JPH06241724A - 撮影画面の歪補正方法および装置 - Google Patents

撮影画面の歪補正方法および装置

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JPH06241724A
JPH06241724A JP5024074A JP2407493A JPH06241724A JP H06241724 A JPH06241724 A JP H06241724A JP 5024074 A JP5024074 A JP 5024074A JP 2407493 A JP2407493 A JP 2407493A JP H06241724 A JPH06241724 A JP H06241724A
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coordinates
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center
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JP5024074A
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Satohiko Yoshikawa
川 聡 彦 吉
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 校正デ−タ格納用メモリの所要容量を低減す
る。撮影画像校正処理速度を高くする。 【構成】 複数の標準物(20h)を撮影し、撮影画面上の
複数の標準物像を摘出し、標準物像それぞれの重心位置
(xij,yij)に、標準面上の標準物それぞれに定まっ
た基準座標値(Sxij,Syij)を割り付け、投影座標
/実物座標変換式に各重心位置(xij,yij)およびそ
れに割り付けられた基準座標値(Sxij,Syij)を代
入し、複数の、重心位置とそれに割り付けられた基準座
標の対応を規定する、前記変換式の定数を確定する。す
なわち変換式を確定する。そして、物体の位置等の計測
においては、撮影画面上の位置(x,y)を、該確定し
た変換式で校正済座標(Sx,Sy)に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビカメラで測定対
象物を撮影し、撮影画面より特定像を切出して該特定像
の位置,寸法あるいは姿勢を算出する、物体の位置等の
測定に関し、特に、撮影画像あるいはそれに基づいて得
た位置デ−タ等の校正に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、テレビカメラで物体を撮影し、
撮影画面上の物体のエッジを摘出して、コンピュ−タに
よる画像処理により、物体の形状,寸法等を算出する測
定方法は、非接触で、オンラインかつリアルタイムで物
体の測定ができるので便利である。一方、特開平2−2
9878号公報および特開平2−29879号公報に
は、物体の認識と位置検出のため、テレビカメラ前方の
特定の物体、特に表面凹凸が多く複雑な外表面を呈する
物体、の撮影画面上の領域すなわちテクスチャ領域を検
出し、該物体の表面各部の距離すなわち立体形状を検出
する技術が提示されている。
【0003】ところで、テレビカメラで物体を撮影する
と撮影画像(画像デ−タの2次元分布)にある程度の歪
を生ずる。その原因には、例えばテレビカメラ内におい
て、物体像を2次元CCD素子に投影する光学系の投影
歪,CCD素子の画素(ピクセル;1単位の光/電気変
換素子)の2次元分布の歪、等がある。
【0004】撮影画像の歪は、測定デ−タ(位置デ−タ
等)に誤差をもたらす。これを抑制するために、例えば
特開昭63−222247号公報には、CCD素子の各
画素のアドレスと校正済座標系上の座標値との対応表
(歪補正テ−ブル)をメモリ上に登録しておき、撮影画
像デ−タのアドレス(CCD素子上のアドレス)を歪補
正テ−ブルを用いて校正済座標系上のアドレスに変換
(画像の歪補正)して、原画像を校正済座標系の画像に
変換する。校正済座標系の画像より特定像を切出して該
特定像の位置,寸法あるいは姿勢を算出することによ
り、撮影画像歪による測定誤差が低減する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば512×512
個の画像でなるCCDを用いる場合、512×512個
の校正済座標系上の座標値(CCD素子の各画素に1
個)を歪補正テ−ブルメモリに格納しなければならず、
1座標値に1バイトを割り当てるとしても、該メモリは
512×512バイトの容量を要する。所要メモリ容量
が多くなるのに加えて、入力画像メモリのデ−タ(CC
D素子各画素の画像デ−タ)のアドレスを校正済画像メ
モリ(校正済座標系)のアドレス(座標値)に変換し
て、該校正済画像メモリに書込む処理(画像歪補正処
理)に時間がかかり、測定処理(画像処理)速度が遅く
なる。
【0006】本発明は所要メモリ容量を低減することを
第1の目的とし、これに加えて処理速度を向上すること
を第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の、撮影画面の歪
補正方法では、 A.所定ピッチで標準面上に分布した複数の標準物(20
h)を撮影し、撮影画面上の複数の標準物像を摘出し、 B.摘出した複数の標準物像の重心位置(xij,yij)
をそれぞれ算出し、 C.撮影画面上の標準物像それぞれの重心位置(xij
ij)に、標準面上の標準物それぞれに定まった基準座
標値(Sxij,Syij)を割り付け、 D.撮影画面上の座標(x,y)を校正済座標(Sx,
Sy)に変換する変換式〔(1)式〕に、各重心位置(x
ij,yij)およびそれに割り付けられた基準座標値(S
ij,Syij)を代入し、複数の、重心位置とそれに割
り付けられた基準座標の対応を規定する、前記変換式の
定数(a〜f)を算出し、メモリ手段に記憶する。そし
て、物体の位置等の計測においては、 E.測定対象物(10)を撮影し、撮影画面上の位置(x,
y)を、メモリ手段に記憶された前記定数(a〜f)に
よって規定される前記変換式で校正済座標(Sx,S
y)に変換する。なお、カッコ内の記号は、図面に示し
後述する実施例の対応要素、又は、対応事項に付したも
のである。
【0008】
【作用】前記A.〜D.により、CCD素子等2次元光
/電気変換素子の各画素のアドレスを校正済座標値に変
換する変換式が、実測に基づいて確定され、確定された
変換式を規定する定数デ−タがメモリ手段に格納され
る。定数の数は、2次元光/電気変換素子の画素数より
格段に少くて済むので、メモリ手段の所要メモリ容量は
格段に少くなる。
【0009】しかして物体の位置等の計測においては、
測定対象物(10)を撮影し、撮影画面上の位置(x,y)
を、メモリ手段に記憶された前記定数(a〜f)によっ
て規定される変換式〔(1)式〕で校正済座標(Sx,S
y)に変換するので、歪補正をした位置デ−タが得られ
る(x,y)。なお本発明は、例えば測定対象物の中心
位置を計測する場合、撮影画像デ−タ(原画像)のアド
レスを変換式〔(1)式〕で変換して校正済画像を形成
し、校正済画像に基づいて画像処理技術により物体を摘
出しその中心を算出する第1態様、あるいは、原画像に
基づいて画像処理技術により物体を摘出しその中心を算
出し、算出した中心位置を変換式〔(1)式〕で校正する
第2態様で実施しうる。本発明の後述の実施例では、第
2態様で校正を行なう。この第2態様によれば、校正
(変換)のための演算回数が極めて少く、したがって求
める位置デ−タを得るための処理速度が高い。
【0010】本願の各発明の他の目的および特徴は、図
面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0011】
【実施例】図1に本発明を一態様で実施する装置の、機
構系の外観を示す。なお、図1は、基台3上に測定対象
物10を載置した態様を示している。計測機構MAの垂
直幹1に基台キャリッジ2が装着されており、キャリッ
ジ2に基台3が固着されている。基台3は、この実施例
では、乳白色の透光板である上表面板,横枠付下べ−ス
板および上表面板と下べ−ス板との間の空間に収納され
た照明灯で構成されており、上表面板上の物体を、下方
から照明する。キャリッジ2は、垂直幹1内の第1昇降
機構に結合されており、第1昇降機構により上,下駆動
される。第1昇降機構は、ロ−タリエンコ−ダE1を結
合した電気モ−タM1で駆動される。なお、第1昇降機
構には、上リミットスイッチおよび下リミットスイッチ
が装備されている。
【0012】垂直幹1にはまたカメラキャリッジ4が装
着されており、キャリッジ4に2次元CCD素子を内蔵
するテレビカメラ5が、その視野中心(光軸)を実質上
垂直にして支持されている。キャリッジ5は、垂直幹1
内の第2昇降機構に結合されており、第2昇降機構によ
り上,下駆動される。第2昇降機構は、ロ−タリエンコ
−ダE2を結合した電気モ−タM2で駆動される。な
お、第2昇降機構にも、上リミットスイッチおよび下リ
ミットスイッチが装備されている。
【0013】基台3の長手軸と平行にハンドリングロボ
ットHRのベ−ス6が配設されており、このベ−ス6に
縦走キャリッジ7が装着されている。キャリッジ7は、
ベ−ス6内の縦走機構に結合されており、縦走機構によ
りベ−ス6の長手方向に往,復駆動される。縦走機構
は、ロ−タリエンコ−ダE3を結合した電気モ−タM3
で駆動される。なお、縦走機構には、往移動リミットス
イッチおよび復移動リミットスイッチが装備されてい
る。キャリッジ7には横行キャリッジ8が装着されてい
る。キャリッジ8は、キャリッジ7内の横行機構に結合
されており、横行機構によりキャリッジ7の長手方向に
往,復駆動される。横行機構は、ロ−タリエンコ−ダE
4を結合した電気モ−タM4で駆動される。なお、横行
機構にも、往移動リミットスイッチおよび復移動リミッ
トスイッチが装備されている。キャリッジ8には両開き
指9A,9Bが装着されている。両開き指9A,9B
は、キャリッジ8内の両開き機構に結合されており、両
開き機構によりキャリッジ8の長手方向に開,閉復駆動
される。両開き機構は、ロ−タリエンコ−ダE5を結合
した電気モ−タM5で駆動される。なお、両開き機構に
は、全開リミットスイッチおよび全閉リミットスイッチ
が装備されている。
【0014】図1に示す計測機構MAおよびハンドリン
グロボットHRに接続された電気系統を図2に示す。テ
レビカメラ5は画像処理装置19に接続されており、計
測機構MAおよびハンドリングロボットHRの電気モ−
タM1〜M5,ロ−タリエンコ−ダE1〜E5,リミッ
トスイッチ,照明灯等は電気回路装置(通電回路,信号
処理回路)21に接続されている。電気回路装置21
は、CPUを主体とするコンピュ−タシステムでなるコ
ントロ−ラ22に接続されている。コントロ−ラ22に
は更に画像処理装置19および操作・表示ボ−ド23が
接続されている。画像処理装置19の画像メモリ12は
読み書き自在であり、CCDカメラ5の撮影画像の原画
像デ−タを始めとして種々の処理デ−タを記憶する。デ
ィスプレイユニット13およびプリンタ14は、コンピ
ュ−タ11の処理結果等を出力(表示およびプリントア
ウト)するもの、フロッピ−ディスク装置15は出力デ
−タをフロッピ−ディスクに登録し、あるいは、フロッ
ピ−ディスクのデ−タを画像処理装置19に読込むもの
である。キ−ボ−ドタ−ミナル16はオペレ−タにより
操作されて、各種の指示又はデ−タを画像処理装置19
に入力するものである。基台3上に校正板20(図3)
を載置してオペレ−タが、キ−ボ−ドタ−ミナル16よ
り校正指示を入力すると、コンピュ−タ11は、CCD
カメラ5の校正板20の撮影画像に基づいて、後述する
変換式の定数を算出して内部メモリに格納する。この処
理の内容は図3および図4を参照して後述する。
【0015】コンピュ−タ11には、コントロ−ラ22
が接続されており、そこから与えられた指示又はデ−
タ、もしくはキ−ボ−ドタ−ミナル16より与えられた
指示又はデ−タに従って、コンピュ−タ11が、基台3
上の物体10を撮影し、撮影した画面上で、物体10の
中央穴の上開口中心位置10Uc,下開口中心位置10
Lc,中央穴上開口半径ru,下開口半径rLを算出し、
内部メモリに格納している定数を設定した変換式に従っ
て、上開口中心位置10Uc,下開口中心位置10Lc
およびレンズ中心を通る直線が測定面と垂直に交わる点
5cを、基台3上の実物座標系の座標値に変換し、そし
て三角測量法に従って、物体10の高さHを算出し、カ
メラ5のスケ−ルファクタに従って中央穴上開口半径r
uおよび下開口半径rLを実物座標系の寸法に変換して、
下開口中心位置10Lcの実物座標系の座標値,物体1
0の高さHならびに中央穴上開口半径ruおよび下開口
半径rLの実物座標系での寸法を、コントロ−ラ22に
転送する。この処理の内容は図1および図5〜図7を参
照して後述する。
【0016】図4に、コンピュ−タ11の、変換式の定
数算出処理(校正処理)の概要を示す。オペレ−タがキ
−ボ−ドタ−ミナル16に撮影指示を入力すると、コン
トロ−ラ11は、テレビカメラ5の撮影画像をディスプ
レイ13に表示する(図4のステップ1;以下カッコ内
ではステップという語を省略して、ステップ番号のみを
記す)。オペレ−タが基台3に校正板20を載置し(図
3のa)、「校正」を指定して位置調整デ−タを入力す
るとコンピュ−タ11は、入力デ−タおよび指令をコン
トロ−ラ22に転送し、コントロ−ラ22が、基台3の
位置調整の指示があった場合には基台3の上下位置を、
テレビカメラ5の位置調整の指示であったときにはテレ
ビカメラ5の上下位置を調整し、1回の調整駆動をする
毎に、調整後の位置デ−タ(基台3の高さ,カメラ5の
高さ)を内部メモリに更新書込みすると共に、コンピュ
−タ11に転送する。コンピュ−タ11は位置デ−タを
内部メモリに更新書込みする(図4の1)。
【0017】校正板20は、図3の(b)に示すよう
に、非透光性の板に所定ピッチで多数の同一径の丸穴2
0hを開けたものであるので、テレビカメラ5の撮影画
面では、背景は黒、丸穴20hは白となる。オペレ−タ
が丸穴20hのピッチ(間隔)をキ−ボ−ドタ−ミナル
16を介して入力するとコンピュ−タ11はそれを内部
メモリに書込む。
【0018】以上の操作および入力をした後にオペレ−
タが「スタ−ト」を入力すると、コンピュ−タ11は、
テレビカメラ5の撮影画像(一画面)の画像デ−タを画
像メモリ12の原画像デ−タ領域に書込む(1,2,
3)。そして画像デ−タを2値化して、画像メモリ12
の2値デ−タ記憶領域に書込む(4)。次に、白領域
(丸穴20hの、撮影画面上の白像)のそれぞれを摘出
して各白領域の重心座標(CCD素子上の位置)を算出
する(5,6)。次に、基台3の高さ,テレビカメラ5
の高さ,基台3上の座標系(基台3上の実物位置座標系
=この実施例では校正済座標系)におけるテレビカメラ
5の光軸(視野中心)の座標(固定値),テレビカメラ
5のスケ−ルファクタ、および、丸穴20hのピッチに
基づいて、重心座標のそれぞれが、基台3上の複数個の
丸穴20hのいずれのものであるかを識別して、重心座
標(CCD素子上の位置)とそれに対応する丸穴の中心
の座標(実物位置座標系の位置)を一対として、内部メ
モリに書込む(7)。
【0019】この実施例では、CCD素子上の座標値
(x,y)を、次の(1)式で、基台3上の実物位置座標
系の座標値(Sx,Sy)に変換する。 Sx=a33+a22+a1x+b33+b22+b1y+c Sy=d33+d22+d1x+e33+e22+e1y+f ・・・(1) なお、実物位置座標系の座標値(Sx,Sy)を算出す
るこの(1)式は、一般式で表わすと、
【0020】
【数2】
【0021】であり、この実施例では、n=3で、3次
式で変換するようにしている。
【0022】コントロ−ラ11は、上述のように重心座
標(CCD素子上の位置)とそれに対応する丸穴の中心
の座標(実物位置座標系の位置)を一対として、内部メ
モリに書込む(7)と、次に、各対に関しての、重心座
標(x,y)と丸穴の中心の座標(Sx,Sy)の間
の、上記(1)式からの偏差の2乗、 D=(a33+a22+a1x+b33+b22+b1
+c−Sx)2+(d33+d22+d1x+e33+e
22+e1y+f−Sy)2 の、全対の総和ΣDが最小となる係数a1〜a3,b1
3,c,d1〜d3,e1〜e3およびfの値を算出し
て、内部メモリに書込む(8)。
【0023】これにより、校正板20の多数の丸穴20
hの撮影画像と、基台3上の丸穴20hの実際の分布に
基づいた、基台3上の実物位置座標系での位置(実位
置)と、テレビカメラ5のCCD素子上の位置(投影位
置)の関係を規定する(1)式の定数が求められたことに
なる。すなわち現在の撮影条件において最も正確に実物
位置と投影位置の関係を表わす(1)式が確定されたこと
になる。
【0024】図5に、コンピュ−タ11の、測定対象物
の計測処理の概要を示す。なお、測定対象物10は、こ
の実施例では、円筒の下端にフランジがあるような物体
であり、中心に丸穴があるものである。以上に説明した
「校正」処理を終了してオペレ−タが校正板20を基台
3から外し、そしてキ−ボ−ドタ−ミナル16に「測
定」を入力し、そして「スタ−ト」を入力すると、コン
ピュ−タ11は、コントロ−ラ22に「レディ」(測定
可)を報知し、コントロ−ラ22から計測命令が到来す
るかあるいはキ−ボ−ドタ−ミナル16から何らかの入
力があるのを待つ(12)。「測定」においては、コン
トロ−ラ22の制御に基づいてハンドリングロボットH
Rが測定対象物10を基台3上に載置して自動的に計測
命令をコンピュ−タ11に送信するか、又は、オペレ−
タが測定対象物10を基台3上に載置しそして操作・表
示ボ−ド23で測定スタ−トを入力しコントロ−ラ22
が計測命令をコンピュ−タ11に送信する。
【0025】いずれにしても、計測命令が到来するとコ
ンピュ−タ11は、テレビカメラ5の撮影画像(一画
面)の画像デ−タを画像メモリ12の原画像デ−タ領域
に書込む(13,14)。そして画像デ−タを2値化し
て、画像メモリ12の2値デ−タ記憶領域に書込む(1
5)。
【0026】測定対象物10は中心に丸穴を有するの
で、基台3により下方からの照明により、測定対象物1
0を撮影した画面上では、フランジの外側と中心の丸穴
が白で、フランジと円筒壁が黒になっている。コンピュ
−タ11は、画像メモリ12の2値デ−タ記憶領域の画
像デ−タの白領域を摘出し(16)、白領域とその周り
の黒領域の境界画素(境界線の黒画素)を摘出して(1
7)、境界画素数をカウントする。そして、カウント値
の1/4を内部メモリ(レジスタm)に書込む(1
9)。
【0027】次に境界画素の座標デ−タを、テレビカメ
ラ5のCCD素子の光軸中心(視野中心)に近いものか
らm個(mはレジスタmのデ−タが表わす数)を摘出し
て内部メモリにセ−ブする(21)。そしてセ−ブした
座標デ−タが表わす点の連なりを円(丸穴の上開口縁)
の一部(1/4円弧)と見なして、該円の中心座標を、
最小自乗法により算出する(21)。すなわち、円の方
程式を、 x2+y2+gx+hy+i=0 と表わすと、1つの境界画素の座標が(x,y)である
と、 x2+y2+gx+hy+i は、該境界画素の、上記方程式からのずれ量を表わす。
そこで、セ−ブした座標デ−タのそれぞれについてのず
れ量x2+y2+gx+hy+iの2乗の総和が最小にな
る、前記方程式の係数g,hおよびiを算出する。円の
中心10Ucの座標(Xo,Yo)は、Xo=−g/
2,Yo=−h/2で求め、半径ruは ru=√(g2/4+h2/4−i) で算出する。
【0028】なお、図6の(a)に示すように、測定対
象物の中心穴の中心線がテレビカメラ5の視野中心線5
cに完全に合致していると撮影画像は図6の(b)に示
すようになり、算出した円の中心は、黒像で囲まれた丸
い白領域(中心穴)の中心(=重心)10cと実質上合
致する。ところが、図7の(a)に示すように、測定対
象物の中心穴の中心線がテレビカメラ5の視野中心線か
らずれていると、撮影画像は図7の(b)に示すように
なり、上述の処理で摘出したm個の画素は中心穴の上端
開口円の投影位置にあるものであり、その中心10Uc
は、黒像で囲まれた白領域の中心(=重心)とは合致し
ない。ruは中心穴の上端開口円の半径(CCD素子
上)である。
【0029】コンピュ−タ11は次に、円の中心10U
cと視野中心5cを結ぶ直線上の、前記境界画素の内、
最も遠い画素を摘出しそれを含めてそれに近い境界画素
m個を抽出して、上述と同様にして、抽出した画素で表
わされる円の中心10Lcを算出しその半径rLを算出
する(22)。この場合摘出したm個の画素は、中心穴
の下端開口円の投影位置にあるものであり、その中心1
0Lcも、黒像で囲まれた白領域の中心(=重心)とは
合致しない。中心穴が測定対象物10の中心位置にある
と、中心穴の下開口の中心10Lcが測定対象物10の
中心位置である。rLは中心穴の上端開口円の半径(C
CD素子上)である。
【0030】次にコンピュ−タ11は、カメラ5の視野
中心5c,測定対象物の中心穴の上端開口の中心10U
cおよび下端開口の中心10Lcの座標値を、前記(1)
式に、内部メモリに格納している定数(図4の8で格納
したもの)を設定した変換式で、基台3表面上の実物座
標系の座標値に変換する(23)。そして、これらの座
標値,カメラ5の視野中心5cの基台3上の位置,基台
3の高さ,カメラ5の高さおよびカメラ5のスケ−ルフ
ァクタに基づいて、三角測量の原理に従って、測定対象
物の高さHを算出し、測定対象物の中心穴の上端開口
(円形)の半径(ru対応値)および下端開口(円形)
の半径(rL対応値)を算出して(24)、中心位置1
0Lcの実物座標系の座標値(中心穴の下端開口の中心
座標),中心穴の下開口半径(rL対応値),上開口半
径(ru対応値)および測定対象物の高さHを、コント
ロ−ラ22に転送し、ディスプレイ13に撮影画像(2
値化画像)と共にデジタル表示する(25)。
【0031】コントロ−ラ22は、送られて来たデ−タ
をチェックして、再測定が必要な場合には測定対象物1
0の位置をずらしてコンピュ−タ11に計測命令を再度
送信する。送られて来たデ−タが十分に信頼性が高いも
のと判定したときには、送られて来たデ−タに、プリン
トアウト又はフロッピ−への登録等、予め指定されてい
る処置を施こし、かつ、該デ−タに基づいて測定対象物
10をハンドリングロボットHRでつかんで、予め指定
されている搬出ラインに排出する。
【0032】コンピュ−タ11は、コントロ−ラ22か
ら計測命令等が到来するかあるいはキ−ボ−ドタ−ミナ
ル16から何らかの入力があるのを待つ(12)。
【0033】
【発明の効果】以上の通り本発明では、CCD素子等2
次元光/電気変換素子の各画素のアドレスを校正済座標
値に変換する変換式〔(1)式〕が、標準面(3)上に分布し
た標準物(20h)の実測に基づいて確定され、確定された
変換式を規定する定数(a1〜a3,b1〜b3,c,d1
〜d3,e1〜e3,f)がメモリ手段に格納される。定
数の数は、2次元光/電気変換素子の画素数より格段に
少くて済むので、メモリ手段の所要メモリ容量は格段に
少くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の各発明を一態様で実施する装置の外観
を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す機構要素に接続されている電気回
路装置の概要を示すブロック図である。
【図3】 (a)は、図1に示す計測機構に校正板20
を装着した状態を示す斜視図、(b)は校正板20の拡
大平面図である。
【図4】 図2に示すコンピュ−タ11の処理内容の一
部を示すフロ−チャ−トである。
【図5】 図2に示すコンピュ−タ11の処理内容の一
部を示すフロ−チャ−トである。
【図6】 (a)は図1に示すテレビカメラ5の視野中
心に測定対象物10の中心が完全に合致している状態で
のそれらの相対関係を示す側面図であり、(b)はテレ
ビカメラ5の撮影画像(2値化画像)を示す平面図であ
る。
【図7】 (a)は図1に示すテレビカメラ5の視野中
心に測定対象物10の中心がずれている状態でのそれら
の相対関係を示す側面図であり、(b)はテレビカメラ
5の撮影画像(2値化画像)を示す平面図である。
【符号の説明】
MA:計測機構 1:垂直幹 2:基台キャリッジ 3:基台 4:カメラキャリッジ 5:テレビカメラ M1,M2:電気モ−タ E1,E2:ロ−
タリエンコ−ダ HR:ハンドリングロボット 6:ベ−ス 7:縦走キャリッジ 8:横行キャリッ
ジ 9A,9B:両開き指 M3〜M5:電気
モ−タ E3〜E5:ロ−タリエンコ−ダ 10:測定対象物 11:コンピュ−タ 12:画像メモリ 13:CRTディスプレイ 14:プリンタ 15:フロッピ−ディスク装置 16:キ−ボ−ド 17:A/Dコンバ−タ 18:通信コント
ロ−ラ 20:校正板 20h:丸穴 21:電気回路装置 22:コントロ−
ラ 23:操作・表示ボ−ド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次のステップからなる、撮影画面の歪補正
    方法: A.所定ピッチで標準面上に分布した複数の標準物を撮
    影し、撮影画面上の複数の標準物像を摘出する、 B.摘出した複数の標準物像の重心位置をそれぞれ算出
    する、 C.撮影画面上の標準物像それぞれの重心位置に、標準
    面上の標準物それぞれに定まった基準座標値を割り付け
    る、 D.撮影画面上の座標を校正済座標に変換する変換式
    に、各重心位置およびそれに割り付けられた基準座標値
    を代入し、複数の、重心位置とそれに割り付けられた基
    準座標の対応を規定する、前記変換式の定数を算出し、
    メモリ手段に記憶する、および、 E.測定対象物を撮影し、撮影画面上の位置を、メモリ
    手段に記憶された前記定数によって規定される前記変換
    式で校正済座標に変換する。
  2. 【請求項2】測定対象物が載置される基台;該基台上の
    物体を撮影する2次元撮影手段;前記基台に載置するた
    めの、標準面上に複数の標準物が所定ピッチで形成され
    た、標準パタ−ン部材;前記2次元撮影手段が前記標準
    パタ−ン部材の標準面を撮影した撮影画面上の複数の標
    準物像を摘出する第1画像処理手段;摘出した複数の標
    準物像の重心位置をそれぞれ算出し、それぞれの重心位
    置に標準面上の標準物それぞれに定まった基準座標値を
    割り付ける第1演算手段;撮影画面上の座標を校正済座
    標に変換する変換式に、各重心位置およびそれに割り付
    けられた基準座標値を代入し、複数の、重心位置とそれ
    に割り付けられた基準座標の対応を規定する、前記変換
    式の定数を算出し、メモリ手段に記憶する、第2演算手
    段;および、 前記2次元撮影手段が測定対象物を撮影した撮影画面上
    の位置を、メモリ手段に記憶された前記定数によって規
    定される前記変換式で校正済座標に変換する、第3演算
    手段;を備える撮影画面の歪補正装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2200418A2 (en) 2008-12-22 2010-06-23 Hitachi High-Tech Instruments Company, Ltd. Method and apparatus for mounting electronic components
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