JPH06234995A

JPH06234995A - 蝋造形物の製造方法

Info

Publication number: JPH06234995A
Application number: JP35411391A
Authority: JP
Inventors: Chiyoe Koike; 千代恵小池
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-11-17
Filing date: 1991-11-17
Publication date: 1994-08-23

Abstract

(57)【要約】【目的】特定の型を使わずに、蝋の造形物をこの方法
で作る事により、水、場所、公害、人件等の問題を改善
できる。特殊な技術なしで、割れたり、欠けたりせ
ず、好みの細さや形に切ることができ、接合も可能な
為、造形や利用範囲が広がり、機能性や芸術性も優れた
形を作ることができる。【構成】蝋又は他の材料を混合し、使用目的に合わせ
作られた蝋。又はその表面を加工、又は他素材を象眼、
張る等して作られた特定条件の板を、好みの形に切り、
折る、包む、張る、形どる、合わせる、編むなどして空
洞の蝋の器や蝋板の物を作る。これらの造形物の中に、
蝋又はそれに類する物質や蝋燭、電気、水他様々な物質
を入れる。又使用目的により、以上のようにして作っ
た造形物の表面をさらに加工、他素材を象眼、粘着す
る。接合部分又は表裏面に補強の為の塗料を塗ることも
ある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】日本または外国においても、資源
の大切さ、環境の保護が叫ばれている時代になり、多量
に使用される生や他の素材の花や植物に使われている不
燃製の器もゴミ問題にされつつある。完全燃焼しかつ簡
単に溶解出来、熱量の節約にもなる。この発明で造られ
る蝋の器、蝋燭、飾り画は、簡単に製造出来丈夫で軽く
美しく、蝋の新しい利用分野としての需要の広がりが期
待できる。

【０００２】

【従来の技術】現在蝋を使い作られているものとして蝋
又は合成蝋を溶かし、特定の型に流し固めて造る器や同
様の蝋を染み込ませた蝋紙は完全に溶解または完全燃焼
される物質であるためその利用範囲は注目されるところ
である。しかし、蝋紙はその薄さ等の問題で利用範囲も
限定され、蝋の器が代用されるようになるが、現在の製
造方法は、多量の蝋を溶かすことにより、沢山の熱料、
水、を使用し、製造には臭気、汚れ等があり、場所や人
の確保が悩みとなりつつある。本発明は、蝋の器、飾り
物、蝋燭をより簡単に、効率良く、楽しく、場所もとら
ず、燃料も節約出来、軽く、装飾も簡単に造る方法で蝋
他の利用範囲も広がさらに使用される道器具が嵩張る為
に起こる問題もある。このれを造る時使用される型は、
燃焼れず残る材料で作られ、上記の利点もマイナスされ
ることも大きい。労働力、場所の減少。環境問題が今後
ますます問題視されていく、日本にあってこれらの問題
を解決しなければならない。

【０００３】燭蝋も０００２と同様な問題があるうえ火
が点るという問題点から、蝋の重さ＝燃焼時間と考え、
大きな形は中まで蝋がつまっている重いもので、破損し
やすく器よりもさらに問題がおおいと考えられる。

【０００４】現在使われている蝋の薄板は、模様に切り
抜かれたり、造花のように立体に組まれ、蝋燭の表面や
元に直接つけ装飾したりするため。元に使われる蝋燭
は、０００３の問題がそのままかかわる問題点となる。

【０００５】現在ドイツ等で造られている、蝋製の壁飾
りは、溶かした蝋を形や模様を形どった型の中に流し、
固めてつくり、蝋の表面に塗料または絵の具で彩色され
造られている為０００３で述べたマイナス点があるばか
りでなく、デザイン、色彩等バライテイが少なく、芸術
的にもあまり高いとは言えない。これは、伝統的とはい
え製作時の蝋の種類、方法によるものと考えられる。、

【０００６】

【発明が解決しようとする問題】解決しょうとする問題
点は火、水、汚れ、場所、蝋の種類、手法等に左右され
ることなく、新しい様々な形、軽く、無駄のないかつ芸
術的にも優れた蝋の器、蝋燭、蝋画ができるようになる
点である。

【０００７】

【問題を解決しようとする手段】本発明に使用する蝋板
はを目的に合わせ可能な限り良質で使い易く、柔軟性の
ある、薄い物を開発することにより０００６の目的が解
決され、

【０００８】

【実施例】請求項１と同様な形の高さ１５センチ直径８
センチ厚さ４ミリ重さ約２００グラムの円筒形の蝋燭。
または器を造るには、従来の方法では、約６００グラム
の蝋を熱で溶かし、０００２で述べた特殊な型と水を使
用し、型の中に流し水で冷やす、時間をおいて型の回り
に固まった蝋を残し、中の液体蝋を流しだし、再び冷や
し置き、完全に固まってから型から外し出す。こうして
作られるが、この発明を使用すれば、約２００グラムの
蝋を溶かし、板状に造れば良いので、溶かす蝋は３／１
量ですみ、またこの際使用される水、熱量、道具、時
間、汚れ、人力、場所等も問題が少なく済んだ上特別な
型の使用もなく様々な形が生まれた。

【０００９】ここで使用された蝋板は、技術的に未熟な
場合は、多少ベトベトするが加工しやすい材質を、造花
や花型の蝋燭用。、丈夫さを要求される空洞の器や蝋燭
用。切り込みが容易な蝋画、それぞれの目的に合わせた
材質、厚さの物を容易することにより、さらに製造が楽
であった。

【００１０】

【発明の効果】０００８の従来の方法で造った蝋燭。さ
らにこの方法以前の中まで蝋を埋めて造った重量があり
かつ燃焼時間も多い蝋燭。この発明によって造る蝋燭を
それぞれ外見は同じ大きさ、色、模様の物を並べ好みの
物を造る為に選ばせたところ、ほとんど８割がこの発明
で造る形に興味をもち。また同じ価格でも同様の結果が
見られた。

【００１０】従来は紙や布の造形の世界でしか使われな
い形も出来、防湿に優れ、軽く、火に対しても危険のな
い、伸びやウエーブも自由になる等から、紙や布で不可
能な器、蝋燭、蝋画の新しい形が多数開発され始めた。
少し前までは、重い、大きいな形にデザインされたもの
が高価で立派とされてきましたが、物の豊かな時代にな
り、量よりも質が見直される時代がこの世界にも訪れて
きたようです。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】室温、体温程度の温度で暖めると柔軟に
なる蝋、または他の物質を蝋に混入したその蝋で作られ
た、厚さ４ミリ以下の板状で色又は有色、香り有り又は
無香の蝋を、切る、折る、包む、張る、形どる、合わせ
るなどしてつくる、空洞の角形、円筒形、円錐形、星
形、花形、他変形の器や、こうして作られた器の中に蝋
と芯又は蝋燭を入れて造る蝋燭の製造方法。
【請求項２】請求項で造られた形の保持、接着、硬
化、成形、粘着止等の目的で合成樹脂、酢酸ビニール樹
脂、松脂、漆等塗料、紙、合成蝋、蝋等をこの器の表面
や内部に塗布してつくられる蝋の器や蝋燭の製造方法。
【請求項３】請求項１の平たい蝋板をを他の材質の形
の上に張り又は蝋板の上に直接他の材料、植物、布、紙
等を張る、又は請求項１の他の蝋板を柔らかくして切り
抜き、平面又は立体に加工した模様を蝋板上に象眼又は
表面装飾して作る装飾品の製造方法。この装飾品を請求
項１の方法で組み立てて造る蝋の器と蝋燭の製造方法。