾値とを有し、前記
    電気信号レベルと前記第1の閾値および第2の閾値との
    大小比較を行う比較判定部と、 前記比較判定部に接続し、前記電気信号レベルが前記第
    1の閾値より大きいと判定された時間が所定の期間内に
    占める割合と、前記電気信号レベルが前記第2の閾値よ
    り小さいと判定された時間が所定の期間内に占める割合
    を大小比較する統計処理部とを備えることを特徴とする
    光検出装置。
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