JPH0623926Y2 - マーキングロツド - Google Patents

マーキングロツド

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JPH0623926Y2
JPH0623926Y2 JP2788989U JP2788989U JPH0623926Y2 JP H0623926 Y2 JPH0623926 Y2 JP H0623926Y2 JP 2788989 U JP2788989 U JP 2788989U JP 2788989 U JP2788989 U JP 2788989U JP H0623926 Y2 JPH0623926 Y2 JP H0623926Y2
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JP
Japan
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rod
scale
level
level setter
slide
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JP2788989U
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JPH02118812U (ja
Inventor
伸幸 山本
Original Assignee
京都度器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は壁面など垂直面の一定高さ位置にマーキング
をする際使用するマーキングロッドに関する。
〔従来の技術〕
従来、壁面などの垂直面の一定高さ位置にマーキングを
する場合、先ず第8図に示すように水準測定機1に対向
して壁面に垂直に置かれたスケール2の目盛を読みとり
レベルを知る。今、仮りに、床面からの高さの
壁面にマーキングしたい場合、作業員は第9図に示す所
謂バカ棒3を別途用意する。即ち該バカ棒3は適宜角材
片4を用意し角材片4の一端部5から
の位置にマーク6をつけると共に該マーク6が水準測定
機1を通して良く観取できるよう必要に応じて該マーク
6の左右からマーク6方向に向って矢視マーク7を付し
たものである。
次いで第10図に示すように作業員中の一名は壁面に前記
バカ棒3の一端部5を下にして垂直に当接し、他の一名
は水準測定機1を通してバカ棒3上のマーク6を観取し
該マーク6と水準測定機1のレベルが一致するまでバカ
棒3を上下して位置決めを行なった後、該バカ棒3の一
端部5の位置に墨さし8を用いてマーキングすることに
より床面からの高さ位置に目的とするマークを付し
ていた。
然しながら、水準測定機1によるレベルは水準測定機1
の三脚の伸長度,開度等により常に一定レベルに位置す
るものではなく、又、必要とするマーキングの位置もま
ちまちであるから、マーキングを行なう都度バカ棒を作
成する必要があり、然もバカ棒を上下させてのレベルの
位置合せに必要以上の労力と時間を陽し、極めて煩雑か
つ非能率であった。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案はレベル合せの必要のない、容易にマーキング
位置を決定することのできるマーキングロッドを得るこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
レベルセッターに一端が固着され、かつレベルセッター
から垂直方向に延びる固定ロッド、及びレベルセッター
に設けられたスリットに摺動自在に固定ロッドと平行し
て配置されたスライドロッドを備え、前記レベルセッタ
ーの正面側基準線上にはスライドロッド上の目盛を読み
とるための窓、及び目盛指示器を、更に、レベルセッタ
ーの適所にはスライドロッドのストッパーネジをそれぞ
れ設け、前記固定ロッドの正面側にはレベルセッターの
基準線を起点とする適宜単位の目盛が、また、スライド
ロッドの正面側にも固定ロッドと同単位の目盛がそれぞ
れ付され、背面側には、前記レベルセッターのスリット
を通してスライドロッドを固定ロッドの反対側に摺動し
たときに、レベルセッター側と反対側の固定ロッド先端
部を起点とし、固定ロッドからスライドロッドに及ぶ適
宜単位の目盛によって連続したスケールを形成した。
〔作用〕
マーキングロッドの背面側で固定ロッドとスライドロッ
ドによりスケールを形成し、水準測定機によりスライド
ロッドの背面側の目盛を読取り、実際にマーキングすべ
きレベルの高さとの差を求め、前記差に相当するスライ
ドロッドの正面側の目盛を目盛指示器と一致せしめ、次
いで前記水準測定機によりスライドロッド正面側の任意
の目盛を読取り、該目盛に相当する固定ロッド正面側の
目盛位置にマーキングを施せば、該位置が実際にマーキ
ングすべきレベルの高さ位置に相当する。
〔実施例〕
以下図面と共に本考案の実施例を説明する。
この考案のマーキングロッド10は、レベルセッター11
と、レベルセッター11に一端が固着され、かつレベルセ
ッター11から垂直方向に延びる長さLの固定ロッド1
2、及び該固定ロッド12と平行して配置されレベルセッ
ター11に設けられたスリットを貫通して摺動する長さL
のスライドロッド13を備えている。そして第1図に示
すようにマーキングロッド10の正面側には、スライドロ
ッド13上の目盛を読みとるため、レベルセッター11の正
面側基準線X−X上に窓14、及び指示端を前記窓14に臨
ませて位置した目盛指示器15と、スライドロッド13をレ
ベルセッター11に固定するストッパーネジ16とが設けら
れている。
更に前記固定ロッド12の正面側には、第1図に示すよう
にレベルセッター11の基準線X−Xを起点0とし適宜単
位の目盛(図においては100mm毎の目盛のみをcm単位で
表示し、かつ、800mm迄示した)が付されており、又、
スライドロッド13の正面側にも前記固定ロッド12と同単
位の目盛が付されている。なお、固定ロッド12は10mm毎
に1〜9の繰返し表示で、又スライドロッド13は水準測
定機での測定を容易にするため縦数字で連続数値を表示
すると好適である。
前記マーキングロッド10の背面側には、第2図,第3図
に示すように、前記レベルセッター11のスリットを通し
てスライドロッド13を固定ロッド12と反対側に摺動した
ときに、レベルセッター11側と反対側の固定ロッド12の
先端部17を起点とし、固定ロッド12からスライドロッド
13に及ぶ適宜単位の目盛(図においては端部17から100m
m毎の目盛をcm単位で表示した)が付されており、第3
図に示すように固定ロッド12とスライドロッド13の目盛
は連続した一つのスケールを形成する。
次に上記構成からなる本考案のマーキングロッドによる
マーキングの方法について説明する。
先ず、第3図に示すようにスライドロッド13を摺動して
レベルセッター11のストッパーネジ16により固定し、マ
ーキングロッド10の背面側で固定ロッド12とスライドロ
ッド13によりスケールを形成する。
次に該背面側の目盛が読取れるように固定ロッド12の端
部17を床面18に接して壁面に垂直に立て、図示を省略し
た水準測定機によりスライドロッド13の背面側の目盛A
を読取り、実際にマーキングをすべきレベルの高さBと
の差A−B=Cを計算により求める。
次いで、第4図に示すようにマーキングロッド10を反転
して正面側を向け、レベルセッター11のストッパーネジ
16を緩め、スライドロッド13を摺動してスライドロッド
13の正面側の目盛Cを目盛指示器15と一致し、再びスト
ッパーネジ16でスライドロッド13を固定して固定ロッド
12とスライドロッド13の目盛差Cをセットする。
その後、第5図に示すように前記した水準測定機により
スライドロッド13の正面側の任意の目盛Dを読取り、固
定ロッド12の正面側の目盛D位置にマーキングを施せ
ば、このマーキング位置が実際にマーキングをすべきレ
ベルの高さBと一致する。
即ち、今レベルの高さBが100cmの位置にマーキングを
求められ、水準測定機により読取られたスライドロッド
13上の背面側の目盛Aが143cmであったときはC=143−
100=43であるから、スライドロッド13の正面側の目盛4
3を目盛指示器15と一致せしめ、次いで第5図に示すよ
うに前記水準測定機によりスライドロッド13正面側の任
意目盛を読取り、その目盛Dが図に示したように20であ
ったときは固定ロッド12の正面側の目盛20の位置にマー
キングを施せば良く、これによりレベルの高さが100cm
の位置にマーキングが付されるのである。
なお、本考案のマーキングロッド10は第6図に示すよう
に、レベルセッター11にライト19を設け、スライドロッ
ド13上のレベル規準位置を照射して水準測定機による目
盛の読取りを暗い作業現場においても容易とし、或いは
第7図に示すようなマーキングカソール20を固定ロッド
12に嵌挿摺動せしめ、固定ロッド12上の目盛とマーキン
グカソール20上の目盛指示器21とを一致せしめて押釦22
を押圧することにより、該目盛位置に容易にマーキング
可能とすることもできる。
〔考案の効果〕
以上詳細に述べた通りこの考案のマーキングロッドは、
レベルセッターに一端が固着され、かつレベルセッター
から垂直方向に延びる固定ロッド、及びレベルセッター
に設けられたスリットに摺動自在に固定ロッドと平行し
て配置されたスライドロッドを備え、前記レベルセッタ
ーの正面側基準線上にはスライドロッド上の目盛を読み
とるための窓、及び目盛指示器を、更に、レベルセッタ
ーの適所にはスライドロッドのストッパーネジをそれぞ
れ設け、前記固定ロッドの正面側にはレベルセッターの
基準線を起点とする適宜単位の目盛が、また、スライド
ロッドの正面側にも固定ロッドと同単位の目盛がそれぞ
れ付され、背面側には、前記レベルセッターのスリット
を通してスライドロッドを固定ロッドの反対側に摺動し
たときに、レベルセッター側と反対側の固定ロッド先端
部を起点とし、固定ロッドからスライドロッドに及ぶ適
宜単位の目盛によって連続したスケールを形成したもの
であるから、マーキングロッドの背面側で固定ロッドと
スライドロッドによりスケールを形成し、水準測定機に
よりスライドロッドの裏面側の目盛を読取り、実際にマ
ーキングすべきレベルの高さとの差を求め、前記差に相
当するスライドロッドの正面側の目盛を目盛指示器と一
致せしめ、次いで前記水準測定機によりスライドロッド
正面側の任意の目盛を読取り、該目盛に相当する固定ロ
ッド正面側の目盛位置にマーキングを施せば、該位置が
実際にマーキングすべきレベルの高さ位置に相当し、従
来のようにマーキングの都度バカ棒を作成したり、バカ
棒を上下させてレベル位置合せを行なったりする必要が
全くなくなり、迅速なマーキングが可能となって、省力
化と作業時間の短縮に大きく寄与することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案マーキングロッドの正面図、第2図は同
上背面図、第3図はスケールを形成した状態を示す本考
案マーキングロッドの背面図、第4図はスライドロッド
をセットした状態を示す本考案マーキングロッドの正面
図、第5図はマーキング位置決定時における本考案マー
キングロッドの正面図、第6図は本考案マーキングロッ
ドのレベルセッターの別の実施例を示す斜視図、第7図
は本考案マーキングロッドに使用するマーキングカソー
ルの斜視図、第8図は従来の方法によりレベルの高さを
得る説明図、第9図は従来の方法に使用するバカ棒の斜
視図、第10図は従来の方法によるレベル合せの説明図で
ある。 3……バカ棒,10……マーキングロッド, 11……レベルセッター,12……固定ロッド, 13……スライドロッド,15,21……目盛指示器, 19……ライト,20……マーキングカソール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レベルセッターに一端が固着され、かつレ
    ベルセッターから垂直方向に延びる固定ロッド、及びレ
    ベルセッターに設けられたスリットに摺動自在に固定ロ
    ッドと平行して配置されたスライドロッドを備え、前記
    レベルセッターの正面側基準線上にはスライドロッド上
    の目盛を読みとるための窓、及び目盛指示器を、更に、
    レベルセッターの適所にはスライドロッドのストッパー
    ネジをそれぞれ設け、前記固定ロッドの正面側にはレベ
    ルセッターの基準線を起点とする適宜単位の目盛が、ま
    た、スライドロッドの正面側にも固定ロッドと同単位の
    目盛がそれぞれ付され、背面側には、前記レベルセッタ
    ーのスリットを通してスライドロッドを固定ロッドの反
    対側に摺動したときに、レベルセッター側と反対側の固
    定ロッド先端部を起点とし、固定ロッドからスライドロ
    ッドに及ぶ適宜単位の目盛によって連続したスケールを
    形成したマーキングロッド。
JP2788989U 1989-03-10 1989-03-10 マーキングロツド Expired - Lifetime JPH0623926Y2 (ja)

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JP2788989U JPH0623926Y2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 マーキングロツド

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JPH02118812U JPH02118812U (ja) 1990-09-25
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