JPH0625687B2 - 質量流量計 - Google Patents

質量流量計

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JPH0625687B2
JPH0625687B2 JP8323289A JP8323289A JPH0625687B2 JP H0625687 B2 JPH0625687 B2 JP H0625687B2 JP 8323289 A JP8323289 A JP 8323289A JP 8323289 A JP8323289 A JP 8323289A JP H0625687 B2 JPH0625687 B2 JP H0625687B2
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繁 西山
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は質量流量計に係り、特に被測流体の質量流量を
直接計測する構成とされた質量流量計に関する。
従来の技術 被測流体の流量は流体の種類,物性(密度,粘度な
ど),プロセス条件(温度,圧力)によって影響を受け
ない質量で表わされることが望ましい。従来、被測流体
の質量流量を計測する質量流量計としては、例えば被測
流体の体積流量を計測しこの計測値を質量に換算するい
わゆる間接型質量流量計と、間接型質量流量計よりも誤
差が小さく被測流体の質量流量を直接計測するいわゆる
直接型質量流量計とがある。この種の質量流量計では特
に流量をより高精度に計測できる直接型質量流量計とし
て各々異なった原理に基づいた種々の流量計が提案され
つつある。また、その中の一つとして振動するセンサチ
ューブ内に流体を流したときに生ずるコリオリの力を利
用して質量流量を直接計測する流量計がある。
また、このコリオリ力を利用する質量流量計としては、
例えば第11図に示すものが考えられている。
第11図中、質量流量計1は一対のセンサチューブ2,
3がマニホールド4に組付けられてなる。マニホールド
4は主配管としての流入管5と流出管6との間に設けら
れ、流入管5に接続された流入路と、流出路6に接続さ
れた流出路(共に図示せず)とを有する。
上側のセンサチューブ2は、マニホールド4内の流入路
に接続され、主配管の長手方向に延在する直管部2a
と、マニホールド4内の流出路に接続され、直管部2a
と平行に延在する直管部2bと、直管部2a,2bの先
端で折り返すように曲げられた曲部2c,2dと、この
曲部2cと2dとを接続するU字状の接続部2eとより
なる。
又、下側のセンサチューブ3は上記センサチューブ2と
同一形状に形成され、直管部3a,3bが主配管として
の流出管6及び直管部2a,2bと平行となるようにセ
ンサチューブ2と上,下対称に配設されている。第12
図に示す如く、センサチューブ2,3の接続部2e,3
eは流出管6より起立するブラケット8a,8bにろう
付け等により固定されている。一対のセンサチューブ
2,3の直管部2a,2b,3a,3bは支持板7を貫
通し、支持板7にろう付けで固定されている。又、流入
側の直管部2aと3aとの間、及び流出側の直管部2b
と3bとの間にはピックアップ9,10が配設されてい
る。
11,12は加振器で、直管部2aと2bとの先端間,
直管部3aと3bとの先端間に設けられている。
センサチューブ2,3は加振器11,12により加振さ
れ、センサチューブ2,3のばね定数とセンサチューブ
2,3内を流れる流量によって決まる固有振動数で振動
する。
従って、振動するセンサチューブ2,3内を流体が通過
すると、コリオリの力が発生し直管部2a,2b,3
a,3bにコリオリ力により変位が生ずる。一対のセン
サチューブ2,3は夫々 180゜の位相差でもって加振さ
れており、例えば上側のセンサチューブ2の直管部2
a,2b間が離間するとき、下側のセンサチューブ3の
直管部3a,3b間が近接する。
ピックアップ9,10は夫々上記の如く振動するセンサ
チューブ2,3の相対的な変位を検出する。そして、ピ
ックアップ9,10の出力信号に基づき、センサチュー
ブ2,3内を流れる流体の質量流量が求まる。
発明が解決しようとする課題 上記質量流量計において、一方のセンサチューブ2につ
いて考えてみると直管部2a,2bが支持板7に固定さ
れ接続部2eがブラケット8aにより流出管6に固定さ
れているため、センサチューブ2の直管部2a,2bは
支持板7を支点として矢印X方向に揺動しやすく、曲部
2c,2dはブラケット8aを支点として矢印X方向に
揺動しやすい。従って、流量計測時においては、前述の
如く、センサチューブ2の直管部2a,2bを近接又は
離間方向に振動させる際、例えば流入管5あるいは流出
管6の配管振動等により上記の如く固定された3点を支
点として直管部2a,2bが平行なまま矢印X方向(水
平方向)に揺動しようとする振動が発生しやすいといっ
た課題がある。そのため、センサチューブ2においては
流入側の直管部2aと流出側の直管部2bとの振幅に差
が生じてしまい、コリオリ力の大きさにも差が生じてし
まう。この現象は下側のセンサチューブ3においても同
様に発生する。
さらに、上記質量流量計1では、加振器11によりセン
サチューブ2の直管部2a,2bを夫々近接又は離間方
向に駆動するとき、曲部2c,2dが捩じられて各直管
部2a,2bの振動が許容される。その際曲部2c,2
dを捩る力により接続部2eを上,下動させようとする
力が作用するが、接続部2eが流出管6に固定されてい
るので、第13図に示す如くその反力により直管部2
a,2bが励振方向と直交する上,下方向(矢印Y方
向)に振動してしまう。即ち、直管部2a,2bを離間
させると接続部2eは下動し、直管部2a,2bを近接
させると接続部2eは上動する。又、下側のセンサチュ
ーブ3でも上記と同様な現象が発生する。そのため、上
記質量流量計1では直管部2aと3a,2bと3bとの
間に設けられたピックアップ9,10の出力信号の時間
差(位相差出力)にふらつきが発生し、流量がゼロのと
きでも位相差出力が発生してしまうので流量があるもの
として誤検出してしまうといった課題がある。
又、上記質量流量計1では流出管6の振動がブラケット
8a,8bを介して直接センサチューブ2,3に伝達さ
れ、これにより器差特性が低下してしまうこともあると
いった課題がある。
そこで、本発明は上記課題を解決した質量流量計を提供
することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記質量流量計において、一端が一方のセンサ
チューブの第1,第2の曲部の端部近傍の2点に固定さ
れ、他端が地方のセンサチューブの第1,第2の曲部の
端部近傍の2点に固定され、一端と他端とを主配管を避
けて接続してなる保持部材を一対のセンサチューブ間に
装架してなる。
作用 一対のセンサチューブの第1,第2の曲部の端部近傍の
2点を固定して第1,第2の曲部の強度を高めて第1,
第2の直管部が平行に揺動したり、励振方向と異な方向
に振動しないように保持することにより、ピックアップ
の出力信号のふらつき発生を無くすとともに、主配管の
振動がセンサチューブに伝達しないようにする。
実施例 第1図乃至第5図は本発明になる質量流量計の一実施例
を示す。
各図中、質量流量計21は流入口21aがその中心部
に開口する流入側フランジ21aと、流出口(図示せ
ず)が開口する流出側フランジ21bとの間に、一対の
センサチューブ22,23(第2図に示す)が接続され
るマニホールド24と、センサチューブ22,23を収
納し、これを保護する箱状のカバー21cとが配設され
てなる。
上記カバー21cの上面21c及び下面21c(第
1図中隠れて見えない)には被測流体の流れ方向を示す
矢印21d,21eが設けられている。従って、質量流
量計21を取付ける際は、矢印21d又は21eを上に
して、流入側フランジ21aを上流側配管(図示せず)
に接続し、流出側フランジ21bを下流側配管(図示せ
ず)に接続する。
第4図に示す如く、一対のセンサチューブ22,23は
マニホールド24に組付けられており、マニホールド2
4は流入管25と流出管26との間に設けられ、流入管
25に接続された流入管24aと、流出管26に接続さ
れた流出管24bとを有する。又、流入路24aには
左,右に分岐する接続口24a,24aに連通して
いる。
なお、流出路24bも流入路24aと同様に分岐した接
続口24b,24bと連通している。又、マニホー
ルド24の上面には質量流量計21の出力信号を取り出
すためのコネクタ24cが設けられている。
第2図に示す如く、一対のセンサチューブ22,23は
上記マニホールド24より水平方向に延在し、且つ上下
方向に起立する垂直面を介して横方向に対称となるよう
に配設される。
一方のセンサチューブ22は、その基端を流入路24a
の接続口21aにろう付等により接続固定され、配管
方向に延在する第1の直管部22aと、基端を流出路2
4bの接続口24bに接続固定され、第1の直管部2
2aと平行に延在する第2の直管部22bと、第1,第
2の直管部22a,22bの先端より基端側へ折り返す
ように曲げられた曲部22c,22dと、この曲部22
cと22dとを接続するU字状の接続部22eよりな
る。
又、他方のセンサチューブ23は上記センサチューブ2
2と同一形状に形成され、直管部23a,23bが流出
管26及び直管部22a,22bと平行となるように流
出管26を介してセンサチューブ22と対称に配設され
ている。センサチューブ22,23の接続部22e,2
3e間は保持部材28により接続され交互に保持されて
いる。
第6図に示す如く、保持部材28は、一方のセンサチュ
ーブ2を固定する第1の固定部28aと、他方のセンサ
チューブ3を固定する第2の固定部28bと、流出管2
6の外径より大径な内径を有するリング部28cと、第
1,第2の固定部28a,28bとリング部28cとを
接続する接続部28d,28eとよりなる。
センサチューブ2は第1の固定部28aを貫通してお
り、円弧状の接続部22eと曲部22c,22dとの接
続部分が固定部28aにろう付等により固定されてい
る。又、センサチューブ3も同様に第2の固定部28b
を貫通し、接続部23eと曲部22c,22dとの接続
部分が固定部28bに固定されている。
又、センサチューブ22の直管部22a,22bは支持
板27を貫通し、支持板27にろう付等により固定され
ており、センサチューブ23の直管部23a.23bも
同様に支持板27に貫通固定されている。
従って、センサチューブ22においては支持板27及び
保持部材28により4点を支持されており、そのため、
曲部22c,22dの矢印Y方向の振動に対する強度が
向上している。又、流量計測時には後述する加振器33
により励振されるセンサチューブ22は、支持板27及
び保持部材28との固定部が支点となって直管部22
a,22b,曲部22c,22dが矢印Y方向に振動す
る。よって、センサチューブ22は矢印Y方向の振動が
加えられても、上記4点支持により補強されているの
で、直管部22a,22bが平行なまま矢印Y方向に振
動するといった現象が抑制される。即ち、センサチュー
ブ22は外乱に対して安定な振動系を保持し、流入側と
流出側での振幅が異なりコリオリ力に差が出ることが防
止されている。
又、センサチューブ23においても上記センサチューブ
22と同様な特性を有している。
保持部材28のリング部28cは流出管26に非接触に
設けられ、センサチューブ22,23に流出管26から
の配管振動が伝達しないようにしている。又、上記一対
のセンサチューブ22,23においては、流入側の直管
部22a,23aとの間、及び流出側の直管部22bと
23bとの間にはピックアップ29,30が配設されて
いる。従って、流出管26を介して配管振動が後述する
ピックアップ29,30により検出され、その際出力信
号にふらつきが発生することが防止される。
なお、ピックアップ29,30は夫々同一構成であるの
で一方のピックアップ29につき説明する。
第7図及び第8図中、ピックアップ29はセンサチュー
ブ22の直管部22aの途中より突出するブラケット3
1に保持されたコイル部29aと、コイル部29aに
左,右方向で対向するようにコ字状のブラケット32に
設けられたマグネット29b,29cとよりなる。な
お、ブラケット32は横方向に延在し、センサチューブ
23の直管部23aに接続されている。
従って、センサチューブ22,23が振動すると、直管
部24aに設けられたコイル部29aがマグネット29
b,29c間で矢印X方向に相対的に変位する。そのた
め、コイル部29aには直管部22a,23aの相対変
位に応じた起電力が発生し、ピックアップ29はコイル
部29aの電圧より直管部23aの変位を検出する。
33,34は加振器で、直管部22aと22bとの先端
間,直管部23aと23bとの先端間に設けられてい
る。
加振器33は実質電磁ソレノイドと同様な構成であり、
流入側の直管部22aに取付けられたコイル部33a
と、流出側の直管部22bに取付けられ、コイル部33
a内に嵌入するマグネット部33bとよりなる。従っ
て、加振器33はコイル部33aに通電されると、直管
部22a,22bを矢印Y方向(上,下方向)に加振す
る。
尚、加振器34は上記加振器33と同一構成であるの
で、その説明は省略する。
次に、上記構成になる質量流量計21の計測動作につき
説明する。
流量計測時、一対のセンサチューブ22,23は上記加
振器33,34の動作により内部に流体が流れている状
態で加振される。流入管25よりマニホールド24の流
入路24aに流入した被測流体は、分流してセンサチュ
ーブ22,23の下方の直管部22a,23aに流入
し、曲部22c,23c、接続部22e,23e、曲部
22d,23dを通過して上方の直管部22b,23b
に至り、マニホールド24の流出路24bで合流して流
出管26より流出する。又、センサチューブ22,23
は加振器33,34により加振されているので、センサ
チューブ22,23のばね定数とセンサチューブ22,
23内を流れる流量によって決まる固有振動数で矢印X
方向(上下方向)に振動する。
上記のように振動するセンサチューブ22,23内を流
れる液体中に気体が混入しているとき、特に流速の遅い
微少流量を計測する場合、センサチューブ22,23内
に気体が滞留しやすくなる。しかるに、一対のセンサチ
ューブ22と23とは第2図に示す如く上下方向に起立
する垂直面を間に介して対称となるように水平方向に延
在して設けられているので、液体中に気体が混入してい
ても上方の直管部22b,23bに気体が滞留しやすく
なる。従って、一対のセンサチューブ22,23は気体
滞留位置が略同一となるため、気体の滞留位置の相違に
より固有振動数がずれてしまうことが防止され、結果的
に気体滞留位置のずれにより出力信号が乱れてしまうこ
とが防止される。
まず、一対のセンサチューブ22,23のうち一方のセ
ンサチューブ22の動作について説明する。
なお、直管部22a,22b及び23a,23bは振動
する際、互いに離間する方向に弾性変形した後、直管部
22a,22b,23a,23b自体の弾性復元力で互
いに近接する方向に変形する。
第9図に示す如く、直管部22a,22bは支持板27
にろう付等により固定されているため、支持板27の貫
通部分を支点として先端にいくほど矢印X方向に大きく
振動する。従って、直管部22a,22bでは上記振動
に伴って角速度ωの変形が生ずる。また、曲部22c,
22dはU字状に曲げられているため、加振器33が矢
印X方向の加振動作をしても曲部22c,22eが保持
部材28を支点として加振方向に撓み、直管部22a,
22bの先端側の変位を許容する。
上記の如く、振動するセンサチューブ22内に流体が流
れると、流入側の直管部22aにおいてはその先端へい
くほど振幅が大きくなるため、流体の矢印X方向の速度
が大となる。よって、流体には振動方向の加速度が与え
られる。また、流出側の直管部22bにおいては、マニ
ホールド24側へ戻るほど矢印X方向の速度が徐々に減
少するため、流体には負の加速度がつく。このように、
センサチューブ22の振動に伴って流体に加速度がつく
と、加速度の方向と逆の方向のコリオリ力(Fc)が生
ずる。
第9図(A),(B)に示す如く、流入側の直管部22
aが角速度−ωで矢印X方向に変位し、流出側の直管
部22bが角速度+ωで矢印X方向に変位したとす
る。このように、直管部22a,22bが互いに離間す
る方向に変位する1行程においては、第10図(A),
(B)に示すように直管部22a,22bで矢印X
向のコリオリ力Fcが発生する。よって、直管部22
a,22bは2点鎖線で示す本来の変位位置よりも夫々
実線で示す位置に−δ,+δずれる。
次に、第9図(C),(D)に示す如く、流入側の直管
部22aが角速度+ωで矢印X方向に変位し、流出側
の直管部2bが角速度ωで矢印X方向に変位したとす
る。このように、直管部22a,22bが互いに近接す
る方向に変位する1行程においては、第10図(C),
(D)に示す如く直管部22a,22bで矢印X方向
のコリオリ力Fcが発生する。従って、直管部22a,
22bは2点鎖線(本来の変位位置)より実線で示す位
置に−δ,+δずれる。
尚、一対のセンサチューブ22,23は夫々 180゜の位
相差でもって加振されており、例えば一方のセンサチュ
ーブ22の直管部22a,22b間が離間するとき、他
方のセンサチューブ23の直管部23a,23b間が近
接する。
即ち、センサチューブ22が第9図(A),(B)に示
すように変位するとき、センサチューブ23は第9図
(C),(D)に示すように変位する。よって、一方の
センサチューブ22の直管部22a,22bでは第10
図(A),(B)に示すようにコリオリ力が発生し、他
方のセンサチューブ23の直管部23a,23bでは第
10図(C),(D)に示すようなコリオリ力が生ず
る。
上記コリオリ力Fcは、ピックアップ29,30により
直管部22a,22bの変位−δ,+δの大きさ、ある
いは直管部22a,22bの位相角度差を検出すること
により求まる。またコリオリ力FcはFc=2ωmvで
表わされ、質量流量(mv)は角速度ω及びコリオリ力
Fcを求めることにより得られる。
ピックアップ29,30は直管部22a,22bの変位
−δ,+δを時間差の信号として検出する。よって、ピ
ックアップ29,30のコイル部で得られる電圧がある
基準電圧から異なるある電圧に変化するまでの時間を計
測し、この時間が流量に比例する。
なお、ピックアップ29,30の出力信号は整形,増幅
されたのち、時間積分により質量流量に比例した電圧信
号となる。さらに、この電圧信号は周波数信号に変換さ
れ、出力回路(図示せず)より電圧パルス信号及びアナ
ログ信号として出力される。質量流量計21ではセンサ
チューブ22,23に生ずるコリオリ力による直管部2
2a,23a及び22b,23bの変位が2倍となって
検出でき、流量を精度良く計測できる。また、上記コリ
オリ力の発生に伴うセンサチューブ22,23の位相差
を検出する際、外部振動(振動ノイズ)が入力されても
相殺され外部振動の影響を受けることなく安定に流量を
計測できる。
上記のように、センサチューブ22,23が加振器3
3,34の励振動作により振動する際接続部22e,2
3eには矢印X方向に変位させる力が作用するが、接続
部22e,23eを連結保持する保持部材28が流出管
26を避けるように設けられているので、保持部材28
は接続部22e,23eが矢印X方向に変位することを
許容する。
そのため、第13図に示すように、直管部22a,22
b,23a,23bが加振器33,34の励振方向と直
交する矢印X方向に振動することが防止される。よっ
て、流量計測時ピックアップ29,30の出力信号に直
管部22a,22b,23a,23bの不要な振動によ
るふらつきが発生することが防止され、安定な流量計測
が行なえるとともに、より正確な流量計測を行なえる。
尚、上記実施例では保持部材28を第6図に示すように
固定部28a,28bと接続部28d,28eとをT字
状に接続し、さらに接続部28d,28eをリング部2
8cに接続した形状としたが、これに限らず、要は曲部
22c,22d及び23c,23dの各2点を固定し、
且つ主配管としての流出管26を避けるような形状であ
れば良い。
発明の効果 上述の如く、本発明になる質量流量計は、一対のセンサ
チューブの第1,第2の曲部近傍を保持し、且つ主配管
に接触しないように形成された保持部材を一対のセンサ
チューブ間に設けてなるため、センサチューブを補強し
て第1,第2の直管部が平行なまま揺動することを防止
し、加振器による励振以外の振動が発生しにくい振動系
にすることができ、しかも主配管からの配管振動がセン
サチューブに伝達されたピックアップの出力信号が乱
れ,器差が低下してしまうことを防止できる。
さらに、加振器による励振動作によりセンサチューブの
接続部が変位することを許容できるので、直管部が励振
方向とは異なる方向に振動することを防止して、ピック
アップの出力信号のふらつき現象を無くしてより正確な
流量計測を実現して流量計に対する信頼性を高めること
ができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる質量流量計の一実施例の外観斜視
図、第2図は本発明の要部を示すようカバーを外した状
態の斜視図、第3図は一部切截底面図、第4図は質量流
量計の正面図、第5図は第3図中V−V線に沿う縦断面
図、第6図は保持部材を説明するための縦断面図、第7
図は第4図中VI−VI線に沿う縦断面図、第8図はピック
アップの拡大図、第9図,第10図は流量計測時のセン
サチューブの動作を説明するための側面図、第11図乃
至第13図は従来の質量流量計を説明するための斜視
図,縦断面図,振動解析パターン図である。 21……質量流量計、21c……カバー、21d,21
e……矢印、22,23……センサチューブ、24……
マニホールド、25……流入管、26……流出管、27
……支持板、28……保持部材、28a,28b……固
定部、28c……リング部、28d,28e……接続
部、29,30……ピックアップ、33,34……加振
器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端を被測流体が流入する流入口に連通し
    該被測流体が通過する主配管の延在方向と同方向に延在
    する第1の直管部と、一端が該主配管に連通する流出口
    に連通し前記第1の直管部と平行に延在する第2の直管
    部と、該第1の直管部の他端より第1の直管部の一端側
    へ曲げられた第1の曲部と、該第2の直管部の他端より
    第2の直管部の一端側へ曲げられた第2の曲部と、第
    1,第2の曲部の両端を接続する接続部とより形成され
    た一対のセンサチューブを前記主配管を介して対称に配
    設し、該一対のセンサチューブの第1の直管部と第2の
    直管部とを近接離間方向に振動させ、該一対のセンサチ
    ューブの第1の直管部間及び第2の直管部間の相対変位
    を検出して該一対のセンサチューブ内を流れる流量を計
    測する質量流量計において、 一端が前記一方のセンサチューブの第1,第2の曲部の
    端部近傍の2点に固定され、他端が前記他方のセンサチ
    ューブの第1,第2の曲部の端部近傍の2点に固定さ
    れ、前記一端と他端とを前記主配管を避けて接続してな
    る保持部材を前記一対のセンサチューブ間に装架してな
    ることを特徴とする質量流量計。
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