JPH0626236U - 油入コンデンサ装置 - Google Patents

油入コンデンサ装置

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JPH0626236U
JPH0626236U JP7069492U JP7069492U JPH0626236U JP H0626236 U JPH0626236 U JP H0626236U JP 7069492 U JP7069492 U JP 7069492U JP 7069492 U JP7069492 U JP 7069492U JP H0626236 U JPH0626236 U JP H0626236U
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oil
filled
metal container
capacitor
condenser
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義明 松本
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接地された金属容器内に油入コンデンサを絶
縁して収納し、その金属容器内に絶縁媒体を充填してコ
ンデンサ装置を構成するとき、油量調整機構を必要とす
る油入コンデンサを使用した場合でも、金属容器として
大容積のものを必要とせず、かつコンデンサ油の洩れの
検出、劣化度合いの判定などを容易にすることを目的と
する。 【構成】 油入コンデンサを収納する金属容器の上部に
絶縁スペーサを介して管体を設ける。この管体の一端を
油入コンデンサの内部に連通し、他端を外部の油量調整
装置に連通する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は油入コンデンサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
油入コンデンサを利用したコンデンサ装置において、対地絶縁のために、接地 された金属容器内に油入コンデンサを絶縁して収納し、その金属容器内に絶縁ガ ス、絶縁油などの絶縁媒体を充填して構成することがある。その場合、通電時お よび停止時における温度差または周囲の温度変化に対し、この種油入コンデンサ には油量調整機能が必要となる。
【0003】 油入コンデンサとして、たとえば壁が可撓性である罐形ケースを使用したコン デンサである場合は、その壁の撓みにより油量調整を行なうので、特に油量調整 機構は不要であるが、この種コンデンサは比較的小容量(100〜500kVA 程度)であるため、大容量のコンデンサ装置を製作しようとするときは、多数の 罐形コンデンサが必要となる。
【0004】 これを避けるためにはタンク形の油入コンデンサを使用すればよいが、この種 油入コンデンサには、罐形コンデンサのようにケースの壁に可撓性がなく、それ 自体で油量調整を行なう機能がないため、フィーディングタンク、コンサベータ のような油量調整機構が別途必要となる。そしてこのような油量調整機構をコン デンサタンクの上に搭載したコンデンサを、接地された金属容器内に収納しなけ ればならない。
【0005】 しかしこのように構成すると、コンデンサ自体が充電部であるため、これに接 続される油量調整機構にも電界緩和のための対策を施さなければならず、したが ってこれらを収納するタンクとして容積の大きいものを使用しなければならない ことになる。
【0006】 また油入コンデンサは金属容器内に完全に密封されて内蔵されているため、コ ンデンサ油の洩れの検出、あるいはコンデンサ油の劣化度合いの判定ができない などの不便がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、接地された金属容器内に油入コンデンサを絶縁して収納し、その金 属容器内に絶縁ガス、絶縁油などの絶縁媒体を充填してコンデンサ装置を構成す るにあたり、油入コンデンサとして油量調整機構を必要とするコンデンサを使用 した場合でも、金属容器として大容積のものを必要とすることなく、かつコンデ ンサ油の洩れの検出、劣化度合いの判定などを容易にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、油入コンデンサを収納する金属容器の上部に絶縁スペーサを介して 管体を設け、この管体の一端を油入コンデンサの内部に連通し、他端を外部の油 量調整装置に連通したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
油入コンデンサの内部は管体を介して、金属容器の外部にある油量調整装置に 連通する。したがって金属容器内には油量調整機構を設置する必要はなく、金属 容器として大容積のものを使用しなくてもよい。油入コンデンサのコンデンサ油 は、金属容器の外部に導出されるので、金属容器の外部でコンデンサ油を採取し たり、油量を計測することができるようになる。
【0010】
【実施例】
本考案の実施例を図によって説明する。1は接地された金属容器、2は油量調 整機構を必要とする油入コンデンサ、たとえばタンク形の油入コンデンサで、金 属容器1内に密封して、かつ金属容器1に対して絶縁して設置される。たとえば 適当な絶縁碍子3によって金属容器1内に支持される。金属容器1内には絶縁ガ ス、絶縁油のような絶縁媒体が封入されている。油入コンデンサ2から引き出さ れた導体4は絶縁スペーサ5を介して金属容器1の外部に導出される。
【0011】 本考案にしたがい、金属容器1の上部、たとえば金属容器1の上蓋に、絶縁ス ペーサ6を取り付け、この絶縁スペーサ6の中心に管体7を固定する。これによ り管体7は金属容器1に対して絶縁して設置される
【0012】 絶縁スペーサ6の上部には油ポケット室8が設置されている。管体7の下端は パイプ9を介して油入コンデンサ2の内部に連通している。また上端は油ポケッ ト室8に開口している。油ポケット室8はパイプ10を介して油量調整装置11 に連通している。
【0013】 図の例は金属容器1内に複数(図の例では2台)の油入コンデンサ2を設置し た構成を示している。このような場合は、各油入コンデンサ2の内部を適当なパ イプ12を介して管体7の下端に連通しておく。13はコンデンサ油、14は油 ポケット室8内のコンデンサ油を必要に応じて採取するときに使用するドレンバ ルブである。
【0014】 以上の構成において、油入コンデンサ2の内部のコンデンサ油13が増減した 場合、そのコンデンサ油13はパイプ9、管体7を介して油ポケット室8に流出 入し、更に油量調整装置11に流出入する。これによって所要の油量の調整が行 なわれる。
【0015】 油入コンデンサ2として油量調整機構を必要とするコンデンサを使用した場合 でも、油量調整装置11を金属容器1の外部に設置したので、金属容器1として 大容積のものを使用する必要はなくなる。
【0016】 油入コンデンサ2内のコンデンサ油13は、管体7を介して金属容器1の外部 に取り出されるので、油入コンデンサ2を金属容器1内に密封して設置してあっ ても、コンデンサ油13の劣化の度合い、油洩れの検出が可能となる。
【0017】 特に油量調整装置11に油面計付きのものを利用すれば、油洩れの検出はもち ろん、異常過熱の発生などは更に容易に検出できる。また油量調整装置11にガ ス検出器あるいはプレッシャースイッチを付設すれば、油入コンデンサ2のコン デンサ素子の故障も検出できるようになる。
【0018】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、油量調整機構を必要とする油入コンデン サを、接地された金属容器に絶縁して設置した場合でも、金属容器として大容積 のものを使用する必要はなくなり、また油入コンデンサのコンデンサ油の劣化の 度合いなり、油洩れの検出なども容易となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】図1の一部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 金属容器 2 油入コンデンサ 3 絶縁碍子 6 絶縁スペーサ 7 管体 11 油量調整装置 13 コンデンサ油

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地された金属容器内に、油量調整機構
    を必要とする油入コンデンサを絶縁して収納し、前記金
    属容器内に絶縁媒体を充填してなるコンデンサ装置にお
    いて、前記金属容器の上部に絶縁スペーサを介して管体
    を設け、前記管体の一端を前記油入コンデンサの内部に
    連通し、他端を前記金属容器の外部に設置した油量調整
    装置に連通してなる油入コンデンサ装置。
JP1992070694U 1992-08-28 1992-08-28 油入コンデンサ装置 Expired - Fee Related JP2599584Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS476348U (ja) * 1971-02-15 1972-09-21
JPS5036667U (ja) * 1973-07-27 1975-04-17
JPS6122329U (ja) * 1984-07-13 1986-02-08 日新電機株式会社 油入電気機器用タンク

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6122329U (ja) * 1984-07-13 1986-02-08 日新電機株式会社 油入電気機器用タンク

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