JPH06263347A - エレベータの乗心地評価装置 - Google Patents

エレベータの乗心地評価装置

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Publication number
JPH06263347A
JPH06263347A JP4837993A JP4837993A JPH06263347A JP H06263347 A JPH06263347 A JP H06263347A JP 4837993 A JP4837993 A JP 4837993A JP 4837993 A JP4837993 A JP 4837993A JP H06263347 A JPH06263347 A JP H06263347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
vibration
pendulum
comfortableness
human body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4837993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideya Obara
英也 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4837993A priority Critical patent/JPH06263347A/ja
Priority to DE69315952T priority patent/DE69315952D1/de
Priority to EP93308199A priority patent/EP0593296B1/en
Priority to US08/136,130 priority patent/US5402861A/en
Priority to KR1019930021402A priority patent/KR0131867B1/ko
Publication of JPH06263347A publication Critical patent/JPH06263347A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベータの乗り心地の評価方法として、か
ご床に加速度ピックアップを取付けて横振動を測定して
いた。これはかご床のよこ揺れを乗り心地として測定し
ているので、実際に乗客が感じる乗り心地とは掛け離れ
ている。そこでもっと人そのものが感じる乗り心地を直
接測定してより正しい乗り心地を評価できるようにした
い。 【構成】 人間を振子でモデル化して、これをかごに乗
せて測定する。即ち、振子を測定箱の天井に吊下げ、先
端のおもりの水平方向をばねで支持して、脚でかご床面
に立つ人間のモデルとする。このような構成のおもりの
加速度を測定して、人体に加わる加速度を直接測定し乗
り心地評価の基準値とする。このような測定によって、
人体が感じる乗り心地により近付き、その評価の信頼性
が上がり、かごの乗り心地調整も容易で且より的確なも
のとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータのかごの乗
心地評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータかごの乗心地評価のた
めの振動測定方法およびその装置を図4を参照して説明
する。
【0003】かご1は、かご枠2とこれに載置されたか
ご室3で構成されている。
【0004】そしてかご1の乗心地を評価するための振
動測定方法は、まずかご室3の床上に加速度計4を取付
けてかご室3の床面の各方向の振動を加速度計4で検出
し、電圧に変換する。そしてその電圧信号をアンプ5に
よって増幅し、その振動波形データをデータレコーダ6
に取り込むことにより振動を測定する。
【0005】上記のようにかご1のかご室3の床面の振
動加速度を測定することによってかご1の乗心地を評価
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成ではかごの床面の振動を測定しているため、実際
に人間が感じる乗心地を測ることはできない。よって乗
心地を評価することは困難である。
【0007】また乗心地を評価するにあたってはかご床
面の振動データを使って、解析やデータ処理を行うこと
によって乗心地を評価しなければならないため、評価す
る人の経験、知識および技術が必要な上に時間が掛かっ
てその場ですぐに乗心地を評価することは難しい。
【0008】
【課題を解決するための手段】測定箱内に振子を吊し、
その先端のおもりをばねで支持したものを、かご床面に
立つ人間のモデルとし、そのおもりの振動加速度を測定
する加速度計(測定器)を備えた測定装置をかごの乗り
心地評価装置とする。
【0009】
【作用】この構成により、人間に見立てたおもりの振動
加速度を測定することによって人間の感じる乗心地を評
価する。つまり人間が不快に感じ易い4〜8HZ(人体
の固有振動数)にこのおもりの固有振動数を合わせるこ
とにより、その振動周波数の時、人体モデルのおもりが
どれ位の振動加速度で揺れるかを測定することができ
る。
【0010】
【実施例】本発明を図1〜図2に示めす実施例に基づい
て説明する。
【0011】乗心地評価装置7は剛性のある枠8の回り
に板を貼って測定箱7を構成し、この箱の天井からユニ
バーサルジョイント9を介して振子のアーム10を取付
ける。アーム10の先端に、おもり11を取付けて振子
12を構成する。アーム10には取付穴を複数個開けお
もりの取付位置を変えて、振子の長さlを変えられるよ
うにしておく。そしてそのおもり11は、左右および前
後からばね13で支持する。
【0012】このように構成した測定器箱を乗心地評価
装置7として、かご室3の床面に設置し、かご1の振動
加速度による乗り心地を測定する。。
【0013】人体をモデル化したおもりの重量を人間の
体重(65Kgf)とした時、この装置のばねのばね定
数Kと振子の長さ(アームの支点とおもりの重心間距離
l)を調整することによって、おもりの横揺れ振動モー
ドの固有振動数fを人間の体の固有振動数に合わせて、
おもりで人間の体を模擬する。
【0014】ここで、この装置のおもりの横揺れの振動
モードの固有振動数fは f=[1/(2π)]×[(2K/M)+(G/l)]1/2 (HZ) となる。
【0015】ただしK:弾性体のばね定数(Kgf/m
m)、 M:おもりの質量(Kg) G:重力加速度(mm/sec2) l:振子の長さ(アームの支点とおもりの重心間距離l
mm) である。
【0016】そこでこの人体モデルのおもりの振動加速
度を測定することによって人間の感じる振動加速度を測
定することができる。
【0017】また、おもりを人間の体重にあわせてモデ
ル化すると、この装置のままでは重量、大きさの面から
作業性が多少悪くなることがある。そこでそのような場
合には、人体を縮小モデル化し、そのモデルでのおもり
の振動加速度を相似則またはおもり重量65Kgfの時
との相対実験によって得られた値で計算してやることに
よって人間の感じる振動加速度を測定することができ
る。
【0018】このような構成の測定装置により、人間の
感じる周波数(つまり人間の体の固有振動数と一致し、
体が共振する周波数)での振動加速度を測定することが
できる。しかも、かご室床の揺れから生じて人間の体が
感じる振動加速度を人間の体をモデル化したおもりの横
揺れ振動加速度の測定によって単にかご室床の振動では
なく測定することができる。
【0019】したがってエレベータ乗心地を適正に評価
することができる。また測定箱を床面の任意の位置に設
定することにより、乗客の乗り込み位置の違いによる乗
心地の変化を測定することが容易にできる。
【0020】測定によって得られたデータによって乗心
地を早く正確に評価することができ、よってデータの加
工、処理をする事が必要なく、また現地などの調整、ト
ラブル時においても現場で加速度計によって振動加速度
を測定しなくても、この装置の固有振動数を変えること
により、振動の周波数を検出し、またおもりの揺れを目
で見ることによってある程度の振動レベルは検討が付き
評価することができる。
【0021】なお、本発明の他の実施例として(図3参
照方)、おもり11をリニアガイド14の上に載せて、
おもり11はばね13によって支持する。そしてこのば
ね13のばね定数を変化させることによって、おもりの
左右の並進モードの固有振動数を調整して、人間の体感
する振動を測定しても良い。
【0022】この場合のおもりの横揺れの振動モードで
の固有振動数fは f=(1/2π)×(2K/M)1/2 (HZ) となる。
【0023】ただしK:弾性体のばね定数(Kgf/m
m) M:おもりの質量(Kg) である。
【0024】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば人
間の感じる振動を素早く、正確に測定して、乗心地を評
価することができ、現地での乗り心地調整も容易となり
乗り心地の良いエレベータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベータかごの正面断面図、
【図2】(a)本発明による測定装置の平面断面図、
(b)、(a)の正面図、
【図3】本発明の他の実施例による測定装置の正面断面
図である。
【図4】従来のエレベータかごの正面断面図である。
【符号の説明】
1 かご 2 かご枠 3 かご室 4 加速度計 7 乗り心地評価装置 8 枠 11 おもり 12 振子 14 リニアガイド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体モデルとして、おもりを水平方向に
    弾性体で支持した振子を測定箱内に吊り下げ、更に、こ
    のおもりの振動加速度の測定器を備えてなることを特徴
    とするエレベータの乗心地評価装置。
  2. 【請求項2】 前記振子のおもりを支持する弾性体のば
    ね定数、或いは振子の長さを変えて、おもりの横揺れの
    振動モードの固有振動数を人体の固有振動数(4〜8H
    Z)に調整出来るようにしたことを特徴とする請求項1
    記載のエレベータの乗心地評価装置。
  3. 【請求項3】 おもりの重量を人間の標準体重或いはそ
    の値の1/2 〜 1/10 としたことを特徴とする請求項1記
    載のエレベータの乗心地評価装置。
  4. 【請求項4】 水平方向にリニアガイドでガイドすると
    共に、移動方向の前後に弾性体を介在させた人体モデル
    としてのおもりを、測定箱内に収め、このおもりの振動
    加速度の測定器を備えてなることを特徴とするエレベー
    タの乗心地評価装置。
JP4837993A 1992-10-15 1993-03-09 エレベータの乗心地評価装置 Pending JPH06263347A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4837993A JPH06263347A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 エレベータの乗心地評価装置
DE69315952T DE69315952D1 (de) 1992-10-15 1993-10-14 Personenaufzugskabine
EP93308199A EP0593296B1 (en) 1992-10-15 1993-10-14 Elevator passenger car
US08/136,130 US5402861A (en) 1992-10-15 1993-10-15 Elevator passenger car and device for evaluating feel of ride in elevator
KR1019930021402A KR0131867B1 (ko) 1992-10-15 1993-10-15 승용엘리베이터 및 그의 탑승감 평가장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4837993A JPH06263347A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 エレベータの乗心地評価装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06263347A true JPH06263347A (ja) 1994-09-20

Family

ID=12801691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4837993A Pending JPH06263347A (ja) 1992-10-15 1993-03-09 エレベータの乗心地評価装置

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JP (1) JPH06263347A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012920A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012920A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータシステム

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