JPH06254986A - 繊維強化熱可塑性樹脂パイプ成形用筒状中間体および繊維強化熱可塑性樹脂パイプの製造方法ならびに筒状中間体の製造装置 - Google Patents

繊維強化熱可塑性樹脂パイプ成形用筒状中間体および繊維強化熱可塑性樹脂パイプの製造方法ならびに筒状中間体の製造装置

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JPH06254986A
JPH06254986A JP5075138A JP7513893A JPH06254986A JP H06254986 A JPH06254986 A JP H06254986A JP 5075138 A JP5075138 A JP 5075138A JP 7513893 A JP7513893 A JP 7513893A JP H06254986 A JPH06254986 A JP H06254986A
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reinforced thermoplastic
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molding
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Teruaki Muramatsu
輝昭 村松
Yoshihiro Endo
善博 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 室温においてドレープ性もタック性も有しな
い前含浸タイプの熱可塑性樹脂含浸物を筒状に巻いて中
間体を作製し、さらに上記筒状中間体を用いてパイプを
製造するための方法および上記中間体を作製する装置を
提供することを目的とする。 [構成] 熱可塑性樹脂含浸物のシート23を例えば固
定プレート11側において、柔軟なフィルム状またはシ
ート状の誘導体22上に配置し、加熱手段12によって
加熱されている固定プレート11に対して移動プレート
16を相対的に移動させ、このときに誘導体22によっ
て繊維強化熱可塑性樹脂含浸物のシート23を誘導体2
2とマンドレル13との間に巻込んで筒状中間体26を
製作する。そしてこの筒状中間体26を用いて金型28
内で加熱および加圧しながら成形することによって、繊
維強化熱可塑性樹脂パイプ30を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化熱可塑性樹脂
パイプを成形するための筒状中間体および繊維強化熱可
塑性樹脂パイプの製造方法ならびに筒状中間体の製造装
置に係り、とくにシート状に作製された前含浸タイプの
繊維強化熱可塑性樹脂含浸物をマンドレルにワインディ
ングして筒状中間体を製造する方法および該筒状中間体
を用いて成形される繊維強化熱可塑性樹脂パイプの製造
方法ならびに上記筒状中間体の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マトリックス樹脂として熱硬化性樹脂あ
るいは熱可塑性樹脂を使用した繊維強化樹脂パイプを製
造するためのワインディング技術として、フィラメント
ワインディング法、テープワインディング法、シートワ
インディング法等が従来より用いられている。これらの
ワインディング法は、比較的粘度が低く、かつ室温にお
いてドレープ性とタック性とを有する熱硬化性樹脂をマ
トリックスとした繊維強化熱硬化性樹脂含浸物に対して
有利な方法であり、実際にパイプ製造技術として実施さ
れている。
【0003】一方熱可塑性樹脂をマトリックスとした繊
維強化熱可塑性樹脂含浸物については、強化繊維と例え
ば、繊維状あるいはパウダー状のマトリックス樹脂とを
混在させたもので、強化繊維相互がマトリックス樹脂で
接着されていないために、室温においてタック性は有さ
ないがドレープ性を有している、例えば特開昭60−2
8543号、特開平1−92232号、特開平2−14
039号のそれぞれの公報に開示されているようないわ
ゆる後含浸タイプのものと、強化繊維間にマトリックス
樹脂を例えば、溶剤法あるいはホットメルト法によって
含浸させたもので、強化繊維相互がマトリックス樹脂で
接着されているために室温においてドレープ性もタック
性も有さない、例えば特公昭52−3982号、特公昭
58−29651号、特公平4−12894号のそれぞ
れの公報に開示されているような前含浸タイプのものと
に大別できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】後含浸タイプの繊維強
化熱可塑性樹脂含浸物について上記のワインディング方
法を適用すると、かさ高くなり、繊維が乱れ易く、成形
時に樹脂を含浸させるためにかなり厳しい圧力条件と長
い保持時間とが必要になる等の問題があり、とくにパイ
プの成形用には不適当なものである。
【0005】このような問題点に鑑みて、前含浸タイプ
のものが望まれているが、室温においてドレープ性もタ
ック性も有しない前含浸タイプの繊維強化熱可塑性樹脂
含浸物はセットアップの点で、後含浸タイプのものに劣
る。従って従来は、上記のワインディング方法の適用が
困難であった。しかるに前含浸タイプのものの素材形態
を活かし、かつパイプ成形物の生産性を向上させる場合
には、シートワインディング法を適用するのが望まし
い。
【0006】例えば国際公開番号WO90−09272
号公報においては、上記のワインディング法を繊維強化
熱可塑性樹脂パイプ成形用筒状中間体の作製に適用して
いる。しかしながらその際に繊維強化熱可塑性樹脂含浸
物の巻ほぐれを防止し、巻物プライ間の隙間を低減させ
るために、巻回途中の適当なところで半田ゴテ等を用い
て仮止めするハンドレイアップ的な要素を含み、人手を
要するとともに、生産性を低下させる原因になってい
る。
【0007】
【発明の目的】本発明はこのような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、前含浸タイプの繊維強化熱可塑性樹
脂含浸物のワインディング方法を提供し、繊維強化熱可
塑性樹脂パイプ成形用筒状中間体の生産性の向上を図
り、繊維強化熱可塑性樹脂パイプの量産を可能にするこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、予めシート状
に作製した前含浸タイプの繊維強化熱可塑性樹脂含浸物
を巻くシートワインディング法に係り、従来の予めシー
ト状に作製された繊維強化熱硬化性樹脂含浸物のシート
ワインディング法に適用されているローリングテーブル
方式に類似する。従来のローリングテーブル方式では、
室温においてドレープ性もタック性も有しない繊維強化
熱可塑性樹脂含浸物を巻くことが困難であった。
【0009】本発明においては、前含浸タイプの繊維強
化熱可塑性樹脂含浸物を加熱条件下におくことによっ
て、ドレープ性とタック性とを生じさせ、柔軟なフィル
ム状またはシート状の誘導体を導入し、上記繊維強化熱
可塑性樹脂含浸物をマンドレルと導入された誘導体との
間に介在させ、好ましくは負荷圧を加えながら一方のプ
レートを移動させるときに、介在された繊維強化熱可塑
性樹脂含浸物を導入した誘導体が外側から押え付けるこ
とで巻始め部分においてもスムーズにマンドレルに密着
させながら巻付けることを可能にしたものである。
【0010】このようなワインディングの際に、誘導体
の一端を止着している他方のプレートを加熱手段で加熱
するとともに、一方のプレートを冷却手段で強制的に冷
却することにより、誘導体上におかれて軟化している繊
維強化熱可塑性樹脂含浸物をマンドレルに巻付けながら
固化することができる。これによって繊維強化熱可塑性
樹脂パイプ成形用筒状中間体の生産性が向上することに
なる。
【0011】本発明の方法に使用できる前含浸タイプの
繊維強化熱可塑性樹脂含浸物の強化材としては、炭素繊
維、ガラス繊維、芳香族ポリアミド繊維、炭化珪素繊
維、ボロン繊維、アルミナ繊維等が挙げられる。強化材
の形態においても、UD、織物、マット等が用いられて
よい。またUDや織物の場合においては、繊維巻角度に
ついてもとくに限定されない。
【0012】マトリックス用樹脂としては、熱可塑性樹
脂系全般に適用可能であり、とくに限定するものはな
い。例えばポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリ
エーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、芳香族
ポリアミド、芳香族ポリエステル、芳香族ポリカーボネ
ート、ポリエーテルイミド、ポリアリーレンオキシド、
熱可塑性ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリエチレン、ポリプロピレン等であ
る。
【0013】さらに上記繊維強化熱可塑性樹脂含浸物の
形態は、とくに限定されないが、生産性を向上する場合
には、好ましくは厚さが1mm以下であって、作製しよ
うとしているパイプの軸線方向について、100〜10
00mm、巻取り方向について、40〜600mm程度
の寸法のものが好ましい。肉厚のパイプは、数回に分け
て巻くことで製造できる。繊維角度を変える場合も同様
の方法で達成できる。
【0014】本発明の方法で繊維強化熱可塑性樹脂含浸
物のシートをマンドレルに巻付けるために用いられる柔
軟なフィルム状またはシート状の誘導体は、基本的にマ
ンドレルに密着できるようなドレープ性を有し、ワイン
ドしようとしている前含浸タイプの繊維強化熱可塑性樹
脂含浸物のマトリックス樹脂の融点以上の耐熱性を有し
ていればよく、離型性に優れている例えばポリイミドフ
ィルム、ステンレス箔フィルム、フッ素樹脂フィルム、
あるいはガラスクロスのような耐熱繊維の織物にフッ素
樹脂のような離型性の高い樹脂をコートしたシートのよ
うなものであればよく、とくに限定されない。
【0015】加熱条件は、使用したマトリックス樹脂に
よって定まるが、下限は使用したマトリックス樹脂の熱
変形温度以上(ASTM−D648 18.6kg/c
2に準拠)であり、上限はマトリックス樹脂が分解し
ない温度であればとくに限定されない。生産性の向上を
図るためには流動点あるいは融点以下に設定するのが好
ましい。加熱方法はとくに限定されないが、オイルヒー
タ、スチーム、電熱等により加熱すればよい。
【0016】マンドレルに巻付けられた繊維強化熱可塑
性樹脂含浸物のシートを強制冷却する場合には、水、圧
空、オイル等の媒体を冷却装置内あるいは冷却されるプ
レート内で循環させて行なえばよい。冷却されたプレー
トの温度は、基本的にはマトリックス樹脂のTg温度以
下であればとくに限定されない。
【0017】巻取り速度は加熱・冷却条件で設定でき
る。基本的に加熱温度が一定であれば、冷却温度を低く
することで巻取り速度を向上できる。生産性や巻易さの
点から、好ましくは加熱・冷却条件で巻取り速度を10
m/min程度の値に設定することが好ましい。
【0018】マンドレルにワインディングされる繊維強
化熱可塑性樹脂含浸物に負荷圧を作用させる場合の負荷
圧は、マンドレルに繊維強化熱可塑性樹脂含浸物を密着
させかつマンドレルが転動できる程度にかければよい。
マンドレルに対する繊維強化熱可塑性樹脂含浸物の密着
度を得、かつスムーズに繊維強化熱可塑性樹脂含浸物を
巻取るには、荷重にして50〜200kg程度かけるの
が好ましい。マンドレルは中実体でも中空体でもよく、
また材質は本発明の方法で加えられる荷重に耐えられる
ものであればとくに限定されないが、スチール製のもの
を使用するのが好ましい。
【0019】使用できるマンドレルの巻径はとくに限定
されないが、生産性の向上の点から言えば、3〜150
mm程度にするのが好ましい。また作製した筒状中間体
の離型性を向上させるためには、マンドレルに離型剤を
塗布しておいてもよい。
【0020】本発明の方法によれば、誘導体上で加熱さ
れてドレープ性とタック性とを付与された前含浸タイプ
の繊維強化熱可塑性樹脂含浸物を、導入した誘導体で巻
始め部分においてもスムーズにマンドレルに密着させな
がら巻付けることができる。へらに巻付けた後に冷却手
段で強制的に冷却しておくことで、軟化した繊維強化熱
可塑性樹脂含浸物をマンドレルに巻付けながら固化でき
るために、ハンドレイアップ的要素を含まず、このため
に繊維強化熱可塑性樹脂含浸物を自動的に巻くことが可
能になり、樹脂含浸物から成る筒状中間体の生産性の向
上が図られるようになる。
【0021】上記のような方法で得られた筒状中間体を
成形することによって、繊維強化熱可塑性樹脂パイプを
容易に製造することができる。成形方法としては、通常
パイプの成形に用いられる方法であればよく、とくに限
定されない。これらの方法は図5に示すように、内圧成
形方法と外圧成形方法とに区分される。
【0022】より具体的には、マンドレルにレイアップ
したシート状の繊維強化熱可塑性樹脂含浸物の外側に収
縮テープをラップするか、収縮チューブを配置し、加熱
したときのテープあるいはチューブの熱収縮を利用して
加圧するか、加圧型でマンドレルにレイアップした繊維
強化熱可塑性樹脂含浸物の外側から加圧しながら加熱す
るような外圧成形方法が用いられてよい。あるいはまた
図6に示すように、繊維強化熱可塑性含浸物23をマン
ドレル13にレイアップした後に脱芯し、円筒状に賦型
した繊維強化熱可塑性含浸物26の内側に可撓性を有す
る袋状物あるいは熱膨張性を有する物体27を挿入し、
これを金型28にセットアップした後に、円筒状に賦型
した繊維強化熱可塑性含浸物26の内側から加圧しなが
ら加熱してパイプ30を成形するような内圧成形方法等
が挙げられる。
【0023】内側から加圧しながら加熱するような内圧
成形方法は、成形物を外側に拡げるように力を加えるこ
とになるので、成形時の繊維の乱れが比較的少なくて好
ましい。また可撓性の袋状物を膨張体として使用した場
合に、内圧成形方法を適用し、外型を選定することで、
楕円、多角形断面等の異形の直管または曲管も容易に得
られるようになる。
【0024】次に以上のような繊維強化熱可塑性樹脂含
浸物をワインディングして筒状中間体を製造する装置に
ついて図1〜図4を参照して説明すると、この装置は例
えば円柱状のマンドレル13を具備する。このマンドレ
ル13を挟むようにその両側に移動プレート16と固定
プレート11が配置されるようになる。しかもいずれか
一方のプレート、例えば固定プレート11側には加熱手
段12を埋設するか、この固定プレート11の外側に加
熱手段を接合して配置する。
【0025】樹脂含浸物のシート23をマンドレル13
に巻付けるために用いられる誘導体22は、移動プレー
ト16と固定プレート11とに両端が止着された状態で
マンドレル13に約半周にわたって巻付けられ、U字状
に屈曲させた状態で配される。そして加熱された固定プ
レート11上の誘導体22の上側に樹脂含浸物のシート
23を配置するとともに、このシート23の先端部が誘
導体22とマンドレル13との接触部に臨むようにす
る。
【0026】このような状態において移動プレート16
を固定プレート11に対して相対的に移動させるととも
に、マンドレル13を加熱された固定プレート11およ
び誘導体22上で転動させる。すると加熱されたプレー
ト11側において誘導体22上に配置されかつ加熱手段
12によって加熱された繊維強化熱可塑性樹脂含浸物2
3がマンドレル13にワインディングされるようにな
る。そして好ましくは他方のプレート、例えば移動プレ
ート16側に設けられている冷却手段18によってマン
ドレル13に巻付けられた樹脂含浸物23が強制的に冷
却固化されるようになる。
【0027】筒状中間体の製造装置の構成は必ずしも上
記のような構成に限定されない。すなわち一対のプレー
トは一方が他方に対して相対的に移動するものであれば
よく、また加熱手段および強制冷却手段の配置も、誘導
体がマンドレルに巻込まれる方のプレート側に加熱手段
が設けられ、誘導体がマンドレルから繰出される方のプ
レートに強制冷却手段が設けられるものであればよく、
移動側のプレートに加熱手段を設け、固定側のプレート
に強制冷却手段を設けてもよい。またマンドレルにワイ
ンドアップされた熱可塑性樹脂含浸物を自然放冷によっ
て冷却することも可能であって、この場合には強制冷却
手段が必要でなくなる。
【0028】
【実施例】実施例1 前含浸タイプの繊維強化熱可塑性樹脂含浸物として、ベ
スファイト/ポリカーボネート(PC)一方向プリプレ
グ(東邦レーヨン社製)を用いる。CF目付けが162
g/m2 であって樹脂含有率(以下RCとし、重量%で
表わす。)が38%のものであり、厚さが0.25mm
のものが用いられる。
【0029】このような樹脂含浸物を表1に示すように
繊維が軸方向に対して±45°で巻取れるように準備し
た。寸法は軸方向について150mmであって巻取り方
向について55mmとし、肉厚が0.3mm程度のパイ
プが得られように設定した。これを表1に示すワインデ
ィング方法および条件によって直径が15mmのマンド
レルに巻付けた。
【0030】本実施例において用いられる筒状中間体の
製造装置は図1〜図4に示す構造になっている。この装
置はベース10を備えるとともに、ベース10上に固定
プレート11が配されている。固定プレート11内には
図1に示すようにプレートヒータ12が埋設されてい
る。また固定プレート11上を転動可能にマンドレル1
3が配置されている。
【0031】これに対してマンドレル13の上方には移
動プレート16が配されており、図1に示すように両側
の案内用ベアリング17によってレール18の下面に沿
って移動可能になっている。また上記移動プレート16
の上部にはクーラ19が配されており、このクーラ19
によって移動プレート16を介して樹脂含浸物の冷却を
行なうようにしている。そして上記誘導体22として、
ここではカプトン200Hフィルム(東レ・デュポン社
製)を使用した。
【0032】図3に示すように、前含浸タイプの繊維強
化熱可塑性樹脂含浸物23が固定プレート11側におい
て誘導体22上に配される。そして冷却装置19を下降
させて負荷圧をかけながら案内用ベアリング17上を滑
らせて移動プレート16を移動させる。すると誘導体2
2が移動プレート16に引摺られてマンドレル13に密
着しながらこのマンドレル13を固定プレート11上で
転動させる。このために加熱装置12によって誘導体2
2上で繊維強化熱可塑性樹脂含浸物23が210℃に加
熱される。ドレープ性とタック性とを生じている繊維強
化熱可塑性樹脂含浸物23は、マンドレル13と誘導体
22との間に介在され、マンドレル13の外周面に密着
させながら巻付けられる。このときに繊維強化熱可塑性
樹脂含浸物23はマンドレル13の上方において、クー
ラ19によって強制的に冷却されている移動プレート1
6に接触するために、マンドレル13に巻付けられなが
ら固化される。このようにして繊維強化熱可塑性樹脂パ
イプ成形用筒状中間体が得られることになる。
【0033】表1に示すようにして得られた筒状中間体
は繊維の乱れがなく、良好な外観を有しており、肉厚も
巻終りの部分を除いてほぼ均一であった。さらにこの筒
状中間体にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹
脂の丸棒を挿入した後に、金型にセットアップし、N2
雰囲気中で320℃に加熱し、PTFE樹脂丸棒を膨張
させる内圧成形法でパイプ成形した。その結果表1に示
すように外観において繊維の乱れがなく、また成形物内
部にボイドがない繊維強化熱可塑性樹脂パイプが得られ
た。
【0034】比較例1 実施例1と同じ条件のベスファイト/PC一方向プリプ
レグを準備し、表1に示すように局部加熱を行ないなが
らマンドレルに、ハンドレイアップ法で繊維強化熱可塑
性樹脂含浸物を巻付け、繊維強化熱可塑性樹脂パイプ成
形用筒状中間体を作製した。得られた繊維強化熱可塑性
樹脂パイプ成形用筒状中間体はプリプレグ積層部の密着
度が低く、かさ高になっており、しかも繊維の乱れも見
られた。
【0035】とくに上記筒状中間体端部においては繊維
方向にプリプレグが裂け易く、この部分を半田ゴテ等で
仮止めする等の操作が必要になった。さらにこの筒状中
間体を成形したところ、表1に示すように外観において
は繊維が乱れ、かつ筒状中間体を作製する際に、プリプ
レグ積層部に生じた空隙を排除しきれずにボイドを残す
結果になった。
【0036】実施例2 実施例1と同様のベスファイト/PC一方向プリプレグ
を軸方向に対して90°で巻取れるように準備した。寸
法は軸方向および巻取り方向についてそれぞれ150m
mとし、肉厚が0.5mm程度のパイプが得られるよう
に設定した。そして実施例1と同様の装置を用い、直径
が15mmのマンドレルに巻付けた。なお表1のよう
に、ワインディング方法およびその条件は実施例1と同
様である。
【0037】表1に示すように、得られた繊維強化熱可
塑性樹脂パイプ成形用筒状中間体は、外観において繊維
の乱れもなく良好であり、また肉厚も巻終りの部分を除
いて均一になっていた。またこの筒状中間体を成形した
結果、表1に示すように外観においては繊維の乱れがな
く、また実施例1と同様に成形物内部にボイドのない繊
維強化熱可塑性樹脂パイプが得られている。
【0038】比較例2 実施例2と同じ条件のベスファイト/PC一方向プリプ
レグを準備し、表1に示すように局部加熱を行ないなが
らハンドレイアップ法で繊維強化熱可塑性樹脂パイプ成
形用筒状中間体を作製した。得られた筒状中間体はプリ
プレグ積層部の密着度が低く、かさ高になっており、し
かも繊維の乱れも見られた。さらにこの筒状中間体を成
形したところ、表1に示すように外観においては繊維が
乱れ、かつ筒状中間体を作製する際に、プリプレグの積
層部に生じた空隙を排除しきれずに、比較例1と同様に
ボイドを残す結果になっている。
【0039】比較例3 イ.実施例2と同じ条件のベスファイト/PC一方向プ
リプレグを準備し、表1に示すように、図7のような誘
導体22を導入していない装置で繊維強化熱可塑性樹脂
パイプ成形用筒状中間体の作製を試みた。図7に示す装
置においては、プリプレグ23上をマンドレル13が転
がるだけで繊維強化熱可塑性樹脂パイプ成形用筒状中間
体は作製されなかった。なおこのときのワインディング
条件は表1に示す通りである。
【0040】ロ.また比較例3においては、実施例2と
同じ条件のベスファイト/PC一方向プリプレグを準備
し、巻始めのプリプレグ端部をマンドレルに密着させる
目的で、図8のように予め厚さが50μmのPCフィル
ム14をマンドレル13に巻付けた場合でも、繊維強化
熱可塑性樹脂パイプ成形用筒状中間体の作製を図7の装
置で試みた。ワインディング条件は表1の通りである。
この結果プリプレグ23とマンドレル13の接着性は向
上し、巻始め部分においては良好に貼付いていたが、樹
脂が加熱軟化しているために、冷却プレートに接触する
前にプリプレグ23はマンドレル13から剥離し、巻付
けることができなかった。
【0041】ハ.さらに比較例3によれば、実施例2と
同じ条件のベスファイト/PC一方向プリプレグを準備
し、この一部を予め局部的に加熱しながらハンドレイア
ップ法で図9に示すようにマンドレル13に第1層23
´を巻付け、その後に図7に示す装置で繊維強化熱可塑
性樹脂パイプ成形用筒状中間体の作製を試みた。この結
果図7の装置でも筒状中間体を作製できたが、ハンドレ
イアップ的要素を含んでおり、生産性は向上されなかっ
た。またプリプレグ23をマンドレルに密着させて巻く
ことができず、その形状が作製された筒状中間体の形状
に反映され、良好なものが得られなかった。
【0042】実施例3 実施例1と同様のベスファイト/PC一方向プリプレグ
を軸方向に対して0/90°で巻取れるように準備し
た。寸法は軸方向については150mmであって巻取り
方向については55mmとし、肉厚が0.3mm程度の
パイプが得られるように設定し、直径15mmのマンド
レルに巻付けた。ワインディング方法およびその条件は
表1の通りである。
【0043】表1に示すようにして得られた筒状中間体
は繊維の乱れもなく、良好な外観を有しており、肉厚も
巻終りの部分を除いて均一になっていた。またこの筒状
中間体を成形した結果、表1に示すように外観において
は繊維の乱れもなく、かつ成形物内部にボイドのない繊
維強化熱可塑性樹脂パイプが得られた。
【0044】比較例4 実施例3と同じ条件のベスファイト/PC一方向プリプ
レグを準備し、表1に示すように局部加熱を行ないなが
らのハンドレイアップ法で繊維強化熱可塑性樹脂パイプ
成形用筒状中間体を作製した。得られた筒状中間体はプ
リプレグ積層部の密着度が低く、かさ高になっており、
しかも繊維の乱れも見られた。さらにこの筒状中間体を
成形したところ、表1に示すように外観においては繊維
が乱れ、かつ筒状中間体を作製する際にプリプレグの積
層部に生じた空隙を排除しきれずにボイドを残す結果に
なった。
【0045】参考までに実施例3で得られたベスファイ
ト/PCパイプ(最外層90°)と比較例4で得られた
ベスファイト/PCパイプ(最外層90°)の断面写真
をそれぞれ図10および図11に示す。断面写真のよう
に本発明の方法で得られた繊維強化熱可塑性樹脂パイプ
成形用筒状中間体を用いて成形したものにはボイドがな
かった。局部加熱を行ないながらハンドレイアップ法で
得た繊維強化熱可塑性樹脂パイプ成形用筒状中間体を用
いて成形したものには、積層部にボイドが存在してい
た。
【0046】実施例4 本実施例で使用した前含浸タイプの繊維強化熱可塑性樹
脂含浸物はベスファイト/ポリアミド樹脂(PA12)
一方向プリプレグ(東邦レーヨン社製)であり、CF目
付けが155g/m2 、RCが35%のものであり、厚
さが0.25mmのものである。
【0047】これを表1に示すように軸方向に対して±
45°で巻取れるように準備した。寸法は軸方向につい
て500mmであって、巻取り方向については600m
mとし、肉厚が3mm程度のパイプが得られるように
し、これを3枚用意した。そしてこれを直径が30mm
の芯金に3回に分けて巻付けた。ワインディング方法お
よび条件は表1の通りである。
【0048】表1に示すようにして得られた繊維強化熱
可塑性樹脂パイプ成形用筒状中間体は繊維の乱れもな
く、良好な外観を有しており、肉厚も巻終り部分を除い
て均一であった。さらに上記筒状中間体を成形した結
果、表1に示すように外観においては繊維の乱れがな
く、かつ成形物内部にボイドのない繊維強化熱可塑性樹
脂パイプが得られている。
【0049】比較例5 実施例4と同じ条件のベスファイト/PA12一方向プ
リプレグを準備し、表1に示すように局部加熱を行ない
ながらハンドレイアップ法で繊維強化熱可塑性樹脂パイ
プ成形用筒状中間体を作製した。得られた繊維強化熱可
塑性樹脂パイプ成形用筒状中間体はプリプレグ積層部の
密着度が低く、かさ高くなっており、しかも繊維の乱れ
も見られた。
【0050】とくに筒状中間体の端部においては繊維が
溶け易く、この部分を半田ゴテ等で止める等の操作が必
要になっていた。しかも3回に分けて巻いているため
に、筒状中間体端部においてのかさ高さは、比較例1よ
りも大きくなっていた。さらにこの筒状中間体を成形し
たところ、表1に示すように外観においては繊維が乱
れ、かつ筒状中間体を作製する際に、プリプレグの積層
部に生じた空隙を排除しきれずに、ボイドを残す結果に
なった。
【0051】実施例5 本実施例で使用した前含浸タイプの繊維強化熱可塑性樹
脂含浸物は、目付けが200g/m2 の炭素繊維織物W
3101(東邦レーヨン社製)にPCをマトリックスと
して含浸させたRC40%(重量)の樹脂含浸物であ
る。
【0052】これを表1のように軸方向に対して0°で
巻取れるように準備した。寸法は軸方向について150
mm、巻取り方向について55mmとし、肉厚が0.3
mm程度のパイプが得られるように設定し、直径が15
mmのマンドレルに巻付けた。ワインディング方法およ
びその条件は表1の通りである。なお本実施例では、誘
導体にステンレス箔フィルムを使用した。
【0053】表1に示すようにして得られた繊維強化熱
可塑性樹脂パイプ成形用筒状中間体は繊維の乱れもな
く、良好な外観を有しており、肉厚も巻終り部分を除い
て均一であった。さらに筒状中間体を作製した結果、表
1に示すように外観においては繊維の乱れもなく、かつ
成形物内部にボイドのない繊維強化熱可塑性樹脂パイプ
が得られている。
【0054】比較例6 実施例5と同じ条件のW3101/PC含浸物を準備
し、表1に示すように局部加熱を行ないながらハンドレ
イアップ法で繊維強化熱可塑性樹脂パイプ成形用筒状中
間体を作製した。得られた筒状中間体は周方向で円形の
形状をしておらず、しかも繊維の乱れも見られた。さら
にこの筒状中間体を成形したところ、表1に示すように
外観において繊維が乱れ、成形物内部では巻終り部分に
ボイドを残す結果になった。
【表1】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、繊維強化
熱可塑性樹脂パイプの成形工程におけるレイアップ操作
においてハンドレイアップ的要素を排除でき、これによ
って繊維の乱れを防ぐことができるとともに、繊維強化
パイプの設計をさらに容易にできる。またハンドレイア
ップ的要素が必要でなくなることから、生産の自動化と
生産性の改善とを達成できるようになる。
【0055】また加熱されて軟化している繊維強化樹脂
含浸物が新たに導入された誘導体によって巻始め部分に
おいてもスムーズにマンドレルに密着されながらワイン
ディングが行なわれることになり、ワインディングの動
作が円滑に行なわれる。しかもマンドレルに巻取られた
樹脂含浸物を強制的に冷却することによって、繊維強化
熱可塑性樹脂含浸物を連続的に巻付けながら固化するこ
とが可能になり、樹脂含浸物から成る筒状中間体の生産
性を向上させ、ひいては繊維強化熱可塑性樹脂パイプの
生産性が改善されることになる。
【0056】また上記熱可塑性樹脂含浸物から成るシー
トをワインディングして製造される筒状中間体を金型内
にセットし、加熱および加圧することによって繊維強化
熱可塑性樹脂パイプが成形されるようになる。従って上
記筒状中間体を用いて繊維強化熱可塑性樹脂パイプの量
産が可能になる。また上記筒状中間体の中空の部分に熱
膨張性部材または袋状物を挿入し、筒状中間体に内圧を
加えて成形することにより、金型のキャビティに密着さ
せた状態で成形することができ、寸法精度の高い繊維強
化熱可塑性樹脂パイプが生産されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に用いられる筒状中間体の製造装
置の要部正面図である。
【図2】同装置の要部側面図である。
【図3】同装置によるワインディング動作を示す側面図
である。
【図4】同装置によるワインディング動作を示す側面図
である。
【図5】繊維強化熱可塑性樹脂パイプの製造プロセスを
示すフローチャートである。
【図6】繊維強化熱可塑性樹脂パイプの製造プロセスを
示す工程の断面図である。
【図7】誘導体を用いない装置の側面図である。
【図8】比較例3−ロの筒状中間体の製造方法を示す側
面図である。
【図9】比較例3−ハの筒状中間体の製造方法を示す側
面図である。
【図10】実施例3で得られたパイプにおける繊維の断
面形状を示す写真である。
【図11】比較例4で得られたパイプにおける繊維の断
面形状を示す写真である。
【符号の説明】
10 ベース 11 固定プレート 12 プレートヒータ 13 マンドレル 14 PCフィルム 16 移動プレート 17 案内用ベアリング 18 レール 19 クーラ 22 誘導体 23 繊維強化熱可塑性樹脂含浸物(プリプレグ) 26 筒状中間体 27 熱膨張性物体 28 金型(外型) 30 成形パイプ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状に作製された前含浸タイプの繊
    維強化熱可塑性樹脂含浸物をマンドレルにワインディン
    グして筒状中間体を製造する方法において、 前記繊維強化熱可塑性樹脂含浸物を柔軟なフィルム状ま
    たはシート状の誘導体上において加熱し、 前記誘導体をU字状に屈曲させながら該誘導体上におい
    て前記マンドレルを転動させ、このときに前記誘導体と
    前記マンドレルとの間に介在されているシート状の前記
    繊維強化熱可塑性樹脂含浸物を前記マンドレルにワイン
    ディングするようにしたことを特徴とする繊維強化熱可
    塑性樹脂パイプ成形用筒状中間体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記繊維強化熱可塑性樹脂含浸物のマト
    リックス樹脂の熱変形温度以上であって流動点または融
    点以下の温度範囲で前記繊維強化熱可塑性樹脂含浸物を
    加熱することを特徴とする請求項1に記載の繊維強化熱
    可塑性樹脂パイプ成形用筒状中間体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記繊維強化熱可塑性樹脂含浸物を前記
    マンドレルにワインディングする前に加熱するととも
    に、前記マンドレルにワインディングされた前記繊維強
    化熱可塑性樹脂含浸物を強制的に冷却するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の繊維強化熱可塑性樹脂
    パイプ成形用筒状中間体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記誘導体を介して前記繊維強化熱可塑
    性樹脂含浸物を加圧しながら前記マンドレルにワインデ
    ィングするようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の繊維強化熱可塑性樹脂パイプ成形用筒状中間体の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 シート状の繊維強化熱可塑性樹脂含浸物
    を加熱しながら柔軟なフィルム状またはシート状の誘導
    体によってマンドレルにワインディングして製造された
    筒状中間体を加熱および加圧して成形することを特徴と
    する繊維強化熱可塑性樹脂パイプの成形方法。
  6. 【請求項6】 前記筒状中間体の中孔の部分に熱膨張性
    部材または袋状物を挿入し、該熱膨張性部材または袋状
    物によって前記筒状中間体に内圧を加えて成形するよう
    にしたことを特徴とする請求項5に記載の繊維強化熱可
    塑性樹脂パイプの成形方法。
  7. 【請求項7】 シート状の繊維強化熱可塑性樹脂含浸物
    をワインディングして筒状の形状を付与するマンドレル
    と、 前記マンドレルを包むようにその両側に配されている第
    1および第2のプレートと、 前記第1および第2のプレートに両端が止着された状態
    で前記マンドレルに約半周巻付けられるようにU字状に
    屈曲される柔軟なフィルム状またはシート状の誘導体
    と、 前記マンドレルを転動させながら前記第1および第2の
    プレートの内の一方を他方に対して相対的に移動させる
    移動手段と、 前記移動手段によって一方のプレートが他方のプレート
    に対して相対的に移動されるときに前記誘導体が前記マ
    ンドレルに巻込まれる方のプレート側に設けられている
    加熱手段と、をそれぞれ具備し、 前記一方のプレートを他方のプレートに対して相対的に
    移動させ、加熱手段によって加熱しながら前記誘導体に
    よって前記マンドレルにシート状の前記繊維強化熱可塑
    性樹脂含浸物をワインディングするようにしたことを特
    徴とする筒状中間体の製造装置。
  8. 【請求項8】 前記移動手段によって一方のプレートが
    他方のプレートに対して相対的に移動されるときに前記
    誘導体が前記マンドレルから繰出される方のプレート側
    に強制冷却手段が設けられ、前記マンドレルにワインデ
    ィングされた前記熱可塑性樹脂含浸物を強制的に冷却す
    るようにしたことを特徴とする請求項7に記載の筒状中
    間体の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006123475A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Toho Tenax Co Ltd 断面異形のfrp製中空部材の成形法
KR100711596B1 (ko) * 2006-02-22 2007-04-27 (주) 한국절연물산 에폭시 코팅 절연관의 제조방법 및 상기 제조방법에 따라서제조된 에폭시 코팅 절연관
JP2021146560A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 ミズノ テクニクス株式会社 中空成形品の成形システム

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