JPH0623312A - オイル塗布装置 - Google Patents
オイル塗布装置Info
- Publication number
- JPH0623312A JPH0623312A JP20605892A JP20605892A JPH0623312A JP H0623312 A JPH0623312 A JP H0623312A JP 20605892 A JP20605892 A JP 20605892A JP 20605892 A JP20605892 A JP 20605892A JP H0623312 A JPH0623312 A JP H0623312A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- holes
- work
- fibers
- application device
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オイルを塗布する孔が多数であっても一度に
均一の量でオイルを塗布可能なオイル塗布装置を提供す
る。 【構成】 ワーク24に設けられている複数の孔26の
内面にオイル12を塗布するためのオイル塗布装置であ
って、上面が開放された箱状に形成され、内部に前記オ
イル12を蓄溜可能なオイル12パンと、該オイル12
パン内に、前記ワーク24に設けられた複数の前記孔2
6にそれぞれ対応して立設されると共に、対応する前記
孔26内へ進入可能な複数の塗布棒28と、繊維で形成
され、一部が前記オイル12内へ浸漬されると共に、前
記塗布棒28の外面を被覆し、前記繊維間の毛細管現象
により前記オイル12を吸い上げ可能な繊維シート32
とを具備する。
均一の量でオイルを塗布可能なオイル塗布装置を提供す
る。 【構成】 ワーク24に設けられている複数の孔26の
内面にオイル12を塗布するためのオイル塗布装置であ
って、上面が開放された箱状に形成され、内部に前記オ
イル12を蓄溜可能なオイル12パンと、該オイル12
パン内に、前記ワーク24に設けられた複数の前記孔2
6にそれぞれ対応して立設されると共に、対応する前記
孔26内へ進入可能な複数の塗布棒28と、繊維で形成
され、一部が前記オイル12内へ浸漬されると共に、前
記塗布棒28の外面を被覆し、前記繊維間の毛細管現象
により前記オイル12を吸い上げ可能な繊維シート32
とを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオイル塗布装置に関し、
一層詳細にはワークに設けられている複数の孔の内面に
オイルを塗布するためのオイル塗布装置に関する。
一層詳細にはワークに設けられている複数の孔の内面に
オイルを塗布するためのオイル塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示すようなワーク100に
穿設されている孔102、102の内壁面にオイルを塗
布する場合、作業員が刷毛で孔102、102の1個1
個の内壁面にオイルを塗布したり、注射器のような器具
で孔102、102の1個1個の内壁面にオイルを吹き
つけて塗布していた。
穿設されている孔102、102の内壁面にオイルを塗
布する場合、作業員が刷毛で孔102、102の1個1
個の内壁面にオイルを塗布したり、注射器のような器具
で孔102、102の1個1個の内壁面にオイルを吹き
つけて塗布していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のオイル塗布方法には次のような課題がある。作業
員が、刷毛で孔の内壁面にオイルを塗布する方法にし
ろ、注射器のような器具で孔の内壁面にオイルを吹きつ
け、塗布する方法にしろ孔1個1個について塗布作業を
行わねばならない。例えばワードプロセッサのキーボー
ドカバーの場合、孔の数は60個程有り、作業員は1枚
のキーボードカバーにつき60回ものオイル塗布作業を
行わねばならない。そのため、作業能率が悪く、生産性
向上の妨げになっている。また、作業員が刷毛や器具を
用いてオイルを塗布する場合、塗布されるオイルの量が
孔によってばらつきが生じ、オイル塗布量が過多であっ
たり、過少であったりする。オイル塗布量が過多である
と液垂れが起き、またオイルの消費量も多くなる。一
方、オイル塗布量が過少であると、完成品において当該
孔での摩耗が大きくなる。さらに、孔の数があまりにも
多いとオイルを塗布するのを忘れてしまう場合もあり、
その場合は摩耗がさらに著しくなるという課題がある。
従って、本発明はオイルを塗布する孔が多数であっても
一度に均一の量でオイルを塗布可能なオイル塗布装置を
提供することを目的とする。
従来のオイル塗布方法には次のような課題がある。作業
員が、刷毛で孔の内壁面にオイルを塗布する方法にし
ろ、注射器のような器具で孔の内壁面にオイルを吹きつ
け、塗布する方法にしろ孔1個1個について塗布作業を
行わねばならない。例えばワードプロセッサのキーボー
ドカバーの場合、孔の数は60個程有り、作業員は1枚
のキーボードカバーにつき60回ものオイル塗布作業を
行わねばならない。そのため、作業能率が悪く、生産性
向上の妨げになっている。また、作業員が刷毛や器具を
用いてオイルを塗布する場合、塗布されるオイルの量が
孔によってばらつきが生じ、オイル塗布量が過多であっ
たり、過少であったりする。オイル塗布量が過多である
と液垂れが起き、またオイルの消費量も多くなる。一
方、オイル塗布量が過少であると、完成品において当該
孔での摩耗が大きくなる。さらに、孔の数があまりにも
多いとオイルを塗布するのを忘れてしまう場合もあり、
その場合は摩耗がさらに著しくなるという課題がある。
従って、本発明はオイルを塗布する孔が多数であっても
一度に均一の量でオイルを塗布可能なオイル塗布装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。第1の構成は、ワーク
に設けられている複数の孔の内面にオイルを塗布するた
めのオイル塗布装置であって、上面が開放された箱状に
形成され、内部に前記オイルを蓄溜可能なオイルパン
と、該オイルパン内に、前記ワークに設けられた複数の
前記孔にそれぞれ対応して立設されると共に、対応する
前記孔内へ進入可能な複数の塗布棒と、繊維で形成さ
れ、一部が前記オイル内へ浸漬されると共に、前記塗布
棒の外面を被覆し、前記繊維間の毛細管現象により前記
オイルを吸い上げ可能な繊維シートとを具備することを
特徴とする。また、第2の構成は、ワークに設けられて
いる複数の孔の内面にオイルを塗布するためのオイル塗
布装置であって、上面が開放された箱状に形成され、内
部に前記オイルを蓄溜可能なオイルパンと、繊維で形成
され、前記ワークに設けられた複数の前記孔にそれぞれ
対応すると共に、対応する前記孔内へ進入可能に前記オ
イルパン内に設けられ、一端部が前記オイル内へ浸漬さ
れると前記繊維間の毛細管現象により前記オイルを吸い
上げ可能な複数の塗布棒とを具備することを特徴とす
る。
め、本発明は次の構成を備える。第1の構成は、ワーク
に設けられている複数の孔の内面にオイルを塗布するた
めのオイル塗布装置であって、上面が開放された箱状に
形成され、内部に前記オイルを蓄溜可能なオイルパン
と、該オイルパン内に、前記ワークに設けられた複数の
前記孔にそれぞれ対応して立設されると共に、対応する
前記孔内へ進入可能な複数の塗布棒と、繊維で形成さ
れ、一部が前記オイル内へ浸漬されると共に、前記塗布
棒の外面を被覆し、前記繊維間の毛細管現象により前記
オイルを吸い上げ可能な繊維シートとを具備することを
特徴とする。また、第2の構成は、ワークに設けられて
いる複数の孔の内面にオイルを塗布するためのオイル塗
布装置であって、上面が開放された箱状に形成され、内
部に前記オイルを蓄溜可能なオイルパンと、繊維で形成
され、前記ワークに設けられた複数の前記孔にそれぞれ
対応すると共に、対応する前記孔内へ進入可能に前記オ
イルパン内に設けられ、一端部が前記オイル内へ浸漬さ
れると前記繊維間の毛細管現象により前記オイルを吸い
上げ可能な複数の塗布棒とを具備することを特徴とす
る。
【0005】
【作用】作用について説明する。第1の構成において、
繊維で形成され、一部がオイル内へ浸漬されると繊維間
の毛細管現象によりオイルを吸い上げ可能な繊維シート
を、オイルパン内に、ワークに設けられた複数の孔にそ
れぞれ対応して立設されると共に、対応する孔内へ進入
可能な複数の塗布棒へ被覆している。そこで、ワークの
各孔を各塗布棒に対応させ、塗布棒を孔内へ進入させ
る。その際、繊維シートにはオイルが均一に吸い上げら
れているため、同時に各孔の内壁面に均一量のオイルを
塗布可能となる。第2の構成においては、塗布棒は、繊
維で形成され、ワークに設けられた複数の孔にそれぞれ
対応すると共に、対応する孔内へ進入可能にオイルパン
内に設けられ、一端部がオイル内へ浸漬されると繊維間
の毛細管現象によりオイルを吸い上げ可能である。そこ
で、ワークの各孔を各塗布棒に対応させ、塗布棒を孔内
へ進入させる。その際、塗布棒にはオイルが均一に吸い
上げられているため、同時に各孔の内壁面に均一量のオ
イルを塗布可能となる。
繊維で形成され、一部がオイル内へ浸漬されると繊維間
の毛細管現象によりオイルを吸い上げ可能な繊維シート
を、オイルパン内に、ワークに設けられた複数の孔にそ
れぞれ対応して立設されると共に、対応する孔内へ進入
可能な複数の塗布棒へ被覆している。そこで、ワークの
各孔を各塗布棒に対応させ、塗布棒を孔内へ進入させ
る。その際、繊維シートにはオイルが均一に吸い上げら
れているため、同時に各孔の内壁面に均一量のオイルを
塗布可能となる。第2の構成においては、塗布棒は、繊
維で形成され、ワークに設けられた複数の孔にそれぞれ
対応すると共に、対応する孔内へ進入可能にオイルパン
内に設けられ、一端部がオイル内へ浸漬されると繊維間
の毛細管現象によりオイルを吸い上げ可能である。そこ
で、ワークの各孔を各塗布棒に対応させ、塗布棒を孔内
へ進入させる。その際、塗布棒にはオイルが均一に吸い
上げられているため、同時に各孔の内壁面に均一量のオ
イルを塗布可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。なお、本実施例においてはワークの
一例として、ワードプロッセッサのキーボードカバーに
穿設され、キートップが上下動する孔の内周面にオイル
を塗布するためのオイル塗布装置を例に挙げて説明す
る。図1において、10はオイルパンであり、上面が開
放された箱状に形成されている。オイルパン10の、内
部にはオイル12が蓄溜されている。14は保持部であ
り、後述する複数の塗布棒をオイルパン10内で保持し
ている。保持部14は、メインプレート16、上部ハウ
ジング18、および押さえプレート20から成り、ボル
ト22を介して一体に組付けられている。ワーク24の
孔26、26の内周面にオイル12を塗布する際には、
ワーク24は保持部14へ所定の位置関係で冠着可能に
なっている。
面と共に詳述する。なお、本実施例においてはワークの
一例として、ワードプロッセッサのキーボードカバーに
穿設され、キートップが上下動する孔の内周面にオイル
を塗布するためのオイル塗布装置を例に挙げて説明す
る。図1において、10はオイルパンであり、上面が開
放された箱状に形成されている。オイルパン10の、内
部にはオイル12が蓄溜されている。14は保持部であ
り、後述する複数の塗布棒をオイルパン10内で保持し
ている。保持部14は、メインプレート16、上部ハウ
ジング18、および押さえプレート20から成り、ボル
ト22を介して一体に組付けられている。ワーク24の
孔26、26の内周面にオイル12を塗布する際には、
ワーク24は保持部14へ所定の位置関係で冠着可能に
なっている。
【0007】28、28は塗布棒であり、金属で形成さ
れている。塗布棒28、28は保持部14のメインプレ
ート16と上部ハウジング18に形成されている嵌合孔
30、30にそれぞれ嵌合することにより立設されてい
る。塗布棒28、28の立設位置は、ワーク24に設け
られた多数の孔26、26にそれぞれ対応している。塗
布棒28、28は、ワーク24が保持部14へ冠着され
た際には、対応するワーク24の孔26、26内へ遊挿
可能なサイズに形成されている。32は繊維シートであ
り、例えばフェルト製のシートである。繊維シート32
は、繊維でシート状に形成され、保持部14のメインプ
レート16と押さえプレート20との間で挟着されてい
る。また、繊維シート32は塗布棒28、28の外面を
被覆している。繊維シート32を挟着している保持部1
4のメインプレート16と押さえプレート20の部分の
高さ位置は、常時オイル12の油面以下にしておくこと
が望ましい。繊維シート32の挟着された裾部分がオイ
ル12内へ浸漬されているため、繊維シート32を形成
している繊維間におけるの毛細管現象によりオイル12
は吸い上げられ、塗布棒28、28の外面を被覆してい
る繊維シート32の部分にもオイル12が含浸された状
態になっている。
れている。塗布棒28、28は保持部14のメインプレ
ート16と上部ハウジング18に形成されている嵌合孔
30、30にそれぞれ嵌合することにより立設されてい
る。塗布棒28、28の立設位置は、ワーク24に設け
られた多数の孔26、26にそれぞれ対応している。塗
布棒28、28は、ワーク24が保持部14へ冠着され
た際には、対応するワーク24の孔26、26内へ遊挿
可能なサイズに形成されている。32は繊維シートであ
り、例えばフェルト製のシートである。繊維シート32
は、繊維でシート状に形成され、保持部14のメインプ
レート16と押さえプレート20との間で挟着されてい
る。また、繊維シート32は塗布棒28、28の外面を
被覆している。繊維シート32を挟着している保持部1
4のメインプレート16と押さえプレート20の部分の
高さ位置は、常時オイル12の油面以下にしておくこと
が望ましい。繊維シート32の挟着された裾部分がオイ
ル12内へ浸漬されているため、繊維シート32を形成
している繊維間におけるの毛細管現象によりオイル12
は吸い上げられ、塗布棒28、28の外面を被覆してい
る繊維シート32の部分にもオイル12が含浸された状
態になっている。
【0008】上記の構成において、ワーク24の孔2
6、26内周面にオイル12を塗布すべく、ワーク24
を保持部14へ冠着させると、多数の塗布棒28、28
はそれぞれ対応する孔26、26内へ同時に進入する。
塗布棒28、28は繊維シート32で被覆されているの
で、外径は塗布棒28、28の外径より繊維シート32
の厚み分の2倍大きくなっており、繊維シート32で被
覆された塗布棒28、28とワーク24の孔26、26
の内周面が全周に亘り接触する。その時、繊維シート3
2には既にオイル12が含浸されているため、繊維シー
ト32とワーク24の孔26、26の内周面との接触に
より、当該内周面にオイル12が塗布される。この塗布
は多数の全ての孔26、26について同時に、かつオイ
ル12の量も略同一に行うことが可能となる。
6、26内周面にオイル12を塗布すべく、ワーク24
を保持部14へ冠着させると、多数の塗布棒28、28
はそれぞれ対応する孔26、26内へ同時に進入する。
塗布棒28、28は繊維シート32で被覆されているの
で、外径は塗布棒28、28の外径より繊維シート32
の厚み分の2倍大きくなっており、繊維シート32で被
覆された塗布棒28、28とワーク24の孔26、26
の内周面が全周に亘り接触する。その時、繊維シート3
2には既にオイル12が含浸されているため、繊維シー
ト32とワーク24の孔26、26の内周面との接触に
より、当該内周面にオイル12が塗布される。この塗布
は多数の全ての孔26、26について同時に、かつオイ
ル12の量も略同一に行うことが可能となる。
【0009】上記の実施例において、塗布棒28、28
は金属で形成され、繊維で形成された繊維シート32で
被覆されていた。しかし、塗布棒28、28そのものを
繊維材料で形成すれば、さらに簡単な構造にすることが
できる。すなわち、前述と同様のオイルパン10を設
け、塗布棒28、28は繊維材料(例えばフェルト)で
形成され、ワーク24に設けられた多数の孔26、26
にそれぞれ対応すると共に、対応する孔26、26内へ
進入可能にオイルパン10内に配設すればよい。この塗
布棒28、28の下端部がオイル12内へ浸漬されてい
ると、塗布棒28、28を形成している繊維間の毛細管
現象により、塗布棒28、28にオイル12を吸い上
げ、含浸させることができる。このオイル12の含浸に
より塗布棒28、28の外面でオイル12をワーク24
の孔26、26の内周面に塗布することができる。その
際、図1の実施例と同様、塗布棒28、28とワーク2
4の孔26、26の内周面との接触により、当該内周面
にオイル12が塗布される。この塗布も多数の全ての孔
26、26について同時に、かつオイル12の量も略同
一に行うことが可能となる。
は金属で形成され、繊維で形成された繊維シート32で
被覆されていた。しかし、塗布棒28、28そのものを
繊維材料で形成すれば、さらに簡単な構造にすることが
できる。すなわち、前述と同様のオイルパン10を設
け、塗布棒28、28は繊維材料(例えばフェルト)で
形成され、ワーク24に設けられた多数の孔26、26
にそれぞれ対応すると共に、対応する孔26、26内へ
進入可能にオイルパン10内に配設すればよい。この塗
布棒28、28の下端部がオイル12内へ浸漬されてい
ると、塗布棒28、28を形成している繊維間の毛細管
現象により、塗布棒28、28にオイル12を吸い上
げ、含浸させることができる。このオイル12の含浸に
より塗布棒28、28の外面でオイル12をワーク24
の孔26、26の内周面に塗布することができる。その
際、図1の実施例と同様、塗布棒28、28とワーク2
4の孔26、26の内周面との接触により、当該内周面
にオイル12が塗布される。この塗布も多数の全ての孔
26、26について同時に、かつオイル12の量も略同
一に行うことが可能となる。
【0010】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるので
はなく、例えばワークに穿設されている孔は貫通孔に限
らず、天井が形成されている孔であってもよい等、発明
の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはも
ちろんである。
述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるので
はなく、例えばワークに穿設されている孔は貫通孔に限
らず、天井が形成されている孔であってもよい等、発明
の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはも
ちろんである。
【0011】
【発明の効果】本発明に係るオイル塗布装置を用いる
と、請求項1の構成では、繊維で形成され、一部がオイ
ル内へ浸漬されると繊維間の毛細管現象によりオイルを
吸い上げ可能な繊維シートを、オイルパン内に、ワーク
に設けられた複数の孔にそれぞれ対応して立設されると
共に、対応する孔内へ進入可能な複数の塗布棒へ被覆し
ている。そこで、ワークの各孔を各塗布棒に対応させ、
塗布棒を孔内へ進入させる。その際、繊維シートにはオ
イルが均一に吸い上げられているため、同時に各孔の内
壁面に均一量のオイルを塗布可能となる。一方請求項2
の構成においては、塗布棒は、繊維で形成され、ワーク
に設けられた複数の孔にそれぞれ対応すると共に、対応
する孔内へ進入可能にオイルパン内に設けられ、一端部
がオイル内へ浸漬されると繊維間の毛細管現象によりオ
イルを吸い上げ可能である。そこで、ワークの各孔を各
塗布棒に対応させ、塗布棒を孔内へ進入させる。その
際、塗布棒にはオイルが均一に吸い上げられているた
め、同時に各孔の内壁面に均一量のオイルを塗布可能と
なるので、作業時間を大幅に短縮でき、生産性の向上に
寄与することができる。また、各孔について均一量のオ
イル塗布が可能となるので、完成品における摩耗の問題
も解決できると共に、オイル消費量も節減できる等の著
効を奏する。
と、請求項1の構成では、繊維で形成され、一部がオイ
ル内へ浸漬されると繊維間の毛細管現象によりオイルを
吸い上げ可能な繊維シートを、オイルパン内に、ワーク
に設けられた複数の孔にそれぞれ対応して立設されると
共に、対応する孔内へ進入可能な複数の塗布棒へ被覆し
ている。そこで、ワークの各孔を各塗布棒に対応させ、
塗布棒を孔内へ進入させる。その際、繊維シートにはオ
イルが均一に吸い上げられているため、同時に各孔の内
壁面に均一量のオイルを塗布可能となる。一方請求項2
の構成においては、塗布棒は、繊維で形成され、ワーク
に設けられた複数の孔にそれぞれ対応すると共に、対応
する孔内へ進入可能にオイルパン内に設けられ、一端部
がオイル内へ浸漬されると繊維間の毛細管現象によりオ
イルを吸い上げ可能である。そこで、ワークの各孔を各
塗布棒に対応させ、塗布棒を孔内へ進入させる。その
際、塗布棒にはオイルが均一に吸い上げられているた
め、同時に各孔の内壁面に均一量のオイルを塗布可能と
なるので、作業時間を大幅に短縮でき、生産性の向上に
寄与することができる。また、各孔について均一量のオ
イル塗布が可能となるので、完成品における摩耗の問題
も解決できると共に、オイル消費量も節減できる等の著
効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオイル塗布装置の実施例を示した
部分正面断面図。
部分正面断面図。
【図2】ワークの部分正面断面図。
10 オイルパン 12 オイル 14 保持部 24 ワーク 26 孔 28 塗布棒 32 繊維シート
Claims (2)
- 【請求項1】 ワークに設けられている複数の孔の内面
にオイルを塗布するためのオイル塗布装置であって、 上面が開放された箱状に形成され、内部に前記オイルを
蓄溜可能なオイルパンと、 該オイルパン内に、前記ワークに設けられた複数の前記
孔にそれぞれ対応して立設されると共に、対応する前記
孔内へ進入可能な複数の塗布棒と、 繊維で形成され、一部が前記オイル内へ浸漬されると共
に、前記塗布棒の外面を被覆し、前記繊維間の毛細管現
象により前記オイルを吸い上げ可能な繊維シートとを具
備することを特徴とするオイル塗布装置。 - 【請求項2】 ワークに設けられている複数の孔の内面
にオイルを塗布するためのオイル塗布装置であって、 上面が開放された箱状に形成され、内部に前記オイルを
蓄溜可能なオイルパンと、 繊維で形成され、前記ワークに設けられた複数の前記孔
にそれぞれ対応すると共に、対応する前記孔内へ進入可
能に前記オイルパン内に設けられ、一端部が前記オイル
内へ浸漬されると前記繊維間の毛細管現象により前記オ
イルを吸い上げ可能な複数の塗布棒とを具備することを
特徴とするオイル塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20605892A JPH0623312A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | オイル塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20605892A JPH0623312A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | オイル塗布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623312A true JPH0623312A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16517166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20605892A Pending JPH0623312A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | オイル塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623312A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5118509A (en) * | 1987-03-09 | 1992-06-02 | Alza Corporation | Inducing skin tolerance to a sensitizing drug |
CN111545413A (zh) * | 2020-05-30 | 2020-08-18 | 东科克诺尔商用车制动技术有限公司 | 虹吸注油装配方法 |
CN111571780A (zh) * | 2020-06-03 | 2020-08-25 | 迎福智能装备(烟台)有限公司 | 一种环保高效的多方位刷油机 |
KR20220018901A (ko) * | 2020-08-07 | 2022-02-15 | 페가트론 코포레이션 | 코팅 장치 |
-
1992
- 1992-07-08 JP JP20605892A patent/JPH0623312A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5118509A (en) * | 1987-03-09 | 1992-06-02 | Alza Corporation | Inducing skin tolerance to a sensitizing drug |
CN111545413A (zh) * | 2020-05-30 | 2020-08-18 | 东科克诺尔商用车制动技术有限公司 | 虹吸注油装配方法 |
CN111571780A (zh) * | 2020-06-03 | 2020-08-25 | 迎福智能装备(烟台)有限公司 | 一种环保高效的多方位刷油机 |
KR20220018901A (ko) * | 2020-08-07 | 2022-02-15 | 페가트론 코포레이션 | 코팅 장치 |
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