JPH0623321Y2 - スキ−靴靴先締具 - Google Patents
スキ−靴靴先締具Info
- Publication number
- JPH0623321Y2 JPH0623321Y2 JP1986038833U JP3883386U JPH0623321Y2 JP H0623321 Y2 JPH0623321 Y2 JP H0623321Y2 JP 1986038833 U JP1986038833 U JP 1986038833U JP 3883386 U JP3883386 U JP 3883386U JP H0623321 Y2 JPH0623321 Y2 JP H0623321Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoe tip
- ski
- shoe
- fastener
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 この考案はスキー靴の靴先締具であって、特に左右にそ
れぞれ別設されていて、スキー靴の側方開放に際して同
時に左右に回動する1対の靴先保持具を備えたものに関
する。
れぞれ別設されていて、スキー靴の側方開放に際して同
時に左右に回動する1対の靴先保持具を備えたものに関
する。
(従来の技術) 上記形式のスキー靴靴先締具は、例えば特開昭56−6
6279により公知である。この発明は、1対の靴先保
持部材はそれぞれ靴先当接面の上方において靴先コバ押
えを有しているが、該靴先コバ押えの押え面は、スキー
靴の靴底平面に対して平行な平面によって形成されてい
る。従って、スキー靴の靴先は、解放時、靴底平面に平
行に左右にのみ回動可能であった。
6279により公知である。この発明は、1対の靴先保
持部材はそれぞれ靴先当接面の上方において靴先コバ押
えを有しているが、該靴先コバ押えの押え面は、スキー
靴の靴底平面に対して平行な平面によって形成されてい
る。従って、スキー靴の靴先は、解放時、靴底平面に平
行に左右にのみ回動可能であった。
(考案が解決しようとする問題点) 上記形式の靴先コバ押えにおいては、スキー靴は靴底に
平行な押え面によって固定的に保持されたままであるた
め、スキーヤーが後方へ転倒した際には、靴底に平行に
側方にのみ解放されるため、上方向には全く解放される
ことはない。したがって、スキーからスキー靴先が常に
安全に離脱しない。この考案は、この問題点の解決を目
的とする。
平行な押え面によって固定的に保持されたままであるた
め、スキーヤーが後方へ転倒した際には、靴底に平行に
側方にのみ解放されるため、上方向には全く解放される
ことはない。したがって、スキーからスキー靴先が常に
安全に離脱しない。この考案は、この問題点の解決を目
的とする。
(問題を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの考案では、左右へ回動す
る1対の靴先保持部材を備え、靴先当接面の上方に設け
られた靴先コバ押えの下面が、それぞれ該コバ押えの外
側端部から中心線側の内側端部に向かい、3°乃至30
°の範囲の角度で上方へ傾斜する傾斜面となったスキー
靴靴先締具とした。
る1対の靴先保持部材を備え、靴先当接面の上方に設け
られた靴先コバ押えの下面が、それぞれ該コバ押えの外
側端部から中心線側の内側端部に向かい、3°乃至30
°の範囲の角度で上方へ傾斜する傾斜面となったスキー
靴靴先締具とした。
また、他の手段としては前記構成の一対の靴先保持部材
の靴先コバ押えの下面が、該靴先コバ押えの外側端部か
らスキー靴靴先締め具の中心線側の内側端部に向かい、
1/15乃至1/3の部分はスキー靴の靴底平面と平行であ
り、残り14/15乃至2/3の部分はスキー靴の靴底平面に対
して3°乃至30°の一定の角度を持って上方へ傾斜する
傾斜面となったスキー靴靴先締具にした。
の靴先コバ押えの下面が、該靴先コバ押えの外側端部か
らスキー靴靴先締め具の中心線側の内側端部に向かい、
1/15乃至1/3の部分はスキー靴の靴底平面と平行であ
り、残り14/15乃至2/3の部分はスキー靴の靴底平面に対
して3°乃至30°の一定の角度を持って上方へ傾斜する
傾斜面となったスキー靴靴先締具にした。
傾斜する角度は、靴先コバ押えの下面に平行面のない傾
斜面のみの場合は、靴先を固定するのが点であることか
ら、靴先に上方向に力が加わった時に靴先コバ押えの左
右への回動がなされ3°以上の傾斜で充分解放される。
斜面のみの場合は、靴先を固定するのが点であることか
ら、靴先に上方向に力が加わった時に靴先コバ押えの左
右への回動がなされ3°以上の傾斜で充分解放される。
又、傾斜の角度が30°以上あると固定が安定しないた
め好ましくない。
め好ましくない。
(実施例1) この考案の1実施例を図面に基づいて説明する。第1図
〜第3図は本実施例の説明図で、第1図は靴先締具の平
面図、第2図は後方からの背面図、第3図は、スキー靴
の靴先に上方向に力が加わることにより、靴先保持部材
がそれぞれ左右に回動し、スキー靴が解放される状態の
説明図である。この考案によるスキー靴靴先締具5は、
スキー靴1の側方開放に際して、同時に左右に回動する
1対の靴先保持部材2が左右にそれぞれ別設されてお
り、該靴先保持部材2は、それぞれ靴先当接面2Aの上
方に靴先コバ押え2Bが設けられている。
〜第3図は本実施例の説明図で、第1図は靴先締具の平
面図、第2図は後方からの背面図、第3図は、スキー靴
の靴先に上方向に力が加わることにより、靴先保持部材
がそれぞれ左右に回動し、スキー靴が解放される状態の
説明図である。この考案によるスキー靴靴先締具5は、
スキー靴1の側方開放に際して、同時に左右に回動する
1対の靴先保持部材2が左右にそれぞれ別設されてお
り、該靴先保持部材2は、それぞれ靴先当接面2Aの上
方に靴先コバ押え2Bが設けられている。
該靴先コバ押え2Bの下面は、該コバ押え2Bの外側端
部3からスキー靴靴先締具の中心線M側の内側端部4に
向かい、15°の角度で上方へ傾斜する傾斜面2Cとし
た。
部3からスキー靴靴先締具の中心線M側の内側端部4に
向かい、15°の角度で上方へ傾斜する傾斜面2Cとし
た。
前記靴先締具は、通常時には、第2図に示すようにスキ
ー靴の靴先がコバ押えの外側端部3で点固定されてい
る。従って、スキーヤーが後方に転倒して、靴先に上向
きに力が加わった場合には、第3図に示すように、その
力により靴先保持部材がそれぞれ左右に回動し、そうす
ることにより、靴先は垂直方向あるいは垂直に近い方向
に解放される。
ー靴の靴先がコバ押えの外側端部3で点固定されてい
る。従って、スキーヤーが後方に転倒して、靴先に上向
きに力が加わった場合には、第3図に示すように、その
力により靴先保持部材がそれぞれ左右に回動し、そうす
ることにより、靴先は垂直方向あるいは垂直に近い方向
に解放される。
(その他の実施例) その他の実施例として、第4図〜第5図に示すように、
実施例1と同様の構成である靴先保持部材2の靴先コバ
押え2Bの下面が、該コバ押え2Bの外側端部3からス
キー靴靴先締具の中心線M側の内側端部4に向かい外側
1/5の部分は靴底平面に対して平行である押え面2Dが
形成されており、その残り内側4/5の部分は角度15°
を持って上方へ傾斜する傾斜面となるようにした。
実施例1と同様の構成である靴先保持部材2の靴先コバ
押え2Bの下面が、該コバ押え2Bの外側端部3からス
キー靴靴先締具の中心線M側の内側端部4に向かい外側
1/5の部分は靴底平面に対して平行である押え面2Dが
形成されており、その残り内側4/5の部分は角度15°
を持って上方へ傾斜する傾斜面となるようにした。
靴底に平行な押え面2Dは、スキー靴靴先をより安定的
に固定するとともに、使用者が後方に転倒した場合、ス
キー靴靴先が傾斜面2Cに沿ってスムーズに移動すると
ともに、靴先保持部材2がそれぞれ左右に回動し、スキ
ー靴先を斜め上方向に開放せしめる。
に固定するとともに、使用者が後方に転倒した場合、ス
キー靴靴先が傾斜面2Cに沿ってスムーズに移動すると
ともに、靴先保持部材2がそれぞれ左右に回動し、スキ
ー靴先を斜め上方向に開放せしめる。
(考案の効果) 本考案は以上のような構成よりなるので、このスキー靴
靴先締具は、スキーヤーが転倒した際に、スキー靴靴先
が靴先保持部材を内側から外側へ回動せしめることによ
り、側方へ開放される。
靴先締具は、スキーヤーが転倒した際に、スキー靴靴先
が靴先保持部材を内側から外側へ回動せしめることによ
り、側方へ開放される。
そして、スキーヤーが後方へ転倒した際には、スキー靴
の靴先が、上方に傾斜した傾斜面に沿って上方に移動す
るとともに、左右の靴先保持部材を同時に内側から外側
へ押し開くように回動せしめることにより、より垂直に
近い上方向への開放が可能となり、後方へ転倒した場合
に生ずる足への負担及び捻じれを最小限に押え、安全に
離脱する効果がある。
の靴先が、上方に傾斜した傾斜面に沿って上方に移動す
るとともに、左右の靴先保持部材を同時に内側から外側
へ押し開くように回動せしめることにより、より垂直に
近い上方向への開放が可能となり、後方へ転倒した場合
に生ずる足への負担及び捻じれを最小限に押え、安全に
離脱する効果がある。
図面は、本考案の実施例を示すもので、第1図は上方か
らの平面図、第2図〜第3図は実施例1を表し、第2図
はスキー靴靴先締具の後方からの背面図、第3図はその
解放時の説明図である。 第4図〜第5図はその他の実施例を表し、第4図はスキ
ー靴先締具の後方からの背面図、第5図はその解放時の
説明図である。 1……スキー靴、2……靴先保持部材、2A……靴先当
接面、2B……靴先コバ押え、2C……押え面、2D…
…押え面、3……外側端部、4……内側端部、5……ス
キー靴靴先締具。
らの平面図、第2図〜第3図は実施例1を表し、第2図
はスキー靴靴先締具の後方からの背面図、第3図はその
解放時の説明図である。 第4図〜第5図はその他の実施例を表し、第4図はスキ
ー靴先締具の後方からの背面図、第5図はその解放時の
説明図である。 1……スキー靴、2……靴先保持部材、2A……靴先当
接面、2B……靴先コバ押え、2C……押え面、2D…
…押え面、3……外側端部、4……内側端部、5……ス
キー靴靴先締具。
Claims (2)
- 【請求項1】左右にそれぞれ別設されていてスキー靴の
側方開放に際して同時に左右へ回動する1対の靴先保持
部材2を備えたスキー靴靴先締具において、前記靴先保
持部材2の靴先当接面2Aの上方に設けられた靴先コバ
押え2Bの下面が、該コバ押え2Bの外側端部3からス
キー靴靴先締具5の中心線側の内側端部4に向かい、3
°乃至30°の範囲の角度で上方へ傾斜する傾斜面2C
となったことを特徴とするスキー靴靴先締具。 - 【請求項2】左右にそれぞれ別設されていてスキー靴の
側方開放に際して同時に左右へ回動する1対の靴先保持
部材2を備えたスキー靴靴先締具において、前記靴先保
持部材2の靴先当接面2Aの上方に設けられた靴先コバ
押え2Bの下面が、該コバ押えの外側端部3からスキー
靴靴先締具5の中心線側の内側端部4に向かい、1/15乃
至1/3の部分はスキー靴の靴底平面と平行であり、14/15
乃至2/3の部分はスキー靴の靴底平面に対して3°乃至
30°の一定の角度を持って上方へ傾斜する傾斜面2C
となったことを特徴とする請求項1記載のスキー靴靴先
締具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986038833U JPH0623321Y2 (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 | スキ−靴靴先締具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986038833U JPH0623321Y2 (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 | スキ−靴靴先締具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62152770U JPS62152770U (ja) | 1987-09-28 |
JPH0623321Y2 true JPH0623321Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=30851449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986038833U Expired - Lifetime JPH0623321Y2 (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 | スキ−靴靴先締具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623321Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-03-17 JP JP1986038833U patent/JPH0623321Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62152770U (ja) | 1987-09-28 |
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