JPH06249347A - 弁装置 - Google Patents
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- JPH06249347A JPH06249347A JP6135393A JP6135393A JPH06249347A JP H06249347 A JPH06249347 A JP H06249347A JP 6135393 A JP6135393 A JP 6135393A JP 6135393 A JP6135393 A JP 6135393A JP H06249347 A JPH06249347 A JP H06249347A
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Abstract
ートによるシール部を、簡単な構造により、高い締切り
性能をもって構成する。 【構成】 流体制御用開口11を有する筒状ケージ7
と、その内部で摺動動作され開口を開閉制御するプラグ
12を備える。ケージ内周面またはプラグ外周面のいず
れか一方の上、下二位置に、上、下部ソフトシート2
0,21が、他方にソフトシート着座用の着座シート部
が設けられる。ソフトシートの少なくとも一方に、着座
シート部に選択的に当接可能な弾性変形片22と、その
背面側に一次側流体圧を導入する圧力室23が設けられ
る。下部ソフトシートの弾性変形片は、プラグ上昇時の
変形を所定の突出位置で係止する係止手段24を有す
る。
Description
工業等において流体の制御に用いられるケージ型の弁装
置に関し、特に流体の制御用窓を有するケージとその内
部で昇降動作し前記窓を開閉制御するバルブプラグとの
締切り性能を得るためのシール構造に関する。
本体内で流体流路中に臨んで配置される円筒形のケージ
の周壁に、流体制御用の孔または特性窓を有し、これら
の流体制御用の孔または窓の開口面積を、このケージ内
で昇降動作する円筒形のプラグによって変化させ、流体
の流量制御を行なうようになっている。
れば、ケージとプラグとの間にはプラグの動きを確保す
るうえで隙間が存在しており、このような隙間を介して
の流体の閉止を確実に行なうことが望まれる。そして、
このような完全閉止が要求されているシート部には、ソ
フトシートを一般的に用いている。
るケージ型調節弁では、特に高い締切り性能が要求され
るため、弁のシート材として、テフロン等の樹脂製ソフ
トシートが用いられている。このようなソフトシート
は、弁本体のケージ下部等に取付けられ、円筒形のプラ
グと接触することで流路を遮断している。
例を示すものであり、配管接続フランジ1aを両端に有
する弁本体1の内部は、仕切り壁2によって上流側通路
3(一次側流体通路)と下流側通路4(二次側流体通
路)とに仕切られており、上部開口端には上蓋5が複数
のボルト・ナット6で固定されている。この上蓋5と前
記仕切り壁2との間には、上端部に鍔部を有する円筒状
のケージ7がガスケット8を介して嵌着して配置され、
かつケージ7の上蓋5と仕切り壁2との間にはそれぞれ
ガスケット9,10が介在され、この状態で前記ボルト
・ナット6を締めることにより互いに圧接固定した状態
で組立てられている。
置され、周壁にはケージ7内と上流側通路3とを連通す
る複数個の流体制御用窓11が開口されている。12は
ケージ7内に摺動自在に配置された略円筒形を呈するプ
ラグで、上蓋5をグランドパッキン13aを介して摺動
自在に貫通する弁軸13の下端部に螺着されている。
7aと、流体制御用窓11を有する中央部ケージ7b
と、仕切り壁2を貫通する下部ケージ7cとに分割形成
されており、これら各部材の接続部分における内周面に
は、二段の環状段差部が設けられている。すなわち、各
ケージ7a,7b,7c間には、断面略鉤形状の環状凹
陥部が上下二段に形成され、この凹陥部内に弾性材から
なる上、下部ソフトシート14,15を装填することに
より、前記環状段差部は弾性材で形成されている。
ソフトシート14,15に着座する二段の環状段差部が
上部および下端部の着座シート部12a,12bとして
設けられている。そして、プラグ12が下降すると、プ
ラグ12の各着座シート部12a,12bが上、下部ソ
フトシート14,15に接触し、ケージ7との間に挾み
込んで圧縮変形させ、これにより流体の流通を遮断する
ようになっている。
構造によるケージ型調節弁では、締切り時の密封性が必
ずしも得られないという不具合があった。すなわち、上
述したケージ7は、三個の部品を軸線方向で積み重ねて
構成する構造であるために、組立てによって、それぞれ
の加工誤差が集積され、その結果上、下のソフトシート
14,15においてシートピッチがずれたり、芯がずれ
たりすることがある。これは、上、下部ソフトシート1
4,15の圧縮変形では、このずれが吸収できないため
である。
1878号公報には、ケージ型調節弁において締切り時
の密封性を確保するために、ケージ7の内周面等に形成
される二段の環状段差部を形成する円環状の上、下部ソ
フトシート14,15として、径方向に延在する水平辺
と軸線方向に延在する筒部とによって断面L字状に形成
したものを用い、かつこれら上、下部ソフトシートの水
平辺の弁閉動作時における弾性撓み量を許容する空隙を
設け、これにより上、下部ソフトシート14,15の弾
性変形量等を大きくし、加工時や組立時のずれを吸収
し、ケージ7とプラグ12との間での締切り性能を向上
させている。
ば、操作器側からの推力でプラグ12を、ケージ7内で
下降させて上、下のソフトシート14,15に押付け、
それぞれのソフトシート14,15の水平辺のもつ弾性
を利用し、上、下のソフトシート14,15をプラグ1
2側の着座シート部12a,12bに密着させてシール
しているが、これら上、下のソフトシート14,15の
変形は圧縮によるものだけであり、変形量が小さく、確
実な密封性を得て、締切り性能を向上させるうえでは、
まだまだ不十分なものであった。
と、操作器によりプラグ12への締切り力を強くし、
上、下のソフトシート14,15の撓みによる弾性変形
量を大きくしなければ、シール性能を保つことができな
い。これは、これら上、下部ソフトシート14,15を
形成しているテフロン等の樹脂材での材質強度に限界が
あるためである。
フトシート14,15の変形量をあまり大きく取れない
ので、これら上、下部のソフトシート14,15自身の
弾性を利用したり、上、下部に配置されるソフトシート
14,15間でのピッチ合わせのために、ケージ7やプ
ラグ12に加工精度が要求されるという問題もあり、こ
れらの問題点を解決し得る何らかの対策を講じることが
望まれている。
ものであり、ケージおよびプラグ間での上、下のソフト
シートと着座シート部での締切り性能を簡単かつ確実に
確保でき、しかも制御流体の圧力が高くなっても、プラ
グ側の操作器による押圧力を大きくする必要がなく、操
作器側の小型化が可能で、各部の加工精度を要求せず
に、所要の水密性を得ることが可能となるケージ型の弁
装置を得ることを目的としている。
ために本発明に係る弁装置は、流体制御用開口を有する
筒状ケージと、その内部で摺動動作されて開口を開閉制
御するプラグと、ケージ内周面またはプラグ外周面のい
ずれか一方で軸線方向に所定間隔をおいて上、下の二位
置に設けられる上、下一対をなす環状ソフトシートと、
ケージ内周面またはプラグ外周面の他方に設けられ上、
下部ソフトシートが着座する上、下一対の着座シート部
を備え、ソフトシートの少なくとも一方を、相手側の着
座シート部に選択的に当接可能な弾性変形片と、その背
面側に一次側流体圧が導入される圧力室とを有するよう
に構成したものである。
面の下方でプラグ下端部の着座シート部に選択的に当接
可能な下部ソフトシートにおける弾性変形片に、プラグ
の弁開動作時にプラグの動作領域内に所定量以上に突出
しない状態で係止する係止手段を付設したものである。
周面またはプラグ外周面の上方に配置される上部ソフト
シートの弾性変形片を、一次側流体圧用の圧力室と反対
側に形成される二次側流体圧が導かれる第2の圧力室を
形成することにより、これら両圧力室間での差圧力によ
って、相手側部材の着座シート部側に摺接するように弾
性変形可能に構成したものである。
上、下部ソフトシートの少なくとも一方を、相手側の着
座シート部に当接可能な弾性変形片とこれを一次側流体
圧で弾性変形させる圧力室を有するセルフシールシート
構造として構成し、その弾性変形片背面側の圧力室に一
次側流体圧を導入することにより、この弾性変形片を、
流体圧をも利用して相手側の着座シート部に、より一層
大きな弾性力をもって圧接させ、これによりケージとプ
ラグとを高い締切り性能をもってシールすることが可能
である。
における弾性変形片の弾性変形量を、プラグの弁開動作
時において係止手段により所定位置で係止し、プラグの
動作領域内に必要以上に突出せず、弁閉動作時に干渉問
題を生じないように構成される。
ルの弾性変形片は、一次側流体圧導入用の圧力室と、こ
れに対向して二次側流体圧が導入される第2の圧力室と
の圧力差によって、常時相手側の着座シート部側に常に
摺接するように弾性変形される。
施例を示すものであり、これらの図において前述した図
9と同一または相当する部分には同一番号を付し、その
詳細な説明は省略する。
装置において、弁本体1内で流体を選択的に流通させる
流体制御用開口である孔11を有する円筒状ケージ7
と、このケージ7内で摺動動作され前記孔11を開閉制
御するプラグ12と、これらケージ7の内周面またはプ
ラグ12の外周面のいずれか一方(本実施例ではケージ
7側)で上、下の二位置に設けられた上、下部ソフトシ
ート20,21と、前記ケージ7またはプラグ12の他
方(本実施例ではプラグ12側)に設けられ前記上、下
部ソフトシート20,21が着座する上、下部着座シー
ト部12a,12bとを備えている。
フトシート20,21の少なくとも一方(本実施例では
両方)を、着座シート部12a,12bに選択的に当接
可能な弾性変形片22が形成されるとともに、この弾性
変形片22の背面側にケージ7の隙間、ケージ7とプラ
グ12との隙間等を通して一次側流体圧(上流側通路3
側の流体圧)を導入させる一次側圧力室23を形成した
ところを特徴としている。
0,21における弾性変形片22を、一次側(上流側)
の流体圧の導入によって、相手側の着座シート部12
a,12bに確実に圧接させるというセルフシールシー
ト機能を発揮させることが可能で、これによりプラグ1
2の操作器(図示せず)での操作力を大きくすることな
く、ケージ7とプラグ12との間での締切り性能を向上
させ、水密性を確実に確保し得るものである。
シート20,21に、一次側の流体圧力の導入によっ
て、弾性変形片22をプラグ12の着座シート部12
a,12bに圧接させ、締切り性能を向上させることが
できるセルフシールシート構造を採用しているので、弁
装置での被制御側の流体圧力が高い場合にあっても、こ
の流体圧を利用して水密性を確実に確保し、締切り性能
を向上させることができ、従来のようにプラグ12の操
作器等を大型化し、操作力を大きくするといった必要性
をなくすことができる。
とプラグ12との間で下部ソフトシート21に弾性変形
片22による変形量の大きい構造を採用することによ
り、一次側の流体圧によって高いシール性を確実に確保
できるもので、セルフシールシートとしての効果を発揮
することができる。
採用したソフトシート20,21において、弾性変形片
22の相手側の着座シール部12a,12bへの接触部
22aを、略円弧状断面として形成することにより、両
者の接触を常に線接触状態で維持することができ、これ
によりこの接触部22aでの高いシール性能を実現する
ことができる。
一部をメタルシール部25とし、弁閉時にプラグ12の
下端部着座シート部12bを、接合させるように構成し
ており、締切り性能をより向上させるとともに、ソフト
シール21の過度の変形を防止するようになっている。
でのシール部分を、少なくとも一方が、一次側流体圧を
利用しかつ比較的大きな変形量を得られる弾性変形片2
2によるソフトシート20,21としているので、これ
らの構成部品の加工精度をラフとすることができるとい
う利点もある。
採用した下部ソフトシート21において、弾性変形片2
2を、バルブプラグ12の動きに伴なって相手側との相
対位置関係がずれる際に、ケージ7内側でプラグ12と
弁閉動作時に干渉する位置まで変位しないように規制す
るストッパ24および係止部24aを設けるように構成
している。
降動作時において、このプラグ12が、弾性変形片22
の変形範囲内に位置しなくなった上昇時に、所定の位置
でそれ以上に弾性変形しないように係止し、プラグ12
が閉動作した時に、弾性変形片22と干渉しないように
し、その結果としてバルブの開閉制御動作を適正化する
とともに、所要のシール性を確保し得るものである。
に、下部ソフトシート21における弾性変形片22は、
そのストッパ24が、ケージ7側の係止部24aに当接
し、この状態では、一次側流体圧が圧力室23には導入
されないが、プラグ12が下降し、その着座シート部1
2bが弾性変形片22に当接してこれを弾性変形させた
状態では、ストッパ24が係止部24aから離れ、これ
により圧力室23に一次圧が導かれるものである。
上、下部に設けられるソフトシート20,21におい
て、上部ソフトシート20の弾性変形片22を、弁開時
にも差圧により上方に変形してプラグ12側の外周面に
接触して隙間流れを防止するように構成している。
部ソフトシート20の弾性変形片22において、一次側
流体圧用の圧力室23と反対側に、二次側流体圧が導か
れる第2の圧力室26を形成することにより、これら両
圧力室23,26間での差圧力によって、プラグ12外
周面の着座シート部12a側に常に摺接するような所要
の変形状態に弾性変形可能で、これによりこの部分での
隙間流れを防ぎ、シール性を高めることが可能となる。
また、このような上部ソフトシール20での弾性変形片
22には、プラグ12外周面に付着するスケールを除去
するスクレーパとしての役割を持たせることができると
いう利点もある。
の上、下部に設けられるソフトシート20,21に、共
に本発明を特徴づけるセルフシールシート構造を採用し
ているが、本発明はこれに限定されず、いずれか一方の
ソフトシートにのみ、本発明を適用しても、所要の効果
を奏することは容易に理解されよう。
をセルフシールシート構造とした場合を、図4は下部ソ
フトシート21のみをセルフシールシート構造とした場
合を示す。これらの上部または下部ソフトシート20,
21による作用効果は、前述した通りである。なお、他
方のソフトシート20または21としては、単純な断面
L字状のものを用いている。
おいて仕切り壁2の左側でケージ7の外側を、一次側と
して上流側通路3とし、右側を二次側として下流側通路
4とした場合を説明したが、本発明はこれに限定され
ず、図5ないし図7に示したように、仕切り壁2の右側
を一次側の上流側通路3、左側を二次側の下流側通路4
とした場合を示している。ここで、図5は上、下部ソフ
トシート20,21を、共にセルフシールシート構造と
している。この場合に図1と異なる点は、弾性変形片2
2に圧接力を与える一次側の圧力室23等への流体圧導
入経路によって、弾性変形片22の向きを逆向きに変更
している。
をセルフシールシート構造とした場合を、図7は下部ソ
フトシート21のみをセルフシールシート構造とした場
合で、これら上部または下部ソフトシート20,21に
よる作用効果は、前述した通りである。なお、他方のソ
フトシート20または21としては、単純な断面L字状
のものを用いている。
ケージ30,31を用いた弁装置に適用した場合の他の
実施例を示し、プラグ12との締切り性能を得る部分
に、前述したセルフシールシート構造によるソフトシー
ト20,21を用いている。ここで、この実施例では、
内、外ケージ30,31からなるケージ7は、上部連結
リング32と下部連結リング33とによって、二重管構
造とされ、それぞれに流体流通用の孔34,35が設け
られ、内側ケージ30内でプラグ12が昇降動作するよ
うになっている。
弁装置において、従来構造のものと相違する点は、内側
ケージ30を、外部から着脱可能に構成したことであ
る。すなわち、図中36は上部連結リング32の内周部
に螺合して設けられるセットリングで、これにより上、
下連結リング32,33および外側ケージ31によって
溶接接合されている部材に、内側ケージ30を取外し自
在に構成している。なお、37,37は適宜に介在して
設けられたシールである。
り内、外ケージ30,31を一体化して構成していたの
に対し、内側ケージ30を交換することにより、流体流
通用開口や外側ケージ31との関係による弁特性を変更
したり、内側ケージ30のみをプラグ12とのかじりの
ない硬い材質を選択して構成したり、あるいはこの内側
ケージ30に熱硬化処理等を必要に応じて施したりする
ことも可能で、さらにこの内側ケージ30に損傷が生じ
たりしたときにも、このケージ30のみの交換で対処で
きるという利点がある。
定されず、弁装置各部の形状、構造等を適宜変形、変更
し得ることは言うまでもない。たとえば上述した実施例
では、本発明を適用するソフトシート20,21を、分
割構造によるケージ7(7a,7b,7c)に適用した
場合を説明したが、本発明はこれに限定されず、プラグ
12側に設けてもよいことは勿論である。この場合に
は、ケージ7側には、それぞれの着座シート部を設ける
とよい。このような構造は、ケージ7の内側が一次側
で、外側が二次側である場合に適用して効果的である。
型の弁装置によれば、弁本体内で流体を選択的に流通さ
せる流体制御用開口を有する筒状ケージと、このケージ
内で摺動動作され前記開口を開閉制御するプラグと、こ
れらケージの内周面またはプラグの外周面のいずれか一
方で上、下の二位置に設けられた上、下部ソフトシート
と、前記ケージまたはプラグの他方に設けられ前記上、
下部ソフトシートが着座する上、下部着座シート部とを
備え、前記ソフトシートの少なくとも一方は、着座シー
ト部に選択的に当接可能な弾性変形片を形成するととも
に、この弾性変形片の背面側に一次側の流体圧を導入さ
せる圧力室を形成するようにしたので、簡単な構造にも
かかわらず、弁の一次側の流体圧の導入によって弾性変
形片を、相手側の着座シート部に確実に圧接させるとい
うセルフシールシート機能を発揮させることが可能で、
これによりプラグの操作器での操作力を大きくすること
なく、ケージとプラグとの間での締切り性能を向上さ
せ、水密性を確実に確保し得るという種々優れた効果を
奏する。
ートの少なくとも一方に、一次側の流体圧力の導入によ
って、相手側部材の着座シート部に圧接されて、締切り
性能を向上させ得るセルフシールシート構造を採用して
いるので、簡単な構造にもかかわらず、被制御側の流体
圧力が高い場合にあっても、この流体圧を利用して水密
性を確実に確保し、締切り性能を発揮させ得るもので、
従来のように操作器等を大型化し、操作力を大きくする
といった必要性をなくすことができる。
との間で下部ソフトシートに弾性変形片による変形量の
大きい構造を採用することにより、一次側の流体圧によ
って高いシール性を確実に確保できるもので、セルフシ
ールシートとしての効果を発揮することができる。
の上、下でのシール部分を、少なくとも一方が、一次側
流体圧を利用しかつ比較的大きな変形量を得られる弾性
変形片によるソフトシートとしているので、これらの構
成部品の加工精度をラフとすることができるという利点
を奏する。
シールシート構造が、下部ソフトシートに適用した場合
には、弾性変形片を、バルブプラグの動きに伴なって相
手側との相対位置関係がずれる際に、相手側と干渉する
位置まで変位しないように規制するストッパを設けるよ
うにしたので、バルブプラグの昇降動作に伴なってプラ
グが、弾性変形片の変形範囲内に位置しなくなった場合
に所定の位置で係止し、バルブが閉動作した時に、干渉
しないようにし、バルブの開閉制御動作とシール性確保
とを発揮できるという利点を奏する。
ト構造を採用した上部ソフトシートの弾性変形片で、弁
開時において一次、二次側の流体圧力差により下方また
は上方に弾性変形させ、これによりプラグ側の外周面に
常時接触させて隙間流れを防止し、さらにプラグ外周に
付着するスケール除去というスクレーパとしての機能を
持たせることもできるという利点も奏する。
調節弁の要部構成の概略断面図である。
切り性能を得るソフトシール部を拡大して示し、(a)
は要部拡大断面図、(b)はその動作状態を説明するた
めの要部拡大断面図である。
である。
概略断面図である。
面図である。
概略断面図である。
面図である。
るケージ型調節弁に適用した場合の実施例を示す概略断
面図である。
めの概略断面図である。
ト 21 セルフシールシート構造による下部ソフトシー
ト 22 弾性変形片 22a 円弧状接触部 23 一次側流体圧用の圧力室 24 ストッパ 24a 係止部 25 メタルシール部 26 二次側流体圧用の第2の圧力室
Claims (3)
- 【請求項1】 弁本体内で流体を選択的に流通させる流
体制御用開口を有する筒状ケージと、このケージ内で摺
動動作され前記開口を開閉制御するプラグと、これらケ
ージの内周面またはプラグの外周面のいずれか一方で軸
線方向に所定間隔をおいて上、下の二位置に設けられて
いる上、下一対をなす環状ソフトシートと、前記ケージ
の内周面またはプラグの外周面の他方に設けられ前記
上、下部ソフトシートが着座する上、下一対をなす着座
シート部とを備え、 前記ソフトシートの少なくとも一方は、前記着座シート
部に選択的に当接可能な弾性変形片と、この弾性変形片
の背面側に一次側流体圧が導入される圧力室とを有する
ように構成されていることを特徴とする弁装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の弁装置において、 ケージ内周面の下方でプラグ下端部の着座シート部に選
択的に当接可能な下部ソフトシートにおける弾性変形片
には、プラグの弁開動作時にプラグの動作領域内に所定
量以上に突出しない状態で係止する係止手段を付設した
ことを特徴とする弁装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の弁装置に
おいて、 ケージ内周面またはプラグ外周面の上方に配置される上
部ソフトシートの弾性変形片は、一次側流体圧用の圧力
室と反対側に形成される二次側の流体圧が導かれる第2
の圧力室が形成され、これら両圧力室間での差圧力によ
って、相手側部材の着座シート部側に摺接するように弾
性変形可能に構成されていることを特徴とする弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5061353A JP2819219B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5061353A JP2819219B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06249347A true JPH06249347A (ja) | 1994-09-06 |
JP2819219B2 JP2819219B2 (ja) | 1998-10-30 |
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ID=13168702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5061353A Expired - Lifetime JP2819219B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2819219B2 (ja) |
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