JPH0626584B2 - 分岐バルブ - Google Patents

分岐バルブ

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JPH0626584B2
JPH0626584B2 JP60101465A JP10146585A JPH0626584B2 JP H0626584 B2 JPH0626584 B2 JP H0626584B2 JP 60101465 A JP60101465 A JP 60101465A JP 10146585 A JP10146585 A JP 10146585A JP H0626584 B2 JPH0626584 B2 JP H0626584B2
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fluid
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弘明 渡邉
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Kawasumi Laboratories Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は医療用の輸液セット、血液回路等において、複
数種の薬液等を混合できるようにした分岐バルブに関す
るものである。
(従来技術及びその問題点) 輸液・輸血セットや血液回路等においては、患者の病状
等に応じて、回路途中から、各種薬液を混入することが
ある。
このため、従来では、メインチューブに薬液注入用の分
岐チューブを設けたり、ゴム製の混注部を設け、その混
注部に注射器で薬液を混入するような方法が採られてい
た。
前記メインチューブに分岐チューブを接続したり、混注
部を設けるためには、たとえば第8図に示すごとく、メ
インチューブ40,40を分断し、各チューブ40の先
端部に接着剤41を塗布するとともに、これを接続管4
2に押し込み、ついで接続管42の上部開口部43にゴ
ム栓44や分岐チューブ等を接続していたものである。
しかしながら、このような方法は製造工程がきわめて面
倒で相当の熟練を必要とし、接着剤41が薬液や血液中
に溶出する危険性があった。
また、こうした構造では、その混注部や分岐チューブか
ら一種の薬液しか注入できず、複数の薬液を同時に注入
する場合には、さらに別の箇所に前記した分岐チューブ
や混注部を設けなければならず、ラインチューブ全体の
構成が複雑になるとともに、製造コストも高くなる等の
問題を有していた。
なお、従来にも複数の流路を切り換えるためのバルブが
幾つか提案されているが、これらは流体チューブの接続
方向が異なるため、流体チューブが多方向に広がった状
態で配管され、設置スペースが広くなること、使用状況
によっては流体チューブが折れ曲がること、複数の流体
が十分混合されないこと、所定の位置に設けられる専用
の分岐バルブであり汎用性に欠けること、等の問題があ
る。
本発明は、上述した問題に鑑みて提案されたものであ
り、複数種の薬液等の流体を選択的に誘導してこれらを
十分に混合することができ、また複数の流体チューブを
同一方向に向けて接続できるようにし、さらに各種の用
途に適用できる汎用性の高い分岐バルブを提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述した問題点を解決するために本発明が採用した手段
は、 複数の流体を混合するための分岐バルブであって、 回転軸の円周部に、複数の流体チューブを軸長方向に延
びるように接続する回転体と、 前記回転体に同軸に装着されたパッキン部材と、 前記パッキン部材の前記流体チューブと対応した位置に
設けられ、隣り合う流体チューブの一方が全開のとき、
他方の流体チューブを遮蔽し、半開状態で両方の流体チ
ューブから流体が流出するように構成した流体流出用の
開口部と、 前記パッキン部材の開口部と連通する開口部を有し、か
つ前記回転体が回転可能となるように該回転体と前記パ
ッキン部材を同軸に連結するストッパ部材と、 前記ストッパ部材の流体流出側に装着され、流体が一時
的に貯留する空間部を有する出側装着部材と、 を備えたことを特徴とする。
(作用) 上述した手段によれば、回転体を適宜回転させ、所定の
流体チューブをパッキン部材の流体流出用の開口部と連
通させて流体を導き、これら流体を出側装着部材の空間
部で十分混合することができる。また出側装着部材は使
用目的に応じて出側チューブを有するキャップやドリッ
プチャンバー等を採用することができる。さらに回転体
に接続した複数の流体チューブを回転軸と同一方向に延
長することができる。
(実施例) 以下本発明の実施例を第1図〜第7図に基いて説明す
る。
まず、第1図は本発明の断面図、第2図は分解断面図、
第3図は斜視図、第4図は部分切欠斜視図であり、図中
1は回転体、2はパッキン、3はストッパ、4は出側キ
ャップである。
前記回転体1は、断面が概略凹形状となっており、その
底面部5には第5図に示すごとく中心部にストッパー孔
12が形成され、同芯円周上に複数の開口6,7,8が
形成されるとともに、その開口6,7,8にそれぞれ軟
質プラスチック製のチューブ9,10,11が接続され
ている。なお、この回転体1の外周部適所には回転レバ
ー1aが突設されている。
また前記パッキン2も断面が概略凹形状となっており、
底面部13には第6図に示すごとく、中心部にストッパ
ー孔14が形成されるとともに、同芯円周上に開口スリ
ット15,15が形成されている。この開口スリット1
5,15は前記回転体1の開口6,7,8に対応した円
周上に形成されており、本実施例では点対称に2箇所形
成されている。
こうしたパッキン2の外周部には突部16,16が形成
され、その内部に、第2図に示すごとく溝17,17が
形成されるとともに、開口側周縁部には係止部18が形
成されている。また、前記底面部13には前記回転体1
との摩擦抵抗を小さくするため、環状溝19が多数形成
されている。
一方、上記ストッパ3は、円盤部20に軸部21が突設
されており、その軸部21にクサビ突起22が形成され
ている。また、前記円盤部20には前記パッキン2の開
口スリット15,15と対応した位置に、同様な開口ス
リット23,23が形成されている。さらに、上記出側
キャップ4は底面部24に出側チューブ25が接続さ
れ、開口外縁部には上記パッキン突部16,16に対応
して突片27,27が突設されている。
以上のような各部品を組み立てる場合には、まず、回転
体1の底面部5をパッキン2の内部に嵌め込み、パッキ
ン2の係止部18を回転体1の外周段部5aに係合させ
る。その後、ストッパ3の軸部21をパッキン2及び回
転体1のストッパー孔14,12に挿入し、クサビ突起
22を回転体1の底面部5に係合する。これにより、回
転体1は、パッキン2に対して回転可能に止着される。
また、前記出側キャップ4はその突片27,27をパッ
キン突部16,16の溝17,17に圧入することによ
り、パッキン2に止着せしめる。この場合、本実施例で
はストッパー円盤部20の背面部との間に空間部26が
形成されることになる。なお、前記チューブ9,10,
11は前記各部品を組み立てた後、回転体1の開口6,
7,8に接続されることになる。
上記した回転体1、ストッパー3及び出側キャップ4の
材質としては、硬質のポリカーボネート、ポリ塩化ビニ
ル等が好ましく、またパッキン2の材質としては、シリ
コーンゴム、ブタジェンゴム等の可撓材が好ましい。
次に、上記実施例の使用例を説明すると、たとえば、回
転体1を回転させ、第5図に示すような状態に開口6,
7,8を位置させると、各開口はパッキン2の開口スリ
ット15,15の端部に一致し、半分が開口し、半分が
閉塞される。そしてその半開口部を通って各チューブ
9,10,11の流体が、パッキン開口スリット15,
15及びストッパ開口スリット23,23を通り、空間
部26において混合された後、出側チューブ25から流
出することになる。
また第5図の状態から時計方向に若干回すと、開口6,
8は完全に閉塞され、開口7が完全に開く。さらに第5
図の状態から反時計方向に若干回転させると、開口6,
8は完全に開き、開口7が閉塞する。これにより、開口
6,7,8に接続されたチューブ9,10,11からの
流体が流出もしくは停止されることになる。
なお、前記出側チューブ25の下流にはクランプ及び点
滴筒もしくはエアトラップが取付けられており、チュー
ブ9,10,11からの流体流出をすべて止める場合に
は、前記クランプにより行なわれる。また前記空間部2
6の容積を広くし、各成分の混合を充分におこない得る
場合には、出側チューブ25の下流の点滴筒もしくはエ
アトラップは省略してもよい。
上記した回転体1の開口6,7,8の位置、パッキン2
の開口スリット15,15の位置は、適宜変更すること
で、任意の流通形態を選択することができる。
また、上記した分岐バルブは種々の用途に応用すること
ができ、たとえば、人工腎臓の血液回路に適用する場合
にはチューブ10を血液導入用、残る一方のチューブ9
をヘパリン注入用、他方のチューブ11を輸液用とすれ
ばよい。
第4図は本考案を血液回路のドリップチャンバーに適用
した例である。すなわち、このドリップチャンバーは軟
質プラスチック本体30の下部にメッシュ31を介して
血液導出チューブ32を固定し、側部に血液入口33を
設けるとともに、上部開口部に上記した回転体1、パッ
キン2及びストッパ3を組合わせて装着するものであ
る。この場合、回転体1に接続された3本のチューブ
9,10,11のうち、チューブ11をモニターライン
用、チューブ9をレベル調整用とし、モニターライン用
チューブ11は回転体1の調整により、常時開放状態と
しておく。また、本実施例では、血液入口33を本体3
0の側部に設けているが、前記チューブ10から血液を
流入するようにしてもよい。なお、本実施例では上記出
側キャップ4は不要である。
その他本発明は腹膜透析における潅流液の分配バルブ等
の医療用バルブ、さらには理化学実験用、工業用バルブ
としても応用可能である。
(効果) 以上説明した本発明によれば、回転体を適宜回転するだ
けで複雑種の薬液等の流体を選択的に流通させることが
でき、出側装置部材に有する空間部において複数種の流
体を十分に混合して送液することができる。
また回転体に接続された複数の流体チューブは、同一方
向に延びるため、流体チューブのまとまりが良く、流体
チューブの折れ曲がり等がなくなる。
さらに出側装着部材は使用目的に応じて、出側チューブ
が接続されたキャップや、ドリップチャンバー等を採用
することができ、他の回転体、パッキン部材、ストッパ
部材の構成を変更する必要がないため、安価に量産する
ことができ、また組み立ても容易である等の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す断面図、第2図は同じく
分解断面図、第3図は同じく組み立て後の斜視図、第4
図は同じく部分切欠斜視図、第5図は回転体の平面図、
第6図はパッキンの平面図、第7図は本発明の他の実施
例を説明するための概略図、第8図は従来の混注部分岐
部の断面図である。 図中1は回転体、2はパッキン、3はストッパ、4は出
側キャップ、6,7,8は開口、9,10,11はチュ
ーブ、15は開口スリットである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の流体を混合するための分岐バルブで
    あって、 回転軸の円周部に、複数の流体チューブを軸長方向に延
    びるように接続する回転体と、 前記回転体に同軸に装着されたパッキン部材と、 前記パッキン部材の前記流体チューブと対応した位置に
    設けられ、隣り合う流体チューブの一方が全開のとき、
    他方の流体チューブを遮蔽し、半開状態で両方の流体チ
    ューブから流体が流出するように構成した流体流出用の
    開口部と、 前記パッキン部材の開口部と連通する開口部を有し、か
    つ前記回転体が回転可能となるように該回転体と前記パ
    ッキン部材を同軸に連結するストッパ部材と、 前記ストッパ部材の流体流出側に装着され、流体が一時
    的に貯留する空間部を有する出側装着部材と、 を備えたことを特徴とする分岐バルブ。
JP60101465A 1985-05-15 1985-05-15 分岐バルブ Expired - Fee Related JPH0626584B2 (ja)

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JP60101465A JPH0626584B2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15 分岐バルブ

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JPS61259676A JPS61259676A (ja) 1986-11-17
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