JPH0625759U - 採尿容器 - Google Patents

採尿容器

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Publication number
JPH0625759U
JPH0625759U JP3750492U JP3750492U JPH0625759U JP H0625759 U JPH0625759 U JP H0625759U JP 3750492 U JP3750492 U JP 3750492U JP 3750492 U JP3750492 U JP 3750492U JP H0625759 U JPH0625759 U JP H0625759U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urine
case body
cap body
collection container
urine collection
Prior art date
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Pending
Application number
JP3750492U
Other languages
English (en)
Inventor
洋明 岩浪
Original Assignee
アスカビーエフ株式会社
寳酒造株式会社
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Publication date
Application filed by アスカビーエフ株式会社, 寳酒造株式会社 filed Critical アスカビーエフ株式会社
Priority to JP3750492U priority Critical patent/JPH0625759U/ja
Publication of JPH0625759U publication Critical patent/JPH0625759U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 尿に手を触れることなく尿を簡易に採取する
ことができ、しかも、沈渣検査を簡単に行なうことがで
き、また、キャップの着脱作業が非常に簡便であると共
に、製造コストを大幅に低減することができる。 【構成】 採尿容器を、下端部が断面V字状に形成され
た透明なケース本体と、このケース本体の周方向に沿っ
て所要間隔毎に突設された補強リブと、上記ケース本体
の開口端部に液密に装着されるキャップ体と、を有して
構成し、上記キャップ体の天井部下面には、変質防止剤
が含浸された担体を保持する突片が延設すると共に、該
キャップ体の天井部には、他部材によって密閉可能な小
孔を開設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、集団検診等に用いられる採尿容器の改良に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
尿の物理的性質や化学的性質、例えば、尿の比重,混濁度,色調,pHなどの 物理量や尿中の糖分や尿酸等の化学成分を試験紙などの手段を用いて検査するこ とで、生体における各種の情報を得ることができる。
【0003】 ところで、このような尿検査を行なう場合、従来では、病院等で尿を尿カップ 等に直接採取し、必要に応じて検査専用容器に移し換えて検査に回すのが一般的 であり、集団検診等のような場合には、職場や学校などで軟質ブラスチックで形 成された容器にスポイト式に尿を吸引採取したものを尿検査する場所へと送り、 尿検査を行なう施設では、この容器から尿を試験管に移し換えて検査しているの が現状である。
【0004】 更に、尿は腐敗し易い特性を有しており、今日採取した尿は持ち帰り次第に検 査しなければならないにも拘らず、採尿容器から試験管への尿の移し換えに時間 がかかり、処理しきれないものも発生する、ということが見受けられるのも現状 である。
【0005】 この考案は、かかる現状に鑑み創案されたものであって、その目的とするとこ ろは、職場や学校等で採尿容器に尿を採取して検査センターに送った場合、該検 査センターでは、尿を採尿容器へと移し換えることなく、当該採尿容器を試験管 立てにセットすることができると共に、沈渣測定も行なうことができるため、検 査現場における労力を大幅に低減して検査効率を大幅に向上することができる低 廉な採尿容器を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案に係る採尿容器は、下端部が断面略V字状 に形成された透明なケース本体と、このケース本体の周方向に沿って所要間隔毎 に突設された補強リブと、上記ケース本体の開口端部に液密に装着されるキャッ プ体と、を有して構成され、上記キャップ体の天井部下面には、変質防止剤が含 浸された担体を保持する突片が延設されているとともに、該キャップ体の天井部 には、他部材によって密閉可能な小孔が開設されて構成されていることを特徴と するものである。
【0007】
【実施例】
以下、添付図面に示す一実施例に基き、この考案を詳細に説明する。
【0008】 図1と図2に示すように、この実施例に係る採尿容器は、尿が収容されるケー ス本体1と、該ケース本体1の開口端部に液密に装着されるキャップ体10と、 を有して構成されている。
【0009】 ケース本体1は、例えば、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等 の材料コストが廉価で透明な汎用性合成樹脂によって下端部2が断面略V字状に 形成されていると共に、該ケース本体1の上端開口部は、広口状に開口されて形 成されている。
【0010】 また、上記ケース本体1の略下半部周方向には、ケース本体1の長手方向に沿 って延設された複数本の補強リブ3が所要間隔毎に突設されて形成されている。 勿論、この補強リブ3の本数は図示のものに限定されるものではなく、運搬時の 強度や尿吸引時の補強強度など、使用目的に応じて適宜の本数とすることができ る。
【0011】 さらに、上記ケース本体1の上部4は、ケース本体1の胴部の肉厚よりも厚肉 に形成されており、該肉厚な上部4の上端部5は、断面L字状の段部が内周面に 形成されるように薄肉に形成されている。
【0012】 一方、上記キャップ体10は、断面逆凹状に形成されており、その外周壁面部 11と該外周壁面部11の内周側に形成された内周壁面部12との間に形成され る空隙部に、上記ケース本体1の上端部5が圧入されるように構成されている。 従って、この外周壁面部11と内周壁面部12との間に形成される空隙部の間隔 は、上記ケース本体1の上端部5の肉厚よりも若干幅狭となるように設定されて いる。勿論、運搬時におけるキャップ体10とケース本体1との離脱による尿の 漏出を考えれば、上記ケース本体1の上端部5に内方或は外方に突出する係止突 起(図示せず)をケース本体の周方向に沿って所要間隔ごとに突出させ、キャッ プ体10を回転させることで、キャップ体10がケース本体1と液密状に係合し て容易に離脱しないように構成することもできる。
【0013】 また、上記キャップ体10の天井部13の下面には、尿の酸化等を防止する変 質防止剤が含浸された担体6を保持するための突片14が一体に延設されている と共に、該キャップ体10の天井部13には、小孔15が開設されて構成されて いる。尚、図中符号16は、上記天井部13の上面外周縁に突設されたリング状 の蓋係止片である。
【0014】 この小孔15は、図3に示すチューブ20や図4に示す蓋体21或は図5に示 す栓体22等によって密閉可能に構成されている。
【0015】 チューブ20は、その先端部が密閉されて形成されており、採尿容器を配布す るときには、該チューブ20の基端部が小孔15に予め装着された状態で配布さ れる。そして、採尿容器に尿を収容するときには、上記チューブ20の先端部を 切断し、ケース本体1の胴部を押圧して負圧状態とすることで、キャップ10を 取り外すことなく、ケース本体1内に尿を吸引することができる。勿論、このチ ューブ20を介して、ケース本体1内に吸引された尿を、キャップ10を取り外 すことなく他の容器へと移し換えることもできる。
【0016】 また、上記蓋体21は、例えば、上記チューブ20を引き抜いたときに開口す る上記小孔15を閉塞するもので、上記キャップ体10の上面に突設された蓋係 止片16を介して上記小孔15を液密状に密閉するように構成されている。
【0017】 さらに、栓体22は、例えば、上記チューブ20を引き抜いたときに開口する 上記小孔15を閉塞するもので、上記蓋体21に代わって小孔15を液密状に閉 塞するように構成されている。
【0018】 この実施例に係る採尿容器は、上記したように構成されているので、尿に全く 手を触れることなく尿をケース本体1内へと吸引することができ、しかも、ケー ス本体1の上端開口部は、広口に形成されているので、試験紙で尿検査をする場 合には、上記キャップ体10を取り外すだけで、試験紙をケース本体1内の尿に 簡便に浸漬することができ、また、下端部2が透明な樹脂によって略V字状に形 成されているので、尿を他の容器に移し換えることなく、そのまま沈渣測定を行 なうことができる他、キャップ体10とケース本体1との着脱をネジを介して行 なわないので、該キャップ体10の着脱作業が大幅に改善されると共に、上記ケ ース本体1の製造材料として汎用性合成樹脂を用い、かつ、構成を簡易としたの で、製造コストを大幅に低減することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係る採尿容器によれば、尿に手を触れること なく尿を簡易に採取することができると共に、他の容器に尿を移し換えることな く沈渣検査を行なうことができ、しかも、キャップの着脱作業が非常に簡便であ るため、検査現場における検査効率を大幅に向上させることができ、さらには、 製造コストを大幅に低減することもできる、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る採尿容器の構成を示
す断面図である。
【図2】図1II−II線断面図である。
【図3】同採尿容器のキャップ体にチューブを装着した
状態を示す断面図である。
【図4】同採尿容器のキャップ体に蓋体を装着した状態
を示す断面図である。
【図5】同採尿容器のキャップ体に栓体を装着した状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 3 補強リブ 10 キャップ体 11 外周壁面部 12 内周壁面部 13 天井部 14 突片 15 小孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端部が断面略V字状に形成された透明
    なケース本体と、このケース本体の周方向に沿って所要
    間隔毎に突設された補強リブと、上記ケース本体の開口
    端部に液密に装着されるキャップ体と、を有して構成さ
    れてなり、上記キャップ体の天井部下面には、変質防止
    剤が含浸された担体を保持する突片が延設されているこ
    とを特徴とする採尿容器。
JP3750492U 1992-04-20 1992-04-20 採尿容器 Pending JPH0625759U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3750492U JPH0625759U (ja) 1992-04-20 1992-04-20 採尿容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3750492U JPH0625759U (ja) 1992-04-20 1992-04-20 採尿容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0625759U true JPH0625759U (ja) 1994-04-08

Family

ID=12499360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3750492U Pending JPH0625759U (ja) 1992-04-20 1992-04-20 採尿容器

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JP (1) JPH0625759U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09196909A (ja) * 1996-01-23 1997-07-31 Ikagaku:Kk 採取尿の保存方法および採尿用キット
WO2001048454A1 (fr) * 1999-12-28 2001-07-05 Itochu Corporation Recipient de prelevement d'urine
JP2006504072A (ja) * 2002-04-08 2006-02-02 バリアン・インコーポレイテッド ディスク付検査器具
JP2018013429A (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 Dicプラスチック株式会社 検体検査キット

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