JPH06237351A - 印刷方法および印刷装置 - Google Patents

印刷方法および印刷装置

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JPH06237351A
JPH06237351A JP5045838A JP4583893A JPH06237351A JP H06237351 A JPH06237351 A JP H06237351A JP 5045838 A JP5045838 A JP 5045838A JP 4583893 A JP4583893 A JP 4583893A JP H06237351 A JPH06237351 A JP H06237351A
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JP
Japan
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color
basic
colors
reproduced
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JP5045838A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yamada
一男 山田
Toshitaka Sato
利隆 佐藤
Hiroshi Yura
弘 由良
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 カラー画像を構成する画素の色データとイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、クロ
(K)の基本4色の色材により再現可能な基準色データ
とを比較し、各画素の色を基本4色の色材により再現可
能か否かを判断する。基本4色の色材により再現可能な
場合は、その画素を基本4色の色材を用い印刷する。基
本4色の色材によって再現不能な場合は、その画素の色
データに基づいて基本4色の色材と基本4色以外の予め
定めた特色の色材との配合比を求める。その配合比に応
じた色材を用い基本4色の色材によっては再現不能な色
を有する画素を印刷する。 【効果】 Y、M、C、Kの基本4色の色材の混合によ
っては再現することのできない色を再現することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常のカラー印刷にお
いて用いられるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、クロ(K)の基本4色の色材によっては再現
することのできない色を再現するための印刷方法および
印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のカラー印刷を行う場合、カラース
キャナによってカラー原稿を複数の画素に分割して各画
素の赤(R)、緑(G)、青紫(B)の成分に応じた色
データを求め、その色データをイエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)、クロ(K)の基本4色の成分
により表される色データに変換し、その色データに基づ
いてY、M、C、Kの色材を用いて各画素を印刷してい
る。
【0003】例えば、インクジェットプリンタを用い各
画素をドットにより再現する場合、カラースキャナによ
って得られたR、G、Bの各濃度に応じた色データを、
Y、M、C、Kの各濃度に応じた色データに変換し、そ
の色データに応じてY、M、C、Kの各インクの各画素
当たりのドット数を決定し、そのドット数に応じY、
M、C、Kに対応する4つのヘッドからインクジェット
を噴射し、そのY、M、C、Kの基本4色のインクの混
色により各画素の色を再現することで印刷を行なってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】染料や顔料等の色材は
混合すると濁りを生じるため、Y、M、C、Kの基本4
色の色材の混合によっては再現することのできない色が
ある。そのため、図8に示すように、カラースキャナに
よって得られたR、G、Bの各濃度に応じた色データに
基づきモニターによって再現される色領域101と、
Y、M、C、Kの基本4色の色材を用いた印刷によって
再現される色領域102とが一致せず、基本4色の色材
によっては再現することのできない色領域101′が存
在し、所望の色を再現することができないという問題が
あった。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ことのできる印刷方法および印刷装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明方法の特徴とする
ところは、カラー画像を構成する画素の色データとイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、クロ
(K)の基本4色の色材により再現可能な基準色データ
とを比較し、各画素の色を基本4色の色材により再現可
能か否かを判断し、基本4色の色材により再現可能な場
合は、その画素を基本4色の色材を用い印刷し、基本4
色の色材によって再現不能な場合は、その画素の色デー
タに基づいて基本4色の色材と基本4色以外の予め定め
た特色の色材との配合比を求め、その配合比に応じた色
材を用い基本4色の色材によっては再現不能な色を有す
る画素を印刷する点にある。その基本4色の色材により
再現不能な色に対応する基本4色の色材と特色の色材と
の配合比を予め求め、その対応関係に基づいて基本4色
の色材によっては再現不能な色を有する画素を印刷する
ための配合比を求めることができる。あるいは、基本4
色の色材と特色の色材とを配合して混色する場合におけ
る配合比と混色後の色データとの関係式に基づいて、基
本4色の色材によっては再現不能な色を有する画素を印
刷するための配合比を求めるようにしてもよい。
【0007】本発明装置の特徴とするところは、カラー
画像を複数の画素に分割して各画素の色データを読み込
む手段と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、クロ(K)の基本4色の色材により再現可能な
基準色データを記憶する手段と、各画素の色データと基
準色データとを比較することで各画素の色を基本4色の
色材により再現可能か否かを判断する手段と、基本4色
の色材によっては再現不能な色を有する画素の色データ
に基づいて基本4色の色材と基本4色以外の予め定めた
特色の色材との配合比を求める手段と、その配合比に応
じた特色の色データと基本4色の色データとを求める手
段と、基本4色の色データに基づき基本4色の色材を用
い画素を印刷する手段と、特色の色データに基づき特色
の色材を用い画素を印刷する手段とを備える点にある。
その基本4色の色材により再現不能な色に対する基本4
色の色材と特色の色材との配合比の対応関係を記憶する
手段と、その対応関係に基づいて基本4色の色材によっ
ては再現不能な色を有する画素を印刷するための配合比
を求める手段とを備えるのが好ましい。あるいは、基本
4色の色材と特色の色材とを配合して混色する場合にお
ける配合比と混色後の色データとの関係式を記憶する手
段と、その関係式に基づいて基本4色の色材によっては
再現不能な色を有する画素を印刷するための配合比を求
める手段とを備えるのが好ましい。
【0008】
【作用】本発明によれば、まず、カラー画像を構成する
画素がY、M、C、Kの基本4色の色材により再現可能
か否かが判断される。その判断は、基本4色の色材によ
り再現可能な基準色データと各画素の色データとを比較
することで行う。その基準色データは、基本4色の色材
により再現可能な色に基づき予め求められて記憶され
る。各画素の色データは、例えばカラースキャナにより
カラー画像を複数の画素に分割して各画素の色データを
読み込むことで得られる。
【0009】その画素が基本4色の色材により再現可能
であれば、その基本4色の色データに基づいて、その画
素を基本4色の色材により印刷できる。
【0010】その画素が基本4色の色材により再現不能
であれば、その基本4色の色材と基本4色以外の特色の
色材との配合比を求める。ここで特色とは、基本4色の
色材により再現不能な予め定めた色であって、その特色
の色材は基本4色の色材を混合したものではなく、濁り
が生じないように単一の色材により構成されるものであ
る。その配合比は、基本4色の色材が全く配合されない
ように決定してもよい。すなわち、その特色の色材と基
本4色の色材との配合により、あるいは複数の特色の色
材の配合により、あるいは単一の特色の色材により、基
本4色の色材によっては再現不能な色が再現される。
【0011】基本4色の色材により再現不能な色を、基
本4色の色材と特色の色材との配合により予め再現し、
その配合比と基本4色の色材により再現不能な色との対
応関係を予め記憶しておくことで、その対応関係に基づ
いて基本4色の色材によっては再現不能な色を有する画
素を印刷するための配合比を求めることができる。
【0012】また、基本4色の色材と特色の色材とを配
合して混色する場合における配合比と混色後の色データ
との関係式は、例えばクベルカ‐ムンク(Kubelk
a‐Munk)の理論により得られるので、その関係式
に基づいて、基本4色の色材によっては再現不能な色を
有する画素を印刷するための配合比を求めることができ
る。すなわち、基本4色の色材と特色の色材とを配合し
て混色した場合における配合比と混色後の色データとの
関係を理論式により求め、その混色後の色データと基本
4色の色材によっては再現不能な色を有する画素の色デ
ータとを比較し、両色データが一致あるいは近似する場
合における基本4色の色材と特色の色材との配合比を求
めればよい。
【0013】その配合比に対応する特色の色材の色デー
タと基本4色の色材の色データとを求めることで、基本
4色の色材と特色の色材とにより、基本4色の色材によ
っては再現不能な色を有する画素を印刷できる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0015】図1に示す印刷装置は、2台のカラーイン
クジェットプリンタ1、2と、画像の色データの入力用
カラースキャナ4と、キーボード等の入力装置9と、こ
れら各カラーインクジェットプリンタ1、2、カラース
キャナ4、モニター11および入力装置9が接続されて
いる制御装置3とを備えている。
【0016】各インクジェットプリンタ1、2はインク
ジェット噴射用ヘッド5、6を備え、各ヘッド5、6は
4つのインク噴射口を有する公知のインクジェット噴射
機構を有し、そのインク噴射口からインクを噴射するこ
とで印刷用紙7上に画像をドットにより形成する。一方
のインクジェットプリンタ1のヘッド5は、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒(K)
の基本4色のインクを噴射し、他方のインクジェットプ
リンタ2のヘッド6は、特色として紫、赤、緑、青の4
色のインクを噴射する。その印刷用紙7はロール状で、
図外送り機構により一方のインクジェットプリンタ1か
ら他方のインクジェットプリンタ2に送られる。他方の
インクジェットプリンタ2には後述のマークMの検知用
センサ10が取り付けられている。
【0017】そのカラースキャナ4は、原稿8上の画像
を640×484の画素に分割し、各画素毎に赤
(R)、緑(G)および青紫(B)の3原色それぞれの
濃度に応じた256階調の画像データ(RP 、GP 、B
P XY(RP 、GP 、BP =0〜255、X=0〜63
9、Y=0〜483)を制御装置3に送る。
【0018】その制御装置3は、中央処理装置3aと記
憶装置3bと入出力インタフェイス3cとを備えるマイ
クロコンピュータにより構成できる。この制御装置3の
制御手順を図2および図3のフローチャートを参照して
以下に説明する。
【0019】まず、カラースキャナ4から入力された各
画素毎のRGBの3色それぞれの濃度に応じた256階
調の色データ(RK 、GK 、BK XYを読み込み、記憶
装置3bに記憶する(ステップ1)。また、その色デー
タに基づいてモニター11に画像を再現する。
【0020】次に、RGBの3色それぞれの濃度に応じ
た色データ(RK 、GK 、BK XYを、YMCKの4色
それぞれの濃度に応じた256階調の色データ(YK
K、CK 、KK XY(YK 、MK 、CK 、KK =0〜
255、X=0〜639、Y=0〜483)に変換する
(ステップ2)。その変換は公知の変換式を用いること
ができる。
【0021】次に、原稿8上の画像を構成する640×
484の画素の中の一つの画素の色データを、基本4色
の色材により再現可能な基準色データと比較し、その画
素の色を基本4色の色材により再現可能か否かを判断す
る(ステップ3)。その基準色データは、基本4色の色
材により再現可能な色に基づき予め求められて記憶装置
3bに記憶される。
【0022】その画素の色を基本4色の色材により再現
可能であれば、その画素の色データを記憶装置3bにお
ける一方のインクジェットプリンタ1への出力領域に格
納する(ステップ4)。
【0023】その画素の色を基本4色の色材により再現
できなければ、その基本4色の色材と基本4色以外の特
色の色材との配合比を求める(ステップ5)。その特色
は、基本4色の色材により再現不能な予め定めた色であ
って、本実施例では前記他方のインクジェットプリンタ
2のヘッド6から噴射されるインクの色、すなわち紫、
赤、緑、青の4色とされている。その各特色のインク用
色材は、基本4色の色材を混合したものではなく、濁り
が生じないように単一の色材により構成されている。こ
の特色の色材と基本4色の色材との配合により、あるい
は複数の特色の色材の配合により、あるいは単一の特色
の色材により、基本4色の色材によっては再現不能な色
が再現される。
【0024】具体的には、基本4色の色材により再現不
能な色を、基本4色の色材と特色の色材との配合により
予め再現し、その配合比と基本4色の色材により再現不
能な色との対応関係を予め求めてカラーテーブルとし、
記憶装置3bに記憶する。例えば、ある特色とある基本
色とを一定の配合比で混色した色を基本4色の色材の混
色によっては再現できない場合は、その一定の配合比と
混色後の色とを関連付けて記憶する。また、紫、赤、
緑、青の特色そのものについては、各特色の配合比は1
00%であるから、その配合比と各特色とを関連付けて
記憶する。これにより、そのカラーテーブルにおける配
合比と基本4色の色材により再現不能な色との関係か
ら、基本4色の色材によっては再現不能な色を有する画
素を印刷するための特色と基本4色との配合比を求める
ことができる。
【0025】また、基本4色の色材と特色の色材とを配
合して混色する場合における配合比と混色後の色データ
との関係式を記憶装置3bに記憶し、その関係式に基づ
いて、基本4色の色材によっては再現不能な色を有する
画素を印刷するための配合比を求めることができる。す
なわち、国際照明委員会(CIE)のXYZ表色系によ
れば、ひとつの色を以下の式1、式2、式3に示される
3刺激値(X、Y、Z)により表すことができる。
【0026】
【式1】
【0027】
【式2】
【0028】
【式3】
【0029】上式において、可視光の波長領域は380
nm〜780nmとされ、S(λ)は一定光源の分光分
布であり任意に設定できる既知の値である。x(λ)、
y(λ)、z(λ)はCIEの等色関数であり既知の値
である。Kは以下の式4により表される既知の値であ
る。
【0030】
【式4】
【0031】また、式1〜式3におけるR(λ)は、ひ
とつの波長における当該色の反射率であり未知数であ
る。このR(λ)は、以下の式5、式6のクベルカ‐ム
ンク(Kubelka‐Munk)の理論式により設定
することができる。
【0032】
【式5】
【0033】
【式6】
【0034】上記式5において、Pi(i=1〜n)は
n種類の色材を混色する場合におけるi番目の色材の配
合比であり、P1 +P2 +・・+Pi+・・+Pn=1
になる。また、Ki(i=1〜n)はi番目の色材のひ
とつの波長における吸収係数であり、色材に応じ定まる
既知の値である。Si(i=1〜n)はi番目の色材の
ひとつの波長における散乱係数であり、色材に応じ定ま
る既知の値である。Kmは配合後の色材全体のひとつの
波長における吸収係数であり、Smは配合後の色材全体
のひとつの波長における散乱係数である。上記式6にお
いて、Kuはひとつの色の色材のひとつの波長における
吸収係数であり、Suはそのひとつの色の色材のひとつ
の波長における散乱係数であり、Ruはそのひとつの色
の色材のひとつの波長における反射率である。
【0035】上記式6におけるKu/Suを式5におけ
るKm/Smに置換し、また、式6におけるRuを式1
〜式3におけるR(λ)に置換すれば、配合比P1 、P
2 、・・Pnを設定することで、混色後における色材の
色データ(X、Y、Z)を得ることができる。そして、
設定可能な配合比すべてについて混色後の色データ
(X、Y、Z)を演算し、その演算により得た色データ
と基本4色の色材によっては再現不能な色を有する画素
の色データとを比較し、両色データの差が最小になる場
合における配合比を求める。具体的には、演算により得
た色データ(X、Y、Z)と画素の色データとをCIE
のLab表色系に公知の変換公式を用いて変換し、以下
の式7により色差δEを求め、そのδEが最小になる配
合比を求める。なお、以下の式7においてL1 、a1
1 は画素の色データを表し、L2 、a2 、b2 は演算
により得た色データを表す。
【0036】
【式7】
【0037】次に、ステップ5において求めた配合比に
対応する特色の色材の色データと基本4色の色材の色デ
ータとを算出する(ステップ6)。具体的には、特色と
基本4色の濃度比を求めた配合比に一致するよう定め、
濃度自体はステップ2において得られた色データの濃度
に一致させる。
【0038】ステップ6で求めた基本4色の色材の色デ
ータを、記憶装置3bにおける一方のインクジェットプ
リンタ1への出力領域に格納する(ステップ7)。
【0039】ステップ6で求めた特色の色材の色データ
を、記憶装置3bにおける他方のインクジェットプリン
タ2への出力領域に格納する(ステップ8)。
【0040】次に、全ての画素のデータを記憶装置3b
における何れかのインクジェットプリンタ1、2への出
力領域に格納したか否かを判断し(ステップ9)、全て
の画素のデータを格納するまでステップ3〜ステップ8
を繰り返す。
【0041】次に、入力装置9から印刷指示入力がある
と(ステップ10)、制御装置3は基本4色の色材の色
データを一方のインクジェットプリンタ1に送り、一方
のインクジェットプリンタ1により印刷を実行させる
(ステップ11)。この際、図4に示すように印刷用紙
7上に印刷の基準位置となるマークMも併せて印刷され
る。次に、印刷用紙7が他方のインクジェットプリンタ
2に送られ、前記センサ10によりマークMが読み取ら
れ、この読み取り信号が制御装置3に送られる(ステッ
プ12)。この信号により、特色の色材の色データを他
方のインクジェットプリンタ2に送り、そのマークMを
基準位置として他方のインクジェットプリンタ2に印刷
を実行させる(ステップ13)。これにより、一方のイ
ンクジェットプリンタ1により基本4色の色材を用いて
印刷が行なわれると共に、他方のインクジェットプリン
タ2により特色の色材を用いて印刷が行なわれる。ま
た、他方のインクジェットプリンタ2による印刷はマー
クMを基準位置として行なわれるので、一方のインクジ
ェットプリンタ1による印刷画像と他方のインクジェッ
トプリンタ2による印刷画像とがずれてしまうのを防止
することができる。
【0042】上記構成によれば、基本4色の色材と特色
の色材とにより、基本4色の色材によっては再現不能な
色を有する画素を印刷でき、Y、M、C、Kの基本4色
の色材の混合によっては再現することのできない色を再
現することができる。
【0043】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では2台のインクジェ
ットプリンタ1、2により印刷を行なったが、図5に示
すように、1台のインクジェットプリンタ21により印
刷を行なうようにしてもよい。この場合、インクジェッ
トプリンタ21のインクジェット噴射用ヘッド22は、
Y、M、C、Kの基本4色のインクを噴射する噴射機構
と、特色として紫、赤、緑、青の4色のインクを噴射す
る噴射機構とを有する。また、上記実施例のようなマー
クMを印刷する必要はないことから、マーク検知用セン
サは不要である。他は上記実施例と同様で同一部分は同
一符号で示す。
【0044】この場合の印刷手順を図7および図8に示
すフローチャートを参照して以下に説明する。
【0045】ステップ1からステップ10までは上記実
施例と略同様であり、相違点は、上記実施例では基本4
色の色材の色データを記憶装置3bにおける一方のイン
クジェットプリンタ1への出力領域に格納し、特色の色
材の色データを記憶装置3bにおける他方のインクジェ
ットプリンタ2への出力領域に格納していたのに対し、
本実施例では、基本4色の色材の色データを記憶装置3
bにおける一方の噴射機構への出力領域に格納し、特色
の色材の色データを記憶装置3bにおける他方の噴射機
構への出力領域に格納する点である。そして、ステップ
10において入力装置9から印刷指示入力があると、制
御装置3は色データをインクジェットプリンタ21に送
り、印刷を実行させる(ステップ11)。これにより、
一方のインクジェット噴射機構により基本4色の色材を
用いて印刷が行なわれると共に、他方のインクジェット
噴射機構により特色の色材を用いて印刷が行なわれ、上
記実施例と同様の効果を奏することができ、さらにプリ
ンタを単一とできる。
【0046】また、上記実施例では特色を紫、赤、緑、
青にしたが、印刷対象画像の色に応じ適宜変更すればよ
い。また、印刷を実行するのにインクジェットプリンタ
を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば静
電プロッタを用いてもよい。また、色材は液体に限定さ
れず、トナーやインクリボン等の固体であってもよい。
また、上記実施例ではカラースキャナーにより色データ
を入力してモニターにより再現したが、モニターにより
再現できないが印刷により再現できる色をカラーチップ
等の色見本として保持し、その色見本の色を制御装置3
にキーボード等の入力装置9から入力するようにしても
よい。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、Y、M、C、Kの基本
4色の色材の混合によっては再現することのできない色
を再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の印刷装置の構成説明図
【図2】本発明の第1実施例のフローチャート
【図3】本発明の第1実施例のフローチャート
【図4】本発明の実施例の再現画像の平面図
【図5】本発明の第2実施例の印刷装置の構成説明図
【図6】本発明の第2実施例のフローチャート
【図7】本発明の第2実施例のフローチャート
【図8】本発明の技術的課題の説明図
【符号の説明】
1、2、21 プリンタ 3 制御装置 4 スキャナ
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/00 A 8808−2H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像を構成する画素の色データと
    イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、クロ
    (K)の基本4色の色材により再現可能な基準色データ
    とを比較し、各画素の色を基本4色の色材により再現可
    能か否かを判断し、基本4色の色材により再現可能な場
    合は、その画素を基本4色の色材を用い印刷し、基本4
    色の色材によって再現不能な場合は、その画素の色デー
    タに基づいて基本4色の色材と基本4色以外の予め定め
    た特色の色材との配合比を求め、その配合比に応じた色
    材を用い基本4色の色材によっては再現不能な色を有す
    る画素を印刷する印刷方法。
  2. 【請求項2】 基本4色の色材により再現不能な色に対
    応する基本4色の色材と特色の色材との配合比を予め求
    め、その対応関係に基づいて基本4色の色材によっては
    再現不能な色を有する画素を印刷するための配合比を求
    める請求項1に記載の印刷方法。
  3. 【請求項3】 基本4色の色材と特色の色材とを配合し
    て混色する場合における配合比と混色後の色データとの
    関係式に基づいて、基本4色の色材によっては再現不能
    な色を有する画素を印刷するための配合比を求める請求
    項1に記載の印刷方法。
  4. 【請求項4】 カラー画像を複数の画素に分割して各画
    素の色データを読み込む手段と、イエロー(Y)、マゼ
    ンタ(M)、シアン(C)、クロ(K)の基本4色の色
    材により再現可能な基準色データを記憶する手段と、各
    画素の色データと基準色データとを比較することで各画
    素の色を基本4色の色材により再現可能か否かを判断す
    る手段と、基本4色の色材によっては再現不能な色を有
    する画素の色データに基づいて基本4色の色材と基本4
    色以外の予め定めた特色の色材との配合比を求める手段
    と、その配合比に応じた特色の色データと基本4色の色
    データとを求める手段と、基本4色の色データに基づき
    基本4色の色材を用い画素を印刷する手段と、特色の色
    データに基づき特色の色材を用い画素を印刷する手段と
    を備える印刷装置。
  5. 【請求項5】 基本4色の色材により再現不能な色に対
    する基本4色の色材と特色の色材との配合比の対応関係
    を記憶する手段と、その対応関係に基づいて基本4色の
    色材によっては再現不能な色を有する画素を印刷するた
    めの配合比を求める手段とを備える請求項4に記載の印
    刷装置。
  6. 【請求項6】 基本4色の色材と特色の色材とを配合し
    て混色する場合における配合比と混色後の色データとの
    関係式を記憶する手段と、その関係式に基づいて基本4
    色の色材によっては再現不能な色を有する画素を印刷す
    るための配合比を求める手段とを備える請求項4に記載
    の印刷装置。
JP5045838A 1993-02-09 1993-02-09 印刷方法および印刷装置 Pending JPH06237351A (ja)

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JP5045838A JPH06237351A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 印刷方法および印刷装置

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