JPH06237414A - 動画像のカットチェンジ検出装置 - Google Patents

動画像のカットチェンジ検出装置

Info

Publication number
JPH06237414A
JPH06237414A JP2233193A JP2233193A JPH06237414A JP H06237414 A JPH06237414 A JP H06237414A JP 2233193 A JP2233193 A JP 2233193A JP 2233193 A JP2233193 A JP 2233193A JP H06237414 A JPH06237414 A JP H06237414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
histogram
edge
value
difference
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2233193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Akahori
裕志 赤堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2233193A priority Critical patent/JPH06237414A/ja
Publication of JPH06237414A publication Critical patent/JPH06237414A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/85Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using pre-processing or post-processing specially adapted for video compression
    • H04N19/87Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using pre-processing or post-processing specially adapted for video compression involving scene cut or scene change detection in combination with video compression
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/142Detection of scene cut or scene change
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/169Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
    • H04N19/179Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being a scene or a shot

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラッシュなどの輝度変化や激しい動きにも
誤検出することがなく、かつ連続的に変化するカットチ
ェンジ部分を検出することが可能な動画像のカットチェ
ンジ検出装置を提供すること。 【構成】 入力動画像信号に対してフレーム単位でエッ
ジ検出を行い、エッジヒストグラムのフレーム間での差
分が閾値以上のときにカットチェンジとして検出する。
同様にして求めたヒストグラム差分について、基準とす
る時点で求めたヒストグラム差分値と複数の異なる時点
のヒストグラム差分値との差の最小値が所定の値以上の
ときにカットチェンジとして検出する。基準時点を含む
複数時点のヒストグラム差分値をもとにして画像状態が
正常か異常かを判定し、異常時には正常時に比較して基
準時点のヒストグラム差分値と差を求める時点の数を多
くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ放送、ビデオテ
ープレコーダ、ビデオディスクなどの動画像において、
カットの内容が変化するカットチェンジ部分を自動的に
検出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、動画像のカットチェンジを検出す
る手段としては、色ヒストグラムを用いるものがある。
この方法は連続する2枚のフレームに対してそれぞれ色
ヒストグラムを求め、求めた色ヒストグラムのフレーム
間の差分が所定の閾値より大きい場合に、2枚のフレー
ムの間でカット内容が変化していると判断する。これに
ついてさらに詳しく説明する。
【0003】図9は従来例の動画像のカットチェンジ検
出装置の構成図である。22は画像信号入力部、23は
色ヒストグラム作成部、24は1フレーム遅延部、25
はヒストグラム差分検出部、26は閾値処理部である。
画像信号入力部22に入力される動画像信号はRGB信
号であり、色ヒストグラム作成部23では1フレーム分
の動画像信号に対してRとGとBを各々4分割して64
色に振り分けてヒストグラムを求める。ヒストグラム差
分検出部25では、1フレーム遅延部24で遅延させた
1フレーム前の色ヒストグラムと現在の色ヒストグラム
の差分を求める。ヒストグラム差分は64色の各色ごと
に度数の差を求め、差の絶対値を64色について総和し
たものである。閾値処理部26では、ヒストグラム差分
検出部で求めた値と所定の閾値との比較を行い、閾値よ
り大きい場合にはカットチェンジとして検出する。
【0004】この方法は、同一カット内の画像であれ
ば、連続するフレーム間ではほとんど色ヒストグラムに
差がなく、かつカットチェンジ部分の前後フレームでは
色ヒストグラムが大幅に変化することによっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のカットチェンジ検出装置では、同一カッ
ト内の画像であってもフラッシュなどによって急激な輝
度変化が生じている場合や、動きの激しい画像の場合に
は色ヒストグラムが変化し、カットチェンジとして誤検
出してしまうという課題があった。また、フレーム間で
画像内容がまったく異なっているカットチェンジ部分の
場合でも、色ヒストグラムが同一の場合には検出できな
い。さらにフェードアウトとフェードインからなる連続
的に変化するカットチェンジは検出できないという課題
もあった。
【0006】本発明はかかる点に鑑み、フラッシュなど
の輝度変化や激しい動きにも誤検出することがなく、か
つフレーム間の色ヒストグラムが類似したカットチェン
ジ部分や連続的に変化するカットチェンジ部分を検出す
ることが可能な動画像のカットチェンジ検出装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に以下のような構成とする。
【0008】本発明の第1の構成は、入力動画像信号か
らエッジ検出を行うエッジ検出手段と、前記エッジ検出
手段で得られたエッジ画像のヒストグラムを求めるエッ
ジヒストグラム作成手段と、前記エッジヒストグラム作
成手段で得られたヒストグラムを記憶するヒストグラム
記憶手段と、前記エッジヒストグラム作成手段で求めた
エッジヒストグラムと前記ヒストグラム記憶手段に記憶
されたエッジヒストグラムの差を求めるヒストグラム差
分検出手段と、前記ヒストグラム差分検出手段で求めた
値と所定の値とを比較する閾値処理手段とを備える。
【0009】また本発明の第2の構成は、入力動画像信
号からエッジ検出を行うエッジ検出手段と、前記エッジ
検出手段で得られたエッジ画像のヒストグラムを求める
エッジヒストグラム作成手段と、前記エッジヒストグラ
ム作成手段で得られたヒストグラムを記憶するヒストグ
ラム記憶手段と、前記エッジヒストグラム作成手段で求
めたエッジヒストグラムと前記ヒストグラム記憶手段に
記憶されたエッジヒストグラムの差を求めるヒストグラ
ム差分検出手段と、前記ヒストグラム差分検出手段で求
めた値をフレーム単位で遅延させる複数の差分値遅延手
段と、前記複数の差分値遅延手段に記憶した異なる時点
でのヒストグラム差分値から画像の状態を判定する画像
状態判定手段と、基準時点と基準時点以外の複数の時点
で得られたヒストグラム差分値の差の最小値を求める第
1の最小値検出手段と、前記第1の最小値検出手段より
多くの基準時点以外の時点と基準時点で得られたヒスト
グラム差分値の差の最小値を求める第2の最小値検出手
段と、前記画像状態判定手段の判定結果にもとづいて前
記第1の最小値検出手段と前記第2の最小値検出手段の
値を選択する最小値選択手段と、前記最小値選択手段で
選択した最小値と所定の値とを比較する閾値処理手段と
を備える。
【0010】また本発明の第3の構成は、入力動画像信
号からエッジ検出を行うエッジ検出手段と、前記エッジ
検出手段で得られたエッジ画像のエッジ強さが所定の値
以下である画素の数を求めるエッジ度数検出手段と、前
記エッジ度数検出手段で求めた度数と所定の値とを比較
する閾値処理手段と、前記閾値処理手段で閾値以上とな
る状態が連続する数を計測する計数手段を備える。
【0011】
【作用】本発明の第1の構成によれば、入力動画像信号
に対してフレーム単位でエッジ検出を行い、ヒストグラ
ム差分検出手段では時間的に異なるフレームのエッジヒ
ストグラムの差を求め、閾値処理手段で所定の値より大
きい場合にカットチェンジとして検出する。これによっ
て色変化や輝度変化に強く、フラッシュなどによって誤
検出することがなくなる。
【0012】また本発明の第2の構成によれば、フレー
ム間でエッジのヒストグラム差分を求め、基準とする時
点で求めたヒストグラム差分値と複数の異なる時点のヒ
ストグラム差分値との差の最小値が所定の値以上のとき
にカットチェンジとして検出する。このとき、複数フレ
ームに渡ってヒストグラム差分値をもとにして画像状態
が正常か異常かを判定し、異常時には正常時に比較して
基準フレームのヒストグラム差分値と差を求めるフレー
ム数を多くする。これによって、画像中の対象物の動き
が激しいことによってヒストグラム差分値が大きくなる
場合にもカットチェンジとして誤検出することがなくな
り、検出性能の向上を図ることができる。
【0013】また本発明の第3の構成によれば、1フレ
ーム内の画像において弱いエッジの度数を求め、弱いエ
ッジの度数が多いフレームが連続する場合にはカットチ
ェンジとして検出する。これによって、フレーム間の画
像特徴量の差分では検出することができないフェードア
ウトとフェードインからなる連続的なカットチェンジを
検出することが可能となる。
【0014】
【実施例】
(実施例1)本発明の第1の実施例の動画像のカットチ
ェンジ検出装置について説明する。第1の実施例におけ
る動画像のカットチェンジ検出装置を図1に示す。図1
で1は画像信号入力部、2は画像信号変換部、3はエッ
ジ検出部、4はエッジヒストグラム作成部、5はヒスト
グラム記憶部、6はヒストグラム差分検出部、7は閾値
処理部である。
【0015】以上のように構成された第1の実施例の動
作について説明する。画像信号入力部1に動画像信号が
入力される。動画像信号はR、G、B信号であり、画像
信号変換部2では(数1)に示す演算処理を行ってR、
G、B信号を輝度信号Yに変換する。
【0016】
【数1】
【0017】エッジ検出部3では、得られた輝度信号に
対してフィルタリング処理を行い、エッジ強さを求め
る。ここでエッジ強さとは、各画素の輝度値に対してエ
ッジ検出のフィルタリング処理を施して得られた値をい
う。エッジ検出のフィルタとしては、図2(a)に示す
Prewittフィルタや図2(b)に示すSobel
フィルタなど各種あるが、いずれを用いてもよい。エッ
ジヒストグラム作成部4では、エッジ強さを16分割し
て1フレーム分の動画像信号のヒストグラムを求める。
ヒストグラム記憶部5は、1フレーム分の動画像信号の
ヒストグラムを遅延させるためのメモリである。ヒスト
グラム差分検出部6では、ヒストグラム記憶部5で遅延
させた1フレーム前のエッジヒストグラムと現在のエッ
ジヒストグラムの差分を求める。ヒストグラム差分は1
6分割したエッジ強さごとに度数の差を求め、差の絶対
値を総和したものである。閾値処理部7では、ヒストグ
ラム差分検出部で求めた値と所定の閾値との比較を行
い、閾値より大きい場合にはカットチェンジとして検出
する。
【0018】本発明の動画像のカットチェンジ検出装置
は、カットチェンジ部分の前後のフレームでは画像内容
が大幅に変化し、これによって検出されるエッジ強さも
大幅に変化することによっている。ここで、エッジ検出
は空間的な微分演算を行うことを意味しており、輝度値
の絶対レベルが変化しても微分演算値は変化しない。こ
のため同一カット内の画像であればフラッシュなどによ
って色が変化した場合にも、検出されるエッジ強さはほ
ぼ同じであり、フラッシュによってカットチェンジとし
て誤検出することはない。
【0019】なお、入力画像に対して1フレーム内で画
素を間引いた画像を用いてもよく、これによって処理す
る画素数が削減できるため、カットチェンジ検出処理の
高速化を図ることができる。さらに、1フレーム内の画
素を間引いて奇フィールドか偶フィールドのいずれか一
方のフィールドのみの画像信号を用いることによって、
テレシネ変換されたビデオ画像では都合がよくなること
がある。すなわち、映画をビデオに変換したテレシネ変
換のビデオ画像では、映画フィルムの24フレームをN
TSCの30フレームに変換している。このため、ビデ
オ画像の1フレーム中の奇フィールドと偶フィールドで
は、映画フィルムの異なるフレームの画像となっている
場合がある。もし、カットチェンジ部分の画像が混在し
ているとすると、奇フィールドはカットチェンジ前の画
像、偶フィールドはカットチェンジ後の画像となってお
り、奇フィールドと偶フィールドの両方の画像信号を用
いてカットチェンジ検出処理を行った場合、検出感度が
低下する。このようにテレシネ変換されたビデオ画像で
は、奇数か偶数のいずれか一方のフィールドの画像信号
だけを用いた方が、カットチェンジ部分の画像の混在が
なくなり、カットチェンジ検出感度の低下を防ぐことが
できる。さらに、フレーム単位の間引きを行ってもよ
く、連続したフレームから一定間隔でフレームをサンプ
リングして上述したカットチェンジ検出処理を行っても
よい。
【0020】また、本実施例では画像信号変換部2で
R、G、B信号から輝度信号に変換した後にエッジ検出
を行っているが、R、G、B信号のいずれかひとつの信
号のみについてエッジ検出を行ったり、あるいはR、
G、B信号の各々について独立にエッジ検出を行った後
に、3つのエッジ検出結果を統合してもよい。
【0021】また、本実施例ではヒストグラム記憶部5
で1フレームの遅延を行う場合について説明を行った
が、1フレームの遅延に限ったものではなく、2フレー
ム以上の遅延を行ってもよい。ヒストグラム記憶部5で
遅延させるフレーム数を多くすることによって、クロス
フェードなどの徐々にカットが変化していくカットチェ
ンジ部分を検出するのに有効である。
【0022】また、本実施例では1フレームの画像信号
全体に対してエッジ強さのヒストグラムを求めたが、1
フレームの画像信号を空間的に複数の領域に分割し、領
域ごとにエッジ強さのヒストグラムを求めた後に、各領
域ごとにヒストグラムのフレーム間での差を求めてもよ
い。
【0023】(実施例2)次に本発明の第2の実施例の
動画像のカットチェンジ検出装置について説明する。第
2の実施例における動画像のカットチェンジ検出装置を
図3に示す。図3で図1と同一のものについては同一番
号を付け、説明は省略する。図3で8a〜8kは差分値
遅延部、9は画像状態判定部、10は正常時最小値検出
部、11は異常時最小値検出部、12は最小値選択部、
13は閾値処理部である。
【0024】以上のように構成された第2の実施例の動
作について説明する。画像信号入力部1に動画像信号が
入力され、ヒストグラム差分検出部6でエッジヒストグ
ラムのフレーム間差分値を求めるまでは、第1の実施例
で説明したものと同様であり、説明は省略する。
【0025】ヒストグラム差分検出部6で検出したヒス
トグラム差分値は、差分値遅延部8aに入力される。差
分値遅延部8a〜8kはシフトレジスタで構成してお
り、8aにヒストグラム差分検出部6から新たな値が入
力されるごとに、次段の差分値遅延部に値を順にシフト
する。本実施例では8a〜8kの11個の差分値遅延部
が設けられており、中央に位置する差分値遅延部8fを
基準とし、8g〜8kは基準時点より1〜5フレーム前
のヒストグラム差分値、8e〜8aは1〜5フレーム後
のヒストグラム差分値を保持している。
【0026】画像状態判定部9は、8d〜8hの差分値
遅延部に保持された値をもとに画像状態が正常か異常か
の判定を行う。画像状態判定部9の詳細構成を図4に示
す。図4で14a〜14eはコンパレーター、15はO
R回路、16はAND回路である。コンパレーター14
a〜14eは閾値と入力値(8d〜8hに保持された
値)を比較し、入力値が閾値より大きい場合には1を出
力し、それ以外では0を出力するものである。OR回路
15、AND回路16はそれぞれ論理演算回路である。
画像状態判定部9は、基準時点としている差分値遅延部
8fに保持されているヒストグラム差分値を求めた時点
での画像状態を判定するものである。このために、基準
時点のヒストグラム差分値、及び基準時点の後2フレー
ムと前2フレームのヒストグラム差分値を用い、基準時
点でのヒストグラム差分値(8fに保持された値)が閾
値以上であり、かつ基準時点の後2フレームと前2フレ
ームのヒストグラム差分値(8d、8e、8g、8hに
保持された値)のうちの少なくともひとつが閾値以上で
ある場合に異常状態であると判定し、1を出力する。画
像状態が異常であるとは、画像中に存在する物体の動き
が激しく、同一カット内であってもフレーム間のヒスト
グラム差分が大きな値となる状態をいう。異常状態で
は、1フレーム単独でヒストグラム差分が大きくなるこ
とはなく、複数フレームに渡ってヒストグラム差分が大
きくなる。そこで本実施例では、基準時点とその前後2
フレームでのヒストグラム差分から異常状態の判定を行
う構成としている。
【0027】正常時最小値検出部10は、8d〜8hの
差分値遅延部に保持された値をもとに、基準時点でのヒ
ストグラム差分値(8fに保持された値)と、基準時点
の後2フレームと前2フレームのヒストグラム差分値
(8d、8e、8g、8hに保持された値)との差を求
め、差の最小値を出力する。一方、異常時最小値検出部
11は、8a〜8kの差分値遅延部に保持された値をも
とに、基準時点でのヒストグラム差分値(8fに保持さ
れた値)と、基準時点の後5フレームと前5フレームの
ヒストグラム差分値(8a、8b、8c、8d、8e、
8g、8h、8i、8j、8kに保持された値)との差
を求め、差の最小値を出力する。正常時最小値検出部1
0と異常時最小値検出部11の詳細構成を図5に示す。
17a〜17jは減算回路、18a、18bは最小値検
出回路である。
【0028】最小値選択部12は、画像状態判定部9の
判定結果(正常時0、異常時1)に基づき、正常時には
正常時最小値検出部10で求めた最小値を出力し、異常
時には異常時最小値検出部11で求めた最小値を出力す
るように入力の選択を行う。閾値処理部13では、最小
値選択部12からの値と所定の閾値との比較を行い、閾
値より大きい場合にはカットチェンジとして検出する。
【0029】図6に20フレーム分のヒストグラム差分
検出部6の出力結果を示す。図6においてカットチェン
ジ部分は第6フレームのみであり、第14フレームから
第17フレーム付近は画像中に存在する物体の動きが激
しい部分であり、カットチェンジ部分ではない。
【0030】いま、第1から第11フレームのヒストグ
ラム差分値が差分値遅延部8kから8aに入っていると
する。基準時点は第6フレームであり、第6フレームが
カットチェンジ部分かどうかの判定を行う。画像状態判
定部9には第4フレームから第8フレームの値が入力さ
れ、図6に破線で示した閾値との比較を行う。その結
果、第6フレーム以外は閾値より小さく、画像状態は正
常であると判定され、最小値選択部12は正常時最小値
検出部を選択する。正常時最小値検出部10では、第
4、第5、第7、第8の各フレームの値と第6フレーム
の値との差を求め、その中の最小値が出力される。ここ
では第8フレームとの差が最小値となる。閾値処理部7
では第6フレームと第8フレームの値の差が大きいた
め、カットチェンジとして検出する。
【0031】次に、第9から第19フレームのヒストグ
ラム差分値が差分値遅延部8kから8aに入っていると
する。基準時点は第14フレームであり、第14フレー
ムがカットチェンジ部分かどうかの判定を行う。画像状
態判定部9には第12フレームから第16フレームの値
が入力され、図6に破線で示した閾値との比較を行う。
その結果、第12、第14、第16フレームで閾値より
大きく、画像状態は異常であると判定され、最小値選択
部12は異常時最小値検出部を選択する。異常時最小値
検出部11では、正常時最小値検出部10からの結果と
を合わせて、第9〜第13、第15〜第19の各フレー
ムの値と第14フレームの値との差を求め、その中の最
小値が出力される。ここでは第17フレームとの差が最
小値となる。閾値処理部13では第14フレームと第1
7フレームの値の差が小さいため、カットチェンジとし
ては検出されない。
【0032】以上説明したように、本実施例の動画像の
カットチェンジ検出装置は、画像状態が正常か異常かの
判定を行い、異常時には正常時に比較して基準フレーム
と差を求めるフレーム数を多くする。これによって、画
像中の対象物の動きが激しい場合にもカットチェンジと
して誤検出することがなくなり、検出性能の向上を図る
ことができる。
【0033】(実施例3)次に本発明の第3の実施例の
動画像のカットチェンジ検出装置について説明する。第
3の実施例における動画像のカットチェンジ検出装置を
図7に示す。図7で図1と同一のものについては同一番
号を付け、説明は省略する。図7で19は弱エッジ度数
検出部、20は閾値処理部、21はカウンタである。
【0034】以上のように構成された第3の実施例の動
作について説明する。画像信号入力部1に動画像信号が
入力され、エッジ検出部3でエッジ強さを求めるまで
は、第1の実施例で説明したものと同様であり、説明は
省略する。弱エッジ度数検出部19では、エッジ検出部
3で検出したエッジ強さのうち所定の強さ以下の画素数
を計数する。閾値処理部20では弱エッジ度数検出部1
9で求めた値と所定の閾値とを比較し、閾値以上であれ
ば1、閾値未満であれば0を出力する。カウンタ21で
は閾値処理部20から出力される連続する1の数をカウ
ントし、カウント値が一定数以上であればカットチェン
ジとして検出する。
【0035】本実施例の動画像のカットチェンジ検出装
置は、フェードアウトとフェードインからなる連続的な
カットチェンジを検出するものである。フェードアウト
は徐々に画像が消えるものであり、フェードインは逆に
徐々に画像が出現するものである。画像のエッジに着目
すると、フェードアウトではエッジが少なくなり、フェ
ードインではエッジが多くなるので、図8に示すように
弱いエッジの度数はフェードアウトでは徐々に増え、フ
ェードインでは徐々に減る。このため、弱いエッジの度
数(エッジ強さが所定の強さ以下の画素数)が一定数以
上となる期間が続くときに、フェードアウトとフェード
インからなる連続的なカットチェンジとみなすことがで
きる。本実施例では、弱エッジ度数検出部19でエッジ
強さが所定の強さ以下の画素数を求め、閾値処理部20
とカウンタ21で弱エッジの度数が一定数以上となる期
間が続くことを検出している。
【0036】以上説明したように、本実施例の動画像の
カットチェンジ検出装置は、1フレーム内の画像におい
て弱いエッジの度数を求め、弱いエッジの度数が多いフ
レームが連続する場合にはカットチェンジとして検出す
る。これによって、フレーム間の画像特徴量の差分では
検出することができないフェードアウトとフェードイン
からなる連続的なカットチェンジを検出することが可能
となる。
【0037】
【発明の効果】本発明の動画像のカットチェンジ検出装
置は、エッジ画像をもとにカットチェンジを検出するた
め、色変化や輝度変化に強く、フラッシュなどによって
誤検出することがない。
【0038】また、複数フレームを用いてカットチェン
ジを検出し、さらに画像状態が異常状態である場合には
用いるフレーム数を多くすることによって、画像中の対
象物の動きが激しい場合にもカットチェンジとして誤検
出することがなく、検出性能の向上を図ることができ
る。
【0039】さらに、1フレーム内の画像での弱いエッ
ジの度数を用いてカットチェンジを検出することによっ
て、フェードアウトとフェードインからなる連続的なカ
ットチェンジを検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の動画像のカットチェンジ検出装
置の構成を示す図
【図2】第1の実施例のエッジ検出フィルタを説明する
ための図
【図3】第2の実施例の動画像のカットチェンジ検出装
置の構成を示す図
【図4】第2の実施例の画像状態判定部の詳細構成を示
す図
【図5】第2の実施例の正常時最小値検出部と異常時最
小値検出部の詳細構成を示す図
【図6】第2の実施例の動作を説明するための図
【図7】第3の実施例の動画像のカットチェンジ検出装
置の構成を示す図
【図8】第3の実施例の動作を説明するための図
【図9】従来例の動画像のカットチェンジ検出装置の構
成を示す図
【符号の説明】
3 エッジ検出部 4 エッジヒストグラム作成部 5 ヒストグラム記憶部 6 ヒストグラム差分検出部 7、13、20 閾値処理部 8 差分値遅延部 9 画像状態判定部 10 正常時最小値検出部 11 異常時最小値検出部 12 最小値選択部 19 弱エッジ度数検出部 21 カウンタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力動画像信号からエッジ検出を行うエッ
    ジ検出手段と、前記エッジ検出手段で得られたエッジ画
    像のヒストグラムを求めるエッジヒストグラム作成手段
    と、前記エッジヒストグラム作成手段で得られたヒスト
    グラムを記憶するヒストグラム記憶手段と、前記エッジ
    ヒストグラム作成手段で求めたエッジヒストグラムと前
    記ヒストグラム記憶手段に記憶されたエッジヒストグラ
    ムの差を求めるヒストグラム差分検出手段と、前記ヒス
    トグラム差分検出手段で求めた値と所定の値とを比較す
    る閾値処理手段とを備え、入力動画像信号に対してフレ
    ーム単位でエッジ検出を行い、前記ヒストグラム差分検
    出手段では時間的に異なるフレームのヒストグラムの差
    を求め、前記閾値処理手段で所定の値より大きい場合に
    カットチェンジとして検出することを特徴とした動画像
    のカットチェンジ検出装置。
  2. 【請求項2】入力動画像信号からエッジ検出を行うエッ
    ジ検出手段と、前記エッジ検出手段で得られたエッジ画
    像のヒストグラムを求めるエッジヒストグラム作成手段
    と、前記エッジヒストグラム作成手段で得られたヒスト
    グラムを記憶するヒストグラム記憶手段と、前記エッジ
    ヒストグラム作成手段で求めたエッジヒストグラムと前
    記ヒストグラム記憶手段に記憶されたエッジヒストグラ
    ムの差を求めるヒストグラム差分検出手段と、前記ヒス
    トグラム差分検出手段で求めた値をフレーム単位で遅延
    させる複数の差分値遅延手段と、前記複数の差分値遅延
    手段に記憶した異なる時点でのヒストグラム差分値から
    画像の状態を判定する画像状態判定手段と、基準時点と
    基準時点以外の複数の時点で得られたヒストグラム差分
    値の差の最小値を求める第1の最小値検出手段と、前記
    第1の最小値検出手段より多くの基準時点以外の時点と
    基準時点で得られたヒストグラム差分値の差の最小値を
    求める第2の最小値検出手段と、前記画像状態判定手段
    の判定結果にもとづいて前記第1の最小値検出手段と前
    記第2の最小値検出手段の値を選択する最小値選択手段
    と、前記最小値選択手段で選択した最小値と所定の値と
    を比較する閾値処理手段とを備え、入力動画像信号に対
    してフレーム単位でエッジ検出を行い、前記ヒストグラ
    ム差分検出手段では時間的に異なるフレームのヒストグ
    ラムの差を求め、前記画像状態判定手段では異なる時点
    でのヒストグラム差分値が所定の値を越えるときに異常
    状態と判定し、画像状態が異常の場合は前記最小値選択
    手段において前記第2の最小値検出手段の値を選択し、
    前記閾値処理手段で所定の値より大きい場合にカットチ
    ェンジとして検出することを特徴とした動画像のカット
    チェンジ検出装置。
  3. 【請求項3】入力動画像信号からエッジ検出を行うエッ
    ジ検出手段と、前記エッジ検出手段で得られたエッジ画
    像のエッジ強さが所定の値以下である画素の数を求める
    エッジ度数検出手段と、前記エッジ度数検出手段で求め
    た度数と所定の値とを比較する閾値処理手段と、前記閾
    値処理手段で閾値以上となる状態が連続する数を計測す
    る計数手段を備え、前記計数手段において計数値が所定
    の値より大きい場合にカットチェンジとして検出するこ
    とを特徴とした動画像のカットチェンジ検出装置。
JP2233193A 1993-02-10 1993-02-10 動画像のカットチェンジ検出装置 Pending JPH06237414A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2233193A JPH06237414A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 動画像のカットチェンジ検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2233193A JPH06237414A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 動画像のカットチェンジ検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06237414A true JPH06237414A (ja) 1994-08-23

Family

ID=12079731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2233193A Pending JPH06237414A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 動画像のカットチェンジ検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06237414A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980025070A (ko) * 1996-09-27 1998-07-06 에드워드 디. 브린 디지털 비디오에 대한 장면변화 검출기
KR100468843B1 (ko) * 2001-11-02 2005-01-29 삼성전자주식회사 동영상 데이터에서 장면전환을 자동검출하는 방법 및 그장치
JP2009201131A (ja) * 2009-04-24 2009-09-03 Kddi Corp 動画像のカット点検出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980025070A (ko) * 1996-09-27 1998-07-06 에드워드 디. 브린 디지털 비디오에 대한 장면변화 검출기
KR100468843B1 (ko) * 2001-11-02 2005-01-29 삼성전자주식회사 동영상 데이터에서 장면전환을 자동검출하는 방법 및 그장치
JP2009201131A (ja) * 2009-04-24 2009-09-03 Kddi Corp 動画像のカット点検出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0944670A (ja) 特定画像領域抽出方法及び特定画像領域抽出装置
US20080129875A1 (en) Motion and/or scene change detection using color components
US6141460A (en) Method for detecting edges in an image signal
US20050108745A1 (en) Commercial detector with a start of active video detector
EP2107521B1 (en) Detecting a border region in an image
US20080112639A1 (en) Method and apparatus for removing noise in dark area of image
JP4213035B2 (ja) オクルージョン領域を検出するオクルージョン検出器および方法
JP4732068B2 (ja) プルダウン検出装置及びプルダウン検出方法
US8330858B2 (en) Pull-down detection apparatus and pull-down detection method
JP4699776B2 (ja) プルダウン検出装置及びプルダウン検出方法
KR101024731B1 (ko) 디지털 이미지의 모스키토 노이즈를 감소시키기 위한 방법 및 시스템
JPH06237414A (ja) 動画像のカットチェンジ検出装置
US6388704B1 (en) Length detection of slant scratches
JP2001245307A (ja) 撮像装置
JP2004518200A (ja) ベクトル・シーケンス中の境界検出及びカラー画像信号中のエッジ検出装置及び方法
US7636129B2 (en) Method and device for detecting sawtooth artifact and/or field motion
JP3118484B2 (ja) 画像の領域分割方式
JPH0993530A (ja) 映像変化点検出装置および映像変化点検出方法
US8902360B2 (en) Method for detecting image sequences having linewise repeated data
JP2000022991A (ja) ノイズ低減装置及びノイズ低減プログラムを記録した記録媒体
JPH08237694A (ja) テレシネ映像信号検出装置
JP2004221789A (ja) 画像ノイズ除去装置,画像ノイズ除去方法,撮像装置及び画像表示装置
TWI443605B (zh) 影像信號像素點色彩值調整方法
KR940000579B1 (ko) 영상기기의 휘도/색 신호 분리 및 프리필터링 회로
TWI392336B (zh) 具有cue移除器的動態適應性去交錯裝置與方法