JPH0624772A - 石英微粉末の回収装置 - Google Patents

石英微粉末の回収装置

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JPH0624772A
JPH0624772A JP20721992A JP20721992A JPH0624772A JP H0624772 A JPH0624772 A JP H0624772A JP 20721992 A JP20721992 A JP 20721992A JP 20721992 A JP20721992 A JP 20721992A JP H0624772 A JPH0624772 A JP H0624772A
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JP
Japan
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quartz
liquid
fine particles
tank
particles
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Pending
Application number
JP20721992A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Nozawa
哲郎 野澤
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
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Publication of JPH0624772A publication Critical patent/JPH0624772A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/0144Means for after-treatment or catching of worked reactant gases

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 VAD法やOVD法などで堆積に関与しなか
った石英微粉末を高純度の状態で回収する。 【構成】 石英微粉末堆積装置からスクラバへの排気管
中に蒸留水を散布するシャワーを設け、その該散布後の
液体を第1の液槽に導いて貯蔵する。この第1の液槽中
の液の上澄み部分は循環ポンプを介して上記のシャワー
に導き、その液の下層部分は、石英微粉末等が沈殿して
きたことを透明度が悪くなったことにより検出し、第2
の液槽に導く。この第2の液槽中には電極が配置され、
その液中の金属イオンが電極反応によって除去される。
こうして金属イオンが除去された液体は第3の液槽に導
かれる。この第3の液槽を乾燥させると、石英微粉末が
高純度の状態で回収できることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、VAD法やOVD法
などにおいて石英微粉末を堆積させる際の、その堆積し
なかった石英微粉末を高純度に回収する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VAD法やOVD法などでは、バーナに
より形成した酸水素火炎中に四塩化硅素を主成分とする
原料を投入し、加水分解反応を生ぜしめて石英微粉末を
生成し、この石英微粉末をターゲット棒の表面に吹き付
けてこれを堆積させることにより多孔質の石英微粉末集
合体を形成している。
【0003】このように石英微粉末集合体を作る場合、
従来では、堆積に関与しなかった石英微粉末は排気管を
通してスクラバに導き、廃棄物として廃棄するようにし
ている。
【0004】通常、複数の石英微粉末堆積装置に各々接
続された複数の排気管を1つのスクラバに接続し、排気
に含まれる粉塵はシャワー中を通すことにより回収し、
さらに混入する酸はアルカリで中和する処理を行なって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、上記のように堆積しなかった石英微粉末は単に廃棄
物として扱われており、高純度に回収して再利用を図る
ことができないという問題があった。
【0006】すなわち、従来では、比較的多くの設備に
おいて、排気管は金属により形成されているため、排気
ガス中に金属混入の可能性が高い。また、複数の排気管
中の排気ガスを混合しているため、屈折率制御用に用い
ているドーパントが濃度不明のまま不純物として混入し
た状態になっている。これらより、スクラバにおいて高
純度の石英(二酸化硅素)微粉末を回収することは困難
である。
【0007】この発明は、上記に鑑み、VAD法やOV
D法などで堆積しなかった石英微粉末を高純度の状態で
回収することのできる、石英微粉末の回収装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明による石英微粉末の回収装置では、石英微
粉末堆積装置からの排気管中に蒸留水を散布する散布装
置を設け、その該散布後の液体を第1の液槽に導いて貯
蔵する。この第1の液槽中の液の下層部分は、石英微粉
末等が沈殿してくるので、第2の液槽に導く。この第2
の液槽中に電極を配置し、その液中の金属イオンを電極
反応によって除去する。したがって、この第2の液槽中
の液体を他の液槽等に導いて乾燥させれば、高純度の石
英微粉末が回収できる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例
を示すもので、この図に示すように、石英微粉末堆積用
チャンバ1からスクラバ(図示しない)への排気管2の
途中に、3段の液槽3、4、5よりなる石英微粉末回収
装置が設置される。チャンバ1では、この実施例の場
合、OVD法による石英微粒子の堆積が行なわれてい
る。石英微粉末発生用バーナ11の酸水素火炎中に原料
のガスが導入され、加水分解反応によって石英微粉末1
2が生成される。この石英微粉末12はターゲット棒1
3に吹き付けられてその周囲に堆積する。こうしてター
ゲット棒13の周囲に多孔質の石英微粉末集合体14が
形成される。堆積しなかった石英微粉末12は排気管2
を通じてスクラバへと排気されていく。この排気の流れ
はスクラバへの排気系において調整されている。
【0010】この排気管2の回収装置の上段槽3付近に
は散布管34が設けられており、蒸留水がシャワー状に
散布されている。排気中の石英微粉末はこの散布された
蒸留水により捕えられて上段槽3へと流入する。この上
段槽3には蒸留水注入口31が設けられており、これか
ら蒸留水が注入される。上段槽3における液体の下から
2/3程度の高さに導入管32が設けられ、上段槽3中
の液体の上澄み部分が循環ポンプ33によって散布管3
4へと循環させられる。この上段槽3の液体中で蒸留水
に捕えられた石英微粉末がなるべく沈降し易いように、
この液体はできるだけ静水状態にする。
【0011】この上段槽3の液体の下から1/3程度の
高さに、レーザ発生器35からのレーザが水平に投射さ
れており、この液体を透過したレーザが検出器36で検
出されるようになっている。この検出器36によって透
過レーザ強度を測定することにより液体における光の透
過率を検出する。液体中の石英微粉末の沈降が進行して
この液のその高さでの透明度が悪くなり、光の透過率が
一定値より低下したとき、電磁弁37が開放され、この
上段槽3の液量の下層部分の1/3程の量が中段槽4へ
と導かれる。
【0012】この中段槽4には高分子隔膜43で覆われ
た陽極41と陰極42とが配置されている。この陽極4
1は、液中への金属イオンの溶出の可能性の低い白金な
どの金属板により形成されている。また、石英製のスク
リュー44がその液中に配置されており、モーター45
により回転させられていて、常時その液が攪拌されてい
る。陽極41、陰極42間の通電により、この液中に混
入した金属イオンの形の不純物が、陰極42に析出する
ことによって除去される。
【0013】この中段槽4の下部には電磁弁46を介し
て取り外し可能に下段槽5が取り付けられている。上記
のように中段槽4において金属イオンが除去された後、
電磁弁46が開放され、中段槽4の液体が下段槽5に導
かれる。この下段槽5において、導入された液体が静置
状態に保たれ、不純物等が沈降してくる。沈降速度は各
物質によって異なるので、残留している金属不純物は石
英微粉末よりも先に沈降し、下層に沈殿することにな
る。
【0014】そこで、初期に沈降し沈殿物の下層をなし
ている部分を、電磁弁51を開放することによって排出
する。これにより、液中に残留していた金属不純物を除
去することができる。上記の電極による析出とあわせ
て、金属不純物の大部分の除去が完了する。
【0015】その後、この下段槽5を中段槽4から切り
離し、加熱して液を乾燥させる。すると、石英微粉末が
高純度の状態で回収できる。
【0016】光ファイバを線引き紡糸するための光ファ
イバ用プリフォームをVAD法により作製する場合、そ
のコア部を堆積させるときには屈折率制御用ドーパント
としてゲルマニウム、燐、ホウ素、アルミニウムなどを
硅素とともに酸水素火炎中に導入するので、排気管2に
はそれらの酸化物の混合粉末が排出されることになる。
他方、クラッド部分を形成するためのOVD工程では、
二酸化硅素またはフッ素をドープした二酸化硅素をクラ
ッド部のガラスとすることが大半であるため、酸水素火
炎中には原料として四塩化硅素のみを導入することとな
り、排気管2中に排出される微粉末も形式的には二酸化
硅素のみということになる。しかし、実際には、金属不
純物や、水分、酸などが、デポジションを行なう室内や
金属で作られた排気管2などの排気系より、排気中に混
入することが避けられない。このような金属不純物等が
上記の回収装置によって除去され、高純度の石英微粉末
が回収されるのである。
【0017】その結果、回収した高純度の石英微粉末を
メカニカルシェイプ法やゾルゲル法などの原料として展
開することが期待でき、有効なリサイクルが可能とな
る。
【0018】また、スクラバへの排気管2の途中でこの
ような石英微粉末の回収を行なうため、スクラバへ導か
れる粉塵が格段に減少し、スクラバのメンテナンスのス
パンを長く設定することが可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の石英微
粉末の回収装置によれば、VAD法やOVD法などによ
って高純度に生成される石英微粉末を、その高純度状態
を維持しながら回収することができ、有効な再利用が可
能となる。また、スクラバへの粉塵を減少させることが
できるので、スクラバの手入れが容易になるとともに寿
命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の模式図。
【符号の説明】
1 石英微粉末堆積用チャンバ 11 石英微粉末発生用バーナ 12 石英微粉末 13 ターゲット棒 14 石英微粉末集合体 2 排気管 3 上段槽 31 蒸留水注入口 32 導入管 33 循環ポンプ 34 散布管 35 レーザ発生器 36 検出器 37、46、51 電磁弁 4 中段槽 41 陽極 42 陰極 43 高分子隔膜 44 スクリュー 45 モーター 5 下段槽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石英微粉末堆積装置からの排気管中に挿
    入される蒸留水の散布装置と、該散布後の液体が貯蔵さ
    れる第1の液槽と、該第1の液槽中の液の下層部分が導
    入される第2の液槽と、該第2の液槽中に配置され、そ
    の液中の金属イオンを電極反応によって除去するための
    電極とを備えることを特徴とする石英微粉末の回収装
    置。
JP20721992A 1992-07-10 1992-07-10 石英微粉末の回収装置 Pending JPH0624772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20721992A JPH0624772A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 石英微粉末の回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20721992A JPH0624772A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 石英微粉末の回収装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0624772A true JPH0624772A (ja) 1994-02-01

Family

ID=16536221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20721992A Pending JPH0624772A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 石英微粉末の回収装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0624772A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100340507C (zh) * 2003-03-18 2007-10-03 住友电气工业株式会社 制造多孔玻璃粒子沉积体的方法和用于合成玻璃粒子的燃烧器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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