JPH06255428A - 自動車用電装品の寿命推定方法及びその装置並びにこの装置を搭載した自動車と自動車用表示パネル - Google Patents

自動車用電装品の寿命推定方法及びその装置並びにこの装置を搭載した自動車と自動車用表示パネル

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JPH06255428A
JPH06255428A JP4106093A JP4106093A JPH06255428A JP H06255428 A JPH06255428 A JP H06255428A JP 4106093 A JP4106093 A JP 4106093A JP 4106093 A JP4106093 A JP 4106093A JP H06255428 A JPH06255428 A JP H06255428A
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JP
Japan
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automobile
key switch
life
vehicle
cumulative number
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Application number
JP4106093A
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English (en)
Inventor
Takanori Sato
隆徳 佐藤
Hiroshi Miyao
博 宮尾
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車に搭載される電装品の劣化程度を的確
に判断できる情報を求め、部品交換時期や中古車の価格
査定の適正化を図る。 【構成】 キースイッチ2がONされたとき、スタータ
モータ端子3に現れる電気信号を波形成形回路71によ
りパルス波形に成形し、これをカウンタ72で計数し、
キースイッチ2のON回数の累積値を不揮発性メモリ7
5に格納すると共に、この累積値を必要に応じて表示部
74に表示する。電装品は、通電/遮断に伴って発熱/
冷却のヒートショックを繰り返す。この繰り返し回数が
電装品の劣化に大きく影響するため、この繰り返し回数
つまりキースイッチON累積数を求めることで、電装品
の劣化程度を的確に予測することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガソリン式,電気式,メ
タノール式等の燃料の種類に関係なくすべての自動車に
係り、特にその電装品の劣化程度を精度良く推定するの
に好適な寿命推定方法とその装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車には各種の電装品等が搭載されて
いる。自動車を安全に運転するには、これらの電装品の
寿命を的確に推定し、部品交換を行う必要がある。ま
た、中古自動車の価格はこれらの電装品の余寿命に大き
く依存するため、中古自動車に搭載されている電装品の
寿命を的確に推定することが必要となる。
【0003】自動車に搭載されている実装部品を管理す
る従来装置として、例えば特開昭55−140626号
公報記載のものがある。この従来装置では、自動車の運
転履歴として、エンジン回転数の累積値や、燃料噴射時
間の累積値をメモリに格納しておき、これらの値を用い
て実装品の寿命を推定している。また一般に、中古自動
車の価格は、タコメータの累積走行距離に依存して決め
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動車の累積走行距離
は、自動車の走行履歴を知るのに簡便で便利な方法であ
るが、走行距離数が同一でも、ユーザによって走行内容
が異なるために、エンジンおよび車両部品にかかる負荷
の程度が異なり、劣化具合も異なってくる。このため、
走行距離数でユーザないし整備者が車両部品等の点検、
交換時期を判断するには不十分である。また、タコメー
タは単に走行時のエンジンの回転数を逐次表示するだけ
である。
【0005】このように上記従来技術は、車両部品等の
点検,交換時期を的確に判断し、これら車両部品の故障
からくる走行中の事故防止の低減を積極的に図るもので
はなく、電装品等の寿命を高精度に予測する情報源とし
ては不十分である。このため、中古車の価格査定に適正
さを欠く面もある。
【0006】本発明の目的は、自動車用電装品の寿命を
高精度に予測することができ、部品の交換時期や中古車
の価格査定を適正に行うことの可能な寿命推定方法及び
その装置並びにこの装置を搭載した自動車と自動車用表
示パネルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、自動車の駆
動装置を起動するキースイッチのオンまたはオフの累積
回数を記憶しておき、前記キースイッチをオンすること
で通電される電装品の劣化程度を前記累積回数から推定
し、必要な場合はこれを表示パネルに表示することで、
達成される。
【0008】
【作用】キースイッチのONないしOFF回数の累積値
は、エンジンおよび電装品(例えばスタータモータ)の
起動/停止の回数を示すものである。起動/停止毎に電
装品に大電流が通電/遮断されると、その度に、電装品
は通電に伴う発熱/冷却がおき、所謂ヒートショックを
受ける。このヒートショックが電装品の劣化程度に大き
く影響する。従って、ON/OFFの累積回数が多い
と、走行距離数が少ない車両でも電装品の劣化が進んで
いる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、従来のガソリンエンジン式自動車の始
動点火系回路系統に、本発明の一実施例に係る寿命推定
装置を適用したときの回路図である。エンジンの始動
(起動)時にバッテリ電源1のキースイッチ2をONす
ると、キースイッチ2が点火コイル端子5→ラジオ・オ
ーディオ端子6→スタータ端子3の順に接続され、バッ
テリ1の出力端子が、点火コイル端子5とラジオ・オー
ディオ端子6に接続され、点火コイル51および点火プ
ラグ52等の点火系がスタンバイ状態になり、更にスタ
ータ端子3を経てスタータモータ31を起動する。スタ
ータモータ31の起動により点火系が作動し、エンジン
4が始動する。また、エンジンの始動と同時にキースイ
ッチ2の先端がラジオ・オーディオ端子6に戻り、スタ
ータモータ31とバッテリ1との接続が遮断される。
【0010】本実施例では、キースイッチのON回数の
累積値を、図1のON回数累積値計測ユニット7で計測
する。この計測ユニット7は、スタータモータ31と電
気的に並列にスタータモータ端子3に接続されている。
計測ユニット7は、直流電圧をパルス電圧波形に変換す
る波形成形器71と、パルス数を計測するパルスカウン
タ(累算器付)72と、カウンタ72の内容を読み取っ
て表示部74の内容及び不揮発性メモリ75の内容を更
新する駆動回路73とを備える。
【0011】表示部74は、自動車のフロントパネルの
一部に設けるのが好ましい。しかし、この表示は、ユー
ザよりも自動車の整備員にとって重要な意味があるた
め、通常は見えない場所に表示したり、また、表示部を
接続する端子のみを計測ユニット7に設け、この端子に
外付け別の表示部を接続したとき累積値を表示するよう
にしてもよい。表示方式についても、液晶,発光ダイオ
ード等の方式があるが、その方式はどれでもよいことは
いうまでもない。
【0012】カウンタ72の内容は逐次不揮発性メモリ
75に書き込まれるが、このメモリ75は通常時にはバ
ッテリ1の電源で記憶内容が保持され、バッテリ1が交
換されるときは予備の図示しない電池で記憶ないようが
保持されるようになっている。尚、このメモリ75とし
て、主要部品対応に複数個設け、各主要部品毎の使用回
数にキースイッチON回数累積値が達したとき部品交換
を表示部に表示するようにしてもよい。各部品ごとにメ
モリを用意する場合には、部品交換の際に該当メモリの
内容を修正したりリセットできるようにする。
【0013】本実施例の構成によれば、キースイッチの
ONないしOFF回数の累積値を主要部品ごとにメモリ
し、必要に応じてその内容を呼び出し、修正,表示する
ことができるので、エンジンの起動ないし停止回数が劣
化故障要因になるような部品(例えば、スタータモー
タ、ジェネレータ等の電装部品)の点検、交換時期を容
易に予測でき、走行中でのこれら部品の故障を低減する
ことができる。また、ON−OFF累積回数の情報を中
古車車両の価格査定に利用することもできる。
【0014】キースイッチON累積数に加え、エンジン
累積回転数も加味すると、電装品のより高精度の寿命推
定を行うことができる。図2は、このエンジン累積回転
数を計測する部分の回路構成図である。図1と同一符号
のものは同一機能を有する部品を示す。エンジン累積回
転数計測ユニット10は、例えば適用するエンジン回転
数計(タコメータ)9が電流検出式のものでは、図2の
ごとく電気的に点火回路(点火コイル51,ディストリ
ビュータ53)に直列に接続する。本実施例のエンジン
回転数累積値計測ユニット10は、図1のON−OFF
回数累積値計測ユニット7と同一構成となっている。即
ち、波形成形器101と、パルス数を計測するパルスカ
ウンタ(累算器付)102と、駆動回路103と、表示
部104(表示部74と兼用してもよい)と、メモリ7
5とからなる。
【0015】本実施例の構成によれば、キースイッチO
N回数累積値の他に(図2にはON回数累積値計測ユニ
ット7は図示を省略してある。)、エンジン回転数の累
積値も表示するので、車両部品の劣化がこれらの累積値
に大きく関係するもの(例えば,燃料噴射装置、吸排気
バルブ等のエンジン周辺部品、エンジンオイルに対して
大きな情報源になり、これら部品の点検,交換時期を的
確に知ることができる。このため、第1実施例のみの場
合に較べて、摩耗的要因を示す情報源ともなり、走行中
の故障ないしこれによる事故を低減することができる。
【0016】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、また、ガソリンエンジン車だけではな
く、ディーゼル車,メタノール車,電気自動車等他の種
類の自動車に適用できることはいうまでもない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、電装品の劣化に大きく
関係するヒートショックを与えるキースイッチON回数
累積値を求め、これにより電装品の寿命を推定するの
で、車両部品の点検,交換時期の的確に予測することが
でき、部品が故障する前に交換することが可能となる。
また、車両部品の故障からくる走行中の事故の低減を図
ることもできる。更に、中古車両の適正な価格査定を行
うことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る寿命推定装置の構成
図である。
【図2】図1に示す第1実施例に加え、エンジン回転数
累積値も加味して寿命を推定する装置のエンジン回転数
累積値を計測する部分の構成図である。
【符号の説明】 1…バッテリ、2…キースイッチ、3…スタータモータ
端子、31…スタータモータ、4…エンジン、5…点火
コイル端子、51…点火コイル、52…点火プラグ、5
3…ディストリビュータ、6…ラジオ・オーディオ端
子、7…ON回数累積値計測ユニット、71…波形成形
器、72…パルスカウタ、73…デコーダ・駆動回路、
74…表示部、75…メモリ、8…フルトラユニット、
9…エンジン回転数計、10…エンジン回転数累積値計
測ユニット、101…波形成形器、102…パルスカウ
タ、103…デコーダ・駆動回路、104…表示部、1
05…メモリ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の駆動装置を起動するキースイッ
    チのオンまたはオフの累積回数を記憶しておき、前記キ
    ースイッチをオンすることで通電される電装品の劣化程
    度を前記累積回数から推定することを特徴とする自動車
    用電装品の寿命推定方法。
  2. 【請求項2】 自動車の駆動装置を起動するキースイッ
    チのオンまたはオフの累積回数を記憶しておき、自動車
    に搭載された電装品毎に予め決められた使用回数と前記
    累積回数とを比較して電装品毎の部品交換時期を推定す
    ることを特徴とする自動車用電装品の寿命推定方法。
  3. 【請求項3】 自動車の駆動装置を起動するキースイッ
    チのオンまたはオフになる状態を計測する手段と、該計
    測手段が計測したオン回数またはオフ回数のの累積値を
    記憶しておく不揮発性メモリとを備えることを特徴とす
    る自動車電装品の寿命推定装置。
  4. 【請求項4】 自動車の駆動装置を起動するキースイッ
    チのオンまたはオフの累積回数を表示するエリアが設け
    られていることを特徴とする自動車用表示パネル。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の寿命推定装置と、該寿命
    推定装置の不揮発性メモリに格納された累積回数を表示
    する請求項4記載の自動車用表示パネルとを備えること
    を特徴とする自動車。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の寿命推定装置と、該寿命
    推定装置の不揮発性メモリに可能されている累積回数デ
    ータを読み出す端子とを備えることを特徴とする自動
    車。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の自動車の前記端子に接続
    される表示装置であって接続されたとき前記累積回数を
    表示することを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】 自動車のキースイッチをオンすることで
    通電され電装品の寿命を、該通電毎に起こるヒートショ
    ックの累積回数を示す前記キースイッチの累積オン回数
    で推定することを特徴とする自動車用電装品の寿命推定
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記電装品はスター
    タモータであることを特徴とする自動車用電装品の寿命
    推定方法。
  10. 【請求項10】 エンジン始動を行うスタータモータ
    と、該スタータモータをオン/オフするキースイッチ
    と、該キースイッチがオンされる毎に記憶内容が+1さ
    れ随時その記憶内容が読み出される不揮発性メモリとを
    備えることを特徴とする自動車。
JP4106093A 1993-03-02 1993-03-02 自動車用電装品の寿命推定方法及びその装置並びにこの装置を搭載した自動車と自動車用表示パネル Pending JPH06255428A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275929A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Fujitsu Ten Ltd 部品劣化度評価装置及び部品劣化度評価方法
JP2017015032A (ja) * 2015-07-03 2017-01-19 いすゞ自動車株式会社 スタータモータ交換判定装置
CN112018796A (zh) * 2019-05-28 2020-12-01 本田技研工业株式会社 管理装置、管理方法及存储介质

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