JPH0625054B2 - 外科用洗浄液 - Google Patents
外科用洗浄液Info
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- JPH0625054B2 JPH0625054B2 JP59147428A JP14742884A JPH0625054B2 JP H0625054 B2 JPH0625054 B2 JP H0625054B2 JP 59147428 A JP59147428 A JP 59147428A JP 14742884 A JP14742884 A JP 14742884A JP H0625054 B2 JPH0625054 B2 JP H0625054B2
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- A61K47/06—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
- A61K47/08—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite containing oxygen, e.g. ethers, acetals, ketones, quinones, aldehydes, peroxides
- A61K47/10—Alcohols; Phenols; Salts thereof, e.g. glycerol; Polyethylene glycols [PEG]; Poloxamers; PEG/POE alkyl ethers
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- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L26/00—Chemical aspects of, or use of materials for, wound dressings or bandages in liquid, gel or powder form
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- A61M3/02—Enemata; Irrigators
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Description
【発明の詳細な説明】 この発明は関節外科手術その他の外科的操作において使
用される洗浄液に関する。
用される洗浄液に関する。
外科的処置のある種のものは体内空隙又は体内の一部を
洗浄し、又は拡脹するため洗浄液の使用が必要となる。
たとえば膀胱鏡検査法および直達検査法による経尿道の
前立切除術においては内視鏡を介して体内空隙を連続的
に洗浄する必要がある。
洗浄し、又は拡脹するため洗浄液の使用が必要となる。
たとえば膀胱鏡検査法および直達検査法による経尿道の
前立切除術においては内視鏡を介して体内空隙を連続的
に洗浄する必要がある。
さらに電気外科的操作による人体の治療もしばしば連続
的洗浄を必要とする。関節検査法は関節たとえば、ひ
じ、足首、ひざを内視鏡で肉眼で検査するもので、関節
を直接、目で検査するレンズシステム、又は電子イメー
ジ装置に連結された光ファイバー検針を用いておこなわ
れる。このような装置は種々の関節病の診断のために長
い間用いられてきた。
的洗浄を必要とする。関節検査法は関節たとえば、ひ
じ、足首、ひざを内視鏡で肉眼で検査するもので、関節
を直接、目で検査するレンズシステム、又は電子イメー
ジ装置に連結された光ファイバー検針を用いておこなわ
れる。このような装置は種々の関節病の診断のために長
い間用いられてきた。
これによる関節外科の成否は滑膜および内側関節間軟骨
の生検が大きく左右する。
の生検が大きく左右する。
最近、関節検査用器具および外科技術が開発されてお
り、半月縁および関節軟骨のトリミングにおいて、電動
機器を用いることは一般的となっている。その他、種々
の筋肉の分離、接合、切断、偏在する血管系の凝集又は
接合を正確におこなうための電気-外科技術も開発され
ている。
り、半月縁および関節軟骨のトリミングにおいて、電動
機器を用いることは一般的となっている。その他、種々
の筋肉の分離、接合、切断、偏在する血管系の凝集又は
接合を正確におこなうための電気-外科技術も開発され
ている。
洗浄液は内視鏡で検査または治療される人体の一部を脹
らますために長い間使用されている。たとえば、ひざ関
節の拡脹は内視鏡器具を挿入するために必要である。さ
らに、関節外科手術において、残屑を除去するために、
連続的洗浄が必要となる。たとえば、電動機器を用いた
場合、多量、すなわち、滑膜切除又は関節間軟骨手術を
おこなう場合、10〜12の洗浄液が必要となる。
らますために長い間使用されている。たとえば、ひざ関
節の拡脹は内視鏡器具を挿入するために必要である。さ
らに、関節外科手術において、残屑を除去するために、
連続的洗浄が必要となる。たとえば、電動機器を用いた
場合、多量、すなわち、滑膜切除又は関節間軟骨手術を
おこなう場合、10〜12の洗浄液が必要となる。
たとえば肛門切除の如き関節その他の内視鏡的手術に用
いる場合でも洗浄液はきびしい条件が必要となる。すな
わち、洗浄液は等浸透性(すなわち、周りの体液と同じ
浸透圧)を示し、非粘稠、非抗原性、非毒性のものでな
ければならない。さらに洗浄液は滅菌し易く、透明でな
ければならない。そのほか、洗浄液は濃縮状態で長期保
存性が良く、安価であることが好ましい。
いる場合でも洗浄液はきびしい条件が必要となる。すな
わち、洗浄液は等浸透性(すなわち、周りの体液と同じ
浸透圧)を示し、非粘稠、非抗原性、非毒性のものでな
ければならない。さらに洗浄液は滅菌し易く、透明でな
ければならない。そのほか、洗浄液は濃縮状態で長期保
存性が良く、安価であることが好ましい。
従来、蒸留水は非導電性のため用いられてきた。この蒸
留水は電気的外科手術で必要とする高電位においても患
者並びに医師を害することが避けられる。しかし、水は
溶血性および低浸透圧性であり、周りの筋肉に液体を付
加させ、血球からヘモグロビンを抽出させ、それにより
害を及ぼす。たとえば、低浸透圧水は中枢神経を破壊
し、吐き気、眼気又は死亡を生じさせる。食塩水の如き
等浸透溶液も、入手が容易なことなどから用いられてき
たが、pHは5.0であって人体pH7.4と著るしく異な
る。そのため、関節手術が長くなって大量の洗浄液を用
いた場合、このpHの違いにより、手術個所の生理が著る
しく変化してしまうという問題がある。さらに、このイ
オン性の塩溶液は導電性のため電気-外科手術に適して
いない。
留水は電気的外科手術で必要とする高電位においても患
者並びに医師を害することが避けられる。しかし、水は
溶血性および低浸透圧性であり、周りの筋肉に液体を付
加させ、血球からヘモグロビンを抽出させ、それにより
害を及ぼす。たとえば、低浸透圧水は中枢神経を破壊
し、吐き気、眼気又は死亡を生じさせる。食塩水の如き
等浸透溶液も、入手が容易なことなどから用いられてき
たが、pHは5.0であって人体pH7.4と著るしく異な
る。そのため、関節手術が長くなって大量の洗浄液を用
いた場合、このpHの違いにより、手術個所の生理が著る
しく変化してしまうという問題がある。さらに、このイ
オン性の塩溶液は導電性のため電気-外科手術に適して
いない。
その他の非イオン性溶液も用いられているが、別の問題
が生ずる。たとえば、等浸透性の糖溶液は粘度が大き
く、ねばねばし、医師の取扱い上好ましくない。糖溶液
は動きに乱れが生じ易く、又、濃縮液を熱滅菌した場合
に、着色が生じ、これにより内視鏡による観察が妨げら
れる。この糖溶液としては、ソルビトール、マニトール
又はこれらの組合せが一般に使用されている。尿素その
他の非イオン性塩溶液も用いられ、透明性の点で好まし
いが、しかし、尿素は赤血球を溶血させ、水より危険で
ある。
が生ずる。たとえば、等浸透性の糖溶液は粘度が大き
く、ねばねばし、医師の取扱い上好ましくない。糖溶液
は動きに乱れが生じ易く、又、濃縮液を熱滅菌した場合
に、着色が生じ、これにより内視鏡による観察が妨げら
れる。この糖溶液としては、ソルビトール、マニトール
又はこれらの組合せが一般に使用されている。尿素その
他の非イオン性塩溶液も用いられ、透明性の点で好まし
いが、しかし、尿素は赤血球を溶血させ、水より危険で
ある。
タンパク質混合物、たとえばアルブミン溶液は好ましく
ない抗原性を示し、全免疫系統を損い、又、これらは血
液源からつくられるため、極めて高価となる。
ない抗原性を示し、全免疫系統を損い、又、これらは血
液源からつくられるため、極めて高価となる。
しかして、現在最も用いられている洗浄液はグリシン
(アミノ酢酸、NH2CH2COOH)の等浸透圧溶液である。こ
のグリシン溶液は好しい点もあるが、導電性が多少あ
り、濃縮液製造のために必要な溶解度も所定以下であ
る。さらにグリシンはpHが、正常人体より低く、タンパ
ク質凝固が、高温(電気・外科検針の先端)にさらされ
たとき生じ易い。また、グリシン溶液は人体に吸収され
易く、毒性を示すほか、他の従来の液より高価である。
(アミノ酢酸、NH2CH2COOH)の等浸透圧溶液である。こ
のグリシン溶液は好しい点もあるが、導電性が多少あ
り、濃縮液製造のために必要な溶解度も所定以下であ
る。さらにグリシンはpHが、正常人体より低く、タンパ
ク質凝固が、高温(電気・外科検針の先端)にさらされ
たとき生じ易い。また、グリシン溶液は人体に吸収され
易く、毒性を示すほか、他の従来の液より高価である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、内視
鏡的診断、外科手術等のための洗浄液であって、等浸透
圧性、非粘稠性、非析出性(使用温度において)、非抗
原性、非毒性、透明性(高倍率において)であって、さ
らに安価であり、適用部分の人体を化学的に変化させる
ことがなく、滅菌容易であり、さらに貯ぞう安定性の良
い濃縮液として分配することができる洗浄液を提供する
ことを目的とする。
鏡的診断、外科手術等のための洗浄液であって、等浸透
圧性、非粘稠性、非析出性(使用温度において)、非抗
原性、非毒性、透明性(高倍率において)であって、さ
らに安価であり、適用部分の人体を化学的に変化させる
ことがなく、滅菌容易であり、さらに貯ぞう安定性の良
い濃縮液として分配することができる洗浄液を提供する
ことを目的とする。
すなわち、本発明は2〜3.5%のグリセリン水溶液か
らなり、オスモル濃度が約200〜350ミリオスモルの等浸
透圧性のもの、好ましくは2.8〜3.0%のグリセリ
ン水溶液からなり、オスモル濃度が約280〜300ミ
リオスモルの外科用洗浄液を提供するものである。
らなり、オスモル濃度が約200〜350ミリオスモルの等浸
透圧性のもの、好ましくは2.8〜3.0%のグリセリ
ン水溶液からなり、オスモル濃度が約280〜300ミ
リオスモルの外科用洗浄液を提供するものである。
以下、本発明を内視鏡的ひざ手術に関連して、洗浄液を
ひざ関節に散布し、横膝蓋骨膜を高周波により除去する
場合について説明する。又、洗浄液の関節ヒアリン軟骨
および滑膜に対する影きょうは洗浄直後および洗浄後3
〜4週間経たのちにおこなった。又、滑膜、軟骨は光学
顕微鏡および電子顕微鏡を用いて検査をおこなった。
ひざ関節に散布し、横膝蓋骨膜を高周波により除去する
場合について説明する。又、洗浄液の関節ヒアリン軟骨
および滑膜に対する影きょうは洗浄直後および洗浄後3
〜4週間経たのちにおこなった。又、滑膜、軟骨は光学
顕微鏡および電子顕微鏡を用いて検査をおこなった。
なお、本発明において、洗浄液の強さはオスモル、すな
わち溶液のモル濃度、特にミリオスモル(mOsm,オスモ
ル/1000)で表わしている。なお、正常な体液のオ
スモルは290〜310mOsmである。
わち溶液のモル濃度、特にミリオスモル(mOsm,オスモ
ル/1000)で表わしている。なお、正常な体液のオ
スモルは290〜310mOsmである。
グリセロール(1,2,3-プロパントリオール、分子
量92.1)を水に溶かし、 9.21×10-2gm/とした場合、1オスモル(mOs
m)の溶液が得られる。したがって300mOsmのグリセ
ロール水溶液はグリセロール27.63gを水1に加えて
得られる(すなわち、2.763重量%)。なお、溶質
の純度は変ることがあるので、標準的オスモメータを用
い正確な溶液濃度とする必要がある。
量92.1)を水に溶かし、 9.21×10-2gm/とした場合、1オスモル(mOs
m)の溶液が得られる。したがって300mOsmのグリセ
ロール水溶液はグリセロール27.63gを水1に加えて
得られる(すなわち、2.763重量%)。なお、溶質
の純度は変ることがあるので、標準的オスモメータを用
い正確な溶液濃度とする必要がある。
実施例I 本発明の洗浄液および従来の洗浄液がヒアリン軟骨およ
び滑膜に与える影きょうについて評価をおこなった。本
実験は横膝蓋骨膜を内視鏡検査したときのヒトの膝関節
への軟骨および滑骨に対する急性および慢性の損傷に直
接的に関連するものである。
び滑膜に与える影きょうについて評価をおこなった。本
実験は横膝蓋骨膜を内視鏡検査したときのヒトの膝関節
への軟骨および滑骨に対する急性および慢性の損傷に直
接的に関連するものである。
まず、10週令のオスのニュージランド白色ラビットを
ナトリウムペンタバルビタールで静脈麻酔(2.5mg/
Kg)した。これらすべての動物手術はきびしい無菌条件
下でおこなった。まず、ひざ部分を股部分から脛骨の中
間までそり、ついでベタジン洗浄液で皮膚を洗った。さ
らに両ひざを露出させた状態で全体を滅菌タオルで被っ
たのち、18ゲージの針を膝蓋骨袋状個所の内側に刺通
し、さらに18ゲージの針をひざの前方部に刺通した。
これらの針の正確な位置は洗浄液を5分間流すことによ
り確認した。この洗浄液の皮下蓄積の発生しないことを
確認したのち、さらに15分間液を流し、この20分間
の洗浄液散布ののち、ラビットを解ぼうし、膝蓋骨、軟
骨、滑膜を除去し、消毒し、10%緩衝ホルムアルデヒ
ドからなる固定液中に置き、別に5%グルタアルデヒド
(0.1mカコデラート緩衝液)(pH=7.2)にも入
れ、電子顕微鏡用試料とした。この筋肉の除去に先立
ち、ひざ部を解ぼうし、洗浄液流通時に変化が発生した
か否かを調べた。この洗浄液散布におけるデータを表I
に示す。
ナトリウムペンタバルビタールで静脈麻酔(2.5mg/
Kg)した。これらすべての動物手術はきびしい無菌条件
下でおこなった。まず、ひざ部分を股部分から脛骨の中
間までそり、ついでベタジン洗浄液で皮膚を洗った。さ
らに両ひざを露出させた状態で全体を滅菌タオルで被っ
たのち、18ゲージの針を膝蓋骨袋状個所の内側に刺通
し、さらに18ゲージの針をひざの前方部に刺通した。
これらの針の正確な位置は洗浄液を5分間流すことによ
り確認した。この洗浄液の皮下蓄積の発生しないことを
確認したのち、さらに15分間液を流し、この20分間
の洗浄液散布ののち、ラビットを解ぼうし、膝蓋骨、軟
骨、滑膜を除去し、消毒し、10%緩衝ホルムアルデヒ
ドからなる固定液中に置き、別に5%グルタアルデヒド
(0.1mカコデラート緩衝液)(pH=7.2)にも入
れ、電子顕微鏡用試料とした。この筋肉の除去に先立
ち、ひざ部を解ぼうし、洗浄液流通時に変化が発生した
か否かを調べた。この洗浄液散布におけるデータを表I
に示す。
他のラビットについても上記と同様の操作をおこない、
麻酔から回復させ、それぞれのかごに収容し、洗浄液の
長期的作用について調べた。3〜4週間経たのち、これ
ら動物を再び解ぼうし、ひざ部を検査し、急性障害の有
無を調べた。その結果を表IIに示す。
麻酔から回復させ、それぞれのかごに収容し、洗浄液の
長期的作用について調べた。3〜4週間経たのち、これ
ら動物を再び解ぼうし、ひざ部を検査し、急性障害の有
無を調べた。その結果を表IIに示す。
実施例II 滑膜表面の分子の急激な動きに各洗浄液がどのような影
響を与えたか否かについて検査をおこなうためトレーサ
による実験をおこなった。すなわち、滑膜が洗浄液によ
り損傷を受け、大きい分子の拡散を生じさせたか否かを
調べた。拡散目印しとしてグリコーゲンおよびフェリチ
ンを使用した。最初の実験は一匹のラビットからの2つ
の膝について上記目印しが検出できるか否かについてお
こなった。この最初の実験に続いて、4匹のラビットを
用意し、上述の如く、ひざの洗浄について実験した。洗
浄液として外科用水、食塩水、等モルグリセロール溶液
を用いた。これらの洗浄液は目的とする膝に対して20
分間散水した。この散水の終りにおいて、100mgのフ
ェリチンおよび200mgのグリコーゲンを4分間散水し
た。そのうち、これら膝を主散水液で洗浄した。
響を与えたか否かについて検査をおこなうためトレーサ
による実験をおこなった。すなわち、滑膜が洗浄液によ
り損傷を受け、大きい分子の拡散を生じさせたか否かを
調べた。拡散目印しとしてグリコーゲンおよびフェリチ
ンを使用した。最初の実験は一匹のラビットからの2つ
の膝について上記目印しが検出できるか否かについてお
こなった。この最初の実験に続いて、4匹のラビットを
用意し、上述の如く、ひざの洗浄について実験した。洗
浄液として外科用水、食塩水、等モルグリセロール溶液
を用いた。これらの洗浄液は目的とする膝に対して20
分間散水した。この散水の終りにおいて、100mgのフ
ェリチンおよび200mgのグリコーゲンを4分間散水し
た。そのうち、これら膝を主散水液で洗浄した。
ナトリウムペントバルビタールを過剰投与して直ちに催
眼させ、膝を除去、切断した。各膝の半分を絶対メタノ
ール中に入れ、固定および光学顕微鏡的組織化学検査を
おこなった。他の半分を5%グルータアルデヒドおよび
1.1Mカコジラート緩衝液(pH7.2)中に固定し、
電子顕微鏡による検査をおこなった。この拡散試験で用
いられた洗浄液についての実験データを表IIIに示す。
眼させ、膝を除去、切断した。各膝の半分を絶対メタノ
ール中に入れ、固定および光学顕微鏡的組織化学検査を
おこなった。他の半分を5%グルータアルデヒドおよび
1.1Mカコジラート緩衝液(pH7.2)中に固定し、
電子顕微鏡による検査をおこなった。この拡散試験で用
いられた洗浄液についての実験データを表IIIに示す。
実施例Iで得られた関節のマイクロ写真を検討したとこ
ろ、最大の細胞損傷は主として低浸透圧性のために外科
用水によってもたらされた。同様に、低浸透圧性グリセ
ロール水溶液も細胞損傷を生じさせた。等浸透圧性グリ
セロール水溶液で関節を洗浄して得られた滑膜ライニン
グおよび軟骨は形態学的に正常のものとほぼ同様であっ
た。
ろ、最大の細胞損傷は主として低浸透圧性のために外科
用水によってもたらされた。同様に、低浸透圧性グリセ
ロール水溶液も細胞損傷を生じさせた。等浸透圧性グリ
セロール水溶液で関節を洗浄して得られた滑膜ライニン
グおよび軟骨は形態学的に正常のものとほぼ同様であっ
た。
第1図に正常の滑膜表面を数個の細胞とともに示す。核
をともなった細胞は最小合成活性のタイプA細胞であ
り、粗な内形原形質細網が見られた。細胞原形質と核膜
は損傷を受けていない。滑膜細胞間に結合の弛みが見ら
れる。下方の血管は正常であり、外被細胞と関連してい
る。タイプB合成細胞からの細胞断面は矢線で示されて
いる。第2図は外科用水で洗浄した直後の滑膜表面を示
しており、細胞の一体性が失われている。細胞膜は溶解
せず、核はクロマチンパターン(C)を以って脹らんでお
り、小器官は分画することが困難である。第3図は水に
よる洗浄によって滑膜ライニングに損傷が生じているこ
とを示している。細胞がばらばらで核は脹らみ、小器官
は減少し、損傷されている。
をともなった細胞は最小合成活性のタイプA細胞であ
り、粗な内形原形質細網が見られた。細胞原形質と核膜
は損傷を受けていない。滑膜細胞間に結合の弛みが見ら
れる。下方の血管は正常であり、外被細胞と関連してい
る。タイプB合成細胞からの細胞断面は矢線で示されて
いる。第2図は外科用水で洗浄した直後の滑膜表面を示
しており、細胞の一体性が失われている。細胞膜は溶解
せず、核はクロマチンパターン(C)を以って脹らんでお
り、小器官は分画することが困難である。第3図は水に
よる洗浄によって滑膜ライニングに損傷が生じているこ
とを示している。細胞がばらばらで核は脹らみ、小器官
は減少し、損傷されている。
低浸透圧性ダリセロール水溶液で洗浄して生じた細胞変
化は水によるものと同程度であった。表IIに示す如く、
長期損傷を判定するために用いられた関節のマイクロ写
真は低張浸透圧性による損傷を示している。たとえば細
胞は割れて未使用関節より著るしく脆弱に見える。低浸
透圧性ソルビトールおよびグリセリン溶液で洗浄した関
節は低張グリセロール水溶液と同様の細胞破壊を示し
た。この点において、低張グリセロール、ソルビトール
およびグリシン溶液は浸透圧80〜195のものであっ
て、水の場合のような著るしい細胞原形質変化を示さ
ず、ある部分の細胞膜は損傷を受けず、小器官の転位は
少ない。しかし、核の変化は外科用水の場合とほぼ同等
である。
化は水によるものと同程度であった。表IIに示す如く、
長期損傷を判定するために用いられた関節のマイクロ写
真は低張浸透圧性による損傷を示している。たとえば細
胞は割れて未使用関節より著るしく脆弱に見える。低浸
透圧性ソルビトールおよびグリセリン溶液で洗浄した関
節は低張グリセロール水溶液と同様の細胞破壊を示し
た。この点において、低張グリセロール、ソルビトール
およびグリシン溶液は浸透圧80〜195のものであっ
て、水の場合のような著るしい細胞原形質変化を示さ
ず、ある部分の細胞膜は損傷を受けず、小器官の転位は
少ない。しかし、核の変化は外科用水の場合とほぼ同等
である。
第4〜7図は等浸透グリセロール水溶液を用いた場合の
滑膜細胞の写真である。第4図は大きい核と正常の細胞
原形質を持った滑膜ライニングを示している。粗い内部
原形質細菌(rER)、ミトコンドリア(M)、リゾソウム
(L)の存在が見られる。他のライニング細胞の過程が
“S”で見られる。コラーゲン(Co)は存在し、正常であ
る。第5図はミトコンドリア(M)とrERの高濃濃度の活
性滑膜細胞を示している。細胞膜は損傷を受けず細胞の
一体性の損失も見られない。
滑膜細胞の写真である。第4図は大きい核と正常の細胞
原形質を持った滑膜ライニングを示している。粗い内部
原形質細菌(rER)、ミトコンドリア(M)、リゾソウム
(L)の存在が見られる。他のライニング細胞の過程が
“S”で見られる。コラーゲン(Co)は存在し、正常であ
る。第5図はミトコンドリア(M)とrERの高濃濃度の活
性滑膜細胞を示している。細胞膜は損傷を受けず細胞の
一体性の損失も見られない。
第6図は正常な形態の滑膜ライニング細胞を示してい
る。“A”における細胞はタイプAでありリゾソウム
(L)を含み、“B”の細胞はタイプBの滑膜細胞であ
る。“C”を付したタイプA細胞は高濃度の飲作用小胞
と液胞を有している。この種の変化は正常の滑膜にも見
られるものである。第7図はゴルジ複合体(G)、フィラ
メント(F)、小胞(V)およびリボゾウム(r)(これらは
正常滑膜に見られる)が顕著な滑膜細胞を示している。
る。“A”における細胞はタイプAでありリゾソウム
(L)を含み、“B”の細胞はタイプBの滑膜細胞であ
る。“C”を付したタイプA細胞は高濃度の飲作用小胞
と液胞を有している。この種の変化は正常の滑膜にも見
られるものである。第7図はゴルジ複合体(G)、フィラ
メント(F)、小胞(V)およびリボゾウム(r)(これらは
正常滑膜に見られる)が顕著な滑膜細胞を示している。
第8図は等浸透グリセロール水溶液に長期間さらした後
の滑膜ライニング細胞のマイクロ写真を示すもので、正
常形態および核、細胞原形質を示している。
の滑膜ライニング細胞のマイクロ写真を示すもので、正
常形態および核、細胞原形質を示している。
グリシン、マンニトール、ソルビトールで散布した関節
のライニング細胞は水で洗浄したものより脹みが少なか
ったが、グリシン洗浄細胞は極大液胞が見られた。マン
ニトールおよびソルビトールで散布した滑膜ライニング
は核の膨張、膜の破損、浮腫核を有する細胞等の形態的
変化が見られたが、細胞膜は損傷されず、又、変化のな
い細胞も見られた。
のライニング細胞は水で洗浄したものより脹みが少なか
ったが、グリシン洗浄細胞は極大液胞が見られた。マン
ニトールおよびソルビトールで散布した滑膜ライニング
は核の膨張、膜の破損、浮腫核を有する細胞等の形態的
変化が見られたが、細胞膜は損傷されず、又、変化のな
い細胞も見られた。
上記実施例を総合的にみると、等浸透圧グリセロール水
溶液は洗浄個所の細胞に損傷を与えないことを実証し
た。
溶液は洗浄個所の細胞に損傷を与えないことを実証し
た。
第1図は正常の滑膜表面を示す生物の形態の顕微鏡写真
図、第2,3図は外科用水で洗浄したのちの滑膜表面を
示す生物の形態の顕微鏡写真図、第4〜7図は等浸透圧
グリセロール水溶液で洗浄後の滑膜ライニング細胞を示
す生物の形態の顕微鏡写真図、第8図は等浸透圧グリセ
ロール水溶液で洗浄後の長期間経過後の滑膜ライニング
細胞を示す生物の形態の顕微鏡写真図である。
図、第2,3図は外科用水で洗浄したのちの滑膜表面を
示す生物の形態の顕微鏡写真図、第4〜7図は等浸透圧
グリセロール水溶液で洗浄後の滑膜ライニング細胞を示
す生物の形態の顕微鏡写真図、第8図は等浸透圧グリセ
ロール水溶液で洗浄後の長期間経過後の滑膜ライニング
細胞を示す生物の形態の顕微鏡写真図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭46−26986(JP,B1)
Claims (3)
- 【請求項1】本質的にグリセロールおよび水のみから構
成された2〜3.5%グリセリン水溶液の等浸透溶液か
らなる外科用洗浄液。 - 【請求項2】等浸透溶液が2.75重量%のグリセロー
ルを含む特許請求の範囲第1項記載の外科用洗浄液。 - 【請求項3】等浸透溶液が非電解質であって透明である
特許請求の範囲第1項記載の外科用洗浄液。
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- 1984-07-12 DE DE19843425745 patent/DE3425745A1/de not_active Withdrawn
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- 1984-07-16 JP JP59147428A patent/JPH0625054B2/ja not_active Expired - Lifetime
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