JPH06259398A - 波形生成装置 - Google Patents

波形生成装置

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JPH06259398A
JPH06259398A JP5041006A JP4100693A JPH06259398A JP H06259398 A JPH06259398 A JP H06259398A JP 5041006 A JP5041006 A JP 5041006A JP 4100693 A JP4100693 A JP 4100693A JP H06259398 A JPH06259398 A JP H06259398A
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JP
Japan
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waveform
output
time
data
shift register
Prior art date
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Pending
Application number
JP5041006A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Sakamoto
憲治 坂本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 波形生成装置において、精度のよい予測を行
うと同時に、予測結果を入力に組み入れることで収束も
発散もしない波形を生成することができる波形生成装置
を提供する。 【構成】1単位時間毎にデータを過去にシフトするシフ
トレジスタ102と、そのシフトレジスタからある時間
間隔でサンプリングするサンプリング装置104と、サ
ンプリングデータを入力とするニューラルネット演算装
置105と、ニューラルネット演算装置の出力を現時点
の入力データに加算する加算装置106と、加算結果を
シフトレジスタ上で予測時間に対応するアドレスに格納
する格納装置107とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば扇風機、エアコ
ンにおける、ゆらぎを持った風速設定、温度設定等に利
用できる、ゆらぎを持った波形を生成する波形生成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の波形生成装置において用いられて
いる波形の予測方法としては、次のような方法がある。
【0003】一つの方法は、線形予測法と呼ばれ、以下
のようにして波形の予測を行う。
【0004】 X(t)=a0+a1*X(t-1)+a2*X(t-2)+...+ap*(t-p) (1) ここで、tを予測する時点の時刻、X(t-1),X(t-2),...,
X(t-p)が既知の波高値、X(t)が予測した波高値、a0,
a1,..,apは定数である。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、この
線形予測法を利用した波形生成装置には次のような問題
点があった。つまり、過去のデータの線形結合で波形の
予測が行われるため真の値と予測される値との差が大き
い。また、予測された値を次の点を予測するデータに組
み入れると、系が線形であるので、予測される波形が発
散あるいは収束する。従って、この線形予測法を用いた
波形生成装置によりゆらぎのある波形を生成しようとし
ても、生成される波形が発散あるいは収束すると言った
問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、複雑な波形を生
成でき、再帰的にデータを入力して波形を生成したとき
にでも発散や収束しない波形を生成することのできる波
形生成装置を提供することにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】上述の問題点を解決す
るため、本発明では、波形生成装置を、(1)時系列デ
ータを格納し、制御信号が入力される毎にデータをシフ
トするシフトレジスタと、シフトレジスタに格納されて
いる時系列データを間隔dでサンプリングするサンプリ
ング手段と、サンプリングされたデータを入力として、
ニューラルネットの演算を行うニューラルネット演算手
段と、得られた出力値を現時刻のデータに加算する加算
器と、加算器の出力を波形生成予測時間に対応するシフ
トレジスタのアドレスに格納する格納手段と、加算器の
出力を外部に出力する出力手段を備え、時系列の生成を
繰り返し行えることを特徴とした波形予測装置、(2)
ニューラルネット演算手段の出力をシフトレジスタに
格納する格納手段と、ニューラルネット演算手段の出力
を外部に出力する出力手段を備えることを特徴とする波
形生成装置、(3)異なるサンプリング間隔dをもった
サンプリング手段を複数個備え、各サンプリングされた
波高値を異なるニューラルネット演算手段に入力するこ
とを特徴とする波形生成装置、(4)サンプリングされ
るデータのうち最も時間的に新しい時刻をtとすると
き、シフトレジスタ上の時刻t+m(m>1)に対応す
るアドレスに得られた出力値を格納する格納手段を備え
ることを特徴とする波形生成装置としている。
【0008】
【作用】上記波形生成装置によると、シフトレジスタに
格納されているデータをサンプリング手段によりデータ
をサンプリングする。得られたデータは、ニューラルネ
ット演算手段に入力される。
【0009】このニューラルネットは、入力データに対
して予測すべき波形生成データと現時点のデータとの差
を出力するようにあらかじめ構成されているので、ニュ
ーラルネット演算手段の出力と現時点のデータの値を加
算器により加算することで予測すべき点の値が求まる。
【0010】ここで、ニューラルネットは非線形な系で
あり、任意の入出力関係を実現できるので、前述のよう
に予測を精度良く行うことは可能である。
【0011】この得られた予測値を格納手段によりシフ
トレジスタの予測時間に対応するアドレスに書き込む。
データが書き込まれるとシフトレジスタを時間的に過去
にシフトし、この新しく求まったデータから前述と同様
にサンプリング装置によりデータをサンプルする。この
ように求まったデータを入力に組み入れて行くことによ
り、無限にデータ系列を生成することができる。
【0012】
【実施例】次に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
【0013】図1は、本発明に係る波形生成装置の一実
施例を示したブロック図である。
【0014】この図1において、101は、全体の制御
を司る制御装置。102は、データを格納するシフトレ
ジスタである。103は、初期値格納装置でシフトレジ
スタの初期値を記憶している。104は、シフトレジス
タから適当なサンプリング間隔でデータをサンプルする
サンプリング装置である。105は、あらかじめ決めら
れたニューラルネットの構造に基づいて、ニューラルネ
ットの積和演算を行うニューラルネット演算装置であ
る。106は、ニューラルネット演算装置105の出力
とシフトレジスタからサンプリングされたデータを加算
するための加算器である。107は、加算器の出力をシ
フトレジスタに記憶するための格納装置である。108
は、加算器の出力を外部に出力するための出力装置であ
る。
【0015】以下に、この図1の波形生成装置の動作に
ついて説明する。
【0016】まず、外部から制御装置101に装置の開
始を命ずる信号が入力されると、初期値格納装置103
を起動し、シフトレジスタ102に初期値を書き込む。
【0017】このシフトレジスタの構造は、図3のよう
に構成されている。ここで、シフトレジスタのアドレス
を0,1,..,Mとし、アドレス値の小さい方のアド
レスを時系列の過去に割り当てる。
【0018】次に、サンプリング装置104は、あらか
じめ設定されたサンプリング間隔dで、シフトレジスタ
の内容を読み出す。これらの値を、(a(t),a(t-d),a(t-2
d),..,a(t-(n-1)d))とする。ここで、nは、読み出すデ
ータの個数で、後で述べるニューラルネットの入力ユニ
ット数に相当する。
【0019】サンプリング装置により読み込まれたデー
タは、ニューラルネット演算装置105に入力される。
ニューラルネット演算装置で計算されるニューラルネッ
トの構造は、図4のように構成されている。入力層のユ
ニット41の個数は20であり、中間層のユニット42
の個数は3であり、出力層のユニット43の個数は1で
ある。
【0020】次に、このニューラルネットの計算方法に
ついて述べる。
【0021】入力ユニットに入力される値をxiとす
る。ここで、iは入力ユニットの番号を表している。先
程のデータとの関係を言うと、 x20 = a(t) x19 = a(t−1) x18 = a(t−2d) .... x1 = a(t−19d) である。
【0022】いま、現在時刻をt、予測時刻をt+mと
する。
【0023】中間層のi番目のユニットから入力層のj
番目のユニットにつながる重み係数をwi,j、閾値をθi
とすると、中間層の各ユニットの入力値uiは、以下の
式で求められる。
【0024】
【数1】
【0025】中間層の各ユニットに入力された値は、シ
グモイド関数 f(x) = 1/1+exp(−x) をとおして出力されるので、中間層のユニットの出力h
iはそれぞれ、 hi = f(ui) (1≦i≦3) になる。
【0026】出力層のユニットから中間層のi番目のユ
ニットにつながる重み係数をvi、閾値をδとすると、
出力層のユニットの出力値oは、
【0027】
【数2】
【0028】ここで用いられる各重み係数は、バックプ
ロパゲーション法で学習を行い求めることができる。こ
の重み係数の一例を図5に示す。
【0029】このニューラルネットは、現在の時刻tで
のデータの値に対して、時刻(t+m)でのデータの値
との差を出力するように学習がされているとする。
【0030】次に、ニューラルネットの出力値oと現在
の時刻のデータの値a(t)を加算器106により加算し、
時刻(t+m)でのデータの値を求める。この得られた
値は、格納装置107により、シフトレジスタ102の
時刻(t+m)に対応するアドレスに書き込まれる。そ
れと同時に、この値は出力装置108を通して外部に出
力され、扇風機の風速設定、エアコンの温度設定等、各
種の制御機器等に使われる。
【0031】外部に出力される値の一例を図6に示す。
この図6において、横軸が時間、縦軸が波高値である。
【0032】これらの各装置を起動するタイミングは、
すべて制御装置101が司っている。
【0033】図2は、本発明に係る波形生成装置の他の
実施例である。
【0034】第1の発明と異なる点についてのみ以下に
詳細に述べる。
【0035】サンプリング装置104により、サンプリ
ングされたデータは、ニューラルネット演算装置105
に入力される。このニューラルネット演算装置105の
出力は、格納装置107により、シフトレジスタ102
に書き込まれる。それと同時に、出力装置108を通し
て、外部の制御機器等に出力される。
【0036】なお、本発明の実施例で用いたニューラル
ネットの構造は、一例であり、生成する波形の時系列の
複雑さに応じて構造を決定すれば良い。
【0037】また、上記各実施例において、サンプリン
グ装置104として、異なるサンプリング間隔dをもっ
たサンプリング装置を複数個用意しておき、サンプリン
グされた波高値を異なるニューラルネット演算105に
入力するようにしてもよい。
【0038】さらに、上記各実施例において、サンプリ
ング装置104でサンプリングされるデータのうち最も
時間的に新しい時刻をtとするとき、シフトレジスタ上
の時刻t+m(m>1)に対応するアドレスに得られた
出力値を格納する格納手段をもうけてもよい。
【0039】
【効果】本発明の波形生成装置は上述したように構成さ
れるので、本発明生成装置を用いれば、精度のよい波形
予測が実現でき、再帰的に出力を入力に組み入れること
で、収束も発散もしない波形の生成が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る波形生成装置の一実施例を示した
ブロック図である。
【図2】本発明に係る波形生成装置の他の実施例を示し
たブロック図である。
【図3】本発明に係る波形生成装置におけるシフトレジ
スタを示す図である。
【図4】本発明に係る波形生成装置におけるニューラル
ネットの構成を示す図である。
【図5】本発明に係る波形生成装置におけるニューラル
ネットの重み係数の一例を示す図である。
【6図】本発明に係る波形生成装置によって生成される
波形データの一例を示す図である。
【符号の説明】
101 制御装置 102 シフトレジスタ 103 初期値格納装置 104 サンプリング装置 105 ニューラルネット演算装置 106 加算器 107 格納装置 108 出力装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形の過去から現在の時系列データを用
    いて波形を生成する波形生成装置において、 時系列データを格納し、制御信号が入力される毎にデー
    タをシフトするシフトレジスタと、シフトレジスタに格
    納されている時系列データを間隔dでサンプリングする
    サンプリング手段と、サンプリングされたデータを入力
    として、ニューラルネットの演算を行うニューラルネッ
    ト演算手段と、得られた出力値を現時刻のデータに加算
    する加算器と、加算器の出力を波形生成予測時間に対応
    するシフトレジスタのアドレスに格納する格納手段と、
    加算器の出力を外部に出力する出力手段を備え、時系列
    の生成を繰り返し行えることを特徴とした波形生成装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1の波形生成装置において、 ニューラルネット演算手段の出力をシフトレジスタに格
    納する格納手段と、ニューラルネット演算手段の出力を
    外部に出力する出力手段を備えることを特徴とする波形
    生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の波形生成装置に
    おいて、 異なるサンプリング間隔dをもったサンプリング手段を
    複数個備え、各サンプリングされた波高値を異なるニュ
    ーラルネット演算手段に入力することを特徴とする波形
    生成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2の波形生成装置に
    おいて、 サンプリングされるデータのうち最も時間的に新しい時
    刻をtとするとき、シフトレジスタ上の時刻t+m(m
    >1)に対応するアドレスに得られた出力値を格納する
    格納手段を備えることを特徴とする波形生成装置。
JP5041006A 1993-03-02 1993-03-02 波形生成装置 Pending JPH06259398A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5041006A JPH06259398A (ja) 1993-03-02 1993-03-02 波形生成装置

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JP5041006A JPH06259398A (ja) 1993-03-02 1993-03-02 波形生成装置

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JPH06259398A true JPH06259398A (ja) 1994-09-16

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ID=12596315

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5041006A Pending JPH06259398A (ja) 1993-03-02 1993-03-02 波形生成装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009211294A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> ニューラルネットワーク装置及びそれを用いたロボットカメラ制御装置並びにニューラルネットワークプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009211294A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> ニューラルネットワーク装置及びそれを用いたロボットカメラ制御装置並びにニューラルネットワークプログラム

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