JPH06257005A - 三重の層からなる防寒用手袋 - Google Patents
三重の層からなる防寒用手袋Info
- Publication number
- JPH06257005A JPH06257005A JP6270393A JP6270393A JPH06257005A JP H06257005 A JPH06257005 A JP H06257005A JP 6270393 A JP6270393 A JP 6270393A JP 6270393 A JP6270393 A JP 6270393A JP H06257005 A JPH06257005 A JP H06257005A
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- Japan
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- gloves
- glove
- cloth
- rubber
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明に係る手袋は、冬期の雨天時におい
て主として指先を頻繁に使う郵便配達人等が用いる防寒
用手袋で、長時間使用しても雨水や寒気が浸透しないよ
う三重の層からなる手袋を形成し、手袋の中に体温によ
る暖気を充満させて、指や手に凍えやかじかむことのな
いよう、快適に冬期雨天、寒風時でも連続して作業効率
を上げることに役立たせるものである。 【構成】 手袋の外側は軍手編み状の布製とし、中側の
手袋は極薄のプラスチックまたはゴム製の防水性の材質
からなり、更に内側の手袋は薄手の布製で、それぞれの
手袋は、接着剤を用いて点在的に接着し、一体的に三重
の層からなる手袋を形成したことを特徴とする防寒用手
袋。
て主として指先を頻繁に使う郵便配達人等が用いる防寒
用手袋で、長時間使用しても雨水や寒気が浸透しないよ
う三重の層からなる手袋を形成し、手袋の中に体温によ
る暖気を充満させて、指や手に凍えやかじかむことのな
いよう、快適に冬期雨天、寒風時でも連続して作業効率
を上げることに役立たせるものである。 【構成】 手袋の外側は軍手編み状の布製とし、中側の
手袋は極薄のプラスチックまたはゴム製の防水性の材質
からなり、更に内側の手袋は薄手の布製で、それぞれの
手袋は、接着剤を用いて点在的に接着し、一体的に三重
の層からなる手袋を形成したことを特徴とする防寒用手
袋。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、主として指先を使う
郵便配達人等が用いる、冬期雨天屋外作業における防寒
用手袋に係るものである。
郵便配達人等が用いる、冬期雨天屋外作業における防寒
用手袋に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の手袋は主として市販の軍
手等が用いられている。しかし、これらの手袋は、いづ
れも冬期の雨天時において、郵便配達人等が、一定時間
連続して指先を頻繁に使う作業に従事していると、手袋
に染み込んでくる冷水と寒気によって、指先は凍えかじ
かみ、疼痛を覚え動きが緩慢となって、作業効率の低下
が生じる等の不具合を有している。
手等が用いられている。しかし、これらの手袋は、いづ
れも冬期の雨天時において、郵便配達人等が、一定時間
連続して指先を頻繁に使う作業に従事していると、手袋
に染み込んでくる冷水と寒気によって、指先は凍えかじ
かみ、疼痛を覚え動きが緩慢となって、作業効率の低下
が生じる等の不具合を有している。
【０００３】
（１）従来・防寒のために用いられる手袋としては、厚
地の軍手や革手袋など、それらに適したものがあり、ま
た防水の目的ならば厚手のポリエステル製の手袋などが
既に市販されている。しかし、これらはいづれも、指先
の部分が厚く、一定時間連続して指先を使う作業、例え
ば郵便配達人等の作業には不具合であるため、単に一般
の軍手を寒気と冷水に悩まされつつ、我慢して使用して
いるのが実情である。 （２）また、従来の軍手は、強風時には風を通し、手肌
に直接当たる感じを生じ、雨天時には雨水が染み込み、
寒気時には寒風と冷水に悩まされ、指先が凍え作業途中
で暖をとる必要が生じ、連続的作業の継続が不可能とな
る等の不具合を有する。 この発明は、上記（１），（２）に述べたような問題点
を解決することをその課題とするものである。
地の軍手や革手袋など、それらに適したものがあり、ま
た防水の目的ならば厚手のポリエステル製の手袋などが
既に市販されている。しかし、これらはいづれも、指先
の部分が厚く、一定時間連続して指先を使う作業、例え
ば郵便配達人等の作業には不具合であるため、単に一般
の軍手を寒気と冷水に悩まされつつ、我慢して使用して
いるのが実情である。 （２）また、従来の軍手は、強風時には風を通し、手肌
に直接当たる感じを生じ、雨天時には雨水が染み込み、
寒気時には寒風と冷水に悩まされ、指先が凍え作業途中
で暖をとる必要が生じ、連続的作業の継続が不可能とな
る等の不具合を有する。 この発明は、上記（１），（２）に述べたような問題点
を解決することをその課題とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明は、上
記に鑑みなされたものであって、手袋の外側は軍手に類
する布地とし、中側の手袋は極薄のプラスチックまたは
ゴム製の防水性の材質からなり、更に内側の手袋は薄手
の布地で、それぞれの手袋は、接着剤を用いて点在的に
接着して、一体に三重の層からなる手袋を形成してなる
もので、このような構成からなる手袋は外部からの冷水
の浸透や寒気の浸入を遮断すると同時に内側には温かい
空気の層を作って保温効果を上げ、指先が凍えかじかむ
ことを防いて、冬期雨天時の屋外作業を快適に継続でき
るものである。
記に鑑みなされたものであって、手袋の外側は軍手に類
する布地とし、中側の手袋は極薄のプラスチックまたは
ゴム製の防水性の材質からなり、更に内側の手袋は薄手
の布地で、それぞれの手袋は、接着剤を用いて点在的に
接着して、一体に三重の層からなる手袋を形成してなる
もので、このような構成からなる手袋は外部からの冷水
の浸透や寒気の浸入を遮断すると同時に内側には温かい
空気の層を作って保温効果を上げ、指先が凍えかじかむ
ことを防いて、冬期雨天時の屋外作業を快適に継続でき
るものである。
【０００５】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例につい
て説明する。図１はこの発明に係る三重の層からなる防
寒用手袋１の正面図であって、手の平側の各指先の突部
５は、図１または図３に示すように、書類封筒等を１通
ごとに確実に把握できるよう、プラスチック又はゴム製
の書類等の滑り止めとなる小突起５を植付してなり、手
袋の手首の部分７は、空気の流入もしくは雨水の浸入を
防止するためゴム等を入れて伸縮自在に設けている。
て説明する。図１はこの発明に係る三重の層からなる防
寒用手袋１の正面図であって、手の平側の各指先の突部
５は、図１または図３に示すように、書類封筒等を１通
ごとに確実に把握できるよう、プラスチック又はゴム製
の書類等の滑り止めとなる小突起５を植付してなり、手
袋の手首の部分７は、空気の流入もしくは雨水の浸入を
防止するためゴム等を入れて伸縮自在に設けている。
【０００６】図２は（イ），（ロ），（ハ）のそれぞれ
材質および僅かに大きさを異にする手袋２，３，４を示
すもので、そのうち（イ）に示す手袋２は、普通一般に
用いられている軍手編と同じ布地からなるものである
が、手の平側の各指先には前記のとおり書類の把握を良
くするため、プラスチック又はゴム製の書類等の滑り止
めとなる小突起５を植付してなり、手首の部分７は、前
記のとおり空気の流入もしくは雨水の浸入を防止するた
めゴム等を入れて、伸縮自在に設けている。
材質および僅かに大きさを異にする手袋２，３，４を示
すもので、そのうち（イ）に示す手袋２は、普通一般に
用いられている軍手編と同じ布地からなるものである
が、手の平側の各指先には前記のとおり書類の把握を良
くするため、プラスチック又はゴム製の書類等の滑り止
めとなる小突起５を植付してなり、手首の部分７は、前
記のとおり空気の流入もしくは雨水の浸入を防止するた
めゴム等を入れて、伸縮自在に設けている。
【０００７】次に（ロ）に示す手袋３は、図３に示すよ
うに外側の手袋２と内側の手袋４の中間に挿着する手袋
で、該手袋３は内側に寒気と雨水との浸入を遮断するた
めのもので、極薄のプラスチックまたはゴム製のものか
らなっている。そして図２（ロ）に示す円鎖線６1 ，６
2 で示す部分は、手袋を脱ぐとき、又は洗濯の際に外
側、中間、内側の各手袋２，３，４が離れ離れとなり、
次に着用する際に不便を生じさせないことと併せて、各
手袋をできるだけそれぞれを密着させて、物を掴んだと
きの感触を良くさせるためにそれぞれを接着させる、正
面６1 と裏面６2 に接着剤を塗布する箇所を示すもので
ある。そしてそこに用いる接着剤は、接着した結果その
部分が硬化したり、指先や手の感触が低下したりするこ
とのないもので、且つ手袋を洗濯しても、それぞれが離
脱することのない接着力で、接着箇所が軟質となる化学
的接着剤を用いている。さらに（ハ）に示す手袋４は、
前記（ロ）に示す手袋３の内側に設けるもので、薄手の
布地からなり、これは保温効果の増進と発汗作用による
手の濡れを防止するためのもので、吸湿製の布例えばメ
リヤス製布地からなる薄手の手袋を用いている。このよ
うにこの発明に係る手袋は、図２に示す（イ），
（ロ），（ハ）の三種の手袋２，３，４を図３に示すよ
うに点々と接着６1 ，６2 し、更に手首側の端部を縫合
８して、三重の層からなる手袋を一体的に形成してなる
もので、手袋の内側は温気により温かく、寒期雨天時に
おいても、指や手が凍えかじかむことなく、書類や封筒
を把握し易く指先や手の感触を良くした防寒用手袋であ
る。
うに外側の手袋２と内側の手袋４の中間に挿着する手袋
で、該手袋３は内側に寒気と雨水との浸入を遮断するた
めのもので、極薄のプラスチックまたはゴム製のものか
らなっている。そして図２（ロ）に示す円鎖線６1 ，６
2 で示す部分は、手袋を脱ぐとき、又は洗濯の際に外
側、中間、内側の各手袋２，３，４が離れ離れとなり、
次に着用する際に不便を生じさせないことと併せて、各
手袋をできるだけそれぞれを密着させて、物を掴んだと
きの感触を良くさせるためにそれぞれを接着させる、正
面６1 と裏面６2 に接着剤を塗布する箇所を示すもので
ある。そしてそこに用いる接着剤は、接着した結果その
部分が硬化したり、指先や手の感触が低下したりするこ
とのないもので、且つ手袋を洗濯しても、それぞれが離
脱することのない接着力で、接着箇所が軟質となる化学
的接着剤を用いている。さらに（ハ）に示す手袋４は、
前記（ロ）に示す手袋３の内側に設けるもので、薄手の
布地からなり、これは保温効果の増進と発汗作用による
手の濡れを防止するためのもので、吸湿製の布例えばメ
リヤス製布地からなる薄手の手袋を用いている。このよ
うにこの発明に係る手袋は、図２に示す（イ），
（ロ），（ハ）の三種の手袋２，３，４を図３に示すよ
うに点々と接着６1 ，６2 し、更に手首側の端部を縫合
８して、三重の層からなる手袋を一体的に形成してなる
もので、手袋の内側は温気により温かく、寒期雨天時に
おいても、指や手が凍えかじかむことなく、書類や封筒
を把握し易く指先や手の感触を良くした防寒用手袋であ
る。
【０００８】
【発明の効果】この発明は、以上詳述したようにそれぞ
れ材質を異にする三種の手袋を一体的に三重の層からな
るように形成した防寒用手袋である。該手袋は、手首の
部分をゴム糸入り編等で伸縮自在として、手袋内への雨
水や寒気の流入を遮断し、中側の極薄のプラスチックま
たはゴム製の防水手袋によって、手の平、手の甲の雨水
や、寒気の浸透を遮断している。そして手袋の一番内側
の薄手の吸湿製布地による手袋は、手の発汗作用による
手袋の濡れを防止して温気の保存効果の増進をはかって
いる。従って、この手袋の内側は、体温による温かい空
気の層が充満し、保温効果を上げ、指先が凍えかじかむ
ことを防いで、冬期雨天および寒風にも屋外の作業を快
適かつ効率的な作業を継続して行なうことができる。し
かも、この発明に係る三重の層からなる手袋の縫製作業
はさほど複雑でなく、その製造は簡単で安価に提供でき
るものである。
れ材質を異にする三種の手袋を一体的に三重の層からな
るように形成した防寒用手袋である。該手袋は、手首の
部分をゴム糸入り編等で伸縮自在として、手袋内への雨
水や寒気の流入を遮断し、中側の極薄のプラスチックま
たはゴム製の防水手袋によって、手の平、手の甲の雨水
や、寒気の浸透を遮断している。そして手袋の一番内側
の薄手の吸湿製布地による手袋は、手の発汗作用による
手袋の濡れを防止して温気の保存効果の増進をはかって
いる。従って、この手袋の内側は、体温による温かい空
気の層が充満し、保温効果を上げ、指先が凍えかじかむ
ことを防いで、冬期雨天および寒風にも屋外の作業を快
適かつ効率的な作業を継続して行なうことができる。し
かも、この発明に係る三重の層からなる手袋の縫製作業
はさほど複雑でなく、その製造は簡単で安価に提供でき
るものである。
【図１】この発明の要部である手袋の正面図である。
【図２】図１の手袋を構成するそれぞれ材質を異にする
手袋の正面図である。（イ）は手袋の外側軍手編み状の
手袋の正面図である。（ロ）は手袋の外側と内側の中間
に存するプラスチックまたはゴム製の極薄の防水用手袋
の正面図である。（ハ）は内側の薄手の布地からなる手
袋の正面図である。
手袋の正面図である。（イ）は手袋の外側軍手編み状の
手袋の正面図である。（ロ）は手袋の外側と内側の中間
に存するプラスチックまたはゴム製の極薄の防水用手袋
の正面図である。（ハ）は内側の薄手の布地からなる手
袋の正面図である。
【図３】図１のＡ−Ａ線断面図である。
１ 三重の層からなる手袋 ２ 外側の手袋 ３ 中側の手袋 ４ 内側の手袋 ５ 小突起 ６1 表面の接着剤塗布箇所 ６2 裏面の接着剤塗布箇所
Claims (1)
- 【請求項１】 手袋の外側は軍手に類する布地とし、中
側の手袋は薄手のプラスチックまたはゴム製の防水性の
材質からなり、さらに内側の手袋は薄手の織・編布製の
三重の層から成る手袋を形成したことを特徴とする防寒
用手袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6270393A JPH06257005A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 三重の層からなる防寒用手袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6270393A JPH06257005A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 三重の層からなる防寒用手袋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06257005A true JPH06257005A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=13207942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6270393A Pending JPH06257005A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 三重の層からなる防寒用手袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06257005A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6718556B2 (en) * | 2001-10-18 | 2004-04-13 | Richard J. Zuckerwar | Super insulated glove/mitten with enhanced tactile sensitivity |
| JP2016194174A (ja) * | 2015-04-01 | 2016-11-17 | ショーワグローブ株式会社 | 手袋及び手袋の製造方法 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP6270393A patent/JPH06257005A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6718556B2 (en) * | 2001-10-18 | 2004-04-13 | Richard J. Zuckerwar | Super insulated glove/mitten with enhanced tactile sensitivity |
| JP2016194174A (ja) * | 2015-04-01 | 2016-11-17 | ショーワグローブ株式会社 | 手袋及び手袋の製造方法 |
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