JPH06251261A - Led表示器 - Google Patents

Led表示器

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Publication number
JPH06251261A
JPH06251261A JP3664493A JP3664493A JPH06251261A JP H06251261 A JPH06251261 A JP H06251261A JP 3664493 A JP3664493 A JP 3664493A JP 3664493 A JP3664493 A JP 3664493A JP H06251261 A JPH06251261 A JP H06251261A
Authority
JP
Japan
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display
lighting
led module
led
display data
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Pending
Application number
JP3664493A
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English (en)
Inventor
Akihiko Kono
昭彦 河野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3664493A priority Critical patent/JPH06251261A/ja
Publication of JPH06251261A publication Critical patent/JPH06251261A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】LEDの点灯率と、LEDモジュールの発熱量
に応じて表示面の発光輝度をあまり下げずに、表示器内
の温度上昇を或一定の範囲内に抑えることができるLE
D表示器を得ることにある。 【構成】LEDモジュールの表示データ数を出力する表
示データカウンタを服務同期分離回路5と、5からの表
示データ数が表示器全体3の総画素数のどの位の表示点
灯率を占めているかを計算する点灯率計算部9と、3の
表面温度を抵抗測温体10、電圧/周波数変換器11、
周波数カウンタ12により3の表面温度を検出する回路
と、この回路からの検出信号および9からの表示点灯率
からLEDモジュールの点灯期間または点灯時間を決め
るパラメータ生成部13と、この13からの信号を入力
して、実際のLEDモジュールに対する輝度信号を生成
するブライトパルス回路14とを具備したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の発光ダイオード
(以下LEDと呼ぶ)を格子状に配した情報案内板等に
使用されるLED表示器に係り、特にLEDモジュール
から放射される発熱量を軽減させる制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、公共の場などにおいてはサービス
の向上を図ることを目的として、各種イベント案内や広
告等を表示する案内表示器の利用が、盛んに取り入られ
るようになってきている。
【0003】特に、この案内表示器の中で発光形表示器
の一つとして、LED表示器を応用した製品が近年各方
面に利用されている。このLED表示器の動作原理、種
類、特徴、動向などは公知のものであり、ここでの詳細
な説明は省略する。このLED表示器の一般的な構成
は、図4(a)の正面図および図4(b)の平面図に示
すように、LED(LEDランプ)15を複数個、基板
に格子状に実装(モジュール化)したLEDモジュール
2を、図5に示す表示器1に多数平面状に並べて、文字
・図形等をその表示したい図柄のようにLED15を発
光させ表示を行うものである。
【0004】このようなLED表示器は、表示する文字
や図形により全LED15の数に対し、発光するLED
15の数の割合(以下点灯率と言う)は各表示画毎に異
なり、特に文字表示に比べ図形画等の表示においては点
灯率も高くなっている。
【0005】周知の通り、LED15が消費する電流は
光エネルギーに変換される以外は殆ど熱エネルギーに代
謝され、表示器1の箱内温度上昇の主たる要因になって
いた。
【0006】この箱内温度上昇を抑制する解決策として
は以下に述べる第1、第2、第3の方法が考えられる。
第1の方法として表示器1の箱内容積を大きくする方
法、第2の方法として同表示器1の上部に発熱する熱量
を表示器1の外部に排気するためのファン(図示せず)
を設置する方法、第3の方法としてLEDランプ15の
ドライブ電流を制限して発熱量を抑える方法(図示せ
ず)を組合せて用いて表示器1を構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた第1〜第3
の方法においては、箱内温度上昇およびこの放熱には種
々な問題点があった。すなわち、第1の方法は表示器1
の箱内容積を大きくして放熱効率を良くする方法である
が、これは敷き詰められるLEDモジュール2の枚数に
より、放熱に必要な熱容積が大きく変わり、表示画面の
大型化は表示器1の外形の内特に、奥行方向(厚み)が
増大することになり、表示器の薄型化を妨げるなどの欠
点があった。
【0008】また、第2の方法は、表示器1に放熱のた
めの排気ファンを設置する方法であるため、表示器1の
外形が使用するファンの個数とファンの大きさに比例し
て大きくなり、第1の方法と同様表示器の薄型化を妨げ
るなどの欠点があった。
【0009】さらに、第3の方法は、LED15のドラ
イブ電流を制限して発熱量を抑える方法であるため、一
律表面の発光輝度を抑えることとなり、表示面全体が暗
くなるなどの欠点があった。
【0010】本発明は上述の欠点を除去するためなされ
たもので、LEDの点灯率と、LEDモジュールの発熱
量に応じて表示面の発光輝度をあまり下げずに、表示器
内の温度上昇を或一定の範囲内に抑えることができるL
ED表示器を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、複数の発光ダイオード
(LED)を格子状に配置したLEDモジュールを備
え、このモジュールの制御回路に、表示信号を入力し、
かつこれを表示するLED表示器において、前記LED
モジュールの点灯率の設定値と表示データ数を比較し、
表示データ数が該設定値を越えたことを検出する検出手
段と、この検出手段から検出信号が生じたとき、前記制
御回路に前記LEDモジュールの駆動電流を制限する駆
動電流制限手段とを具備したLED表示器である。
【0012】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、複数の発光ダイオード(LED)を格子状
に配置したLEDモジュールを備え、このモジュールの
制御回路に、表示データを入力し、かつこれを表示する
LED表示器において、前記表示データの有無を検出
し、表示データ数を出力する表示データ検出回路と、こ
の表示データ検出回路で得られる表示データ数が表示器
全体の総画素数のどの位の表示点灯率を占めているかを
計算する点灯率計算部と、この点灯率計算部により得ら
れる表示点灯率から前記LEDモジュールの点灯期間ま
たは点灯時間を決めるパラメータ生成部と、このパラメ
ータ生成部からの前記LEDモジュールの点灯期間また
点灯時間を入力して、実際のLEDモジュールに対する
表示点灯信号を生成する点灯パルス幅補正部とを具備し
たLED表示器である。
【0013】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、複数の発光ダイオード(LED)を格子状
に配置したLEDモジュールを備え、このモジュールの
制御回路に、表示データを入力し、かつこれを表示する
LED表示器において、前記表示データの有無を検出
し、表示データ数を出力する表示データ検出回路と、こ
の表示データ検出回路で得られる表示データ数が表示器
全体の総画素数のどの位の表示点灯率を占めているかを
計算する点灯率計算部と、前記LEDモジュールの表面
温度を監視し、その表面温度が前記LEDモジュールの
性能を維持する最大温度に近づいたことを検出する温度
検出部と、この温度検出部からの検出信号および前記点
灯率計算部により得られる表示点灯率から前記LEDモ
ジュールの点灯期間または点灯時間を決めるパラメータ
生成部と、このパラメータ生成部からの前記LEDモジ
ュールの点灯期間または点灯時間を入力して、実際のL
EDモジュールに対する表示点灯信号を生成する点灯パ
ルス幅補正部とを具備したLED表示器である。
【0014】
【作用】請求項1,2に対応する発明によれば、点灯率
の設定値より表示データ数が越えた場合に、モジュール
の駆動電流を所定時間制限するようにしたので、LED
モジュールから放出される熱量を軽減することができ、
LEDの点灯率と、LEDモジュールの発熱量に応じて
表示面の発光輝度をあまり下げずに、表示器内の温度上
昇を或一定の範囲内に抑えることができる。
【0015】請求項3に対応する発明によれば、請求項
1,2に加えて、LEDモジュールの表面温度を検出
し、これと点灯率に基づいてLEDモジュールの点灯時
間を決め、この点灯時間に応じてLEDモジュールを点
灯させるようにしたので、請求項1,2に比べてさらに
LEDモジュールから放射される発熱量を少なくでき
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明のLED表示器の第1実施例
の概略構成を示すブロック図である。図1のLED表示
器は、以下のように構成されている。表示部3は、複数
のLED15(図4と同一)を格子状に配列してなるL
EDモジュール2を複数枚敷き詰めたものである。
【0017】表示画像信号入力4は、汎用のパソコン等
のCRT表示器(図示せず)に使用されている公知のデ
ジタルR(赤)・G(緑)信号(公知の通り表示器に使
用できる輝度を有する青色発光のLEDがまだ実用化さ
れていないため、B(青)信号は除外している)を入力
するもので、ここに入力される表示画像信号は、次の同
期分離回路5にてLEDモジュール2の走査に適応した
信号に分離・変換して表示部3に信号を供給している。
【0018】一方、この同期分離回路5には、この入力
端子から入力される表示画像入力信号4の内、R信号デ
ータ・G信号データが1フィールド当り幾つあるかを毎
フィールドごとにカウントする表示データカウント回路
(図示せず)を有している。またこの同期分離回路5に
は、LED15の点灯期間(点灯時間)を決める、ブラ
イトパルス入力回路14からの信号が入力されるように
なっている。
【0019】データ演算部6は、点灯率設定入力部7
と、点灯率計算部9と、電圧/周波数変換器11と、周
波数カウンタ12とから構成されている。点灯率設定入
力部7は、点灯率設定スイッチ8からの設定されている
値を入力し、点灯率計算部9は上記表示データカウント
回路からの値と、点灯率設定入力部7にて得られる値を
比較する。抵抗測温体10は表示部3の四方及び真中に
配置され、LEDモジュール2の表面温度を測定し電圧
に変換する。
【0020】電圧/周波数変換器(V/F)11は、抵
抗測温体10より得られた温度に比例した電圧を周波数
に変換する。ここで得られる温度に比例した周波数は、
周波数カウンタ12にてデジタル変換され、パラメータ
生成部13に入力される。このパラメータ生成部13に
は、点灯率計算部9からの値と後述するLEDモジュー
ルの取付ベースの表面温度に関連する信号を入力してお
り、ここでそのときの点灯状態及び表示部3の温度状態
によりLEDの点灯期間(時間)を決め、その信号をブ
ライトパルス回路14に入力し、ここでLED走査タイ
ミングとの同期をとり、その状態に応じたブライトパル
ス(輝度信号)を同期分離回路5内のブライトパルス入
力回路に送出する。
【0021】ここで、前記表示点灯期間および表示点灯
時間とは、表示の点灯期間または点灯時間と消灯期間ま
たは消灯時間の合計期間または合計時間を1周期とし、
その1周期の期間内において点灯している期間または時
間と消灯している期間または時間の比率を変えることで
表示点灯している期間を可変させることを示しており、
1周期の期間または時間は一定である。
【0022】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について、図2、図3を参照して説明する。いま、
図1のLEDモジュール2として、縦16ドット×横1
6ドットを1枚の単位としたものを用い、表示部3とし
ては該LEDモジュール2を縦25枚×横40枚を敷き
詰めたもので、表示画を構成する最小単位を示す画素と
しては、縦400ドット×横640ドットとした場合を
例にあげて説明する。
【0023】このLEDモジュール2に実装されるLE
D15は、公知の3色発光用LEDを採用している。こ
の3色発光LEDとは、1つのLED15の中に赤色発
光用と緑色発光用のLEDチップが実装されているもの
で、それぞれの単色発光に加え、赤色と緑色を同時に発
光させることで橙色の発光が行えるものを用いる。
【0024】次に、LEDモジュール2の動作例を図2
を用いて説明する。ここで、説明するのは一般的に使用
されている公知のLEDモジュールの動作である。この
LEDモジュールは、汎用のパソコン等に使用される公
知のCRTと同様、ノン・インターレス走査と等価な描
画走査を行っている。
【0025】図2(a)は、その動作を説明するための
走査タイミングチャートの一例を示すものである。クロ
ック信号はLED15の基本タイミング及び、赤・緑・
橙の各色の画像信号データのサンプリングを行うもの
で、LEDモジュール2の単位の走査は図2(b)の走
査位置に示す通り、横方向1列16ドットを左から右に
順次このクロック信号にて走査して、それを縦S1から
S16の16段分順次繰り返し走査している。
【0026】リセット信号は、LEDモジュール2の走
査開始を決めるもので、セレクト信号はLEDモジュー
ル2を複数枚用いたときの各モジュールの選択を行い、
タイミング的にはこのセレクト信号がハイ“1”のレベ
ルになっているLEDモジュール2のみが画像データの
描画更新を行うものである。尚、このセレクト信号がロ
ウ“0”レベルのLEDモジュール2は画像データの描
画更新は行わないため、その直前の画像データの描画を
している。
【0027】ブライト信号は、LEDモジュール2の横
1列(16ビット)単位のデータと取り込む期間(時
間)と、表示(LEDの点灯)する期間(時間)を決め
るもので、ハイ“1”のときデータを取り込みロウ
“0”のとき表示(LEDの点灯)を行う。このロウ
“0”の期間のパルス幅を調整することでLEDモジュ
ール2の輝度を横1例単位に調整することが可能であ
る。
【0028】これは仮に最大点灯期間を10とした場合
に、最大輝度が得られるものでこれより期間を短く(例
えば9・8・7・・・)すると、LED15の点灯期間
が短くなり、相対的に輝度が減少することになる。
【0029】以上がLEDモジュール2の動作例であ
る。次に本発明の作用を示す各部構成の説明であるが、
表示画像信号入力4は公知のR・G信号を入力するもの
で、このR・Gの画像データ以外にこのデータをサンプ
リングするクロック信号と、走査のための同期信号を有
している。この同期信号は横軸の走査と縦軸の走査の2
種類の信号があり、横軸を水平走査と呼び縦軸を垂直走
査と呼ぶ。
【0030】このR・Gの画像データは縦400ドット
×横640ドットの画素を有し、1列640ドットの画
像データを順次400段垂直走査するが、この1回の垂
直走査を1フィールドと呼び、1フィールドにて1画面
(1フレーム)を構成する。通常は1秒間に約60画面
(60フレーム)を走査することになる。この信号を同
期分離回路5に入力して、前述の表示部3のLEDモジ
ュール2の枚数に応じた各種タイミングを生成すると同
時に、1フィールド単位に何個R・Gの画像データが存
在したかをカウントして点灯率計算部9にその値を送出
する。
【0031】この同期分離回路5のLEDモジュール2
へのタイミング生成においては、ブライトタイミングも
1フィールド単位に更新し、この信号はブライトパルス
回路14より入力している。
【0032】データ演算部6はR・Gの画像データの1
フィールド単位のカウント値と、表示部3に配置された
抵抗測温体10からのLEDモジュール2の表示面の温
度を常時計測して前もって与えられた点灯率の設定値
と、温度の設定値とを常時比較してブライトパルス回路
14に対し1フィールド単位にブライト信号を送出し
て、表示部の輝度を修正するものである。
【0033】点灯率設定スイッチ8は、表示部3のLE
Dモジュール2に対して何パーセント迄最大輝度(一番
明るい状態)で表示するかの設定を行うもので、実際は
キャラクタ表示で30パーセント、グラフィック表示で
50パーセントの2段切り換え構造(図示せず)とす
る。
【0034】このキャラクタ表示で30パーセントの値
は、表示部3に橙色で全面文字表示を行った際の平均的
定義である。また、グラフィック表示で50パーセント
の値は、表示部3に橙色で全面文字表示を行うケースは
あまりなく、R・Gのそれぞれの属性が半々のケースを
最大点灯率の定義としている。
【0035】この点灯率設定の値は、点灯率設定入力部
7に入りレベル変換をした後に次段の点灯率計算部9に
入力される。ここでは上述の点灯率設定スイッチ8にて
設定された値に対して、同期分離回路5にて得られるR
・Gの画像データの1フィールド単位の表示データのカ
ウント値とそれぞれ比較して、プラス何パーセントの範
囲かを判断しパラメータ生成部13に送出する。
【0036】具体的には、図3の制御パラメータ例に示
す通り、プラス側は最大で10パーセント(1パーセン
ト単位)とし、比較した値が点灯率設定スイッチ8の設
定値以下の場合はパラメータ値0とする。
【0037】一方、表示部3に配置された抵抗測温体1
0は、LEDモジュール2の表示面の温度を常時計測す
るもので、表示部3に平均的に配置する。この抵抗測温
体10は、測温した温度に比例した抵抗値を持つもの
で、これに一定電流を印加することで温度に比例した電
圧を得る。この温度に比例した電圧は、次段のV/F変
換器11に渡され、ここで温度に比例した周波数値に変
換された後次段の周波数カウンタにてカウントされデジ
タル量としてパラメータ生成部に入力される。
【0038】温度のパラメータにおいては、LEDモジ
ュール2の動作保証温度上限値を70℃と決め、70℃
マイナス20℃即ち50℃より5℃単位に最大10℃の
温度上昇迄の2つのポイントを制御出力の対象としてい
る。具体的には、図3の制御パラメータ例に示す通り、
5℃上昇(55℃)で制御パラメータ値1とし、10℃
上昇(60℃)で制御パラメータ値2をプラス側パラメ
ータとして、パラメータ生成部13に入力する。尚、5
0℃以下の場合はパラメータ値0とする。
【0039】パラメータ生成部13はこれら2つの入力
を得て、設定された点灯率に対して同期分離回路5にて
得られるR・Gの画像データの1フィールド単位の表示
データのカウント値と比較して、その値が0でかつ測温
された温度が0の場合最大輝度となるパルスをブライト
パルス回路14に入力する。
【0040】一方、点灯率が設定値より越える場合は、
その値に×2倍した値の輝度を減らしたのと等価のブラ
イトパルスをブライトパルス回路14に入力する。この
とき最大で20パーセント迄輝度を絞ることができる。
【0041】温度でのパラメータ生成では、その値が1
(5℃上昇)のときには点灯率に関係なく10パーセン
ト輝度を絞るのと等価のブライトパルスを、ブライトパ
ルス回路14に入力し、2(10℃上昇)のときには点
灯率に関係なく20パーセント輝度を絞るのと等価のブ
ライトパルスを、ブライトパルス回路14に入力するこ
とで、上記のLEDモジュール2の動作保証温度上限値
である70℃を越えないよう制御している。
【0042】ここで、LEDモジュール2の面輝度と温
度上昇の相関であるが、橙色にて発光しているLEDモ
ジュール2の面輝度は、一般のものでは(Ta=25
℃)にて約100cd/m2 で、そのときのLED15
の表面の温度は約60℃となる。これは常温・定格での
LEDモジュール2の動作状態を示すものであり、この
状態を100パーセントとした場合1℃の温度1を下げ
るには1cd/m2 の輝度を下げる必要がある(1%/
℃)と一般的には言われている。LEDモジュール2の
動作保証温度上限値は70℃であるから、表示器1の許
容できる箱内温度上昇率は約10degとなる。
【0043】通常自冷式の場合、LEDモジュール2以
外の機器の発熱や周囲温度の上昇も考慮しなくてはなら
ないため、周囲温度Ta=35℃にてLEDモジュール
2以外の機器の発熱量を約10degと考えた場合、約
20degの熱量を下げる制御が必要となる。このこと
から温度でのパラメータ生成では、LEDモジュール2
の動作保証温度上限値の70℃から20℃を引いた値、
即ち50℃を制御パラメータの下限値としている。
【0044】これらの制御は、1フィールドの走査単位
に行われ、ブライトパルス回路14は同期分離回路5の
垂直走査に同期してブライトパルスを更新する。因み
に、人間の目の残像時間は約20msと言われており、
毎秒約60回(約60画面)輝度の変化が起こっても、
これをチラツキと感じることは少ない。
【0045】この図1に示す実施例においては、温度・
点灯率の設定値との偏差を少なくするために偏差に比例
した結果を1フィールドの走査周期単位にフィードバッ
クし、この偏差を積分し設定点が安定となるように主と
して比例積分制御(PI制御)を行う。しかし実際に
は、偏差を時間要素で積分するために生じる安定時間の
長さ、つまり追従スピードの早さを補償するための微分
回路を追加した比例・積分・微分制御(PID制御)を
用いた制御法を実施している。これにより、LEDモジ
ュール2の輝度をあまり低下させずに表示器1の箱内部
の発熱量を抑える作用効果が得られる。
【0046】以上述べた実施例によれば、表示器の視認
要素の第1に掲げられる面輝度をあまり低下させずに表
示器の箱内温度上昇を抑えることが可能なことから、表
示器本体の外形でとりわけ厚み方向が薄型にでき、排風
のための排気ファンも小型化できる。
【0047】また、表示される画像ソフトにおいても、
現在実施している点灯率を意識した絵の構成・配置をし
なくて済むことから、制約の少ない画像ソフトの製作が
容易である。
【0048】さらに、表示器を構成する機器においても
現状のハードウェアを大きく更新する必要がない、つま
り既存のLEDモジュールをそのまま使用できることか
ら、コストパフォーマンスに優れた表示器の提供が可能
になる等の種々な効果を有している。
【0049】図1の実施例は、パラメータ生成部13に
は、点灯率計算部9からの信号と周波数カウンタ12か
らの信号をそれぞれ入力してパラメータを生成するよう
にしたが、点灯率計算部9からの信号だけを入力し(つ
まり周波数カウンタ12からの信号は入力させない)、
これによってパラメータを生成するようにしてもよい。
このように構成しても、前述の実施例とほぼ同様にLE
Dモジュールの発熱量を軽減できる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、LEDの点灯率と、L
EDモジュールの発熱量に応じて表示面の発光輝度をあ
まり下げずに、表示器内の温度上昇を或一定の範囲内に
抑えることができるLED表示器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるLED表示器の第1実施例の概略
構成を示すブロック図。
【図2】(a)および(b)はそれぞれ図1の実施例の
作用を説明するための走査タイミングチャートおよび走
査位置を示す図。
【図3】図1の実施例の作用を説明するための制御パラ
メータ例を示す図。
【図4】(a)および(b)は従来のLEDモジュール
の一例を示す側面図および平面図。
【図5】従来のLED表示器の一例を示す平面図。
【符号の説明】
1…表示器、2…LEDモジュール、3…表示部、4…
表示画像信号入力、5…同期分離回路、6…データ演算
部、7…点灯率設定入力部、8…点灯率設定スイッチ、
9…点灯率計算部、10…抵抗測温体、11…電圧/周
波数(V/F)変換器、12…周波数カウンタ、13…
パラメータ生成部、14…ブライトパルス回路、15…
LED(LEDランプ)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光ダイオード(LED)を格子
    状に配置したLEDモジュールを備え、このLEDモジ
    ュールの制御回路に、表示データを入力し、かつこれを
    表示するLED表示器において、 前記LEDモジュールの点灯率の設定値と前記表示デー
    タの数を比較し、この表示データ数が該設定値を越えた
    ことを検出する検出手段と、 この検出手段から検出信号が生じたとき、前記制御回路
    に前記LEDモジュールの駆動電流を所定時間制限する
    駆動電流制限手段と、 を具備したLED表示器。
  2. 【請求項2】 複数の発光ダイオード(LED)を格子
    状に配置したLEDモジュールを備え、このモジュール
    の制御回路に、表示データを入力し、かつこれを表示す
    るLED表示器において、 前記表示データの有無を検出し、表示データ数を出力す
    る表示データ検出回路と、 この表示データ検出回路で得られる表示データ数が表示
    器全体の総画素数のどの位の表示点灯率を占めているか
    を計算する点灯率計算部と、 この点灯率計算部により得られる表示点灯率から前記L
    EDモジュールの点灯期間または点灯時間を決めるパラ
    メータ生成部と、 このパラメータ生成部からの前記LEDモジュールの点
    灯期間または点灯時間を入力して、実際のLEDモジュ
    ールに対する表示点灯信号を生成する点灯パルス幅補正
    部と、 を具備したLED表示器。
  3. 【請求項3】 複数の発光ダイオード(LED)を格子
    状に配置したLEDモジュールを備え、このモジュール
    の制御回路に、表示データを入力し、かつこれを表示す
    るLED表示器において、 前記表示データの有無を検出し、表示データ数を出力す
    る表示データ検出回路と、 この表示データ検出回路で得られる表示データ数が表示
    器全体の総画素数のどの位の表示点灯率を占めているか
    を計算する点灯率計算部と、 前記LEDモジュールの表面温度を監視し、その表面温
    度が前記LEDモジュールの性能を維持する最大温度に
    近づいたことを検出する温度検出部と、 この温度検出部からの検出信号および前記点灯率計算部
    により得られる表示点灯率から前記LEDモジュールの
    点灯期間または点灯時間を決めるパラメータ生成部と、 このパラメータ生成部からの前記LEDモジュールの点
    灯期間または点灯時間を入力して、実際のLEDモジュ
    ールに対する表示点灯信号を生成する点灯パルス幅補正
    部と、 を具備したLED表示器。
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