JPH06235486A - 高速ロータリージョイント - Google Patents

高速ロータリージョイント

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JPH06235486A
JPH06235486A JP6010678A JP1067894A JPH06235486A JP H06235486 A JPH06235486 A JP H06235486A JP 6010678 A JP6010678 A JP 6010678A JP 1067894 A JP1067894 A JP 1067894A JP H06235486 A JPH06235486 A JP H06235486A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/08Adjustable joints, Joints allowing movement allowing adjustment or movement only about the axis of one pipe
    • F16L27/0804Adjustable joints, Joints allowing movement allowing adjustment or movement only about the axis of one pipe the fluid passing axially from one joint element to another
    • F16L27/0808Adjustable joints, Joints allowing movement allowing adjustment or movement only about the axis of one pipe the fluid passing axially from one joint element to another the joint elements extending coaxially for some distance from their point of separation
    • F16L27/0824Adjustable joints, Joints allowing movement allowing adjustment or movement only about the axis of one pipe the fluid passing axially from one joint element to another the joint elements extending coaxially for some distance from their point of separation with ball or roller bearings
    • F16L27/0828Adjustable joints, Joints allowing movement allowing adjustment or movement only about the axis of one pipe the fluid passing axially from one joint element to another the joint elements extending coaxially for some distance from their point of separation with ball or roller bearings having radial bearings

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ジャーナルの回転軸に対してジョイ
ントを同軸上に大変正確に取り付け、更に、シールとの
間の漏れを防止する高速ロータリージョイントを提供す
ることを目的とする。 【構成】本発明によるロータリージョイントはハウジン
グを備え、ハウジングは、本発明によるロータリージョ
イントを使用する高速ローラーまたはドラムのジャーナ
ル端部に取り付けるための、ハウジングから伸びる外端
部を有する管状のニップルを回動自在に支持する軸受を
有し、ニップルの外端部の外側部分は、ジャーナルの端
部の円筒状基準面内に緊密に受け入れられた軸受軸線と
同心の円筒状案内基準面、およびジャーナルショルダー
に係合するニップル軸線に垂直な平らな基準ショルダー
を有する。これら円筒状基準面とショルダー基準面は金
属と金属との関係をなして係合し、ニップルの軸線とジ
ャーナルの軸線とは、正確に同軸関係に保たれる。ニッ
プルの内端部は回転するニップルを静止したジョイント
ハウジングに対し密封するためのシール構造を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ドラムまたはロー
ルに熱伝達媒体を供給するためのロータリージョイント
に関し、特に、ドラムジャーナルに対するロータリージ
ョイントの高い取付け正確度を必要とする高速回転ドラ
ムまたはロール用に適している。
【0002】
【従来技術】水または蒸気のような高温または低温熱伝
達媒体を収容する回転ドラムおよびジャーナルは、紙、
布などの製造に通常使用される。処理される品物は、熱
伝達中ドラムまたはロールの外周上を通過し、例えば、
製紙機では、紙の含水量および他の製品特性を制御する
ため、多くのそのような回転ドラムが使用される。長
年、譲受人は、蒸気または水をドラムへ導入させ、また
はドラムから取り出すために、回転ドラムまたはロール
のジャーナル上に取付けられるようになった様々なロー
タリージョイントを開発してきた。米国特許第3,24
2,538号、同第3,498,591号、同第3,5
94,019号、同第3,606,394号、同第3,
874,707号、同第4,254,974号、同第
4,262,940号、同第4,606,561号、同
第4,758,026号を参照。そのような特許は、熱
伝達媒体を回転ドラムまたはロールに対して導入した
り、取り出したりするのに使用される典型的なロータリ
ージョイント構造である。カラー印刷業界では、熱伝達
ドラムおよびロールを、製紙および紡績業界での使用よ
りもかなり高回転速度で回転させて使用する。例えば、
カラー印刷業界では、ドラムまたはロールを6,000
RPMもの回転速度で使用する。その様な設備では、そ
のような装置に使用されるロータリージョイントは高回
転速度に耐えうるものでなければならず、更に、漏れを
防止し、かつ回転するロールまたはドラムへの、また
は、それらからの熱伝達媒体の効果的な流れを行わせる
にの必要な、シール間に所要の液密な関係を保たなけれ
ばならない。
【0003】6,000RPMまで回転するジャーナル
では、ジャーナルの回転軸線に対してジョイントを同軸
的に取付けるための大変正確な要件のために、ジャーナ
ルにロータリージョイントを取り付けるための従来の装
置は不満足である。ロータリージョイントニップルをジ
ャーナルボアの雌ねじにねじ込むことが知られている
が、そのような螺合連結は、ねじ山の公差のために同軸
性を確保できず、ジャーナルとジョイントニップルとの
間にガスケットを使用すると、ガスケットが不均一に圧
縮され、ジョイントニップルの回転軸線をジャーナルの
回転軸線に対して偏心させてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ジョイント
ニップルの回転軸線がジャーナルの回転軸線に同軸に正
確に位置決めされ、かつ長時間の操作にわたり、この整
列関係を維持する、回転する熱交換器ジャーナルに取り
付けるための高速ロータリージョイントを提供すること
を目的とする。本発明の他の目的は、ジャーナルとジョ
イントニップルとの間に螺合連結が存在し、またジャー
ナルとニップルに形成された円筒案内基準面と平らな基
準面が金属と金属の関係で係合し、ねじ山の公差にかか
わらず、ジャーナルとニップルを正確に関係付ける、高
速回転熱交換器のジャーナル用高速ロータリージョイン
トを提供することにある。本発明の更なる目的は、広く
間隔を隔てた軸受を最小の軸線方向寸法のロータリージ
ョイント内に収容することができる、回転するジョイン
ト部品と、不動のジョイント部品との間にシールリング
とカウンターシートを密封関係をなして利用する回転ジ
ャーナル用のロータリージョイントを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のロータリージョ
イントが使用される高速ローラーまたはドラムは、ドラ
ム支持用軸受を貫通するジャーナルを有し、ジャーナル
はドラムの内部と連通する管状である。ジャーナルの端
部は、ジャーナル軸線に垂直な平面に加工され、ジャー
ナルのボアにはジャーナルの端部に隣接してねじ山が形
成される。しかし、ねじ山とジャーナルの端部との間に
は、ジャーナルの端部と交わる円筒案内面が、ジャーナ
ルに、その軸線と同心に形成され、円筒面と交わる内方
半径方向ショルダーが、ジャーナルに、ボアと交わって
構成される。ショルダーはジャーナルの軸線に垂直であ
る。ロータリージョイントがサイフォン管を採用してい
る場合は、サイフォン管構造がジャーナルボア内に位置
決めされる。ロータリージョイントは、ハウジング室と
連通する少なくとも1つのポートを有するハウジングを
備える。ハウジングは、ジャーナル端部に取り付けるた
めの、ハウジングから延びる外端部を有する管状ニップ
ルを回転自在に支持する軸受を有する。ニップルの外端
部の最も外側の部分は、ジャーナルボアの雌ねじに螺合
する雄ねじを有し、ニップルの外端部は、ジャーナルの
端部の円筒基準面内に緊密に受け入れられる、ニップル
の軸線と同心の円筒案内基準面を有する。更に、ニップ
ルの外端部は、ジャーナルショルダーに係合する、ニッ
プルの軸線に垂直な平らな基準ショルダーを有する。ジ
ャーナルおよびニップルの円筒基準面とショルダーの基
準面は金属と金属の関係をなして係合し、またニップル
の外端部をジャーナルの端部にねじ込むとき、ニップル
の軸線はジャーナルの軸線と正確な同軸関係に保たれ
る。
【0006】ニップルの内端部は、相対的な回転関係の
もとに、回転するニップルを定量のジョイントハウジン
グに対して密封するためのシール構造を有し、このシー
ル構造は、液体媒体供給源または排出導管系統と連通す
るようにポートを形成したハウジング室と連通する。所
望ならば、ロータリージョイントのハウジングは、ジャ
ーナルサイフォン管と連通するサイフォン管構造を収容
するための、継手およびポートを有していてもよい。本
発明の一実施例では、ニップルには、細長いシールリン
グおよびばね組立体を内部に収容するのに十分に大きい
直径を有するボアが形成される。この実施例では、シー
ルリングと関連したカウンタシートはロータリージョイ
ントのハウジングに取付けられ、ニップル内にシールリ
ングおよび圧縮ばねを設けることによって、優れた安定
性を得るため、軸受と軸受との間の間隔を大きくするこ
とができ、事実、この実施例を使用するとき、ハウジン
グの長さを短縮してもよい。ジャーナルおよびロータリ
ージョイントの案内基準面と当接基準面の金属と金属の
係合により、ジョイントのニップルをジャーナルに対し
て大変正確に位置決めさせ、また本発明の実施により、
ジョイントの効果的な密封を長時間維持しながら、ロー
タリージョイントを高速の環境で使用することを可能と
する。
【0007】
【実施例】図1を参照すると、熱交換器ドラムまたはロ
ールのジャーナルを、全体的に10で示す。ジャーナル
10は通常、軸受けに取り付けられ(図示せず)、また
熱交換器ドラムまたはロールの各端部(図示せず)は、
熱交換器を回転自在に支持するためのジャーナル10を
有する。ジャーナル10は、ジャーナル軸線に対して垂
直の平らな面を有するジャーナルの端部14と交わる、
同軸のボア12を備える。ボア12には雌ねじ16が設
けられ、またジャーナルはねじ山に隣接した18で面取
りされている。ジャーナルには、ジャーナルの軸線と垂
直な平面内にある、半径方向基準ショルダー20が構成
され、また半径方向基準ショルダー20は、端部14と
交わる円筒案内基準面22に交わる。円筒案内基準面2
2は、ジャーナルの回転軸線に対し、正確に同心的に機
械加工される。本発明によるロータリージョイントを、
全体的に24で示し、このロータリージョイントは、細
長い形状の金属製のハウジング26を有する。ハウジン
グ26はハウジングの開放端30に交わる凹部28を内
部に備える。ハウジング26はまた、ハウジングの軸線
と同心の室32を有する。ハウジング26の側に設けら
れたポート34は室32と連通し、また、ポート34に
管路(図示せず)を取付けるためのねじ山または他の連
結手段(図示せず)を設けていてもよい。ねじ山付のポ
ート36が、後に説明するように、サイフォン形継手
(syphon fitting)を受け入れるため、ハウジング26
にハウジングの軸線と同軸に設けられる。ハウジングに
形成された排出口38は、ジョイントシールから逃げる
冷却剤を大気に排出させるために凹部28と連通してい
る。
【0008】凹部28内に一部位置決めされた管状のニ
ップル40は、ハウジングから延びる外端部42および
内端部44を備える。ニップル40はボア45を有し、
またニップルは、環状スペーサー48によって分離され
た一対の軸受46により、ハウジングの凹部28内に回
転自在に支持される。ハウジング溝内に受け入れられた
スナップリング50が軸受を凹部28内に保持し、また
ニップル溝内に受入れられたスナップリング54と関連
して、ニップルに設けられた、最も外側の軸受と関連す
る半径方向ショルダー52が、軸受46とニップル40
を軸線方向に関連づけて、ニップル40とハウジング2
6との間の軸線方向の相対的移動を防止する。ニップル
40の内端部には、アンカピンにより回転しないように
係止された環状のカウンタシート56が設けられ、また
カウンタシート56の外面は、下記に説明するように、
シールリングと協働するためのシール面を構成する。カ
ウンタシート56とシールリングとの間の上述の関係
は、譲受け人所有の米国特許第4,606,561号に
説明されているものと同様である。環状のシールリング
58はハウジング軸線と同軸の室32内に設けられ、ま
た、シールリングは、硬質のシール材で形成され、か
つ、アンカピンによりハウジング26に対して回転しな
いように係止されている。Oリングがシールリング58
の内端に係合し、またOリングは、室32内に位置決め
された圧縮ばね64によってOリングと係合するように
押された真鍮製の環状フォロア62により圧縮される。
それにより圧縮ばね64は、室32に対して軸線方向の
一定の移動ができるシールリング58に、軸線方向の押
し力を与え、カウンタシートおよびシールリングの磨耗
に順応する。
【0009】ニップルの外端部42には、ジャーナルの
雌ねじ16と協働する雄ねじ66設けられ、また、ニッ
プルは、平らで、かつニップルの軸線に垂直である、ニ
ップルの半径方向基準ショルダー70に隣接した68で
座ぐられている。ニップルの外端部は、またニップルの
軸線と同心であるように正確に機械加工され、かつ円筒
案内基準面22とほぼ同じ直径の円筒基準面72を有す
る。しかし、円筒基準面72の直径は円筒案内基準面2
2の直径よりもわずかに小さくてもよいが、その寸法
は、ニップルがジャーナルに組み立てられたとき、両面
間にぴったりと合った、金属と金属の接触が存在するよ
うな寸法である。ニップルの外端はまた、ニップルの軸
線に垂直であり、かつジャーナルの端14から軸線方向
に間隔を隔てた、平らな半径方向ショルダー74を有す
る。弾性Oリング76が、雄ねじ66と半径方向基準シ
ョルダー70との間でニップル上に位置決めされ、この
Oリングはジャーナルとニップルとの間に液密の連結を
確立する。サイフォン管78がジャーナルのボア12内
に位置決めされ、またサイフォン管78は熱交換器のド
ラムまたはロール内のサイフォン(図示せず)と連通す
る。サイフォン管は、ハウジングのポート36に螺合す
るエルボ管継手(elbow fitting) 84と連通する、ロー
タリジョイントの内方管82を回転自在受入れる軸受8
0を有し、このようにして、管78、内方管82および
エルボウ管継手84が、開示したロータリージョイント
と共に選択的に使用できる凝縮物除去システムを構成す
る。勿論、もしサイフォンシステムがジョイントと一緒
に使用されない場合には、ポート36はハウジングに形
成されなくてもよいし、あるいは栓されてもよい。
【0010】ロータリージョイント24をジャーナル1
0に連結するために、ニップルの雄ねじ66をジャーナ
ルボアの雌ねじ16に完全にねじ込み、ニップル40の
ジャーナル10に向かう軸線方向の移動により、円筒基
準面72を円筒案内基準面22内にしっかりと受け入れ
させる。ニップルは、半径方向基準ショルダー70が半
径方向基準ショルダー20に係合するまで、ジャーナル
に対して回わされ続ける。このニップル40とジャーナ
ル10との間の多数の金属と金属との係合は、雌ねじ1
6または雄ねじ66の不正確さにかかわらず、ニップル
とジャーナルの軸線を大変正確に同軸関係にし、また金
属と金属との面係合に加えて、Oリング76の使用によ
り、ニップルとジャーナルとの間に液密関係を作り、か
つニップルをジャーナルに大変正確に取り付けるという
点で、ロータリージョイント24を高速ジャーナルに使
用することを可能にする。図2ないし図4にジョイント
構造の変形例を示し、この実施例では、ジャーナルへの
ニップルの取り付けは前述の取付けと等しく、図2ない
し図4に関し、前述の構成部品と同様な構成部品は同じ
参照番号に、符号を付けて指示されている。
【0011】図2の実施例では、軸受46’の外方レー
ス(race) はハウジング26’に形成された環状溝内に
受入れられたOリング47の使用により回転しないよう
になっている。Oリング47は、軸受レースとの締め嵌
めを達成するために、通常の組み立てで行うような、組
み立て中、ハウジング26’を加熱する必要を除去し、
また、ロータリージョイントの組み立てを特別の工具ま
たは加熱なしに行うことができる。図2ないし図4の実
施例では、ニップル86は、図3に最もよく示されてい
る形体のものである。ニップル86は、ニップル外端と
交わる、より小さい径のボア90と交わる大きな同心の
円筒状のボア88を有する。半径方向ショルダー92
で、ボア88と90が交わる。ニップルは内端部94を
有し、拡張円筒状の凹部96が、ニップルの端と交わる
直径方向に対向した軸線方向耳部によって内端部94に
構成され、凹部はボア88に対して半径方向ショルダー
98を有する。ニップルの雄ねじ100はサイフォンボ
アの雌ねじ16’と螺合し、また、上記の76で示すO
リングと同様なOリングを受け入れるため、ニップルに
は110のところに凹部が設けられる。ニップルはま
た、ニップル軸線に対し垂直な平面に位置する半径方向
ショルダー112を有し、円筒面114はニップル軸線
と同心である。ニップル軸線に垂直な第2半径方向ショ
ルダーを116で表し、半径方向ショルダー112と2
0’、および円筒面114と22’は、上述した方法で
それぞれ、互いに協働してジャーナル10’に対してニ
ップル86を大変正確に同軸に取り付ける。
【0012】図2ないし図4の実施例では、環状のシー
ルリング118は図4から最もよく認識される形体のも
のであり、そして、ニップルの凹部96内に摺動可能に
受入れられた拡大ショルダー直径部120を有する。シ
ールリング118はまた、ニップルのボア88内に摺動
可能に受入れられた小径部122を有する。シールリン
グ118は端にシール面124を有し、弾性Oリング1
26がシールリングの反対側の端に当接し、この弾性O
リング126に真鍮製の環状フォロア128が係合し、
環状フォロア128は半径方向ショルダー92にやはり
当接する圧縮ばね130によってOリングに押しつけら
れている。このような仕方で、シールリング118はニ
ップルと共に回転し、かつ図に示すように、左に押され
る。環状のカウンターシート132は、ロータリージョ
イントのハウジング26’内にシールリング118と同
軸関係をなして設けられ、また密封関係でシールリング
のシール面124に係合する平らな密封面134を備え
る。カウンターシート132はその周囲に平坦部136
を備え、この平坦部136はハウジング26’の平坦部
と協働してカウンターシート132の回転を妨げ、弾性
Oリング138はハウジング26’に対しカウンターシ
ートを密封する。上記の実施例では、シールリング11
8が、ニップル86の軸線方向の長さ内にほぼ完全に受
け入れられているのがわかるであろう。また、この構成
により、ロータリージョイントの全長を引き延ばさない
で、図2からは明らかではないが、軸受46をより大き
な距離を軸線方向に間隔保持することができる。シール
リング118および、圧縮ばね130を含むそれと関連
した部品の位置により、これら部品をニップルの軸線方
向の長さ内に軸線方向に収容させ、また、軸受46と軸
受46との間により大きな間隔を可能にするこの構造で
は、ジョイントの良好な安定性が達成され、軸受の負荷
の良好なバランスが起こり、軸受の寿命が伸びる。シー
ルリング118のニップルへの内部移動は直径部120
と半径方向ショルダー98との係合により制限され、ま
た図2ないし図4の実施例は特別の技術を必要とするこ
となく、容易に組み立てることができる。
【0013】本発明の精神および範囲から逸脱すること
なく、本発明の概念の様々な改良が当業者に明らかであ
ろう。
【0014】
【発明の効果】開示したロータリージョイントは、高速
熱交換器の環境下で長い寿命が可能であることが、上記
の説明から明らかであろう。ジャーナルとニップルの半
径方向および円筒基準面の金属と金属の係合の使用は、
ジャーナルとニップルの軸線間の同軸関係を確保し、ま
た、本発明の概念にしたがって構成されたロータリージ
ョイントは、ロータリージョイントの部品およびそれと
関連した導管に過度の応力を与えずに、高速操作が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を利用したロータリージョイント
およびジャーナルの断面図であって、ロータリージョイ
ントおよびジャーナルを完全に組立てられた作動関係で
示す図である。
【図2】ジャーナルとの連結関係で図示され、ジョイン
トニップルが内方シールリングおよび圧縮ばねを採用し
ている、ロータリージョイントの他の実施例の断面図で
ある。
【図3】図2に示すロータリージョイントのニップルそ
れ自体の断面図である。
【図4】図2に示すシールリングとカウンターシートと
の関係を示す、拡大断面図である。
【符号の説明】
10 ジャーナル 12 ボア 14 端部 16 雌ねじ 20 半径方向基準ショルダー 22 円筒案内基準面 24 ロータリージョイント 26 ハウジング 28 凹部 32 室 34 ポート 36 ポート 38 排出口 40 ニップル 42 外端部 44 内端部 46 軸受 48 環状スペーサー 50 スナップリング 56 カウンタシート 58 シールリング 62 環状フォロア 64 圧縮ばね 66 雄ねじ 78 サイフォン管 80 軸受 84 エルボ管継手 10’ジャーナル 16’雌ねじ 20’半径方向ショルダー 22’円筒面 26’ハウジング 46’軸受

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジャーナルにジャーナルの軸線と同心に構
    成され、ジャーナルの端と交わるねじ山付ボアと、ジャ
    ーナルにジャーナルの端に交わってジャーナルの軸線と
    同心に構成された第1の円形凹部基準面と、ジャーナル
    の端に半径方向にかつ前記第1の面の軸線方向内方向に
    構成され、ジャーナルの軸線に対して横方向に、かつジ
    ャーナルの軸線と同心の関係をなした第2の基準面と、
    ハウジングを有するロータリージョイントと、前記ハウ
    ジングに構成された少なくとも1つのポートと、前記ポ
    ートと連通して前記ハウジング内に回転自在に設けら
    れ、軸線を有し、かつ前記ハウジングから外方に延びる
    外端部を有する金属製の環状のニップルと、前記ニップ
    ルの外端部にジャーナルのボアのねじ山にねじ込むよう
    に設けられたねじ山と、前記ニップル外端に、前記第1
    基準面と形状が補足し合って前記ニップルの軸線と同心
    に構成された第3の円形基準面と、前記ニップルの外端
    に前記第3の面の半径方向内方で、軸線方向外方に、前
    記ニップルの軸線に対し横方向に、かつこれと同心の関
    係をなして、しかも前記第2基準面と形状が補足し合っ
    て形成された第4の基準面とを有し、第1基準面と第3
    基準面、および前記第2基準面と第4基準面は、それぞ
    れ、前記ニップルの外端部を前記ジャーナルのボアのね
    じ山に完全にねじ込んだときに、金属同士係合して、ジ
    ャーナルおよび前記ニップルの軸線を正確に整列させ
    る、回転軸線および端部を有する金属製回転ジャーナル
    の端部に取り付けるための高速ロータリージョイント。
  2. 【請求項2】前記第1基準面および第3基準面が円筒状
    であることを特徴とする請求項1に記載の高速ロータリ
    ージョイント。
  3. 【請求項3】前記第2基準面および第4基準面はほぼ平
    らであり、かつジャーナルの軸線および前記ニップルの
    軸線にそれぞれ垂直であることを特徴とする請求項2に
    記載の高速ロータリージョイント。
  4. 【請求項4】環状座ぐり凹部が前記ニップルのねじ山と
    前記第4の基準面との間で前記ニップルの外端部に構成
    され、前記凹部内に環状弾性シールリングが設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の高速ロータリー
    ジョイント。
  5. 【請求項5】内部に室を有するハウジングと、室と連通
    しているポートと、ハウジング内にあって、軸線と室内
    の内端部とを有し、かつ、ドラムジャーナルに連結する
    ためハウジングから延びる外端部とを有する管状のニッ
    プルを回転自在に支持する1対の軸線方向に間隔を隔て
    た軸受とを有する、熱交換器ドラムの管状回転ジャーナ
    ルの端部に取付けられるロータリージョイントにおい
    て、ニップルにその内端と交わって同心的に構成された
    円筒状のボアと、前記ボア内で軸線方向に移動でき、か
    つこれを密封し、ニップル外端部からニップルの軸線お
    よび前記ニップルのボア内の内端に垂直に延びる平らな
    外端密封面を有する環状シールリングと、前記シールリ
    ングをニップルの内端の軸線方向に押す前記ニップルの
    ボア内のばねと、ハウジング室と連通してニップルの軸
    線と同心にハウジングに固着して設けられ、ニップルの
    軸線に垂直で、前記密封リング面と同心に密封し、回転
    自在に係合する平らな面を有する環状カウンタシート(c
    ounterseat) とを有し、前記ばねはニップルの回転中、
    前記シールリング面を前記カウンターシートの面と密封
    係合状態に維持するロータリージョイント。
  6. 【請求項6】前記ニップルのボアにニップルの内端と交
    わって構成された大径部は、ニップルの内端から軸線方
    向に間隔を隔てて半径方向ショルダーを構成し、前記シ
    ールリングは、前記シールリングの前記ニップルのボア
    への軸線方向の挿入を制限するため、前記ボアショルダ
    ーに係合できショルダーを構成し、前記ボアの大径部内
    に受け入れられた大径部を有することを特徴とする請求
    項5に記載のロータリージョイント。
  7. 【請求項7】前記ニップルのボア内の環状弾性Oリング
    が前記シールリングの内端に係合し、前記ニップルのボ
    ア内で軸線方向に移動できる環状フォロアリングが、前
    記シールリングを前記ニップルのボアに対して密封すべ
    く、前記Oリングを、前記シールリング内端部に押しつ
    けるため、前記Oリングに係合することを特徴とする請
    求項5に記載のロータリージョイント。
  8. 【請求項8】前記ニップルのボアにニップルの内端から
    軸線方向に間隔を隔て、かつニップルの内端に対向して
    構成された環状の同心円半径方向ショルダーを有し、、
    前記ばねは、前記ボアショルダーと前記フォロアリング
    との間で圧縮される圧縮ばねからなることを特徴とする
    請求項7に記載のロータリージョイント。
  9. 【請求項9】各軸受は外方レースを有し、環状弾性Oリ
    ングは、ハウジング内で各軸受の外方レースと半径方向
    に整合して、かつ外方レースにしっかりと係合して設け
    られ、前記Oリングはハウジングに対する前記外方レー
    スの回転を妨げることを特徴とする請求項5に記載のロ
    ータリージョイント。
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