JPH0626850Y2 - コンクリ−ト液中の塩素イオン濃度測定用濾過装置 - Google Patents
コンクリ−ト液中の塩素イオン濃度測定用濾過装置Info
- Publication number
- JPH0626850Y2 JPH0626850Y2 JP1985157452U JP15745285U JPH0626850Y2 JP H0626850 Y2 JPH0626850 Y2 JP H0626850Y2 JP 1985157452 U JP1985157452 U JP 1985157452U JP 15745285 U JP15745285 U JP 15745285U JP H0626850 Y2 JPH0626850 Y2 JP H0626850Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- press
- ion concentration
- sample container
- vertical hole
- filtration device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） コンクリート用骨材としての河川砂が不足するようにな
った近年に在って、河川砂の代用として海砂を用いてい
る。しかし海砂中の含有塩分のため構築物の鉄筋が腐食
され、耐久性を低下せしめる。本案は上記の海砂を使用
した練りコンクリート液の塩素イオン濃度を計測するた
めのコンクリート液の濾過装置に関するものである。
った近年に在って、河川砂の代用として海砂を用いてい
る。しかし海砂中の含有塩分のため構築物の鉄筋が腐食
され、耐久性を低下せしめる。本案は上記の海砂を使用
した練りコンクリート液の塩素イオン濃度を計測するた
めのコンクリート液の濾過装置に関するものである。
（従来の技術） 濾過装置は筒状容器下部に濾紙を張着し、濾紙上に被濾
過物を載置し、被濾過物の自重若しくは上部よりの圧力
または容器下方からの吸引力を加えて濾液を得るのが一
般的である。
過物を載置し、被濾過物の自重若しくは上部よりの圧力
または容器下方からの吸引力を加えて濾液を得るのが一
般的である。
（考案が解決しようとする問題点） 被濾過物の自重で濾液を得るには非常に時間を要し、非
能率的である。また吸引力及び押圧力を加えるには特別
の濾過容器を必要とするものである。そこで本案はより
簡単に濾液を得ることのできる濾過装置を提供せんとし
たものである。
能率的である。また吸引力及び押圧力を加えるには特別
の濾過容器を必要とするものである。そこで本案はより
簡単に濾液を得ることのできる濾過装置を提供せんとし
たものである。
（問題点を解決するための手段） 本案濾過装置は二個の容器体で構成されているもので、
二個の容器体を組み合わせることで容器に濾液を得るこ
とができたものである。即ち本案は試料容器と圧入本体
という二個の容器体からなり、圧入本体は試料容器に密
嵌入される大きさで、中央に計測用電極の差し入れが可
能な大きさの縦孔を穿設すると共に、メッシュ板の表裏
に濾紙を配した濾過体を、縦孔下部開口部に装着してな
るものである。而して、試料容器に練りコンクリートを
入れ、濾過本体を試料容器に圧入すると練りコンクリー
ト中の水溶液が濾紙を通して縦孔内に漏出するので、該
漏出液（濾過液）に計測電極を入れて塩素イオン濃度を
計るものである。
二個の容器体を組み合わせることで容器に濾液を得るこ
とができたものである。即ち本案は試料容器と圧入本体
という二個の容器体からなり、圧入本体は試料容器に密
嵌入される大きさで、中央に計測用電極の差し入れが可
能な大きさの縦孔を穿設すると共に、メッシュ板の表裏
に濾紙を配した濾過体を、縦孔下部開口部に装着してな
るものである。而して、試料容器に練りコンクリートを
入れ、濾過本体を試料容器に圧入すると練りコンクリー
ト中の水溶液が濾紙を通して縦孔内に漏出するので、該
漏出液（濾過液）に計測電極を入れて塩素イオン濃度を
計るものである。
（実施例） 本案の実施例を次に図面に基づいて説明する。
本案は試料容器１と圧入本体２からなり、圧入本体２は
前記試料容器１に密嵌する大きさで、中央に縦孔３を穿
設し、メッシュ板５をはさんで上下に濾紙６、６′を配
してなる濾過体を縦孔３の下部広口開口部４に嵌合する
と共に、固定用スプリングリング７で該開口部４に固着
してなるものである。尚上部濾紙６には薬品処理した特
殊濾紙を用い、また圧入本体の外周壁面にはＯリング８
を付設してなる。
前記試料容器１に密嵌する大きさで、中央に縦孔３を穿
設し、メッシュ板５をはさんで上下に濾紙６、６′を配
してなる濾過体を縦孔３の下部広口開口部４に嵌合する
と共に、固定用スプリングリング７で該開口部４に固着
してなるものである。尚上部濾紙６には薬品処理した特
殊濾紙を用い、また圧入本体の外周壁面にはＯリング８
を付設してなる。
而して試料容器１に練りコンクリートＡを入れ、圧入本
体２を容器１に密嵌圧入すると、濾過液Ｂが縦孔３に漏
出してくるので、縦孔３内の適当位置に適量確認リング
部材９若しくは印を設けておき、濾過液Ｂが適量となる
と、計測位置の電極部Ｃを濾過液中に入れ、塩素イオン
濃度を計測するものである。而も前記実施例において、
濾紙６を二重構成とし上部濾紙にのみ中和剤等の薬品を
含浸せしめてなるものであるため、一段目の濾紙６を通
った液即ち計測用濾液のみが薬品と混和するので、より
正確な計測が可能となるものである。
体２を容器１に密嵌圧入すると、濾過液Ｂが縦孔３に漏
出してくるので、縦孔３内の適当位置に適量確認リング
部材９若しくは印を設けておき、濾過液Ｂが適量となる
と、計測位置の電極部Ｃを濾過液中に入れ、塩素イオン
濃度を計測するものである。而も前記実施例において、
濾紙６を二重構成とし上部濾紙にのみ中和剤等の薬品を
含浸せしめてなるものであるため、一段目の濾紙６を通
った液即ち計測用濾液のみが薬品と混和するので、より
正確な計測が可能となるものである。
また本案は第６図及び第７図に示すように、縦孔３内に
電極部Ｃが位置するようにして圧入本体２′を計測装置
の電極部Ｃに一体に装着しておいても良く、この場合は
適度の濾過液を得るために試料容器１′には視認用透窓
１０とメッシュ状のモルタル採取孔１１を設け、圧入本
体２には縦孔３からのオーバーフロー孔１２を設けてお
く。而して容器１′を第６図のように電極に試料容器１
を装着した状態で練りコンクリート中に直接挿入し、試
料容器１′に上下方向又は回転方向の振動を加えるとメ
ッシュ状のモルタル採取孔１１から練りコンクリートＡ
の内モルタル部分ａのみを採取することができ、視認用
透窓１０より適量を確認後練りコンクリート中から取出
して電極部Ｃと共に圧入本体２′を圧入するとモルタル
採取孔１１より余分なモルタルが流出し、さらに圧入す
ると濾過液を得ることができるもので、圧入本体２′の
オーバーフロー孔１２からわずかでも漏出した際を適量
として計測すれば良く、容易に適度の濾過液を得ること
が可能となり、より高精度に測定し得るものである。
電極部Ｃが位置するようにして圧入本体２′を計測装置
の電極部Ｃに一体に装着しておいても良く、この場合は
適度の濾過液を得るために試料容器１′には視認用透窓
１０とメッシュ状のモルタル採取孔１１を設け、圧入本
体２には縦孔３からのオーバーフロー孔１２を設けてお
く。而して容器１′を第６図のように電極に試料容器１
を装着した状態で練りコンクリート中に直接挿入し、試
料容器１′に上下方向又は回転方向の振動を加えるとメ
ッシュ状のモルタル採取孔１１から練りコンクリートＡ
の内モルタル部分ａのみを採取することができ、視認用
透窓１０より適量を確認後練りコンクリート中から取出
して電極部Ｃと共に圧入本体２′を圧入するとモルタル
採取孔１１より余分なモルタルが流出し、さらに圧入す
ると濾過液を得ることができるもので、圧入本体２′の
オーバーフロー孔１２からわずかでも漏出した際を適量
として計測すれば良く、容易に適度の濾過液を得ること
が可能となり、より高精度に測定し得るものである。
（考案の効果） 本案は以上のように練りコンクリートの塩分濃度を計測
するに際して必要となるコンクリート液から水溶液分を
濾過する装置を、二個の簡便な容器体とし、且つ濾紙を
二重にした濾過体を採用したものであるから、濾紙の一
方が破損しても計測の継続が可能であり、また上部濾紙
に中和剤を含浸せしてより正確な計測が可能である利点
を備え、更にその取扱が簡単であると共に携帯に便利で
建設現場で容易に塩分濃度の計測ができるものである。
するに際して必要となるコンクリート液から水溶液分を
濾過する装置を、二個の簡便な容器体とし、且つ濾紙を
二重にした濾過体を採用したものであるから、濾紙の一
方が破損しても計測の継続が可能であり、また上部濾紙
に中和剤を含浸せしてより正確な計測が可能である利点
を備え、更にその取扱が簡単であると共に携帯に便利で
建設現場で容易に塩分濃度の計測ができるものである。
図は本案の実施例を示すもので、第１図は濾過本体の各
部材を示し、第２図は同全体斜視図、第３図は試料容器
の斜視図、第４図は濾過状態を示す断面図、第５図は測
定状態を示し、第６図及び第７図は電極部に圧入本体を
装着した実施例を示すもので、第６図は斜視図、第７図
は断面図である。 １、１′は試料容器、２、２′は圧入本体、３は縦孔、
４は広口開口部、５はメッシュ板、６、６′は濾紙、７
は固定用リング、８はＯリング、９は確認リング部材、
１０は透窓、１１はモルタル採取孔、１２はオーバーフ
ロー孔
部材を示し、第２図は同全体斜視図、第３図は試料容器
の斜視図、第４図は濾過状態を示す断面図、第５図は測
定状態を示し、第６図及び第７図は電極部に圧入本体を
装着した実施例を示すもので、第６図は斜視図、第７図
は断面図である。 １、１′は試料容器、２、２′は圧入本体、３は縦孔、
４は広口開口部、５はメッシュ板、６、６′は濾紙、７
は固定用リング、８はＯリング、９は確認リング部材、
１０は透窓、１１はモルタル採取孔、１２はオーバーフ
ロー孔
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０１Ｎ 1/00 １０１ Ｋ 7519−2Ｊ 27/27
Claims (1)
- 【請求項１】試料容器と、該試料容器に密嵌入される圧
入本体とからなり、圧入本体に計測用電極の差し入れが
可能の大きさの縦孔を穿設すると共に、メッシュ板の表
裏に濾紙を配した濾過体を、前記縦孔の下部開口部分に
装着してなるコンクリート液中の塩素イオン濃度測定用
濾過装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985157452U JPH0626850Y2 (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | コンクリ−ト液中の塩素イオン濃度測定用濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985157452U JPH0626850Y2 (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | コンクリ−ト液中の塩素イオン濃度測定用濾過装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6265556U JPS6265556U (ja) | 1987-04-23 |
| JPH0626850Y2 true JPH0626850Y2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=31080011
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985157452U Expired - Lifetime JPH0626850Y2 (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | コンクリ−ト液中の塩素イオン濃度測定用濾過装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626850Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5325141B2 (ja) * | 1973-06-27 | 1978-07-25 | ||
| JPS5812857U (ja) * | 1981-07-17 | 1983-01-27 | 住宅・都市整備公団 | 生コン用塩化物量測定電極 |
| JPS5850195A (ja) * | 1981-09-22 | 1983-03-24 | Katsuro Suzuki | 脱水装置の加圧蓋盤 |
-
1985
- 1985-10-14 JP JP1985157452U patent/JPH0626850Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6265556U (ja) | 1987-04-23 |
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