JPH06245752A - 細胞融合装置 - Google Patents

細胞融合装置

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JPH06245752A
JPH06245752A JP5035631A JP3563193A JPH06245752A JP H06245752 A JPH06245752 A JP H06245752A JP 5035631 A JP5035631 A JP 5035631A JP 3563193 A JP3563193 A JP 3563193A JP H06245752 A JPH06245752 A JP H06245752A
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JP
Japan
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electrode
cell
fusion
cells
cell fusion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5035631A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Suzuki
弘之 鈴木
Toshio Yasunaka
敏男 安中
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Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH06245752A publication Critical patent/JPH06245752A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M35/00Means for application of stress for stimulating the growth of microorganisms or the generation of fermentation or metabolic products; Means for electroporation or cell fusion
    • C12M35/02Electrical or electromagnetic means, e.g. for electroporation or for cell fusion

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】融合後の細胞を移動させる処理の際の物理的刺
激を最小限に止める。 【構成】細胞を融合させるための電極を内側に有する筒
体を備える。また、電極と、融合後に細胞を保持する容
器の底面との距離を変化させる昇降機構を備える。さら
に、電極を有する筒体の下部にシール材を備えるか、ま
たは、上記容器に予め粘弾性のある物質を入れてシール
材とする。また、上記容器を移動させる手段を有し、連
続して細胞融合を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイオテクノロジーの
分野において、懸濁液中の細胞を融合する細胞融合装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の細胞融合装置としては、
例えば、図1に示すようなものがある。ここで、1は電
極であり、該電極間を融合チャンバ2として、ここに細
胞懸濁液を入れ、電極間に高周波電圧を印加し、誘電泳
動現象により、細胞のパールチェーンを形成させる。さ
らに、直流パルスを印加して、細胞を融合する。このよ
うな、誘電泳動現象を用いた細胞融合装置については、
例えば、成形大学工学報告No45(1988)13
P.3061−3069や、静電気学会講演論文集’8
8(1988,10)P.351−35において鷲津正
夫らによって報告されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上記のような従来の
細胞融合装置にあっては、融合チャンバ2を構成する電
極等は固定されており、融合処理後融合細胞を培養する
ために、チャンバ間の細胞懸濁液を他の容器に移す必要
がある。しかし、融合後の細胞は、通常の細胞より刺激
に弱く、この細胞を移動させる処理の際の物理的刺激に
より傷つき易いという問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、融合後の細胞を移動さ
せる処理の際の物理的刺激を最小限に止めることのでき
る細胞融合装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による細胞融合装
置は、細胞を融合させるための電極を内側に有する筒体
を備える。また、電極と、融合後に細胞を保持する容器
の底面との距離を変化させる昇降機構とを備える。さら
に、電極を有する筒体の下部にシール材を備えるか、ま
たは、上記容器に予め粘弾性のある物質を入れてシール
材とする。また、上記容器を移動させる手段を有し、連
続して細胞融合を行なう。
【0006】
【作用】密着性を高めるためのシール材を介して、細胞
培養に通常使用されるシャーレ等の容器の底面に接する
ように、電極を有する筒体を配置することにより、該筒
体と該容器底面とで融合チャンバを構成させる。この筒
体と容器底面とにより囲まれた空間に、融合する細胞の
懸濁液を注ぎ入れ、電気的刺激を加えて細胞を融合させ
る。このようにすることにより、懸濁液中の全ての細胞
を電極の間に位置させることができ、効率よく細胞を融
合させることができる。さらに、融合処理後、上記電極
を取り除き該容器に培養液を付加することにより、容器
を替えることなく融合細胞の培養を行うことができ、融
合後の細胞に加わる物理的刺激を最小限に止めることが
できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。 (実施例1)先ず、本発明の第1の実施例の構成を断面
図である図2および図6を用いて説明する。なお、図6
は、図1のA−A矢視部の断面図である。ベース4は、
図のようにネジ8が設けられており、該ネジ8は、蓋3
に設けられたネジ9と組み合わされる。支持部10は、
筒体である電極保持部11を有しており、その内面に電
極1が取付けられている。このため、蓋3とベース4と
の間に、電極1の取り付けられている支持部10を入
れ、蓋3をねじ込むことにより、ベース4に電極1を押
しつけることができる。5は、電極1とシャーレ7との
パッキングであり、密着性を高めるためのシール材とし
て電極1に接着されている。蓋3には、その中央部に貫
通孔6aが設けられている。また、支持部10には、対
向する電極1のあいだの空間2に連通する穴6が設けら
れている。これらの貫通孔6aおよび穴6を介して、細
胞懸濁液を電極1の間2に流し込む。
【0008】また、電極1はリード線13が接続されて
いる。このリード線13は、蓋3の貫通孔6aを通っ
て、外部に引き出され、図示されていない電極の制御装
置に接続されている。電極1は板状の金属であり、電極
間の距離は約1mmである。
【0009】上記の第1の実施例の装置は、次のように
用いられる。ベース4の中央にシャーレ7を置き、支持
部10を電極保持部11がシャーレに入るように置く。
蓋3をねじ込むことにより、支持部10に支持されてい
る電極保持部11がシャーレに押しつけられる。次に、
穴6から細胞懸濁液を電極間に流し込み、図示していな
い電源から、電極1に電圧をかける。細胞融合処理は、
従来法と同様である。
【0010】融合処理後、蓋3を取り除き、穴6から培
養液を流し、電極に付着している細胞を洗い流しながら
支持部10を取り除く。
【0011】(実施例2)第2の実施例を図3により説
明する。本実施例では、実施例1で用いられていたパッ
キング5の代わりに、寒天培地12がシャーレ7に敷き
詰められ、電極1とシャーレ7との間のシール材の役割
を果たしている。なお、12は、細胞に無害な粘弾性の
ある物質であれば、寒天培地でなくてもよい。他の符号
は、実施例1と同じであり、その使用方法も実施例1と
同様である。
【0012】(実施例3)第3の実施例を図4により説
明する。本実施例では、電極1は、電極保持部11を介
さず、支持部10に直接、複数対取付けられており、各
電極1は、パッキング5を備えている。なお、煩雑にな
るため、図4では電極に接続されたリード線を省略し
た。このように、多数の電極1を設けることにより、同
時に融合に供する細胞懸濁液の量を増やし、融合の効率
を上げることができる。なお、本実施例では、パッキン
グ5を用いているが、実施例2のように、培地をシール
材としてもよい。また、電極1を単に平行に並んだ板状
の電極ではなく、円筒状の電極と、該円筒の中心部に配
置されたピン状の電極とからなるハニカム構造の電極と
してもよい。
【0013】(実施例4)第4の実施例を図5により説
明する。
【0014】本実施例は、上記の実施例1〜3で述べた
細胞融合装置を用い、図5のように、テーブル51上に
シャーレ7を複数個置き、テーブル51を回転駆動装置
52により回転させながら行なわれる、連続的な細胞融
合操作を自動化するものである。
【0015】54は、内側に電極を備えた筒体であり、
昇降装置55により上下に移動する。56は細胞懸濁液
のタンク、57は洗浄のための培養液タンクであり、両
タンクは、流路59により筒体54と接続されている。
液の種類は、弁58により切り換える。もちろん、回転
するテーブル51の代わりにベルトコンベア等を使用す
ることも可能である。
【0016】本実施例では、テーブル51の回転、筒体
54の上下、液の切り換え弁58の操作、電極1への電
圧の印加を、制御装置100で制御して、自動化を行
う。
【0017】制御装置100は、例えば、図5に示すよ
うに、制御の各種処理を実行する中央処理ユニット(C
PU)101と、その動作プログラム、データ等を記憶
するためのメモリ102とを少なくとも有するコンピュ
ータシステムで構成される。
【0018】制御装置100は、テーブル51を所定の
角度ずつ回転させることにより、筒体54の直下にシャ
ーレを配置した後、昇降装置55により筒体54を降ろ
し、シャーレの底面またはシャーレ上の培地に接するよ
うに筒体54を配置する。次に、上記制御装置は、弁5
8を切り換え、一定量の細胞懸濁液を細胞懸濁液のタン
ク56から筒体54に流し込み、電極に電圧を印加す
る。これにより、細胞の融合が行なわれる。この後、上
記制御装置は、弁58を切り換え、一定量の培養液を培
養液のタンク57から筒体54に流し込み、電極に付着
した細胞をシャーレに洗い入れる。さらに、昇降装置5
5により筒体54を持ち上げ、テーブル51を所定の角
度回転させる。このような操作を連続して繰り返すこと
により、上記細胞融合装置の自動化が実現できる。
【0019】以上説明してきたように、上記の実施例1
〜4によれば、通常培養に用いられるシャーレを使い細
胞融合を行うことができるため、融合処理後融合に利用
したシャーレをそのまま培養に用いることができ、融合
後の細胞を他の容器に移し替える必要がない。このた
め、融合処理直後のこわれやすい融合細胞にダメージを
与えることが少ない。また、自動化が容易で、細胞融合
の効率を上げることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、融合後の細胞を移動さ
せる処理の際の物理的刺激を最小限に止めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による細胞融合装置の構成図。
【図2】実施例1の細胞融合装置の断面図。
【図3】実施例2の細胞融合装置の断面図。
【図4】実施例3の細胞融合装置の断面図。
【図5】実施例4の細胞融合装置の斜視図。
【図6】実施例1の支持部10の断面図。
【符号の説明】
1:電極、2:電極間隙、3:蓋、4:ベース、5:パ
ッキング、6:支持部の穴、7:シャーレ、8および
9:ネジ、10:支持部、11:電極保持部、12:寒
天培地、13:リード線、51:テーブル、52:回転
駆動装置、55:上下方向の駆動装置、56:細胞懸濁
液タンク、57:培養液タンク、58:弁、59:流
路、100:制御装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的刺激による細胞同士の接触と細胞の
    融合とを行なわしめる電極と、該電極に該電気的刺激を
    与える電源とを有する、細胞を融合する細胞融合装置に
    おいて、 上記電極を内側に有する筒体を備えることを特徴とする
    細胞融合装置。
  2. 【請求項2】電極と、融合後に細胞を保持する容器の底
    面との距離を変化させる昇降機構とを備えることを特徴
    とする、請求項1に記載の細胞融合装置。
  3. 【請求項3】電極を有する筒体の下部にシール材をさら
    に備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の細胞融合装置。
  4. 【請求項4】電気的刺激による細胞同士の接触と細胞の
    融合とを行なわしめる電極と、該電極に該電気的刺激を
    与える電源と、上記電極をその内側で支持する筒体とを
    備える細胞融合装置における細胞融合方法において、 融合後に細胞を保持する容器に、予め粘弾性のある物質
    を入れてシール材とし、 上記電極を有する筒体を上記シール材に接するように配
    置し、 上記シール材を介して、上記筒体と上記容器の底面とに
    より囲まれた空間に、細胞の懸濁液を入れて、細胞融合
    を行なうことを特徴とする細胞融合方法。
  5. 【請求項5】融合後に細胞を保持する容器を、移動させ
    る手段をさらに有し、 連続して細胞融合を行なうことを特徴とする請求項2に
    記載の細胞融合装置。
JP5035631A 1993-02-24 1993-02-24 細胞融合装置 Withdrawn JPH06245752A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110117182A (ko) * 2009-01-20 2011-10-26 론차 콜로그네 게엠베하 복수의 용기의 전기적 처리를 위한 방법 및 장치
JP2012515530A (ja) * 2009-01-20 2012-07-12 ロンザ ケルン ゲーエムベーハー 複数の反応空間および電極を備える容器

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