JPH0624868U - 補助取っ手付きボルト・ナット締付機 - Google Patents

補助取っ手付きボルト・ナット締付機

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JPH0624868U
JPH0624868U JP6033392U JP6033392U JPH0624868U JP H0624868 U JPH0624868 U JP H0624868U JP 6033392 U JP6033392 U JP 6033392U JP 6033392 U JP6033392 U JP 6033392U JP H0624868 U JPH0624868 U JP H0624868U
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JP
Japan
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auxiliary handle
bolt
guide strip
tightening machine
socket
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Application number
JP6033392U
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English (en)
Inventor
俊昭 北脇
末治 安冨
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Maeda Metal Industries Ltd
Original Assignee
Maeda Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作性の良いボルト・ナット締付機を提案す
る。 【構成】 ボルト・ナットに係合するソケット、ソケッ
トを回転駆動するモータ(23)、主取っ手(14)及び補助取
っ手(3)を具えたボルト・ナット締付機のケーシング
(1)の周面を一周して案内条(15)を形成し、該案内条に
補助取っ手(3)をスライド可能に配備し、補助取っ手
(3)に案内条(15)の任意の位置に係止及び係止解除がで
きる係止手段(4)を設けている。 【作用及び効果】 一方の手で主取っ手(14)を、他方の
手で補助取っ手(3)を握り、ケーシング(1)に形成した
案内条(15)上を滑らせて、補助取っ手(3)を最適作業位
置に移動させ、係止手段(4)によって補助取っ手(3)を
ロックする。両手で締付機を支持できるため、疲労は少
なく、又、補助取っ手(3)の位置を任意に設定できるた
め、楽な作業姿勢で締付け作業ができ、締付作業能率が
向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボルト・ナット締付機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
近年の技術進歩により、建築業界等で使用されるH型鋼はサイズが小型化し、 これに伴ってH型鋼の溝内でのボルト・ナットの締付作業空間は益々狭隘となっ ている。この狭隘な作業空間で、バランスのよい作業姿勢を確保し、疲労の軽減 を計り、安全に且つ作業能率を向上させることがボルト・ナット締付機に於ける 大きな課題となっている。
【0003】 そこで、ボルト・ナット締付機に、主取っ手と補助取っ手を設けて、両手で締 付機を支持できるもの(実公昭63−9431号)、或は締付機の取っ手を旋回式 として、楽な作業位置からボルトの締付けができるもの(特公昭58−3711 0号)が提案されている。 但し、上記の補助取っ手を設けたもの、取っ手を旋回式としたものであっても 、作業環境によっては、それらが機能し難く、使用し難いことがあった。
【0004】 本考案は、主取っ手と補助取っ手を具え、補助取っ手を握ったままで該補助取 っ手をケーシングの周方向に位置決め可能となすことにより、操作性及び作業性 の優れたボルト・ナット締付機を明らかにするものである。
【0005】
【課題を解決する手段】
本考案のボルト・ナット締付機は、ボルト・ナットに係合するソケット、該ソ ケットに連繋されソケットの軸心に直交して設けられたソケット駆動用モータ(2 3)、該モータ(23)の延長上に設けられた主取っ手(14)及びモータ(23)の軸心と直 交する面内にグリップ部(33)を有する補助取っ手(3)を具えたボルト・ナット締 付機に於いて、締付機のソケットに直交するケーシングの周面を一周して案内条 (15)を形成し、該案内条(15)に補助取っ手(3)をスライド可能に配備し、補助取 っ手(3)に案内条(15)の任意の位置に係止及び係止解除ができる係止手段(4)を 設けている。
【0006】
【作用及び効果】
一方の手で主取っ手(14)を、他方の手で補助取っ手(3)を握り、ケーシング( 1)上の案内条(15)を滑らせて補助取っ手(3)を最適作業位置に移動させ、係止 手段(4)によって補助取っ手(3)をロックする。 両手で締付機を支持できるため、疲労は少なく、又、補助取っ手(3)の位置を 任意に設定できるため、楽な作業姿勢で締付け作業ができ、作業性が向上する。
【0007】
【実施例】
図面は、トルクコントロールボルト(6)、即ち、ボルト軸部の先端に剪断用チ ップ(61)を具え、軸部に螺合したナット(62)の締付反力をチップ(61)に作用せし めて該チップ(61)を剪断し、これによって一定の締付けトルクにてボルトの締付 けを保証するボルト専用の締付機に本考案を実施したものであるが、これに限定 されることはなく、通常のボルト、或は通常のナットの締付けに使用する動力締 付機に実施できるのは勿論である。
【0008】 実施例の締付機のケーシング(1)は、筒状ケーシング(11)の基端に該筒状ケー シング(11)の軸心に直交して取付けケーシング(12)、該取付けケーシング(12)に モータケーシング(13)を連接してL型に形成されている。
【0009】 筒状ケーシング(11)の先端に、ナット(62)に係合するアウターソケット(2)と ボルトチップ(61)に係合するインナーソケット(21)を同心に臨出させ、筒状ケー シング(11)内には遊星歯車減速機構(22)を内蔵し、該減速機構(22)の2つの出力 軸をアウターソケット(2)及びインナーソケット(21)に連繋している。
【0010】 取付けケーシング(12)内に歯車伝達機構(17)が、モータケーシング(13)内にモ ータ(23)が配備され、該モータは歯車伝達機構(17)を介して減速機構(22)に連繋 される。 モータケーシング(13)には主取っ手(14)が突設され、該主取っ手(14)には、モ ータのON−OFFスイッチ(24)が配備されている。 尚、モータは電気モータ、エアーモータの何れでも可い。
【0011】 前記取付けケーシング(12)には、外面を一周して溝状の案内条(15)が形成され 、該案内条(15)に補助取っ手(3)がスライド可能に装着される。 補助取っ手(3)は、案内条(15)にスライド可能に係合した円弧状のスライド部 (31)の両端に支持片(32)(32a)を外向きに平行に突設し、両支持片の先端間に支 持軸(34)を回転可能に取り付け、該支持軸(34)に筒状グリップ部(33)を嵌め、止 めネジ(35)にて支持軸(34)とグリップ部(33)を一体回転可能に固定する。
【0012】 上記補助取っ手(3)には該補助取っ手(3)を案内条(15)の任意の位置にて係止 する係止手段(4)が設けられる。 係止手段(4)は、案内条(15)に沿わせてバンド(41)を設け、該バンド(41)の一 端を一方の支持片(32)の基端に取り付け、他端を他方の支持片(32a)に配備した 引張りアーム(45)に連結し、アーム(45)を引張ってバンド(41)を案内条(15)に締 め付けることにより、補助取っ手(3)を任意の位置にロックするものである。
【0013】 バンド(41)の取付部(42)は、支持片(32)上に調節ネジ(43)を螺合して、該ネジ (43)の先端にスライブロック片(44)を連繋し、該スライドブロック片(44)にバン ド(41)の一端を接続している。 調節ネジ(43)の締付け或は緩めによって、バンド(41)の有効長さを最適に調節 できる。
【0014】 アーム(45)は、支持片(32a)の凹み部(38)に余裕のある状態に嵌めて支持片(32 )の長手方向にスライド可能に配備され、アーム(45)の先端に取付軸(46)を介し てバンド(41)が接続されている。 アーム(45)の他端は、前記支持軸(34)端面の偏心位置に突設した偏心ピン(47) に連結されており、グリップ部(33)を支持して支持軸(34)を回すことにより、ア ーム(45)がスライドしてバンド(41)を引張り或は緩めることができる。 アーム(45)側の支持片(32a)には、アーム(45)に被さる蓋板(37)が取り付けら れている。
【0015】 支持軸(34)の他端面に切欠溝(36)を開設し、該溝(36)にロックレバー(5)を嵌 め、該レバー(5)をピン(51)にて支持軸(34)の軸心を含む面内で回動可能に枢支 する。 ロックレバー(5)の枢支側基端は、切欠溝(36)内に納まって該溝(36)から臨出 せず、ロックレバー(5)の基端は切欠溝(36)から突出して支持軸(34)の周面から 臨出している。
【0016】 補助取っ手(3)のロックレバー(5)側の支持片(32)には、前記アーム(45)がバ ンド(41)を最大引張った状態におけるロックレバー(5)との対応位置、及びバン ドが最大に緩んだ状態におけるロックレバー(5)との対応に該レバー(5)が嵌ま る切欠(52)(53)が開設され、両切欠(52)(53)は図5に示す如く、支持軸(34)の直 径線の延長上に位置している。 支持軸(34)はバネ(54)にてレバー(5)を切欠(52)(53)に嵌め込む方向に付勢さ れている。
【0017】 然して、一方の手で主取っ手(14)を、他方の手で補助取っ手(3)を握る。 ソ ケット(2)(21)にボルトチップ(61)及びナット(62)を係合する際、補助取っ手( 3)がH鋼、或は他のボルト・ナットに当ってソケット(2)(21)とボルト・ナッ トの係合に支障のある場合、補助取っ手(3)を握ったままで、ロックレバー(5) をバネ(54)に抗して起こして切欠(52)から外す。その状態でグリップ部(33)を1 80゜回してバンド(41)を緩めると共にロックレバー(5)を他方の切欠(53)に嵌 める。これによって補助取っ手(3)のロックが解除される。
【0018】 補助取っ手(3)のロックを解除した状態で、補助取っ手(3)を案内条(15)に沿 って作業最適位置にスライド移動させる。再びロックレバー(5)を起こして、グ リップ部(33)を前記とは逆方向に180゜回転させ、該軸の端部に突設した偏心 ピン(47)にて、アーム(45)を介してバンド(41)を引張って案内条(15)を締付けて 補助取っ手(3)をロックする。
【0019】 偏心ピン(47)によってバンド(41)を最大引張っても、ロックが緩い様であれば 、バンド(41)の他端側の調節ネジ(43)を締め込んで、予めバンド(41)の有効長さ を短く調節しておけば可い。
【0020】 図8、図9は補助取っ手(3)の係止手段(4)の他の実施例を示している。 該係止手段(4)は、案内条(15)を奥が拡大した蟻溝とし、溝幅中央部に該案内 条(15)を一周して歯面(16)を凹設している。 補助取っ手(3)のスライド部(31)の内面には、前記歯面(16)に係脱可能なボー ル(48)が臨出可能に設けられ、支持片(32)にはボール突出し用の軸(49)がスライ ド可能に埋設されている。
【0021】 支持片(32)のグリップ部(33)側には、軸(49)に連繋してプッシュボタン(40)が 配備されている。 プッシュボタン(40)は、一度押すと押した状態に保持され、再度押すと元位置 に復帰する公知の構造のものであって、このプッシュボタン(40)に前記軸(49)が 連繋されている。
【0022】 押しボタン(40)を押すと、軸(49)を介してボール(48)を突出し状態、即ち、ボ ール(48)を歯面(16)に係合状態に保持して補助取っ手(3)をロックできる。 再度ボタン(40)を押すとボール(48)の押圧を解除して、補助取っ手(3)を案内 条(15)に沿わせてスライド移動させることができる。
【0023】 上記の如く、本考案のボルト・ナット締付機は、両手で締付機を支持できるた め疲労は少なく、又、補助取っ手(3)の位置を任意に設定できるため、楽な作業 姿勢で締付け作業ができ、締付作業能率は向上する。然も、補助取っ手(3)を握 った儘、該補助取っ手(3)の位置調節ができ、操作性に優れている。 本考案の実施に際し、案内条(15)は溝条に限定されることはなく、凸状であっ ても実施可能である等、実施例の構成に限定されることはなく、実用新案登録請 求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】締付機の概略説明図である。
【図2】補助取っ手を外した状態の締付機の要部説明図
である。
【図3】図1A−A線に沿う断面図である。
【図4】ロックレバー近傍の断面図である。
【図5】ロックレバー近傍の斜面図である。
【図6】補助取っ手の側面図である。
【図7】使用状態の説明図である。
【図8】他の実施例の説明図である。
【図9】同上のロック手段の断面図である。
【符号の説明】
(1) ケーシング (2) アウターソケット (15) 案内条 (21) インナーソケット (3) 補助取っ手 (4) 係止手段 (5) ロックレバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルト・ナットに係合するソケット、該
    ソケットに連繋されソケットの軸心に直交して設けられ
    たソケット駆動用モータ(23)、該モータ(23)の延長上に
    設けられた主取っ手(14)及びモータ(23)の軸心と直交す
    る面内にグリップ部(33)を有する補助取っ手(3)を具え
    たボルト・ナット締付機に於いて、締付機のソケットに
    直交するケーシングの周面を一周して案内条(15)を形成
    し、該案内条(15)に補助取っ手(3)をスライド可能に配
    備し、補助取っ手(3)に案内条(15)の任意の位置に係止
    及び係止解除ができる係止手段(4)を設けた補助取っ手
    付きボルト・ナット締付機。
JP6033392U 1992-08-27 1992-08-27 補助取っ手付きボルト・ナット締付機 Pending JPH0624868U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6113261U (ja) * 1984-06-28 1986-01-25 中国工業株式会社 光フアイバ−を使つた太陽熱温水器
JPS61100381A (ja) * 1984-10-23 1986-05-19 松下電工株式会社 電動工具
JPS63200977A (ja) * 1986-11-06 1988-08-19 アクチボラゲット・エレクトロリュークス 動力工具保持装置

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950801