JPH0625936B2 - 移動体の位置検出方式 - Google Patents

移動体の位置検出方式

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JPH0625936B2
JPH0625936B2 JP60131333A JP13133385A JPH0625936B2 JP H0625936 B2 JPH0625936 B2 JP H0625936B2 JP 60131333 A JP60131333 A JP 60131333A JP 13133385 A JP13133385 A JP 13133385A JP H0625936 B2 JPH0625936 B2 JP H0625936B2
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moving body
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circuit
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  • Measurement Of Distances Traversed On The Ground (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は移動体の位置検出方式に関する。
背景技術 移動体の位置を検出する方法としては近接スイツチを用
いたり、移動体の車輪の回転によるパルスを計数して移
動距離を算出したりする方法や、また移動体の線路に沿
つて導線対を設置し導線対のパターンの組合わせを移動
体に設けたアンテナによつて検知し、あるいは移動体上
に設けたアンテナより信号を送信し地上側で受信して移
動体の位置を検出する方法などがある。この導線対を用
いる典型的な先行技術は第11図に示されている。位置
検出の必要な区間をP1,P2,P3,…の複数区間に
分割し、この区間毎にたとえば第1表に示すような2進
数を割り当てる。
この2進数の桁数(この先行技術例では3)に対応した
導線対21,22,23を設置し、この導線間隔が閉じ
ているか開いているかで上記2進数の0,1を区別し、
上記番地数に対応して導線対のパターンを形成する。ま
た各導線対21,22,23には対間結合が生じないよ
うな交又を設ける。移動体にアンテナ24,25,26
を取付け、地上側より各導線対21,22,23に信号
を送り、これを移動体のアンテナ24,25,26で検
知し、あるいは移動体側のアンテナ24,25,26か
ら信号を送信し、地上側で各導線対の受信レベルを監視
しこれによつて前述の2進数を読取り、移動体が前記区
間のいずれに存在するかを検出しようとするものであ
る。
発明が解決しようとする問題点 このような先行技術のうち、近接スイツチを用いる方式
は検出回線が高価複雑であり、車輪の回転による方式で
は誤差が生じ長距離にわたる位置検出には不適当であ
る。また前述のような導線対を用いる方式は導線対の対
数が多くてコストが高くなるという問題があつた。この
ため簡単な構成で確実に移動体の位置検出ができる移動
体の位置検出方式が所望されていた。
問題点を解決するための手段 本発明は、移動体の移動方向に沿つて交流電源に接続さ
れた導線を配設し、 前記導線は移動体の位置検出区間毎に、5個を単位とす
る方形波状の突出を1単位または2単位以上連続して形
成し、前記1単位の方形波状の突出のうち2個をループ
に形成することによつて位置検出区間毎にコード化を行
い、 前記コード化が行われている導線の幅方向の両端の位置
付近でそれぞれ電磁結合する検出コイルを搭載し、検出
コイルからの出力に基づき、移動体の移動方向に沿う位
置検出区間の位置を検出することを特徴とする移動体の
位置検出方式である。
作用 本発明に従えば、移動体の移動方向に沿つて交流電源に
接続された導線を配設し、導線には移動体の位置検出区
間毎に5個を単位とする方形波状の突出を1単位または
2単位以上連続して形成し、この1単位の方形波状の突
出のうち2個をループ化することによつて、位置検出区
間毎にコード化が行われている。このコード化が行われ
ている導線の幅方向の位置付近でそれぞれ電磁結合する
検出コイルを移動体に搭載し、検出コイルからの出力に
基づき、移動体の移動方向に沿う位置検出区間の位置を
検出するようにしたので、1本の導線または数本の導線
で細かく移動位置を検出することができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例の、移動体の走行路1への番
地の割当てとその符号化を示す図である。
移動体の走行路1を単位長w1で区分し、10進数2桁
00,01,02,…,98,99の絶対番地を順次的
に割当て、この番地数を10ビツトで構成し、上位5ビ
ツトで番地数の10位(101)の数を、下位5ビツトで
1位(100)の数を表すようにする。このとき10進
数0〜9のどの数も必ず2ビツトを用いるように第2表
に示すような重みを各ビツトに付ける。このようにして
符号化された番地の例を第3表に示す。ここでは隣接す
る29−30−31番地が例示されている。また第1図
において、ビツト上部に付したバー(−)は該番地の表
現に用いた符号が「1」であることを示す。なお本実施
例では単位長w1すなわち1番地あたりの距離はたとえ
ば4mであり、したがつて上記1ビツト長wは0.4mで
ある。
第2図は本発明の一実施例の符号化導線2Aの形状を示
す図である。符号化導線2Aは仮想線la,lb間の一
定の幅hを一定の周期wで往復する方形波状の突出をな
し、移動体(図示せず)の走行路に沿つて配設され、そ
の1サイクルを前述の符号化による1ビツトに対応さ
せ、後述するようにループを形成しない部分2aを
「0」、ループを形成する部分2bを「1」として符号
化する。符号化導線2Aの1サイクルあたりの周期は前
述のビツト長と等しくwであり、その振幅は仮想線l
a,lb間の幅hに等しい。
この符号化導線2Aに交流信号を送出すると、導線の周
囲に電磁界が発生し、符号化導線2Aの2a,2bの各
部分の磁界の強さH(2a),H(2b)は当然にH(2a)<H(2
b)であるから、ここに検出コイルを相対させれば検出コ
イルには前記発生磁界の強さに比例した電圧が誘起さ
れ、この誘起電圧から前記符号化の内容「0」または
「1」を検出することができる。したがつて検出コイル
を取付けた移動体を走行させると前記検出コイルによつ
て現在位置の番地に対応した符号化コードを読取ること
ができる。
第3図は符号化導線2Aと検出コイルL1〜L3の相対
配置を示す図である。検出コイルL1は符号化導線2A
の仮想線laの部分で発生する磁界と、検出コイルL2
は仮想線lbの部分で発生する磁界とそれぞれ結合する
ように配置され、本実施例ではたとえば間隔l=w/
2、幅m=hである。なお検出コイルL1,L2の記号
に傍示した黒点(・)は誘起電圧の極性を示す。検出コイ
ルL3は符号化導線2Aの立上がり部2cの部分で発生
する磁界と結合するように配置される。
検出コイルL1とL2は、それぞれの誘起電圧e1,e
2の差電圧E1が取出せるように接続されている。上記
差電圧E1は符号化導線2Aのループを形成しない部分
ではe1=e2であるからE1=0、またループを形成して
いる部分ではe1=2・e2であるからE1=2・e2-e2=e2と
なり、符号化導線2Aの態様から「0」,「1」の電気
信号に置換えられることになる。また移動体側から検出
コイルL1,L2に一定の信号を加えると符号化導線2
Aに移動体の現在位置に対応した誘起電圧が発生し、地
上側で移動体の位置を知ることができる。検出コイルL
3には符号化導線2Aの立上り部2cの位置で誘起電圧
E2が発生し、これによつて一の区間から次の区間への
移行を検出することができる。また1番地は10ビツト
であるからE2の発生回数を計数することによつて1の
番地からつぎの番地への移行を検出することも可能であ
る。
第4図は本発明の一実施例の符号化導線の配設状態を示
す図である。走行路1を参照符Xを付した矢印の方向
(第4図の右方)に移動体3が走行する。この方向を前
進方向とする。走行路1に沿つて往路側(第4図の上
方)には前記符号化導線2Aが、また復路側(第4図の
下方)には符号化導線2Bが配設されている。符号化導
線2A,2Bの波形に傍示した7,4,2,1,0の小
数字は各ビツトに付された重みを表し、ジグザグ内に付
した黒点(・)はループを形成している部分であることを
表している。符号化導線2Bは仮想線lc,ld間の一
定幅hを1番地を1周期として往復するジグザグ状をな
し、その1サイクルを前述の符号化導線2Aと同様に1
ビツトに対応させる。したがつて符号化導線2Bは10
番地が10ビツトで構成され、この上位5ビツトで10
進数の1000位(103)の数を、下位5ビツトで10
0位(102)の数を表すように各ビツトに重み7,4,
2,1,0を付す。この符号化導線2Bに検出コイル
(図示せず)を相対させることによつて100位の番地
数(0××番地〜9××番地)、1000位の番地数
(0×××番地〜9×××番地)を検出することができ
る。符号化導線2A,2B間の一方端部には交流電源4
が接続され、他方端部は終端抵抗5を介して相互に接続
されている。
第5図は符号化導線2Bの配設状態を示す図である。第
5図上方の数字00,01,02,…は下位2桁の番地
数を表す。図では3500番地台が符号化されている。
第6図は移動体3と検出コイルL1〜L6および符号化
導線2A,2Bの配設状態を示す図である。移動体3の
車上には前述の検出コイルL1〜L3およびL4〜L6
が取付られ、符号化コードおよび符号幅(区分)を検出
する。検出コイルL1,L2およびL3の作用は前述の
通りである。同様にして検出コイルL4,L5の誘起電
圧e4,e5の差電圧E3によつて100位と1000位の
番地数を検知し、検出コイルL6の誘起電圧E4によつ
て一の番地から次の番地への移行を知ることができる。
注目すべきは対をなす検出コイルL1,L2およびL
4,L5はそれぞれ一定幅mで移動体3の車上に取付け
られており、移動体3が進行方向に対して直角すなわち
幅方向に揺れても上記幅mは不変なため、それぞれの誘
起電圧の差電圧E1およびE3は一定なことである。こ
れによつて走行路1や移動体3の状態などにより移動体
3が幅方向に揺れても符号化導線からの読取りが正確に
行なわれる。
第7図は位置符号の再生および記憶回路のブロツク図で
ある。検出コイルL1,L2の誘起電圧の差電圧E1
(e1-e2)がラインl1を介して第1符号再生回路K1
に入力される。検出コイルL3の誘起電圧E2がライン
l2を介して第1シフト信号作成回路K2に入力され
る。第1符号再生回路K1は入力E1による2桁の番地
符号を読取り、上位(101)5ビツト、下位(100)5
ビツトの2進数コードに再生し、ラインl5を介して1
0ビツトシフトレジスタから構成されている第1現在位
置記憶回路R1の一方の入力端子に導出する。また第1
シフト信号作成回路K2は入力E2から符号幅すなわち
1の区間から次の区間への移行を読取り、これをシフト
信号として作成しラインl6を介して前記第1現在位置
記憶回路R1の他方の入力端子に導出する。これによつ
て第1現在位置記憶回路R1は移動体(図示せず)の現
在位置を10ビツトデータとして記憶し、他方ラインl
7を介して入力される後記キヤリー信号により上記デー
タは10進数2桁の番地数が10ビツトデータとしてラ
インl10を介して第1前回位置記憶回路R2に入力さ
れ記憶される。また前述の第1現在位置記憶回路R1か
らはラインl13を介して現在位置データ信号「m」
が、第1前回位置記憶回路R2からはラインl14を介
して前回位置データ信号「s」がそれぞれ導出され
「m」信号はラインl13を介して現在位置算出回路c
1に、「s」信号はラインl14を介して前回位置算出
回路c2に、番地数下2桁(101,100)のデータとし
てそれぞれ入力される。
検出コイルL6からの番地移行信号E4はラインl3を
介してキヤリー信号作成回路K3と、第2シフト信号作
成回路K5の各入力端子に入力され、キヤリー信号作成
回路K3は番地移行信号E4からキヤリー信号を作成し
てラインl7を介して第1前回位置記憶回路R2に導出
する。このキヤリー信号によつて前回位置記憶回路R2
はキヤリー直前のデータを前回位置(101,100)信号
「Sとしてラインl14に出力し、新しいデータを待機
する。
検出コイルL4,L5の誘起電圧の差電圧E3(e4-e
5)はラインl4を介して第2符号再生回路K4に入力
され、第2符号再生回路K4は100位、1000位の
番地数の符号を受取り上位(103)5ビツト、下位(1
02)5ビツトの2進数コードに再生してラインl8を介
して10ビツトシフトレジスタによつて構成されている
第2現在位置記憶回路R3の一方の入力端子に導出す
る。また第2シフト信号作成回路K5は入力E4を番地
移行信号として読取りこれをシフト信号として作成しラ
インl9を介して前記第2現在位置記憶回路R3の他方
の入力端子に導出し、第2現在位置記憶回路R3は移動
体(図示せず)の現在位置すなわち番地数の1000位
と100位の数を10ビツトデータとして記憶し、一方
第1前回位置記憶回路R2からは移動体が前進のときは
番地数下2桁が99から00に、また後退のときは番地
数下2桁が00から99に、それぞれ移行したときキヤ
リー信号「c」をラインl12を介して第2前回位置記
憶回路R4に出力し、第2前回位置記憶回路R4はこれ
を受けて第2前回位置記憶回路R4が記憶している番地
数上2桁(103,102)のデータを前回位置(103,1
02)データ信号「k」としてラインl15に出力すると
ともに、第2現在位置記憶回路R3の内容がラインl1
1を介して第2前回位置記憶回路R4に入力され記憶さ
れる。
注目すべきは前述のような一連のデータの受渡しにおい
て、移動体の停止あるいは停電等によりデータが中断し
ても再開後移動体をわずか移動させれば直ちに現在位置
データが入力され容易に復元できることである。したが
つて特別の停電対策は不要であり、また走行位置ごとに
絶対番地が割当てられ、しかも一定のルールが保たれて
いることから前回位置符号との比較により容易に符号の
妥当性が確認できるので、移動体が走行路途中からスタ
ートしても常に現在位置を把握、監視できることであ
り、位置確認などのためのチエツク符号なども特に必要
としないことである。
再び第7図を参照して、前述の現在位置データ信号
「m」、前回位置(101,100)データ信号「s」およ
び前回位置(103,102)データ信号「k」はそれぞれ
現在位置(101,100)算出回路C1、前回位置(1
01,100)算出回路C2および前回位置(103,102
算出回路C3にそれぞれ入力される。また前回位置デー
タ「s」(101,100),「k」(103,102)が、前
回位置算出回路C2,C3にそれぞれ与えられると、一
方の前回位置(101,100)算出回路C2は前回位置デ
ータ「s」に単位長W1を乗じたs・W1の演算結果を
ラインl17を介して位置信号作成回路Aに導出し、他方
の前回位置(103,102)算出回路C3は前回位置デー
タ「k」に単位長W1を100倍したものを乗じた10
0・k・W1の演算結果をラインl17を介して位置信号
作成回路Aに導出する。位置信号作成回路Aでは上記の
演算結果を合計した値(100・k+s)・W1を前回位
置として算出し、さらに現在位置の番地内を通過したビ
ツト数に1ビツト長wを乗じたものを移動体が前進のと
きは上述の合計に加算し、後退のときは合計から減算す
る。この方法によれば1/2ビツト長(本実施例ではた
とえば0.2m)単位で現在位置を算出することができ
る。移動体の前進または後退の信号は進行方向信号とし
てラインl19から与えられる。このようにして位置信
号作成回路Aから移動体の現在位置がラインl20を介
して位置表示信号として出力される。
第8図は本発明の他の実施例の符号化導線の配設状態を
示す図である。本実施例において注目すべきは符号化導
線12A(101,100),12B(103,102)は移動
体(図示せず)の走行路1の往路側(第8図の上方)に
重ね合わせて配設され、その他端部は終端抵抗r12
A,r12Bを介して接地される大地帰路方式とし、異
なる周波数F1(本実施例においてはたとえば100kH
z),F2(本実施例においてはたとえば300kHz)の
交流電源14A,14Bを結合トランスT12A,T1
2Bを介してそれぞれ符号化導線12A,12Bの各一
方端部に接続し、前記周波数F1,F2の交流信号が符
号化導線12A,12Bに導出されるようにしたことで
ある。このように本実施例では符号化導線12A,12
Bを走行路11の片側に重ね合わせて配設するようにし
たので設置スペースが少なくてすむ。また移動体側に設
けられる検出コイル(図示せず)には2個の同調回路を
設けて前記2波の交流信号を選択的に受信するようにし
たものを移動体の片側に設ければよいので検出コイルの
数が減り構成が簡単になる。
第9図は本発明の他の実施例の符号化導線の配設状態を
示す図である。符号化導線16A,16Bの他端部は終
端抵抗r16A,r16Bを介して接地される大地帰路方式であ
る。本実施例において注目すべきは交流電源18の周波
数F3(本実施例においてはたとえば200kHz)を搬
送波として用い、変調器M16A,M16Bを介して異なる周波
数F4,F5(本実施例ではたとえば1kHz,3kHz)で
変調し、一方の信号波F3Aは結合トランスT16Aを
介して符号化導線16Aに、他方の信号波F3Bは結合
トランスT16Bを介して符号化導線16Bにそれぞれ
導出するようにしたことである。このように本実施例で
は符号化導出16A,16Bを走行路15の片側に重ね
合わせて配設するようにしたので、設置スペースが少な
くてすむ。また移動体側に設けられる検出コイル(図示
せず)には、単一の同調回路と前記2波の信号をフイル
タによつて選択する回路とを備え、これを移動体の片側
に設ければよいので検出コイルの数が減り構成が簡単に
なる。本実施例では変調器、結合トランスをそれぞれ2
個設けたけれども、周波数F4,F5を混合して1個の
変調器で変調し、結合トランスを介して符号化導線16
A,16Bの並列回路に供給するようにしてもよい。
第10図は本発明のさらに他の実施例の符号化導線の配
設状態を示す図である。本実施例において注目すべきは
符号化導線20を1フイーダの大地帰路方式とし、この
符号化導線20に前述のごとく絶対番地の符号化を施
し、かつ最初の位置にスタート位置を表すスタート符号
を設けたことである。このスタート符号は他の番地符号
とは異なる論理構成、たとえば第10図示のごとくルー
プ部分を逆に巻き、あるいはループ部分と非ループ部分
とを交互に繰り返してこれによつて検出コイル(図示せ
ず)がスタート符号であることが検出できるような配列
としておく。このスタート符号を検出コイルが検出しそ
の検出信号によつて前述の符号再生回路や記憶回路のレ
ジスタを0にリセツトすることができ、移動体がスター
ト位置にあることを知ることができる。またこのような
スタート符号と類似の、他の番地符号とは異なる符号化
を符号化導線20の要所に施し、チエツクポイントや番
地の桁上げ符号として利用することも可能である。この
ように本実施例では符号化導線を1フイーダ、大地帰路
方式、片側配置としたので、設置スペースが少なくてす
み、符号も簡素化される。また移動体側に設けられる検
出コイルも移動体の片側に設け1波のみを受信すればよ
いので検出コイルの構成が簡単になる。
このように2本の導線を用いて、この導線に5個を単位
とする方形波状の突出2組を連続して形成し、この方形
波状の突出のうち2個をループに形成することによつ
て、10000の位置検出区間のコード化が行える。
効果 以上のように本発明によれば、数本の導線を用いるだけ
で、移動体の位置を細かく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の番地の符号化を示す図、第
2図は本発明の一実施例の符号化導線の形状を示す図、
第3図は符号化導線と検出コイルの相対配置を示す図、
第4図は本発明の一実施例の符号化導線の配設状態を示
す図、第5図は符号化導線の配設状態を示す図、第6図
は移動体と検出コイルおよび符号化導線の配設状態を示
す図、第7図は位置符号の再生および記憶回路のブロツ
ク図、第8図は本発明の他の実施例の符号化導線の配設
状態を示す図、第9図は本発明の他の実施例の符号化導
線の配設状態を示す図、第10図は本発明のさらに他の
実施例の符号化導線の配設状態を示す図、第11図は先
行技術を示す図である。 2A,2B,12A,12B,16A,16B,20…
符号化導線、3…移動体、4,14A,14B,18,
19…交流電源、21,22,23…導線対、24,2
5,26…アンテナ、L1〜L6…検出コイル、M16
A,M16B…変調器、T12A,T12B,T16
A,T16B…結合トランス、A…位置信号作成回路、
C1…現在位置算出回路、C2,C3…前回位置算出回
路、K1,K4…符号再生回路、K2,K5…シフト信
号作成回路、K3…キヤリー信号作成回路、R1,R3
…現在位置記憶回路、R2,R4…前回位置記憶回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体の移動方向に沿つて交流電源に接続
    された導線を配設し、 前記導線は移動体の位置検出区間毎に、5個を単位とす
    る方形波状の突出を1単位または2単位以上連続して形
    成し、前記1単位の方形波状の突出のうち2個をループ
    に形成することによつて位置検出区間毎にコード化を行
    い、 前記コード化が行われている導線の幅方向の両端の位置
    付近でそれぞれ電磁結合する検出コイルを搭載し、検出
    コイルからの出力に基づき、移動体の移動方向に沿う位
    置検出区間の位置を検出することを特徴とする移動体の
    位置検出方式。
JP60131333A 1985-06-17 1985-06-17 移動体の位置検出方式 Expired - Lifetime JPH0625936B2 (ja)

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