JPH0626611Y2 - 便器接続用の排水ソケット - Google Patents
便器接続用の排水ソケットInfo
- Publication number
- JPH0626611Y2 JPH0626611Y2 JP5230889U JP5230889U JPH0626611Y2 JP H0626611 Y2 JPH0626611 Y2 JP H0626611Y2 JP 5230889 U JP5230889 U JP 5230889U JP 5230889 U JP5230889 U JP 5230889U JP H0626611 Y2 JPH0626611 Y2 JP H0626611Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drainage
- rubber joint
- drain
- socket
- outer ring
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は便器接続用の排水ソケットに係り、特に排水ゴ
ムジョイントに引張応力を加えることなく該排水ゴムジ
ョイントが嵌着されるよう構成された便器接続用の排水
ソケットに関する。
ムジョイントに引張応力を加えることなく該排水ゴムジ
ョイントが嵌着されるよう構成された便器接続用の排水
ソケットに関する。
[従来の技術] 従来の洋風便器の施工構造を、その手順と共に第4〜9
図を参照して説明する。
図を参照して説明する。
まず、標準施工図に従って給水管と排水管を取り出す。
次に、壁1、床面2の仕上げ完了後、第4図の如く床仕
上面より例えば約40mmの位置で排水塩ビ管(塩化ビニ
ル管)3を切断する。次いで、第5図の如く、排水塩ビ
管3の汚れ、湿気を取り、排水ゴムジョイント4を取り
付ける。次に、第6図の通り、排水ソケット5の排水口
を排水ゴムジョイント4に差し込み、固定用木ネジ6に
てソケット5のフランジ5aを床面2に固定する。次
に、第7図の如く、排水ソケット5の汚れ、湿気を取
り、排水ゴムジョイント7を取り付ける。次いで、第8
図のように、洋風便器8の排水口13(第3図参照)を
排水ゴムジョイント7に差し込み、固定用ナット9にて
便器を床に固定する。最後に、化粧キャップ10をナッ
トに被せる。
次に、壁1、床面2の仕上げ完了後、第4図の如く床仕
上面より例えば約40mmの位置で排水塩ビ管(塩化ビニ
ル管)3を切断する。次いで、第5図の如く、排水塩ビ
管3の汚れ、湿気を取り、排水ゴムジョイント4を取り
付ける。次に、第6図の通り、排水ソケット5の排水口
を排水ゴムジョイント4に差し込み、固定用木ネジ6に
てソケット5のフランジ5aを床面2に固定する。次
に、第7図の如く、排水ソケット5の汚れ、湿気を取
り、排水ゴムジョイント7を取り付ける。次いで、第8
図のように、洋風便器8の排水口13(第3図参照)を
排水ゴムジョイント7に差し込み、固定用ナット9にて
便器を床に固定する。最後に、化粧キャップ10をナッ
トに被せる。
第9図は施工完了後の斜視図である。符号11は凹部、
12はロータンクを示す。また、第3図は排水ソケット
5と排水口13との接続構造を示す縦断面図である。第
3図において、排水ソケット5は内筒14及び外筒15
よりなる下半部16と、該下半部16上に一体に設けら
れた上半部17とを備えており、該外筒15に前記フラ
ンジ部5aが連設されている。内筒14はその下端にオ
リフィス部18が設けられている。前記排水ゴムジョイ
ント7としてはUパッキンが用いられており、上半部1
7の上端を回り込むようにして排水ソケット5に装着さ
れている。
12はロータンクを示す。また、第3図は排水ソケット
5と排水口13との接続構造を示す縦断面図である。第
3図において、排水ソケット5は内筒14及び外筒15
よりなる下半部16と、該下半部16上に一体に設けら
れた上半部17とを備えており、該外筒15に前記フラ
ンジ部5aが連設されている。内筒14はその下端にオ
リフィス部18が設けられている。前記排水ゴムジョイ
ント7としてはUパッキンが用いられており、上半部1
7の上端を回り込むようにして排水ソケット5に装着さ
れている。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の排水ソケットにおいては、第3、7図の如
く、排水ゴムジョイント7の外環側7aを拡径させるよ
うに引張り、次いでこの排水ゴムジョイント7を排水ソ
ケット5の上端に被せるようにしている。排水ゴムジョ
イント7の外環側7aは、排水ソケット5の外周面に密
着させてシール性をもたせるために、引張応力が残留し
た状態にて排水ソケット5に被せられる。
く、排水ゴムジョイント7の外環側7aを拡径させるよ
うに引張り、次いでこの排水ゴムジョイント7を排水ソ
ケット5の上端に被せるようにしている。排水ゴムジョ
イント7の外環側7aは、排水ソケット5の外周面に密
着させてシール性をもたせるために、引張応力が残留し
た状態にて排水ソケット5に被せられる。
この排水ゴムジョイント7は、例えばブチルゴムなどの
ゴム材料にて構成されているものであるが、上記の如く
常に引張応力が負荷された使用環境下にあっては比較的
早期に劣化し易い。また、そのため、シール性が早期に
低下し易い。
ゴム材料にて構成されているものであるが、上記の如く
常に引張応力が負荷された使用環境下にあっては比較的
早期に劣化し易い。また、そのため、シール性が早期に
低下し易い。
本考案はかかる問題点を解決し、排水ゴムジョイントの
早期劣化を防止し得る便器接続用の排水ソケットを提供
することを目的とするものである。
早期劣化を防止し得る便器接続用の排水ソケットを提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案の便器接続用の排水ソケットは、排水ソケットの
上端外周面に、該外周面との間に間隙を形成するように
筒体部を設け、前記間隙部に排水ゴムジョイントの外環
部を挿入可能としたものである。
上端外周面に、該外周面との間に間隙を形成するように
筒体部を設け、前記間隙部に排水ゴムジョイントの外環
部を挿入可能としたものである。
[作用] かかる本考案の便器接続用の排水ソケットにおいては、
排水ゴムジョイントの外環側を排水ソケット上端に形成
された間隙部に押し込むようにして該排水ゴムジョイン
トの装着を行なえる。この場合、排水ゴムジョイントの
外環部の内径が排水ソケットの上端の外径と等しいか又
はそれよりもわずかに大であるようにすると共に、排水
ゴムジョイントの外環部の肉厚よりも間隙部の寸法が小
さくなるようにしておくことにより、排水ゴムジョイン
トの外環部は圧縮応力を受けた状態にて間隙部内面に密
着し、シール性が得られる。従って、排水ゴムジョイン
トの外環部には引張応力が加えられず、排水ゴムジョイ
ントの早期劣化が防止される。(ゴム材料は、圧縮応力
を受けた使用環境下ではそれ程劣化しない。) [実施例] 以下、第1、2図を参照して実施例について説明する。
排水ゴムジョイントの外環側を排水ソケット上端に形成
された間隙部に押し込むようにして該排水ゴムジョイン
トの装着を行なえる。この場合、排水ゴムジョイントの
外環部の内径が排水ソケットの上端の外径と等しいか又
はそれよりもわずかに大であるようにすると共に、排水
ゴムジョイントの外環部の肉厚よりも間隙部の寸法が小
さくなるようにしておくことにより、排水ゴムジョイン
トの外環部は圧縮応力を受けた状態にて間隙部内面に密
着し、シール性が得られる。従って、排水ゴムジョイン
トの外環部には引張応力が加えられず、排水ゴムジョイ
ントの早期劣化が防止される。(ゴム材料は、圧縮応力
を受けた使用環境下ではそれ程劣化しない。) [実施例] 以下、第1、2図を参照して実施例について説明する。
本実施例にあっては、排水ソケット5の上半部17の外
周に筒体部19が設けられ、該筒体部19と上半部17
の外周面との間に間隙部20が形成されている。
周に筒体部19が設けられ、該筒体部19と上半部17
の外周面との間に間隙部20が形成されている。
排水ゴムジョイント21は第2図に示す如く外環部22
及び該外環部22と一体の内環部23を備えている。外
環部22の外周面には凸条部22aが形成されている。
この排水ゴムジョイント21の外環部22を前記間隙部
20に押し込むようにして排水ゴムジョイント21が排
水ソケット5に装着される。外環部22の内径は前記上
半部17の外径と等しいか、それよりもわずかに大きく
なるように設定されており、外環部22を間隙部20に
押し込むに際しては外環部22を引張って拡径させるこ
とは不要である。そして、外環部22の厚み(凸条部2
2aを含む厚み)は間隙部20の幅よりも大きくなるよ
うに設定されており、外環部22を間隙部20に押し込
むと外環部22の内周面は上半部17の外周面に密着
し、外環部22の外周面(凸条部22a)は筒体部19
の内周面に密着する。
及び該外環部22と一体の内環部23を備えている。外
環部22の外周面には凸条部22aが形成されている。
この排水ゴムジョイント21の外環部22を前記間隙部
20に押し込むようにして排水ゴムジョイント21が排
水ソケット5に装着される。外環部22の内径は前記上
半部17の外径と等しいか、それよりもわずかに大きく
なるように設定されており、外環部22を間隙部20に
押し込むに際しては外環部22を引張って拡径させるこ
とは不要である。そして、外環部22の厚み(凸条部2
2aを含む厚み)は間隙部20の幅よりも大きくなるよ
うに設定されており、外環部22を間隙部20に押し込
むと外環部22の内周面は上半部17の外周面に密着
し、外環部22の外周面(凸条部22a)は筒体部19
の内周面に密着する。
この結果、排水ゴムジョイント21は、その外環部22
が排水ソケット5に対し水密的かつ気密的に密着した状
態で装着され、しかも排水ゴムジョイント21の外環部
22に対しては引張応力は負荷されない。このため、外
環部22の早期劣化が防止されるようになる。また、こ
の結果、シール性が長期間にわたって良好なものとな
る。
が排水ソケット5に対し水密的かつ気密的に密着した状
態で装着され、しかも排水ゴムジョイント21の外環部
22に対しては引張応力は負荷されない。このため、外
環部22の早期劣化が防止されるようになる。また、こ
の結果、シール性が長期間にわたって良好なものとな
る。
排水ゴムジョイント21の内環部23は、その中心開口
に排水口13が嵌入され、該内環部23の内周縁が排水
口13の外周面に水密的かつ気密的に接する。
に排水口13が嵌入され、該内環部23の内周縁が排水
口13の外周面に水密的かつ気密的に接する。
なお、第1図のその他の構成は第3図と同様であり、同
一符号は同一部分を示している。
一符号は同一部分を示している。
本考案においては、第3図に示したUパッキンよりなる
排水ゴムジョイントを用いても良い。
排水ゴムジョイントを用いても良い。
[効果] 以上の通り、本考案によると排水ゴムジョイントの早期
劣化が防止され、排水ゴムジョイントの長期使用が可能
となる。もちろん、排水ゴムジョイントは間隙部の内面
に密着するから、シール性も長期間にわたってきわめて
良好である。
劣化が防止され、排水ゴムジョイントの長期使用が可能
となる。もちろん、排水ゴムジョイントは間隙部の内面
に密着するから、シール性も長期間にわたってきわめて
良好である。
第1図は実施例を示す縦断面図、第2図は排水ゴムジョ
イント21の断面図、第3図は従来例を示す縦断面図で
ある。第4図ないし第9図の各図は従来の施工例を示す
斜視図、第10図は縦断面図である。 5……排水ソケット、7……排水ゴムジョイント、 14……便鉢、16……筒体部、 17……間隙部、21……排水ゴムジョイント、 22……外環部。
イント21の断面図、第3図は従来例を示す縦断面図で
ある。第4図ないし第9図の各図は従来の施工例を示す
斜視図、第10図は縦断面図である。 5……排水ソケット、7……排水ゴムジョイント、 14……便鉢、16……筒体部、 17……間隙部、21……排水ゴムジョイント、 22……外環部。
Claims (1)
- 【請求項1】上端に環状の排水ゴムジョイントが装着さ
れ、該排水ゴムジョイントを介して便器の排水口が上端
内部に内嵌される便器接続用の排水ソケットにおいて、
前記排水ソケットの上端外周面に、該外周面との間に間
隙を形成するように筒体部を設け、前記間隙部に排水ゴ
ムジョイントの外環部を挿入可能としたことを特徴とす
る便器接続用の排水ソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5230889U JPH0626611Y2 (ja) | 1989-05-02 | 1989-05-02 | 便器接続用の排水ソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5230889U JPH0626611Y2 (ja) | 1989-05-02 | 1989-05-02 | 便器接続用の排水ソケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02144082U JPH02144082U (ja) | 1990-12-06 |
JPH0626611Y2 true JPH0626611Y2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=31572503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5230889U Expired - Lifetime JPH0626611Y2 (ja) | 1989-05-02 | 1989-05-02 | 便器接続用の排水ソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626611Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002138557A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-14 | Toto Ltd | 便器接続用排水ソケット |
-
1989
- 1989-05-02 JP JP5230889U patent/JPH0626611Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002138557A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-14 | Toto Ltd | 便器接続用排水ソケット |
JP4517383B2 (ja) * | 2000-10-30 | 2010-08-04 | Toto株式会社 | 便器接続用排水ソケット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02144082U (ja) | 1990-12-06 |
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Legal Events
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EXPY | Cancellation because of completion of term |