JPH06254124A - 液状廃棄物の吸引処理方法及びその処理装置 - Google Patents
液状廃棄物の吸引処理方法及びその処理装置Info
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- JPH06254124A JPH06254124A JP5067419A JP6741993A JPH06254124A JP H06254124 A JPH06254124 A JP H06254124A JP 5067419 A JP5067419 A JP 5067419A JP 6741993 A JP6741993 A JP 6741993A JP H06254124 A JPH06254124 A JP H06254124A
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- coagulant
- container
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M1/00—Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
- A61M1/88—Draining devices having means for processing the drained fluid, e.g. an absorber
- A61M1/882—Draining devices provided with means for releasing antimicrobial or gelation agents in the drained fluid
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- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】本発明は医療の液状廃棄物を吸引して凝固処理
する方法とその処理装置を目的としている。 【構成】吸引口と排気口4とを有する蓋2を被蓋した吸
引収集容器1を用い、この内部に医療の液状廃棄物を収
集し、かつ凝固剤13が収納された細長首10を有する
凝固剤容器9の細長首10を前記吸引収集容器1の排気
口に嵌合し、凝固剤容器9より凝固剤13を吸引収集容
器1内に充填して、液状廃棄物を凝固せしめる吸引処理
方法とその装置である。
する方法とその処理装置を目的としている。 【構成】吸引口と排気口4とを有する蓋2を被蓋した吸
引収集容器1を用い、この内部に医療の液状廃棄物を収
集し、かつ凝固剤13が収納された細長首10を有する
凝固剤容器9の細長首10を前記吸引収集容器1の排気
口に嵌合し、凝固剤容器9より凝固剤13を吸引収集容
器1内に充填して、液状廃棄物を凝固せしめる吸引処理
方法とその装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外科手術や治療等によっ
て生ずる血液、たん、生理食塩水等の液状廃棄物を吸引
して凝固処理することが出来る液状廃棄物の吸引処理方
法と、この方法を実施することが出来る処理装置に関す
るものである。
て生ずる血液、たん、生理食塩水等の液状廃棄物を吸引
して凝固処理することが出来る液状廃棄物の吸引処理方
法と、この方法を実施することが出来る処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】外科手術や手術後に患者から発生した体
液を含む液状汚物は、通常は内部を負圧にできる吸引収
集容器で吸引により収集される。収集された汚物は、収
集容器より他の処理容器に移されて処理、処分され、収
集容器は洗浄、滅菌されて再度汚物の収集に供される。
しかし上記汚物は、収集される環境によっては、その中
に有害な細菌の含まれていることが多く、これが医療従
事者、入院患者などに二次感染する場合があるため、汚
物の取扱、処理処分が見直されるようになった。即ち有
害細菌が取扱中に飛散したり、廃液がこぼれたりするこ
とを防ぐことが強く要請されるようになった。
液を含む液状汚物は、通常は内部を負圧にできる吸引収
集容器で吸引により収集される。収集された汚物は、収
集容器より他の処理容器に移されて処理、処分され、収
集容器は洗浄、滅菌されて再度汚物の収集に供される。
しかし上記汚物は、収集される環境によっては、その中
に有害な細菌の含まれていることが多く、これが医療従
事者、入院患者などに二次感染する場合があるため、汚
物の取扱、処理処分が見直されるようになった。即ち有
害細菌が取扱中に飛散したり、廃液がこぼれたりするこ
とを防ぐことが強く要請されるようになった。
【0003】このような汚物に対しては、従来のリサイ
クルする収集容器の代わりに、汚物を収集した容器をそ
のまま廃棄処理する方法が注目されるようになった。し
かしこの場合でも収集された汚物が、処理過程で飛散し
たり、こぼれたりしないように、凝固剤で固化させるこ
とが行われるようになった。
クルする収集容器の代わりに、汚物を収集した容器をそ
のまま廃棄処理する方法が注目されるようになった。し
かしこの場合でも収集された汚物が、処理過程で飛散し
たり、こぼれたりしないように、凝固剤で固化させるこ
とが行われるようになった。
【0004】このような方法を具体化したものとして、
例えば特公平4ー60713号公報には、(1)汚物の
収集容器の上蓋に凝固の収納容器を取り付け、該収納容
器より収集容器内に凝固剤を投入させる手段を設けた
り、(2)あらかじめ収集容器内に凝固剤を配置させて
おくような形態とすることが提案されていた。
例えば特公平4ー60713号公報には、(1)汚物の
収集容器の上蓋に凝固の収納容器を取り付け、該収納容
器より収集容器内に凝固剤を投入させる手段を設けた
り、(2)あらかじめ収集容器内に凝固剤を配置させて
おくような形態とすることが提案されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の(1)
の方法を用いれば、汚物の収納容器の蓋の形状が複雑に
なるために、その製作が困難になる。また蓋の部分の、
容積、重量が増すため、重心が高くなり、安定性が乏し
くなる。さらに上蓋に設けられた収納容器に凝固剤を収
納するための作業も大変困難であり、汚物を凝固させる
までに、凝固剤を蓋の中に封じ込めておく手段を設けな
ければならない問題があった。
の方法を用いれば、汚物の収納容器の蓋の形状が複雑に
なるために、その製作が困難になる。また蓋の部分の、
容積、重量が増すため、重心が高くなり、安定性が乏し
くなる。さらに上蓋に設けられた収納容器に凝固剤を収
納するための作業も大変困難であり、汚物を凝固させる
までに、凝固剤を蓋の中に封じ込めておく手段を設けな
ければならない問題があった。
【0006】また、前者の(2)の方法では、汚物が収
集容器内に入ってすぐ凝固剤に接触するため、汚物の
色、性状が変化するため、病院の従事者が患者の容態を
看るための大きな手掛りを失うことになる問題があっ
た。かつ、使用開始時まで長期間広い空間に凝固剤が放
置されるため、その性能が変化する恐れもある。さら
に、粉末で容器内に散布させた時には、容器の輸送時に
粉末が外部に漏れたり、デッド・スペースに入ったりし
ないようにする配慮が必要となる問題もあった。
集容器内に入ってすぐ凝固剤に接触するため、汚物の
色、性状が変化するため、病院の従事者が患者の容態を
看るための大きな手掛りを失うことになる問題があっ
た。かつ、使用開始時まで長期間広い空間に凝固剤が放
置されるため、その性能が変化する恐れもある。さら
に、粉末で容器内に散布させた時には、容器の輸送時に
粉末が外部に漏れたり、デッド・スペースに入ったりし
ないようにする配慮が必要となる問題もあった。
【0007】上記の問題点から、収集容器内の汚物は病
院の従事者が患者容態の診察が終了してから凝固するこ
とが望ましく、また簡単な方法で凝固剤が収集容器内に
投入できることが望ましいと云える。更に凝固剤の投入
に際しても、収集容器内の汚物が外部に漏れないように
することが要望される。また汚物は容器と共に処理、処
分されるため、経済性を重視すれば、リサイクルされな
いものをなるべく低減させることが望まれる。上述の要
請に応えられるような、汚物の吸引処理装置を得るため
に、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、本発明を開発
するに至った次第である。
院の従事者が患者容態の診察が終了してから凝固するこ
とが望ましく、また簡単な方法で凝固剤が収集容器内に
投入できることが望ましいと云える。更に凝固剤の投入
に際しても、収集容器内の汚物が外部に漏れないように
することが要望される。また汚物は容器と共に処理、処
分されるため、経済性を重視すれば、リサイクルされな
いものをなるべく低減させることが望まれる。上述の要
請に応えられるような、汚物の吸引処理装置を得るため
に、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、本発明を開発
するに至った次第である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液状廃棄物
の吸引処理方法は、前述の問題点を根本的に改善したも
のであって、その発明の要旨は、上部に液状廃棄物を吸
収する吸引口と排気口とを有する吸引収集容器に、吸引
して貯留された液状汚物を凝固剤で処理して凝固させる
液状排気物の吸引処理方法に於いて、凝固剤が収納され
た細首部を有する凝固剤容器の該細首部を、前記吸引収
集容器の吸引口、排気口或いは他に設けた開口部に嵌合
して凝固剤容器より凝固剤を吸引収集容器内に充填した
後で、前記吸引収集容器の吸引口、排気口、或いは開口
部を凝固剤容器によってそのまま密封することを特徴と
した液状廃棄物の吸引処理方法である。
の吸引処理方法は、前述の問題点を根本的に改善したも
のであって、その発明の要旨は、上部に液状廃棄物を吸
収する吸引口と排気口とを有する吸引収集容器に、吸引
して貯留された液状汚物を凝固剤で処理して凝固させる
液状排気物の吸引処理方法に於いて、凝固剤が収納され
た細首部を有する凝固剤容器の該細首部を、前記吸引収
集容器の吸引口、排気口或いは他に設けた開口部に嵌合
して凝固剤容器より凝固剤を吸引収集容器内に充填した
後で、前記吸引収集容器の吸引口、排気口、或いは開口
部を凝固剤容器によってそのまま密封することを特徴と
した液状廃棄物の吸引処理方法である。
【0009】本発明に係る液状廃棄物の吸引処理装置
は、前述の問題点を根本的に改善したものであって、そ
の発明の要旨は、上部に液状廃棄物を吸引する吸引口と
排気口と或いは他の開口部とを有する吸引収集容器と、
先端部に前記吸引口、排気口或いは他の開口部に嵌合し
得る細首部を有する凝固剤収納用の凝固剤収納容器との
組み合わせよりなる液状廃棄物の吸引処理装置である。
は、前述の問題点を根本的に改善したものであって、そ
の発明の要旨は、上部に液状廃棄物を吸引する吸引口と
排気口と或いは他の開口部とを有する吸引収集容器と、
先端部に前記吸引口、排気口或いは他の開口部に嵌合し
得る細首部を有する凝固剤収納用の凝固剤収納容器との
組み合わせよりなる液状廃棄物の吸引処理装置である。
【0010】
【作用】本発明に係る液状廃棄物の吸引処理方法及びそ
の処理装置は、汚物の吸引収集容器と凝固剤容器とを完
全に独立させて別々に設けているので、これ等を必要に
応じて結合して使用することが出来る。また、吸引収集
容器と凝固剤容器とは夫々別々に製造することが出来る
ため、構成が簡単で安価に大量生産することが出来る。
の処理装置は、汚物の吸引収集容器と凝固剤容器とを完
全に独立させて別々に設けているので、これ等を必要に
応じて結合して使用することが出来る。また、吸引収集
容器と凝固剤容器とは夫々別々に製造することが出来る
ため、構成が簡単で安価に大量生産することが出来る。
【0011】凝固剤容器の先端部には、吸引収集容器の
吸引口、排気口或いは他の開口部等に嵌合し得る細首部
を設けたので、この細首部をこれ等の吸引口、排気口或
いは他の開口部に嵌合させたまま、凝固剤容器の凝固剤
を吸引収集容器の中に充填することが出来る。
吸引口、排気口或いは他の開口部等に嵌合し得る細首部
を設けたので、この細首部をこれ等の吸引口、排気口或
いは他の開口部に嵌合させたまま、凝固剤容器の凝固剤
を吸引収集容器の中に充填することが出来る。
【0012】また、該凝固剤容器で吸引収集容器の吸引
口、排気口或いは他の開口部をそのまま密封することが
出来る。更に、本発明では、吸引収集容器に汚物を収集
した後で、凝固剤を充填して凝固させるので、汚物の外
観、性質等を充分に観察した後で汚物を凝固して処理す
ることが出来る。
口、排気口或いは他の開口部をそのまま密封することが
出来る。更に、本発明では、吸引収集容器に汚物を収集
した後で、凝固剤を充填して凝固させるので、汚物の外
観、性質等を充分に観察した後で汚物を凝固して処理す
ることが出来る。
【0013】
【実施例】図により、本発明に係る液状廃棄物の吸引処
理装置の一実施例について説明すると、図1は本発明に
使用される吸引収集容器の断面図、図2(A),
(B),(C)は凝固剤容器の使用例を示す断面図、図
3は第2例の吸引容器の断面図、図4(A),(B)は
第2例の凝固剤容器の使用例を示す断面図、図5
(A),(B)は第3例の凝固剤容器の使用例を示す断
面図、図6は第4例の凝固剤容器の使用例を示す断面図
である。
理装置の一実施例について説明すると、図1は本発明に
使用される吸引収集容器の断面図、図2(A),
(B),(C)は凝固剤容器の使用例を示す断面図、図
3は第2例の吸引容器の断面図、図4(A),(B)は
第2例の凝固剤容器の使用例を示す断面図、図5
(A),(B)は第3例の凝固剤容器の使用例を示す断
面図、図6は第4例の凝固剤容器の使用例を示す断面図
である。
【0014】図1に於いて、1は吸引収集容器であっ
て、その内部に汚物を吸引して貯留し得る構造を有して
いる。その開口部の蓋2には吸引口3と排気口4とが突
設されている。5は該排気口4に取り付けられたフィル
ターであって、吸引ホース6と負圧調整装置7とが取り
付けられている。前記吸引口3にはペイシェントホース
8が取り付けられている。
て、その内部に汚物を吸引して貯留し得る構造を有して
いる。その開口部の蓋2には吸引口3と排気口4とが突
設されている。5は該排気口4に取り付けられたフィル
ターであって、吸引ホース6と負圧調整装置7とが取り
付けられている。前記吸引口3にはペイシェントホース
8が取り付けられている。
【0015】図2(A),(B),(C)に於いて、9
は凝固剤容器であって、その上端には前記吸引口3或い
は排気口4と嵌合し得る細首部10が設けられ、かつ細
首部10の開口部はフィルム11で密封され、更にキャ
ップ12が被蓋されている。
は凝固剤容器であって、その上端には前記吸引口3或い
は排気口4と嵌合し得る細首部10が設けられ、かつ細
首部10の開口部はフィルム11で密封され、更にキャ
ップ12が被蓋されている。
【0016】この装置を医療の現場で用いて汚物を処理
する状況を図1で説明する。吸引用アウトレットに接続
された吸引ホース7は、真空度の調整装置6により適切
な真空度に調整され、吸引収集容器1内が負圧になる。
ペイシェント・ホース8は治療中の患者より、血液、
膿、生理食塩水などの液状の汚物を吸収して吸引収集容
器1内に貯留される。こうして貯留された汚物を含む吸
引収集容器1は、ペイシェント・ホース3、吸引ホース
7と必要ならフィルター5を除去して吸引口3と排気口
4にキャップを被せて密封し、この状態で吸引収集容器
1内に貯留された汚物を観察する。
する状況を図1で説明する。吸引用アウトレットに接続
された吸引ホース7は、真空度の調整装置6により適切
な真空度に調整され、吸引収集容器1内が負圧になる。
ペイシェント・ホース8は治療中の患者より、血液、
膿、生理食塩水などの液状の汚物を吸収して吸引収集容
器1内に貯留される。こうして貯留された汚物を含む吸
引収集容器1は、ペイシェント・ホース3、吸引ホース
7と必要ならフィルター5を除去して吸引口3と排気口
4にキャップを被せて密封し、この状態で吸引収集容器
1内に貯留された汚物を観察する。
【0017】次に図2(A),(B),(C)に示す如
く、凝固剤容器9のキャップ12を除去し、凝固剤容器
9を逆さにして、その細首部10を前記吸引収集容器1
の開口された状態の排気口4に嵌合し、排気口4でフィ
ルム11を切断し、凝固剤容器9内に充填されていた凝
固剤13を吸引収集容器1内に充填し、その吸引収集容
器1内に貯留されていた汚物を凝固せしめることが出来
る。前記凝固剤容器9は排気口4に嵌着させたままこの
排気口4を密封させ、この状態で吸引収集容器1は廃棄
することが出来る。
く、凝固剤容器9のキャップ12を除去し、凝固剤容器
9を逆さにして、その細首部10を前記吸引収集容器1
の開口された状態の排気口4に嵌合し、排気口4でフィ
ルム11を切断し、凝固剤容器9内に充填されていた凝
固剤13を吸引収集容器1内に充填し、その吸引収集容
器1内に貯留されていた汚物を凝固せしめることが出来
る。前記凝固剤容器9は排気口4に嵌着させたままこの
排気口4を密封させ、この状態で吸引収集容器1は廃棄
することが出来る。
【0018】上記実施例に於いては、吸引収集容器1を
堅牢な容器で構成したが、図3に示す如く、プラスチッ
ク袋14の開口部に蓋15を取り付けた吸引収集容器1
aを用い、これを外容器16内に収納して使用すること
も可能である。図中、17は外容器16に設けられたハ
ンガー、18は細孔、19はチーズである。後者の吸引
収集容器1aは、軽く、柔軟であり、また価格が安いの
で、これを外容器16と組み合わせることによって経済
的でかつ便利な容器を構成することが出来る。
堅牢な容器で構成したが、図3に示す如く、プラスチッ
ク袋14の開口部に蓋15を取り付けた吸引収集容器1
aを用い、これを外容器16内に収納して使用すること
も可能である。図中、17は外容器16に設けられたハ
ンガー、18は細孔、19はチーズである。後者の吸引
収集容器1aは、軽く、柔軟であり、また価格が安いの
で、これを外容器16と組み合わせることによって経済
的でかつ便利な容器を構成することが出来る。
【0019】また、前述の凝固剤容器9内には、図4
(A),(B)に示す如く、拡散治具20を設けること
が出来る。この場合には、拡散治具20で収納された凝
固剤13を吸引収集容器1内に巾広く散布しながら充填
することが出来る。
(A),(B)に示す如く、拡散治具20を設けること
が出来る。この場合には、拡散治具20で収納された凝
固剤13を吸引収集容器1内に巾広く散布しながら充填
することが出来る。
【0020】この拡散治具20は、図に示す如く、逆円
錐型部材20aの先端に蓋体20bを設けることによっ
て構成され、特に図4(B)に示す如く、凝固剤容器9
を吸引収集容器1の排気口4に嵌合した後で、凝固剤容
器9の底部を押圧することによって、逆円錐型部材20
aと蓋体20bとを下降させて、凝固剤容器9を開口す
ると共に、収納した凝固剤13を蓋体20bに当てなが
ら落下させて、凝固剤13を拡散させながら、吸引収集
容器1内に散布することが出来る。
錐型部材20aの先端に蓋体20bを設けることによっ
て構成され、特に図4(B)に示す如く、凝固剤容器9
を吸引収集容器1の排気口4に嵌合した後で、凝固剤容
器9の底部を押圧することによって、逆円錐型部材20
aと蓋体20bとを下降させて、凝固剤容器9を開口す
ると共に、収納した凝固剤13を蓋体20bに当てなが
ら落下させて、凝固剤13を拡散させながら、吸引収集
容器1内に散布することが出来る。
【0021】これによって、凝固剤13をまんべんなく
吸引収集容器1内に散布し、吸引収集容器1内の汚物を
均一に凝固せしめることが出来る。前述の拡散治具20
の構造としては、図5(A),(B)に示す如く、底板
20c、棒材20d、拡散球20eより構成されるも
の、或いは支持棒20fの先端に拡散球20eを取り付
けた構成したもの等が使用可能である。
吸引収集容器1内に散布し、吸引収集容器1内の汚物を
均一に凝固せしめることが出来る。前述の拡散治具20
の構造としては、図5(A),(B)に示す如く、底板
20c、棒材20d、拡散球20eより構成されるも
の、或いは支持棒20fの先端に拡散球20eを取り付
けた構成したもの等が使用可能である。
【0022】凝固容器9は、吸引収集容器1の蓋2に設
けられる排気口4、吸引口3だけでなく、他に設けられ
る開口部に対して、嵌合、螺合などの嵌合手段で収集容
器を密閉できるように栓としての機能を果たすことが望
まれる。またこの容器の形態、材質には特に限定されな
いが、この吸引収集容器1も使用後廃棄されるため、低
価格の材料を用いるのが望まれる。
けられる排気口4、吸引口3だけでなく、他に設けられ
る開口部に対して、嵌合、螺合などの嵌合手段で収集容
器を密閉できるように栓としての機能を果たすことが望
まれる。またこの容器の形態、材質には特に限定されな
いが、この吸引収集容器1も使用後廃棄されるため、低
価格の材料を用いるのが望まれる。
【0023】本発明の装置で、凝固容器9に収納される
凝固材13は、液状の汚物をゼリー状あるいはさらに硬
い形態に凝固ないし固化できるものであれば、特に限定
されない。具体的には高吸水性の高分子化合物のように
水分を吸収して凝固し得るもの、あるいはセメントのよ
うに水と接触して硬化する性質を有するものなどから適
宜選択して用いられる。さらに凝固剤中に殺菌剤、消臭
剤、香料、顔料などを添加することも本発明の主旨に反
するものでない。
凝固材13は、液状の汚物をゼリー状あるいはさらに硬
い形態に凝固ないし固化できるものであれば、特に限定
されない。具体的には高吸水性の高分子化合物のように
水分を吸収して凝固し得るもの、あるいはセメントのよ
うに水と接触して硬化する性質を有するものなどから適
宜選択して用いられる。さらに凝固剤中に殺菌剤、消臭
剤、香料、顔料などを添加することも本発明の主旨に反
するものでない。
【0024】本発明に係る液状廃棄物の吸引処理装置
は、汚物の吸引収集容器と凝固剤容器とを分離して設け
ているため、装置の加工が非常に簡単である。さらに凝
固剤容器に収納される凝固剤は適宜設定することが可能
であるため、処理すべき汚物量が変動しても支障が発生
しない。また収納されている凝固剤を汚物の滞留してい
る吸引収集容器内に投入する方法も極めて簡単である。
すなわち凝固剤容器を排気口などに取り付けることで自
動的に落下するか、あるいは簡単な操作でその目的を達
成させられる。さらに凝固剤容器が凝固剤を投入する口
を自動的に密閉するため、該当する口の栓体にもなり得
る等の特徴を有している。さらに本発明の装置を用いる
場合、汚物の凝固剤の投入は汚物を収集した後に実行さ
れるので、汚物を吸引する際に、その外観、性状の観察
に凝固剤が悪影響を与えることはない等の特徴を有する
ものである。
は、汚物の吸引収集容器と凝固剤容器とを分離して設け
ているため、装置の加工が非常に簡単である。さらに凝
固剤容器に収納される凝固剤は適宜設定することが可能
であるため、処理すべき汚物量が変動しても支障が発生
しない。また収納されている凝固剤を汚物の滞留してい
る吸引収集容器内に投入する方法も極めて簡単である。
すなわち凝固剤容器を排気口などに取り付けることで自
動的に落下するか、あるいは簡単な操作でその目的を達
成させられる。さらに凝固剤容器が凝固剤を投入する口
を自動的に密閉するため、該当する口の栓体にもなり得
る等の特徴を有している。さらに本発明の装置を用いる
場合、汚物の凝固剤の投入は汚物を収集した後に実行さ
れるので、汚物を吸引する際に、その外観、性状の観察
に凝固剤が悪影響を与えることはない等の特徴を有する
ものである。
【図1】本発明に使用される吸引収集容器の断面図であ
る。
る。
【図2(A),(B),(C)】凝固剤容器の使用例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】第2例の吸引収集容器の断面図である。
【図4(A),(B)】第2例の凝固剤容器の使用例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5(A),(B)】第3例の凝固剤容器の使用例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】第4例の凝固剤容器の使用例を示す断面図であ
る。
る。
1,1a 吸引収集容器 2 蓋 3 吸引口 4 排気口 5 フィルター 6 吸引ホース 7 調整装置 8 ペイシェント・ホース 9 凝固剤容器 10 細首部 11 フィルム 12 キャップ 13 凝固剤 14 プラスチック袋 15 蓋 16 外容器 17 ハンガー 18 細孔 19 チーズ 20 拡散治具 20a 逆円錐型部材 20b 蓋体 20c 底板 20d 棒材 20e 拡散球 20f 支持棒
Claims (2)
- 【請求項1】上部に液状廃棄物を吸収する吸引口と排気
口とを有する吸引収集容器に、吸引して貯留された液状
汚物を凝固剤で処理して凝固させる液状廃棄物の吸引処
理方法に於いて、凝固剤が収納された細首部を有する凝
固剤容器の該細首部を、前記吸引収集容器の吸引口、排
気口或いは他に設けた開口部に嵌合して凝固剤容器より
凝固剤を吸引収集容器内に充填した後で、前記吸引収集
容器の吸引口、排気口、或いは開口部を凝固剤容器によ
ってそのまま密封することを特徴とした液状廃棄物の吸
引処理方法。 - 【請求項2】上部に液状廃棄物を吸引する吸引口と排気
口と或いは他の開口部とを有する吸引収集容器と、先端
部に前記吸引口、排気口或いは他の開口部に嵌合し得る
細首部を有する凝固剤収納用の凝固剤収納容器との組み
合わせよりなる液状廃棄物の吸引処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP06741993A JP3519425B2 (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | 液状廃棄物の吸引処理方法及びその処理装置 |
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JP (1) | JP3519425B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002000673A (ja) * | 2000-06-19 | 2002-01-08 | Gunma Koike:Kk | 液状廃棄物処理装置用フロート |
-
1993
- 1993-03-04 JP JP06741993A patent/JP3519425B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002000673A (ja) * | 2000-06-19 | 2002-01-08 | Gunma Koike:Kk | 液状廃棄物処理装置用フロート |
JP4684391B2 (ja) * | 2000-06-19 | 2011-05-18 | 株式会社群馬コイケ | 液状廃棄物処理装置 |
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JP3519425B2 (ja) | 2004-04-12 |
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