JPH0625129Y2 - 運動靴 - Google Patents
運動靴Info
- Publication number
- JPH0625129Y2 JPH0625129Y2 JP9142390U JP9142390U JPH0625129Y2 JP H0625129 Y2 JPH0625129 Y2 JP H0625129Y2 JP 9142390 U JP9142390 U JP 9142390U JP 9142390 U JP9142390 U JP 9142390U JP H0625129 Y2 JPH0625129 Y2 JP H0625129Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- tightening
- instep
- ring
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は運動靴の改良に係り、更に詳しくは靴の甲被部
の締付をより有効に作用させることが出来る締付装置を
備えた運動靴に関するものである。
の締付をより有効に作用させることが出来る締付装置を
備えた運動靴に関するものである。
従来より、靴の甲被部の締付をより有効に作用させるこ
とを目的として、靴の左右の甲片に複数個の鳩目孔を有
する締付バンドを設け、他方靴の開口部にも鳩目孔を連
接し、これら鳩目孔に靴紐を挿通することにより靴甲被
を緊締させる所謂二重緊締の作用を有する靴として昭和
39年実用新案出願公告第13344号のものが公知で
ある。更に靴甲被を締付けるための甲バンドを有する構
造であって、バンドの先部を金具に通して甲被を締付固
定する履物として昭和63年実用新案出願公告第203
25号の考案が公知である。
とを目的として、靴の左右の甲片に複数個の鳩目孔を有
する締付バンドを設け、他方靴の開口部にも鳩目孔を連
接し、これら鳩目孔に靴紐を挿通することにより靴甲被
を緊締させる所謂二重緊締の作用を有する靴として昭和
39年実用新案出願公告第13344号のものが公知で
ある。更に靴甲被を締付けるための甲バンドを有する構
造であって、バンドの先部を金具に通して甲被を締付固
定する履物として昭和63年実用新案出願公告第203
25号の考案が公知である。
しかしながら、まづ前者のものは、靴甲被を締付する締
付バンドはその上部に設けた数個の鳩目を挿通する靴紐
によって引張される構成であるため、靴紐の引張力が各
鳩目孔に均等に伝わり難く、締付バンドの幅方向の締付
力にアンバランスを生ずるという欠陥があった。またこ
のような鳩目孔を使用すると一度締付けた靴紐は鳩目孔
の摩擦力が作用して緩み難く、靴の着脱に際し靴紐を緩
める場合に手間どるという欠陥もあった。
付バンドはその上部に設けた数個の鳩目を挿通する靴紐
によって引張される構成であるため、靴紐の引張力が各
鳩目孔に均等に伝わり難く、締付バンドの幅方向の締付
力にアンバランスを生ずるという欠陥があった。またこ
のような鳩目孔を使用すると一度締付けた靴紐は鳩目孔
の摩擦力が作用して緩み難く、靴の着脱に際し靴紐を緩
める場合に手間どるという欠陥もあった。
次に後者のものは一方の甲片の取付けバンドに金具を取
りつけ、この金具に他方の甲片から延びる甲バンドを通
して締付けする構成であるため甲バンドの引張力は金具
の使用により均等に伝わり易く、着脱も簡便であるが一
方の甲片の取付けバンドが一枚ものの帯状で形成されて
いるため甲バンドの締付力の及ぶ範囲が、狭い領域に限
定され甲被の充分な緊締効果が得難いという欠陥があっ
た。
りつけ、この金具に他方の甲片から延びる甲バンドを通
して締付けする構成であるため甲バンドの引張力は金具
の使用により均等に伝わり易く、着脱も簡便であるが一
方の甲片の取付けバンドが一枚ものの帯状で形成されて
いるため甲バンドの締付力の及ぶ範囲が、狭い領域に限
定され甲被の充分な緊締効果が得難いという欠陥があっ
た。
従って本考案は、前述した従来品の欠陥を解消し、靴甲
被の広範囲にわたる効率的な締付ができる締付装置を備
えた運動靴を提供することを技術的課題とするものであ
る。
被の広範囲にわたる効率的な締付ができる締付装置を備
えた運動靴を提供することを技術的課題とするものであ
る。
上記の課題を解決するために、本考案者は鋭意研究した
結果、つぎのような構成を有する考案を提供するに至っ
た。
結果、つぎのような構成を有する考案を提供するに至っ
た。
即ち本考案は甲被部の前部開口部沿いにおける一方の甲
片側のベルベットファスナーの係合片を有する締付バン
ドと、前記締付バンドにより引張される他の甲片側に装
着した支持具とからなり、該支持具は、リングと支持バ
ンドとからなり、該支持バンドはその一方の下端部を甲
片側に結合し、かつ前記リングを挿通して折り返した他
方の下端部を、少なくとも前記一方の下端部とは重合し
ないように互いに隔離した位置に結合したことを新規な
構成とする運動靴である。
片側のベルベットファスナーの係合片を有する締付バン
ドと、前記締付バンドにより引張される他の甲片側に装
着した支持具とからなり、該支持具は、リングと支持バ
ンドとからなり、該支持バンドはその一方の下端部を甲
片側に結合し、かつ前記リングを挿通して折り返した他
方の下端部を、少なくとも前記一方の下端部とは重合し
ないように互いに隔離した位置に結合したことを新規な
構成とする運動靴である。
従って、本考案によれば、殊にリングを挿通して折り返
されたそれぞれの支持バンドはその下端部を互いに隔離
して、靴甲被に結合するように構成されているため、リ
ングを挿通する締付バンドを引張するとその引張力が互
いに隔離した支持バンド部分に及び、靴甲被の広範囲に
わたる締付力が得られる。また支持バンドはリングを支
持部として交差するように折返しているため、締付バン
ドの交差方向にあわせて引張すると、リングがその引張
方向に引張られてリング自体が右方向に移動し、甲被の
締付力の微調整ができる。
されたそれぞれの支持バンドはその下端部を互いに隔離
して、靴甲被に結合するように構成されているため、リ
ングを挿通する締付バンドを引張するとその引張力が互
いに隔離した支持バンド部分に及び、靴甲被の広範囲に
わたる締付力が得られる。また支持バンドはリングを支
持部として交差するように折返しているため、締付バン
ドの交差方向にあわせて引張すると、リングがその引張
方向に引張られてリング自体が右方向に移動し、甲被の
締付力の微調整ができる。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
本考案は第1図に示すように、甲被部の前部開口部沿い
の一方の甲片1側のベルベットファスナーの係合片2を
有する締付バンド3と、前記締付バンド3により引張さ
れる他の甲片9側の支持具4とからなり、該支持具4
は、リング5と支持バンド6とからなり、該支持バンド
6はその一方の下端部7を甲片9側に結合し、かつ前記
リング5を挿通して折り返した他方の下端部8を、少な
くとも前記一方の下端部7とは重合しないように互いに
隔離して結合したものである。
の一方の甲片1側のベルベットファスナーの係合片2を
有する締付バンド3と、前記締付バンド3により引張さ
れる他の甲片9側の支持具4とからなり、該支持具4
は、リング5と支持バンド6とからなり、該支持バンド
6はその一方の下端部7を甲片9側に結合し、かつ前記
リング5を挿通して折り返した他方の下端部8を、少な
くとも前記一方の下端部7とは重合しないように互いに
隔離して結合したものである。
この際支持バンド6の甲片9側への取りつけ位置は、靴
の前部踏付部から靴の長手方向に於ける中間部付近に装
着される。また支持バンドの下端部7.8は靴底に吊り
込みされる甲被と同時に甲片に結合される。この際支持
バンド6は甲片に完全に結合するのではなく、少なくと
も締付バンドの引張りによりリング5及び、支持バンド
6が左右に移動できるように、その上部辺を逢着せず、
自由端が形成できるようにしてある。
の前部踏付部から靴の長手方向に於ける中間部付近に装
着される。また支持バンドの下端部7.8は靴底に吊り
込みされる甲被と同時に甲片に結合される。この際支持
バンド6は甲片に完全に結合するのではなく、少なくと
も締付バンドの引張りによりリング5及び、支持バンド
6が左右に移動できるように、その上部辺を逢着せず、
自由端が形成できるようにしてある。
従って本考案によれば、例えば第3図に示すように、リ
ング5を挿通する締付バンド3を逆V字形に甲片に装着
した支持バンド6の中央を直進するC方向に引張すれ
ば、支持バンド6の下端部7.8に結合される甲片が均
等な力で締付られ、少なくとも支持バンド6の装着範囲
における広範な締付けが行われる。また締付バンド3を
一方の下端部8の方向Aに沿って引張すると、支持バン
ド6は該方向の甲片を引上げ、これに追随してリング5
はa方向に移動する。逆に締付バンド3をB方向に沿っ
て引張すると支持バント6は該方向の甲片を引上げこれ
に追随してリング5はb方向に移動し、その締付力を自
在調整できる。従って、この場合には、締付バンド3の
折り返し片を止着する係合片10は第2図に示すよう
に、締付バンド3が引張方向に沿って係合できるよう
に、大きな面積に形成して甲片1側に装着される。
ング5を挿通する締付バンド3を逆V字形に甲片に装着
した支持バンド6の中央を直進するC方向に引張すれ
ば、支持バンド6の下端部7.8に結合される甲片が均
等な力で締付られ、少なくとも支持バンド6の装着範囲
における広範な締付けが行われる。また締付バンド3を
一方の下端部8の方向Aに沿って引張すると、支持バン
ド6は該方向の甲片を引上げ、これに追随してリング5
はa方向に移動する。逆に締付バンド3をB方向に沿っ
て引張すると支持バント6は該方向の甲片を引上げこれ
に追随してリング5はb方向に移動し、その締付力を自
在調整できる。従って、この場合には、締付バンド3の
折り返し片を止着する係合片10は第2図に示すよう
に、締付バンド3が引張方向に沿って係合できるよう
に、大きな面積に形成して甲片1側に装着される。
次に支持バンド6はその前部踏付側に位置する一方の下
端部7を、他方の下端部8より大きく形成することもで
きる、即ち前部踏付側に位置するこの部位は丁度足の中
足止節関の小指部分にあたり、地面と接し易く摩耗が激
しい部分であり、係る部位を覆うように形成することに
より、甲被の締付と同時に靴甲被の補強ができるという
利点がある。
端部7を、他方の下端部8より大きく形成することもで
きる、即ち前部踏付側に位置するこの部位は丁度足の中
足止節関の小指部分にあたり、地面と接し易く摩耗が激
しい部分であり、係る部位を覆うように形成することに
より、甲被の締付と同時に靴甲被の補強ができるという
利点がある。
従って、本考案によれば、殊にリングを挿通して折り返
されたそれぞれの支持バンドはその下端部を互いに隔離
して、靴甲被に結合するように構成されているため、リ
ングを挿通する締付バンドを引張するとその引張力が互
いに隔離した支持バンド部分に及び、靴甲被の広範囲に
わたる締付力が得られる。
されたそれぞれの支持バンドはその下端部を互いに隔離
して、靴甲被に結合するように構成されているため、リ
ングを挿通する締付バンドを引張するとその引張力が互
いに隔離した支持バンド部分に及び、靴甲被の広範囲に
わたる締付力が得られる。
また支持バンドはリングを支持部として交差するように
折返しているため、締付バンドの交差方向に沿って引張
すると、支持バンドと結合するそれぞれの方向の甲片が
締付られ、リングがその引張方向に引張られ、これに追
随してリング自体が左右方向に移動し、甲被の効率的な
締付ができる。
折返しているため、締付バンドの交差方向に沿って引張
すると、支持バンドと結合するそれぞれの方向の甲片が
締付られ、リングがその引張方向に引張られ、これに追
随してリング自体が左右方向に移動し、甲被の効率的な
締付ができる。
従って上述したことより、本考案は甲被の殊に不踏部の
締付を重要視する陸上競技シューズを初め、バドミント
ン、バレーボール等の球技用のシューズに極めて実用性
の高い考案である。
締付を重要視する陸上競技シューズを初め、バドミント
ン、バレーボール等の球技用のシューズに極めて実用性
の高い考案である。
図面は本考案の実施例を示すものであって、第1図は本
考案の運動靴の側面図、第2図は平面図、第3図は支持
具の拡大平面図。 〔符号の説明〕 1……甲片、2……ベルベットファスナーの係合片、3
……締付バンド、4……支持具、5……リング、6……
支持バンド、7.8……下端部、9……甲片.
考案の運動靴の側面図、第2図は平面図、第3図は支持
具の拡大平面図。 〔符号の説明〕 1……甲片、2……ベルベットファスナーの係合片、3
……締付バンド、4……支持具、5……リング、6……
支持バンド、7.8……下端部、9……甲片.
Claims (1)
- 【請求項1】甲被部の前部開口部沿いにおける一方の甲
片1側に装着したベルベットファスナーの係合片2を有
する締付バンド3と、前記締付バンド3により引張され
る他の甲片9側に装着した支持具4とからなり、該支持
具4は、リング5と支持バンド6とからなり、該支持バ
ンド6はその一方の下端部7を甲片9側に結合し、かつ
前記リング5を挿通して折り返した他方の下端部8を、
少なくとも前記一方の下端部7とは重合しないように互
いに隔離した位置に結合したことを特徴とする運動靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9142390U JPH0625129Y2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | 運動靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9142390U JPH0625129Y2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | 運動靴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0448807U JPH0448807U (ja) | 1992-04-24 |
JPH0625129Y2 true JPH0625129Y2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=31827044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9142390U Expired - Fee Related JPH0625129Y2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | 運動靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0625129Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69424408T2 (de) * | 1993-12-28 | 2000-12-21 | Shimano Inc., Sakai | Schuh für fahrradfahrer |
-
1990
- 1990-08-30 JP JP9142390U patent/JPH0625129Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0448807U (ja) | 1992-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5640785A (en) | Resilient loops and mating hooks for securing footwear to a foot | |
US4901451A (en) | Tightening device for athletic shoe | |
FR2784870B1 (fr) | Lacage chausson avec blocage talon | |
NO20030520L (no) | Sko, is¶r sportssko | |
US4510701A (en) | Athletic shoe and counter | |
GB1225359A (ja) | ||
WO1994026137A1 (en) | Easily fastened shoe | |
US3234667A (en) | Shoe having inside stay-on strap | |
US5459948A (en) | Shoe with movable flap having ground engaging element | |
NO158522B (no) | Anordning ved gamasjerender. | |
JPH0625129Y2 (ja) | 運動靴 | |
US3200458A (en) | Fastening device | |
JPH023291Y2 (ja) | ||
JPH032170Y2 (ja) | ||
JP3532170B2 (ja) | 紐 靴 | |
CA3060568C (en) | Lace lock system | |
JPH0622243Y2 (ja) | 靴 | |
KR880001833Y1 (ko) | 신발 | |
JPH052088Y2 (ja) | ||
JPS643363Y2 (ja) | ||
JPH09201207A (ja) | スノーボードブーツ | |
JPH0717104U (ja) | 着脱容易な紐靴用ファスナー及び靴 | |
JP3053460U (ja) | 幅広運動靴 | |
JPS6137298Y2 (ja) | ||
JPS5816642Y2 (ja) | 運動靴 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |