JPH06237284A - データ伝送方法 - Google Patents

データ伝送方法

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Publication number
JPH06237284A
JPH06237284A JP5045819A JP4581993A JPH06237284A JP H06237284 A JPH06237284 A JP H06237284A JP 5045819 A JP5045819 A JP 5045819A JP 4581993 A JP4581993 A JP 4581993A JP H06237284 A JPH06237284 A JP H06237284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
data
compression
mode
efficiency
Prior art date
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Pending
Application number
JP5045819A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoumi Hatano
学海 畑農
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH06237284A publication Critical patent/JPH06237284A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信側と受信側の処理状況に応じてデータ圧
縮処理を適度に行うことで、効率の良いデータ伝送を確
保できるデータ伝送方法を提供することを目的とする。 【構成】 伝送するデータを圧縮するデータ圧縮部と、
送信側からの指示によってデータ圧縮を行うか行わない
かを切り替える切替部と、伝送処理全体の伝送効率を推
定しながらデータ圧縮を行うか行わないかを切り替えな
がらデータ伝送を行う制御部とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の情報処理装置を
データ伝送路で接続し、データ伝送を行う方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の情報処理装置をデータ
伝送路で接続し、データ伝送を行うシステムが各種提供
されている。そして、このようなシステムにおいて、デ
ータ伝送を行う場合に、データを圧縮することで伝送効
率を向上させることは行われてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、データを圧縮したことによって生じる送信
側、受信側双方のデータ処理のオーバーヘッドを考慮し
ていなかった結果、圧縮を行ったことにより、却って伝
送処理全体の効率の低下を招く恐れがあった。
【0004】本発明は、送信側と受信側の処理状況に応
じてデータ圧縮処理を適度に行うことで、効率の良いデ
ータ伝送を確保できるデータ伝送方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、データ伝送時
に送信側、受信側の双方の伝送すべきデータを処理する
時間を考慮に入れた上での伝送効率を推定する。
【0006】従来、データ伝送を行う場合の圧縮による
伝送効率の向上率の評価は、通常、[伝送効率の向上
率]=(1−[圧縮後のデータ量]/[圧縮前のデータ
量])×100(%)という式で行われる。しかし、実
際の伝送においてはデータの圧縮や伸長も全て伝送中に
行わなくてはならないため、この式は実際の伝送効率の
向上率を評価するのに適切とはいえない。
【0007】そこで、本発明では、伝送効率の向上率を
[伝送効率の向上率]=(1−([圧縮後のデータの伝
送時間]+[送信側の圧縮に要する時間]+[受信側の
伸長に要する時間])/[圧縮前のデータの伝送に要す
る時間])×100(%)という式で評価することで、
伝送効率の評価をより実際の値に近づけている。そし
て、この評価に基づいて圧縮によって伝送効率が低下す
ると判断される場合には圧縮を停止する。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例のシステム構成
を示すブロック図である。
【0009】このシステムは、データを送信する側の情
報処理装置101と、データを伝送するための伝送路1
02と、データを受信する側の情報処理装置103とを
有している。
【0010】図2は、この実施例における機能ブロック
の構成を示すブロック図である。これらの機能ブロック
は、送信側情報処理装置101および受信側情報処理装
置103のそれぞれ一部となっている。
【0011】送信データバッファ201は、送信するデ
ータ(圧縮する前のもの)を格納するためのものであ
る。送信側情報処理装置101において、この装置が送
信しようとするデータは一旦全てこのデータバッファに
格納される。
【0012】データ圧縮処理部202は、データ圧縮を
行うものである。このデータ圧縮処理部202は、送信
データバッファ201に格納されたデータを圧縮する処
理を行う。
【0013】圧縮データバッファ203は、圧縮処理部
202が圧縮を行うのに使用するものであり、送信制御
部204は、送信を行う場合の種々の制御や送信データ
の作成を行うものである。データ送信部205は、この
送信制御部204が作成したデータを実際に伝送路を通
じて送信するものである。
【0014】このデータ送信部205が送信したデータ
は、伝送路102を通じてデータ受信部206に到達す
る。ここで受信されたデータは、受信制御部207に送
られる。
【0015】受信制御部207では、データが圧縮され
ているかどうかを見て、圧縮されていたらデータ伸長処
理部208へ、圧縮されていなければ受信データバッフ
ァ210へ送る。データ伸長処理部208では、受信制
御部207から送られてきた圧縮データを伸長して、も
とのデータを再構成する。このときに、伸長データバッ
ファ209は、データ伸長処理部208によって使用す
る。データ伸長処理部208が再構成したデータは、受
信データバッファ210へ送られる。
【0016】図3は、送信側情報処理装置101におけ
る処理動作を示すフローチャートである。
【0017】送信側情報処理装置101がデータの送信
を行う場合には、送信制御部204は、まず、S301
で送信データバッファ201に格納されたデータをデー
タ圧縮処理部202に送りデータの圧縮を行う。次にS
302では、S301で作成された圧縮後のデータの量
を基に、圧縮後の伝送効率の向上率を計算する。
【0018】ここで、データの圧縮・伸長に要する時間
は、予めいくつかのケースで測定した値を用いて推定す
ることとする。続いて、S303では、S302におけ
る計算の結果に基づいて条件分岐を行う。もしも、圧縮
後の伝送効率が向上していなければ、S304に進み、
伝送モードを非圧縮伝送モードに切り替えて、S305
で圧縮前のもとのデータをそのまま送信する。こうする
ことによって、受信側でのデータ伸長によって生じるオ
ーバーヘッドを取り除くことができる。
【0019】なお、送信側情報処理装置101と受信側
情報処理装置103との間では、予め伝送モードの切り
替えを示すデータ列についての取り決めをしておくこと
とする。
【0020】S302における計算の結果、圧縮後の伝
送効率が向上すると推定された場合には、S303の条
件分岐ではS306へ進む。このS306では伝送モー
ドを圧縮伝送モードに切り替えて、S307で圧縮され
たデータを送信する。
【0021】図4は、受信側情報処理装置103におけ
る処理動作を示すフローチャートである。
【0022】受信側情報処理装置103では、S401
でデータを受信した後、S402でそのデータが伝送モ
ードの切り替えを示すものであるかどうかをチェックす
る。そして、そのデータが伝送モードの切り替えである
場合には、S403へ進み、伝送モードの切り替えを行
う。
【0023】また、S402において受信したデータが
伝送モードの切り替えを示すものでなかった場合には、
次にS404で現在の伝送モードが圧縮伝送モードであ
るか非圧縮伝送モードであるかを調べる。そして、非圧
縮伝送モードであった場合には、S405へ進み、受信
したデータをそのまま受信データバッファ210へ送
る。また、圧縮伝送モードであった場合には、S406
へ進み、受信したデータをデータ伸長処理部208へ送
り、S407でデータ伸長処理部208がこのデータを
伸長し、元のデータを再構成する。この伸長されたデー
タは、S408で受信データバッファ210へ送られ
る。
【0024】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。なお、この第2実施例におけるシステム構成および
機能ブロックは、上記第1実施例(図1、図2)と同様
であるものとする。
【0025】図5は、この第2実施例の送信側における
処理動作を示すフローチャートである。この第2実施例
では、送信制御部204が、内部にカウンタおよび現在
の転送モードを記憶するためのフラグを有しており、こ
れらは一連の送信を開始する前に適切な値に初期化され
ているものとし、ここで述べる送信時の処理は一連の送
信の中の1つのデータブロックの送信処理だけを抜き出
したものである。
【0026】送信側情報処理装置101がデータを送信
する時には、送信制御部204は、まずS501におい
て、カウンタの値をチェックする。この時、カウンタの
値が予め定めておいた任意の整数Nに等しければ、送信
制御部204は、S502に進み、カウンタの値を0に
リセットする。
【0027】次に、送信制御部204は、S504に進
み、送信データバッファ210に格納されている送信デ
ータをデータ圧縮部202に送り、データ圧縮部202
がデータを圧縮する。続くS505では、送信制御部2
04は、伝送効率の向上率を算出する。この計算の結果
伝送効率が向上することが分かった場合には、S506
の条件分岐からS507へ進み、送信制御部204は圧
縮伝送モードへの切り替えを指定し、続けてS508で
圧縮したデータを送信する。
【0028】また、S506の条件分岐において、伝送
効率の向上が得られないと判断された場合には、送信制
御部204は、S509へ進み、非圧縮伝送モードへの
切り替えを指定し、続けてS510で圧縮していないデ
ータを送信する。
【0029】S501において、カウンタの値がNに等
しくなかった場合には、次に送信制御部204は、現在
の伝送モードが圧縮伝送モードであるかどうかをチェッ
クする。そして、圧縮伝送モードであった場合には、次
にS504に進む。また、非圧縮伝送モードである場合
にはS509に進む。
【0030】この後の手順は上述した通りである。そし
て、S508あるいはS510においてデータの送信を
終了した後は、いずれの処理もS511へ進み、カウン
タの値を1増やして1つのデータブロックの送信を終了
する。
【0031】また、この第2実施例における受信側の処
理は第1実施例におけるものと同じである。
【0032】以上のように、上述した第1実施例におい
ては、非圧縮モードと圧縮モードを常時適切に切り替え
て使用するために、伝送効率を最大に保つことができる
が、その反面、常にデータの圧縮を行い伝送効率の向上
率をチェックしているため、送信側での圧縮に要するオ
ーバーヘッドが常に存在してしまっていた。それに対し
て、この第2実施例では、非圧縮モードに入ってしまう
と、最悪N−1回の送信の間、圧縮すれば効率向上が得
られるかもしれないデータも非圧縮のまま送信し続ける
ため、やや伝送効率は下がってしまうが、その間データ
の圧縮を省略するので、圧縮を行うオーバーヘッドを減
らすことができる。
【0033】また、カウンタの値がNになる毎に行われ
るテスト圧縮で充分な伝送効率の向上が得られると、伝
送モードが圧縮に変わるのでNの値を適切に選べば非圧
縮伝送モードのままで伝送を続行することによる効率低
下は最低限に押さえることが可能であり、なおかつ、圧
縮伝送中は圧縮による伝送効率の向上率を常にチェック
しているので、圧縮によるオーバーヘッドで伝送効率が
低下した場合には、すぐに非圧縮モードに切り替わり全
体の伝送効率の低下を防ぐことができる。
【0034】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。なお、この第3実施例におけるシステム構成は、上
記第1実施例(図1)と同様であるものとする。
【0035】図6は、この実施例における機能ブロック
の構成を示すブロック図である。これらの機能ブロック
は、図1の送信側情報処理装置101および受信側情報
処理装置103のそれぞれ一部となっている。
【0036】送信データバッファ601は、送信側情報
処理装置101が送信しようとするデータ(圧縮する前
のもの)を一時格納するためのものである。データ圧縮
処理部602は、送信データバッファ601に格納され
たデータを圧縮する処理を行う。
【0037】圧縮データバッファ603は、圧縮処理部
602が圧縮したデータを格納するものであり、送信制
御部604は、送信を行う場合の種々の制御や送信デー
タの作成を行うものである。カウンタクロック605
は、送信制御部604が時間を測定するのに使用する適
切なクロックパルスを発生するものである。
【0038】データ送信部606は、送信側情報処理装
置101が受信側情報処理装置103へデータ送信する
ためのものであり、信号受信部607は、送信側情報処
理装置101が受信側情報処理装置103から送られて
くる伸長処理終了信号を受信するためのものである。
【0039】データ受信部608は、受信側情報処理装
置103が送信側情報処理装置101から送られてくる
データを受信するためのものであり、信号送信部609
は、受信側情報処理装置103が送信側情報処理装置1
01に伸長処理終了信号を送信するためのものである。
【0040】受信制御部610は、受信側情報処理装置
103における受信処理を制御するものであり、データ
伸長処理部611は、送信側情報処理装置101から送
られてきたデータを伸長し、元のデータを再構成するも
のである。
【0041】伸長データバッファ612は、データ伸長
処理部611がデータを伸長するのに使用するものであ
り、受信データバッファ613は、受信データを格納す
るものである。
【0042】図7は、送信側情報処理装置101におけ
る処理動作を示すフローチャートである。
【0043】送信開始後、まず、S701で送信データ
バッファ601に格納されたデータをデータ圧縮処理部
602に送りデータの圧縮を行う。次にS702では、
送信制御部604が圧縮前後のデータの量と、もしあれ
ば、それ以前の送信で推定された受信側オーバーヘッド
とを用いて伝送効率の向上率を推定する。そして、S7
03では、S702における計算の結果に基づいて条件
分岐を行う。
【0044】もしも、充分な伝送効率が得られたと判断
された場合には、S704で、伝送モードを圧縮伝送モ
ードに切り替えて、S705で圧縮されたデータを送信
する。そして、送信が終了したら、ただちにS706に
進み、クロックカウンタ605から現在時刻を取得して
記憶しておく。
【0045】次に、S707へ進み、受信側情報処理装
置103が伸長処理終了信号を送ってくるのを待つ。信
号受信部607が受信側情報処理装置103からの伸長
処理終了信号を受信すると、だだちに送信処理は次のS
708へ進み、再びクロックカウンタ605から現在時
刻を取得する。
【0046】そして、S709でS708で取得した時
刻とS706で取得した時刻の差を計算し、このデータ
の圧縮率との相関から受信側の伸長処理のオーバーヘッ
ドを推定する。推定した結果は次回の送信処理のS70
2で使用するために記録しておく。
【0047】もしも、S703で伝送効率の向上が見ら
れないと判断した場合には、送信処理はそのままS71
0に進み、伝送モードを非圧縮伝送モードに切り替え
て、S705で圧縮前のもとのデータをそのまま送信す
る。
【0048】図8は、受信側情報処理装置103におけ
る処理動作を示すフローチャートである。
【0049】受信側情報処理装置103では、S801
でデータを受信した後、S802でそのデータが伝送モ
ードの切り替えを示すものであるかどうかをチェックす
る。そして、そのデータが伝送モードの切り替えである
場合には、S803へ進み、伝送モードの切り替えを行
う。
【0050】また、S802において受信したデータが
伝送モードの切り替えを示すものでなかった場合には、
次に、S804で現在の伝送モードが圧縮伝送モードで
あるか非圧縮伝送モードであるかを調べる。そして、非
圧縮伝送モードであった場合には、S805へ進み、受
信したデータをそのまま受信データバッファ613へ送
る。また、圧縮伝送モードであった場合には、S806
へ進み、受信したデータをデータ伸長処理部611へ送
ってデータの伸長を行い、S807で伸長処理終了信号
を信号送信部609から送信側情報処理装置101に送
信した後、S808において、伸長したデータを受信デ
ータバッファ613に送る。
【0051】以上のように、この第3実施例において
は、受信側のオーバーヘッドを実際の伝送中に推定する
ことから、より正確に伝送効率の向上、低下を判断する
ことができる。また、送信側で受信側の特性に関する仮
定を置かないで済むので、受信側の特性が未知の場合で
も正しく対応して効率の良い伝送を行うことが可能であ
る。
【0052】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。なお、この第4実施例におけるシステム構成は、上
記第1実施例(図1)と同様であり、また、機能ブロッ
クの構成は、上記第3実施例(図6)と同様であるもの
とする。
【0053】図9は、送信側情報処理装置101におけ
る処理動作を示すフローチャートである。
【0054】送信側情報処理装置101がデータを送信
する場合、まず、S901において、カウンタの値をチ
ェックする。この時、カウンタの値が予め定めておいた
任意の整数Nに等しければ、S902に進み、カウンタ
の値を0にリセットし、S904に進む。
【0055】また、S901において、カウンタの値が
Nに等しくない場合には、次に現在モードが圧縮モード
であるかどうかチェックし、圧縮モードである場合は、
S904に進む。
【0056】次に、S904では、送信データバッファ
613に格納されている送信データをデータ圧縮部60
2に送り、データを圧縮する。続くS905では、圧縮
データ量と、もしあれば、それ以前の送信で推定された
受信側のオーバヘッドを考慮して、伝送効率が向上した
かどうか計算する。そして、この計算の結果、伝送効率
が向上することが分かった場合には、S907へ進み、
圧縮伝送モードへの切り替えを指定し、続けてS908
で圧縮したデータを送信する。
【0057】この後、送信が終了したら、ただちにS9
09に進み、クロックカウンタ605から現在時刻を取
得し、S910において、受信側情報処理装置103か
ら伸長処理終了信号が送られてくるまで待機する。そし
て、信号受信部607に伸長処理終了信号を受信した
ら、ただちにS911に進み、再びクロックカウンタか
ら現在時刻を取得する。次に、S912において、S9
09で獲得した時刻とS911で獲得した時刻の差を計
算し、これを受信側で伸長に要した時間とみなして、デ
ータの圧縮率との相関をとり、新たな受信側のオーバー
ヘッドの推定値を算出し、次回の送信時に使用するため
に記録しておき、S915に進む。
【0058】また、S903において、現在のモードが
非圧縮伝送モードであった場合には、S913に進む。
また、S906において、伝送効率の向上が得られない
と判断される場合にも、S913に進む。S913にお
いては、非圧縮伝送モードへの切り替えを指示し、続い
てS914にて圧縮していないデータの送信を行う。そ
して、S915に進む。
【0059】最後に、S915において、次回の送信の
ためにカウンタの値を1つ増やして送信処理を終了す
る。また、この第4実施例における受信側の処理は第3
実施例(図8)と同じである。
【0060】この第4実施例によれば、非圧縮伝送時の
送信側での圧縮のオーバーヘッドをほとんどなくすこと
ができ、なおかつ受信側のオーバーヘッドを正しく推定
することが可能になる。また、定数Nを適切に選ぶこと
で非圧縮伝送モードに入ってからの圧縮を行わないこと
による効率低下も最小限にとどめることが可能であり、
全体として圧縮−非圧縮のダイナミックな切り替えを行
わない伝送よりも大幅に効率を向上することができる。
【0061】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。なお、この第5実施例におけるシステム構成および
機能ブロックは、上記第1実施例(図1、図2)と同様
であるものとする。
【0062】図10は、この第5実施例の送信側におけ
る処理動作を示すフローチャートである。上述した第2
実施例(図5)では、カウンタの値を定数Nと比較して
いたが、この第5実施例では、Nを変数として、まず始
めに適当な初期値を設定しておくものである。
【0063】まず、S1001でカウンタの値が変数N
に等しいかどうかをチェックする。そして、等しけれ
ば、S1002に進み、カウンタの値を0にリセット
し、S1003で変数Nの値を増やす。なお、この時、
Nの最大値を定めておいて、その値を越えるようであれ
ば、増やさないようにしても良い。そして、変数Nの変
更が終わると、S1005に進む。
【0064】また、S1001でカウンタの値がNに等
しくない場合には、S1004に進み、現在の伝送モー
ドをチェックする。そして、現在の伝送モードが圧縮伝
送モードであった場合には、S1005に進む。
【0065】S1005では、データの圧縮を行い、S
1006で圧縮後のデータ量等から伝送効率の向上率を
計算する。そして、この計算の結果、S1007で伝送
効率の向上が得られたら、S1008に進み、圧縮伝送
モードの切り替えを支持し、S1009で圧縮されたデ
ータを送信する。そして、S1016に進む。
【0066】また、S1007で伝送効率の向上が期待
できない場合には、S1010に進み、カウンタの値を
所定の基準値と比較する。この基準値は変数Nの値から
算出されるNよりも小さい数値で、変数Nが大きくなれ
ば、この基準値も大きくなり、Nが小さくなれば、小さ
くなるという性質をもつように定められる。
【0067】次に、S1011において、S1010で
の比較の結果、カウンタ値が基準値よりも小さい場合に
は、S1012に進み、変数Nの値を適当な値だけ減じ
る。なお、このとき変数Nは0以下の値をとらないもの
とする。また、適当なNの最小値を定めておいて、これ
より小さくならないようにしても良い。
【0068】この後、S1013に進み、カウンタを0
にリセットした後、S1014に進む。
【0069】また、S1011でカウンタの値が基準値
よりも大きかった場合には、そのままS1014に進
む。
【0070】S1014では、非圧縮伝送モードへの切
り替えを指定し、続けてS1015で圧縮していないデ
ータを送信する。そして、最後にS1016でカウンタ
の値を現在の値から1増やし、1ブロック分の送信を終
了する。
【0071】また、この第5実施例における受信側の処
理は第1実施例におけるものと同じである。
【0072】この第5実施例によれば、圧縮伝送モード
からの非圧縮伝送モードへの切り替わりの頻度によって
テスト圧縮の回数を加減することができる。すなわち、
圧縮モードからの非圧縮モードへの切り替わりがテスト
圧縮の周期よりも極端に少ない回数で起こるようなら
ば、テスト圧縮の回数を増やすように処理し、圧縮、非
圧縮の切り替りがなかなか発生しないようならば、テス
ト圧縮の回数も減らすことができる。したがって、テス
ト圧縮の回数を最適化することができ、伝送効率を高め
ることができる。
【0073】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。なお、この第6実施例におけるシステム構成は、上
記第1実施例(図1)と同様であるものとする。
【0074】また、図11は、この第6実施例における
機能ブロックの構成を示すブロック図である。
【0075】図において、送信データバッファ1101
と、データ圧縮処理部1102と、圧縮データバッファ
1103と、送信制御部1104と、データ受信部11
09と、受信制御部1110と、データ伸長処理部11
11と、伸長データバッファ1112と、受信データバ
ッファ113とは、上記第1実施例(図2)の機能ブロ
ックと共通の構成である。
【0076】また、この実施例装置は、送信キュー処理
部1105と、送信キューバッファ1107と、送信デ
ータをスプールするスプールバッファ1106と、実際
に伝送路を通してデータを伝送するための送信部110
8とを有する。
【0077】この第6実施例における送信時の基本的動
作は、上記第1実施例(図3)、または第2実施例(図
5)、あるいは第5実施例(図10)に示すものと同様
である。そして、この第6実施例が、これらの各実施例
と異なるのは、データを送信する処理がデータをキュー
(待ち行列)に登録する処理を含む点である。すなわ
ち、この第6実施例では、圧縮、非圧縮にかかわらず、
データを送信する際に、送信制御部1104は、送信キ
ュー処理部1105に対してキューへの登録要求を行
う。送信キュー処理部1105は、送信キューバッファ
1107に空き容量があれば、登録要求に対し、ジョブ
番号を与え、その番号を送信キューバッファ1107に
登録する。続いて送信制御部1104から送られてきた
送信データは、同時に指定されたジョブ番号に応じて送
信スプールバッファ1106にスプールされる。
【0078】そして、全てのデータが送られてきたとこ
ろで、そのジョブはキューの順番待ちになる。この後、
キューは優先順位の高い順にスプールバッファ1106
から取り出され、データ送信部1108に送られる。
【0079】この第6実施例によれば、送信側情報処理
装置の内部で複数の送信処理が動作している場合でも、
それらから送信されるデータを各処理毎に分離して順番
に伝送することが可能になる。また、送信処理と送信キ
ューの処理を独立して平行して処理することが可能とな
り、送信処理側でデータが伝送路に送出されるのを待た
なくてもよいため、効率の良い伝送が可能となる。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、データを伝送する場合
に結果として伝送効率を低下させてしまうような結果を
招く圧縮転送を防ぐことが可能となり、伝送効率を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のシステム構成を示すブロ
ック図である。
【図2】上記第1実施例による機能ブロックの構成を示
すブロック図である。
【図3】上記第1実施例による送信側の処理動作を示す
フローチャートである。
【図4】上記第1実施例による受信側の処理動作を示す
フローチャートである。
【図5】本発明の第2実施例による送信側の処理動作を
示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3実施例による機能ブロックの構成
を示すブロック図である。
【図7】上記第3実施例による送信側の処理動作を示す
フローチャートである。
【図8】上記第3実施例による受信側の処理動作を示す
フローチャートである。
【図9】本発明の第4実施例による送信側の処理動作を
示すフローチャートである。
【図10】本発明の第5実施例による送信側の処理動作
を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第6実施例による機能ブロックの構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】 101…送信側情報処理装置、 103…受信側情報処理装置、 201…送信データバッファ、 202…データ圧縮処理部、 203…圧縮データバッファ、 204…送信制御部、 205…データ送信部、 206…データ受信部、 207…受信制御部、 208…データ伸長処理部、 209…伸長データバッファ、 210…受信データバッファ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ伝送路を通じてデータ伝送を行う
    方法であって、 伝送するデータを圧縮するデータ圧縮手段と、送信側か
    らの指示によってデータ圧縮を行うか行わないかを切り
    替える切替手段と、伝送処理全体の伝送効率を推定しな
    がらデータ圧縮を行うか行わないかを切り替えながらデ
    ータ伝送を行う制御手段とを有することを特徴とするデ
    ータ伝送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記制御手段は、伝送処理全体の伝送効率を推定するた
    めに、実際に伝送処理に要した時間を測定する手段を用
    いることを特徴とするデータ伝送方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 上記制御手段は、伝送処理全体の伝送効率の推定を行う
    回数を減らすことで、伝送効率を向上させることを特徴
    とするデータ伝送方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 伝送処理全体の伝送効率の推定を行う回数を減らす割合
    を可変することで伝送効率を向上させる手段を備えたこ
    とを特徴とするデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、 複数の送信処理を並行して行う時に、それらの処理から
    送出された送信データを整理し、順番に正しく伝送する
    制御手段を有することを特徴とするデータ伝送方法。
JP5045819A 1993-02-10 1993-02-10 データ伝送方法 Pending JPH06237284A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100595166B1 (ko) * 1999-03-05 2006-07-03 엘지전자 주식회사 버스시스템에서의 어싱크로너스 패킷 데이터 수신장치 및 방법
KR100782014B1 (ko) * 2006-12-18 2007-12-06 한국과학기술정보연구원 비압축 고품질 미디어 전송 시스템 및 그 방법과 그프로그램 소스를 저장한 기록매체

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