JPH0625691Y2 - 止め具 - Google Patents

止め具

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JPH0625691Y2
JPH0625691Y2 JP2088990U JP2088990U JPH0625691Y2 JP H0625691 Y2 JPH0625691 Y2 JP H0625691Y2 JP 2088990 U JP2088990 U JP 2088990U JP 2088990 U JP2088990 U JP 2088990U JP H0625691 Y2 JPH0625691 Y2 JP H0625691Y2
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JP
Japan
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staple
guide surface
stopper
holding wall
guide
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JP2088990U
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JPH03112106U (ja
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重幸 海野
恵司郎 村山
勝彦 村山
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Max Co Ltd
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Max Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は止め具に関し、特にホッチキス等のステープル
打込機により打出され被綴り部材を貫通したステープル
の針足を保持するために用いられる止め具に関する。
[従来の技術] 事務用のホッチキス等のステープル打込機にあっては、
これにより打込まれ、書類等の被綴り部材の一面にはみ
出すステープルの針足が外部から見えないようにするた
めに、その針足を被覆状態に保持させる保持具が用いら
れている。これにより、針足のはみ出しに伴なう粗雑な
感じが除かれ、止め具に絵等の種々の形状を付与すれ
ば、それにファッション性を持たせることも可能であ
る。
従来、この種の止め具として、凹部を備え、この開口端
面から底部に向かって傾斜状態に誘導面を形成するとと
もに誘導面の底部側端において上記開口端面に向かって
保持壁を突設し、例えば、合成樹脂等を素材として一体
に成型してあり、該開口端面に載置された被綴り部材を
貫通したステープルの針先が誘導面に沿って保持部材ま
で下降状態に折り曲げ誘導され、続いて保持部材に対し
て貫通して係止され、針先の保持がなされるものが最近
案出されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記従来の止め具にあっては、誘導面がステ
ープルの打込み方向に対して傾斜せざるを得ず、しかも
止め具がステープルの材料、例えば鉄やスチール等の材
料より軟質の合成樹脂やアルミニウム等で形成されてい
るので、誘導面に沿って折り曲げ誘導される過程で、ス
テープルの針足が誘導面にくい込み、誘導面が削られる
場合がある。この場合には、針先が保持壁近傍まで至る
と、針先で削られる部分はその一端が誘導面と分離しな
いでまくられた状態となる。この状態から、ステープル
の針先が保持壁に係止状態に保持されるためには、該針
先は誘導面と分離しないで残る該誘導方向に沿う部分の
厚さと保持壁の厚さとを合わせた厚さ分を貫通しなけれ
ばならず、いわゆる保持壁を貫通するまでの貫通抵抗が
大きくなり、針足の座屈が生じ、綴り不良の原因となる
等、種々の問題があった。
本考案はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的は、ステープルの針足が誘導面にくみ込みその
誘導面が削られめくられる場合があっても、ステープル
の針足が保持壁を貫通するに際し、その削られめくられ
た部分を誘導面より積極的に開放して、貫通しなければ
ならない厚さ分が増大することなく、保持壁の厚さのみ
が貫通を要する厚さとし、過大の貫通抵抗に伴なう針足
の座屈が防止され、良好な綴り込みが可能となる止め具
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記従来の課題を解決するために、本考案においては、
ステープルにより被綴り部材を綴じるステープル打込機
とともに用いられ前記ステープルの材料より軟質の合成
樹脂等で構成された止め具であって、前記被綴り部材を
貫通して下降したステープルの針足と係合して該針足を
折り曲げ誘導する誘導面が形成された凹部と、該凹部内
に設けられるとともに前記折り曲げられた針足が貫通可
能な保持壁とを備えたものにおいて、前記誘導面と前記
保持壁との間に溝部を形成した構成を特徴とする止め具
を提案するものである。
また、上記構成において、前記誘導面が、前記被綴り部
材を載置する止め具支持面に対して所定角度をもって傾
斜し実質的に直線状をなすとともに下降した前記ステー
プルの針足と最初に係合する第1の誘導面と、一端にお
いて該第1の誘導面と連続するとともに他端において前
記溝部に連接され前記保持壁に向かって曲線状に形成さ
れた第2の誘導面とよりなるものが提案される。
[作用] 上記構成により本考案に係る止め具においては、誘導面
と保持壁との間に溝部を形成したので、折り曲げ誘導過
程でステープルの針足が誘導面にくい込み、誘導面が削
られめくられる場合があっても、この削られめくられた
部分は、針足が溝部を通過すると小片となって誘導面か
ら切断分離され、針足が誘導面を削ることなく誘導され
た状態と同じような状態で保持壁に達することができ保
持壁の貫通にあたっては、保持壁の厚さ分のみ貫通すれ
ばよく、いわゆる保持壁を貫通するまでの貫通抵抗が抑
制され、ステープルの針足の座屈が防止されて良好な綴
り込みが可能となる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して具体的に説明す
る。
図中、1は硬質プラスチック等の合成樹脂、例えばポリ
アセタール樹脂(登録商標:ジュラコン、テナック、デ
ルリン)により形成された止め具本体である。なお、合
成樹脂に限らず、後述のステープル5の材料、例えば鉄
やスチール等の材質よりも軟質なアルミニウム等でもよ
いものである。この止め具本体1は、通常のステープル
打込機のクリンチャ部に対応する位置に設けた止め具保
持部2に設置されるもので、図示しないステープル打出
口からドライバ3により打ち出された後、被綴り部材を
構成する書類4を貫通したステープル5の針足6,6を
保持するようになっている。
止め具本体1の上面には凹部7が設けられている。この
凹部7には、ステープルの針足6が下降し、当接して係
合し、それを折り曲げ方向に誘導するための誘導面8、
8がそれぞれ形成されている。
9、9は凹部7内に設けられた保持壁であり、鉛直方向
に向けて一対の薄板状に一体成型され、これに対し、誘
導面8により折り曲げ誘導されたステープル12の針足
13が保持、係止されるようになっている。
また、誘導面8と保持壁9との間には、第3図及び第4
図にも示すように溝部12が形成されている。
各誘導面8は第2図に拡大して示すように、第1の誘導
面10と第2の誘導面11とより構成されている。第1
の誘導面10は書類4を載置する止め具支持面13に対
して所定の角度αで傾斜し、該支持面12から実質的に
直線状をなして形成されている。この第1の誘導面10
にステープル5の針足6が下降し最初に係合する。第2
の誘導面11はその接線角度が第1の誘導面10より緩
やかに傾斜した曲線状に、前記保持壁9に向かって形成
され、該壁9の近傍では極力、該壁9に対し直交する構
成が望ましく、これによって、ステープル5の針足6が
保持壁9に滑らかに導かれるようになっている。第2の
誘導面11の一端は第1の誘導面10と連続し、他端は
溝部12に連接されている。
なお、第2図中l1は第1の誘導面10が占める長さ部
分であり、l2は第2の誘導面11が占めるl1方向に沿
う長さ部分である。
上記第1の誘導面10の傾斜角度αは30°〜50°で
あるものが好ましく、特に40°程度が良好である。
上記構成により、本考案に係る止め具においては、誘導
面8と保持壁9との間に溝部12を形成したので、第5
図に示すように、折り曲げ誘導過程でステープル5の針
足6が誘導面8にくい込み、誘導面8が削られめくらる
場合があっても、この削られめくられた部分14は、針
足6が溝部12に達しこれをを通過すると第6図に示す
ように、溝部12のところで開放されるために小片15
となって誘導面8から簡単に切断分離され、針足6が誘
導面8を削ることなく誘導された状態と同じような状態
で保持壁9に達することができ保持壁9の貫通にあたっ
ては、第6図に鎖線で示すように保持壁9の厚さ分のみ
貫通すればよく、いわゆる保持壁9を貫通するまでの貫
通抵抗が抑制されるので、ステープルの針足の座屈が防
止されて良好な綴り込みが可能となる。
また、誘導面8が、書類4を載置する止め具支持面13
に対して所定角度をもって傾斜し実質的に直線状をなす
とともに下降した前記ステープル5の針足6と最初に係
合する第1の誘導面10と、一端において該第1の誘導
面10と連続するとともに他端において溝部12に連接
され保持壁9に向かっているので、ステープル5の針足
6が下降して第1の誘導面10に係合し、それに沿って
折り曲げられる際、針足6の先端が第1の誘導面にくい
込み難く、滑らかに誘導される。すなわち、ステープル
5の針足6を保持壁9に保持するのに、従来針足を折り
曲げ誘導する誘導面を止め具支持面13より保持壁9に
向かって円弧状に形成したものがあるが、止め具がステ
ープル5の材料より軟質の材料であると針足6の誘導が
滑らかに行なわれず、くい込み、削りが生じ、座屈や綴
り荷重の増大の原因となる。本実施例の第1の誘導面1
0によれば、それらが解消されるものである。
第2の誘導面11は曲線状に形成されており、この部分
では針足6のくい込みが考えられるが、第1の誘導面1
0の長さ部分l1に比して第2の誘導面11の長さ部分
2を極力小さくし、その第2の誘導面11を溝部12
の近傍部に位置させることにより、針足6のくい込み、
削りによる座屈等の問題が最小限に押えられ、更に、く
い込み、削りが生じた場合にも、その削られめくられた
部分は上記溝部12により分離されるので、保持壁9を
貫通するまでの貫通抵抗が抑制され、この間での針足6
の座屈を積極的に防止することができる。
以上に実施例を挙げて本考案を説明したが、本考案は上
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施例に
おいては、ステープル5の針足6の折り曲げ方向が内側
になるような構造としたが、これは外側に折り曲げる構
造としてもよいことは勿論である。
[考案の効果] 以上に説明したように、本考案に係る止め具によれば、
誘導面と保持壁との間に溝部を形成したので、折り曲げ
誘導過程でステープルの針足が誘導面にくい込み、誘導
面が削られる場合があっても、この削られめくられた部
分は、針足が溝部を通過すると小片となって誘導面から
簡単に切断分離され、針足が誘導面を削ることなく誘導
された状態と同じような状態で保持壁に達することがで
き保持壁の貫通にあたっては、保持壁の厚さ分のみ貫通
すればよく、いわゆる保持壁を貫通するまでの貫通抵抗
が抑制され、ステープルの針足の座屈が防止されて良好
な綴り込みが可能となる等、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る止め具の縦断面図、第
2図は誘導面を示す第1図の部分拡大図、第3図は要部
平面図、第4図は第1図の4−4線断面図、第5図及び
第6図はステープルの針足の誘導状態を示す要部拡大縦
断面図である。 1…止め具本体、4…書類 5…ステープル、6…針足 7…凹部、8…誘導面 9…保持壁、10…第1の誘導面 11…第2の誘導面、12…溝部 13…止め具支持面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステープルにより被綴り部材を綴じるステ
    ープル打込機とともに用いられ前記ステープルの材料よ
    り軟質の合成樹脂等で構成された止め具であって、前記
    被綴り部材を貫通して下降したステープルの針足と係合
    して該針足を折り曲げ誘導する誘導面が形成された凹部
    と、該凹部内に設けられるとともに前記折り曲げられた
    針足が貫通可能な保持壁とを備えたものにおいて、前記
    誘導面と前記保持壁との間に溝部を形成したことを特徴
    とする止め具。
  2. 【請求項2】前記誘導面が、前記被綴り部材を載置する
    止め具支持面に対して所定角度をもって傾斜し実質的に
    直線状をなすとともに下降した前記ステープルの針足と
    最初に係合する第1の誘導面と、一端において該第1の
    誘導面と連続するとともに他端において前記溝部に連接
    され前記保持壁に向かって曲線状に形成された第2の誘
    導面とよりなる請求項1記載の止め具。
JP2088990U 1990-02-28 1990-02-28 止め具 Expired - Lifetime JPH0625691Y2 (ja)

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