JPH06267214A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH06267214A
JPH06267214A JP5439693A JP5439693A JPH06267214A JP H06267214 A JPH06267214 A JP H06267214A JP 5439693 A JP5439693 A JP 5439693A JP 5439693 A JP5439693 A JP 5439693A JP H06267214 A JPH06267214 A JP H06267214A
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JP
Japan
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head
track
data
servo information
disk
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JP5439693A
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Yuji Sakai
裕児 酒井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 テ゛ータを記録するための記録ヘット゛部と
トラック幅方向に並設されたそれぞれ独立して再生出力
を得る2 個の再生ヘット゛部とを一体化した複合ヘット
゛を使用し、テ゛ィスク上のサーホ゛セクタにはテ゛ー
タトラックと同じ半径位置に同じ幅を持つサーホ゛情報
が形成されており、このサーホ゛情報からヘット゛の精
密位置決めのためのサーホ゛信号とヘット゛のテ゛ィス
ク上の位置が同時に得られる。 【効果】 フォーマット効率が向上する。テ゛ータ再生
時の位置決め精度が向上する。サーホ゛ライティンク゛
が容易でしかも短時間で行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク上に記録され
た信号を用いてヘッドをデータトラック上に位置決めす
る磁気ディスクや光ディスクなどのディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスク装置においては、データ
面サーボ方式の一つであるセクタサーボ方式が多く用い
られている。セクタサーボ方式は、データ面にサーボ情
報を設けるため、熱オフトラックを生じないという長所
を持つからである。また、ディスク枚数が少ないほどサ
ーボ面サーボ方式よりもフォーマット効率が良くなり、
ディスク装置の小型化により適しているからである。
【0003】従来のセクタサーボ方式を図8 を用いて説
明する。サーボセクタ50には、トラック識別のための信
号( トラックアドレス51) と精密位置決めのための信号
( パターンA52,パターンB53)が予めディスク上に記録さ
れている。パターンA52,パターンB53 はトラックピッチ
Tpに等しい幅を持ち、A とB が重ならないようトラック
方向に交互にずらして形成され、一般に単一周波数のバ
ースト信号である。そして、ヘッドはこのバーストパタ
ーンA,B の再生信号振幅が等しくなるようにサーボセク
タ毎に制御され、データトラックセンタに精密に位置決
めされる。また、±0.5 トラック以下の誤差でヘッドの
絶対位置をトラックアドレスから得ると同時に±0.5 ト
ラック以内の正確な位置はパターンA,B の再生信号振幅
の差から得てヘッドの正確な絶対位置を獲得し、シーク
制御などで用いられる。
【0004】また、これらのサーボ情報パターンは、サ
ーボライタによって予めディスク上に書き込まれる。以
前はサーボ情報パターン記録専用ヘッドをディスク装置
に窓を開けて外部から挿入し記録するものもあったが、
近年ではパターン形成誤差を最小とするためにディスク
装置自身のヘッドを用いてサーボ情報パターンを記録す
るものが主流である。ディスク装置のヘッドの記録再生
幅すなわちデータトラック幅Twは、Tw<トラックピッチ
Tp( 例えばTw=0.8Tp) となるように設計されているた
め、ディスク1 回転でトラックピッチTpに等しい幅のサ
ーボ情報パターンを書き込むことはできない。そこで、
サーボ情報パターンはTp/2間隔でヘッドを動かしながら
重ね書きすることによって形成される。従って、全デー
タトラック数の少なくとも2倍の回数のヘッド位置決め
とトラック1 周分のパターンの記録が行われる。また、
これらサーボ情報パターンは、ディスク1 回転で所定数
発生される基準クロックに同期して記録される。これ
は、サーボ情報パターンの各ビットの位置が内周から外
周に亙って正確に同じでなければならないからである。
例えば、パ゜ターンA は1 回書いたのちTp/2ヘッドを動
かして再度重ね書きして形成されるが、1回目と2 回目
に書き込んだ時のパターンがトラック方向にずれている
と、その境目上をヘッドが通過したときの再生信号振幅
が正規の信号振幅よりも低下して種々の問題が生じる。
ヘッドにアジマスを生じる場合は、さらにトラック毎に
アジマスによるズレ分を補正する必要があり、基準クロ
ックに対してズレ分に相当する時間だけ遅延を掛けて記
録するなどされる。なお、基準クロックを発生する手段
は、サーボ情報パターンやデータの記録を行わないディ
スク上の領域に基準クロック専用ヘッドによって所定数
の基準クロックを記録/再生する方法と、スピンドルの
軸に取り付けられたロータリエンコータ゛から発生する
方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の方法では、精密位置決めのためのサーボ情報のほかに
デイスク上のヘッド位置を得るためのトラック識別情報
が必要となること、サーボ情報パターンの各ビットの位
置が内周から外周に亙って正確に揃うようにパターンを
形成しなければならないこと、全データトラック数の少
なくとも2 倍の回数のヘッド位置決めとトラック1 周分
のパターン記録が必要となりサーボライティングに時間
がかかることなどが問題であった。
【0006】本発明は、従来の問題点を解決するために
なされたもので、同じサーボ情報を用いて精密位置決め
とディスク上のヘッド位置検出が可能である、またサー
ボ情報パターンの各ビットの位置が内周から外周に亙っ
て正確に揃う必要のない、さらにサーボ情報パターンの
ディスク半径方向の幅はデータトラック幅Twに等しく全
データトラック数と少なくとも同じ回数のヘッド位置決
めとトラック1 周分のパターン記録で済みサーボライテ
ィングが短時間で行えるディスク装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明ではヘッドとし
て、データを記録するための記録ヘッド部とディスクの
半径方向に並設されたそれぞれ独立して再生出力を得る
2 個の再生ヘッド部とを一体化した複合ヘッドを用い
る。
【0008】ディスク上のサーボセクタには、2 個の再
生ヘッドが一体化された前記ヘッドのディスク半径方向
の全再生幅以下の幅で、データトラックと同じ半径位置
に、偶数( 奇数) トラックでは第1 の領域にまた奇数(
偶数) トラックでは第2 の領域に、周波数あるいはパタ
ーンが全トラックあるいは特定数の連続するトラック内
で異なるサーボ情報が記録される。
【0009】データトラックへの精密位置決めは、偶数
( 奇数) トラックでは第1 の領域のサーボ情報からの前
記2 個の再生ヘッド部の再生出力の差が等しくなるよう
に、奇数( 偶数) トラックでは第2 の領域のサーボ情報
からの前記2 個の再生ヘッド部の再生出力の差が等しく
なるようにヘッドを制御して行う。
【0010】また、第1 および第2 の領域において2 個
の再生ヘッド部のそれぞれから読み出される4 通りの信
号の中で出力が最大のものを選択し、その選択された信
号の周波数あるいはパターンを検出することで対応する
トラックを識別しヘッドのディスク上の位置を得る。さ
らに、その選択された信号がどちらの再生ヘッド部から
のものかによって位置の補正が行われるとともに、精密
なヘッドの位置が2 個の再生ヘッド部の再生出力の差か
ら得られる。
【0011】
【作用】このように本発明では、同じサーボ情報を用い
て精密位置決めとヘッドの位置検出が可能となり、フォ
ーマット効率が向上する。また、サーボ情報パターンの
幅はデータトラック幅以下でよいためサーボライティン
グ時に重ね書きする必要がなく、従って各ビットの位置
が内周から外周に亙って正確に揃う必要がない。しか
も、全データトラック数と少なくとも同じ回数のヘッド
位置決めとトラック1 周分のパターン記録で済み、サー
ボライティングが短時間で行える。
【0012】
【実施例】図1 に本発明の一実施例に係る磁気ディスク
装置の磁気ヘッドを示す。(a) は正面図、(b) は下面か
ら見た平面図、(c) は側面図である。但し、図1(b)(c)
ではコイル2 およびリード線10を省略している。磁気ヘ
ッド( 以下、ヘッドという)1はコイル2 、ヨーク3 、ポ
ールチップ部4 、電極5,6,7 、磁気抵抗効果を持つ磁性
膜( 以下、MR膜という)8およびギャップ9 からなる。コ
イル2 、ヨーク3 、ポールチップ部4 、ギャップ9 によ
って記録ヘッド部11が構成されている。コイル2 はヨー
ク3 に巻かれている。また、ヨーク3 、ポールチップ部
4 、電極5,6,7 、MR膜8 によって、2 つの再生ヘッド部
12A 、12B が構成されている。MR膜8はヨーク3 の先端
部のポールチップ部4 に設けられたギャップ9 に埋め込
まれ、このMR膜8 の表面に電極5,6,7 がコンタクト形成
されている。電極5,6,7 には、リート゛線10が接続され
ている。リート゛線10は電極5,7 に電流を流したり、電
極5,6,7 の電位を検出するための外部引出し線である。
電極6 は電極5 と電極7の真中央に位置し、再生ヘッド
部12A 、12B のトラック幅方向の再生幅は同じである。
【0013】磁気ディスク( 以下、ディスクという) へ
のデータの記録は、従来のヘッドと同様に磁路となるヨ
ーク3 に複数巻かれたコイル2 に電流を流し、それによ
ってギャップ9 から漏洩される磁束でディスクを磁化す
ることで行われる。これによりデータは、図1 のトラッ
ク幅Twに相当する幅でディスク上に記録される。
【0014】一方、ディスク上に記録されたデ゛ータを
再生する時は、図3 に示すように電極5 と電極7 間に定
電流源13を接続し、MR膜8 を介してある一方向に一定の
電流をI を印加するとともに電位差検出回路14によって
電極5 と電極6 間、電極6 と電極7 間の電位差を検出す
る。但し、このとき中間の電極6 と定電流源13との間で
は電流の入出力が全く無いように、例えば電位差検出回
路14の入力インピーダンスをMR膜の抵抗値より十分高く
する。MR膜8 は磁気抵抗効果により、これに鎖交する磁
束の変化、すなわちディスクに記録されたデータによる
磁束の変化に応じて電気抵抗が変化する。ここで、電極
5,6,7 の電位をそれぞれV1,V2,V3とし、電極5 と電極6
間のMR膜の抵抗値をR1、電極6 と電極7 間のMR膜の抵抗
値をR2とすると、印加電流I とこれらの関係は次式によ
って決定される。
【0015】R1=(V1-V2)/I R2=(V2-V3)/I (1) 印加電流は一定であり、また磁束の変化はMR膜8 の抵抗
の変化に比例するので、
【0016】
【数1】 の関係が得られる。従って、電位差検出回路14で電位差
V1-V2 の変化を検出することによって再生ヘッド部12A
からの再生信号VAとして電極5 と電極6 間の領域A のMR
膜のトラック幅方向の幅WAでギャップ方向に変化する磁
束の変化量が検出され、記録されたデータの信号が幅WA
で再生される。また、電位差V2-V3 の変化を検出するこ
とによって再生ヘッド部12B からの再生信号VBとして電
極6 と電極7 間の領域B のMR膜のトラック幅方向の幅WB
でギャップ方向に変化する磁束の変化量が検出され、記
録されたデータの信号が幅WBで再生される。
【0017】図4 は、本発明の一実施例に係る磁気ディ
スク( 以下、ディスクという) 上に形成されるサーボ情
報パターンおよびセクタ検出パターンの配置と詳細およ
びこれらのパターン記録のための基準信号との関係を示
す。データの記録再生を行うデータゾーン15とデータの
記録再生を行わないガードゾーン16ともに、偶数トラッ
クではサーボセクタ21の第1 の領域17に奇数トラックで
は第2 の領域18にデータトラックピッチTp間隔でサーボ
情報パターン19が形成される。また、各トラックのサー
ボセクタ21の先頭にはセクタ検出パターン20が形成され
る。サーボ情報パターン19のディスク半径方向の幅は、
前記ヘッド1 の再生ヘッド部12A,12B の全再生幅WA+WB
すなわちデータトラック幅Tw以下であればよい。但し、
サーボ情報パターン19の半径方向の幅は狭くなるほどサ
ーボ信号品質は劣化するので、この幅が0.8(WA+WB) 〜
(WA +WB) となるように形成するのが適切である。な
お、本発明の実施例では、これらのパターンは磁気ディ
スク装置の前記ヘッド1 を用いて記録するものとし、サ
ーボ情報パターン19およびセクタ検出パターン20のディ
スク半径方向の幅は、前記ヘッド1 の再生ヘッド部12A,
12B の全再生幅WA+WBすなわちデータトラック幅Twに等
しいとする。一般にデータトラック幅Twはデータトラッ
クピッチTpの80% 程度である。セクタ検出パターン20
は、信号の無いイレーズ部22と特定周波数のバースト信
号のバースト部23から成る。サーボ情報パターン19は、
トラック番号の二進データをFM変調方式によって変調さ
れたデータが前記セクタ検出パターン20のバースト部23
の信号と同じ周波数で記録されたものから成る。本実施
例では、トラック数は256 本とし、よってトラック番号
の二進データは8 ビットで表される。FM変調方式では、
二進データの0,1 をそれぞれ10,11 へ変換するものであ
り、以下のように符号化されて記録される。
【0018】 トラック番号 二進データ サーボ情報パターン 0 00000000 1010101010101010 1 10000000 110101010101010 ・ ・ ・ 255 11111111 1111111111111111 サーボライタでは、ディスク一回転でセクタ周期に等し
い周期を持ちセクタ数に等しい数のパルス24が発生さ
れ、そのパルス24に同期してセクタ検出パターン20のバ
ースト部23の周波数を持つクロック25が発生され、セク
タ検出パターン20およびサーボ情報パターン19がこのク
ロック25に従って連続して記録される。但し、イレーズ
部22には信号を記録する必要がないので、セクタ検出パ
ターン20のバースト部23から記録され、続いてサーボ情
報パターン19が記録される。
【0019】次に、セクタ検出パターン20を用いてセク
タを検出する方法について説明する。ディスク回転のス
タート/ ストップはヘッド1 をガードゾーン16上に置い
て行われる。ディスクの回転が起動し正規のディスク回
転数になった後、一定の振幅レベル以上の信号の検出を
行い、一度信号が検出されたら次の信号検出はサーボセ
クタ21をヘッド1 が通過する時間に相当する時間に亙っ
て行わないようにする。ガードゾーン16ではサーボセク
タ21にしか信号が存在しないので、ディスク回転にとも
なってまず検出される信号は、ほぼセクタ検出パターン
20のバースト部23の先頭の信号である。しかし、最初の
一回はバースト部23の先頭以外の信号が検出される場合
もあり、サーボセクタ21をヘッドが通過する時間に相当
する時間に亙って信号検出を行わないようにすることに
よって、次からは確実にバースト部23の先頭の信号が検
出され、セクタ周期毎にセクタの検出が行われる。そし
て、数回このようなセクタ検出を行った後は、さらにバ
ースト部23の先頭の信号の検出から一定時間すなわちセ
クタ周期からセクタ検出パターン20のイレーズ部22をヘ
ッドが通過する時間に等しい時間を引いた時間に亙って
次の信号検出を行わないようにすればデ゛ータゾ゛ーン
15においても常にバ゛ースト部23の先頭の信号を検出で
き、確実なセクタ検出がなされる。ところで、セクタ検
出パターン20はデータトラック幅Twに等しい幅で形成さ
れており、偶数トラックのバ゛ースト部26と隣接する奇
数トラックのバースト部27の間には信号の無い領域28が
存在し、またそれらバースト部26,27 のビットの位置は
正確には合っていない。再生信号は二個の再生ヘッド部
12A,12B のそれぞれから独立してTw/2の幅で得られる
が、これらの領域28と隣接するバースト部26,27 を含む
幅で信号を再生した場合、領域28による信号振幅の低下
(Tw=0.8Tp のとき最大振幅に対して50% 低下する)の上
に、隣接するバースト部26,27 のビ゛ット位置のズレに
よって両バースト部からの再生信号が干渉し合って信号
振幅が著しく低下してしまう。従って、前記信号検出は
二個の再生ヘッド部12A,12B のそれぞれにおいて同時に
行い、それらの論理和をとる。一方の再生ヘッド部が領
域28と隣接するバースト部26,27 を含む幅で信号を再生
する位置にある時、もう一方の再生ヘッド部は必ず一方
のバースト部のみを再生する位置にある。また、両再生
ヘッド部が同時に領域28を含むような位置にある場合
も、最大振幅に対して25% 振幅が低下するだけで、どち
らかの再生ヘッド部から確実にバースト部の先頭の信号
が検出できる。
【0020】次に、データトラック29へのヘッド1 の精
密位置決めは、以下のようにして行われる。図5 に示す
ように上述したセクタ検出信号すなわちセクタパルス30
に同期して第1 の領域17をヘッド1 が通過する時間にほ
ぼ等しい時間幅を持つ検出ゲート31と第2 の領域18をヘ
ッドが通過する時間にほぼ等しい時間幅を持つ検出ゲー
ト32を発生する。これらの検出ゲート31,32 を用いて図
6 に示すように、ヘッド1 の再生部12A によって第1 と
第2 の領域のサーバ情報から再生される信号振幅の平均
値SAE34,SAO35 と再生部12B によって第1 と第2 の領域
のサーボ情報から再生される信号振幅の平均値SBE36,SB
O37 が求められる。そして、偶数トラックでは第1 の領
域17のサーボ情報から再生ヘッド部12A と再生ヘッド部
12B によって得られる振幅平均値SAE34,SBE36 が等しく
なるように、また奇数トラックでは第2 の領域18のサー
ボ情報から再生ヘッド部12A と12B によって得られる振
幅平均値SAO35,SBO37 が等しくなるように、すなわちSB
E-SAE38(あるいはSBO-SAO39)が零となるようにヘッド1
はサーボセクタ21毎に制御されて精密位置決めが行われ
る。図7 は、ヘッド1 をディスク半径方向に動かした時
に、第2 の領域18のサーボ情報からヘッド1 の再生ヘッ
ド部12A によって再生される信号振幅の平均値SAO35 と
再生ヘッド部12B によって再生される信号振幅の平均値
SBO37 およびそれらの差信号SBO-SAO39 をヘッド1 のセ
ンタ位置40に対して示したものである。
【0021】さらに、ヘッド1 のディスク上の位置検出
は、以下のようにして行われる。上述したようにサーボ
情報パターン19は、トラック番号の二進データをFM変調
方式によって変調されたデータをセクタ検出パターン20
のバースト部23と同じ周波数で記録したものである。図
5 に示すようにバースト部23の再生信号周波数に等しい
周波数を持つ検出クロック33がセクタパルス30に同期し
て発生される。図6 に示すようにヘッド1 の再生ヘッド
部12A と12B によって再生される信号は、二値化されレ
ジスタ41,42,43,44 へ入力される。これらレジスタは、
検出クロック33をクロックとして動作する。但し、レジ
スタ41,43 は検出ゲート31の期間だけイネーブルとな
り、またレジスタ42,44 は検出ゲ゛ート32の期間だけイ
ネーブルとなる。すなわち、レジスタ41には再生ヘッド
部12A によって第1 の領域17から得られたデータが、レ
ジスタ42には再生ヘッド部12A によって第2 の領域18か
ら得られたデータが、レジスタ43には再生ヘッド部12B
によって第1 の領域17から得られたデータが、レジスタ
44には再生ヘッド部12B によって第2 の領域18から得ら
れたデータが記憶される。ところで、磁気ディスク装置
では、一般にディスク回転は高速であるので、シーク時
にヘッドが移動している場合でもヘッドがサーボセクタ
上を通過する軌跡はほぼトラックに平行である。従っ
て、ヘッド1 の一回のサーボセクタの通過に対して、再
生ヘッド部12A あるいは再生ヘッド部12Bが第1 の領域1
7のサーボ情報パターン上あるいは第2 の領域18のサー
ボ情報パターン上を通過し、この4 通りの何れからかFM
変調されたトラック番号のデータが得られる。そして、
これらの選択は、図6 に示すようにヘッド1 の再生ヘッ
ド部12A によって第1 と第2 の領域のサーボ情報から再
生される信号振幅の平均値SAE34,SAO35 と再生ヘッド部
12B によって第1 と第2 の領域のサーボ情報から再生さ
れる信号振幅の平均値SBE36,SBO37 のうちで最大のもの
求めて行う。すなわち、最大値がSAE,SAO,SBE,SBO であ
る場合に対してそれぞれレジスタ41,42,43,44に記憶さ
れているデータを選択する。このようにして得られたFM
変調されたトラック番号のデータをFM復調45して再生ヘ
ッド部12A もしくは再生ヘッド部12B の存在するディス
ク上の位置P が得られる。さらに、ヘッドセンタ40の位
置を得るために、最大値がSAE あるいはSAO でレジスタ
41あるいはレジスタ42のデータが選択された場合は、ヘ
ッドの位置をPc=P+TP/4と補正する。また、最大値がSB
EあるいはSBO でレジスタ43あるいはレジスタ44のデー
タが選択された場合は、ヘッドの位置をPc=P-TP/4 と補
正する。さらに、Pcが偶数トラック内にある場合は差信
号SBE-SAE38 の信号レベルから、またPcが奇数トラック
内にある場合は差信号SBO-SAO39 の信号レベルからトラ
ック内のより細かなヘッドの位置PPを得る。
【0022】なお、このサーボ情報パターンは、全トラ
ックあるいは特定数の連続するトラックと1 対1 で対応
しているものならば何でも良い。例えば、各トラック毎
に周波数の異なる信号でも良い。
【0023】また、全データトラックに亙ってデータが
記録された後のデータ再生時には、データセクタ45のデ
ータトラック29の信号も併用してより精密なデータトラ
ック29へのヘッド1 の位置決めを行うことができる。デ
ータトラック29上では、ヘッド1 の再生ヘッド部12A に
よってデータトラックから読み出される信号VAと再生ヘ
ッド部12B によってデータトラックから読み出される信
号VBが等しくなるように制御すれば良い。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、同じサーボ情報を用い
て精密位置決めとヘッドのディスク上の位置検出が可能
となるため、より少ないサーボ情報量で済みフォーマッ
ト効率が向上する。また、サーボ情報パターンの各ビッ
トの位置が内周から外周に亙って正確に揃う必要がな
く、サーボライティンク゛が容易となる。しかも、サー
ボ情報パターンの幅はデータトラック幅以下でよいため
サーボライティンク゛時に重ね書きする必要がなく、全
データトラック数と少なくとも同じ回数のヘッド位置決
めとトラック1 周分のパターン記録で済み、サーボライ
ティンク゛が短時間で行える。また、データ再生時はデ
ータセクタにおいてもデータトラックに追従制御ができ
るので、位置決め精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る磁気ヘッドの構成
図。
【図2】 図1 のヘッドの再生ヘッド部をより詳しく説
明するための図。
【図3】 本発明の再生回路部の構成図。
【図4】 本発明の一実施例に係る磁気ディスク上に形
成されるサーボ情報パターンおよびセクタ検出パターン
の配置とパターンの詳細およびパターン記録のための基
準信号との関係を示す図。
【図5】 本発明のサーボ情報パターンおよびセクタ検
出パターンとセクタパルス、検出ゲート、検出クロック
の関係を示す図。
【図6】 本発明の一実施例に係るサーボ信号およびヘ
ッドの位置を検出する回路の構成図。
【図7】 本発明のサーボ情報パターンとサーボ信号の
関係を示す図。
【図8】 従来技術を説明するための図。
【符号の説明】
1...磁気ヘッド 12A,12B...再生ヘッド部 15... サーボ情報パターン 17... 第1 の領域 18... 第2 の領域 20... セクタ検出パターン 22... イレーズ部 23... バースト部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データをディスクに記録するための記録ヘ
    ッド部とディスク半径方向に併設されたそれぞれ独立し
    て再生出力を得る2 個の再生ヘッド部とを一体化して成
    るヘッドを具備し、 前記ディスク上のサーボセクタには、前記2 個の再生ヘ
    ッドが一体化されたヘッドのディスク半径方向の全再生
    幅以下の幅で、データトラックと同じ半径位置に、偶数
    トラックでは第1 の領域にまた奇数トラックでは第2 の
    領域に、任意のパターン且つ任意の周波数から成る信号
    が記録され、ヘッドの位置決めに利用されることを特徴
    とするディスク装置。
  2. 【請求項2】データをディスクに記録するための記録ヘ
    ッド部とディスク半径方向に併設されたそれぞれ独立し
    て再生出力を得る2 個の再生ヘッド部とを一体化して成
    るヘッドを具備し、 前記ディスク上のサーボセクタには、前記2 個の再生ヘ
    ッドが一体化されたヘッドのディスク半径方向の全再生
    幅以下の幅で、データトラックと同じ半径位置に、偶数
    トラックでは第1 の領域にまた奇数トラックでは第2 の
    領域に、周波数あるいはパターンが全トラックあるいは
    特定数の連続するトラック内で異なる信号が記録され、
    各トラックに対応した前記周波数あるいはパターンを検
    出することでトラックを識別しヘッドのディスク上の位
    置を得ることを特徴とするディスク装置。
JP5439693A 1993-03-15 1993-03-15 ディスク装置 Pending JPH06267214A (ja)

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