JPH0625055Y2 - デジタルフイルタ - Google Patents
デジタルフイルタInfo
- Publication number
- JPH0625055Y2 JPH0625055Y2 JP5403187U JP5403187U JPH0625055Y2 JP H0625055 Y2 JPH0625055 Y2 JP H0625055Y2 JP 5403187 U JP5403187 U JP 5403187U JP 5403187 U JP5403187 U JP 5403187U JP H0625055 Y2 JPH0625055 Y2 JP H0625055Y2
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- JP
- Japan
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- register
- multiplier
- output
- group
- coefficient
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、時系列データに演算処理を施してフィルタ
リング処理を行うデジタルフィルタに関し、特にFFT
(fast fourier transform)アナライザのズーミング機構
に用いて好適なデジタルフィルタに関するものである。
リング処理を行うデジタルフィルタに関し、特にFFT
(fast fourier transform)アナライザのズーミング機構
に用いて好適なデジタルフィルタに関するものである。
〈従来技術〉 FFTアナライザにおいてその周波数分解能を拡大する
ズーミングの為には、解析する時系列データをデジタル
フィルタに通し、その出力を1つおきに取出す1/2間
引きが行なわれている。このデジタルフィルタとしてハ
ーフバンドフィルタが用いられる。ハーフバンドフィル
タはその入力時系列データをx、その出力をyとする
と、 で表わされる。括弧内の数字は時系列データの順番を表
わし、数字が大きいほど先行するデータであることを表
わす。また、h(i)はハーフバンドデジタルフィルタ
の係数であり、周波数遮断特性が理想的なハーフバンド
フィルタを2N+1項で近似すると、 h(N)=1/2 h(i)=sin{(N−i)π/2}/{(N−i)
π} i=0〜2N、但しi=Nを除く で表わされる。すなわち、ハーフバンドデジタルフィル
タの係数はi=Nを除いて1つおきにゼロになる。理想
的でないハーフバンドフィルタでもこのハーフバンドデ
ジタルフィルタの係数が1つおきにゼロになるという特
性は保持される。
ズーミングの為には、解析する時系列データをデジタル
フィルタに通し、その出力を1つおきに取出す1/2間
引きが行なわれている。このデジタルフィルタとしてハ
ーフバンドフィルタが用いられる。ハーフバンドフィル
タはその入力時系列データをx、その出力をyとする
と、 で表わされる。括弧内の数字は時系列データの順番を表
わし、数字が大きいほど先行するデータであることを表
わす。また、h(i)はハーフバンドデジタルフィルタ
の係数であり、周波数遮断特性が理想的なハーフバンド
フィルタを2N+1項で近似すると、 h(N)=1/2 h(i)=sin{(N−i)π/2}/{(N−i)
π} i=0〜2N、但しi=Nを除く で表わされる。すなわち、ハーフバンドデジタルフィル
タの係数はi=Nを除いて1つおきにゼロになる。理想
的でないハーフバンドフィルタでもこのハーフバンドデ
ジタルフィルタの係数が1つおきにゼロになるという特
性は保持される。
出願人は、実願昭61−84888号明細書においてこ
の様なFFTアナライザに用いる、1/2間引きを行う
デジタルフィルタを実現する簡易な装置を提案した。以
下にこの装置を第2図に基づいて説明する。この例では
フィルタの次数を2N+1とし、かつNを奇数とする。
第2図において、1はマルチプレクサであり、時系列デ
ータx(n)が入力され、この時系列データを交互にレ
ジスタ群2および3に出力する。レジスタ群2および3
は複数のレジスタが直列に接続されたものであり、入力
された時系列データは順にシフトされる。レジスタ群2
には(N+1)/2個、レジスタ群3にはN+1個のレ
ジスタが含まれる。4は乗算器であり、レジスタ群2の
最後のレジスタに格納されているデータとハーフバンド
デジタルフィルタの係数h(N)を乗算する。5は乗算
器であり、レジスタ群3の各々のレジスタに格納された
データとハーフバンドデジタルフィルタの係数h
(0),h(2)………h(N−1),h(N+1)…
……h(2N)を乗算する。乗算器5はレジスタ群3内
のレジスタの数と同じくN+1個ある。この乗算器4お
よび5の出力は加算器6で加算される。前述したよう
に、ハーフバンドフィルタではそのハーフバンドデジタ
ルフィルタの係数はi=Nを除いては1つおきにゼロに
なりかつその出力は1つおきにとればよいので、1つの
演算結果を求める為には時系列データを2回シフトす
る。そのため、奇数番目の時系列データは常に奇数番目
に、偶数番目の時系列データは常に偶数番目に現れる。
従って、奇数番目の時系列データをレジスタ群2に、偶
数番目の時系列データをレジスタ群3に入れて演算する
ようにする。この様にすると、レジスタの数が少なくな
り、かつ各レジスタおよび乗算器の処理周期は時系列デ
ータのサンプリング周期の倍の時間がとれるので、処理
速度の遅い部品を使えるという効果がある。
の様なFFTアナライザに用いる、1/2間引きを行う
デジタルフィルタを実現する簡易な装置を提案した。以
下にこの装置を第2図に基づいて説明する。この例では
フィルタの次数を2N+1とし、かつNを奇数とする。
第2図において、1はマルチプレクサであり、時系列デ
ータx(n)が入力され、この時系列データを交互にレ
ジスタ群2および3に出力する。レジスタ群2および3
は複数のレジスタが直列に接続されたものであり、入力
された時系列データは順にシフトされる。レジスタ群2
には(N+1)/2個、レジスタ群3にはN+1個のレ
ジスタが含まれる。4は乗算器であり、レジスタ群2の
最後のレジスタに格納されているデータとハーフバンド
デジタルフィルタの係数h(N)を乗算する。5は乗算
器であり、レジスタ群3の各々のレジスタに格納された
データとハーフバンドデジタルフィルタの係数h
(0),h(2)………h(N−1),h(N+1)…
……h(2N)を乗算する。乗算器5はレジスタ群3内
のレジスタの数と同じくN+1個ある。この乗算器4お
よび5の出力は加算器6で加算される。前述したよう
に、ハーフバンドフィルタではそのハーフバンドデジタ
ルフィルタの係数はi=Nを除いては1つおきにゼロに
なりかつその出力は1つおきにとればよいので、1つの
演算結果を求める為には時系列データを2回シフトす
る。そのため、奇数番目の時系列データは常に奇数番目
に、偶数番目の時系列データは常に偶数番目に現れる。
従って、奇数番目の時系列データをレジスタ群2に、偶
数番目の時系列データをレジスタ群3に入れて演算する
ようにする。この様にすると、レジスタの数が少なくな
り、かつ各レジスタおよび乗算器の処理周期は時系列デ
ータのサンプリング周期の倍の時間がとれるので、処理
速度の遅い部品を使えるという効果がある。
〈考案が解決すべき問題点〉 しかしながら、この様なデジタルフィルタはレジスタの
数をその次数の3/4にすることが可能であるが、フィ
ルタの特性をよくするために次数を高くするとレジスタ
の数が多くなり、構成が複雑になるという欠点があっ
た。
数をその次数の3/4にすることが可能であるが、フィ
ルタの特性をよくするために次数を高くするとレジスタ
の数が多くなり、構成が複雑になるという欠点があっ
た。
〈考案の目的〉 この考案の目的は、構成がより簡単なデジタルフィルタ
を提供することにある。
を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 前記問題点を解決するために、本考案では 複数のレジスタが直列接続されデータが順にシフトされ
るレジスタ群と、 時系列データが入力されこれらの時系列データを交互に
前記レジスタ群および第1のレジスタに入力するマルチ
プレクサと、 前記レジスタ群を構成する前記複数のレジスタの各々に
格納されているデータに次式、 h(i)=sin{(N−i)π/2}/{(N−i)π} (i=0〜2N、但しi=Nを除く。) で表されるハーフバンドフィルタの係数h(i)を乗算し
て出力する第1および第2の乗算器群と、 前記第1のレジスタに格納されているデータに前式にお
ける係数h(N)で表される係数を乗算して出力する第1
の乗算器と、 前記第1のレジスタに格納されているデータに前式にお
けるh(N)で表される係数を乗算して出力する第1の乗
算器と、 この第1の乗算器の出力および前記第1の乗算器群の出
力を加算する第1の加算器と、 この第1の加算器の出力を所定の時間遅延させる遅延器
と、 この遅延器の出力および前記第2の乗算器の出力を加算
する第2の加算器と を備えたことを特徴とするものである。
るレジスタ群と、 時系列データが入力されこれらの時系列データを交互に
前記レジスタ群および第1のレジスタに入力するマルチ
プレクサと、 前記レジスタ群を構成する前記複数のレジスタの各々に
格納されているデータに次式、 h(i)=sin{(N−i)π/2}/{(N−i)π} (i=0〜2N、但しi=Nを除く。) で表されるハーフバンドフィルタの係数h(i)を乗算し
て出力する第1および第2の乗算器群と、 前記第1のレジスタに格納されているデータに前式にお
ける係数h(N)で表される係数を乗算して出力する第1
の乗算器と、 前記第1のレジスタに格納されているデータに前式にお
けるh(N)で表される係数を乗算して出力する第1の乗
算器と、 この第1の乗算器の出力および前記第1の乗算器群の出
力を加算する第1の加算器と、 この第1の加算器の出力を所定の時間遅延させる遅延器
と、 この遅延器の出力および前記第2の乗算器の出力を加算
する第2の加算器と を備えたことを特徴とするものである。
〈実施例〉 第1図に本考案に係るデジタルフィルタの一実施例を示
す。なお、この実施例はフィルタの次数を2N+1、か
つNを奇数とする。第1図において、10はマルチプレ
クサであり、時系列データx(n)が入力される。11
は第1のレジスタ、12はレジスタ群であり、マルチプ
レクサ10はこの第1のレジスタ11、レジスタ群12
に交互に時系列データx(n)を出力する。レジスタ群
12内には(N+1)/2個のレジスタが直列に接続さ
れ、入力された時系列データはこれらのレジスタを順に
シフトされる。13は乗算器であり、第1のレジスタ1
1に格納された時系列データとハーフバンドデジタルフ
ィルタの係数h(N)を乗算する。14は第1の乗算器
群であり、内部に(N+1)/2個の乗算器を含んでい
る。この第1の乗算器群14内の乗算器はそれぞれレジ
スタ群12のレジスタと1対1に対応しており、この対
応するレジスタに格納されている時系列データとハーフ
バンドデジタルフィルタの係数を乗算する。すなわち第
1の乗算器群14のj番目(1≦j≦(N+1)/2)
の乗算器はレジスタ群12のj番目のレジスタに格納さ
れている時系列データとハーフバンドデジタルフィルタ
の係数h(N−1+2j)を乗算する。この第1の乗算
器群14の各乗算器の出力および乗算器13の出力は加
算器15で加算される。16は遅延器であり、内部に
(N+3)/2個のレジスタが含まれている。遅延器1
6に入力されたデータはこれらのレジスタを順にシフト
され、出力される。17は第2の乗算器群であり、内部
に(N+1)/2の乗算器が含まれている。これらの乗
算器は第1の乗算器群14内の乗算器と同じようにレジ
スタ群12内のレジスタと1対1に対応し、そのj番目
(1≦j≦(N+1)/2)の乗算器はレジスタ群12
のj番目のレジスタに格納されている時系列データにハ
ーフバンドデジタルフィルタの係数h(2j−2)を乗
算する。18は加算器であり、遅延器16の出力および
第2の乗算器17内の各乗算器の出力を加算して出力す
る。各レジスタ、乗算器、加算器は同一のクロックによ
り同期して駆動される。
す。なお、この実施例はフィルタの次数を2N+1、か
つNを奇数とする。第1図において、10はマルチプレ
クサであり、時系列データx(n)が入力される。11
は第1のレジスタ、12はレジスタ群であり、マルチプ
レクサ10はこの第1のレジスタ11、レジスタ群12
に交互に時系列データx(n)を出力する。レジスタ群
12内には(N+1)/2個のレジスタが直列に接続さ
れ、入力された時系列データはこれらのレジスタを順に
シフトされる。13は乗算器であり、第1のレジスタ1
1に格納された時系列データとハーフバンドデジタルフ
ィルタの係数h(N)を乗算する。14は第1の乗算器
群であり、内部に(N+1)/2個の乗算器を含んでい
る。この第1の乗算器群14内の乗算器はそれぞれレジ
スタ群12のレジスタと1対1に対応しており、この対
応するレジスタに格納されている時系列データとハーフ
バンドデジタルフィルタの係数を乗算する。すなわち第
1の乗算器群14のj番目(1≦j≦(N+1)/2)
の乗算器はレジスタ群12のj番目のレジスタに格納さ
れている時系列データとハーフバンドデジタルフィルタ
の係数h(N−1+2j)を乗算する。この第1の乗算
器群14の各乗算器の出力および乗算器13の出力は加
算器15で加算される。16は遅延器であり、内部に
(N+3)/2個のレジスタが含まれている。遅延器1
6に入力されたデータはこれらのレジスタを順にシフト
され、出力される。17は第2の乗算器群であり、内部
に(N+1)/2の乗算器が含まれている。これらの乗
算器は第1の乗算器群14内の乗算器と同じようにレジ
スタ群12内のレジスタと1対1に対応し、そのj番目
(1≦j≦(N+1)/2)の乗算器はレジスタ群12
のj番目のレジスタに格納されている時系列データにハ
ーフバンドデジタルフィルタの係数h(2j−2)を乗
算する。18は加算器であり、遅延器16の出力および
第2の乗算器17内の各乗算器の出力を加算して出力す
る。各レジスタ、乗算器、加算器は同一のクロックによ
り同期して駆動される。
次にこの実施例の動作を説明する。そのために前述した
(1)式を次のように変形する。
(1)式を次のように変形する。
すなわち、最後の式の2項目h(N+1+2i)・x
{2n−2i(N+1)}は1項目h(2i)・x(2
n−2i)より(N+1)だけ遅延していると考えるこ
とができる。第1図において、時系列データx(n)は
マルチプレクサ10によりその奇数番目が第1のレジス
タ11に、偶数番目がレジスタ群12に入力される。レ
ジスタ群12内の各レジスタに格納されたデータは乗算
器群17でハーフバンドデジタルフィルタの係数と乗算
される。レジスタ群12の入口側に格納されているデー
タが入力される乗算器に対応するハーフバンドデジタル
フィルタの係数をh(0)とし、h(2),h(4),
………h(N−1)になるようにする。乗算器群17の
出力は加算器18に入力され加算される。また前述した
ように奇数番目のハーフバンドデジタルフィルタの係数
はh(N)のみゼロでないので、乗算器13により第1
のレジスタ11に格納されたデ−タにハーフバンドデジ
タルフィルタの係数h(N)を乗算して加算器15に入
力する。また、偶数番目の時系列データはレジスタ群1
2に入力されるので、乗算器群14によりレジスタ群1
2内の各レジスタ入力格納されたデータとハーフバンド
デジタルフィルタの係数を乗算する。ハーフバンドデジ
タルフィルタの係数はレジスタ群12の入口に近い側の
レジスタからh(N+1),h(N+3)………h(2
N)になるようにする。これら第1の乗算器群14で乗
算された結果は加算器15に入力され加算される。前記
(2)式の説明から明らかなように、この加算器15の
出力は乗算器群17の出力より(N+1)だけずれるの
で、遅延器16で遅延させたのち加算器18に入力され
る。この様にして前記(2)式の演算が実行される。
{2n−2i(N+1)}は1項目h(2i)・x(2
n−2i)より(N+1)だけ遅延していると考えるこ
とができる。第1図において、時系列データx(n)は
マルチプレクサ10によりその奇数番目が第1のレジス
タ11に、偶数番目がレジスタ群12に入力される。レ
ジスタ群12内の各レジスタに格納されたデータは乗算
器群17でハーフバンドデジタルフィルタの係数と乗算
される。レジスタ群12の入口側に格納されているデー
タが入力される乗算器に対応するハーフバンドデジタル
フィルタの係数をh(0)とし、h(2),h(4),
………h(N−1)になるようにする。乗算器群17の
出力は加算器18に入力され加算される。また前述した
ように奇数番目のハーフバンドデジタルフィルタの係数
はh(N)のみゼロでないので、乗算器13により第1
のレジスタ11に格納されたデ−タにハーフバンドデジ
タルフィルタの係数h(N)を乗算して加算器15に入
力する。また、偶数番目の時系列データはレジスタ群1
2に入力されるので、乗算器群14によりレジスタ群1
2内の各レジスタ入力格納されたデータとハーフバンド
デジタルフィルタの係数を乗算する。ハーフバンドデジ
タルフィルタの係数はレジスタ群12の入口に近い側の
レジスタからh(N+1),h(N+3)………h(2
N)になるようにする。これら第1の乗算器群14で乗
算された結果は加算器15に入力され加算される。前記
(2)式の説明から明らかなように、この加算器15の
出力は乗算器群17の出力より(N+1)だけずれるの
で、遅延器16で遅延させたのち加算器18に入力され
る。この様にして前記(2)式の演算が実行される。
なお、この実施例ではNを奇数として説明したが、偶数
であってもよい。この場合はn=Nを除く偶数のnに対
するハーフバンドデジタルフィルタの係数がゼロになる
ので、マルチプレクサ10で偶数番目の時系列データを
第1のレジスタ11に、奇数番目の時系列データをレジ
スタ群12に入力するようにすればよい、 また、この実施例では遅延器16をレジスタ構成した
が、他の構成でもよい。要は所定の遅延時間が得られる
ものであればよい。
であってもよい。この場合はn=Nを除く偶数のnに対
するハーフバンドデジタルフィルタの係数がゼロになる
ので、マルチプレクサ10で偶数番目の時系列データを
第1のレジスタ11に、奇数番目の時系列データをレジ
スタ群12に入力するようにすればよい、 また、この実施例では遅延器16をレジスタ構成した
が、他の構成でもよい。要は所定の遅延時間が得られる
ものであればよい。
〈考案の効果〉 以上実施例に基づいて具体的に説明したように、この考
案ではレジスタ群と第1のレジスタに交互に時系列デー
タを入力し、この第1のレジスタとレジスタ群に格納さ
れているデータにハーフバンドデジタルフィルタの係数
を乗算した値を加算したものを所定時間遅延させたもの
と前記レジスタ群のデータにハーフバンドデジタルフィ
ルタの係数を乗算した値とを加算するようにした。その
ため、レジスタの数を従来の少なくとも2/3にするこ
とができ、構成を簡単にかつ小型にすることができると
いう効果がある。
案ではレジスタ群と第1のレジスタに交互に時系列デー
タを入力し、この第1のレジスタとレジスタ群に格納さ
れているデータにハーフバンドデジタルフィルタの係数
を乗算した値を加算したものを所定時間遅延させたもの
と前記レジスタ群のデータにハーフバンドデジタルフィ
ルタの係数を乗算した値とを加算するようにした。その
ため、レジスタの数を従来の少なくとも2/3にするこ
とができ、構成を簡単にかつ小型にすることができると
いう効果がある。
第1図は本考案に係るデジタルフィルタの一実施例を示
すブロック図、第2図は従来のデジタルフィルタの構成
を示すブロック図である。 10…マルチプレクサ、11…第1のレジスタ、12…
レジスタ群、13…乗算器、14…第1の乗算器群、1
5,18…加算器、16…遅延器、17…第2の乗算器
群。
すブロック図、第2図は従来のデジタルフィルタの構成
を示すブロック図である。 10…マルチプレクサ、11…第1のレジスタ、12…
レジスタ群、13…乗算器、14…第1の乗算器群、1
5,18…加算器、16…遅延器、17…第2の乗算器
群。
Claims (1)
- 【請求項1】複数のレジスタが直列接続されデータが順
にシフトされるレジスタ群と、 時系列データが入力されこれらの時系列データを交互に
前記レジスタ群および第1のレジスタに入力するマルチ
プレクサと、 前記レジスタ群を構成する前記複数のレジスタの各々に
格納されているデータに次式、 h(i)=sin{(N−i)π/2}/{(N−i)π} (i=0〜2N、但しi=Nを除く。) で表されるハーフバンドフィルタの係数h(i)を乗算し
て出力する第1および第2の乗算器群と、 前記第1のレジスタに格納されているデータに前式にお
ける係数h(N)で表される係数を乗算して出力する第1
の乗算器と、 この第1の乗算器の出力および前記第1の乗算器群の出
力を加算する第1の加算器と、 この第1の加算器の出力を所定の時間遅延させる遅延器
と、 この遅延器の出力および前記第2の乗算器の出力を加算
する第2の加算器と を有することを特徴とするデジタルフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5403187U JPH0625055Y2 (ja) | 1987-04-09 | 1987-04-09 | デジタルフイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5403187U JPH0625055Y2 (ja) | 1987-04-09 | 1987-04-09 | デジタルフイルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63163026U JPS63163026U (ja) | 1988-10-25 |
JPH0625055Y2 true JPH0625055Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=30880643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5403187U Expired - Lifetime JPH0625055Y2 (ja) | 1987-04-09 | 1987-04-09 | デジタルフイルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0625055Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-09 JP JP5403187U patent/JPH0625055Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63163026U (ja) | 1988-10-25 |
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