JPH0625697Y2 - ラックエンドボールジョイント - Google Patents
ラックエンドボールジョイントInfo
- Publication number
- JPH0625697Y2 JPH0625697Y2 JP1987182347U JP18234787U JPH0625697Y2 JP H0625697 Y2 JPH0625697 Y2 JP H0625697Y2 JP 1987182347 U JP1987182347 U JP 1987182347U JP 18234787 U JP18234787 U JP 18234787U JP H0625697 Y2 JPH0625697 Y2 JP H0625697Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tie rod
- dust cover
- side opening
- tip
- ball joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば自動車操舵装置に使用されるラックエ
ンドボールジョイントに関する。
ンドボールジョイントに関する。
従来の技術 ソケットの大開口に、タイロッド先端のフランジ部を圧
入およびかしめ固定したラックエンドボールジョイント
としては、実開昭51−27745号などがある。
入およびかしめ固定したラックエンドボールジョイント
としては、実開昭51−27745号などがある。
考案が解決しようとする問題点 上述の如きラックエンドボールジョイントは一般的に、
第3図左半部に示す如く、タイロッド111において、
ねじ部115の外径とダストカバー装着部113の外径
とが同等の大きさである。従ってこのダストカバー装着
部113に装着されるダストカバー120のタイロッド
側開口121の内径は、タイロッド111のねじ部11
5外径よりも締め代分わずかに小さいだけであるため、
ダストカバー120をラックエンドボールジョイント1
01に装着する際、二点鎖線で示す如く、タイロッド側
開口121へのタイロッド111の反フランジ部側端部
116の挿入に支障をきたすことはない。
第3図左半部に示す如く、タイロッド111において、
ねじ部115の外径とダストカバー装着部113の外径
とが同等の大きさである。従ってこのダストカバー装着
部113に装着されるダストカバー120のタイロッド
側開口121の内径は、タイロッド111のねじ部11
5外径よりも締め代分わずかに小さいだけであるため、
ダストカバー120をラックエンドボールジョイント1
01に装着する際、二点鎖線で示す如く、タイロッド側
開口121へのタイロッド111の反フランジ部側端部
116の挿入に支障をきたすことはない。
ところが、第3図右半部に示す如く、タイロッド211
のねじ部215の強度を向上させるため、ねじ部215
の外径をダストカバー装着部213外径よりも大きくし
た場合、ねじ部215外径とダストカバー220のタイ
ロッド側開口121内径との径差が大きくなり、該タイ
ロッド側開口121へのタイロッド211の反フランジ
部側端部216の挿入が不可能になるという問題があ
る。
のねじ部215の強度を向上させるため、ねじ部215
の外径をダストカバー装着部213外径よりも大きくし
た場合、ねじ部215外径とダストカバー220のタイ
ロッド側開口121内径との径差が大きくなり、該タイ
ロッド側開口121へのタイロッド211の反フランジ
部側端部216の挿入が不可能になるという問題があ
る。
問題点を解決するための手段 タイロッドの反フランジ部側端部を、先端に向かって小
径となり、かつその先端の外径がダストカバーのタイロ
ッド側開口内径と同等あるいはそれよりも小さいダスト
カバー案内部に形成する。
径となり、かつその先端の外径がダストカバーのタイロ
ッド側開口内径と同等あるいはそれよりも小さいダスト
カバー案内部に形成する。
作用 タイロッドの反フランジ部側端部に形成されたダストカ
バー案内部は、先端の外径がダストカバーのタイロッド
側開口内径と同等あるいはそれよりも小径であるため、
ダストカバーをラックエンドボールジョイントに装着す
る際、ダストカバーのタイロッド側開口へタイロッドの
ダストカバー案内部先端が容易に挿入され、続いてその
タイロッド側開口は、タイロッドのねじ部に向かって拡
径するダストカバー案内部外周面によってねじ部へ案内
される。
バー案内部は、先端の外径がダストカバーのタイロッド
側開口内径と同等あるいはそれよりも小径であるため、
ダストカバーをラックエンドボールジョイントに装着す
る際、ダストカバーのタイロッド側開口へタイロッドの
ダストカバー案内部先端が容易に挿入され、続いてその
タイロッド側開口は、タイロッドのねじ部に向かって拡
径するダストカバー案内部外周面によってねじ部へ案内
される。
実施例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はラックエンドボールジョイント1を表わしてい
る。
る。
2はボールスタッドで、一端球頭部5がベアリング6を
介してソケット7内に摺動回転自在に軸支されると共
に、他端の柄3には、鍔部4が形成されている。
介してソケット7内に摺動回転自在に軸支されると共
に、他端の柄3には、鍔部4が形成されている。
ソケット7は、円筒形状であり、ボールスタッド2の柄
3を突出させた小開口8の反対端には、大開口9が形成
され、大開口9外縁は、環状のかしめ部10に形成され
ている。大開口9は、タイロッド11の円板状のフラン
ジ部12によって塞がれており、かしめ部10をかしめ
加工することにより、フランジ部12が固定されてい
る。
3を突出させた小開口8の反対端には、大開口9が形成
され、大開口9外縁は、環状のかしめ部10に形成され
ている。大開口9は、タイロッド11の円板状のフラン
ジ部12によって塞がれており、かしめ部10をかしめ
加工することにより、フランジ部12が固定されてい
る。
タイロッド11は、鋼棒のロッド部14と、一端にその
ロッド部14と一体に形成された前述の円板状フランジ
部12とより成る。ロッド部14の一端には、フランジ
部12に隣接して小径のダストカバー装着部13が形成
され、他端には、ダストカバー装着部13よりも大径の
ねじ部15が形成されている。
ロッド部14と一体に形成された前述の円板状フランジ
部12とより成る。ロッド部14の一端には、フランジ
部12に隣接して小径のダストカバー装着部13が形成
され、他端には、ダストカバー装着部13よりも大径の
ねじ部15が形成されている。
20は筒状のラバー製ダストカバーで、タイロッド側開
口21とステアリングラック側開口(図示せず)とを有
し、それらの中間部分は、蛇腹状の胴部22に形成され
ている。タイロッド側開口21は、タイロッド11のダ
ストカバー装着部13に装着される。そのため、ダスト
カバー20のタイロッド側開口21内径は、タイロッド
11のダストカバー装着部13外径よりも締め代分小さ
く形成されている。従って、ダストカバー20のタイロ
ッド側開口21内径は、タイロッド11のねじ部15外
径よりも小さい。
口21とステアリングラック側開口(図示せず)とを有
し、それらの中間部分は、蛇腹状の胴部22に形成され
ている。タイロッド側開口21は、タイロッド11のダ
ストカバー装着部13に装着される。そのため、ダスト
カバー20のタイロッド側開口21内径は、タイロッド
11のダストカバー装着部13外径よりも締め代分小さ
く形成されている。従って、ダストカバー20のタイロ
ッド側開口21内径は、タイロッド11のねじ部15外
径よりも小さい。
タイロッド11のねじ部15の反フランジ部側端部16
には、先端19に向かって小径となり、かつその先端1
9の外径が、ダストカバー20のタイロッド側開口21
内径よりも小さい円錐台形状のダストカバー案内部17
が一体に形成されている。
には、先端19に向かって小径となり、かつその先端1
9の外径が、ダストカバー20のタイロッド側開口21
内径よりも小さい円錐台形状のダストカバー案内部17
が一体に形成されている。
つぎに上記ラックエンドボールジョイント1の組立てに
ついて説明する。
ついて説明する。
まず、ボールスタッド2の球頭部5にベアリング6を被
せて、ソケット7内に挿入する。つぎに、ソケット7大
開口9へタイロッド11のフランジ部12を圧入し、続
いてソケット7のかしめ部10をかしめ加工することに
よりフランジ部12を固定する。
せて、ソケット7内に挿入する。つぎに、ソケット7大
開口9へタイロッド11のフランジ部12を圧入し、続
いてソケット7のかしめ部10をかしめ加工することに
よりフランジ部12を固定する。
その後、ダストカバー20のタイロッド側開口21を、
第1図において一点鎖線で示す如く、タイロッド11の
ダストカバー装着部13に装着する。この装着作業の開
始時、タイロッド11のテーパ部17先端19の外径
が、ダストカバー20のタイロッド側開口21内径より
も小径であるので、第1図に実線で示す如く、タイロッ
ド側開口21へダストカバー案内部17先端を容易に挿
入することができる。続いてタイロッド側開口21を、
ねじ部15へと移動させる。ねじ部15の外径は、ダス
トカバー20のタイロッド側開口21内径よりもかなり
大きいが、そのタイロッド側開口21は、ねじ部15に
向かって拡径するダストカバー案内部17外周面18に
よって案内され、第1図に二点鎖線で示す如く、容易に
ねじ部15へ移動させられる。
第1図において一点鎖線で示す如く、タイロッド11の
ダストカバー装着部13に装着する。この装着作業の開
始時、タイロッド11のテーパ部17先端19の外径
が、ダストカバー20のタイロッド側開口21内径より
も小径であるので、第1図に実線で示す如く、タイロッ
ド側開口21へダストカバー案内部17先端を容易に挿
入することができる。続いてタイロッド側開口21を、
ねじ部15へと移動させる。ねじ部15の外径は、ダス
トカバー20のタイロッド側開口21内径よりもかなり
大きいが、そのタイロッド側開口21は、ねじ部15に
向かって拡径するダストカバー案内部17外周面18に
よって案内され、第1図に二点鎖線で示す如く、容易に
ねじ部15へ移動させられる。
上記第1番目の実施例においては、ダストカバー案内部
が円錐台形状であるが、ダストカバー案内部の形状は、
第2図に示す如く、円錐台部30aと円柱部31aを連
続させた形状にしても良い。
が円錐台形状であるが、ダストカバー案内部の形状は、
第2図に示す如く、円錐台部30aと円柱部31aを連
続させた形状にしても良い。
効果 以上のように本発明によれば、タイロッドの反フランジ
部側端部に形成されたダストカバー案内部は、先端の外
径がダストカバーのタイロッド側開口内径と同等あるい
はそれよりも小径であるため、ダストカバーをラックエ
ンドボールジョイントに装着する際、ダストカバーのタ
イロッド側開口へタイロッドのダストカバー案内部先端
が容易に挿入され、続いてそのタイロッド側開口は、タ
イロッドのねじ部に向かって拡径するダストカバー案内
部外周面によってねじ部へ案内されるので、タイロッド
のねじ部の強度を向上させるために径を大きくした場合
においても、ダストカバーをタイロッドに容易に装着す
ることができる。
部側端部に形成されたダストカバー案内部は、先端の外
径がダストカバーのタイロッド側開口内径と同等あるい
はそれよりも小径であるため、ダストカバーをラックエ
ンドボールジョイントに装着する際、ダストカバーのタ
イロッド側開口へタイロッドのダストカバー案内部先端
が容易に挿入され、続いてそのタイロッド側開口は、タ
イロッドのねじ部に向かって拡径するダストカバー案内
部外周面によってねじ部へ案内されるので、タイロッド
のねじ部の強度を向上させるために径を大きくした場合
においても、ダストカバーをタイロッドに容易に装着す
ることができる。
第1図は本発明の第1番目の実施例を表わすもので、ラ
ックエンドボールジョイントの部分断面平面図。第2図
は本発明の第2番目の実施例を表わすもので、第1図A
部と同部の部分断面平面図。第3図は従来のラックエン
ドボールジョイントの部分断面平面図である。 (記号の説明) 1……ラックエンドボールジョイント。 2……ボールスタッド。3……柄。 5……球頭部。6……ベアリング。 7……ソケット。9……大開口。 11……タイロッド。12……フランジ部。 13……ダストカバー装着部。 16……反フランジ部側端部。 17……ダストカバー案内部。 19……先端。20……ダストカバー。 21……内径。
ックエンドボールジョイントの部分断面平面図。第2図
は本発明の第2番目の実施例を表わすもので、第1図A
部と同部の部分断面平面図。第3図は従来のラックエン
ドボールジョイントの部分断面平面図である。 (記号の説明) 1……ラックエンドボールジョイント。 2……ボールスタッド。3……柄。 5……球頭部。6……ベアリング。 7……ソケット。9……大開口。 11……タイロッド。12……フランジ部。 13……ダストカバー装着部。 16……反フランジ部側端部。 17……ダストカバー案内部。 19……先端。20……ダストカバー。 21……内径。
Claims (1)
- 【請求項1】柄3付きボールスタッド2の一端球頭部5
がベアリング6を介してソケット7内に摺動自在に軸支
されると共に、タイロッド11の一端に一体に形成され
たフランジ部12が前記ソケット7の大開口9に圧入お
よびかしめ固定され、かつ前記タイロッド11のフラン
ジ部12に隣接するダストカバー装着部13にダストカ
バー20のタイロッド側開口21が装着され、タイロッ
ド11の他端に前記ダストカバー装着部13よりも大径
に形成されたねじ部15を有するラックエンドボールジ
ョイント1において、前記タイロッド11の反フランジ
部側端部16を、先端19に向かって小径となり、かつ
該先端19の外径が前記ダストカバー20のタイロッド
側開口21内径と同等あるいはそれよりも小さいダスト
カバー案内部17に形成したことを特徴とするラックエ
ンドボールジョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987182347U JPH0625697Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | ラックエンドボールジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987182347U JPH0625697Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | ラックエンドボールジョイント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0185517U JPH0185517U (ja) | 1989-06-07 |
JPH0625697Y2 true JPH0625697Y2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=31473795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987182347U Expired - Lifetime JPH0625697Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | ラックエンドボールジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0625697Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5262749U (ja) * | 1975-11-06 | 1977-05-09 | ||
JPS6184078U (ja) * | 1984-11-09 | 1986-06-03 |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP1987182347U patent/JPH0625697Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0185517U (ja) | 1989-06-07 |
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