JPH0623398U - 難聴者用音声伝達装置 - Google Patents
難聴者用音声伝達装置Info
- Publication number
- JPH0623398U JPH0623398U JP5883792U JP5883792U JPH0623398U JP H0623398 U JPH0623398 U JP H0623398U JP 5883792 U JP5883792 U JP 5883792U JP 5883792 U JP5883792 U JP 5883792U JP H0623398 U JPH0623398 U JP H0623398U
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- JP
- Japan
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- voice
- speaker
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 雑音の中でも、一人の特定の話者の音声のみ
を、一人の難聴者に対して明瞭に伝達することができ
る、難聴者用音声伝達装置を提供する。 【構成】 話者の音声を直接難聴者の耳に伝達する難聴
者用音声伝達装置であって、話者の音声を入力するため
のマイクロフォン1と、マイクロフォン1を介して入力
された話者の音声を増幅する増幅器2と、難聴者の耳に
セットされ、かつ増幅器に作動的に結合されて、マイク
ロフォンを介して入力され、かつ増幅器により増幅され
た話者の音声を直接難聴者の耳に伝えるイヤホン3とを
備える。
を、一人の難聴者に対して明瞭に伝達することができ
る、難聴者用音声伝達装置を提供する。 【構成】 話者の音声を直接難聴者の耳に伝達する難聴
者用音声伝達装置であって、話者の音声を入力するため
のマイクロフォン1と、マイクロフォン1を介して入力
された話者の音声を増幅する増幅器2と、難聴者の耳に
セットされ、かつ増幅器に作動的に結合されて、マイク
ロフォンを介して入力され、かつ増幅器により増幅され
た話者の音声を直接難聴者の耳に伝えるイヤホン3とを
備える。
Description
【0001】
本考案は、難聴者用音声伝達装置に関し、特に難聴者に対して特定の話者の声 のみを明瞭に伝達することができる、難聴者用音声伝達装置に関するものである 。
【0002】
近年、老人医療制度の普及および高齢化に伴い、歯科や内科の病院に訪れる老 人が増えている中で、難聴の老人の数も増加している。このような難聴の老人患 者に対して治療内容や病状を説明する際、医師は、難聴者に聞こえるようにする ため、大声で説明しなくてはならない。しかしながら、病院で医師が患者に伝え る内容は、他人に聞かれたくないプライベートなことが多く、これらの内容が、 患者以外の他人にまで聞こえてしまうことは問題である。
【0003】 また、難聴の老人の多くは、難聴を補うために、補聴器を使用している。補聴 器は、現在では一般に、気導式のものが多く使われている。これは、音声をマイ クロフォンで受けて電気振動に変え、増幅器で拡大して、再びイヤホンで音声に する方式である。この補聴器の感度は、近年の著しい技術進歩により、かなり良 くなってきている。しかしながら、補聴器は、医師の声だけでなく周囲の音をす べて収音するものであるため、病院の診察室に流れている有線放送等の周囲の音 をも収音し、増幅してしまう。そのため、医師の声と周囲の音が、スピーカと補 聴器の増幅器により、ハウリングを起こしてしまうという問題が生じる。そこで 、有線放送の流れている部屋の中でも、難聴の患者に対して医師の声を明瞭に伝 達することができる音声伝達装置が、医師および難聴の患者の間で望まれていた 。
【0004】 この考案の目的は、上述の課題を解決し、雑音の中でも、一人の特定の話者の 音声のみを、一人の難聴者に対して明瞭に伝達することができる、難聴者用音声 伝達装置を提供することにある。
【0005】
この考案による難聴者用音声伝達装置は、話者の音声を直接難聴者の耳に伝達 する難聴者用音声伝達装置であって、話者の音声を入力するためのマイクロフォ ンと、マイクロフォンを介して入力された話者の音声を増幅する増幅器と、難聴 者の耳にセットされ、かつ増幅器に作動的に結合されて、マイクロフォンを介し て入力され、かつ増幅器により増幅された話者の音声を直接難聴者の耳に伝える イヤホンとを備える。
【0006】
本考案によれば、マイクロフォンに備えられた増幅機能の増幅率を小さくする ことにより、雑音の中で、一人の特定の話者の音声のみを収音することができる 。
【0007】 また、この選択的に収音された話者の音声のみが、中継の増幅器により拡大さ れ、イヤホンを介して難聴者の耳に伝達される。
【0008】 したがって、本考案によれば、有線放送等の周囲の雑音の中でも、一人の特性 の話者の音声を、一人の難聴者に対して明瞭に伝達することができる。
【0009】
図1は、この考案による一実施例の構成を示す概略図である。図1を参照して 、この難聴者用音声伝達装置は、特定の話者の声を収音し電気信号に変換するた めのマイクロフォン1と、マイクロフォン1に接続され、変換された電気信号を 増幅するための増幅器2と、増幅器2に接続され、かつ難聴者の耳にセットされ て、増幅された電気信号を再び音声に変換し出力するためのイヤホン3とを備え ている。
【0010】 このように構成される難聴者用音声伝達装置が歯科医院で利用される場合、医 師は、マイクロフォン1を通して、難聴の患者に対して伝達すべき情報に関する 音声を発する。一方、イヤホン3は、難聴の患者の耳にセットされて、増幅器2 を介して拡大された医師の声が、難聴の患者の耳に直接伝えられるようになって いる。
【0011】 マイクロフォン1は、内部に増幅機能を備えているが、話者の音声以外の周囲 の無用な音を収音しないようにするため、その増幅率が小さくなっている。また 、マイクロフォン1は、単一指向型が望ましい。
【0012】 図2は、増幅器2の一例の詳細を示す回路図である。増幅器2は、選択的に収 音された話者の声を、難聴者の可聴レベルまで拡大することができるようにする ため、その増幅率が大きくなっている。
【0013】 この難聴者用音声伝達装置は、一般に市販されているマイクロフォン、増幅器 およびイヤホンを接続することにより、容易に製作することができる。特に、マ イクロフォンおよびイヤホンは、種々の形態のものが市販されているため、音声 伝達装置の使用目的に応じて、望ましい形態のものを選択して組合せるとよい。 上述の実施例では、マイクロフォンおよびイヤホンは増幅器に接続されているが 、たとえばワイヤレスのマイクロフォンおよびイヤホンが用いられてもよい。
【0014】 また、電源を電池もしくは急速充電できるようにすることにより、装置自体を 小型化および軽量化することができる。たとえば、歯科医院で使用する場合には 、この難聴者用音声伝達装置を歯科ユニットに組込ませることにより、スペース をとらずに使用することもできる。
【0015】 難聴の人は、高い周波数の音よりも低い周波数の音の方が聞こえやすく、一般 に、人の話す声は有線放送等で流れている音楽よりも周波数の低い音であるため 、この難聴用音声伝達装置は、低い周波数の音を強調するように機能させること が望ましい。
【0016】 さらに、この難聴者用音声伝達装置は、歯科医院等の病院での使用に限られる ものではなく、たとえば役所等で、難聴の老人と対話する際にも利用できる。
【図1】本考案による一実施例の構成を示す概略図であ
る。
る。
【図2】本考案による一実施例で用いられる増幅器の詳
細を示す回路図である。
細を示す回路図である。
1 マイクロフォン 2 増幅器 3 イヤホン
Claims (1)
- 【請求項1】 話者の音声を直接難聴者の耳に伝達する
難聴者用音声伝達装置であって、 話者の音声を入力するためのマイクロフォンと、 前記マイクロフォンを介して入力された話者の音声を増
幅する増幅器と、 難聴者の耳にセットされ、かつ前記増幅器に作動的に結
合されて、前記マイクロフォンを介して入力され、かつ
前記増幅器により増幅された話者の音声を直接難聴者の
耳に伝えるイヤホンとを備える、難聴者用音声伝達装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5883792U JPH0623398U (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 難聴者用音声伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5883792U JPH0623398U (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 難聴者用音声伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623398U true JPH0623398U (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=13095771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5883792U Pending JPH0623398U (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 難聴者用音声伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623398U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5729409U (ja) * | 1980-07-29 | 1982-02-16 | ||
JPH0432880U (ja) * | 1990-07-13 | 1992-03-17 |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP5883792U patent/JPH0623398U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5729409U (ja) * | 1980-07-29 | 1982-02-16 | ||
JPH0432880U (ja) * | 1990-07-13 | 1992-03-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19950124 |