JPH0623512U - 家畜用腟鏡 - Google Patents
家畜用腟鏡Info
- Publication number
- JPH0623512U JPH0623512U JP6679792U JP6679792U JPH0623512U JP H0623512 U JPH0623512 U JP H0623512U JP 6679792 U JP6679792 U JP 6679792U JP 6679792 U JP6679792 U JP 6679792U JP H0623512 U JPH0623512 U JP H0623512U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical body
- vagina
- vaginal
- livestock
- guide rod
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量で腟に挿入し易く挿入時に家畜に痛みが
なく、診察中も腟から抜けずに確実に挿着され、しかも
外尿道口が突出して尿道カテーテルを簡単に挿入でき導
尿作業も容易に行なえるものである。 【構成】 両端を開口した透明なプラスチック円筒体13
と、この円筒体13の中間に形成された長孔状のスリット
14と、前記円筒体13より長く形成され、この内側に出入
れ自在に挿入され、先端が弾頭状をなすガイド棒15とか
らなり、腟9に挿入した後、ガイド棒15を抜いて透明な
円筒体13の内側から腟9内を観察するようにしたもので
ある。
なく、診察中も腟から抜けずに確実に挿着され、しかも
外尿道口が突出して尿道カテーテルを簡単に挿入でき導
尿作業も容易に行なえるものである。 【構成】 両端を開口した透明なプラスチック円筒体13
と、この円筒体13の中間に形成された長孔状のスリット
14と、前記円筒体13より長く形成され、この内側に出入
れ自在に挿入され、先端が弾頭状をなすガイド棒15とか
らなり、腟9に挿入した後、ガイド棒15を抜いて透明な
円筒体13の内側から腟9内を観察するようにしたもので
ある。
Description
【0001】
本考案は家畜の人工受精や生殖器病の診断に用いる腟鏡の改良に関するもので ある。
【0002】
一般に牛の人工受精の適期の診断や、妊娠の状態、あるいは生殖器病の診断を 行なう場合に腟鏡を腟に挿入して開張し、子宮頸管や腟粘液性状を観察して行な っている。
【0003】 従来の家畜用腟鏡1は、図5に示すように断面C字形をなす金属製の開張片2 a、2bを2個組み合わせて、その基端側の把持部3を軸4でデバイダー状に開 閉自在に連結し、この一方の開張片2aの把持部3に、ハンドル5を取付けたね じ棒6を横方向に貫通させ、その先端を他方の開張片2bの内側に当接し、ハン ドル5を回転させることにより開張片2a、2bの間隔を調整できるようになっ ている。
【0004】 従来の金属製の家畜用腟鏡1を牛の腟に挿入して診断する場合、ハンドル5を 回転させて開張片2a、2bを閉じてから、先ずぬるま湯に入れて暖めてから把 持部3を手に持って図6に示すように牛の腟9に挿入する。この後、ハンドル5 を回転させて開張片2a、2bの先端側を開張して、片手で家畜用腟鏡1を保持 しながら、他方の手に持ったペンライトで腟9内を明るく照らして子宮頸管10や 腟壁11の腟粘液性状を観察していた。
【0005】 しかしながら、従来の家畜用腟鏡1は先端側がデバイダー状に開くため、腟9 に挿入して開張片2a、2bを広げて行くと牛が痛がって暴れるため診断しにく い。またこの時、腟壁11が収縮するため見にくくなると共に開張片2a、2bで 押し広げた左右の腟壁11が隠れて見えないため腟全体の状態を観察できない欠点 があった。また従来の家畜用腟鏡1は金属製で重たいため取扱がめんどうであり 、しかも把持部3側が重くバランスが取りにくいため腟9に挿入しても押し出さ れて抜けてしまい、特に牛が痛がって腟壁11が収縮すると更に抜け易く、片手で 押さえていなければならなかった。
【0006】 またケトン症などの病気の診断のために導尿する場合があるが、この場合にも 家畜用腟鏡1を腟9に挿入して開張片2a、2bを開いた状態で、ゴム製の尿道 カテーテルを外尿道口に挿入して尿をポンプで吸い上げていた。しかしながら牛 の外尿道口の手前には尿道下憩室があり、通常は外尿道口が閉鎖して見えず、し かも腟壁11が収縮した状態で外尿道口を探し出して、尿道カテーテルを正確に挿 入することが難しかった。
【0007】
本考案は上記欠点を除去し、軽量で腟に挿入し易く挿入時に家畜に痛みがなく 、診察中も腟から抜けずに確実に挿着され、しかも外尿道口が突出して尿道カテ ーテルを簡単に挿入でき導尿作業も容易な家畜用腟鏡を提供するものである。
【0008】
本考案は、両端を開口した透明なプラスチック円筒体と、この円筒体の中間に 形成された長孔状のスリットと、前記円筒体より長く形成され、この内側に出入 れ自在に挿入され、先端が弾頭状をなすガイド棒とからなることを特徴とするも のである。
【0009】
本考案の家畜用腟鏡を家畜の腟に挿入して診断する場合、円筒体にガイド棒を 挿入して組み合わせ、先端のガイド部を突出させた状態で把持部を手に持って腟 内に挿入する。この後、ガイド棒を円筒体から引き抜くと円筒体が腟内に保持さ れる。次に円筒体の開口縁部にペンライトを取付けて腟内を照明しながら子宮頸 管や腟壁の腟粘液性状などを観察する。また病気の診断のために導尿する場合に は円筒体を回転させ、長孔状のスリットが外尿道口の所に位置すると、この外尿 道口がスリットから内側に盛り上がるので、尿道カテーテルを外尿道口に容易に 挿入することができる。
【0010】
以下本考案を図1ないし図4を参照して詳細に説明する。この家畜用腟鏡12は 両端を開口した透明なプラスチック円筒体13と、この円筒体13の中間に形成され た長孔状のスリット14と、ガイド棒15とから構成されてる。前記円筒体13は傷が つきにくく、耐熱性に優れて煮沸殺菌できるアクリル樹脂などの透明なプラスチ ックで形成されている。またこの円筒体13の中間部には長孔状のスリット14が円 筒体13の長手方向に沿って開孔されている。
【0011】 更にガイド棒15はプラスチックで形成され、先端に円筒体13の内径よりやや小 さい外径の弾頭状をなすガイド部16が設けられ、基端部に円筒体13の内径より大 きい外径の把持部17が形成されている。更にガイド棒15の外周には、放射状に補 強リブ18が取付けられている。このガイド棒15は円筒体13に挿入した時に、先端 の弾頭状をなすガイド部16が円筒体13からやや突出するように円筒体13より長く 形成され、この内側に出入れ自在に挿入できるようになっている。
【0012】 上記構成の家畜用腟鏡12を牛の腟9に挿入して人工受精の適期の診断や、妊娠 の状態、あるいは生殖器病の診断する場合、図3に示すように円筒体13にガイド 棒15を挿入して先端のガイド部16をやや突出させた状態で、把持部17を手に持っ て腟9内に挿入する。この時、家畜用腟鏡12の先端は弾頭状をなすガイド部16が 突出しているので牛が痛がらずに容易に挿入することができる。この後、図4に 示すようにガイド棒15を円筒体13から引き抜くと、円筒体13が腟9内に保持され る。
【0013】 この後、円筒体13の開口縁部にペンライト21のクリップ21を差し込んで保持す る。このようにしてペンライト21で腟9内を照明しながら子宮頸管10や腟壁11の 腟粘液性状を観察する。円筒体13は透明なプラスチックで形成されているので、 腟壁11の全体を詳しく観察することができ、また牛が痛がらないので腟壁11が異 常な収縮をせず通常の状態を観察できる。しかも従来のように片手で把持部3を 押さえながら他方の手でペンライトを持って観察する必要がなく、両手が自由に 使えるので診断作業が容易である。
【0014】 またケトン症などの病気の診断のために導尿する場合には円筒体13を回転させ 、長孔状のスリット14が外尿道口22の所に位置すると、この外尿道口22がスリッ ト14から内側に盛り上がる。この場合、手前の尿道下憩室23はスリット14を通し て盛り上がらず外尿道口22だけが円筒体13内に突出した状態となる。このためゴ ム製の尿道カテーテル24を円筒体13の開口端から挿入して、スリット14から突出 した外尿道口22に容易に挿入することができる。このため従来は2人で導尿作業 を行なっていたが一人でも容易に行なうことができるようになった。
【0015】 なおガイド棒15は、先端を弾頭状に湾曲させたパイプや丸棒で形成したもので も良い。また上記実施例では牛の診断について説明したが、馬や羊など他の家畜 の診断にも使用することができる。
【0016】
以上説明した如く本考案に係る家畜用腟鏡によれば、透明なプラスチック円筒 体の中間にスリットを開孔し、ここにガイド棒を出入れ自在に挿入した簡単で軽 量な構造により、腟に挿入し易く挿入時に家畜に痛みがなく、診察中も腟から抜 けずに確実に挿着され、しかも外尿道口がスリットから内側に突出するので尿道 カテーテルを簡単に挿入でき導尿作業も容易であるなど種々の効果を有するもの である。
【図1】本考案の一実施例による家畜用腟鏡を示す斜視
図である。
図である。
【図2】図1の家畜用腟鏡を示す断面図である。
【図3】図1の家畜用腟鏡を腟内に挿入した状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】図1のガイド棒を抜いて円筒体を腟内に保持さ
せて、導尿作業を行なっている状態を示す断面図であ
る。
せて、導尿作業を行なっている状態を示す断面図であ
る。
【図5】従来の家畜用腟鏡を示す平面図である。
【図6】従来の家畜用腟鏡を腟内に挿入した状態を示す
断面図である。
断面図である。
1 家畜用腟鏡 2a 開張片 2b 開張片 3 把持部 4 軸 5 ハンドル 6 ねじ棒 9 腟 10 子宮頸管 11 腟壁 12 家畜用腟鏡 13 円筒体 14 スリット 15 ガイド棒 16 ガイド部 17 把持部 20 ペンライト 22 外尿道口 23 尿道下憩室 24 尿道カテーテル
Claims (1)
- 【請求項1】 両端を開口した透明なプラスチック円筒
体と、この円筒体の中間に形成された長孔状のスリット
と、前記円筒体より長く形成され、この内側に出入れ自
在に挿入され、先端が弾頭状をなすガイド棒とからなる
ことを特徴とする家畜用腟鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6679792U JPH0623512U (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 家畜用腟鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6679792U JPH0623512U (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 家畜用腟鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623512U true JPH0623512U (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=13326226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6679792U Pending JPH0623512U (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 家畜用腟鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623512U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55111455A (en) * | 1979-02-20 | 1980-08-28 | Lion Corp | Transparent aqueous solution of olefinsulfonate |
JPS6212223A (ja) * | 1985-07-03 | 1987-01-21 | ミシエル セルベ−ル | デイジタル・チヤネル・マルチフレ−ムのパケツト・マルチフレ−ム変換方法及び装置 |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP6679792U patent/JPH0623512U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55111455A (en) * | 1979-02-20 | 1980-08-28 | Lion Corp | Transparent aqueous solution of olefinsulfonate |
JPS6212223A (ja) * | 1985-07-03 | 1987-01-21 | ミシエル セルベ−ル | デイジタル・チヤネル・マルチフレ−ムのパケツト・マルチフレ−ム変換方法及び装置 |
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