JPH06262301A - 溶鋼被覆保温材 - Google Patents
溶鋼被覆保温材Info
- Publication number
- JPH06262301A JPH06262301A JP8029793A JP8029793A JPH06262301A JP H06262301 A JPH06262301 A JP H06262301A JP 8029793 A JP8029793 A JP 8029793A JP 8029793 A JP8029793 A JP 8029793A JP H06262301 A JPH06262301 A JP H06262301A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten steel
- insulating material
- heat insulating
- building materials
- covering
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/58—Construction or demolition [C&D] waste
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/78—Recycling of wood or furniture waste
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 廃棄処分以外に有効利用する途がなかった廃
棄物を有効利用すると共に、コスト低減を図ることが可
能な溶鋼被覆保温材を提供すること。 【構成】 建築廃材あるいは/及び生活用生ゴミの焼却
灰を主原料とする。
棄物を有効利用すると共に、コスト低減を図ることが可
能な溶鋼被覆保温材を提供すること。 【構成】 建築廃材あるいは/及び生活用生ゴミの焼却
灰を主原料とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶鋼の表面を被覆して湯
面と大気を隔てさせ湯面よりの冷却、酸化等の障害を防
止する溶鋼被覆保温材の改良に関するものである。
面と大気を隔てさせ湯面よりの冷却、酸化等の障害を防
止する溶鋼被覆保温材の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、取鍋その他の溶融金属容器中の溶
融金属の湯面を保温するために焼モミガラ、ワラ灰等の
有機性保温材あるいはパーライト、ヒル石その他の膨張
石系の保温材が用いられてきた。すなわち、特に加熱設
備を持たない取鍋などの容器内の溶融金属の湯面よりの
冷却、酸化等の防止並びに鋳造の際押湯部に収縮孔を生
じさせない目的で押湯頂面を前記保温材で被覆してい
た。
融金属の湯面を保温するために焼モミガラ、ワラ灰等の
有機性保温材あるいはパーライト、ヒル石その他の膨張
石系の保温材が用いられてきた。すなわち、特に加熱設
備を持たない取鍋などの容器内の溶融金属の湯面よりの
冷却、酸化等の防止並びに鋳造の際押湯部に収縮孔を生
じさせない目的で押湯頂面を前記保温材で被覆してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来型保温材の主原材料は他に有効な用途があるばか
りでなくコスト高となっていた。本発明は前記した事情
に鑑みてなされたものであり、その目的は、廃棄処分以
外に有効利用する途がなかった廃棄物を有効利用すると
共にコスト低減を図ることが可能な溶鋼被覆保温材を提
供するにある。
た従来型保温材の主原材料は他に有効な用途があるばか
りでなくコスト高となっていた。本発明は前記した事情
に鑑みてなされたものであり、その目的は、廃棄処分以
外に有効利用する途がなかった廃棄物を有効利用すると
共にコスト低減を図ることが可能な溶鋼被覆保温材を提
供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した目的を
達成するため、建築廃材あるいは/及び生活用生ゴミの
焼却灰を主原料とすることを特徴としている。このとき
溶鋼被覆保温材は建築廃材あるいは/及び生活用生ゴミ
の焼却灰50〜95重量%、結合材0.5〜15重量
%、加熱膨張材0.5〜3.0重量%、その他必要に応
じて硅砂を添加して粒状、塊状物としたものとすること
ができる。また、建築廃材としては紙屑、木屑、あるい
は/及び木片を用いることができる。
達成するため、建築廃材あるいは/及び生活用生ゴミの
焼却灰を主原料とすることを特徴としている。このとき
溶鋼被覆保温材は建築廃材あるいは/及び生活用生ゴミ
の焼却灰50〜95重量%、結合材0.5〜15重量
%、加熱膨張材0.5〜3.0重量%、その他必要に応
じて硅砂を添加して粒状、塊状物としたものとすること
ができる。また、建築廃材としては紙屑、木屑、あるい
は/及び木片を用いることができる。
【0005】
【作用】この溶鋼被覆保温材は溶鋼金属の表面を被覆し
て湯面と大気を隔てさせ湯面よりの冷却、酸化等の障害
を防止する。
て湯面と大気を隔てさせ湯面よりの冷却、酸化等の障害
を防止する。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。尚、以下に示す%はすべて重量パーセントを表
わす。 実施例1 容量80トンの取鍋に溶鋼を鋳込み、保温材を添加して
鋳込開始時から30分後及び60分後の溶鋼表面温度を
測定し、60分後の降下温度により各保温材の保温性能
を判定した(実炉テスト)。このときに用いた保温材は
表1に示す配合割合、及び物性を有しており、表1に示
す成分に水を添加しながら混練を行ない、造粒機で粒状
成形物にした後、約200℃で1時間乾燥して得られ
た。表1の原材料中、灰は建築廃材としての紙屑、木
屑、及び木片の焼却灰であり、フェノール樹脂及びスタ
ーチは結合材として、酸処理黒鉛は加熱膨張材としてそ
れぞれ添加されている。
明する。尚、以下に示す%はすべて重量パーセントを表
わす。 実施例1 容量80トンの取鍋に溶鋼を鋳込み、保温材を添加して
鋳込開始時から30分後及び60分後の溶鋼表面温度を
測定し、60分後の降下温度により各保温材の保温性能
を判定した(実炉テスト)。このときに用いた保温材は
表1に示す配合割合、及び物性を有しており、表1に示
す成分に水を添加しながら混練を行ない、造粒機で粒状
成形物にした後、約200℃で1時間乾燥して得られ
た。表1の原材料中、灰は建築廃材としての紙屑、木
屑、及び木片の焼却灰であり、フェノール樹脂及びスタ
ーチは結合材として、酸処理黒鉛は加熱膨張材としてそ
れぞれ添加されている。
【0007】
【表1】 そしてこれらの保温材は取鍋中の溶鋼上に100Kg投
入した。投入後各保温材は溶鋼湯面のほぼ全面を被覆
し、溶鋼から熱を受けて膨張し、5分後には40〜50
mm厚さの被覆層を形成した。
入した。投入後各保温材は溶鋼湯面のほぼ全面を被覆
し、溶鋼から熱を受けて膨張し、5分後には40〜50
mm厚さの被覆層を形成した。
【0008】このときの実炉テスト結果を表2に示す。
【表2】 表2から本発明品は比較例に比べて降下温度が小さく保
温性能が優れていることが理解できる。また、本発明品
の中でも灰成分の配合率が高くなればなる程降下温度が
小さくなる傾向が認められ、建築廃材の焼却灰が保温材
の主たる原材料となり得ることを立証できた。
温性能が優れていることが理解できる。また、本発明品
の中でも灰成分の配合率が高くなればなる程降下温度が
小さくなる傾向が認められ、建築廃材の焼却灰が保温材
の主たる原材料となり得ることを立証できた。
【0009】実施例2 表1に示す配合成分の内、結合材としてのフェノール樹
脂及びスターチ、及び加熱膨張材としての酸処理黒鉛の
配合割合について実施例1に示す実炉テストを行なって
検討した。このとき結合材及び加熱膨張材の配合割合の
増減は硅砂の配合割合を減増して調整した。但し、本発
明品3においては結合材及び加熱膨張材の配合割合の増
減は灰成分の配合割合を減増して調整した。その結果、
結合材0.5〜15%、及び加熱膨張材0.5〜3.0
%の範囲内では実施例1と同様な傾向が認められたが、
前記配合割合の範囲外では保温性能が低下し、また結合
材0.5%未満では所望の粒状物が得られないという不
具合があった。
脂及びスターチ、及び加熱膨張材としての酸処理黒鉛の
配合割合について実施例1に示す実炉テストを行なって
検討した。このとき結合材及び加熱膨張材の配合割合の
増減は硅砂の配合割合を減増して調整した。但し、本発
明品3においては結合材及び加熱膨張材の配合割合の増
減は灰成分の配合割合を減増して調整した。その結果、
結合材0.5〜15%、及び加熱膨張材0.5〜3.0
%の範囲内では実施例1と同様な傾向が認められたが、
前記配合割合の範囲外では保温性能が低下し、また結合
材0.5%未満では所望の粒状物が得られないという不
具合があった。
【0010】実施例3 本実施例は灰成分として生活用生ゴミの焼却灰を用いて
実炉テストを行なった。このときに用いた本発明に係る
保温材(本発明品)は表3に示すような配合組成及び物
性を有しており、実施例1と同様な方法で成形して粒状
成形物となっている。また、本実施例では比較例として
従来型保温材であるヒル石を用いた。
実炉テストを行なった。このときに用いた本発明に係る
保温材(本発明品)は表3に示すような配合組成及び物
性を有しており、実施例1と同様な方法で成形して粒状
成形物となっている。また、本実施例では比較例として
従来型保温材であるヒル石を用いた。
【0011】
【表3】
【0012】実炉テストは300トン取鍋中の溶鋼上に
保温材300kgを投入し、鋳込開始時から60分後の
溶鋼表面温度を測定し、そのときの降下温度を以て保温
性能を判定した。その結果、本発明品は鋳込開始時から
60分後の降下温度は5℃となり、従来型保温材のそれ
が15℃であるのに比べて極めて優れた保温性能を示し
た。また、本発明品は投入後、溶鋼表面の略全面を被覆
し、投入時の粉塵の発生も極めて少ないものであった。
前記した結果より、生活用生ゴミの焼却灰が保温材の主
たる原材料として有効であることが立証された。また、
表3に示す灰成分として建築廃材及び生活用生ゴミの焼
却灰を混合して用いたが、この場合も前記したと同様な
結果が得られた。
保温材300kgを投入し、鋳込開始時から60分後の
溶鋼表面温度を測定し、そのときの降下温度を以て保温
性能を判定した。その結果、本発明品は鋳込開始時から
60分後の降下温度は5℃となり、従来型保温材のそれ
が15℃であるのに比べて極めて優れた保温性能を示し
た。また、本発明品は投入後、溶鋼表面の略全面を被覆
し、投入時の粉塵の発生も極めて少ないものであった。
前記した結果より、生活用生ゴミの焼却灰が保温材の主
たる原材料として有効であることが立証された。また、
表3に示す灰成分として建築廃材及び生活用生ゴミの焼
却灰を混合して用いたが、この場合も前記したと同様な
結果が得られた。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば廃棄
処分以外に施す手段のない建築廃材あるいは/及び生活
用生ゴミの焼却灰を有効利用する途を見出したばかりで
なく、従来型保温材と同等以上の保温性能を有する溶鋼
被覆保温材を低コストで提供することができた。
処分以外に施す手段のない建築廃材あるいは/及び生活
用生ゴミの焼却灰を有効利用する途を見出したばかりで
なく、従来型保温材と同等以上の保温性能を有する溶鋼
被覆保温材を低コストで提供することができた。
Claims (3)
- 【請求項1】 建築廃材あるいは/及び生活用生ゴミの
焼却灰を主原料とする溶鋼被覆保温材。 - 【請求項2】 建築廃材あるいは/及び生活用生ゴミの
焼却灰50〜95重量%、結合材0.5〜15重量%、
加熱膨張材0.5〜3.0重量%、その他必要に応じて
硅砂を添加して粒状、塊状物とした請求項1記載の溶鋼
被覆保温材。 - 【請求項3】 前記建築廃材が紙屑、木屑、あるいは/
及び木片である請求項1記載の溶鋼被覆保温材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8029793A JPH06262301A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 溶鋼被覆保温材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8029793A JPH06262301A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 溶鋼被覆保温材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06262301A true JPH06262301A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=13714345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8029793A Pending JPH06262301A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 溶鋼被覆保温材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06262301A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114247856A (zh) * | 2021-11-26 | 2022-03-29 | 山东莱钢永锋钢铁有限公司 | 一种应用于铁水包内铁水保温的方法 |
-
1993
- 1993-03-16 JP JP8029793A patent/JPH06262301A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114247856A (zh) * | 2021-11-26 | 2022-03-29 | 山东莱钢永锋钢铁有限公司 | 一种应用于铁水包内铁水保温的方法 |
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