JPH06265415A - 非定常熱伝導熱流束測定方法 - Google Patents

非定常熱伝導熱流束測定方法

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JPH06265415A
JPH06265415A JP5179493A JP5179493A JPH06265415A JP H06265415 A JPH06265415 A JP H06265415A JP 5179493 A JP5179493 A JP 5179493A JP 5179493 A JP5179493 A JP 5179493A JP H06265415 A JPH06265415 A JP H06265415A
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JP
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unsteady
temperature
heat
thermocouple
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Yasuo Fujiwara
泰生 富士原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、燃焼器,ノズルなど高熱流束が表面
から入る装置において1点の熱電対から測定された非定
常温度測定データにより熱流束を測定する非定常熱伝導
熱流束測定方法に関し、較正実験を行なうことなく、1
点のみでの非定常温度測定データに基づいて熱流束を測
定できるようにすることを目的とする。 【構成】そこで、熱流束測定箇所で母材表面近傍に熱電
対を埋設し、仮想原点を前方から後方までの全ずれ区間
内のすべての原点に順次ずらしながら、各仮想原点ごと
に、当該仮想原点と熱電対のサンプリング温度とを非定
常温度解析理論関数に代入することにより全サンプリン
グ温度について熱流束を算出し熱流束の平均値を算出し
た後、各仮想原点ごとに算出した該熱流束の平均値と当
該仮想原点とを非定常温度解析理論関数に代入すること
により温度計算値を算出し、その計算値と温度実測値と
の誤差の最小2乗平均値を算出し、該最小2乗平均値が
最小となる該熱流束の平均値を当該区間における熱流束
とすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼器,ノズルなど高
熱流束が表面から入る装置において1点の熱電対から測
定された非定常温度測定データにより熱流束を測定する
非定常熱伝導熱流束測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】航空宇宙用ロケットの燃焼器やノズル
は、局部的に高い熱流束(1〜100MW/m2)を受け
る。このような熱流束の測定は、従来から母材に埋め込
まれた数点の温度測定データからデータ解析して行なう
ことが一般的である。
【0003】その解析手段としては、例えば、積分法
〔航空宇宙技術研究所発行:航空宇宙技術研究所方向T
R−684「液体酸素ケロシンロケットの高周波振動燃
焼(熱伝達促進について)」参照〕や、較正曲線による
方法(特開平1−299449号公報参照)とを説明す
る。
【0004】積分法では、非定常熱伝導理論に基づく計
測手段で、母材に埋め込まれたプラグに2点以上の熱電
対を設置し、その測定結果に基づいて所定の積分式を演
算することにより、熱流束を算出している。
【0005】また、較正曲線による方法では、定常熱伝
導理論に基づき、電気ヒータと表面に取り付けた熱電対
との実測値から較正曲線を予め作成しておき、実稼動状
態の温度から各点での熱流束分布を推定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た積分法では、ある表面の1点での熱流束を求めるため
に最低でも2点の深さ方向の温度データが必要で、信頼
度を増すためには2点,3点,…と温度測定点を増す必
要がある。従って、熱流束分布を求めるには、多くの熱
電対が必要となり、不向きである。
【0007】また、較正曲線による方法では、較正曲線
が定常状態により得られたものであるため、過渡的な温
度データからは熱流束を計算できず、急激な変化を伴う
熱流束の測定には適用が困難で且つ精度も悪い。また、
前もって電気ヒータによる較正試験が必要である。
【0008】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、較正実験を行なうことなく、1点のみでの
非定常温度測定データに基づいて熱流束を測定できるよ
うにした非定常熱伝導熱流束測定方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の非定常熱伝導熱流束測定方法(請求項1)
は、測定すべき熱流束が入射する表面をもつ母材におい
て、該熱流束を測定すべき箇所で該表面近傍に熱電対を
埋設し、該熱電対により非定常温度データを測定する一
方、一定時間内の熱流束と温度との関係を与える非定常
温度解析理論関数を予め定義・設定しておいてから、時
間についての仮想原点と測定すべき熱流束の時間区間と
を設定し、該仮想原点を前方から後方までの全ずれ区間
内のすべての原点に順次ずらしながら、各仮想原点ごと
に、当該仮想原点と該熱電対による各サンプリング温度
とを該非定常温度解析理論関数に代入することにより全
サンプリング温度について熱流束を算出し、該全サンプ
リング温度についての熱流束の平均値を算出した後、該
仮想原点を前方から後方までの全ずれ区間内のすべての
原点に順次ずらしながら、各仮想原点ごとに算出した該
熱流束の平均値と当該仮想原点とを該非定常温度解析理
論関数に代入することにより温度計算値を算出し、該温
度計算値と該熱電対による温度実測値との誤差について
の最小2乗平均値を算出し、該最小2乗平均値が最小と
なる該熱流束の平均値を当該区間における熱流束とする
ことを特徴としている。
【0010】なお、非定常温度解析理論関数として、一
次元非定常熱伝導方程式の厳密解を用い(請求項2)、該
熱電対の外周に、該母材の表面裏側から該表面近傍まで
該表面に直交する方向に断熱用溝を穿設してもよいし
(請求項3)、該非定常温度解析理論関数として、数値理
論解法で求めた熱伝導解析結果を多項式近似して求めた
関数を用いてもよい(請求項4)。
【0011】
【作用】上述した本発明の非定常熱伝導熱流束測定方法
では、母材の熱的特性(熱伝導率,密度,比熱)が既知の
高融点材料に、加熱面裏側から表面近くまで熱電対を埋
め込み、1点の非定常温度測定データに熱伝導解析理論
関数をフィットさせることにより、一定時間内の熱流束
を計算するものである。従来の積分法では、1点の表面
熱流束に2点以上の熱電対を設置したプラグが必要だ
が、本発明では、母材そのものに熱電対を埋め込むだけ
でよく、しかも1点十分である。また、従来の較正曲線
法では、定常理論の較正曲線を用いているため、過渡的
な温度データからは熱流束を計算できない。また、較正
曲線を得るために電気ヒータによる較正実験が必要であ
るが、本発明では較正実験は不要である。
【0012】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
非定常熱伝導熱流束測定方法について説明すると、図1
はその手順を説明するためのフローチャート、図2は本
実施例における熱電対の配置例を説明するための要部断
面図、図3は本実施例の熱電対による実測データを示す
グラフである。
【0013】図2に示すように、本実施例では、測定す
べき熱流束(q)4が入射する表面をもつ母材1におい
て、その熱流束4を測定すべき箇所(測定点)5で表面の
裏側から表面近傍(通常表面からの距離x=2〜4mm)ま
で到達する熱電対用孔3をその表面に直交するように穿
設・加工し、この熱電対用孔3の先端部に温度測定用の
熱電対2を配置し、耐熱接着剤で固定している。
【0014】このように配置されている熱電対2を用い
て、実負荷条件で母材1の強度・融点が許すまでの時
間、実験し、例えば図3に示すような非定常温度データ
を測定する。
【0015】次に、非定常温度解析理論関数を定義す
る。後述するが、測定点での熱の流れが一次元的である
場合(熱流束の分布がなく且つ母材内部での熱の流れが
一方向のみである場合)、一次元非定常熱伝導方程式が
次式(1)で与えられる。
【0016】
【数1】
【0017】ただし、λは熱伝導率、cは比熱、γは密
度である。また、一定時間内の熱流束と温度との関係
は、 T−T0=q×f(x,a,t) (2) の関係式で与えられる。また、一次元非定常熱伝導方程
式の厳密解は、
【0018】
【数2】
【0019】で与えられており、この関数を用いるのが
正確である。
【0020】図4(a)に示すように熱流束に分布がある
場合、もしくは、図4(b)に示すように母材1内部での
熱の流れが2次元,3次元的である場合は、図4(a),
(b)にて後述するように、熱電対2用の孔3の外周に、
母材1の表面裏側から表面近傍まで表面に直交する方向
に断熱用溝6を穿設・加工するか、または、(3)式を用
いずに、有限要素法,差分法等の数値理論解法で求めた
熱伝導解析結果を多項式近似して求めた関数を用いる。
【0021】さて、本実施例では、上述のように非定常
温度解析理論関数を定義・設定してから、図1に示すよ
うな手順で熱流束の測定が行なわれる。
【0022】まず、熱電対2により一点のみの非定常温
度測定を行ない、図3に示すように測定された温度デー
タをTm(i)として読み込む(ステップS1)。
【0023】この測定結果を、後述する手順によって、
熱流束qを含む理論関数f(x,a,t)の曲線に近似さ
せる。
【0024】この時、測定データには「原点」が明確で
ないため「仮想原点」を定義(設定)するとともに、求め
たい熱流束の「時間区間」を定義(設定)する(ステップ
S2)。つまり、実測データと非定常温度解析理論関数
をフィット(近似)させるサンプリング時間を定義する。
通常、熱電対2の応答性には時間遅れがあり(時定数は
0.1〜0.5秒程度)、従って立上りの初期のデータ
は使わない。また、計算ではサンプリング区間内で熱流
束一定の条件を用いるので、区間を短くすれば、その瞬
間の熱流束を求めることができるが、反面サンプリング
点数が減るため、精度が悪くなる。本実施例では、2秒
とし、サンプリング点数を40点とする。
【0025】本来、理論通りに熱流束が入り、理論通り
に温度が上がるならば、ある原点から理論関数f(x,
a,t)に基づいて計算された温度Ta(i)と、測定さ
れた温度Tm(i)とは、一致するはずである。そこで、
仮想原点を意図的にΔtjだけ前後−t1<Δtj<+
2にずらして計算する(ステップS3)。
【0026】(3)式に示す非定常温度解析理論関数は、
(原点,熱流束)から(温度)を求めるものであるが、逆
に、(原点,温度)から(熱流束)を求めることもできる。
そこで、ずらされた仮想原点からの時刻t+Δtjに対
して、測定された温度Tm(i)が理論関数の上に乗って
いると仮定して熱流束q(i)を求める(ステップS4)。
理論関数の上に「ピッタリ」乗っていれば、サンプリン
グ区間のすべての測定温度Tm(i)から求められる熱流
束q(i)は一定の値となるはずがある。しかし、実際
は、仮想原点が正確でない、理論関数通りに温度が
上がらない、の理由により、q(i)は一定とならない。
そこで、サンプリング区間のすべての測定温度Tm(i)
からq(i)を求め、これを平均してqAVE(j)とする(ス
テップS5,S6)。
【0027】この操作を、仮想原点が前方にずれた状態
(−t1)から後方にずれた状態(+t2)まで、すべての原
点に対して実施し(ステップS7)、各原点の位置(j個)
に対して、平均熱流束を求め、これをqAVE(j)(j個)
とする。このq(j)の中に、本当に求めたい熱流束(言
い替えれば、測定温度と理論関数が最も一致した熱流
束)があるはずである。
【0028】次に、「どの原点の位置に対応する熱流束
が、理論関数に最も近いか」の判定は、もう一度理論関
数を用いて行なう。この判定には、理論関数で(原点、
平均熱流束qAVE(j))から(温度)を求める手順で、温度
Ta(j,i)を計算し、測定温度Tm(i)との誤差が最
も小さいものを選ぶという手順をとる(ステップS8,
S9)。この方法が、最も直接的で信頼度も高い。
【0029】ステップS3の手順と同様に、ずらした仮
想原点からの時刻t+Δtjに対して、平均熱流束q
AVE(j)を理論関数に代入して温度Ta(j,i)を計算
する(ステップS9)。そして、Ta(j,i)と測定温度
Tm(i)との差(誤差)を計算し(ステップS10)、サン
プリング区間に対して、誤差の二乗を足し合わせる。足
し合わされた誤差の平均のルート(Root Meat Square)を
計算し、これを誤差の最小2乗平均値E(j)とする(ス
テップS11,S12)。
【0030】この操作を、仮想原点が前方にずれた状態
−t1から後方にずれた状態+t2まで、すべての原点に
対して実施し(ステップS13)、各原点の位置(j個)に
対して、例えば図5(a)に示すように、誤差の最小2乗
平均値E(j)を求める。
【0031】j個の誤差の最小2乗平均値E(j)のう
ち、誤差の最小2乗平均値E(j)が最小となる(誤差が
最小となる)ものが、「理論温度と測定温度が最も一致
した、原点の位置であり、熱流束である」といえる〔例
えば図5(b)〜(d)参照〕。この仮想原点からtjだけ
ずれた点が「真の原点」であり、j番目の熱流束q(j)
が求める熱流束となる(ステップS14)。
【0032】なお、通常、図1のステップS2〜S14
の処理は、ディジタルコンピュータを用いるため、計算
プログラムを作成しておけば、これらの結果は瞬時にし
て得られる。また、図6(a)に示すような超音速風洞に
おけるノズルの熱流束を、本実施例の方法を用いて測定
した結果を図6(b),(c)に示す。
【0033】ところで、表面での熱流束に分布のある場
合や、母材1内部での熱伝導が一次元的でない場合は、
以下の2つの方法で行なう。
【0034】(a)図4(a),(b)に示すように、熱電対
2用の孔3のまわりに断熱用溝6を穿設・加工し、熱電
対2のまわりの熱の流れを一次元的にする。これによ
り、母材1の表面から入った熱は周囲に拡散することな
く、熱電対2の方向に一次元的に流れる。そのため、理
論関数は(3)式の一次元厳密解をそのまま使用すること
ができる。
【0035】(b)理論関数として、有限要素法,差分法
などの数値理論解法で求めた温度結果を時間の多項式で
近似した関数を用いる。つまり、
【0036】
【数3】
【0037】(b0〜bnは定数)で求めておき、 T−T0=q・f(x,a,t) により求める。プログラムのわずかな修正で、あとは同
じアルゴリズムで行なうことができる。この場合、図4
(a),(b)に示すような熱電対2の周囲の溝加工は不要
である。
【0038】このように、本実施例では、一個の温度測
定データからは、「原点」と「熱流束」との両方が不明
確であるため、熱流束を計算するのは困難とされていた
問題点を改良したものである。つまり、非定常熱伝導方
程式(理論関数)は、本来(原点,熱流束)から(温度)を求
める関数であるが、逆に、(原点,温度)から(熱流束)を
も求めることができるのに着目し、測定温度から精度よ
く、熱流束を求める方法を提案したもので、従来の常識
を一新した熱流束測定方法である。このとき、測定され
た温度の「原点」が明確でないことに対しては、前後に
原点をずらし、理論温度と測定温度との誤差が最も小さ
くなる点を選ぶという、最も理にかなった方法をとって
いる。
【0039】従って、従来の積分法では、1点の表面熱
流束に2点以上の熱電対を設置したプラグが必要だが、
本発明の方法では、母材1そのものに熱電対2を埋め込
むだけでよく、しかも1点十分である。また、従来の較
正曲線法では、定常理論の較正曲線を用いているため、
過渡的な温度データからは熱流束を計算できず、また、
較正曲線を得るために電気ヒータによる較正実験が必要
であるが、本発明の方法では較正実験は全く不要であ
る。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の非定常熱
伝導熱流束測定方法によれば、母材の熱的特性が既知の
高融点材料に、加熱面裏側から表面近くまで熱電対を埋
め込み、1点の非定常温度測定データに熱伝導解析理論
関数を近似させることにより、一定時間内の熱流束を計
算しているので、較正実験を行なうことなく、1点のみ
での非定常温度測定データに基づいて熱流束を測定でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての非定常熱伝導熱流束
測定方法の手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図2】本実施例における熱電対の配置例を説明するた
めの要部断面図である。
【図3】本実施例の熱電対による実測データを示すグラ
フである。
【図4】(a),(b)はいずれも熱電対用孔の外周に断熱
用溝を穿設した例を示す要部断面図である。
【図5】(a)は本実施例における仮想原点ごとの誤差の
最小2乗平均値の算出例を示すグラフ、(b)は仮想原点
を前方へずらした場合の温度実測値と温度計算値とを示
すグラフ、(c)は仮想原点が最適位置(Best Fit Point)
である場合の温度実測値と温度計算値とを示すグラフ、
(d)は仮想原点を後方へずらした場合の温度実測値と温
度計算値とを示すグラフである。
【図6】(a)は本方法を実際に適用した超音速風洞の例
を示す模式的な断面図、(b),(c)はいずれも本方法に
より測定された熱流束のデータを示すグラフである。
【符号の説明】
1 母材 2 熱電対 3 熱電対用孔 4 熱流束 5 測定点 6 断熱用溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定すべき熱流束が入射する表面をもつ
    母材において、該熱流束を測定すべき箇所で該表面近傍
    に熱電対を埋設し、該熱電対により非定常温度データを
    測定する一方、 一定時間内の熱流束と温度との関係を与える非定常温度
    解析理論関数を予め定義・設定しておいてから、 時間についての仮想原点と測定すべき熱流束の時間区間
    とを設定し、 該仮想原点を前方から後方までの全ずれ区間内のすべて
    の原点に順次ずらしながら、各仮想原点ごとに当該仮想
    原点と該熱電対による各サンプリング温度とを該非定常
    温度解析理論関数に代入することにより全サンプリング
    温度について熱流束を算出し、該全サンプリング温度に
    ついての熱流束の平均値を算出した後、 該仮想原点を前方から後方までの全ずれ区間内のすべて
    の原点に順次ずらしながら、各仮想原点ごとに算出した
    該熱流束の平均値と当該仮想原点とを該非定常温度解析
    理論関数に代入することにより温度計算値を算出し、該
    温度計算値と該熱電対による温度実測値との誤差につい
    ての最小2乗平均値を算出し、 該最小2乗平均値が最小となる該熱流束の平均値を当該
    区間における熱流束とすることを特徴とする非定常熱伝
    導熱流束測定方法。
  2. 【請求項2】 該非定常温度解析理論関数として、一次
    元非定常熱伝導方程式の厳密解を用いることを特徴とす
    る請求項1記載の非定常熱伝導熱流束測定方法。
  3. 【請求項3】 該熱電対の外周に、該母材の表面裏側か
    ら該表面近傍まで該表面に直交する方向に断熱用溝が穿
    設されていることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の非定常熱伝導熱流束測定方法。
  4. 【請求項4】 該非定常温度解析理論関数として、数値
    理論解法で求めた熱伝導解析結果を多項式近似して求め
    た関数を用いることを特徴とする請求項1記載の非定常
    熱伝導熱流束測定方法。
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