JPH06241271A - ブッシュ型防振装置 - Google Patents

ブッシュ型防振装置

Info

Publication number
JPH06241271A
JPH06241271A JP2800293A JP2800293A JPH06241271A JP H06241271 A JPH06241271 A JP H06241271A JP 2800293 A JP2800293 A JP 2800293A JP 2800293 A JP2800293 A JP 2800293A JP H06241271 A JPH06241271 A JP H06241271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
liquid chamber
diaphragm
outer cylinder
limiting passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2800293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kojima
宏 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2800293A priority Critical patent/JPH06241271A/ja
Publication of JPH06241271A publication Critical patent/JPH06241271A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 広範囲な周波数領域に渡る軸方向振動を確実
に吸収できるブッシュ型防振装置を提供すること。 【構成】 外筒18と内筒14の間に弾性体16を掛け
渡し、この弾性体16を隔壁の一部として軸方向振動入
力時に拡縮する受圧液室36を設ける。受圧液室36に
通路長の長い第1制限通路26を介して剛性の低い第1
ダイヤフラム42を有する第1副液室44を連結すると
共に、通路長の短い第2制限通路26を介して剛性の高
い第2ダイヤフラム34を有する第2副液室40を連結
する。低周波振動入力時には、液体が第1制限通路26
で液柱共振し、高周波振動入力時には液体が第2制限通
路38で液柱共振して動ばねが低下して、広範囲な周波
数領域に渡る振動を吸収することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動発生部からの振動
を吸収する液体封入式のブッシュ型防振装置に係り、特
にサスペンションブッシュ、キャブマウントブッシュ、
メンバーマウントブッシュ等の軸方向の振動を主として
吸収、減衰するための液体封入式のブッシュ型防振装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】主として軸方向の振動入力に対する防振
を意図して、内外筒間をゴムで連結して液室を形成し、
この液室を軸方向に2分割した液体封入式のブッシュ型
防振装置が提案されている。
【0003】従来の、この種の内筒貫通タイプの流体封
入式のブッシュ型防振装置、例えば、ストラットマウン
トとしては、乗り心地対策としてロードノイズ等の10
0〜300Hzと高い周波数領域での伝達低減を狙った構
造で量産化されている。
【0004】詳しく説明すると、このブッシュ型防振装
置は、外筒の内側に内筒が貫通した状態で配設されてい
る。外筒と内筒との間には、軸方向両端部に筒状の弾性
体が掛け渡されている。弾性体の間には、軸方向に区画
された一対の液室が設けられており、これらの液室同士
が一つの制限通路で連結されている。
【0005】このブッシュ型防振装置は、例えば、内筒
が振動発生部としてのサスペンション側に連結され、外
筒が振動受部としてのボディー側に連結される。
【0006】このブッシュ型防振装置にサスペンション
側から軸方向の振動が入力すると、振動は弾性体の内部
摩擦に基づく抵抗及び制限通路での液体の共振作用によ
って吸収される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サスペンシ
ョン側から入力する振動には、路面の凹凸による振動の
他に、エンジンからの振動もある。このエンジンの振動
は、ミッション及びショックアブソーバー(ストラッ
ト)を介して伝達される。
【0008】ところが、このブッシュ型防振装置は、乗
り心地対策として200〜300Hzの高い周波数領域の
振動を吸収するようにチューニングされているため、エ
ンジンのアイドリング振動等の低い周波数領域の振動
(例えば周波数20〜30Hz)を吸収する能力が劣ると
いう不具合がある。また、これとは逆に、アイド域での
振動伝達の低減(低動ばね化)を狙ってチューニングを
行うと、高周波振動入力時に制限通路が目詰まりを起こ
し、動ばね定数が上昇して高周波域での振動伝達を抑制
できないという不具合がある。
【0009】即ち、このブッシュ型防振装置は、ある一
つの周波数領域での振動伝達を遮断することしかできな
いという不具合がある。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、広範囲の周波
数域に渡る軸方向振動を確実に吸収することのできるブ
ッシュ型防振装置を提供することが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のブッシュ型防振
装置は、振動発生部及び振動受部の一方へ連結される外
筒と、振動発生部及び振動受部の他方へ連結され前記外
筒の内側に平行軸的に配設される内筒と、前記外筒と前
記内筒との間に設けられ振動発生時に変形する弾性体
と、前記弾性体を隔壁の一部として前記外筒と前記内筒
との軸方向相対移動時に拡縮する受圧液室と、前記受圧
液室と隔離された第1の副液室と、前記第1の副液室の
隔壁の一部を構成する第1のダイヤフラムと、前記第1
の副液室と前記受圧液室とを連結する第1の制限通路
と、前記受圧液室と連通された第2の副液室と、前記第
1の制限通路とは大きさが異なり、前記第2の副液室と
前記受圧液室とを連結する第2の制限通路と、前記第2
の副液室の隔壁の一部を構成し、前記第1のダイヤフラ
ムとは液圧に対する剛性が異なる第2のダイヤフラム
と、を備えたことを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明のブッシュ型防振装置は、外筒を振動発
生部または振動受部の一方へ連結し、内筒を振動発生部
または振動受部の他方へ連結して使用する。振動発生部
から軸方向の振動が伝達されると、弾性体が変形して受
圧液室が拡縮し、弾性体の内部摩擦に基づく抵抗及び受
圧液室と副液室との間を流れる液体の通過抵抗または液
柱共振によって振動が吸収、減衰される。
【0013】ここで、第1の制限通路及び第2の制限通
路は、それぞれ大きさ(断面積及び通路長)が異なるた
め、液体の通過抵抗及び液柱共振周波数が異なることと
なり、第1の制限通路及び第2の制限通路の一方を低周
波数の振動を吸収するできるようにチューニングし、他
方を高周波数の振動を吸収できるようにチューニングす
ることにより、一つの制限通路のみしか有さない従来の
液体封入式のブッシュ型防振装置よりも広範囲の周波数
領域に渡る振動を吸収、減衰することができる。
【0014】即ち、断面積が小さく寸法の長い制限通路
に剛性の低いダイヤフラムを有する副液室を連結し、断
面積が大きく寸法の短い制限通路に剛性の高いダイヤフ
ラムを有する副液室を連結すれば、低周波振動入力時に
は断面積が小さく寸法の長い制限通路に液体が流れて液
柱共振し、動ばね定数が低減されて低周波数の振動が吸
収、減衰される。一方、高周波振動入力時には、断面積
が小さく寸法の長い制限通路が目詰まり状態となるの
で、断面積が大きく寸法の短い制限通路に液体が流れて
液柱共振し、動ばね定数が低減されて高周波の振動が吸
収、減衰される。
【0015】なお、第2の制限通路及び第2副液室は、
2個以上設けてもよく、各第2の制限通路の大きさ及び
各第2副液室に面する第2ダイヤフラムの剛性の大きさ
を異なるように設定することにより、さらに広範囲に渡
る周波数域の振動を吸収、減衰することもできる。
【0016】
【実施例】
〔第1実施例〕本発明の第1実施例を図1乃至図3にし
たがって説明する。
【0017】図1に示すように、この防振装置10は、
振動発生部または振動受部の一方に連結される外筒12
と、振動発生部または振動受部の他方に連結されこの外
筒12と同軸的に配設される内筒14とを備えている。
【0018】外筒12は円筒部12Aを有し、円筒部1
2Aの上端側にはテーパー状の拡径する拡径部12Bが
形成され、下端側には半径方向外方へ延びるフランジ部
12Cが形成されている。外筒12の軸方向寸法は、内
筒14の軸方向寸法の略半分程度の寸法とされており、
フランジ部12Cの位置が内筒14の軸方向略中央部に
対応する位置に配置されている。
【0019】内筒14の上端部には、拡径部14Aが形
成されており、この拡径部14Aの外周部分と外筒12
の拡径部12Bの内周部分とを連結するように筒状の弾
性体16が加硫接着されている。なお、この弾性体16
の一部は、薄肉状となって外筒12の円筒部12Aの内
周面全体に延設されている。
【0020】外筒12のフランジ部12Cの下側には、
隔壁金具18が配設されている。この隔壁金具18は外
筒12のフランジ12Cの下面に密着するフランジ部1
8Aを有しており、フランジ部18Aの内側端には、下
方へ延びる円筒部18Bが一体的に設けられている。隔
壁金具18の円筒部18Bは、外筒12の円筒部12A
よりも径が小さく、内筒14よりも径が大きくされてい
る。
【0021】隔壁金具18の下側には制限通路形成金具
20が配設されている。制限通路形成金具20は、全体
の形状が環状とされ、隔壁金具18のフランジ部18A
に密着するフランジ部20Aを有し、フランジ部20A
の内側端に前記隔壁金具18の円筒部12Aよりも径が
大きくされた円筒部20Bが一体的に設けられ、更にこ
の円筒部20Bの下端に半径方向外側に延びる円環状の
小フランジ部20Cが一体的に設けられている。
【0022】ここで、フランジ部20A、円筒部20B
及び小フランジ部20Cとで溝22が形成されており、
この溝22は径方向外側が、上端部がフランジ部20A
の下面に密着して固着された円筒部28で閉塞され、第
1制限通路26を形成している。なお、溝22には、図
示しない閉止部材が設けられており、前記第1制限通路
26は軸方向からみた形状が略C字状を呈している。
【0023】また、フランジ部20Aの一部、外筒12
のフランジ部12Cの一部及び隔壁金具18のフランジ
部18Aの一部は、径方向外側に突出しており、これら
の突出部分には取付用のボルト孔23が形成されてい
る。さらに、フランジ部20Aの他の一部の外周端は、
外筒12のフランジ部12Cの突出部分及び隔壁金具1
8のフランジ部18Aの突出部分を除くフランジ部12
C及びフランジ部18Aの外周部分を挟持するようにか
しめられている。
【0024】円筒部28の内周面は、小フランジ部20
Cの下側に切削加工等された大径部28Aが形成されて
おり、この大径部28Aに薄肉円筒状とされた第1ダイ
ヤフラム支持外筒24が圧入されている。
【0025】一方、内筒14の下端側は、下端部から所
定範囲が切削加工等された小径部14Bとされており、
この小径部14Bには第2ダイヤフラム支持内筒30及
び第1ダイヤフラム支持内筒32が下端側から圧入され
ている。
【0026】第2ダイヤフラム支持内筒30の外周面に
は厚肉の環状とされた第2ダイヤフラム34の内周面が
加硫接着されており、この第2ダイヤフラム34の外周
面は前記隔壁金具18の円筒部18Bの下端側の内周面
に加硫接着されている。
【0027】前記内筒14、外筒12、弾性体16、隔
壁金具18及び第2ダイヤフラム34で囲まれる空間部
は、隔壁金具18のフランジ部18Aを境にして弾性体
16側が受圧液室36、下側が第2の制限通路38とさ
れており、さらに第2の制限通路38の第2ダイヤフラ
ム34近傍が第2副液室40とされている。
【0028】一方、第1ダイヤフラム支持内筒32の外
周面には薄肉の環状とされた第1ダイヤフラム42の内
周面が加硫接着さており、この第1ダイヤフラム42の
外周面は前記第1ダイヤフラム支持外筒24の下端側の
内周面に加硫接着されている。なお、この第1ダイヤフ
ラム42は、第2ダイヤフラム34よりも液圧に対する
剛性が低く設定されている。
【0029】ここで、内筒14、第2ダイヤフラム3
4、第1ダイヤフラム42、隔壁金具18及び制限通路
形成金具20で囲まれる空間部は第1副液室44とされ
ている。
【0030】前述の第1制限通路26は、長手方向一端
が隔壁金具18のフランジ部18A及び制限通路形成金
具20のフランジ部20Aを貫通する孔46を介して受
圧液室36と連通しており、長手方向他端が制限通路形
成金具20の円筒部20Bを貫通する孔48を介して第
1副液室44に連通している。
【0031】なお、受圧液室36、第1制限通路26、
第1副液室44、第2制限通路38及び第2副室40に
は、水、オイル等の液体が充填されている。
【0032】次に第1実施例の作用を説明する。本実施
例の防振装置10を、例えば、トラック等の車両の運転
手台(キャビン)のマウント用として用いる場合は、振
動の入力方向が主として上下方向となるめ、防振装置1
0の軸方向を上下方向として用いる。
【0033】取付に際しては、例えば、外筒12を図示
しない車両のフレームへ取り付け、内筒14をボルト、
軸等にによって図示しない運転手台に連結すると、運転
手台は内筒14、弾性体16及び外筒12を介してフレ
ームへ支持される。
【0034】フレームの振動は、弾性体16の内部摩擦
抵抗に基づく減衰作用により吸収、減衰される他、以下
に述べる液体の流動作用に基づいて運転手台への伝達が
阻止される。
【0035】ここで、フレームの振動の周波数が低周波
数の場合には(例えば、エンジンのアイドリング時等で
周波数20〜30Hzの振動)、剛性の低い第1ダイヤフ
ラム42が変形して受圧液室36内の液体が第1制限通
路26を介して第1副液室44との間を行き来する。こ
のとき、第2副液室40に面する第2ダイヤフラム42
は第1副液室44の第1ダイヤフラム34よりも剛性が
大きいためほとんど変形することはなく、液体は第2制
限通路38を流れない。したがって、液体が通路寸法の
長い第1制限通路26内で液柱共振して動ばね定数が低
減されて(図2参照)低周波数の振動が吸収される。
【0036】一方、フレームの振動の周波数が高周波数
の場合には(例えば、ロードノイズ、機構部品の共振等
で周波数200〜300Hzの振動)、第1制限通路26
が目詰まり状態となるが、この場合には、受圧液室36
内の液体は第2制限通路38を通って第2ダイヤフラム
34を変形させ、液体が第2制限通路38で液柱共振
し、防振装置10の動ばね定数が低減されて(図3参
照)高周波数の振動が吸収される。
【0037】このように、本実施例の防振装置10で
は、一つ制限通路しか有さない従来の防振装置では成し
えなかった広範囲の周波数域にわたる軸方向振動を確実
に吸収することができる。
【0038】〔第2実施例〕本発明の第2実施例を図4
にしたがって説明する。なお、第1実施例と同一構成に
関しては同一符号を付し、その説明は省略する。
【0039】第2実施例は、ストラットマウントとして
使用される防振装置10の例である。
【0040】図2に示すように、本実施例の防振装置1
0では、内筒14の拡径部14Aに、図示しないサスペ
ンションロッドを回転可能に支持するためのベアリング
50が圧入されてかしめ加工により固定されている。
【0041】弾性体16は、内周面が拡径部14Aより
も下側の外周面に加硫接着されており、外周面が外筒1
2の円筒部12Aの内周面全体に加硫接着されている。
さらに、外筒12のフランジ部12Cには、取付ボルト
52が固着されている。
【0042】一方、円筒部28は、上端部の一部が径方
向外側へ延設されており、この延設部分によって、外筒
12のフランジ部12C、隔壁金具18のフランジ部1
8A及び制限通路形成金具20のフランジ部20Aが挟
持固定されている。
【0043】また、本実施例では、第1ダイヤフラム4
2の内周面が隔壁金具18の円筒部18Bの下端側の内
周面に加硫接着されている。
【0044】次に第2実施例の作用を説明する。本実施
例の防振装置10の場合は、内筒14にサスペンション
のロッドを挿入して連結し、外筒12を車体側に連結し
て使用する。
【0045】サスペンション側の振動は、弾性体16の
内部摩擦抵抗に基づく減衰作用により吸収、減衰される
他、以下に述べる液体の流動作用に基づいて車体側への
伝達が阻止される。
【0046】振動の周波数が低周波数の場合には、剛性
の低い第1ダイヤフラム42が変形して受圧液室36内
の液体が第1制限通路26を介して第1副液室44との
間を行き来する。このとき、第2副液室40に面する第
2ダイヤフラム42は第1副液室44の第1ダイヤフラ
ム34よりも剛性が大きいためほとんど変形することは
なく、液体は第2制限通路38を流れない。したがっ
て、液体が通路寸法の長い第1制限通路26内で通過抵
抗を受け、大きな減衰力が発生して低周波数の振動が吸
収される。
【0047】一方、振動の周波数が高周波数の場合に
は、第1制限通路26が目詰まり状態となるが、この場
合には、受圧液室36内の液体は第2制限通路38を通
って第2ダイヤフラム34を変形させ、液体が第2制限
通路38で液柱共振し、防振装置10の動ばね定数が低
減されて高周波数の振動が吸収される。
【0048】このように、本実施例の防振装置10も第
1実施例の防振装置10と同様にして、広範囲の周波数
域にわたる軸方向振動を確実に吸収することができる。
【0049】なお、前記第1および第2実施例では、キ
ャブマウント及びサスペンションマウントの例を示した
が、本発明は軸方向の振動を吸収、減衰するブッシュタ
イプの防振装置であれば、メンバーマウント等の他の種
類のマウントに適用できるのは勿論、一般産業用の機械
に用いられる防振装置にも適用できる。
【0050】また、本実施例では、副液室を2個設けた
例を示したが、本発明はこれに限らず、副液室を3個以
上設け、各副液室をそれぞれを大きさの異なる制限通路
で受圧液室に連結する構成としてもよい。これによっ
て、さらに広範囲な周波数領域に渡る振動を吸収、減衰
することができる。
【0051】また、本発明の趣旨を逸脱しない限り、本
発明のブッシュ型防振装置は種々の変更が可能であり、
変更されたブッシュ型防振装置も本発明の範囲内に含ま
れることは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】本発明のブッシュ型防振装置は上記構成
としたので、広範囲な周波数領域に渡る軸方向振動を確
実に吸収できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る防振装置の軸線に沿
った断面図である。
【図2】第1実施例の防振装置の低周波領域の動ばね定
数を示すグラフである。
【図3】第1実施例の防振装置の高周波領域の動ばね定
数を示すグラフである。
【図4】本発明の第2実施例に係る防振装置の軸線に沿
った断面図である。
【符号の説明】
10 防振装置 12 外筒 14 内筒 16 弾性体 26 第1制限通路 34 第2ダイヤフラム 36 受圧液室 38 第2制限通路 40 第2副液室 42 第1ダイヤフラム 44 第1副液室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動発生部及び振動受部の一方へ連結され
    る外筒と、 振動発生部及び振動受部の他方へ連結され前記外筒の内
    側に平行軸的に配設される内筒と、 前記外筒と前記内筒との間に設けられ振動発生時に変形
    する弾性体と、 前記弾性体を隔壁の一部として前記外筒と前記内筒との
    軸方向相対移動時に拡縮する受圧液室と、 前記受圧液室と連通された第1の副液室と、 前記第1の副液室の隔壁の一部を構成する第1のダイヤ
    フラムと、 前記第1の副液室と前記受圧液室とを連結する第1の制
    限通路と、 前記受圧液室と隔離された第2の副液室と、 前記第1の制限通路とは大きさが異なり、前記第2の副
    液室と前記受圧液室とを連結する第2の制限通路と、 前記第2の副液室の隔壁の一部を構成し、前記第1のダ
    イヤフラムとは液圧に対する剛性が異なる第2のダイヤ
    フラムと、 を備えたことを特徴とするブッシュ型防振装置。
JP2800293A 1993-02-17 1993-02-17 ブッシュ型防振装置 Pending JPH06241271A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2800293A JPH06241271A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 ブッシュ型防振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2800293A JPH06241271A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 ブッシュ型防振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06241271A true JPH06241271A (ja) 1994-08-30

Family

ID=12236597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2800293A Pending JPH06241271A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 ブッシュ型防振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06241271A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5775666A (en) Elastic mount having mounting bracket functioning as stop mechanism and method of producing the same
US20090321202A1 (en) Power unit support structure
US20040262830A1 (en) Fluid filled vibration damping device
JP5557837B2 (ja) 防振装置
JPS6361536B2 (ja)
JP5210558B2 (ja) 防振装置
JPH0747976B2 (ja) サスペンション用アッパサポート
JP2004505843A (ja) 流体減衰軸受
JPH0517415B2 (ja)
JP6774794B2 (ja) ストラットマウント、ストラットマウントの製造方法および自動車
GB2306614A (en) Hydroelastic engine mounting
US10295010B2 (en) Fluid-filled engine mounting apparatus
US20170368899A1 (en) Strut mount and suspension mechanism using the same
JPH06241271A (ja) ブッシュ型防振装置
JP2000337426A (ja) 流体封入式筒形マウント
JPH11141595A (ja) 防振装置
JP2013170660A (ja) 流体封入式防振装置
JPH0434018B2 (ja)
JP3545474B2 (ja) 防振装置
JP3040836B2 (ja) 防振装置
JP4378249B2 (ja) 液体封入式防振マウント装置
JP3533243B2 (ja) 防振装置
JPH0872518A (ja) サスペンションブッシュおよびそれを用いた車両用サスペンション
JPH04125335A (ja) 防振装置
KR100192485B1 (ko) 자동차의 유체봉입식 엔진마운트